JP2000124504A - フルカラーｌｅｄランプ - Google Patents
フルカラーｌｅｄランプInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各発光ＬＥＤ素子の輝度が十分であり、且つ
三原色による完全な混色が得られるフルカラーＬＥＤラ
ンプを提供する。 【解決手段】 プリント配線基板1 と、このプリント配
線基板1 上に実装配備されたそれぞれ異なる発光色を持
つ3 つの発光素子１１、１２、１３と、プリント配線基
板１上に配備され、上記３つの発光素子を囲む上下開口
の筒状反射ケース体２と、この反射ケース体２内に充填
状に配備された光拡散部３と、この光拡散部３上面に対
し所定の空間部５を開いてプリント配線基板１上に配備
されたキャップ状レンズ部４とからなることを特徴とす
る。
三原色による完全な混色が得られるフルカラーＬＥＤラ
ンプを提供する。 【解決手段】 プリント配線基板1 と、このプリント配
線基板1 上に実装配備されたそれぞれ異なる発光色を持
つ3 つの発光素子１１、１２、１３と、プリント配線基
板１上に配備され、上記３つの発光素子を囲む上下開口
の筒状反射ケース体２と、この反射ケース体２内に充填
状に配備された光拡散部３と、この光拡散部３上面に対
し所定の空間部５を開いてプリント配線基板１上に配備
されたキャップ状レンズ部４とからなることを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、フルカラーＬＥ
Ｄランプに関する。
Ｄランプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のフルカラーＬＥＤランプは、２種
類に大別される。図４に示す従来のフルカラーＬＥＤラ
ンプは、金属リードフレーム６１上に赤色発光ＬＥＤチ
ップ６３と、青色発光ＬＥＤチップ６２と、緑色発光Ｌ
ＥＤチップ６４をそれぞれ実装配備し、引き出し端子６
５を除く全体を樹脂モールドした透明レンズ部６６で覆
って構成されている。
類に大別される。図４に示す従来のフルカラーＬＥＤラ
ンプは、金属リードフレーム６１上に赤色発光ＬＥＤチ
ップ６３と、青色発光ＬＥＤチップ６２と、緑色発光Ｌ
ＥＤチップ６４をそれぞれ実装配備し、引き出し端子６
５を除く全体を樹脂モールドした透明レンズ部６６で覆
って構成されている。
【０００３】また、図５に示すフルカラーＬＥＤランプ
は、プリント配線基板７１上に赤色発光ＬＥＤチップ７
３と、青色発光ＬＥＤチップ７２と、緑色発光ＬＥＤチ
ップ７４をそれぞれ実装配備し、発光ＬＥＤチップを含
む配線基板７１上を樹脂モールドして拡散層７５を形成
し、且つ拡散層７５を含む配線基板７１上を樹脂モール
ドによる透明レンズ部７６で覆って構成している。
は、プリント配線基板７１上に赤色発光ＬＥＤチップ７
３と、青色発光ＬＥＤチップ７２と、緑色発光ＬＥＤチ
ップ７４をそれぞれ実装配備し、発光ＬＥＤチップを含
む配線基板７１上を樹脂モールドして拡散層７５を形成
し、且つ拡散層７５を含む配線基板７１上を樹脂モール
ドによる透明レンズ部７６で覆って構成している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来のフルカラ
ーＬＥＤランプは、三原色（赤色、青色、緑色）のＬＥ
Ｄ素子からの発光によって、フルカラーのランプを得る
ものである。従来のフルカラーＬＥＤランプの問題点
は、各発光素子からの光が拡散剤入りの樹脂層によって
拡散されるものの、各発光素子の各拡散光はランプの頭
頂部（光軸部）以外のランプ下周部方向へも透過する。
更に、単層あるいは２層の拡散剤入り樹脂層を透過する
のみでは、各発光素子の光の完全な混色は達成され得な
