JP2000131118A - 容器内の所定の充填状態を検出および/または監視するための装置 - Google Patents

容器内の所定の充填状態を検出および/または監視するための装置

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JP2000131118A JP11255761A JP25576199A JP2000131118A JP 2000131118 A JP2000131118 A JP 2000131118A JP 11255761 A JP11255761 A JP 11255761A JP 25576199 A JP25576199 A JP 25576199A JP 2000131118 A JP2000131118 A JP 2000131118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内の所定の充填状態を検出および/また
は監視するための装置を提供することであり、この装置
は広い適用領域で、すなわち種々異なる多数の媒体で使
用できるようにすることである。 【解決手段】 ケーシング(1)と、容器内に突出する
振動要素と、縁部がケーシングに固定的に懸架されたダ
イヤフラム(5)と、電子機械的変換器とを有し、前記
ダイヤフラム(5)には前記振動要素が固定されてお
り、前記電子機械的変換器は、ダイヤフラム(5)を当
該変換器に入力される送信信号(S)に依存して振動さ
せ、かつその振動を受信し、電気受信信号(E)に変換
し、共振周波数(fr)を基準にした、共振周波数(f
r)とアンチ共振周波数(far)とのパーセント間隔
が、前記振動要素が空気中で振動する場合には20%以
上であるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の所定の充
填状態を検出および/または監視するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダイヤフラムに固定され、容器の突出し
た振動要素を有する装置は公知である。振動要素として
例えばダイヤフラムに固定された1つ以上の振動ロッド
を用いることができる。ダイヤフラムは電子機械的変換
器によって振動され、生じた振動が記録され、電気受信
信号に変換される。ダイヤフラムの振動に基づいて、振
動要素は振動する。取付状態において、振動要素が容器
にある充填物により覆われていれば、振動要素の振動は
減衰される。装置の振動周波数と振動要素の振動振幅変
化する。電気受信信号は評価電子回路に供給され、評価
される。振動周波数および/または振動振幅が所定の基
準値以下に低下すると、これが後置接続された評価電子
回路により識別され、表示され、および/または切換過
程のトリガに使用される。
【0003】この種の装置は多くの工業分野で使用され
ており、例えば化学工業、食品工業、または水処理領域
での充填物限界値検知器として使用される。ここで装置
は過充填保護のために、またはポンプ空運転保護のため
に使用される。このような装置が動作中に浸沈すること
のある充填物のバンド幅は、水からヨーグルト、インキ
およびラッカーからさらに高粘度の充填物、例えば蜂
蜜、または非常に発泡性の高い充填物、例えばビールま
でに及ぶ。
【0004】DE−A4419617には、所定の充填
状態を検出および/または監視するための装置が記載さ
れている。この装置は、ケーシングと、容器内へ突出し
た2つの振動ロッドと、一方の端部がケーシングに固定
的に懸架されたダイヤフラムと、このダイヤフラムに前
記振動ロッドが相互に間隔をおいて配置されており、ダ
イヤフラムを振動励起するためダイヤフラムに配置され
た圧電励振変換器と、ダイヤフラムの振動を受信し、電
気受信信号に変換するためダイヤフラムに配置された圧
電受信変換器とを有し、ダイヤフラムの振動は振動ロッ
ドをその長手軸に対して垂直に逆相で振動させる。
【0005】この装置には帰還結合回路が設けられてお
り、この帰還結合回路は入力増幅器、入力増幅器に直列
に接続された移相器、および移相器に直列に接続された
出力増幅器を有する。帰還結合回路の入力端には動作時
に、受信変換器により記録された受信信号が印加され、
この帰還結合回路の出力信号は励振変換器に供給され
る。
【0006】この装置では機械的振動形成器、電気機械
的変換器、および帰還結合回路からなる複雑な振動シス
テムが取り扱われる。個々の要素は、電気的および機械
的に完全には分離されていない。電気的結合も機械的結
合も両方存在する。
【0007】その結果、受信信号は、それぞれの機械的
振動形成器の振動による所望の測定信号だけでなく、前
記の結合によって発生した付加的な信号も含んでいる。
【0008】これまでこの種の装置は、高粘度媒体や水
分を含んだ泡、または粘性に高い泡での測定に使用する
ことはできなかった。装置がこのような媒体で動作する
ように前もって調整すると、別の適用の際に次のような
問題が生じる。すなわち、機械的信号形成器の確実な励
振を保証できないという問題が生じる。
【0009】移相器により形成される位相差は、例えば
振動形成器が空気中で振動するならシステムの共振に相
当する。しかしシステムの振動的Qがいずれかの理由で
減少すると、そのために位相差のこの固定値がもはや存
在しなくなる。機械的に振動形成器が振幅がゼロでない
振動を実行するのに有利な周波数は存在せず、位相差は
この固定値を有する。この位相差は帰還結合会によって
調整することはできない。これにより誤機能が発生す
る。
【0010】振動的Qの減少は例えば、機械的振動形成
器の運動が減衰されると発生する。これは例えば、粘性
媒体、または液体を含有する泡または粘度の高い泡に浸
沈された場合である。
【0011】欧州特許願97107152.7には、容
器中の所定の充填状態を検出および/または監視するた
めの装置が記載されている。この装置は、ケーシング
と、容器に突出した2つの振動ロッドと、その縁部がケ
ーシングに固定的に懸架されたダイヤフラムと、このダ
イヤフラムに振動ロッドが相互に間隔をおいて固定され
ており、ダイヤフラムに配置されたただ1つのディスク
状圧電要素とを有し、この圧電要素はダイヤフラムを振
動励振し、受信し、その振動を電気受信信号に変換する
ためのものであり、このダイヤフラムには2つの同形の
電極がダイヤフラムにある軸に対して対称に配置されて
おり、ダイヤフラムの振動は振動ロッドをその長手軸に
対して垂直に逆相で振動させる。
【0012】2つの同形の電極は第1と第2の受信器で
ある。第1と第2の受信器の間には別の電極が配置され
