JP2000131419A - 演算装置 - Google Patents

演算装置

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JP2000131419A
JP2000131419A JP10299303A JP29930398A JP2000131419A JP 2000131419 A JP2000131419 A JP 2000131419A JP 10299303 A JP10299303 A JP 10299303A JP 29930398 A JP29930398 A JP 29930398A JP 2000131419 A JP2000131419 A JP 2000131419A
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multiplier
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Naoki Nozu
直樹 野津
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標上の点の回転後の座標の計算時、微小回
転角の場合、回転方向を誤る問題点と回転角に制限があ
るという問題点がある。座標上の点の原点からの距離と
x軸からの角度演算時、点の象限に制限があるという問
題点がある。 【解決手段】 座標上の点の回転の実施時、角度用加減
算器の出力を2倍にする2倍器と2i ・Arctan
(2-i)を追加した基準角度定数ロムを用いて実施する
ことで回転が正確に実施でき±90度以上の回転は(1
80度−角度)分を回転後に原点対称に移動し角度の制
限を取り除ける。座標上の点の原点からの距離及びx軸
からの角度演算時、第2象限、第3象限の点は−x軸に
点を移動後に原点対称に移動し象限の制限を取り除け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば、船舶等に
おいてレーダ等の観測装置を甲板面に設置したとき船舶
の動揺による甲板の傾斜、勾配等によって観測機器が傾
いてしまう場合のために観測対象を観測した測定値を甲
板の傾斜、勾配がない水平な座標系での測定値に変換す
る場合及び観測対象の位置情報を基に観測機器からの距
離及び仰角及び方位角を演算する場合の座標変換装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は船舶等に観測装置を設置したとき
に関連する座標を示したものである。船舶の動揺による
甲板の傾斜、勾配等によって観測機器が傾いてしまうた
め観測対象を観測した測定値を甲板の傾斜、勾配がない
水平な座標系での測定への変換及び観測した座標の位置
情報を基に観測機器からの距離及び仰角及び方位角の演
算が必要である。図4(a)は基準となる座標を示すも
ので船舶等の艦首方向をY、右手方向をX、鉛直上方を
Zとし、X軸から原点Oに向かって右回りの角をPit
ch、Y軸から原点Oに向かって右回りの角をRoll
とする。この場合、甲板の傾斜、勾配がない水平な座標
系を水平面座標系と呼び、甲板の傾斜、勾配がある場合
の座標系を甲板面座標系と呼ぶ。水平面座標系での観測
対称の仰角をEl、方位角をAzとすると、各軸の方向
余弦Xh,Yh,Zhは図4(b)の水平面座標系側面
図及び図4(c)の水平面座標系上面図に示すようにな
る。甲板面座標系についても同様に甲板面座標系での観
測対象の仰角をEld、方位角をAzdとすると、各軸
の方向余弦Xd,Yd,Zdは図4(d)の甲板面座標
系側面図及び図4(e)の甲板面座標系上面図に示すよ
うになる。
【0003】ここで、傾斜、勾配している甲板面座標系
で観測した観測対象の仰角及び方位角を基に傾斜、勾配
を受けない水平面座標系での観測対象の仰角及び方位角
に変換する場合の変換過程を示す。まず、甲板面座標系
で観測した観測対象の仰角及び方位角を基に直交座標系
の成分を求める。甲板面座標系で観測した観測対象の仰
角及び方位角と直交座標系の成分の関係を“数1”に示
す。
【0004】
【数1】
【0005】船体の傾斜、勾配角を基に甲板面座標系で
