JP2000131690A - 導光板及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

導光板及びこれを用いた液晶表示装置

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JP2000131690A
JP2000131690A JP10306642A JP30664298A JP2000131690A JP 2000131690 A JP2000131690 A JP 2000131690A JP 10306642 A JP10306642 A JP 10306642A JP 30664298 A JP30664298 A JP 30664298A JP 2000131690 A JP2000131690 A JP 2000131690A
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Hitoshi Taniguchi
斉 谷口
Yasuo Hiyoshi
康夫 日良
Toshitsugu Miyawaki
壽嗣 宮脇
Shuji Yano
周治 矢野
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶表示装置に用いられる背面照明部の導光板
において、光の制御性、光損失、を改善して、光源の輝
度を上げることなく、輝度の向上を図ることができる液
晶表示装置を提供することを課題とする。 【解決手段】導光板入射面からの光を透過面方向に所定
の角度に変化させるために、複数の略円柱の一部のから
なるドットを形成し、その配置、その大きさ、その断面
傾斜角を適切に設けることにより、光出射面から適切な
角度分布をもった照明光を表示素子に向かって照射でき
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、背面照明装置(バ
ックライト)等に用いられる導光板、及びこれを用いた
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年パーソナルコンピュータの小型化が
推進され、ラップトップ形といわれる携帯可能な機種が
広く普及している。このラップトップ形においては、そ
の表示は通常液晶装置が用いられているが、近年のカラ
ー表示化に伴い、液晶表示板の背後に光源を配設し、表
示面全体を裏側から照明するようにした背面照明装置形
の表示装置が普及している。このような表示装置の背面
照明装置としての光源は、輝度が高く、しかも輝度のム
ラがなく、平面全体を照明する必要がある。輝度を向上
させるためには、光源の輝度を上げれば簡単であるが、
ラップトップ形のパーソナルコンピュータ等において
は、電池などを駆動源としているために、光源の輝度を
上げるのは限界があり、バックライトの高効率化が重要
となっている。
【0003】従来の液晶表示素子用エッヂライト方式の
照明装置としては、特開平4−162002号公報、特
開平6−67004号公報に記載の如く、図2に示した
ように、光源1として冷陰極管や熱陰極管等のランプを
使用し、これを透過性材料からなる導光板2の端面に配
し、導光板の下面3に光を拡散板4方向に反射、散乱さ
せるための光散乱層5が設けられている。導光板2の上
面6には、ドット見えを防止し、照明面の輝度を面全体
に渡って均一化するための光散乱効果を有する乳白色の
合成樹脂からなる拡散板4が設けられている。更にその
上面には、拡散光をある程度収束して、表示装置の正面
の輝度を向上させるための第1プリズムシート7および
第2プリズムシート8が配置されている。2枚のプリズ
ムシート7,8は、表面側に二等辺三角柱状のプリズム
面を平行に配列したプリズムシートをこれらのプリズム
が相互に直交するように二枚重ね合わせた構造が採用さ
れている。光散乱層5には、導光板2の表面に酸化チタ
ン等の光散乱物質を用いた複数のインクドットが用いら
れている。光源1からの光強度は、光源1から遠ざかる
に従い低下する。従ってインクドットの面積は、図3に
示すように、光源1から遠ざかるに従い大きくなるなる
ように形成されている。以上述べた従来の照明装置で
は、光源1から出射された光は、導光板2に導かれ、光
散乱層に含まれる光散乱物質により散乱され、その後拡
散板を通過して液晶素子に照射される構成になってお
り、光散乱の損失による輝度低下の問題がある。
【0004】これらの問題を、解決するための導光板2
として、特開平9−292531号公報、特願平9−1
0944号公報、特願平9−292531号公報に示す
ようなインクレス導光板がある。これらは、いずれも導
光板表面に小凸部や小凹部を形成し、これによって光を
反射させ液晶素子を照明するものである。これらの導光