ており、この電極は送信器として用いられる。圧電要素
は、それぞれ3つの電極の1つにより覆われた3つのゾ
ーンを有する。第1の受信器により覆われたゾーンは分
極方向を有し、この分極方向は圧電要素に対する面垂線
に平行に延在している。また別の2つのゾーンは、第1
のゾーンの分極方向とは反対に配向された分極方向を有
する。装置を共振周波数で振動励振するために、第1と
第2の受信器により記録された信号の差が形成され、こ
の差に相応する信号が形成され、センサ固有の一定量だ
け位相シフトされ、位相シフトされた信号が送信器に印
加される。個々のゾーンの分極方向が異なるため、ここ
ではどの信号がどの信号から減算されるかが重要であ
る。第1の受信器と第2の受信器の電気端子を間違えて
接続すると、装置は正しく機能しない。このような装置
を製造する際には、大きな注意を払って作業しなければ
ならない。ゾーンの分極方向が異なるため、コストのか
かる圧電素子を使用しなければならず、製造プロセスで
は分極の異なるゾーンを区別し、2つの同形の受信器を
区別し、正しく接続しなければならない。このことは高
い付加的コストとエラー発生源を意味する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、容器
内の所定の充填状態を検出および/または監視するため
の装置を提供することであり、この装置は広い適用領域
で、すなわち種々異なる多数の媒体で使用できるように
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、ケーシングと、容器内に突出する振動要素と、縁部
がケーシングに固定的に懸架されたダイヤフラムと、電
子機械的変換器とを有し、前記ダイヤフラムには前記振
動要素が固定されており、前記電子機械的変換器は、ダ
イヤフラムを当該変換器に入力される送信信号に依存し
て振動させ、かつその振動を受信し、電気受信信号に変
換し、共振周波数を基準にした、共振周波数とアンチ共
振周波数とのパーセント間隔が、前記振動要素が空気中
で振動する場合には20%以上であるようにして解決さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例によれば、電子機
械的変換器はダイヤフラムに配置され、均等に分極され
たただ1つのディスク状圧電素子であり、この圧電素子
に2つの同形の電極がダイヤフラム面にある軸に対して
対称に配置されており、これら電極のうち一方は送信器
として、他方は受信器として用いられる。
【0016】実施例によれば、ダイヤフラムと圧電素子
との間に、圧電素子とほぼ同じ剛性の材料からなるディ
スクが配置されている。
【0017】別の実施例によれば、ダイヤフラムと圧電
素子との間にステアタイトからなるディスクが配置され
ている。
【0018】別の実施例によれば、圧電素子のダイヤフ
ラム側にアース電極が配置されており、このアース電極
はダイヤフラム反対側に配置された接続電極と電気的に
接続されており、この接続電極はダイヤフラム面にある
軸に対して対称の接続電極である。
【0019】別の実施例によれば、電極はフレキシブル
基板の心線と電気的に接続されている。
【0020】別の実施例では、フレキシブル基板には、
表面実装でハンダ付けされた、電圧制限のための多層バ
リスタが配置されている。
【0021】別の実施例によれば、振動要素はダイヤフ
ラムに相互に間隔をおいて固定された2つの振動ロッド
を有し、これら振動ロッドはダイヤフラムの振動によ
り、それらの長手軸に対して垂直に逆相で振動され、ダ
イヤフラム面に延在する直線の、前記振動ロッドを連結
するラインが前記軸に対して垂直に配置されており、当
該軸を基準にして電極は対称にダイヤフラム上に配置さ
れている。
【0022】別の実施例によれば、取付スリーブがケー
シングに配置されており、この取付スリーブは第1のダ
イヤフラム側開口部を有し、この第1のダイヤフラム側
開口部は圧電素子によって閉鎖され、さらに第2のダイ
ヤフラム側開口部を有し、この第2のダイヤフラム側開
口部を通ってフレキシブル基板は案内されている。
【0023】別の構成によれば、取付スリーブにフレキ
シブル基板を固定するための固定装置が設けられてい
る。
【0024】別の構成によれば、取付スリーブと固定装
置のダイヤフラム反対側にケーシングにはソケットが配
置されており、このソケットにはフレキシブル基板の心
線が電気的に接続されており、ソケットは心線を接触接
続することのできる差込接点を有している。
【0025】別の改善形態では、帰還結合回路が設けら
れており、この帰還結合回路の入力端に動作時には電子
機械的変換器により記録された受信信号が印加され、そ
の出力端では動作時に送信信号が得られ、この送信信号
はセンサ固有の位相だけずらされた受信信号に等しく、
かつ動作時に電子機械的変換器に印加され、形成された
センサ固有の位相シフトは周波数が周波数領域内にある
入力信号に対してほぼ等しく、この周波数領域は装置が
種々の媒体に浸沈されるときに有する周波数によって定
められる。
【0026】別の実施例によれば、センサ固有の位相シ
フトは装置により記録された曲線と交差する位相差に等
しく、この曲線は送信信号と受信信号との間の位相差経
過を、種々異なる媒体に浸沈される振動要素に対する送
信信号の周波数に依存して示す。
【0027】共振周波数frと駆動共振周波数farとの
間のパーセント間隔が共振周波数frを基準にして20
%より大きくなるようにすることによって、装置が広い
適用領域でも使用可能であることが保証される。本発明
の装置を以下、非常に種々異なる媒体で使用する場合に
ついて詳細に説明する。本発明の装置は、まず水から始
まり、高粘度の媒体、例えば蜂蜜、または非常に粘度の
高い泡まで、調整を変化することなしに使用することが
できる。
【0028】
【実施例】図1には、容器内の所定の充填状態を検出お
よび/または監視するための本発明の装置の実施例が示
されている。
【0029】装置は円筒状のケーシング1を有し、この
ケーシングの外側円筒状外套にはねじ3が設けられてい
る。このねじによって装置は、図1に図示しない容器に
配置された開口部に所定の充填状態レベルまで挿入する
ことができる。例えばフランジを用いた別の固定形式を
使用することもできる。
【0030】ケーシング1の容器側端部は、その縁部に
固定され、ケーシング1に懸架されたダイヤフラム5に
よって閉鎖されている。ダイヤフラム5には容器に突出
した振動要素が固定されている。この振動要素は、図示
の実施例では相互に間隔をおいてダイヤフラム5に固定