の直交座標系の成分を水平面座標系での直交座標系の成
分に変換する。甲板面座標系での直交座標系の成分と水
平面座標系での直交座標系の成分の関係を“数2”に示
す。
【0006】
【数2】
【0007】更に水平面座標系での直交座標系の成分を
基に水平面座標系での観測対象の仰角及び方位角を求め
る。水平面座標系での直交座標系の成分と水平面座標系
での観測対象の仰角及び方位角の関係を“数3”に示
す。
【0008】
【数3】
【0009】上記の傾斜、勾配している甲板面座標系で
観測した観測対象の仰角及び方位角を基に傾斜、勾配を
受けない水平面座標系での観測対象の仰角及び方位角に
変換する場合の変換過程において、“数1”、“数2”
の変換は2次元の座標変換を用いてでき、“数3”の変
換は基準軸となす角度の求めることでできる。以下に上
記の2種の演算を実施する演算装置を示す。
【0010】図5は従来の演算装置の一例を示す図であ
り、同図において、1は回転する前の点のx座標の入力
及び回転後のx座標の出力を行う入出力用レジスタ、2
は回転する前の点のy座標の入力及び回転後のy座標の
出力を行う入出力用レジスタ、3は回転する角度θの入
力及び回転に要した角度Φ出力を行う入出力用レジス
タ、4はx座標に関する演算用のレジスタ、5はx座標
に関して算術シフトした結果を保持するレジスタ、6は
y座標に関する演算用のレジスタ、7はy座標に関して
算術シフトした結果を保持するレジスタ、8は角度に関
する演算用のレジスタ、9は角度演算に使用する基準定
数(Arctan(2-i))を保有する基準角度定数ロ
ム、10はx座標に関する演算用のレジスタ4とy座標
に関して算術シフトした結果を保持するレジスタ7のデ
ータ加減算する加減算器、11はy座標に関する演算用
のレジスタ6とx座標に関して算術シフトした結果を保
持するレジスタ5のデータ加減算する加減算器、12は
θ座標に関する演算用のレジスタ8と角度演算に使用す
る基準定数(Arctan(2-i))を保有する基準角
度定数ロム9のデータ加減算する加減算器、13はx座
標のデータに補正乗数を乗算する乗算器、14はy座標
のデータに補正乗数を乗算する乗算器、15は原点と点
間の長さを補正するための乗数を保有する長さ補正乗数
ロムである。
【0011】まず座標上の点の回転の実施時の従来の演
算装置の動作原理(1959年にJ.E.Volder
によって提案されたCORDIC手法)を図6を参照し
て説明する。いま、図6に示すように、直交座標系に点
Piをとり、直線OPに直交し、点Piから線分OPの
δi倍の距離に点Pi+1 をとる。それぞれの直交座標を
(Xi,Yi),(Xi+1 ,Yi+1)として新座標を(R
i,θi),(Ri+1 ,θi+1)とすると、それぞれの関係
は“数4”のように表現できる。
【0012】
【数4】
【0013】そのため点Pi+1 の直交座標(Xi+1 ,Y
i+1)についての関係は“数5”のように表現できる。
【0014】
【数5】
【0015】また回転角Zi+1 については“数6”のよ
うに表現できる。
【0016】
【数6】
【0017】このような回転をi=0からn回反復する
と、点Pnの極座標(Rn,θn)の関係は“数7”の
ように表現できる。
【0018】
【数7】 これをXY座標で表現すると“数8”になる。
【0019】
【数8】
【0020】ここでδi =2-iすなわち、αi =Arc
tan(δi )=Arctan(2-i)ととり、iを0
から1ずつ増やして反復すれば“数9”及び“数10”
の式は収束することが示され、しかも“数9”及び“数
10”の式は加減算とシフトの操作で行うことができ
る。したがって、αi の方向によって以下の計算式“数
9”及び“数10”を選択して反復することにより“数
8”の結果を得ることができる。
【0021】
【数9】
【0022】
【数10】
【0023】上記の動作原理を用いて点aを角度θ回転
させる例を図7に示す。点a(xa ,ya )を角度θ回
転させるために、まず“数11”のように各レジスタに
初期値を設定する。
【0024】
【数11】
【0025】“数11”のように初期値を設定した後、
θn が0に近づくように、θレジスタ8の値が正の場合
