JP2000131822A - 位相シフトマスク - Google Patents
位相シフトマスクInfo
- Publication number
- JP2000131822A JP2000131822A JP30364598A JP30364598A JP2000131822A JP 2000131822 A JP2000131822 A JP 2000131822A JP 30364598 A JP30364598 A JP 30364598A JP 30364598 A JP30364598 A JP 30364598A JP 2000131822 A JP2000131822 A JP 2000131822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- shift mask
- phase shift
- light
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
形を補正する機能を備え、照明条件を変更することなく
適正なパターンの露光を可能にする。 【解決手段】 光を透過する透明基板11と、透明基板
11上に形成されたハーフトーン膜12と、ハーフトー
ン膜12に開口されたホールパターン1(1a,1b)
と、ホールパターン1に近接する位置のハーフトーン膜
12上に形成された遮光膜13とを備え、遮光膜13は
ホールパターン1が露光されたときに露光パターンが短
縮される方向に沿った位置に配設される。ホールパター
ン1に沿って設けられた遮光膜13によって、ハーフト
ーン膜12に設けられたホールパターン1における光強
度分布の偏りが補正され、当該パターンにおける均等な
光強度分布が得られ、照明条件を変更しなくとも適正な
パターンの露光が実現される。
Description
いられる位相シフトマスクに関し、特にパターン変形を
補正する機能を有する位相シフトマスクに関する。
シフトマスクが開発されている。位相シフトマスクとは
透過型マスクの透過光(X線等の反射型マスクでは反射
光)の位相を部分的に180度変化させ、位相がされな
い光と180度位相が変化された光の干渉によりパター
ンに寄与しない光を相殺し、パターンに寄与する光の結
像面での強度分布を急峻にするものである。位相シフト
マスクは各種方式があるが、そのほとんどは特殊なマス
ク設計が必要であり、かつマスク製造にもまだ課題が残
され実用化には至っていない。しかし、ハーフトーン
(減衰)方式と呼ばれる位相シフトマスクは、これら設
計および作製上の問題がほぼ解決され、徐々に半導体製
造に使用されるようになってきた。このハーフトーン方
式位相シフトマスク(以下、ハーフトーンマスクと略
す)とは、マスク上の本来完全遮光領域であ部分に若干
の透過光を生じさせ、かつその透過光に周辺の透明領域
の光と180度の位相差を生じさせた位相シフトマスク
である。
示しており、同図(a)は平面図、同図(b)は縦断面
図である。石英の透明基板11上に酸化窒化モリブデン
シリサイド(MoSiON)や酸化窒化クロム(CrO
N)等の半透明膜を成膜し、かつその膜厚を所定の膜厚
に設定することで当該半透明膜を透過した透過光の位相
差を180度に合わせている。なお、この半透明でかつ
透過光に180度の位相差を生じさせる膜をハーフトー
ン膜12と呼ぶ。なお、位相差を180度とするために
はハーフトーン膜12の膜厚tを以下の値に設定する必
要がある。t=λ/(2x(n−1))ここで、λは露
光光の波長、nは露光光に対するハーフトーン膜12の
屈折率である。また、ハーフトーン膜12の透過率は4
〜20%程度が一般的であるが、これは適用するパター
ンおよび露光条件(露光装置の開口数NAおよびコヒー
レントファクターσ等)により最適値が異なる。
は露光パターンを形成するためのパターン、ここではホ
ールパターン1が開口されるとともに、このホールパタ
ーン1を包囲する周辺領域には遮光膜13が配設されて
いる。この遮光膜13はハーフトーン膜12と選択的に
エッチングできることが必要である。たとえはハーフト
ーン膜12に酸化窒化モリブデンシリサイドを用いた場
合には遮光膜13の材料としてはクロム(正確には酸化
クロムとクロムの2層)が用いられていた。クロムはウ
エットエッチング(硝酸第2セリウムアンモニュウム)
により酸化窒化モリブデンシリサイドに影響を与えずに
除去できる。なお、この遮光膜13は露光装置が半導体
基板(以下、ウエハと呼ぶ)上にマスクパターンを転写