い。このため、従来はＬＥＤ素子の三原色（赤色、青
色、緑色）の各々の輝度が不十分である許かりでなく、
三原色の混色が不十分である結果、完全なフルカラーＬ
ＥＤランプを実現し得ていない。
ーＬＥＤランプは、三原色（赤色、青色、緑色）のＬＥ
Ｄ素子からの発光によって、フルカラーのランプを得る
ものである。従来のフルカラーＬＥＤランプの問題点
は、各発光素子からの光が拡散剤入りの樹脂層によって
拡散されるものの、各発光素子の各拡散光はランプの頭
頂部（光軸部）以外のランプ下周部方向へも透過する。
更に、単層あるいは２層の拡散剤入り樹脂層を透過する
のみでは、各発光素子の光の完全な混色は達成され得な
い。このため、従来はＬＥＤ素子の三原色（赤色、青
色、緑色）の各々の輝度が不十分である許かりでなく、
三原色の混色が不十分である結果、完全なフルカラーＬ
ＥＤランプを実現し得ていない。
【０００５】この発明は、以上のような課題を解消さ
せ、各発光ＬＥＤ素子の輝度が十分であり、且つ三原色
による完全な混色が得られるフルカラーＬＥＤランプを
提供することを目的とする。
せ、各発光ＬＥＤ素子の輝度が十分であり、且つ三原色
による完全な混色が得られるフルカラーＬＥＤランプを
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成させるた
めに、この発明のフルカラーＬＥＤランプでは、次のよ
うな構成としている。フルカラーＬＥＤランプは、プリ
ント配線基板と、このプリント配線基板上に実装配備さ
れたそれぞれ異なる発光色を持つ３つの発光素子と、プ
リント配線基板上に配備され、上記３つの発光素子を囲
む上下開口の偏平な筒状反射ケース体と、この反射ケー
ス体内に充填状に配備された光拡散部と、この光拡散部
上面に対し所定の空間部を開いてプリント配線基板上に
配備されたキャップ状レンズ部とから成ることを特徴と
している。
めに、この発明のフルカラーＬＥＤランプでは、次のよ
うな構成としている。フルカラーＬＥＤランプは、プリ
ント配線基板と、このプリント配線基板上に実装配備さ
れたそれぞれ異なる発光色を持つ３つの発光素子と、プ
リント配線基板上に配備され、上記３つの発光素子を囲
む上下開口の偏平な筒状反射ケース体と、この反射ケー
ス体内に充填状に配備された光拡散部と、この光拡散部
上面に対し所定の空間部を開いてプリント配線基板上に
配備されたキャップ状レンズ部とから成ることを特徴と
している。
【０００７】このような構成を有するフルカラーＬＥＤ
ランプは、それぞれ光の屈折率、光の反射拡散率が相違
する３つの層に対し順次、光を透過させることで、各発
光素子の十分な輝度及び完全な混色を得るものである。
ランプは、それぞれ光の屈折率、光の反射拡散率が相違
する３つの層に対し順次、光を透過させることで、各発
光素子の十分な輝度及び完全な混色を得るものである。
【０００８】つまり、各発光素子の発光は、光拡散部に
よって拡散光となり、この拡散光が反射ケース体の内壁
に当たることで内方向へ乱反射する。この乱反射光は、
光拡散部を透過する際、反射ケース体の内周壁がテーパ
状となっているため、乱反射光はＬＥＤランプ（レンズ
部）の頭頂部（光軸部）方向へ案内される。従って、各
発光素子の投光はランプの下周部方向へ逃げることがな
い。
よって拡散光となり、この拡散光が反射ケース体の内壁
に当たることで内方向へ乱反射する。この乱反射光は、
光拡散部を透過する際、反射ケース体の内周壁がテーパ
状となっているため、乱反射光はＬＥＤランプ（レンズ
部）の頭頂部（光軸部）方向へ案内される。従って、各
発光素子の投光はランプの下周部方向へ逃げることがな
い。
【０００９】これにより、乱反射し、且つ頭頂部方向へ
案内されながら光拡散部を透過する光は、更に光拡散部
