JP2000130317A - 液供給機構 - Google Patents
液供給機構Info
- Publication number
- JP2000130317A JP2000130317A JP10308770A JP30877098A JP2000130317A JP 2000130317 A JP2000130317 A JP 2000130317A JP 10308770 A JP10308770 A JP 10308770A JP 30877098 A JP30877098 A JP 30877098A JP 2000130317 A JP2000130317 A JP 2000130317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump chamber
- plunger
- cylinder
- liquid
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 中断なく吐出する体積型液供給機構を提供す
る。 【解決手段】 両端を蓋体21で塞いだ軸方向にスライ
ド自在なシリンダ11に回転自在なプランジャ15を嵌
めてプランジャ15の両外にシリンダ11、蓋体21と
で囲んだポンプ室24a,bを形成する。シリンダ11に
はスライドの範囲において常にプランジャ15に対面す
る位置に1対の吸入穴11a,bを備えると共に、それら
吸入穴の角度位置から180度回転角度位置にそれぞれ
対応して吐出穴11c,dを備える。
る。 【解決手段】 両端を蓋体21で塞いだ軸方向にスライ
ド自在なシリンダ11に回転自在なプランジャ15を嵌
めてプランジャ15の両外にシリンダ11、蓋体21と
で囲んだポンプ室24a,bを形成する。シリンダ11に
はスライドの範囲において常にプランジャ15に対面す
る位置に1対の吸入穴11a,bを備えると共に、それら
吸入穴の角度位置から180度回転角度位置にそれぞれ
対応して吐出穴11c,dを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば半導体ペレ
ットをリードフレーム等基材にペーストを用いてボンデ
ィングする場合のように高粘度の液体を定量繰り返して
供給する液供給機構(以下供給機構)に関する。
ットをリードフレーム等基材にペーストを用いてボンデ
ィングする場合のように高粘度の液体を定量繰り返して
供給する液供給機構(以下供給機構)に関する。
【0002】
【従来の技術】このような用途の供給機構としては多少
粘度が変動したり、吐出ノズルの形状が変わったりして
も吐出量が変わらないので体積変化型ポンプを利用した
したものが用いられる。従来の供給機構の例を説明す
る。図2はそれを概念的に示す縦断面図である。この供
給機構は一端(図面下側)が塞がった円筒形状のシリン
ダ1を備える。そして、それは図示しない筐体に固定さ
れている。シリンダ1の一端近傍には吐出穴1aと吸入
穴1bが設けられている。吐出穴1aは逆止弁2aを介し
て吐出ノズル(図示せず)に接続している。この逆止弁
2aはシリンダ1からノズル(図示せず)に向けては導
通するが、逆向きの流れは阻止されるものである。そし
て、吸入穴1bは逆止弁2bを介して液溜3につながって
いる。なお液為3は図2では小さく画いているが実際は
シリンダ1に比較して充分大きいものである。
粘度が変動したり、吐出ノズルの形状が変わったりして
も吐出量が変わらないので体積変化型ポンプを利用した
したものが用いられる。従来の供給機構の例を説明す
る。図2はそれを概念的に示す縦断面図である。この供
給機構は一端(図面下側)が塞がった円筒形状のシリン
ダ1を備える。そして、それは図示しない筐体に固定さ
れている。シリンダ1の一端近傍には吐出穴1aと吸入
穴1bが設けられている。吐出穴1aは逆止弁2aを介し
て吐出ノズル(図示せず)に接続している。この逆止弁
2aはシリンダ1からノズル(図示せず)に向けては導
通するが、逆向きの流れは阻止されるものである。そし
て、吸入穴1bは逆止弁2bを介して液溜3につながって
いる。なお液為3は図2では小さく画いているが実際は