する際に、隣接露光領域にまで不要な光が漏れるのを防
止するために配置されている。この遮光膜13が無い場
合には、露光領域の境界でハーフトーン膜12の透過光
が照射され、その部分の感光性樹脂(以下、レジストと
呼ぶ)が現像されたり、レジストパターンの寸法が変化
するなどの問題が生じる。
に、解像度および焦点深度は向上するものの、露光する
パターンに変形が生じることが報告されている。例え
ば、第45回応用物理関連連合後援会、講演予稿集N
o.2、733ページ、講演番号30p−YL−2、内
山氏ら、「ハーフトーン位相シフト法と変形照明法の組
み合わせによるコンタクトホールパターン形成の検討
(1)」、1998年3月30日。このため、ハーフト
ーンマスクを用いて半導体装置のコンタクトホールやス
ルーホール等を開口するためのホールパターンを形成す
る場合に、前記したようなハーフトーンマスクによって
ホールパターンに変形あるいは位置のずれが生じると、
ホールにおける接触面積の低下による接続抵抗の上昇だ
けでなく、ホールパターンが他の工程で形成したパター
ンに接触し半導体素子の機能を破壊するおそれもある。
例えば、RAMの容量コンタクトホールパターンはビッ
ト線あるいはワード線の間にこれらの線に接触しないよ
うに形成される必要があり、重ね合わせの許容範囲は半
導体素子の設計ルールの1/4程度が要求されている。
すなわち、0.2μmルールのDRAMでは50nm程
度の重ね合わせずれしか許容されず、これは露光装置の
ステージ精度とほぼ同じ値であり、ホールパターンの変
形および位置ずれが少しでも生じると問題となることが
予想される。
使用時の変形を、照明条件により補正する方法が提案さ
れている。例えば、縦方向に密で横方向に粗なホールパ
ターンでは、小σ照明条件では縦長に変形し、反対に輪
帯照明や4点照明等の斜入射照明条件下では横長に変形
する性質がある。そこで、パターンのレイアウトに対し
て照明条件を最適化(有効光源の形の最適化)を行え
ば、ホールパターンの変形をなくすことができる。な
お、露光装置の照明条件は、フライアイレンズで形成さ
れる有効光源の形状を、絞りあるいはフィルターで変化
させることで変更している。一版に、孤立パターンおよ
び位相シフトマスクの焦点深度を拡大するために、小σ
照明条件と呼ばれる有効光源を小さく絞った照明条件が
用いられる。その反対に、周期パターンの焦点深度拡大
には斜入斜照明と呼ばれる、有効光源の中央を遮光した
照明が用いられる。図9に斜入射照明の1つである4点
照明の有効光源を示す。この4点照明では4つの各光源
の大きさ(σ2)と各光源の中央からの位置(σ1)を
変化させることにより露光特性が変化する。
来の技術のように、照明条件の変更を伴う技術では、パ
ターンの変形と同時に投影レンズの収差(ディストーシ
ョン、コマ、球面、非点収差等)を変化させてしまう。
そのため、重ね合わせ精度および寸法精度等を考慮する
と、露光装置で特定の照明条件が使用できない場合が生
じることが多く、前記したようなホールパターンを必ず
しも工程に露光することができないという問題が生じて
いる。このため、露光装置照明条件(レンズ特性が保証
された照明条件)を変更せずにパターンの変形を補正す
る方法が望まれていた。
る機能を備え、照明条件を変更することなく適正なパタ
ーンの露光を可能にした位相シフトマスクを提供するこ
とにある。
クは、光を透過又は反射する基板と、前記基板上に形成
されたハーフトーン膜と、前記ハーフトーン膜に開口さ
れたパターンと、前記パターンに近接する位置の前記ハ
ーフトーン膜上に形成された遮光膜とを備え、前記遮光
膜は前記パターンが露光されたときに露光パターンが短
縮される方向に沿った位置に配設されていることを特徴
とする。ここで、前記位相シフトマスクは輪帯照明又は
4点照明等の斜入射照明条件下で露光が行われ、前記位
相シフトマスクには前記パターンが一方向に沿って近接
配置された複数のパターンとして構成され、前記遮光膜
は前記一方向に沿った前記パターンの少なくとも一方の
側に配設されている。あるいは、前記位相シフトマスク
は小σ照明条件下で露光が行われ、前記位相シフトマス
クには前記パターンが一方向に沿って近接配置された複
数のパターンとして構成され、前記遮光膜は前記一方向
と直交する方向の前記パターンの少なくとも一方の側に
配設されている。
れた遮光膜によって、ハーフトーン膜に設けられたパタ
ーンにおける光強度分布の偏りが補正され、当該パター
ンにおける均等な光強度分布が得られる。これにより、
光強度分布の偏りによる露光パターンの変形が補正さ