とレンズ部との間の空間部を透過する。空間部と光拡散
部との光の屈折率は異なる。空間部を透過する光は、Ｌ
ＥＤランプの頭頂部方向への進路を変更することなく透
過する。
案内されながら光拡散部を透過する光は、更に光拡散部
とレンズ部との間の空間部を透過する。空間部と光拡散
部との光の屈折率は異なる。空間部を透過する光は、Ｌ
ＥＤランプの頭頂部方向への進路を変更することなく透
過する。
【００１０】更に、透明レンズ部は、薄い拡散剤入り
（拡散剤の投入量が少ない）レンズ層に設定してあるた
め、空間部とレンズ部は光の屈折率が異なる。空間部を
透過した光は、レンズ部で僅かに拡散されながらＬＥＤ
ランプの頭頂部（光軸部）から発光する。
（拡散剤の投入量が少ない）レンズ層に設定してあるた
め、空間部とレンズ部は光の屈折率が異なる。空間部を
透過した光は、レンズ部で僅かに拡散されながらＬＥＤ
ランプの頭頂部（光軸部）から発光する。
【００１１】かくして、三原色の各発光ＬＥＤチップか
らの投光は、それぞれ異なる光屈折率及び反射拡散率を
有する３つの層を透過する。殊に反射ケース体によって
光は乱反射すると共に、光拡散部で拡散することで三原
色の各発光ＬＥＤチップの発光が完全に混色した状態
で、ＬＥＤランプの頭頂部（光軸部）方向へ導かれる。
従って、各ＬＥＤチップの十分な輝度及び完全な混色が
得られる。
らの投光は、それぞれ異なる光屈折率及び反射拡散率を
有する３つの層を透過する。殊に反射ケース体によって
光は乱反射すると共に、光拡散部で拡散することで三原
色の各発光ＬＥＤチップの発光が完全に混色した状態
で、ＬＥＤランプの頭頂部（光軸部）方向へ導かれる。
従って、各ＬＥＤチップの十分な輝度及び完全な混色が
得られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
フルカラーＬＥＤランプの具体的な実施の形態を説明す
る。
フルカラーＬＥＤランプの具体的な実施の形態を説明す
る。
【００１３】図１は、フルカラーＬＥＤランプを示す断
面図であり、図２は分解斜視図である。フルカラーＬＥ
ＤランプＡは、プリント配線基板１と、このプリント配
線基板１上に実装配備されたそれぞれ異なる発光色を持
つ３つの発光素子１１、１２、１３と、プリント配線基
板１上に配備され、上記３つの発光素子を囲む上下開口
の偏平な筒状反射ケース体２と、この反射ケース体２内
に充填状に配備された光拡散部３と、この光拡散部上面
に対し所定の空間部５を開いてプリント配線基板１上に
配備されたキャップ状レンズ部４とから構成される。
面図であり、図２は分解斜視図である。フルカラーＬＥ
ＤランプＡは、プリント配線基板１と、このプリント配
線基板１上に実装配備されたそれぞれ異なる発光色を持
つ３つの発光素子１１、１２、１３と、プリント配線基
板１上に配備され、上記３つの発光素子を囲む上下開口
の偏平な筒状反射ケース体２と、この反射ケース体２内
に充填状に配備された光拡散部３と、この光拡散部上面
に対し所定の空間部５を開いてプリント配線基板１上に
配備されたキャップ状レンズ部４とから構成される。
【００１４】プリント配線基板１は、実施の形態では金
メッキを施したガラスエポキシ製プリント基板で、上面
に３原色の発光素子、つまり赤色発光ＬＥＤチップ１１
と、緑色発光ＬＥＤチップ１２と、青色発光ＬＥＤチッ
プ１３を実装配備（ボンディング）している。
メッキを施したガラスエポキシ製プリント基板で、上面
に３原色の発光素子、つまり赤色発光ＬＥＤチップ１１
と、緑色発光ＬＥＤチップ１２と、青色発光ＬＥＤチッ
プ１３を実装配備（ボンディング）している。
【００１５】図３は、実施の形態のフルカラーＬＥＤラ
ンプを示す底面図である。プリント配線基板１には、カ