され、容器に突出する2つの振動ロッド7,9を有す
る。
【0031】ダイヤフラム5には電子機械的変換器が配
置されている。図示の実施例ではこの変換器はただ1つ
の圧電素子11である。図2は圧電素子11のダイヤフ
ラム反対側の平面図を示し、図3はその円筒状外套面を
示し、図4はそのダイヤフラム側の平面図を示す。
【0032】圧電素子11はダイヤフラム5を、圧電素
子11に印加される送信信号Sに依存して振動励振し、
その振動を受信し、電気受信信号Eに変換するのに用い
る。
【0033】圧電素子11はディスク状であり、均等な
分極を有する。分極方向はダイヤフラム11の面垂線に
対して平行である。
【0034】圧電素子11は、周知のように、分極方向
に印加される電圧差に依存してその厚さを変化させる。
交流電圧が印加されれば、厚さは発振的に変化する。厚
さが増大すると、圧電素子11の直径は減少し、厚さが
減少すると、直径は相応の増大する。
【0035】圧電素子11のこの振動特性に基づき、電
圧差は装置に組み込まれた状態でダイヤフラム5のしな
りに作用する。
【0036】圧電素子11の直径の拡大に作用する電圧
差が印加されると、しなりの中心、すなわち固定面に対
して垂直の少なくとも1つの切断点は圧電素子11のダ
イヤフラム側に来る。また圧電素子の直径の減少に作用
する電圧差が印加されると、しなりの中心は圧電素子の
ダイヤフラム反対側に来る。
【0037】圧電素子11に交流電圧が印加され場合、
ダイヤフラム5は振動し、その振動腹部はダイヤフラム
の中心である。
【0038】ダイヤフラム5に配置された振動ロッド
7,9はダイヤフラム5の振動に基づいて、それらの長
手軸に対して垂直に逆相で振動する。振動ロッド7,9
の偏向は図1に矢印で示されている。この逆相運動によ
り、各振動ロッド7,9によりダイヤフラム5に及ぼさ
れる相互作用が相殺される。このことにより緊張の機械
的負荷が低減し、振動エネルギーがケーシング1に伝達
されることがない。
【0039】圧電素子11には2つの同形の電極が配置
されている。これら電極の一方は送信器13として使用
される。送信器13に印加される交流電圧により、ダイ
ヤフラム5は振動される。他方の電極は受信器15とし
て使用される。ダイヤフラム5の振動は、受信器15を
介して取り出すことのできる受信信号を形成する。
【0040】送信器13と受信器15は、ダイヤフラム
にある軸17に対して対象に配置されている。軸17は
圧電素子11の円形面の対角線に相当する。
【0041】圧電素子11のダイヤフラム側には図4に
示されたアース電極19が配置されている。
【0042】ケーシング1とダイヤフラム5が導電性材
料からなり、アース電極と電気接続しているならば、圧
電素子11をダイヤフラム5に導電性接着剤により接着
するか、またはダイヤフラム5にハンダ付けするだけで
十分である。これによりアース電極19の電気接続と、
ダイヤフラム5と圧電素子11との間の、振動励起に用
いる機械的結合とが同時に作製される。
【0043】しかしケーシング1が非導電性材料、例え
ばプラスチックからなる場合、または安全技術上の問題
から圧電素子11とダイヤフラム5ないしはケーシング
1との間に導電接続が存在すべきでない場合、アース電
極19の接続は別の手段で行わなければならない。装置
の使用領域および使用国に応じて別の規則が適用され
る。多くの国で、また多くの適用領域に対して頻繁に課
せられる要求は、圧電素子11の電気接続部も含めて、
装置の電子回路とケーシング1との間に導電分離が存在
しなければならないということである。
【0044】安全技術上の理由から、ケーシング1ない
しはダイヤフラム5と圧電素子11との間に導電接続が
存在してはならない場合、ダイヤフラム5と圧電素子1
1との間に絶縁材からなるディスク31が挿入される。
このようなディスク31が図5の展開図に示されてい
る。原則的に多数の絶縁材料を使用することができる。
しかし研究により、機械的剛性が圧電素子11の機械的
剛性にほぼ等しい材料を使用すると有利であることが判
明した。これは、振動伝達特性、とりわけ損失が少ない
点で有利である。相互に相関するパラメータ、例えば弾
性率、圧縮率、撓み剛性および圧縮および引っ張り強度
が材料の剛性に対するそれぞれの尺度である。ディスク
31の剛性が圧電素子11の剛性よりも小さければ、振
動励起に使用されるエネルギーの一部が失われてしま
う。なぜなら、ディスク31が剛性の高い圧電素子11
によって変形されるからである。ディスク31の剛性が
圧電素子11よりも大きければ、ディスク31は圧電素
子1の振動を阻止し、同じように振動エネルギーが失わ
れてしまう。
【0045】特に良好な結果はステアタイトからなるデ
ィスク31によって達成された。ステアタイトは、タル
クおよび水からなるペーストを圧縮し焼結することによ
り得られる材料である。エネルギーバランスの点で良好
な結果は、酸化シリコンベースの磁器によっても達成で
きる。同じように剛性を30%から50%のグラスファ
イバにより強化したプラスチック、例えばポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)またはポリエーテルイミド
(PEI)も使用可能である。しかしこれらの材料は、
それぞれのグラスファイバ強化プラスチックのガラス移
行温度以下の温度でだけ使用可能である。そのため本発
明の装置が使用できる適用領域が制限される。これに対
して酸化アルミニウム−セラミックは通常あまり適しな
い。なぜなら、酸化アルミニウム−セラミックとの関連
で比較的に厚い圧電素子を使用しなければならないから
である。比較的に厚い圧電素子は比較的に小さいキャパ
シタンスを有し、このことは後続の電子回路にとって不
利である。
【0046】このことは例として弾性率の比較により明
らかである。鉛ジルコニウムチタン(PZTセラミッ
ク)からなる圧電素子11は典型的には約140×10
3N/mm2の弾性率を有する。ステアタイトは約100
×103N/mm2の弾性率を有する。これに対して酸化
アルミニウムセラミックは300×103N/mm2の弾
性率を有する。
【0047】本発明によれば、アース電極19はダイヤ
フラム反対側に配置された接続電極21と導電接続され
ている。このことは有利には、アース電極19を形成す
る導電層が少なくとも箇所23で、圧電素子11の円筒
状の外套面25を越えて対向するダイヤフラム側に伸長
し、ここで導電層が接続電極21に移行することによっ
て達成される。図2に示された実施例では、相互に対角
の対向する2つの箇所23が設けられている。接続電極
21は、ダイヤフラムにある軸17に対して対称であ