シリンダ1に比較して充分大きいものである。
【0003】液溜3には液例えばペーストが入れられ、
蓋3aで気密に密閉され、ガス導入口3aより高圧エアー
が導入され、内部が高圧に保たれる。
蓋3aで気密に密閉され、ガス導入口3aより高圧エアー
が導入され、内部が高圧に保たれる。
【0004】そしてシリンダ1内には円柱形状のプラン
ジャ4がシリンダ1に水密に内接して配置されている。
プランジャ4は一端がそれに取り付けられ、他端がシリ
ンダ1の他端側外部に延びるプランジャロッド5を動か
すことによりシリンダ1の軸方向にスライド自在であ
る。
ジャ4がシリンダ1に水密に内接して配置されている。
プランジャ4は一端がそれに取り付けられ、他端がシリ
ンダ1の他端側外部に延びるプランジャロッド5を動か
すことによりシリンダ1の軸方向にスライド自在であ
る。
【0005】プランジャロッド5の他端は結合腕6に結
合し、結合腕6は図示しない筐体に固定された軸受け
7,7に回転自在に支えられてシリンダ1の軸方向に平
行に配置された送りネジ8に螺合している。送りネジ8
は図示しない筐体に固定されているモータ9により回転
させられる。結果プランジャ4はモータ9によりシリン
ダ1の軸方向に駆動される。
合し、結合腕6は図示しない筐体に固定された軸受け
7,7に回転自在に支えられてシリンダ1の軸方向に平
行に配置された送りネジ8に螺合している。送りネジ8
は図示しない筐体に固定されているモータ9により回転
させられる。結果プランジャ4はモータ9によりシリン
ダ1の軸方向に駆動される。
【0006】次にこの供給機構の動作に付いて説明す
る。 (1) プランジャ4がシリンダ1の一端側に位置した
状態で液溜3に液(例えばペースト)が充填され、蓋3
aが閉じられ、ガス導入口3bより高圧エアーが導入され
液溜3内を高圧に維持した状態でプランジャ4をシリン
ダ1の他端方向に移動する。そうすると、吐出穴1aは
逆止弁2aで止められ、シリンダ1内が減圧し、液溜3
内は高圧に維持されているので液はシリンダ1内に注入
される。 (2)液の定量吐出の際はモータ9の回転でプランジャ
4を所定寸法一端側へ移動させる。そうすると吸入穴1
bは逆止弁2bで止められているのでプランジャ4のスラ
イドによりシリンダ内の空間が減じた分の体積の液が吐
出穴1aから吐出する。 (3)引き続きの定量吐出動作は同様にプランジャ4を
同じ寸法移動することを繰り返して行なう。 (4)プランジャ4がもっとも一端側所定位置までくる
とモータ9が逆転して他端側所定位置までプランジャ4
を移動させる。そうすると液溜3より液がシリンダ1内
に補充される。 (5)そして、以後上記の動作を繰り返して定量吐出が
行われる。
る。 (1) プランジャ4がシリンダ1の一端側に位置した
状態で液溜3に液(例えばペースト)が充填され、蓋3
aが閉じられ、ガス導入口3bより高圧エアーが導入され
液溜3内を高圧に維持した状態でプランジャ4をシリン
ダ1の他端方向に移動する。そうすると、吐出穴1aは
逆止弁2aで止められ、シリンダ1内が減圧し、液溜3
内は高圧に維持されているので液はシリンダ1内に注入
される。 (2)液の定量吐出の際はモータ9の回転でプランジャ
4を所定寸法一端側へ移動させる。そうすると吸入穴1
bは逆止弁2bで止められているのでプランジャ4のスラ
イドによりシリンダ内の空間が減じた分の体積の液が吐
出穴1aから吐出する。 (3)引き続きの定量吐出動作は同様にプランジャ4を
同じ寸法移動することを繰り返して行なう。 (4)プランジャ4がもっとも一端側所定位置までくる
とモータ9が逆転して他端側所定位置までプランジャ4
を移動させる。そうすると液溜3より液がシリンダ1内
に補充される。 (5)そして、以後上記の動作を繰り返して定量吐出が
行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
供給機構はシリンダ内にある液を吐出し終えるとプラン
ジャを反対方向に移動させて液の補充の動作を行なわな
ければならず、その間吐出動作が中断すると言う問題が
ある。さらにこの種の装置に適用する液は放置すると硬