板は、インクドットによる散乱に代わって、小凸部や小
凹部による反射を用いるため、散乱による損失がある程
度減少し、バックライトの高効率化を果たしている。し
かし、インクドット同様に、光の制御性は不十分であ
り、損失が依然として大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のインク
レス導光板は、光の制御性は不十分であり、光損失の発
生原因となっている。さらに、小凸部や小凹部の反射斜
面の割合も不十分であり、光損失の発生原因となってい
る。本発明はこのような現状を打開するためになされた
もので、従来の欠点を改善して、光源の輝度を上げるこ
となく輝度の向上を図ることのできる導光板およびこれ
を用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の導光板、液晶表示装置では、導光板内に導
波光の進行方向を所定の方向に変換させるための、複数
の小凸部もしくは小凹部(以下ドットと称す)を該導光
板の底面に形成した導光板を用いる。そのとき、ドット
の面積の全ドットの合計値が、導光板のドット形成面3
の面積の4〜12%とする。さらに、該ドットの平面形
状を略矩形、該ドットの立体形状を略楕円柱の一部とし
て、該ドットの長辺が実質的に光源に平行な方向に配置
し、該ドットの有効反射面積が該ドットの面積の20%
〜40%とする。さらに、該ドットの断面傾斜角を25
〜50゜、該ドットの光源に平行な方向の長さを50〜
400μm、該ドットの光源に垂直な方向の長さを10
〜40μm、該ドットの高さを3〜20μmとする。ま
た、導光板の下面に反射板を配置する。さらに、必要に
応じて適切なプリズム頂角を有したプリズムシートを配
置して、光出射面から適切な角度分布をもった照明光
を、表示素子に向かって照射できるようにする。さら
に、モアレの発生を防ぐため、ドットをランダムに配置
形成した部材を用いる。また、ドットの密度を所定の密
度分布にすることにより、出射光の輝度分布の均一化を
図る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明の液晶表示装置の背
面照明部の斜視図を示す。その構成は、光源1、導光板
2、反射板9を最小構成要素としており、導光板2の下
面3に導波光の進行方向を所定の方向に変換させるため
に、複数のドット10が形成されている。ドットとは、
図1に示すように、導光板下面の平坦部11(導光板下
面に対する角度5゜以下の面)に囲まれた小凹部あるい
は小凸部である。なお、輝度向上の観点からは、小凹部
がより好ましい。図1は小凹部の場合を図示した。
【0008】図4は、以下の説明で用いる導光板2の方
向を説明した図である。光源1を線状光源に近似した場
合、光源1に対して垂直な平面を導光板断面12、光源
1に対して平行な方向をX方向13、光源1に対して垂
直かつ導光板光出射面20に対して平行な方向をY方向
14、導光板光出射面に対して垂直な方向をZ方向15
とする。
【0009】図5は、本発明の導光板2内を進行する導
光板導波光の導光板切断面における光線軌跡を示したも
のである。光源1からの光は導光板光源側端面16で導
光板入射光17として導光板2に入射し、導光板導波光
18となり、他方の端面19に向かって、導光板の下面
3と導光板出射面20で全反射を繰り返しながら進行す
る。導波光18のうちドット傾斜面21に入射した光
は、反射して導光板出射面20にあたり、そこで屈折し
て導光板出射面20から出射光22として出射する。従
って、ドットを適正に配置することにより、導波光18
を徐々に導光板2から出射させて液晶表示素子を照明す
ることができる。
【0010】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の液晶表示装置の背面照明
部の斜視図、図6は本実施例のドットの形状説明図、図
7はドット面積の総和の導光板の下面に占める割合と輝
度の関係を表すグラフである。
【0011】ドットの面積(本発明によるドットを導光
板の下面に正射影した場合の面積)の全ドットの合計値
は、図7に示すように、導光板2のドット形成面3の面
積の4〜12%が適している。これは、上記値を12%
以上とすると、意図的にドットの光反射率を低下させる
必要があり、インクドット同様に、散乱による光損失が
増加して輝度が低下する。また、上記値を4%以下にす
ると、導光板2に入射した光を全て取り出すのが困難に
なり、輝度が低下するためである。
【0012】本発明によるドットを、導光板2の下面に
正射影した形状(以下平面形状という)は、実質的な長
方形、あるいは、図6に示すように、4つの頂点に丸み
を持たせた実質的な長方形(以下略矩形と言う)が適し