は“数10”を、負の場合は“数9”を選択して繰り返
し演算を行う。その結果として点aは点b′へ移動す
る。結果的にxレジスタ4、yレジスタ6の値は座標
(xa ,ya )の点aを角度θだけ回転し延長した点
b′の座標を示す値であり、点b′の座標は点b
(xb ,yb )に比べて“数10”倍されている。その
ため、長さの補正が必要であり、x座標の長さの補正乗
数を乗算する乗算器13、y座標の長さの補正乗数を乗
算する乗算器14と原点と点間の長さを補正する乗数を
保有する長さ補正乗数ロム15を用いて“数12”の逆
数を乗算することによって補正する。
【0026】
【数12】
【0027】従来の演算装置では、座標上の点の回転の
実施時、θレジスタ8の値の正負で“数9”、“数1
0”の選択を実施するが、その場合、繰り返し回数iが
多くなるに従い演算に用いる基準定数(Arctan
(2-i))の値が小さくなり、そのため有限長の基準角
度定数ロム15には数値の微小値が収納しきれず、それ
に伴いθレジスタ8の符号による“数9”、“数10”
の選択判断を誤るという課題があった。
【0028】また、座標上の点の回転の実施時、角度演
算に使用する基準乗数が演算の繰り返し回数iに従って
小さくなるため、角度θには“数13”に示す制限があ
るという課題があった。
【0029】
【数13】
【0030】まず座標の点の原点からの距離及びx軸か
らの角度演算時の従来の演算装置の動作を図8を参照し
て説明する。点a(Xa ,Ya )の原点からの距離及び
x軸からの角度を求めるために前記の計算式“数9”及
び“数10”を実行する。まず“数14”のように各レ
ジスタに初期値を設定する。
【0031】
【数14】
【0032】“数14”のように初期値を設定した後、
yレジスタ6の値が正の場合は“数9”を、負の場合は
“数10”を選択して繰り返し演算を行う。その結果と
して点a(Xa,Ya)がx軸上に回転して移動され
る。そのとき、得られるθレジスタ8の値がx軸からの
角度である。xレジスタ4の値は原点からの距離に比べ
て“数12”倍されているため、長さの補正が必要であ
り、x座標の長さの補正乗数を乗算する乗算器13、y
座標の長さの補正乗数を乗算する乗算器14と原点と点
間の長さを補正する乗数を保有する長さ補正乗数ロム1
5を用いて“数12”の逆数を乗算することによって補
正する。
【0033】座標の点の原点からの距離及びx軸からの
角度演算時、角度演算に使用する基準乗数が演算の繰り
返し回数iに従って小さくなるため、x軸からの角度φ
には“数15”に示す制限があり、現実的には第1象限
と第4象限の点しか対象にできないという課題があっ
た。
【0034】
【数15】
【0035】
【発明が解決しようとする課題】従来の演算装置では、
座標上の点の回転の実施時、θレジスタ8の値の正負で
“数8”、“数10”の選択を実施するが、その場合繰
り返し回数iが多くなるに従い演算に用いる基準乗数
(Arctan(2-i))の値が小さくなり、そのため
有限長の基準角度定数ロムに収納しきれず、それに伴い
θレジスタ8の符号による判断を誤るという課題及び回
転する角度θに限界があるという課題があった。
【0036】従来の演算装置では、座標の点の原点から
の距離及びx軸からの角度演算時でも回転する角度θに
限界があるため座標上の点の回転の実施時と同様に第1
象限と第4象限の点しか対象にできないという課題があ
った。
【0037】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、座標上の点の回転に際して回転角θ
の制限を無くし、微小角の回転移動まで正確にできるこ
と及び座標の点の原点からの距離及びx軸からの角度を
求める場合、座標の点の象限を無くすことを目的とす
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】第1の発明による演算装
置は座標上の点a(xa ,ya ) を角度θだけ回転した
点bの座標(xb ,yb ) を求めるためにx座標入出力
用Xレジスタと、x座標演算用のxレジスタと、x座標
の算術的シフト値を記録するsxレジスタと、y座標入
出力用Yレジスタと、y座標演算用のyレジスタと、y