化するものが多く、作業終了後は完全に洗浄しておく必
要があるが、細かい部分特に逆止弁の部分は洗浄しにく
く一々分解洗浄しないと安心できない所がある。そこ
で、この発明は定量吐出を中断することなく液の補充が
出来、機構が単純で洗浄が容易な供給機構を提供する。
供給機構はシリンダ内にある液を吐出し終えるとプラン
ジャを反対方向に移動させて液の補充の動作を行なわな
ければならず、その間吐出動作が中断すると言う問題が
ある。さらにこの種の装置に適用する液は放置すると硬
化するものが多く、作業終了後は完全に洗浄しておく必
要があるが、細かい部分特に逆止弁の部分は洗浄しにく
く一々分解洗浄しないと安心できない所がある。そこ
で、この発明は定量吐出を中断することなく液の補充が
出来、機構が単純で洗浄が容易な供給機構を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明は両端を塞いだシリンダと、それに水密に
内接するプランジャとを備え、両者間の相対位置はスラ
イド自在であり、プランジャは両外にシリンダとで囲ん
だポンプ室を形成し、シリンダに対してプランジャは回
転自在であり、シリンダはプランジャの相対的スライド
の範囲において常にプランジャに対面する位置に1対の
吸入穴を備えると共に、それら吸入穴の角度位置から所
定の回転角度位置の線上にそれぞれ対応して吐出穴を備
え、プランジャは所定の角度位置でスライドの範囲にお
いて一方の吸入穴に対面してそこを一方のポンプ室に接
続すると共に所定角度回転したときスライドの範囲にお
いて一方の吐出穴に対面してそこを一方のポンプ室に接
続する一方の欠け部と、所定の角度位置でスライドの範
囲において他方の吐出穴に対面してそこを他方のポンプ
室に接続すると共に所定角度回転したときスライドの範
囲において他方の吸入穴に対面してそこを前記他方のポ
ンプ室に接続する他方の欠け部とを備え、シリンダとプ
ランジャとの相対的スライド動作で一方のポンプ室の液
を吐出する際他方のポンプ室に液が補充され、一方のポ
ンプ室の液の吐出が終わればプランジャが所定角度回転
した後に逆方向にスライド動作して他方のポンプ室の液
を吐出する液供給装置を提供する。上記構成によれば一
方のポンプ室の液を吐出する際は一方の吸入穴はプラン
ジャが塞ぎ、一方の吐出穴は一方の欠け部が一方のポン
プ室につなぐので一方のポンプ室の容積を減ずるような
シリンダとプランジャとの間の相対的スライド動作で液
を吐出することが出来、それと並行して他方の吸入穴は
他方の欠け部により他方のポンプ室につながり他方の吐
出穴はプランジャで塞がっているので液の補充が行なわ
れる。従って、一方のポンプ室の液の吐出が終われば直
ちにシリンダに対するプランジャの角度位置を所定角度
変更して他方の吸入穴をプランジャで塞ぎ、他方の吐出
穴を他方のポンプ室につなぎ、その後逆方向のスライド
動作で液を吐出する。
めにこの発明は両端を塞いだシリンダと、それに水密に
内接するプランジャとを備え、両者間の相対位置はスラ
イド自在であり、プランジャは両外にシリンダとで囲ん
だポンプ室を形成し、シリンダに対してプランジャは回
転自在であり、シリンダはプランジャの相対的スライド
の範囲において常にプランジャに対面する位置に1対の
吸入穴を備えると共に、それら吸入穴の角度位置から所
定の回転角度位置の線上にそれぞれ対応して吐出穴を備
え、プランジャは所定の角度位置でスライドの範囲にお
いて一方の吸入穴に対面してそこを一方のポンプ室に接
続すると共に所定角度回転したときスライドの範囲にお
いて一方の吐出穴に対面してそこを一方のポンプ室に接
続する一方の欠け部と、所定の角度位置でスライドの範
囲において他方の吐出穴に対面してそこを他方のポンプ
室に接続すると共に所定角度回転したときスライドの範
囲において他方の吸入穴に対面してそこを前記他方のポ
ンプ室に接続する他方の欠け部とを備え、シリンダとプ
ランジャとの相対的スライド動作で一方のポンプ室の液
を吐出する際他方のポンプ室に液が補充され、一方のポ
ンプ室の液の吐出が終わればプランジャが所定角度回転
した後に逆方向にスライド動作して他方のポンプ室の液
を吐出する液供給装置を提供する。上記構成によれば一