り、送信器13と受信器15との間に配置されている。
接続電極は拡大された菱形の形状を有する。
【0048】この構成によって、アース電極19を接続
電極21を介して圧電素子11のダイヤフラム反対側で
電気的に接続することができる。このことにより本発明
の装置の製造時に格別の利点が得られる。なぜなら、3
つすべての電極の電気接続がそれぞれ圧電素子11の同
じ側で行われ、大量のロットを1回で相応のコンベヤに
配置し、同時に処理することができるからである。圧電
素子11を回転させたり、取り出したりする必要はな
い。
【0049】電気接続のために有利には、3つの心線2
9を有するフレキシブル基板27が設けられる。これは
図6に示されている。フレキシブル基板はただ1つの作
業ステップで3つの電極にハンダ付けすることができ
る。このことにより、電極はフレキシブル基板27の心
線29と電気接続される。送信器13と受信器15は構
造の点で完全に同じであるから、送信器13と受信器1
5を取り違えることによる誤った取り付けはあり得な
い。接続電極21の接続の点でも同じようにエラーは発
生し得ない。なぜなら、この電極は別の2つの電極間の
位置によって一義的に示されるからである。
【0050】安全技術上の理由から有利には、送信器1
3と受信器15をそれぞれ、正および負の印加される電
圧を制限する素子を介してアースに接続する。有利には
これは多層バリスタであり、寸法が小さいのでフレキシ
ブル基板26に取り付けられる。有利には表面実装可能
な多層バリスタ、いわゆるSMD構成素子が使用され
る。この構成素子は機械でフレキシブル基板27に表面
実装取り付けされ、ハンダ付けすることができる。
【0051】本発明の装置の製造時にはまず圧電素子1
1がディスク31に接着される。図5に示すように、デ
ィスク31は圧電素子11よりもやや大きな直径を有す
る。従ってディスク31はリング状の外側自由縁部33
を有する。次の作業工程でフレキシブル基板27が送信
器13,受信器15および接続電極21に接続される。
このことは有利には、機械的に実行されるハンダ過程に
よって行い、有利にはフレキシブル基板27との装着時
に実装し、ハンダ浴から引き上げる。
【0052】図5に示された取付スリーブ35が設けら
れており、このスリーブは実質的に円筒状である。取り
付け状態では取付スリーブ35はケーシング1内に配置
され、第1のダイヤフラム側開口部37と第2のダイヤ
フラム反対側開口部39を有する。
【0053】製造時に取付スリーブ35は、ダイヤフラ
ム側開口部37を画定するリング状端面によりディスク
31の縁部33に固定される。取付スリーブは例えば接
着される。従って開口部37は圧電素子11により閉鎖
される。図5に図示しないフレキシブル基板27は第2
のダイヤフラム反対側開口部39を通って案内され、ケ
ーシング1に配置される。
【0054】フレキシブル基板27を固定するための固
定装置41が設けられている。kれは図5に示された実
施例では、2つのスナップホック45を有する支持体4
3であり、このスナップホックにより支持体を取付スリ
ーブ35に係止することができる。取付スリーブ35は
相互に対角に対向して開口部39の縁部に配置された2
つの後部切断部47を有する。この後部切断部にスナッ
プホック45が係止する。
【0055】支持体43にはそのダイヤフラム反対側に
円筒状のロッド49が成形されており、フレキシブル基
板は長手方向でその中央に円形状の切欠部51を有す
る。固定のためにフレキシブル基板27は固定装置41
に装着され、その際にロッド49は切欠部51を貫通す
る。
【0056】取付スリーブ35と固定装置41のダイヤ
フラム反対側では、ケーシング1にソケット53が配置
されている。このソケットにはフレキシブル基板27の
心線が電気的に接続される。ソケット53は図5に図示
しないソケット接点を有し、このソケット接点を介して
心線29が、図5に矢印55で示した方向で上方から接
触接続することができる。
【0057】固定装置41にはダイヤフラム反対側の方
向を指す別の2つのスナップホック57が設けられてい
る。ソケット53のダイヤフラム反対側端部には、相応
の後部切断部59が配置されている。この後部切断部に
はスナップホック57が、ソケット53を取付スリーブ
35に固定された固定装置41に載置する際に係止す
る。
【0058】図5に示された構成部材:ディスク31,
圧電素子11,取付スリーブ35,固定要素41,ソケ
ット53、および図6に示されたフレキシブル基板27
は1つの構成ユニットを形成する。この構成ユニット
は、前もって完全に組み立てることができ、完成した構
成ユニットとしてケーシング1に取り付け、そこで固定
するだけである。固定は例えば、ケーシング内部を指す
ダイヤフラム表面に接着剤を塗布し、構成ユニットをデ
ィスク31と共に前もってダイヤフラム5に押圧するこ
とにより行われる。
【0059】ここで有利には構成ユニットのケーシング
1における配向を次のように選択する。すなわち、ダイ
ヤフラム面に延在し、振動ロッド7,9を直線で接続す
る仮想ラインが軸17に対して垂直に延在するように
し、この軸を基準にして電極が対称にダイヤフラムに配
置されるように配向するのである。このことによって、
振動ロッド7,9の偏向を、振動ロッドが平衡状態とな
るような平面で形成する振動成分が実質的に発生しな
い。
【0060】受信器15により得られる受信信号Eは振
幅Aと位相Δφを有する。位相Δφにより、ここでは受
信信号Eと送信器15に印加される送信信号Sとの間の
位相差が示される。
【0061】振幅Aは、振動ロッド7,9の機械的振動
振幅が大きくなればなるほど大きくなる。この事実を使
用して、本発明の装置はゆうりにはその共振周波数fr
で駆動される。共振周波数frでは機械的振動振幅が最
大である。
【0062】調和発振器を理想振動系に対する例として
みると、その振動振幅は振動周波数に依存してただ1つ
の最大値を有する。振動励振と発振器の振動との間の位
相差はこの最大値の領域で180゜位相跳躍する。共振
周波数で振動振幅は最大であり、位相差は90゜であ
る。
【0063】同じ物理的基本原理に基づき、本発明の装
置では共振の場合に送信信号Sと受信信号Eとの間の固
定の位相関係が生じる。この位相差の固定値は装置の機
械的および電気的振動特性に依存する。測定により、値
は通常±60゜および±90゜の間にあることが示され
た。符号は位相状態を検出するための基準点の定義から
得られる。
【0064】このような装置をその共振周波数frの近
傍で振動させるために、帰還結合回路が設けられてい