座標の算術的シフト値を記録するsyレジスタと、回転
角入出力用Θレジスタと、上記Θレジスタの値を演算用
に補正する補正回路と、補正回路の出力を入力する回転
角演算用のθレジスタと、基準乗数(Arctan(2
-i))を保有する基準角度定数ロムと、長さ補正乗数を
保有する長さ補正乗数ロムと、上記xレジスタの値とs
yレジスタの値を加減算し、その出力を上記xレジスタ
とsxレジスタへ入力するx加減算器と、上記yレジス
タの出力値とsxレジスタの出力値を加減算し、その出
力を上記yレジスタとsyレジスタへ入力するy加減算
器と、上記θレジスタの値と基準角度定数ロムの値を加
減算するθ加減算器と、上記sxレジスタの値に上記長
さの補正乗数を乗算し、その出力を上記xレジスタに入
力するx乗算器と、上記syレジスタの値に長さの補正
乗数を乗算し、その出力を上記yレジスタに入力するy
乗算器とで構成される演算装置において、上記θ加減算
器の出力を2倍にする2倍器と上記基準角度定数ロムの
内容に2i Arctan(2-i)を追加し、上記2倍器
の出力と追加した基準角度定数ロムの内容を用いて微小
な角度の回転においても回転方向を間違えることなく演
算することを可能とするものである。
【0039】また、第2の発明による演算装置では、座
標上の点の回転を実施する際に、回転角θを180度を
最上位としたビット割付けで構成する上記Θレジスタ及
び上記θレジスタにおいて、回転角θを上記Θレジスタ
から上記θレジスタに転送する際にθレジスタの最上位
ビットを最上位ビットから1ビット下のビットの値と同
じにする補正回路と、上記長さ補正乗数ロムに通常用い
る補正乗数値の負の値を追加し、回転角θが入力された
上記Θレジスタの最上位ビットの値と最上位ビットから
1ビット下のビットの値が異なる場合は追加した負の補
正乗数を用いて座標上の点の回転後の座標を演算し、任
意の角度の回転を可能とするものである。
【0040】また座標の点の原点からの距離及びx軸か
らの角度演算時、座標の点の原点からの距離及びx軸か
らの角度を演算する場合、つまり(xa ,ya ) の点a
の原点からの距離R及びx軸からの角度φを求めると
き、請求項1の演算装置において、上記長さ補正乗数ロ
ムに通常用いる補正乗数値の負の値を追加し、点aの座
標位置xa ,ya の符号を用いて角度の演算用のθレジ
スタの初期値及び長さの補正乗数を選択することで任意
の象限の点について原点からの距離及びx軸からの角度
を求めることを可能とするものである。
【0041】
【発明の実施の形態】実施の形態1 実施例1 図1はこの発明の実施の形態1を示す全体構成図であ
り、図において1から8、10から14は上記従来装置
と同一のものである。16は従来の基準角度定数ロム9
に2i ・Arctan(2-i)を追加した基準角度定数
ロム、17は加減算器12の出力を2倍にする2倍器、
18はθの初期値を補正する補正器、19は従来の長さ
補正乗数ロム15に負の補正乗数を追加した長さ補正乗
数ロムである。
【0042】座標上の点の回転の実施時、角度演算に用
いる基準乗数の特徴である“数16”を利用したもの
で、この発明は、角度計算結果の出力とθレジスタ8の
間に2倍器17を追加し、基準乗数にも“数17”を追
加し、それを用い、θレジスタ8の上位に符号ビットが
つながった小さな値になることが可能となる。
【0043】
【数16】
【0044】
【数17】
【0045】この発明においては、座標上の点の回転の
実施時、θレジスタ8の値の正負で“数8”、“数1
0”の選択を実施するが、その場合繰り返し回数iが多
くなるに従い演算に用いる基準乗数(Arctan(2
-i))の値が小さくなり、そのため有限長の基準角度定
数ロム9に収納しきれないため角度の演算用レジスタ8
が不要な符号ビットがつながった値になり、式の選択に
誤りを生じた。上記のように構成された装置において座
標上の点の回転の実施時、加減算器12の出力を2倍器
17を用いて2倍し、基準角度定数ロム16の中に追加
した2i ・Arctan(2-i)を用いるため、角度の
演算用レジスタ8が不要な符号ビットがつながった値に
ならず、“数9”、“数10”の選択を誤らないように