れ、照明条件を変更しなくとも適正なパターンの露光が
実現できる。
参照して説明する。図1は本発明の位相シフトマスクの
第1の実施形態を示しており、図1(a)は平面図、図
1(b)はその縦断面図である。この実施形態は、ウェ
ハ上に0.2μm□の2つのホールを形成するためのマ
スクとして構成した例であり、石英からなる透明基板1
1上にハーフトーン膜12が成膜されている。前記ハー
フトーン膜12は、透過率は6%、位相差180度とな
る膜厚に形成されており、前記ホールを露光するための
ホールパターンとして、マスクバイアス0.04μmを
付加した0.24μm□のホールに対応して1.2μm
□の開口寸法の一対のホールパターン1(1a,1b)
が一方向(図示左右方向)に沿って比較的に近接した間
隔で開口されている。さらに、前記ハーフトーン膜12
の上にはクロム(膜厚100nm)からなる遮光膜13
(13a,13b)が成膜されており、前記遮光膜13
a,13bはそれぞれその一辺が前記ホールパターン1
a,1bの左辺、右辺にそれぞれ沿うように形成されて
いる。なお、前記遮光膜13の平面寸法は、長さL=
1.2μm、幅W=1.0μmとなっている。
を図2を参照して説明する。図2は主要なマスク製造工
程を示している。まず、図2(a)に示すように合成石
英の透明基板11上に、酸化窒化モリブデンシリサイド
のハーフトーン膜12およびクロムの遮光膜13を成膜
したマスク基板を作製する。前記ハーフトーン膜12を
構成する酸化窒化モリブデンシリサイドは、後述するよ
うに露光装置で用いられる光、すなわちKrFエキシマ
レーザー光(波長λ=248nm)に対して屈折率nは
2.1である。そこで、前記ハーフトーン膜12の膜厚
tは、前記した式から、 t=λ/(2×(n−1))=248/(2×(2.1
−1))=113nm に設定される。これにより、前記ハーフトーン膜12を
透過する光と透過しない光との間に180度の位相差を
生じさせる。また、前記遮光膜13の膜厚は50nmで
あり、この膜厚では透過率は0.1%以下となり、前記
ハーフトーン膜12を透過する6%の光を完全に遮光す
ることができる。
4を塗布し、電子線描画装置を用いてマスクパターンの
描画を行う。ここでは、ホールパターン等の透明領域と
なる部分のパターンが描画される。そして、図2(c)
に示すように、前記レジスト14のホールパターン領域
に窓を開口した後、前記レジスト14をマスクにしてド
ライエッチングにより前記遮光膜13およびハーフトー
ン膜12を選択的に除去する。なお、前記遮光膜13の
エッチングには塩素を含むガス(Cl2 等)が用いら
れ、前記ハーフトーン膜12のエッチングにはフッ素を
含むガス(CF3等)を用いる。これにより、前記遮光
膜13とハーフトーン膜12にはそれぞれホールパター
ン1a,1bが開口される。
ジスト14を剥離し、再びレジスト15を塗布した後
に、前記と同様に電子線描画装置を用いて遮光領域のパ
ターンを描画する。そして、図2(e)に示すように、
レジスト15をパターン形成した後、前記レジスト15
をマスクとしてウエットエッチング(硝酸第2セリウム
アンモニュウム水溶液)により、選択的に遮光膜13を
除去する。その後、図2(f)に示すように、前記レジ
スト15を剥離すると、図1に示した位相シフトマスク
が製造される。
ェハに対してホールパターンの露光を行うが、この実施
形態では、その際の露光装置として、縮小率1/5、N
A=0.55、4点輪帯照明(中央より45度方向にσ
1=0.6の位置に、大きさσ2=0.2の4箇所の有
効光源)のKrFエキシマレーザー露光装置を用いる。
このため、ウェハ上には、0.2μm□のホールのパタ
ーンが露光されることになる。そして、このウェハ上で
の図1(a)のAA線に沿うホールパターン1aでの露
光の相対光強度を測定するとともに、その際に遮光膜1
3の幅Wを変化させた時の光強度分布を図3に示す。同
図においてx軸は結像面上の位置であり、x=0nmに
はホールパターン1aの中央を位置させている。よっ
て、ウエハ上で形成したいホールパターンのエッジはX
=±100nm(±0.1μm)に位置している。ま
た、y軸は相対光強度と呼ばれ、パターンが存在しない
十分に広い領域の光強度を1として規格値化した値であ
る。
(W=0μm)、ホールパターン1aの右側に比べ左側
の光強度が低くなり、パターンが全体として右側にずれ
ている。そして、遮光膜13の幅Wを大きくするにつ
れ、パターン左側の光強度が次第に高くなり、W=0.