ている。ドットの立体形状は、図6に示すように、ドッ
ト中央部23のYZ平面による断面が、実質的に楕円の
一部であり、ドット端部24が丸みを持つ形状(以下略
楕円柱の一部と称す)が適している。
【0013】図6に示すように、ドット底部を長方形で
近似した場合の長辺の長さをドット長さ25、短辺の長
さをドット幅26とする。ドットの配置方向は、ドット
長辺の斜面27がX方向に実質的に平行になるように配
置する。このように配置するのは、ドット長辺の斜面2
7の方がドット短辺の斜面28より面積が広いため、効
率的に光源1からの光を反射できるためである。また、
ドット長さ25はドット反射面の面積を確保するため、
ドット幅26の2倍以上が望ましい。
【0014】以上に示す形状と配置を取るのは、ドット
反射面(光源1に近い方のドット長辺の斜面、光源1が
複数有る場合はより近い方にある光源側の斜面)の面積
が、同じドット底面の面積を持つ円や正方形に対して増
加させることができるため、ドットの数を減らすことが
できるためである。即ち、ドット分布の自由度も向上
し、マスクやドット座標データ作成も容易となる。ま
た、頂点の丸みは、散乱を減らし、正面輝度を高めるの
に効果がある。
【0015】ここで、図8用いて断面傾斜角度について
説明する。図8は、ドット中心部のYZ平面におけるド
ット断面形状である。このように切断面を定めるのは、
ドット長辺の斜面が光の進路変更を行うとき、より有効
に作用するためである。断面傾斜角度を求めるときは、
以下の方法で算出する。図8に示すように、ドット高さ
を3等分し、三等分線と光源側の斜面(光源が複数有る
場合は、より近い方にある光源側の斜面)の交点を各々
P1,P2,P3,P4とする。つぎにP2とP3を通
る直線と、ドット形成面29のなす角を求め、これを断
面傾斜角30とする。上記のように断面傾斜角を定義す
るのは、この角度がプロセス条件のばらつきを受けやす
く管理に用いやすいこと、さらにこの部分が導光板2の
平均輝度に大きく影響するためである。
【0016】図9は、本実施例の断面傾斜角と導光板の
平均輝度との関係を示した図である。この図から分かる
ように、ドットの断面傾斜角度は、25〜50゜が適し
ている。これは、断面傾斜角が50゜を越えると、ドッ
ト斜面で全反射する光の割合が低下して効率が落ち、ま
た、25゜より小さくすると、ドット斜面で反射した光
の導光板出射面への入射角が十分に小さくならず、出射
光の出射角が大きくなってしまい効率が低下するためで
ある。
【0017】以上のように計算した断面傾斜角度を上記
範囲に規定するのは、導光板光出射面からの光の出射角
度分布を適正化すると同時に、必要以上に斜めから出射
する光の量を抑制して、正面輝度を向上させるためであ
る。
【0018】図10は、本実施例で作製した導光板2の
ドット断面形状の一例を示したものである。断面傾斜角
は、38゜である。ここで、図8に示すように、有効反
射斜面長31をドット高さ32と断面傾斜角30を用い
て、以下のように定義する。有効反射斜面長=ドット高
さ/tan(断面傾斜角)通常の導光板の場合、ドット
反射面の導光板底面の面積に対する割合は、最大で10
%程度必要である。ドット被覆率の最大は50%程度で
あるので、該ドットの有効反射面積が該ドットの面積の
20%以下では、この値を満足できない。さらに、該ド
ットの有効反射面積が、該ドットの面積の20%以上と
することにより、ドットに当たり導光板より出射する光
の量を変化させずに、導光板平坦部の面積を増大させる
ことができ、輝度向上に効果がある。有効反射斜面長の
該ドットのドット幅に対する割合は、40%以下が望ま
しい。これは、40%以上を達成するためには、ドット
製造において金型を機械加工する必要があり、製造が著
しく困難になるためである。なお、この値は、35%程
度が製造が容易であり、より望ましい。
【0019】ドット長さは、50〜400μmであるこ
とが望ましい。その理由は、上記長さが500μmより
大となると、パソコン等のユーザーが液晶表示装置を眺
めた場合、文字や図柄によっては、導光板に形成したド
ットの形状が見えてしまい(これを「ドット見え」と呼
ぶ)、文字、図の判別の妨げとなるためである。特に拡
散板を併用しない場合は、上記長さを100μm以下と
するのが望ましい。また、上記長さが50μmより小と
なると、ドット総数が500〜1000万個になり、マ
スク製造が困難となるので好ましくない。また、ドット
密度が少ない部分では、ドット長さを小さくしてドット
数を増加させると輝度斑発生防止に効果がある。
【0020】ドット幅は、10〜40μmであることが
望ましい。その理由は、上記長さが40μmより大とな
ると、パソコン等のユーザーが液晶表示装置を眺めた場
合、文字や図柄によっては、導光板に形成したドットの
