JP2000128784A - 二日酔い症状 - Google Patents

二日酔い症状

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JP2000128784A
JP2000128784A JP10333335A JP33333598A JP2000128784A JP 2000128784 A JP2000128784 A JP 2000128784A JP 10333335 A JP10333335 A JP 10333335A JP 33333598 A JP33333598 A JP 33333598A JP 2000128784 A JP2000128784 A JP 2000128784A
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JP
Japan
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liver
bcaa
improvement
hangover
arginine
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JP10333335A
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English (en)
Inventor
Kaneyoshi Kubota
金嘉 窪田
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KURESSENDO CORP KK
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KURESSENDO CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療分野では、すでに肝機能改善に注目を集め
てるアルギニンを付加するBCAA療法で、二日酔い症
状や肝機能低下及び障害を解決することが課題でありま
す。 【解決手段】本発明は、BCAAの経口摂取により二日
酔い症状による肝機能低下や肝機能障害の是正手段とし
て改善効果が期待されています。アルギニンを投与する
と、エネルギー消費の軽減、細胞性免疫能の改善を認め
ており、肝臓での蛋白代謝、窒素平衡を改善されること
も報告されており、BCAA療法に付加する効果も注目
を集めています。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二日酔いの解消剤
に関するものであって、更に詳細には、肝機能改善作用
の高いロイシン、イソロイシン、バリン(分岐鎖アミノ
酸)とアルギニンを有効成分とする二日酔い症状をおこ
すアルコール性肝機能低下及び障害の改善に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】アルコール(エタノール)は、胃・十二
指腸で吸収され、門脈という血管を通って肝臓へ運ば
れ、大部分が肝臓で分解されます。このときに、アルコ
ールによって肝臓が直接、障害される危険もでてきま
す。二日酔いは肝臓がアルコールを分解する機能が低下
した状態に起こる症状です。とくに、長年にわたって過
度の飲酒をつづけていると、その危険が高くなります。
アルコール性の肝障害には、軽い順に脂肪肝、肝炎、肝
硬変などの段階があります。二日酔い症状やアルコール
性の肝障害をおこさないためには、一日にアルコールを
飲む量を減らすか飲むときはタンパク質が豊富なつまみ
を多めにとるといった注意を守ることが大切です。それ
でも、アルコールを自分の意志に反して、毎日飲まなけ
ればならない方やアルコールを飲む機会が多い方達が二
日酔いやアルコール性の肝障害で健康的な生活を過ごす
ことができず困っています。現在、「ソルマック」や
「キャベ2」のような二日酔いの人気商品として市販さ
れております。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルコールは肝臓で代
謝されますが、長期大量の飲酒によって、肝臓の働きに
負担がかかると肝細胞が障害され、二日酔いや種々の肝
臓病がおこります。飲酒量と肝臓病の程度は必ずしも一
致するものではありません。個人差があり、長期大量に
飲酒しても二日酔い症状や肝障害がおこらない人もいま
すが、女性は男性よりも少量の飲酒で肝障害がおこりや
すいとされています。どうして肝障害がおこるのかとい