方のポンプ室の液を吐出する際は一方の吸入穴はプラン
ジャが塞ぎ、一方の吐出穴は一方の欠け部が一方のポン
プ室につなぐので一方のポンプ室の容積を減ずるような
シリンダとプランジャとの間の相対的スライド動作で液
を吐出することが出来、それと並行して他方の吸入穴は
他方の欠け部により他方のポンプ室につながり他方の吐
出穴はプランジャで塞がっているので液の補充が行なわ
れる。従って、一方のポンプ室の液の吐出が終われば直
ちにシリンダに対するプランジャの角度位置を所定角度
変更して他方の吸入穴をプランジャで塞ぎ、他方の吐出
穴を他方のポンプ室につなぎ、その後逆方向のスライド
動作で液を吐出する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面を用い
て説明する。図1はそれを概念的に示す縦断面図であ
る。この供給機構は円筒形状のシリンダ11を備える。
そして、それは図示しないスライド機構に支持されて軸
方向に移動自在である。シリンダ11の中ほどで軸方向
に対称な位置に一対の吸入穴11a,11bをシリンダ1
1内から外に抜けて備える。なお、これら吸入穴11
a,11bは本実施例においては同じ角度位置に設けたが
要すれば異なる角度位置にしてもかまわない。そして、
それらのシリンダ11の軸に対称な位置に吐出穴11
c,11dを備える。なお本実施例では吸入穴11a,1
1bに対する吐出穴11c,11dの角度位置関係を18
0度としたが要すれば90度等別の所定角度とすること
が出来、軸方向には吸入穴11a,11bと吐出穴11
c,11dを同じ位置としたが異ならせてもかまわない。
て説明する。図1はそれを概念的に示す縦断面図であ
る。この供給機構は円筒形状のシリンダ11を備える。
そして、それは図示しないスライド機構に支持されて軸
方向に移動自在である。シリンダ11の中ほどで軸方向
に対称な位置に一対の吸入穴11a,11bをシリンダ1
1内から外に抜けて備える。なお、これら吸入穴11
a,11bは本実施例においては同じ角度位置に設けたが
要すれば異なる角度位置にしてもかまわない。そして、
それらのシリンダ11の軸に対称な位置に吐出穴11
c,11dを備える。なお本実施例では吸入穴11a,1
1bに対する吐出穴11c,11dの角度位置関係を18
0度としたが要すれば90度等別の所定角度とすること
が出来、軸方向には吸入穴11a,11bと吐出穴11
c,11dを同じ位置としたが異ならせてもかまわない。
【0010】これら吐出穴11c,11dは外部で結ばれ
1個の吐出口12につながっている。そして吐出口12
はフレキシブルな配管(図示せず)で吐出ノズル(図示
せず)に接続している。
1個の吐出口12につながっている。そして吐出口12
はフレキシブルな配管(図示せず)で吐出ノズル(図示
せず)に接続している。
【0011】吸入穴11a,11bは外部で結ばれ1個の
吸入口13につながっている。吸入口13はフレキシブ
ルな配管14で液溜3につながっている。なお液為3は
図1では小さく画いているが実際はシリンダ11に比較
して充分大きいものである。
吸入口13につながっている。吸入口13はフレキシブ
ルな配管14で液溜3につながっている。なお液為3は
図1では小さく画いているが実際はシリンダ11に比較
して充分大きいものである。
【0012】液溜3には従来機構と同様に液例えばペー
ストが入れられ、蓋3aで気密に密閉され、ガス導入口
3aより高圧エアーが導入され、内部が高圧に保たれ
る。
ストが入れられ、蓋3aで気密に密閉され、ガス導入口
3aより高圧エアーが導入され、内部が高圧に保たれ
る。
【0013】シリンダ11には結合腕16が固定され、
結合腕16は図示しない筐体に固定された軸受け17,
17に回転自在に支えられてシリンダ11の軸方向に平
行に配置された送りネジ18に螺合している。送りネジ
18は図示しない筐体に固定されているモータ19によ
り回転させられる。結果シリンダ11はモータ19によ
りシリンダ11の軸方向に駆動される。
結合腕16は図示しない筐体に固定された軸受け17,
17に回転自在に支えられてシリンダ11の軸方向に平