る。この帰還結合回路は、電気送信信号Sと受信信号E
との間に発生する位相差を所定の定数値ΔφRに制御す
る。
【0065】調和発振器では振動的Qの減衰または低下
は、共振時の最大振幅の低下に作用する。位相はこのよ
うな場合、周波数に依存して跳躍的にではなく連続的に
増大する。すなわち、振動的Qの減衰ないしは低下が大
きければ大きいほど変化は緩慢になる。しかし全体とし
て、減衰が非常に大きい場合には、全体で180゜の位
相変化が生じ、共振周波数では90゜の位相差が生じ
る。共振に相応する位相差の固定値90゜は常に存在
し、共振周波数ではそのように仮定される。
【0066】理想発振器とは異なり上に述べた装置で
は、圧電素子11,送信器13,受信器15および機械
的振動形成器との間に電気的および機械的結合が存在す
る。
【0067】機械的結合は例えば機械的緊張によって発
生するものであり、本発明の装置では無視できるほど小
さく、従って後では考慮しない。
【0068】電気的結合は、送信器13とアース電極1
9の間、送信器13と接続電極23の間、受信器13と
アース電極23の間、受信器15と接続電極23の間、
そして送信器13と受信器15との間に発生する。これ
らの電気的結合は、等価回路の形態でそれぞれ電極に関
連するキャパシタンスにより表すことができる。
【0069】この容量的結合は、振動ロッド7,9が固
定的に懸架され、ダイヤフラム5が機械的運動を行わな
い場合でも、受信器15にゼロとは異なる信号が印加さ
れるように作用する。ここでは送信器13と受信器15
との電気的結合が明らかにもっとも大きな成分である。
【0070】受信器15に印加される受信信号Eは2つ
の成分から合成される。すなわち測定信号EMと電気的
結合による付加的信号Eelである。
【0071】E=EM+Eel 測定信号EMは、機械的振動形成器の振動に基づき、周
波数に依存する振幅AM(f)と周波数に依存する位相
ΔφM(f)を有する。
【0072】図7の(A)は測定信号EMの振幅AM
(f)を、(B)は位相ΔφM(f)を周波数fに依存
して示す。この曲線はシミュレーション計算により、例
えば有限要素計算により定めることができる。
【0073】実験的にはこの曲線は、送信器13を周波
数発生器に接続し、振動ロッド7,9の位相と振幅を周
波数発生器(例えばレーザバイブレータによる)の周波
数に依存して検出して測定することができる。
【0074】図7の(A)と(B)ではそれぞれ実線が
装置の自由振動に相応し、破線は装置の振動が強く減衰
された場合を示す。測定信号の振幅AM(f)も位相Δ
φM(f)も両方の場合で、すでに説明した調和発振器
に対して典型的な経過を有している。
【0075】付加的信号Eelは実質的に一定の振幅Ael
と実質的に一定の位相Δφelを有する。位相によりここ
では、電気送信信号Sを基準にした電気信号Eのそれぞ
れの成分の位相ずれが示されている。
【0076】図8(A)の実線は付加的信号Eelの振幅
Aelを、(B)の実線は付加的信号Eelの位相Δφelを
周波数fに依存して示す。これらの曲線もシミュレーシ
ョン計算により求めることができる。実験的には、分極
しない圧電素子を使用して記録することができる。分極
しない圧電素子では送信信号によって機械的運動は形成
されず、信号Eはしたがって電気的結合に基づく付加的
信号Eelに相応する。これはオシロスコープによって測
定することができる。
【0077】付加的信号Eelの振幅Aelと位相Δφelは
それぞれの装置の機械的構造およびその電気特性と一義
的な関係にある。図示の実施例では付加的信号Eelは1
80゜の位相を有する。
【0078】図9(A)は信号Eの振幅A(f)を、
(B)は位相Δφ(f)を示す。2つの曲線は、前に説
明した信号Eの2つの成分を振幅および位相で重畳する
ことにより得られる。
【0079】 EeiΔφ=AMiΔφM+AeliΔφel 2つの曲線はそれぞれ4つの領域I,II,III,IVを有し、
これらは非常に簡単化して示されている。
【0080】外側領域IとIVに付加的信号Eelは最大振
幅Aelを有し、従って優勢である。生じた位相Δφは従
って実質的に付加的信号Δφelの位相に相応する。
【0081】領域IとIIでは信号は逆相である。領域I
で振幅Aは降下する。上側領域境界では振幅はゼロであ
る。以下、アンチ共振周波数farと称するこの周波数で
測定値EMと付加的信号Eelは同じ振幅を有するが、逆
相である。領域IIで振幅Aは新たに上昇する。領域III
とIVで2つの振動は同相であり、相互に加算される。振
幅Aは、共振周波数frにおいて領域IIとIIIの間の境界
にある最大値を有し、比較的に高い周波数に向かって次
第に降下する。
【0082】位相Δφは領域Iでは180゜であり、領
域IIでは0゜、領域IIIとIVでは再び180゜である。
【0083】機械的振動形成器が減衰される場合が発生
すると、測定信号の振幅AM(f)と位相ΔφM(f)は
図7の(A)と(B)に破線で示した経過を示す。振幅
AM(f)は周波数と共に非常に緩慢に上昇し、下降す
る。そして明らかに小さな最大値を有する。位相ΔφM
(f)は位相跳躍を示さず、周波数と共に連続的に上昇
する。減衰が強ければ強いほど、振幅の最大値は小さ
く、位相の勾配も小さい。しかし位相ΔφM(f)は漸
近的に常に値0゜から180゜へ達し、共振周波数では
位相は前と同じように90゜である。付加的信号Eelは
変化しないままである。
【0084】2つの成分を振幅と位相で重畳して得られ
た受信信号Eの振幅A(f)と位相Δφ(f)は明らか
に最初の振動的Qの低下が存在しない場合とは異なる。
振幅A(f)の最大値はかなり曖昧であり、位相Δφ
(f)はそれぞれ180゜の相互に反対方向の2つの位
相跳躍ではなく、相互に反対方向の2つの連続的位相変
化を有する。最大位相差は180゜よりも明らかに小さ
い。システムの減衰度に依存して位相差は90゜よりも
小さくなる。
【0085】従って機械的振動形成器が泡または粘性媒
体の中で減衰されると、またはシステムの振動的Qが何
らかの原因で低下すると、電気送信信号と電気受信信号
Eとの間の位相差Δφは周波数に依存して、相互に反対
方向の2つの連続的位相変化を有するが、最大位相差は
非常に小さくなることがある。最大位相差は、共振周波
数frとアンチ共振周波数farとの間隔が小さければ小
さいほど、小さくなる。
【0086】同じような信号分析を、前に図1〜図6に
基づいて説明した本発明の装置でも行うことができる。
この装置も振動要素と電子機械的変換器を有する。研究
により、共振周波数とアンチ共振周波数との間のパーセ