15μm以上でパターン左右のエッジ部分(X=−10
0nmと+100nm)の光強度は等しくなる。この光
強度分布よりレジストパターンを予測する方法として、
一般にエキスポージャー・スレッシュホルドモデルとい
う簡便なレジスト現像モデルがある。これは光強分布に
おいて、ある強度以上の部分が現像により除去され、そ
れ以下の部分は現像しても溶けないと仮定するモデルで
ある。そして、図4に、図3の光強度分布よりエキスポ
ージャー・スレッシュホルドモデルを用いて求めたレジ
ストパターンのずれ量(ホールパターンのセンター位置
のずれ)と遮光膜13の幅Wの関係を示す。遮光膜13
の幅W=0μmでは10nmのX方向位置ずれが生じる
が、0.15μm以上のWでは位置ずれ量は1nm程度
に抑えられている。なお、ホールパターン1bについて
は、ホールパターン1aと左右が反対向きの特性が得ら
れる。
ルパターンの一辺に沿って配設することで、遮光膜が存
在する側の相対光強度を対向する辺側の相対光強度に対
して増加することが可能となり、ホールパターンの互い
に対向する辺での光強度を等しいものにすることが可能
となる。したがって、適正な露光量での露光を行えば、
ホールパターンの対向する辺での露光状態を均等化で
き、前記したような露光装置照明条件に伴うパターン変
形を補正することができる。因みに、この例の場合に
は、横方向に密で縦方向に粗なホールパターンであるた
め、露光装置の4点照明の斜入射照明条件下では横寸法
が短く変形するおそれがあるが、前記遮光膜13が存在
することによって横寸法を長い方向に補正でき、変形の
ないホールパターンの露光が可能となる。これにより、
露光装置照明条件(レンズ特性が保証された照明条件)
を変更せずにパターンの変形を補正することが実現でき
る。
面を用いて説明する。ここでは、NA=0.6のKrF
エキシマレーザー露光装置で用いるハーフトーンマスク
として説明し、異なる2照明条件の場合を示している。
照明条件は4点照明(σ1=0.6,σ2=0.2)と
小σ照明(σ=0.3)の2条件とする。図5(a)は
比較として示す従来のハーフトーンマスクである。な
お、説明を判り易くするために、露光装置の露光倍率は
1倍であるとし、ウエハ上に0.2μm□ホールを形成
するマスクとした場合、ホールパターン1は、縦方向
(図の上下方向)は0.4μmピッチの周期性があり、
横方向(図の左右方向)には孤立となっている(左右の
パターンと十分離れている)。また、0.04μmのマ
スクバイアスを付加しているため、ホールパターンの寸
法は0.24μm□となっている。そして、図5(b)
が4点照明条件でのホールパターンの変形を防止する場
合の位相シフトマスクであり、図5(c)が小σ照明条
件でのホールパターンの変形を防止する場合の位相シフ
トマスクある。そして、図5(b)の位相シフトマスク
では、ホールパターン1が連なる縦方向の辺に沿って遮
光膜13を形成している。この遮光膜13の縦の幅は
0.2μm、横の長さは0.24μmとしている。ま
た、図5(c)の位相シフトマスクでは、ホールパター
ン1が連なる縦方向と直交する横方向の辺に沿って遮光
膜13を形成している。この遮光膜の縦方向の幅寸法は
0.2μmとしている。
説明する。この露光装置に図5(a)の従来の位相シフ
トマスクを用いたときの光強度分布を図6(a)に示
す。図6(a)のX/Y軸は図の横/縦方向であり、
(X,Y)=(0,0)にはホールパターン1のセンタ
ーが位置している。また、この図中の等高線は相対光強
度の0.1刻みで示しており、実際の露光では露光量に
応じて相対光強度0.2〜0.3程度の等高線と同じ形
状のホールパターンが得られる。同図に示すように4点
照明の場合には、周期的な方向に縮み、周期性のない方
向に伸びるようにホールパターンが変形する。一方、前
記4点照明の露光装置に、図5(b)に示すたようにパ
ターンの縮むY方向に遮光膜13を形成し、その方向の
光強度を高める位相シフトマスクを用いたときの光強度
分布を図6(b)に示す。図6(b)から判るように、
図5(b)の位相シフトマスクにより、ほぼ完全な円形
のホールパターンが得られており、ホールパターンの変
形が補正されている。すなわち、従来の位相シフトマス
クで縦横の寸法差は0.015μm程度生じていたが、
本発明にかかる図5(b)の位相シフトマスクでは縦横
の寸法差ほぼ0となっている。
いて説明する。この露光装置に図5(a)の従来の位相
シフトマスクを用いたときの光強度分布を図7(a)に
示す。この照明条件ではホールパターンは周期性のある
縦方向に伸び、孤立となっている横方向に縮んでしま
う。一方、前記小σ照明装置に、図5(c)に示したよ
うにパターンの縮む横方向に遮光膜13を形成した位相
シフトマスクを用いたときの光強度分布を図7(b)に
示す。図7(b)から判るように、ホールパターン横方
向の光強度が高くなり、円形に近いホールパターンが得
られている。この小σ照明条件の場合には、パターンの
変形が著しく、従来の位相シフトマスクで約0.04μ
m縦横寸法の差が生じるが、本発明の位相シフトマスク
では、縦横寸法の差は約0.01μmまで改善された。
3は必ずしもその一辺がホールパターンの一辺に接して
