JP2000125397A - 話者識別型ディジタル補聴器 - Google Patents

話者識別型ディジタル補聴器

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JP2000125397A
JP2000125397A JP10289333A JP28933398A JP2000125397A JP 2000125397 A JP2000125397 A JP 2000125397A JP 10289333 A JP10289333 A JP 10289333A JP 28933398 A JP28933398 A JP 28933398A JP 2000125397 A JP2000125397 A JP 2000125397A
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JP
Japan
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speaker
unit
voice
hearing aid
output
Prior art date
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Application number
JP10289333A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Ishioroshi
隆一 石下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の人との会話において、カクテルパーテ
ィ効果のために、会話が聞き取りにくい場合であって
も、会話を聞き取りやすくする補聴器を提供する。 【解決手段】 話者の音声を入力する入力部100と、
入力部100の出力を入力する話者識別部102と、話
者識別部102の出力を入力する補聴処理部101と、
補聴処理部101の出力を入力して聴く者に音声を出力
する出力部1103とを備えた話者識別型ディジタル補
聴器において、話者識別部102は、入力された音声か
ら特定の話者の音声のみを取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、話者識別型ディジ
タル補聴器に関し、特に、複数の人との会話においてカ
クテルパーティ効果が生じても、会話を聞き取り易くし
た話者識別型ディジタル補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータや補聴器等において
話者識機能が要求されている。その一例は、図3に示す
ように、特開昭61−248100号公報(「特定話者
音声認識装置」)に開示されている。この特定話者音声
認識装置は、周波数成分による特徴パラメータに加え
て、アクセント、ピッチ、イントネーション、訛り等の
個人性特徴パターンを用いて、話者の特定を行う装置で
ある。具体的には、音声入力部1に入力された話者の音
声信号は、スペクトル特徴抽出部2とピッチ・振幅特徴
抽出部7の二系統に分離入力される。このスペクトル特
徴抽出部2は更に、入力パターン整合部3、類似度計算
部5、と直列に接続される。一方、ピッチ・振幅特徴抽
出部7には、入力パターン整合部8と類似度計算部10
が直列に接続される。そして、類似度計算部5、10を
判定部6に入力して、話者を特定する。ここで、類似度
計算部5、10においては、特定性標準パターンメモリ
4、個人性標準パターンメモリを照合して計算が行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感音性難聴者
は、複数の人との会話において、カクテルパーティ効果
のために、会話が聞き取りにくいため、このような場合
にも会話を聞き取りやすくする補聴器が望まれている。
【0004】このようなディジタル補聴器は、一般的に
高度な処理能力、高精度な処理精度が必要であることか
ら実現が困難ではあるが、近年の高齢化社会による就業
年数の延長、若年層における難聴の増加等により、その
実現が要求されている。
【0005】そこで、本発明は、複数の人との会話にお
いて、カクテルパーティ効果のために、会話が聞き取り
にくい場合であっても、会話を聞き取りやすくする補聴
器を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、話者の音声を入力する入力部と、入力部
の出力を入力する話者識別部と、話者識別部の出力を入
力する補聴処理部と、補聴処理部の出力を入力して聞く
者に音声を出力する出力部とを備えた話者識別型ディジ
タル補聴器であって、話者識別部は、入力された音声か
ら特定の話者の音声のみを取り出すようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0008】図1は本発明のディジタル補聴器のブロッ
ク図である。図1に示すように、入力部100と補聴処
理部101の間に話者識別部102を設けており、補聴
処理部101の出力を出力部103から出力するように
している。
【0009】マイクロフォンで集音された音声信号は、
入力部100においてディジタルデータに変換され、話
者識別部102に供給される。
【0010】話者識別部102は、入力された音声から
特定の話者の音声のみを取り出すという動作を実行す
る。従って、特に感音性難聴者に見られるカクテルパー
ティ効果と呼ばれている、複数の人との会話における聞
き取りにくさを改善する。
【0011】話者識別部102は、予め設定された話者
の音声のみを入力音から取り出し、補聴処理部101に
供給する。
【0012】補聴処理部101ではユーザーの聴力に合
わせて入力音声に対し補聴処理を施し、出力部103に
おいてアナログデータに変換、イヤフォンから出力され
る。