行に配置された送りネジ18に螺合している。送りネジ
18は図示しない筐体に固定されているモータ19によ
り回転させられる。結果シリンダ11はモータ19によ
りシリンダ11の軸方向に駆動される。
【0014】そしてシリンダ11内には略円柱形状のプ
ランジャ15がシリンダ11に水密に内接して配置され
ている。プランジャ15はシリンダ11の所定の幅のス
ライドの範囲で吸入穴11aと吐出穴11dとを塞ぐ長さ
を有する。そして、両側にシリンダ11の外まで延びる
プランジャロッド20,20が同軸に取り付けられてい
る。プランジャロッド20はシリンダ11の両端に水密
にしかも着脱可能に設けられた蓋体21,21を貫通し
て外に伸びている。蓋体21はプランジャロッド20に
対して水密状態を保ったまま相対的に摺動、回転可能で
ある。
ランジャ15がシリンダ11に水密に内接して配置され
ている。プランジャ15はシリンダ11の所定の幅のス
ライドの範囲で吸入穴11aと吐出穴11dとを塞ぐ長さ
を有する。そして、両側にシリンダ11の外まで延びる
プランジャロッド20,20が同軸に取り付けられてい
る。プランジャロッド20はシリンダ11の両端に水密
にしかも着脱可能に設けられた蓋体21,21を貫通し
て外に伸びている。蓋体21はプランジャロッド20に
対して水密状態を保ったまま相対的に摺動、回転可能で
ある。
【0015】プランジャロッド20は図示しない筐体に
固定された軸受け22,22に回転自在に支持されてい
る。そして、図示しない筐体に固定されたロータリーア
クチュエータ23に結合して180度単位の回転(また
は往復動作)に駆動される。なお、本実施例において
は、吸入穴11a,11bと吐出穴11c,11dとの角度
位置関係が180度であるから180度単位の回転をす
るものであり、別の角度例えば90度の関係に配置され
るものであれば90度の往復動作とする必要がある。
固定された軸受け22,22に回転自在に支持されてい
る。そして、図示しない筐体に固定されたロータリーア
クチュエータ23に結合して180度単位の回転(また
は往復動作)に駆動される。なお、本実施例において
は、吸入穴11a,11bと吐出穴11c,11dとの角度
位置関係が180度であるから180度単位の回転をす
るものであり、別の角度例えば90度の関係に配置され
るものであれば90度の往復動作とする必要がある。
【0016】図1に示すようにプランジャ15は所定の
回転角度位置において、シリンダ11の所定の幅のスラ
イドの範囲で吸入穴11bと吐出穴11cとをシリンダ1
1、蓋体21、プランジャ15の作るポンプ室24a,
24bにつなぐ欠け部25a,25bを備える。本実施例
ではこの欠け部25a,25bは約1/5円弧分を平面的
に削ぎ落とした形状としたが、溝状に形成しても良い。
これら欠け部25a,25bはそれぞれプランジャ15の
所定角度の(この場合は180度)の回転により吸入穴1
1a,吐出穴11dに対面する。
回転角度位置において、シリンダ11の所定の幅のスラ
イドの範囲で吸入穴11bと吐出穴11cとをシリンダ1
1、蓋体21、プランジャ15の作るポンプ室24a,
24bにつなぐ欠け部25a,25bを備える。本実施例
ではこの欠け部25a,25bは約1/5円弧分を平面的
に削ぎ落とした形状としたが、溝状に形成しても良い。
これら欠け部25a,25bはそれぞれプランジャ15の
所定角度の(この場合は180度)の回転により吸入穴1
1a,吐出穴11dに対面する。
【0017】次にこの供給機構の動作を説明しながらさ
らに詳細な構成を説明する。 (1) まず液の初期充填(脱気)を行なう。シリンダ
11を中間的な位置に位置させ一方の欠け部25aを一
方の吸入穴11aに、他方の欠け部25bを他方の吐出穴
11dに対面(図1に対しプランジャ15を180度回
転させた状態)させる。その状態で液溜3に液(例えば
ペースト)が充填され、蓋3aが閉じられ、ガス導入口
3bより高圧エアーが導入され液溜3内を高圧に維持し
た状態とする。そうすると液溜3の圧力で液は配管14
や一方のポンプ室24aの空気を追い出しポンプ室24a
内を満たす。次にロータリーアクチュエータ23により
プランジャ15を180度回転して他方の欠け部25b
を他方の吸入穴11bに対面させると同様に液は他方の
ポンプ室24bを満たす。なお、この作業の際双方の蓋
体21に設けている脱気バルブ(図示せず)を開いてお
き液充填後に閉じる。 (2)液の定量吐出動作はモータ19の回転でシリンダ
11を所定寸法他方側へ移動させる。そうすると吸入穴
11aはシリンダ11で止められているのでシリンダ1
1の移動によりポンプ室24a空間が減じた分の体積の
液が吐出穴11cから吐出する。それと並行して他方の
ポンプ室24bの容積が増し、吸入穴11bは開いている
ので液が補充される。 (3)引き続きの定量吐出動作は同様にシリンダ11を
同じ寸法移動することを繰り返して行なう。そのつど他
方のポンプ室24bには液が補充される。 (4)シリンダ11が最も他方側の所定位置までくると
ロータリーアクチュエータ23がプランジャ15を18
0度回転させる。そうすると一方の欠け部25aは一方
の吸入穴11aに対面し、他方の欠け部25bは他方の吐
出穴11dに対面する。その状態でモータ19が逆転し
てシリンダ11を所定寸法一方側へ移動させる。そうす
ると他方のポンプ室24bの容積が減じてその分の液が
他方の吐出穴11dより吐出する。それと並行して一方
のポンプ室24aは容積が増しその分液が補充される。 (5)そして、以後上記の動作を往復繰り返して定量吐
出が行われる。
らに詳細な構成を説明する。 (1) まず液の初期充填(脱気)を行なう。シリンダ
11を中間的な位置に位置させ一方の欠け部25aを一
方の吸入穴11aに、他方の欠け部25bを他方の吐出穴
11dに対面(図1に対しプランジャ15を180度回
転させた状態)させる。その状態で液溜3に液(例えば
ペースト)が充填され、蓋3aが閉じられ、ガス導入口
3bより高圧エアーが導入され液溜3内を高圧に維持し
た状態とする。そうすると液溜3の圧力で液は配管14
や一方のポンプ室24aの空気を追い出しポンプ室24a
内を満たす。次にロータリーアクチュエータ23により
プランジャ15を180度回転して他方の欠け部25b
を他方の吸入穴11bに対面させると同様に液は他方の
ポンプ室24bを満たす。なお、この作業の際双方の蓋
体21に設けている脱気バルブ(図示せず)を開いてお
き液充填後に閉じる。 (2)液の定量吐出動作はモータ19の回転でシリンダ
11を所定寸法他方側へ移動させる。そうすると吸入穴
11aはシリンダ11で止められているのでシリンダ1
1の移動によりポンプ室24a空間が減じた分の体積の
液が吐出穴11cから吐出する。それと並行して他方の
ポンプ室24bの容積が増し、吸入穴11bは開いている
ので液が補充される。 (3)引き続きの定量吐出動作は同様にシリンダ11を
同じ寸法移動することを繰り返して行なう。そのつど他
方のポンプ室24bには液が補充される。 (4)シリンダ11が最も他方側の所定位置までくると
ロータリーアクチュエータ23がプランジャ15を18
0度回転させる。そうすると一方の欠け部25aは一方
の吸入穴11aに対面し、他方の欠け部25bは他方の吐
出穴11dに対面する。その状態でモータ19が逆転し
てシリンダ11を所定寸法一方側へ移動させる。そうす
ると他方のポンプ室24bの容積が減じてその分の液が
他方の吐出穴11dより吐出する。それと並行して一方
のポンプ室24aは容積が増しその分液が補充される。 (5)そして、以後上記の動作を往復繰り返して定量吐
出が行われる。
【0018】上記実施例によれば一方のポンプ室の液を
吐出し終わる時は他方のポンプ室には液が補充されてい
るので切れ目無く吐出動作が行なえる。またプランジャ
が弁の機能も兼ねているので構造が簡単で組み立てたま
まの洗浄が効果的に行なえると共に分解洗浄も容易であ
る。
吐出し終わる時は他方のポンプ室には液が補充されてい
るので切れ目無く吐出動作が行なえる。またプランジャ
が弁の機能も兼ねているので構造が簡単で組み立てたま
まの洗浄が効果的に行なえると共に分解洗浄も容易であ
る。
【0019】また、上記実施例はプランジャを回転動作
のみとして、シリンダをスライドする構成としたが、シ
リンダを固定としてプランジャを回転可能で、かつスラ
イドするように構成することも出来、その場合は吐出口
の位置が固定するのでその面では好ましい。
のみとして、シリンダをスライドする構成としたが、シ
リンダを固定としてプランジャを回転可能で、かつスラ
イドするように構成することも出来、その場合は吐出口
の位置が固定するのでその面では好ましい。
【0020】上記説明では各ポンプ室に補充された液を
複数回の定量吐出で吐き出す場合に付いて説明したが1
回の吐出で吐き出すような大量の定量吐出用に使用出来
ることは言うまでもない。
複数回の定量吐出で吐き出す場合に付いて説明したが1
回の吐出で吐き出すような大量の定量吐出用に使用出来
ることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明よれば、
途切れなく供給出来ると共に洗浄作業の容易な容積変化
型供給装置を得る。
途切れなく供給出来ると共に洗浄作業の容易な容積変化
型供給装置を得る。
【図1】 この発明の一実施例を概念的に示す縦断面図
【図2】 従来の機構を概念的に示す縦断面図
11 シリンダ 11a,11b 吸入穴 11c,11d 吐出穴 15 プランジャ 18 送りネジ 19 モータ 21 蓋体 23 ロータリーアクチュエータ 24a,24b ポンプ室 25a,25b 欠け部
Claims (3)
- 【請求項1】両端を塞いだシリンダと、 それに水密に内接するプランジャとを備え、 両者間の相対位置はスライド自在であり、前記プランジ
ャは両外に前記シリンダとで囲んだポンプ室を形成し、 前記シリンダに対して前記プランジャは回転自在であ
り、 前記シリンダは前記プランジャの相対的スライドの範囲
において常に前記プランジャに対面する位置に1対の吸
入穴を備えると共に、それら吸入穴の角度位置から所定
の回転角度位置の線上にそれぞれ対応して吐出穴を備
え、 前記プランジャは所定の角度位置で前記スライドの範囲
において一方の吸入穴に対面してそこを一方の前記ポン
プ室に接続すると共に所定角度回転したとき前記スライ
ドの範囲において一方の吐出穴に対面してそこを前記一
方のポンプ室に接続する一方の欠け部と、前記所定の角
度位置で前記スライドの範囲において他方の吐出穴に対
面してそこを他方の前記ポンプ室に接続すると共に所定
角度回転したとき前記スライドの範囲において他方の吸
入穴に対面してそこを前記他方のポンプ室に接続する他
方の欠け部とを備え、 前記シリンダと前記プランジャとの相対的スライド動作
で前記一方のポンプ室の液を吐出する際他方のポンプ室
に液が補充され、前記一方のポンプ室の液の吐出が終わ
れば前記プランジャが所定角度回転した後に逆方向にス
ライド動作して他方のポンプ室の液を吐出する液供給装
置。 - 【請求項2】両端が塞さがり軸方向にスライド自在なシ
リンダと、 それに水密に内接し回転自在なプランジャとを備え、 前記プランジャは両外に前記シリンダとで囲んだポンプ
室を形成し、 前記シリンダはスライドの範囲において常に前記プラン
ジャに対面する位置に1対の吸入穴を備えると共に、そ
れら吸入穴の角度位置から所定の回転角度位置の線上に
それぞれ対応して吐出穴を備え、 前記プランジャは所定の角度位置で前記シリンダのスラ
イドの範囲において一方の吸入穴に対面してそこを一方
の前記ポンプ室に接続すると共に所定角度回転したとき
前記スライドの範囲において一方の吐出穴に対面してそ
こを前記一方のポンプ室に接続する一方の欠け部と、前
記所定の角度位置で前記スライドの範囲において他方の
吐出穴に対面してそこを他方の前記ポンプ室に接続する
と共に所定角度回転したとき前記スライドの範囲におい
て他方の吸入穴に対面してそこを前記他方のポンプ室に
接続する他方の欠け部とを備え、 前記シリンダのスライド動作で前記一方のポンプ室の液
を吐出する際他方のポンプ室に液が補充され、前記一方
のポンプ室の液の吐出が終われば前記プランジャが所定
角度回転した後逆方向にスライド動作して他方のポンプ
室の液を吐出する液供給装置。 - 【請求項3】前記一方の吸入穴と前記一方の吐出穴との
角度位置関係(および前記他方の吐出穴と前記他方の吸
入穴との角度位置関係)を180度とした請求項1また
は2の液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308770A JP2000130317A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 液供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308770A JP2000130317A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 液供給機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130317A true JP2000130317A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17985101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10308770A Pending JP2000130317A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 液供給機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130317A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6732647B2 (en) * | 2001-12-25 | 2004-05-11 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Pump for inking or like purposes |
JP2007085217A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Iwaki Co Ltd | 半固形流体供給装置 |
DE10061956B4 (de) * | 2000-12-11 | 2007-07-26 | Götz, Gerhard | Ventillose Steuerkolbenpumpe zum Fördern von unterschiedlichen Fluiden |
JP7249069B1 (ja) | 2022-04-11 | 2023-03-30 | 株式会社ナカリキッドコントロール | 液体供給装置および液体吐出装置 |
-
1998
- 1998-10-29 JP JP10308770A patent/JP2000130317A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10061956B4 (de) * | 2000-12-11 | 2007-07-26 | Götz, Gerhard | Ventillose Steuerkolbenpumpe zum Fördern von unterschiedlichen Fluiden |
US6732647B2 (en) * | 2001-12-25 | 2004-05-11 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Pump for inking or like purposes |
JP2007085217A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Iwaki Co Ltd | 半固形流体供給装置 |
JP7249069B1 (ja) | 2022-04-11 | 2023-03-30 | 株式会社ナカリキッドコントロール | 液体供給装置および液体吐出装置 |
JP2023155807A (ja) * | 2022-04-11 | 2023-10-23 | 株式会社ナカリキッドコントロール | 液体供給装置および液体吐出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031225 |