うと、長期、大量の飲酒によって肝細胞に中性脂肪が蓄
積して、脂肪肝になります。脂肪の量が多くなると細胞
の働きが低下し、細胞が破壊されてるようになり、障害
が進むと、肝細胞のまわりに線維ができ、線維症になり
ます。肝臓を流れる血液が線維によって妨げられ、細胞
に入る血液量が減ると、肝臓の働きが低下します。さら
に肝障害が進むと、アルコール性肝炎になり、アルコー
ルが代謝されて出来るアセトアルデヒドによって肝細胞
の働きが直接障害され、たくさんの細胞が壊されます。
黄疸がおこるのは、細胞が壊れたひとつの現れです。こ
のようにアルコールの摂取にたいして肝臓機能が正常な
状態に維持されていることが大切です。現在、分岐鎖ア
ミノ酸(BCAA)は医療分野で肝機能障害時の療法と
して注目を集めています。また、アルギニンも肝臓にお
いて、尿素サイクルの一員としてアンモニアの解毒に働
いています。分岐鎖アミノ酸(BCAA)とアルギニン
の有効成分により、二日酔いの解消とアルコール性肝機
能低下及び障害を解決することが課題であります。
【0004】
【課題を解決するための手段】肝臓は、生体における物
質代謝、およびその調節を担う中枢臓器であります。一
言にアルコール性の肝機能障害と言っても、その病態は
多岐にわたります。二日酔い症状から脂肪肝や肝不全に
至まで。近年、この肝臓機能障害にたいして分岐鎖アミ
ノ酸(BCAA)療法が注目を集めるようになってきま
した。それは医療分野でBCAA輸液が肝性昏睡に陥っ
た患者の血中アンモニア値を低下させ、昏睡からの覚醒
に著効を示すことが報告されたからです。BCAAの特
徴的な効果の1つに、蛋白節約作用と窒素平衡の改善が
挙げられます。慢性肝不全患者に対するBCAA顆粒の
経口投与を5年以上継続し、2年間の累積生存率の改善
が見られたという報告もあります。また、BCAAの中
でも特にロイシンが筋蛋白の生合成を促進し、逆に蛋白
分解を抑制することを見いだし、生理的濃度で有効であ
ったことが報告されています。ロイシンと他の分岐鎖ア
ミノ酸の配合比がたいへん重要であることも指摘されて
います。肝障害下では、カテコールアミン、コルチゾー
ル、インスリンなどの侵襲ホルモンが分泌され、脂肪の
分解は抑制され、代わって筋蛋白の利用が3〜5倍にも
亢進します。つまり、mascle−liver fu
el cycleが働き、糖新生のためBCAAの酸化
が亢進し、エネルギー基質としての利用が高まるわけで
す。正常では、経口的に取り込まれたBCAAのエネル
ギー基質としての利用率は10〜15%ですが、蛋白異
化の亢進した状態では20〜30%に達します。これら
のことから、肝障害、特に肝不全では、BCAAの投与
はエネルギー基質として有意義であります。血中アミノ
酸インバランスにおいては、BCAAやAAA(芳香族
アミノ酸)は中性アミノ酸であり、これらは共通のca
rrierと結合して血液脳関門を通過しますが、中性
アミノ酸の脳内への取り込みはcompetitive
であり、BCAAの相対的濃度が低いとAAAの取り込
み量が増加します。肝不全では、脳内のAAAの移行が
容易に起こります。AAAは本来の神経伝達アミンであ
るドパミン、ノルエピネフリン、セロトニンの前駆物質
ですが、肝障害時には、それらの肝臓での転換が障害さ
れます。この脳内neurotransmitter
(神経伝達物質)の減少とともに、増加した脳内のフェ
ニルアラニンやチロシンから生成された脳内アミン(オ
クトパミン、チラミン、フェニルエタノラミン、フェネ
チラミン)が増加します。これらは偽神経伝達物質(f
alseneurotransmitter)として、
本来の神経伝達アミンであるドパミン、ノルエピネフリ
ンを阻害します。こうしたBCAAやAAAのインバラ
ンスが脳内アミンの異常をもたらします。このようにB
CAAやAAAのインバランスが脳内アミンの異常を起
こすため、BCAAの経口摂取により二日酔い症状をお
こす肝機能低下や肝機能障害の是正手段として改善効果
が充分期待されています。アルギニンは本来必須アミノ
酸ではありませんが、準必須アミノ酸として位置付けら
れ摂取を必要とされるアミノ酸です。その作用は、細胞
増殖作用、窒素節約効果、筋蛋白合成に必須、内分泌系
の刺激効果、尿素合成(アンモニアの解毒)、胸腺細胞
の増殖亢進、クレアチン・ポリアミン・核酸合成に必須
であります。アルギニンを投与すると、エネルギー消費
の軽減、細胞性免疫能の改善を認めており、肝臓での蛋