いる必要はなく微小寸法程度、例えば、0.1μm程度
離れてもパターンの形状を補正することができる。ま
た、以上は光リソグラフィで用いられる透過型マスクに
ついて説明したが、本発明はX線等の他の波長を用いる
投影露光用マスクにも同様に適用でき、また反射型マス
クにも適用できる。
マスクは、光を透過又は反射する基板と、前記基板上に
形成されたハーフトーン膜と、前記ハーフトーン膜に開
口されたパターンと、前記パターンに近接する位置の前
記ハーフトーン膜上に形成された遮光膜とを備えてお
り、前記遮光膜は前記パターンが露光されたときに露光
パターンが短縮される方向に沿った位置に配設されてい
るので、パターンに沿って設けられた遮光膜によって、
ハーフトーン膜に設けられたパターンにおける光強度分
布の偏りが補正され、当該パターンにおける均等な光強
度分布が得られる。これにより、光強度分布の偏りによ
る露光パターンの変形が補正され、照明条件を変更しな
くとも適正なパターンの露光が実現できる。
平面図と縦断面図である。
示す断面図である。
化した場合のホールパターンの相対光強度特性を示す図
である。
図である。
の各位相シフトマスクの平面図である。
位相シフトマスクによる露光パターン特性を比較して示
す図である。
位相シフトマスクによる露光パターン特性を比較して示
す図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 光を透過又は反射する基板と、前記基板
上に形成されたハーフトーン膜と、前記ハーフトーン膜
に開口されたパターンと、前記パターンに近接する位置
の前記ハーフトーン膜上に形成された遮光膜とを備え、
前記遮光膜は前記パターンに対して、前記パターンが露
光されたときに露光されたパターンが短縮される方向に
沿った位置に配設されていることを特徴とする位相シフ
トマスク。 - 【請求項2】 前記ハーフトーン膜は、前記露光される
光が当該ハーフトーン膜を透過する際にその位相を18
0度変化させる膜として形成されている請求項1に記載
の位相シフトマスク。 - 【請求項3】 前記位相シフトマスクは輪帯照明又は4
点照明等の斜入射照明条件下で露光が行われる位相シフ
トマスクとして構成され、前記位相シフトマスクに形成
される前記パターンは平面一方向に沿って近接配置され
た複数のパターンとして構成され、前記遮光膜は前記一
方向に沿った前記パターンの少なくとも一方の側に配設
されている請求項2に記載の位相シフトマスク。 - 【請求項4】 前記位相シフトマスクは小σ照明条件下
で露光が行われる位相シフトマスクとして構成され、前
記位相シフトマスクに形成される前記パターンは平面一
方向に沿って近接配置された複数のパターンとして構成
され、前記遮光膜は前記一方向と直交する方向の前記パ
ターンの少なくとも一方の側に配設されている請求項2
に記載の位相シフトマスク。 - 【請求項5】 前記遮光膜は、前記パターンの辺に向け
られた側の辺が、当該パターンの辺に近接ないし重なる
状態に形成されている請求項3または4に記載の位相シ
フトマスク。 - 【請求項6】 前記パターンは矩形をしたホールパター
ンである請求項5に記載の位相シフトマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30364598A JP3322223B2 (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 位相シフトマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30364598A JP3322223B2 (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 位相シフトマスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000131822A true JP2000131822A (ja) | 2000-05-12 |
JP3322223B2 JP3322223B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17923503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30364598A Expired - Fee Related JP3322223B2 (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 位相シフトマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322223B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020026848A (ko) * | 2000-10-03 | 2002-04-12 | 가네꼬 히사시 | 포토마스크 |
JP2006253241A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Nikon Corp | 露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法 |