【0013】図2は、話者識別部102のブロック図で
ある。図2に示すように、話者識別部102は、選択さ
れた話者の音声のみを取り出す特徴識別/抽出部31、
複数の話者の特徴を記憶する特徴記憶部32、いずれの
話者を選択するかの操作部33である。この特徴記憶部
32に保存されている話者の特徴から、ユーザーが聞き
たい話者を選択する。かくして、前述した処理を実行す
る。
【0014】入力部100の出力を入力する音声/非音
声識別部34は、音声と非音声を分離し、音声のみが話
者識別部31に入力される。この後、前述した処理が実
行され、特定の話者の音声のみに補聴処理が施され、ユ
ーザーに提示される。
【0015】特徴記憶部32は新たな話者の特徴を記憶
することが可能であり、随時ユーザーの希望する話者の
特徴を追加することが可能である。なお、音声/非音声
識別部34はユーザーの選択により、出力音に非音声を
付加したり、出力音から非音声を削除する。
【0016】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限らず、話者識別部102におい
て、音声/非音声識別部34を省略してもよい。
【0017】又、スイッチにより、音声/非音声識別部
34をバイパスして、入力部100を直接に特徴識別/
抽出部31に接続してもよい。環境音が聞こえた方が自
然ではあるが、聞き取り難い程度に合わせ、会話の進行
状況に合わせて、ユーザーが適宜スイッチで切り替えを
行えばよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、特定の話
者の音声のみを取り出し、ユーザーの聴力に合わせて補
聴処理を施しているので、様々な入力音のある環境下に
おいて、特定の話者の音声のみを聞き取ることが可能と
なる。
【0019】又、本発明によれば、特に感音性難聴者に
見られるカクテルパーティ効果と呼ばれる、複数の人の
会話においては聞き取り能力が低下するという問題、又
は複数の人との会話において、特定の人の音声を聞き取
ることが出来ないという問題を解消することができる。
【0020】又、本発明によれば、ユーザーが聞き取り
たい話者を選択、追加することが可能な構造となってい
るので、日常生活において決まった話者以外との会話、
例えば各種講演会等における聞き取りの改善も可能であ
る。しかも、非音声を出力音に付加(から削除)するこ
とも可能となっているので、音声のみを聞くことも、そ
れ以外の音も聞くことが自由に出来るため、よりユーザ
ーの希望する聞こえを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の話者識別型ディジタル補聴器のブロッ
ク図。
【図2】話者識別部のブロック図。
【図3】従来の特定話者音声認識装置。
【符号の説明】
31 特徴識別/抽出部 32 特徴記憶部 33 操作部 34 音声/非音声識別部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 話者の音声を入力する入力部と、前記入
    力部の出力を入力する話者識別部と、前記話者識別部の
    出力を入力する補聴処理部と、前記補聴処理部の出力を
    入力して聞く者に音声を出力する出力部とを備えた話者
    識別型ディジタル補聴器であって、 前記話者識別部は、入力された音声から特定の話者の音
    声のみを取り出すことを特徴とする話者識別型ディジタ
    ル補聴器。
  2. 【請求項2】 前記話者識別部は、選択された話者の音
    声のみを取り出す特徴識別/抽出部と、複数の話者の特
    徴を記憶する特徴記憶部と、いずれかの話者を選択する
    操作部とを備え、 前記操作部は、前記特徴記憶部に格納された話者の中か
    ら、ユーザーが聞きたい話者を選択することを特徴とす
    る請求項1記載の話者識別型ディジタル補聴器。
  3. 【請求項3】 前記話者識別部は、前記入力部の出力を
    音声と非音声とに分離する音声/非音声識別部と、選択
    された話者の音声のみを取り出す特徴識別/抽出部と、
    複数の話者の特徴を記憶する特徴記憶部と、いずれかの
    話者を選択する操作部とを備え、 前記音声/非音声識別部の出力と、前記特徴識別/抽出
    部の出力とを前記補聴処理部に入力し、 前記操作部は、前記特徴記憶部に格納された話者の中か
    ら、ユーザーが聞きたい話者を選択することを特徴とす
    る請求項1記載の話者識別型ディジタル補聴器。
  4. 【請求項4】 前記入力部の出力を前記特徴識別/抽出
    部に接続するとともに、前記音声/非音声識別部と前記
    特徴識別/抽出部との接続を遮断するスイッチ手段を備
    えたことを特徴とする請求項3記載の話者識別型ディジ
    タル補聴器。
JP10289333A 1998-10-12 1998-10-12 話者識別型ディジタル補聴器 Pending JP2000125397A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135068A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Rion Co Ltd 補聴器、訓練装置、ゲーム装置、および音出力装置
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EP3836567A1 (de) 2019-12-13 2021-06-16 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren zum betrieb eines hörsystems und hörsystem

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