ント間隔が、本発明の装置を申し分なく使用できる種々
の媒体のバンド幅に対する決め手であることが示され
た。ここで、20%またはそれ以上のパーセント間隔
が、装置を実際上すべての適用分野で使用可能にするの
に十分であることが示された。パーセント間隔とは、共
振周波数frを基準にした、共振周波数frとアンチ共振
周波数farとの差の値を表す。前に述べたすべての媒体
において同じ装置を使用することができ、変更または媒
体固有の調整を行う必要がない。
【0087】装置の共振周波数とアンチ共振周波数との
間のパーセント間隔は前に説明したように測定すること
ができ、装置が大きなパーセント間隔を有するように十
分に最適化することができる。この間隔を増大するため
には以下の手段が適する: a)振動要素の機械的振動Qを例えば形状付与および材
料選択により上昇させる。
【0088】b)エネルギー損失を例えば対象構造によ
り低減する。
【0089】c)変換器の振動が媒体に伝達される際、
および反対に伝達される際のエネルギー損失を回避す
る。
【0090】d)構成部材の数を低減する。
【0091】e)機械的緊張を回避する。
【0092】図1から図6に示した本発明の装置は、た
だ1つの圧電素子11を使用することに基づき、実質的
に機械的緊張が発生しないという利点をもたらすもので
ある。このただ1つの圧電素子は、直接または剛性が最
適に適合された材料からなるディスク31を介在してダ
イヤフラムに取り付けられる。機械的緊張が発生すれ
ば、共振周波数frとアンチ共振周波数farとの間隔が
減少することとなる。
【0093】付加的に送信器13と受信器15が対称で
あり、均等に分極された圧電素子11にそれらが配置さ
れていることにより、付加的信号Eelの振幅Aelは測定
信号EMの振幅AMに比較して非常に小さくなる。接続電
極23が送信器13と受信器15の間に対称に配置され
ていることにより、送信器13と受信器15との電気的
結合がさらに低減され、ひいては付加的信号Eelの振幅
Aelがさらに低減される。
【0094】相応して本発明の装置は、共振周波数fr
とアンチ共振周波数farとの間に非常に大きな間隔を有
する。共振周波数frを基準にした、共振周波数frとア
ンチ共振周波数farとの間隔 Δf=(fr−far)/fr は、空気中では40%にまでなる。最大位相差Δφは空
気中で180゜である。振動ロッド7,9を粘性の高い
泡または高粘度の媒体に浸沈すると、充填物の特性に基
づいて、最大位相差ΔΦが減少する。
【0095】図10は、この装置の共振周波数frの近
傍の周波数における位相差ΔΦの経過を示す。ここで、
装置が空気中で振動するときには菱形で示された位相経
過が生じる。四角で示された位相経過は、振動ロッド
7,9が水に浸沈されたときに生じる。三角で示された
位相経過は、振動ロッド7,9が1000mPasの粘
度の液体に浸沈されたときに生じ、ばつで示された位相
経過は、振動ロッド7,9が5000mPasの粘度の
液体に浸沈されたときに生じる。空気中の共振周波数は
fr1により示されており、水中の共振周波数はfr2によ
り示されている。
【0096】空気中と水中での適用には問題がなく、最
大位相差は180゜である。装置の本発明の構造に基づ
き、最大位相差は粘度1000mPasの液体では約1
60゜であり、粘度5000mPasの液体では約12
0゜である。図10には図示されていないが、振動ロッ
ド7,9を泡に浸沈したさらなる測定では、泡の粘性に
よっては比較的大きな位相差が得られることもあった。
従って最大位相差は粘性の泡の場合、粘度5000mP
asの媒体の場合とほぼ同じ値である。
【0097】従って送信信号Sと受信信号Eとの間で調
整すべきただ1つのセンサ固有の位相差ΔΦRを決める
ことができる。これにより装置は低粘度から高粘度まで
の媒体で問題なしに動作する。有利には個のセンサ固有
の位相差は位相差ΔΦ*に等しい。位相差ΔΦ*は図10
に位相経過の交点として示されている。この交点は図1
0では、装置が空気中で自由に振動するときに発生する
位相の約70゜下にある。ここに示されたセンサ固有の
位相差ΔΦ*において、種々異なる媒体に浸沈された状
態での振動周波数は同一である。
【0098】有利には送信信号Sと受信信号Eとの間の
位相差ΔΦをこの示されたセンサ固有の値ΔΦ*に保持
し、受信信号Eの周波数を評価する。受信信号Eの周波
数fが、空気中の共振周波数fr1の所定のパーセント成
分(fr1−fm)/fr1だけ空気中の共振周波数fr1よ
り小さければ、振動ロッド7,9は充填物により覆われ
ている。このパーセント間隔を以下、切替間隔と称す
る。
【0099】図11には、受信信号Eの周波数fを種々
の媒体における振動ロッド7,9の浸沈深度dに依存し
て測定した結果が示されている。周波数fはHz、浸沈
深度dはmmで示されている。菱形により水に浸沈した
場合の曲線が、四角により粘度5000mPasの液体
に浸沈下場合の曲線が、三角により粘度12500mP
asの液体に浸沈した場合の曲線が示されている。これ
らの測定は、水平に引かれたラインにより示された−1
5%の切替間隔において、この切替間隔を下回る浸沈深
度が3つの媒体でも1mmしか異ならないことを示して
いる。
【0100】本発明の装置は、媒体のバンド幅が非常に
広くても実質的に同じ良好な結果を提供する。その理由
は、共振周波数frを基準にした、共振周波数frとアン
チ共振周波数farとのパーセント間隔が非常に大きいか
らである。この間隔によって、種々異なる媒体に浸沈し
た際に常に達成されるセンサ固有の位相差の存在するこ
とが保証される。センサ固有の位相差が種々異なる媒体
においてもほぼ同じ浸沈深度で切り替わるので本発明の
装置は、このセンサ固有の位相差ΔΦRが前に示された
位相差ΔΦ*と等しければ非常に正確である。この前に
示した位相差ΔΦ*とは、周波数の関数としての受信信
号の位相曲線が種々異なる媒体に振動ロッド7,9を浸
沈した際に交差する際の位相差である。
【0101】図12に示された帰還結合回路は、装置を
振動させ、送信信号Sと受信信号Eとの間のセンサ固有
の位相差を調整するために使用される。
【0102】帰還結合回路の入力端61には、動作時に
受信器15により記録された受信信号Eが印加され、そ
の出力端63には送信信号Sが得られる。送信信号S
は、一定のセンサ固有の位相差ΔΦrだけずらされた入
力信号Eに等しく、動作時に送信器15に印加される。
【0103】帰還結合回路は、非常に大きな周波数領域
で同じ一定のセンサ固有の位相差ΔΦrを送出するよう
に構成されている。周波数領域は、種々異なる媒体に浸