白代謝、窒素平衡を改善されることも報告されており、
BCAA療法に付加する効果も期待されております。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の二日酔い症状やアルコー
ル性肝臓障害は、ロイシン、イソロイシン、バリンを有
効成分とする分岐鎖アミノ酸とアルギニンを、自体公知
の食品あるいは食品成分、医薬担体または賦形剤と自体
公知の方法で合して、二日酔い症状の解消や肝臓機能障
害を改善する食品とすることができる。用いる食品ある
いは食品成分は特に限定するものではなく、目的とする
二日酔いの解消や肝機能障害改善の具体的用途に応じて
当業者が適宜選択できる。また、二日酔い症状や肝機能
障害の解消剤の形態も特に限定するものではなく、具体
的用途に応じて、種々の個体や形状にすることができ
る。本発明の二日酔い症状の解消や肝臓機能改善の効果
を発揮させるために、特に重要なことは分岐鎖アミノ酸
の配合比で、イソロイシン:ロイシン:バリンの比率が
1:2:1になるように製品化することが大切である。
なかでもロイシンの配合比率が高いことが必要です。ア
ルギニンの配合比率はロイシンと同程度とします。体内
摂取の方法は経口摂取にします。ロイシン、イソロイシ
ン、バリンを有効成分とする分岐鎖アミノ酸とアルギニ
ンを経口摂取の場合、成人に対して1日あたり、有効成
分として500mg〜2,000mg程度として、これ
を1日1〜数回に分けて摂取することにより、副作用な
く所望の効果を発揮させることができます。
【0006】
【実施例】本発明の二日酔いや肝臓機能改善の解消剤
を、5粒中で分岐鎖アミノ酸を630mg配合して製品
化した。形状は打錠品のタブレットとした。他の食品成
分として、ロイシンと同程度の比率でアルギニンを配合
した。賦形剤としては乳糖を使用した。このタブレット
を、アルコールを飲む機会が多いかた達にお願いして実
験を試みた。実験方法は、アルコールを飲む前に5錠づ
つ飲んでもらった。結果は、全員いつもより酔わないた
めアルコールが進んでしまった。翌日はアルコールの量
が増えたにもかかわらず、二日酔いの症状にならなかっ
た。また、朝の目覚めがよかつたという報告がありまし
た。しかし、このタブレットを飲むと、尿がよくでて、
回数が増えた。また、汗もよくかくようになったという
報告もありました。
【0007】
【発明の効果】長期にわたり大量のアルコールを摂取す
ることにより、二日酔い症状や肝機能低下及び障害をも
たらします。毎日アルコールを摂取するためには、肝機
能を正常に維持することがとても大切です。二日酔い症
状や肝機能低下及び障害の改善を目的として、BCAA
にアルギニンを付加する方法を試みました。 BCAA
療法の意義は、血中アミノ酸インバランスの是正、エネ
ルギー基質、筋蛋白分解抑制と合成促進、肝における蛋
白合成促進、血液脳関門(BBB)におけるAAAの脳
内取り込みの競合、末梢組織におけるアンモニア代謝の
促進の効果が期待できます。アルギニンを投与すると、
エネルギー消費の軽減、細胞性免疫能の改善を認めてお
り、肝臓での蛋白代謝、窒素平衡を改善されることが報
告されております。医療分野で肝機能改善に注目を集め
ているアルギニンを付加するBCAA療法で、二日酔い
症状や肝機能低下及び障害の改善効果を期待するもので
あります。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分岐鎖アミノ酸とアルギニンを主成分とす
    ることを特徴とする二日酔い症状の解消剤。
JP10333335A 1998-10-20 1998-10-20 二日酔い症状 Pending JP2000128784A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002064129A2 (en) * 2001-02-14 2002-08-22 Rath, Matthias Compositions of biochemical compounds involved in bioenergy metabolism of cells
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JP2019142781A (ja) * 2018-02-15 2019-08-29 株式会社ノエビア 酒酔い対策用組成物

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