形状が見えてしまい(ドット見え)、文字、図の判別の
妨げとなるためである。特に拡散板を併用しない場合マ
スクと露光機とレジストの精度の問題となるが、安価な
マスクや露光機が使用できる10μm以上が望ましい。
【0021】ドットの高さ32は、3〜20μmである
ことが望ましい。その理由は、20μm以上の高さを得
るためには、粘度の高いレジストを用いなければなら
ず、ドット形成面の平坦部の平面性が低下することや、
導光板を形成する際、転写性が低下し、所望のドット形
状を形成しにくくなるためである。一方、ドットの高さ
が3μmより小であると、ドット斜面部のドット面積に
占める割合が低下して、所望の輝度を得ることができな
くなると同時に、単純に面を荒らした場合と同じになっ
てしまうためである。
【0022】さらに、必要に応じて、最小構成要素に加
えて、導光板の上面に適切なプリズム頂角を有したプリ
ズムシートや拡散板を配置して、光出射面から適切な角
度分布をもった照明光を表示素子に向かって照射できる
ようにする。ドットの密度は、輝度分布の均一化を図る
ために、光源に近いほどドット密度を小にすることが望
ましい。ドットの平面的配置は、ランダムであることが
望ましい。その理由は、本発明のドットが微細であるた
め、液晶表示装置を構成するその他の部材例えば液晶セ
ル、カラーフィルタ、TFTパターン、ブラックストラ
イプ等の規則的パターンと干渉して発生するモアレを防
止するためである。以上のように、ドット形状と配置を
最適化することにより、円形ドット、正方形ドットに比
較して10%、インクドットなどに比較して、20%以
上の輝度向上が可能である。
【0023】次に、本発明の背面照明部用導光板の製造
方法を説明する。導光板の製造方法としては、金型を製
作し、プラスチック成形して製造する。本発明の小凹部
からなるドットは、13.3インチ導光板で、その数が
50万〜200万個と膨大な数になるため、以下に述べ
る製造方法を適用するのがよい。図11、図12は、そ
の製造方法を示したプロセス図である。小凸部の場合、
図11に示すように、(1)基板33にホトレジスト3
4を形成する工程、(2)ドットのパターンを有したホ
トマスク35を、上記基板33上に配置し、マスク35
の上方から紫外線36を照射した後、ホトレジストを現
像して基板上にドットのパターン37を形成する工程、
(3)パターン上に金属メッキを施し、メッキ層38か
らなるスタンパ39を形成する工程、(4)上記スタン
パ39を用いて、導光板2をプラスチック成形する工
程、から成ることを特徴とする。
【0024】小凹部の場合、図12に示すように、
(1)基板33にホトレジスト34を形成する工程、
(2)ドットのパターンを有したホトマスク35を、上
記基板33上に配置し、マスク35の上方から紫外線3
6を照射した後、ホトレジストを現像して基板上にドッ
トのパターン37を形成する工程、(3)パターン上に
金属メッキを施し、メッキ層38からなるスタンパ39
を形成する工程、(4)上記スタンパ39上に金属メッ
キを施し、メッキ層からなる反転スタンパ40を形成す
る工程、(5)上記反転スタンパ40を用いて、導光板
2をプラスチック成形する工程、から成ることを特徴と
する。
【0025】ここで、基板33としては、鏡面研磨した
ガラス板等が用いられる。ホトレジストを形成する前
に、シラン系の接着性向上剤をあらかじめ塗布しておく
ことができる。ホトレジスト材料としては、液状あるい
はフィルム状のポジ型、ネガ型材料が使用可能である。
その形成方法としては、スピンコーティング法、ロール
コーティング法がある。ホトレジストの厚さをコントロ
ールすることにより、小凹部の高さを変化させることが
可能である。また露光、現像、アニール条件を工夫する
ことにより、断面傾斜角度をコントロールすることがで
きる。ホトマスクは、クロムマスク、フィルムマスク、
エマルジョンマスクなど、各種のマスクが使用可能であ
り、あらかじめ設計したドットの大きさ、数、分布等の
データを作成しておき、電子ビーム、レーザビーム等に
より描画することにより作成できる。メッキ層を形成す
る前に、導電膜を形成しておくと、メッキ工程のむらが
なくなり、良好なメッキ層すなわちスタンパが形成でき
る。導電層、メッキ層の材料としては、種々の金属が使
用できるが、均一性、機械的性能の点で、Niが最適な
材料である。得られたメッキ層は、基板から物理的に容
易に剥離することが可能であり、必要に応じて、研磨仕
上げしてスタンパとして使用する。得られたプラスティ
ック成型用スタンパは、例えば射出成形機の母型に、マ
グネット、真空チャック等で固定する。図11、図12
においては、射出成形機により導光板2を製作する方法
を示したが、これ以外の方法として、押し出し成形、圧