沈した際に入力信号Eが有することのできる周波数によ
り定められる。ただしこれは、送信信号Sと受信信号E
との間で一定のセンサ固有の位相差ΔΦrが存在する場
合である。上に述べた本発明の装置の有利な周波数特性
に基づき、本発明の装置が適用可能である領域は相応に
非常に大きい。1つの同じ装置が、空気から始まり高粘
度の媒体および粘性の高い泡までの媒体で申し分なく機
能し、その際に装置の調整変更は必要ない。相応に、発
生する周波数の帯域幅が大きい。図11に示された測定
では、装置が空気中で振動する際の周波数は1000H
z以上であり、また覆われた状態での周波数もまだ約8
00Hzである。
【0104】帰還結合回路は、バンドパスフィルタ6
5,これに直列に接続された第1の増幅器67,第1の
増幅器67に直列に接続された移相器69,および移相
器69に直列に接続された第2の増幅器71を含む。帰
還結合回路はその全体ユニットにおいて、出力端63か
ら取り出される送信信号Sが入力端61に印加される受
信信号Eの広い周波数領域に対して、所定のセンサ固有
位相差ΔΦRだけずらされたそれぞれの入力信号Eに等
しくなるよう構成されている。
【0105】図13は、このような帰還結合回路の実施
例を示す。
【0106】バンドパスフィルタ65は第1の演算増幅
器OP1を有する。入力端61は線路73,入力抵抗R
1およびこれに直列に第1のコンデンサC1を介して、
第1の演算増幅器OP1の反転入力端に接続されてい
る。第1の演算増幅器OP1は供給電圧Vから給電され
る。第1の演算増幅器OP1の非反転入力端は、例えば
供給電圧Vの半分であるオフセット電位VOと接続され
ている。第1の演算増幅器OP1の帰還結合路には相互
に平行に第2の抵抗R2と第2のコンデンサC2が接続
されている。ここで帰還結合路は、第2の抵抗R2を介
して第1のコンデンサと第1の演算増幅器OP1の反転
入力端との間で、また第2のコンデンサC2を介して入
力抵抗R1と第1のコンデンサC1との間で線路73と
接続されている。
【0107】バンドパスフィルタ65に直列に第1の増
幅器67が配置されている。これは非反転型振幅制限増
幅器であり、第2の演算増幅器OP2を有している。第
1の演算増幅器OP1の出力端は第2の演算増幅器OP
2の非反転入力端と接続されている。第2の演算増幅器
OP2は同じように供給電圧Vを介して給電される。第
2の演算増幅器OP2の出力端は、高抵抗の第3の抵抗
R3を介して第2の演算増幅器OP2の反転入力端に接
続されている。さらに、第2の演算増幅器OP2の反転
入力端は第4の抵抗R4とこれに直列に接続された第3
のコンデンサC3を介してアースに接続されている。第
4の抵抗R4と第3のコンデンサC3は下側帯域限界部
を形成する。この下側帯域限界部により定められる遮断
周波数の上では、第1の増幅器67の増幅率は実質的に
第3の抵抗R3と第4の抵抗R4との比によって定めら
れる。第3の抵抗R3に並列に第1と第2のダイオード
D1,D2が反対の導通方向で相互に平行に配置されて
いる。第1と第2のダイオードD1,D2は、増幅すべ
きほぼ正弦波状の信号の形状を増幅率が高くても保つよ
うにする。
【0108】増幅器67には移相器69が接続されてい
る。移相器69はパッシブ型移相器であり、減結合部7
5と、本来の位相シフトに作用する直列に接続された2
つの同じ要素77からなる。減結合部75は、第4のコ
ンデンサC4およびこれに並列に接続された非常に高抵
抗の第5の抵抗R5からなる。第5の抵抗R5は、移相
器69の全体抵抗が直流において無限大にならないこと
を保証するために用いる。本来の位相シフトに作用する
要素77はそれぞれ第1の分岐路と第1の分岐路に並列
に接続された第3の分岐路からなる。第1の分岐路には
第6の抵抗R6と第5のコンデンサC5が直列に配置さ
れている。第2の分岐路には第7の抵抗R7が配置され
ており、この抵抗は第6のコンデンサC6を介してアー
スに接続されている。
【0109】移相器69に直列に配置された第2の増幅
器71は図示の実施例では、直列に接続された2つの部
分回路67,79からなる。第1の部分回路67は第1
の増幅器67と同じであり、従って図13では区別のた
めに67に’が付されている。第2の部分回路79は第
8の抵抗R8とこれに直列に接続された第9の抵抗R9
を有する。第8と第9の抵抗R8,R9の間にはタップ
があり、このタップは一方では第3の演算増幅器OP3
の反転入力端と接続されており、他方では第7のコンデ
ンサC7を介してアースに接続されている。第3の演算
増幅器OP3の非反転入力端にはオフセット電圧VOが
印加され、第3の演算増幅器OP3には供給電圧Vが給
電される。第9の抵抗R9は帰還結合回路の出力端63
に直接接続されており、第3の演算増幅器OP3の出力
端は第10の抵抗R10を介して出力端63と接続され
ている。
【0110】第8の抵抗R8と第7のコンデンサC7は
ローパスフィルタを形成する。このローパスフィルタ
は、超音波周波数領域からのノイズを除去するのに用い
る。部分回路79の増幅率は実質的に、第9の抵抗と第
8の抵抗R8,R9との比によって定められる。
【0111】この回路は、帰還結合回路により得られる
位相シフトが所望の値を有するように構成されている。
このことは例えば回路計算、または回路シミュレーショ
ンによって行われる。ここで回路の全要素の位相シフト
の際には、帰還結合回路の出力信号が帰還結合回路の入
力信号を基準にして周波数領域において所望の位相関係
を有することを考慮しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の縦断面図である。
【図2】図1の圧電素子のダイヤフラム反対側の平面図
である。
【図3】図1の圧電素子の円筒状外套面の正面図であ
る。
【図4】図1の圧電素子のダイヤフラム側の平面図であ
る。
【図5】図1のケーシング内部に配置された構成部材の
展開図である。
【図6】フレキシブル基板の概略図である。
【図7】測定信号の振幅と位相の経過を示す線図であ
る。
【図8】付加的信号の振幅と位相の経過を示す線図であ
る。
【図9】入力信号の振幅と位相の経過を示す線図であ
る。
【図10】入力信号の位相経過を周波数に依存して、振
動ロッドが種々異なる媒体に浸沈された場合について示
す線図である。
【図11】入力信号の周波数経過を振動ロッドの浸沈深
度に依存して、種々異なる場合対の場合で示す線図であ
る。
【図12】帰還結合回路のブロック回路図である。