KR100669559B1 (ko) * | 2000-06-29 | 2007-01-15 | 주식회사 하이닉스반도체 | 콘택홀용 위상반전마스크 |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP30364598A patent/JP3322223B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100669559B1 (ko) * | 2000-06-29 | 2007-01-15 | 주식회사 하이닉스반도체 | 콘택홀용 위상반전마스크 |
KR20020026848A (ko) * | 2000-10-03 | 2002-04-12 | 가네꼬 히사시 | 포토마스크 |
JP2006253241A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Nikon Corp | 露光方法及び装置、並びにデバイス製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3322223B2 (ja) | 2002-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5723236A (en) | Photomasks and a manufacturing method thereof | |
US7036108B2 (en) | Full sized scattering bar alt-PSM technique for IC manufacturing in sub-resolution era | |
JP2739065B2 (ja) | アパーチャ交番移相マスクを製造する方法 | |
US5700606A (en) | Photomask and a manufacturing method thereof | |
EP1241523B1 (en) | Photomask, method of producing photomask | |
KR100306415B1 (ko) | 투영노광장치용으로사용된포토마스크 | |
JP4646367B2 (ja) | 半導体装置の製造方法および半導体装置 | |
JP2002351046A (ja) | 位相シフトマスクおよびその設計方法 | |
US5958656A (en) | Pattern forming method using phase shift mask | |
US7910266B2 (en) | Pattern forming method and mask | |
US5442714A (en) | Design rule checking method and a method of fabricating a phase shift mask | |
JP3164039B2 (ja) | フォトマスク及びその製造方法 | |
US5888677A (en) | Exposure mask, method of fabricating same, and method of manufacturing semiconductor device | |
JP2877200B2 (ja) | 露光用フォトマスクおよびその製造方法 | |
US7955761B2 (en) | Exposure mask, pattern formation method, and exposure mask fabrication method | |
US20080090157A1 (en) | Photo mask with improved contrast and method of fabricating the same | |
TWI408729B (zh) | 雷文生(Levenson)型光罩之製造方法 | |
US6048648A (en) | Mask including optical shield layer having variable light transmittance | |
KR100280035B1 (ko) | 위상쉬프트 포토마스크 | |
US8007959B2 (en) | Photomask and pattern formation method using the same | |
JP3322223B2 (ja) | 位相シフトマスク | |
JP3178391B2 (ja) | フォトマスクの設計方法 | |
JP3110801B2 (ja) | フォトマスクの製造方法及びフォトマスク | |
JP2959496B2 (ja) | Opcマスク | |
JPH11202469A (ja) | 縮小投影露光用マスク |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130628 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |