JP2000130040A - 鎧戸の鎧板調整機構 - Google Patents

鎧戸の鎧板調整機構

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JP2000130040A
JP2000130040A JP10308855A JP30885598A JP2000130040A JP 2000130040 A JP2000130040 A JP 2000130040A JP 10308855 A JP10308855 A JP 10308855A JP 30885598 A JP30885598 A JP 30885598A JP 2000130040 A JP2000130040 A JP 2000130040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鎧板調整機構の装着と鎧板の傾きの調整が容
易で、鎧板に異常な外力が加わったとき、その外力が鎧
板に集中せず、分散するようにして鎧板の損傷を防止す
る。 【解決手段】 レバー15を操作するとセクタギヤー1
7が回動し、ラック18が上下に移動する。ラック18
の両端にある長孔形成部分19の長孔20に嵌まったピ
ン21は、揺動棹4を上下に移動させ、固定棹3のピン
5’と揺動棹のピン5に掛け渡された鎧板6の傾きが調
整される。このとき、ラック18の背面に設けられたノ
ッチ22には板バネ23が当接し、所望の位置でラック
18が止まり、鎧板6の傾きもその状態を維持される。
鎧板6に異常外力が加わると板バネ23が撓んでラック
18および揺動棹4が移動するので鎧板6の損傷を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、風通しの調整と
装着が容易で、かつ、鎧板に過度の負荷・衝撃が加わっ
たとき、鎧戸の破損を防止する機能を備えた鎧戸の鎧板
調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】扉や窓に建物の換気をよくするため鎧戸
あるいは鎧窓(以下、単に鎧戸という)が設けられてい
る。図6に示すように、鎧戸1は、枠体2の対向する内
側に固定棹3と揺動棹4を装填し、上記固定棹3と揺動
棹4に一定間隔にピン5’,5が植設され、上記ピン
5’,5に、鎧板6の両端に設けられたピン孔7,7’
を被嵌し、上記揺動棹4を上下に揺動させることによ
り、鎧板6の傾きを変えて通風量を調節するようにして
いる。
【0003】上記鎧板6の傾きの調整は、揺動棹4に、
揺動棹4を揺動させるためのブラケット8が取り付けら
れ、このブラケット8にネジ軸9が貫通し、このネジ軸
9に螺合した雌ネジ10を左右に回転させると雌ねじ1
0の両端に当接したスラスト部11が上下に押されてブ
ラケット8とピン21を介して揺動棹4を上下に揺動さ
せるようになっている。なお、このとき固定棹3と揺動
棹4との間隔は鎧板6が両棹4,6に対して直角になっ
たとき最大になり、傾斜するにしたがって狭くなるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記鎧戸の鎧板の傾き
調整機構では、鎧板に外力が加わった場合、その外力で
揺動することができない構造になっているので、鎧板が
曲がってしまったり、鎧板と揺動棹との間で損傷する恐
れがある。
【0005】上記従来技術の問題に鑑みこの発明は、鎧
板の傾きの調整と装着が容易であり、鎧板に予期しない
外力が加わった場合、その外力に従って揺動棹が揺動し
て鎧板の損傷するのを防止するための機構を備えた鎧戸
の鎧板調整機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、枠体の対向する内側に固定棹と揺動棹を
装填し、上記固定棹と揺動棹に一定間隔にピンが植設さ
れ、上記ピンに鎧板の両端に設けられたピン孔が被嵌
し、上記揺動棹を上下に揺動させることにより、鎧板の
傾きを変えて通風量を調節するようにしてなる鎧戸の鎧
板調整機構において、前面にラックが刻まれ、その背面
にノッチが刻まれ、両端に上記揺動棹に植設されたピン
を受容する長孔形成部を有する揺動棹駆動部材と、上記
長孔形成部を摺動可能状態に収容する区画と、上記ラッ
クとノッチ部分を収容し上記長孔形成部を収容する区画
と連通状の区画と、ノッチに当接する山形を形成した板
バネを収容し上記ラックとノッチ部分を収容する区画と
連通状の区画と、ピンを軸に回動可能のセクタギヤーを
収容し上記ラックとノッチ部分を収容する区画と連通状
の区画とを形成したケーシングと、上記板バネを収容す
る区画に収納され、上記ノッチをバックアップする山形
部分を有する板バネと、レバーによりピンを軸に回動
し、上記ラックに噛合するセクタギヤーとからなる構成
としたものである。
【0007】上記の如く構成するこの発明によれば、レ
バーを操作するとピンを軸にセクタギヤーが回動し、ラ
ックが摺動することにより容易に鎧板の傾きを変えて風
通しを調整することができ、もし、鎧板に異常な外力が
加わったときには、ノッチに当接した板バネが撓んでラ
ックが移動し鎧板の損傷を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る実施形態を図
面を参照しながら説明する。図5に示すように鎧戸1
は、玄関ドアー12の内側に取り付けられ、この例では
鎧戸1は四枚に別れており、この鎧戸1は、片方が蝶番
(図省略)で取り付けられ、中心13で縦方向に折れ曲
がるようにして出入り口を開閉できるようになってい
る。
【0009】四枚の一つを詳細に表したものを図4に示
す。枠体2の対向する内側に固定棹3と揺動棹4が配設
され、固定棹3と揺動棹4には、所定の間隔にピン
5’,5が植設され、このピン5’,5に鎧板6の両端
に設けられたピン孔7’,7が被嵌する。なお、このピ
ン孔7’,7は軸方向に一部が開口14し、この開口1
4を利用してピン5’,5に鎧板6を嵌めることができ
るようになっている。
【0010】図3に示すように、固定棹3は枠体2の内
側に固定され、揺動棹4は枠体2の内側で上下方向と鎧
板6の傾きにより若干前後方向に揺動する。枠体2には
鎧板6の鎧板調整機構40が取り付けられ、このレバー
15を操作することによりピン16を軸にしてセクタギ
ヤー17が回動し、セクタギヤー17に噛合するラック
18が移動する。ラック18が移動するとラックの両端
に一体に形成された長孔形成部分19も移動し、その長
孔20に嵌まっている揺動棹4の背面に立設したピン2
1を介して揺動棹4が上下、前後に揺動するようになっ
ている。
【0011】なお、ラック18の背面にはノッチ22が
刻まれ、このノッチ22に山形を形成した板バネ23が
当接しラック18の不用意な移動を防止し、鎧板6に異
常な外力が加わったとき揺動棹4がラック18と共に動
いて鎧板6の損傷を防ぐようになっている。
【0012】鎧戸1の鎧板調整機構40を分解して表し
たのが図2である。揺動棹駆動部材24は前面に刻まれ
たラック18と、その背面に刻まれたノッチ22と、両
端に上記揺動棹4の背面に立設されたピン21(図3参
照)を受容する長孔形成部19とからなっている。
【0013】ケーシング25は、上記長孔形成部19を
摺動可能状態に収容する区画26と、上記ラック18と
ノッチ22部分を収容し上記長孔形成部19を収容する
区画26と連通状の区画27と、ノッチ22に当接する
丸山形(ノッチが山形のときはそれに合わせる)を形成
した板バネ23を収容し上記ラック18とノッチ22部
分を収容する区画27と連通状の区画28と、ピン16
を軸に回動可能のセクタギヤー17を収容し上記ラック
18とノッチ22部分を収容する区画27と連通状の区
画29とを形成してなる。
【0014】板バネ23は、両端で90度折り曲げられ
中程で丸山形30を形成し、上記区画28に収容され
る。
【0015】上記ラック18に噛合するセクタギヤー1
7は前板31の窓32を貫通させながら、ピン16を軸
に回動可能に取付けラック18に噛合させる。ピン16
はセクタギヤー17に嵌まる部分の外径より両端が僅か
に小さくしてあり、ピン16を遊嵌した上下からプレー
ト33を被せリベット34で固定する。なお、プレート
33の上下二個の窓35は長孔形成部19の長孔20に
揺動棹4の背面に立設したピン21を嵌入させるための
ものである。
【0016】次に上記の鎧板調整機構の操作を図1およ
び図3を参照しなから説明する。図3(b)では、レバ
ー15を下に押し下げた状態になっていて、ピン16を
軸にして回動したセクタギヤー17はラック18を上方
に移動させ、揺動棹4の背面に立設したピン21はラッ
ク18の両端にある長孔20の右端に嵌まった状態にな
って、揺動棹4は上方に移動するとともに固定棹3から
最も離れて位置し、鎧板6は略水平状態になっている。
【0017】この状態からレバー15を上に移動させる
とピン16を軸にしてセクタギヤー17が回動し、セク
タギヤー17に噛合したラック18は下向きに移動す
る。このとき、ラック18の背面に設けられたノッチ2
2に当接している丸山形の板バネ23は撓みながら隣の
ノッチ22に嵌まり替わって行き、レバー15が最上部
に位置する(想像線の位置)と揺動棹4の背面に立設さ
れたピン21は長孔20の中を次第に左に移動しながら
下方に押し下げられ、それと共に揺動棹4も押し下げら
れ、固定棹3と揺動棹4との間隔が最も狭くなる(図3
の想像線の状態)。なお、レバー15の移動を止めると
ノッチ22と板バネ23との当接部に働く付勢力により
その状態が維持される。
【0018】なお、レバー15を移動させたときの揺動
棹4に植設されたピン5の動きの軌跡は、図3の一点鎖
線のようになり、揺動棹4の背面に立設したピン21の
動きの軌跡は図1の一点鎖線のようになる。また、ラッ
ク18が移動するときの板バネ23の撓み状態は図1に
示すようになる。
【0019】また、この鎧板調整機構40によれば、鎧
板6に異常な外力が加わったとき、揺動棹4が外力に従
って移動する。このとき、板バネ23が撓んでラック1
8およびレバー15の位置が変わって、異常外力が吸収
されるので鎧板6の損傷が防止される。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通りこの発明によれば、枠
体への装着と鎧板の調整が容易で、もし鎧板に異常な外
力が加わったときでも、その外力によって揺動棹の移動
を可能にしているので、異常外力が鎧板に集中しないの
で鎧板の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施形態の要部拡大縦断面図
【図2】同要部分解斜視図
【図3】(a)鎧板調整機構を枠体に取り付けた状態の
水平断面図 (b)鎧板調整機構の動作説明縦断面図
【図4】(a)鎧板調整機構を枠体に取り付けた状態の
正面図 (b)同鎧板調整機構部分の縦断面図
【図5】玄関ドアーに取り付けられた鎧戸の斜視図
【図6】従来技術に係る鎧板調整機構の(a)水平断面
図、(b)縦断面図、(c)横断面図
【符号の説明】 1 鎧戸 2 枠体 3 固定棹 4 揺動棹 5,5’ピン(鎧板を支持する) 6 鎧板 7,7’ ピン孔(鎧板の) 8 ブラケット 9 ネジ軸 10 雌ネジ 11 スラスト部 12 玄関ドアー 13 中心(鎧戸の) 14 開口(鎧板ピン孔の) 15 レバー 16 ピン(セクタギヤーの) 17 セクタギヤー 18 ラック 19 長孔形成部 20 長孔(長孔形成部の) 21 ピン(揺動棹背面の) 22 ノッチ 23 板バネ 24 揺動棹駆動部材 25 ケーシング 26 区画(長孔形成部を収容する) 27 区画(ラック、ノッチを収容する) 28 区画(板バネを収容する) 29 区画(セクタギヤーを収容する) 30 山形(丸山形) 31 前板 32 窓(前板の) 33 プレート 34 ネジ止め 40 鎧板調整機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体2の対向する内側に固定棹3と揺動
    棹4を装填し、上記固定棹3と揺動棹4に一定間隔にピ
    ン5,5’が植設され、上記ピン5,5’に鎧板6の両
    端に設けられたピン孔7,7’が被嵌し、上記揺動棹4
    を上下に揺動させることにより、鎧板6の傾きを変えて
    通風量を調節するようにしてなる鎧戸1の鎧板調整機構
    40において、 前面にラック18が刻まれ、その背面にノッチ22が刻
    まれ、両端に上記揺動棹4に立設されたピン21を受容
    する長孔形成部19を有する揺動棹駆動部材24と、 上記長孔形成部19を摺動可能状態に収容する区画26
    と、上記ラック18とノッチ22部分を収容し上記長孔
    形成部19を収容する区画26と連通状の区画27と、
    ノッチ22に当接する山形を形成した板バネ23を収容
    し上記ラック18とノッチ22部分を収容する区画27
    と連通状の区画28と、ピン16を軸に回動可能のセク
    タギヤー17を収容し上記ラック18とノッチ22部分
    を収容する区画28と連通状の区画29とを形成したケ
    ーシングと、 上記板バネ23を収容する区画28に収納され、上記ノ
    ッチ22をバックアップする山形30部分を有する板バ
    ネ23と、 レバー15によりピン16を軸に回動し、上記ラック1
    8に噛合するセクタギヤー17とからなる鎧戸の鎧板調
    整機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100484089B1 (ko) * 2002-01-16 2005-04-20 (주)테크날시스템 루버시스템 작동 장치
WO2023093765A1 (zh) * 2021-11-25 2023-06-01 青岛海尔电冰箱有限公司 风道组件及制冷设备

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