したためx座標、y座標の演算が正確になる。
【0046】実施の形態2 この発明の実施の形態2を図1を参照して説明する。図
1の請求項1までの部分の説明は省く。図1のように構
成された装置において座標上の点の回転の実施時、回転
角θをθの初期値として設定する場合に従来の回路では
回転角θに制限がある。
【0047】回転する角度θに限界があるため“数1
8”のように各レジスタ(xレジスタ4、sxレジスタ
5、yレジスタ6、syレジスタ7、θレジスタ8)に
初期値の設定方法を変更する。
【0048】
【数18】
【0049】このため図2に示すようにまずθ′の回転
を行い、さらにθの90度のビットと180度のビット
が異なる場合は長さの補正乗数時に“数12”の負の値
を用いて長さだけでなく符号も補正する必要がある。
【0050】
【数19】
【0051】そのため、“数20”のように各レジスタ
(xレジスタ4、sxレジスタ5、yレジスタ6、sy
レジスタ7、θレジスタ8)に初期値の設定方法を変更
する。
【0052】
【数20】
【0053】上記の“数18”に示すように回転角θを
補正し実際に回転させる角度θ′を設定する補正器18
を用いる。回転角θの絶対値が90度以上の場合は実際
に回転させる角度θ′は回転角θと原点に対して点対称
となるため、長さの補正時に長さ補正乗数ロム19の中
に追加した負の補正乗数を用いて原点に対して点対称に
長さを補正して移動することができ、当初の回転角θに
よる回転が実施できる。
【0054】このように座標上の点の回転の実施時、回
転角度に補正回路を追加したため、回転角度に制限無く
回転が実施できるようになる。
【0055】実施の形態3 この発明の実施の形態を図1を参照して説明する。図1
のように構成された装置において座標の点の原点からの
距離及びx軸からの角度演算時に従来の回路ではx軸か
らの角度Φに制限があるため、“数20”に示すように
回転角の初期値θ0 を設定する補正器18を用いる。
【0056】このため図3に示すようにまず点aの回転
を行い、さらにxa <0の場合には長さの補正乗数時に
“数12”の逆数の負の値を用いて長さだけでなく符号
も補正する。点の位置が2象限又は3象限の場合は点は
−x軸に移動され、長さの補正時に長さ補正乗数ロム1
9の中に追加した負の補正乗数を用いて原点に対して点
対称に長さを補正して移動することができ、x軸に移動
されて当初の座標の点の原点からの距離及びx軸からの
角度を求めることができる。座標の点の原点からの距離
及びx軸からの角度演算時に第2象限及び第3象限の点
は対象にできないという課題があった。第2象限及び第
3象限の点を対象に演算を実施した結果に注目すると、
図3に示すようにその結果は点a(xa ,ya ) を一x
軸上に回転したものである。そのため得られる角度φ′
とx軸からの角度φ及び演算結果R′と原点からの距離
Rの関係は“数19”に示す関係にある。また座標の点
の原点からの距離及びx軸からの角度演算時、点の座標
に基づき回転角度の初期値に補正回路18を追加し、ど
この象限の点をも演算対象にできるようになる。
【0057】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】座標上の点の回転の実施時、θ加減算器の
出力を2倍にする2倍器と基準角度定数ロムの内容に2
i Arctan(2-i)を追加し角度の演算を2倍器の
出力と追加した基準角度定数ロムの内容を用いて実施す
ることによって回転が正確に実施できる。
【0059】座標上の点の回転の実施時、回転角度に関
し90度以上の回転に対しては、まず、(180度−回
転角度)分を回転した後に、原点対称に移すことによっ
て、回転角度の制限をなくすことができる。
【0060】座標の点の原点からの距離及びx軸からの
角度演算時、座標の点の象限に関し第2象限、第3象限
の点に対しては、まず、−x軸に点を回転した後に、原
点対称に移すことによって、象限の制限をなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1、2、3を示すブロ
ック図である。
【図2】 座標上の点の回転の実施時のこの発明の演算
装置の動作を示す図である。