縮成形、真空成形等で導光板を成形することが可能であ
る。
【0026】導光板を構成する材料としては、透明なプ
ラスチック材料全般が使用可能である。具体例として
は、アクリル系プラスチック、ポリカーボネート樹脂、
ポリアセタール樹脂、ポリウレタン系樹脂、紫外線硬化
型のプラスチック材料がある。このうちアクリル系材料
は、透明性、価格、成形性の点で優れており本発明に適
した材料である。
【0027】次に、液晶表示装置の構成を説明する。図
13に、本発明の液晶表示装置を示した。背面照明部の
上面には、偏向板、液晶セル、共通電極、カラーフィル
タ、偏光板が設置される。この構成は、液晶表示装置の
一般例を示したものであり、表示装置の用途によって
は、背面照明部を含めて、種々の構成が考えられる。例
えば、パーソナルコンピュータのディスクトップ型液晶
表示装置、あるいはテレビモニタには、特に広い視野角
が要求されるが、この場合には、照明光を散乱させて視
野角を拡大させる拡散板を適当な位置に配置することが
できる。また、プリズムシートを配置して更に指向性の
高い照明光を液晶セルに照射した後、視野角を広げるた
めに光拡散効果のあるシートを配置したり、光出射面を
加工して光散乱機能を持たせて視野角を広げることもで
きる。光源の具体例としては、冷陰極管、熱陰極管、タ
ングステンランプ、キセノンランプ、メタルハライドラ
ンプ、などが挙げられる。通常、冷陰極管のような低温
系の光源が望ましい。本発明に用いる液晶素子ないしは
液晶セルについては、特に限定はなく、公知の素子、パ
ネルが使用できる。一般的な液晶セルとしては、ツイス
トネマティック型やスーパーツイストネマティック型、
ホモジニアス型、薄膜トランジスタ型のもの、またアク
ティブマトリックス駆動型や単純マトリックス駆動型の
ものなどが挙げられる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の導光板、及
び液晶表示装置により、輝度の向上、部品価格と組立工
数の低減を図ることができ、従って、輝度むら発生のな
い、安定した特性を有した液晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の背面照明部の斜視
図。
【図2】従来のドット印刷方式導光板の断面図。
【図3】図2のドット印刷の説明図。
【図4】本発明に関する導光板の切断方向の説明図。
【図5】本発明による液晶表示装置の導光板内の光線軌
跡を説明するための図。
【図6】本発明による液晶表示装置の導光板のドット形
状を説明するための図。
【図7】ドット面積の総和の導光板の下面に占める割合
と輝度の関係を説明するための図。
【図8】本発明による液晶表示装置の導光板の断面傾斜
角を説明するための図。
【図9】断面傾斜角と輝度の関係を説明するための図。
【図10】断面傾斜角の測定例の図。
【図11】本発明による液晶表示装置の導光板の一製造
方法プロセス図(小凸部)。
【図12】本発明による液晶表示装置の導光板の他の製
造方法プロセス図(小凸部)。
【図13】本発明による液晶表示装置の構成図。
【符号の説明】
1…光源、 2…導光板、3…
導光板の下面、 4…拡散板、5…光散
乱層、 6…導光板上面、7…第1
プリズムシート、 8…第2プリズムシート、
9…反射板、 10…ドット、1
1…導光板下面の平坦部、 12…導光板切断
面、13…X方向、 14…Y方
向、15…Z方向、 16…導光板
光源側端面、17…導光板入射光、 18
…導光板導波光、19…他方の端面、
20…導光板出射面、21…ドット傾斜面、
22…出射光、23…ドット中央部、
24…ドット端部、25…ドット長さ、
26…ドット幅、27…ドット長辺の斜面、
28…ドット短編の斜面、29…ドット形成面、
30…断面傾斜角、31…有効反射斜面
長、 32…ドット高さ、33…基板、
34…ホトレジスト、35…ホトマ
スク、 36…紫外線、37…ドットの
パターン、 38…メッキ層、39…スタン
パ、 40…反転スタンパ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 斉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 日良 康夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 宮脇 壽嗣 千葉県茂原市早野3350番地日立エレクトロ ニックデバイシズ株式会社内 (72)発明者 矢野 周治 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号日東電 工株式会社内 Fターム(参考) 5C094 AA03 AA10 AA22 AA43 AA46 AA48 BA43 ED01 ED13 FA01 FA02 FA03 FA04 FB01 GB10 JA01 JA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側面部が光源に対向して配置される導光