【図13】図12の帰還結合回路の実施例を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 ケーシング 3 ねじ 5 ダイヤフラム 7,9 振動ロッド 11 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 セルゲイ ロパティン ドイツ連邦共和国 レルラッハ フライブ ルガー シュトラーセ 321−アー (72)発明者 ヘルムート プファイファー ドイツ連邦共和国 シュタイネン キルヒ シュトラーセ 26/5 (72)発明者 アレクサンダー ミュラー ドイツ連邦共和国 シュタイネン アム ヴァイエラッカー 18 (72)発明者 フォルカー ドライヤー ドイツ連邦共和国 レルラッハ ゼーゲマ ットシュトラーセ 6 (72)発明者 ヴォルフガング ブルッチン ドイツ連邦共和国 ショプフハイム エア レンヴェーク 4

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の所定の充填状態を検出および/
    または監視するための装置において、 ケーシング(1)と、容器内に突出する振動要素と、縁
    部がケーシングに固定的に懸架されたダイヤフラム
    (5)と、電子機械的変換器とを有し、 前記ダイヤフラム(5)には前記振動要素が固定されて
    おり、 前記電子機械的変換器は、ダイヤフラム(5)を当該変
    換器に入力される送信信号(S)に依存して振動させ、
    かつその振動を受信し、電気受信信号(E)に変換し、 共振周波数(fr)を基準にした、共振周波数(fr)と
    アンチ共振周波数(far)とのパーセント間隔が、前記
    振動要素が空気中で振動する場合には20%以上であ
    る、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 電子機械的変換器は、ダイヤフラム
    (5)に配置され、均等に分極するディスク状のただ1
    つの圧電素子(11)であり、 該圧電素子には2つの同形の電極が、ダイヤフラム内の
    軸(17)に対して対称に配置されており、 当該電極の一方は送信器(13)として、他方は受信器
    (15)として用いられる、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 ダイヤフラム(5)および圧電素子(1
    1)にはディスク(31)が配置されており、 該ディスクの材料は、圧電素子(11)の剛性にほぼ等
    しい機械的剛性を有する、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 ダイヤフラム(5)と圧電素子(11)
    との間には、ステアタイトからなるディスク(31)が
    配置されている、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 圧電素子(11)のダイヤフラム側には
    アース電極が配置されており、 該アース電極はダイヤフラム反対側に配置された接続電
    極(21)と導電接続しており、 該接続電極(21)はダイヤフラム内の軸(17)に対
    して対称である、請求項2記載の装置。
  6. 【請求項6】 電極はフレキシブル基板(27)の心線
    (29)に導電接続している、請求項2記載の装置。
  7. 【請求項7】 フレキシブル基板(27)には、電圧制
    限に用いる多層バリスタ(28)が配置されており、該
    多層バリスタは表面実装でハンダ付けされる、請求項6
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 振動要素は、相互に間隔をおいてダイヤ
    フラムに固定された2つの振動ロッド(7,9)を有
    し、 該振動ロッドは、ダイヤフラムの振動によって、該ダイ
    ヤフラムの長手軸に対して垂直に逆相で振動され、 ダイヤフラム面に延在し、振動ロッド(7,9)を直線
    で結ぶラインが軸(17)に対して垂直に延在し、 当該軸を基準にして電極は対称にダイヤフラム(5)に
    配置されている、請求項2記載の装置。
  9. 【請求項9】 取付スリーブ(35)がケーシング
    (1)に配置されており、 該取付スリーブは第1のダイヤフラム側開口部(37)
    と第2のダイヤフラム反対側開口部(39)とを有し、 前記第1の開口部は圧電素子(11)によって閉鎖さ
    れ、 前記第2の開口部を通ってフレキシブル基板(27)は
    案内される、請求項2から6までのいずれか1項記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 取付スリーブ(35)には、フレキシ
    ブル基板(27)を固定するための固定装置(41)が
    設けられている、請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 取付スリーブ(35)と固定装置(4
    1)のダイヤフラム反対側にはケーシング(1)内にソ
    ケット(53)が配置されており、 該ソケットにはフレキシブル基板(27)の心線が導電
    接続され、かつソケット接点を有し、 該ソケット接点を介して心線(29)は接触接続され
    る、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 帰還結合回路が設けられており、 該帰還結合回路の入力端には動作時に、電子機械的変換
    器により記録された受信信号(E)が印加され、 当該変換器の出力端には動作時に送信信号(S)が取り
    出され、 該送信信号(S)は、センサ固有の位相(ΔΦR)だけ
    ずらされた受信信号(E)に等しく、 該入力信号は動作時に電子機械的変換器に印加され、 形成されたセンサ固有の位相シフト(ΔΦR)は、周波
    数領域内にある入力信号(E)に対してはほぼ等しく、 前記周波数領域は、装置が種々異なる媒体に浸沈された
    際に有する周波数により決められる、請求項1記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 センサ固有の位相シフトは、装置によ
    り記録された曲線が交差する位相差に等しく、 前記曲線は、送信信号(S)と受信信号(E)との間の
    位相差の経過を、送信信号(S)の周波数に依存して、
    種々異なる媒体に振動要素を浸沈した場合について示
    す、請求項12記載の装置。
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