【図3】 座標上の点の原点からの距離及びx軸からの
角度演算時のこの発明の演算装置の動作を示す図であ
る。
【図4】 この発明で用いる座標系及び観測対象と船舶
との関係を示すブロック図である。
【図5】 従来の座標変換の一例を示すブロック図であ
る。
【図6】 従来の座標変換の動作原理を示す図である。
【図7】 従来の座標変換の動作原理を用いて点aを角
度θ回転させる場合を示す図である。
【図8】 座標の点の原点からの距離及びx軸からの角
度演算時の従来の演算装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 入出力用レジスタ、2 入出力用レジスタ、3 入
出力用レジスタ、4演算用のレジスタ、5 レジスタ、
6 演算用のレジスタ、7 レジスタ、8演算用のレジ
スタ、9 基準角度定数ロム、10 加減算器、11
加減算器、12 加減算器、13 乗算器、14 乗算
器、15 長さ補正乗数ロム、16基準角度定数ロム、
17 2倍器、18 補正器、19 長さ補正乗数ロ
ム、20 選択器、21 船体、22 観測対象。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標上の点a(xa ,ya ) を角度θだ
    け回転した点bの座標(xb ,yb ) を求めるためにx
    座標入出力用Xレジスタと、x座標演算用のxレジスタ
    と、x座標の算術的シフト値を記録するsxレジスタ
    と、y座標入出力用Yレジスタと、y座標演算用のyレ
    ジスタと、y座標の算術的シフト値を記録するsyレジ
    スタと、回転角入出力用Θレジスタと、上記Θレジスタ
    の値を演算用に補正する補正回路と、補正回路の出力を
    入力する回転角演算用のθレジスタと、基準乗数(Ar
    ctan(2-i))を保有する基準角度定数ロムと、長
    さ補正乗数を保有する長さ補正乗数ロムと、上記xレジ
    スタの値とsyレジスタの値を加減算し、その出力を上
    記xレジスタとsxレジスタへ入力するx加減算器と、
    上記yレジスタの出力値とsxレジスタの値を加減算
    し、その出力を上記yレジスタとsyレジスタへ入力す
    るy加減算器と、上記θレジスタの値と基準角度定数ロ
    ムの値を加減算するθ加減算器と、上記sxレジスタの
    値に上記長さの補正乗数を乗算し、その出力を上記xレ
    ジスタに入力するx乗算器と、上記syレジスタの値に
    長さの補正乗数を乗算し、その出力を上記yレジスタに
    入力するy乗算器とで構成される演算装置において、上
    記θ加減算器の出力を2倍にする2倍器と、上記基準角
    度定数ロムの内容に2i Arctan(2-i)を追加
    し、上記2倍器の出力と追加した基準角度定数ロムの内
    容を用いて角度演算する手段を有することを特徴とする
    演算装置。
  2. 【請求項2】 座標上の点の回転を実施する際に、回転
    角θを180度を最上位としたビット割付けで構成する
    θレジスタと、回転角θを上記θレジスタに転送する際
    にθレジスタの最上位ビットを最上位ビットから1ビッ
    ト下のビットの値と同じにする補正回路と、上記長さ補
    正乗数ロムに通常用いる補正乗数値の負の値を追加し、
    回転角θの最上位ビットの値と最上位ビットから1ビッ
    ト下のビットの値が異なる場合は追加した負の補正乗数
    を用いて座標上の点の回転後の座標を演算する手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の演算装置。
  3. 【請求項3】 (xa ,ya ) の点aの原点からの距離
    R及びx軸からの角度φを求めるとき、上記長さ補正乗
    数ロムに通常用いる補正乗数値の負の値を追加し、点a
    の座標位置xa ,ya の符号を用いて角度の演算用のθ
    レジスタの初期値及び長さの補正乗数を選択することを
    特徴とする請求項1記載の演算装置。
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