    板において、該導光板の底面に、小凹部からなるドット
    を有し、該ドットの面積の全ドットの合計値が、該導光
    板の導光板下面の面積の4ないし12%の範囲内にある
    ことを特徴とする導光板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の導光板において、上記ドッ
    トの平面形状が、略矩形であり、該ドットの立体形状
    が、略楕円柱の一部であり、該ドットの長辺が、実質的
    に上記光源に平行な方向に配置されることを特徴とする
    導光板。
  3. 【請求項3】液晶表示パネルと該液晶表示パネルに照射
    光を照射するバックライトとを具備する液晶表示装置で
    あって、上記バックライトが、少なくとも光源と、一側
    面部が前記光源に対向して配置される導光板を有する液
    晶表示装置において、該導光板の底面に、小凹部からな
    るドットを有し、該ドットの面積の全ドットの合計値
    が、該導光板の導光板下面の面積の4ないし12%の範
    囲内にあることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の液晶表示装置において、上
    記ドットの平面形状が、略矩形であり、該ドットの立体
    形状が、略楕円柱の一部であり、該ドットの長辺が、実
    質的に上記光源に平行な方向に配置されることを特徴と
    する液晶表示装置。
  5. 【請求項5】液晶表示パネルと該液晶表示パネルに照射
    光を照射するバックライトとを具備する液晶表示装置で
    あって、上記バックライトが、少なくとも光源と、一側
    面部が上記光源に対向して配置される導光板を有する液
    晶表示装置において、該導光板の底面に、小凸部からな
    るドットを有し、該ドットの面積の全ドットの合計値
    が、該導光板の導光板下面の面積の4ないし12%の範
    囲内にあることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の液晶表示装置において、上
    記ドットの平面形状が、略矩形であり、該ドットの立体
    形状が、略楕円柱の一部であり、該ドットの長辺が、実
    質的に上記光源に平行な方向に配置されることを特徴と
    する液晶表示装置。
  7. 【請求項7】請求項3ないし6のいずれかに記載の液晶
    表示装置おいて、上記ドットの有効反射面積が、該ドッ
    トの面積の20ないし40%の範囲内にあることを特徴
    とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項3ないし7のいずれかに記載の液晶
    表示装置において、上記ドットの断面傾斜角が25〜5
    0゜の範囲内にあることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】請求項3ないし8のいずれかに記載の液晶
    表示装置において、上記ドットの光源に平行な方向の長
    さが、50〜400μmの範囲内にあることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  10. 【請求項10】請求項3ないし9のいずれかに記載の液
    晶表示装置において、上記ドットの光源に垂直な方向の
    長さが、10〜40μmの範囲内にあることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  11. 【請求項11】請求項3ないし10のいずれかに記載の
    液晶表示装置において、上記ドットの高さが、3〜20
    μmの範囲内にあることを特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】請求項3ないし11のいずれかに記載の
    液晶表示装置において、上記ドットの配置が、ランダム
    であることを特徴とする液晶表示装置。
  13. 【請求項13】請求項3ないし12のいずれかに記載の
    液晶表示装置において、上記ドットのドット長さが、光
    源に近いほど短いことを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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