ソードコモン（共通端子）１４と、３つの個別端子１１
ａ、１２ａ、１３ａが配備され、各端子１１ａ、１２
ａ、１３ａ、１４ａが外部に引き出されている。そし
て、前記各発光ＬＥＤチップ１１、１２、１３の一端部
は、それぞれ対応する個別端子１１ａ、１２ａ、１３ａ
に、他端部は共通端子１４に接続してある。
ンプを示す底面図である。プリント配線基板１には、カ
ソードコモン（共通端子）１４と、３つの個別端子１１
ａ、１２ａ、１３ａが配備され、各端子１１ａ、１２
ａ、１３ａ、１４ａが外部に引き出されている。そし
て、前記各発光ＬＥＤチップ１１、１２、１３の一端部
は、それぞれ対応する個別端子１１ａ、１２ａ、１３ａ
に、他端部は共通端子１４に接続してある。
【００１６】前記反射ケース体２は、図２で示すよう
に、所定の深さを有する偏平な上下開口の円筒体で、回
路基板１上に載置状に固定配備される。この反射ケース
体２は、例えばノリル或いはポリカーポネイト樹脂にチ
タン粉末を混入して成型した白色プラスチック製の反射
体である。また、反射ケース体（偏平な円筒体）２の下
開口周部の内径は、３つの発光ＬＥＤチップ１１、１
２、１３及び共通電極部１４を完全に囲うように設定し
てある。
に、所定の深さを有する偏平な上下開口の円筒体で、回
路基板１上に載置状に固定配備される。この反射ケース
体２は、例えばノリル或いはポリカーポネイト樹脂にチ
タン粉末を混入して成型した白色プラスチック製の反射
体である。また、反射ケース体（偏平な円筒体）２の下
開口周部の内径は、３つの発光ＬＥＤチップ１１、１
２、１３及び共通電極部１４を完全に囲うように設定し
てある。
【００１７】更に、この反射ケース体２は、図２で示す
ように底面に短尺な４本の取付け脚２１、２２、２３、
２４を下方向へ突設している。図１及び図３で示すよう
に、この４本の取付け脚２１、２２、２３、２４が、基
板１の取付け孔１５、１６、１７、１８に嵌着固定され
る。
ように底面に短尺な４本の取付け脚２１、２２、２３、
２４を下方向へ突設している。図１及び図３で示すよう
に、この４本の取付け脚２１、２２、２３、２４が、基
板１の取付け孔１５、１６、１７、１８に嵌着固定され
る。
【００１８】また、図１及び図２で示すように、偏平な
円筒状反射ケース体２の内孔は、上方へ拡開するテーパ
状に設定してある。この内孔のテーパ面部２ａによって
反射される反射光を、ＬＥＤランプＡの頭頂部（光軸
部）Ａ１方向へ案内するように設定してある。
円筒状反射ケース体２の内孔は、上方へ拡開するテーパ
状に設定してある。この内孔のテーパ面部２ａによって
反射される反射光を、ＬＥＤランプＡの頭頂部（光軸
部）Ａ１方向へ案内するように設定してある。
【００１９】上記光拡散部３は、透明エポキシ樹脂にチ
タン粉末の散乱剤（例えば１０％）と公知の粉末白色蛍
光剤（例えば４％）を混入させたもので、回路基板１の
上面を底面とする反射ケース体２内へ、つまり３つの三
原色発光ＬＥＤチップ１１、１２、１３に対し充填状に
配備される。更に、光拡散部３の上面は反射ケース体２
の開口上面とほぼ面一となるように設定してある。ま
た、実施の形態では光拡散部３の上面は、光拡散効果を
企図する凹凸状粗面３１に設定されている。
タン粉末の散乱剤（例えば１０％）と公知の粉末白色蛍
光剤（例えば４％）を混入させたもので、回路基板１の
上面を底面とする反射ケース体２内へ、つまり３つの三
原色発光ＬＥＤチップ１１、１２、１３に対し充填状に
配備される。更に、光拡散部３の上面は反射ケース体２
の開口上面とほぼ面一となるように設定してある。ま
た、実施の形態では光拡散部３の上面は、光拡散効果を
企図する凹凸状粗面３１に設定されている。
【００２０】前記透明レンズ部４は、透明ポリカーボネ
イト樹脂、或いは微量のチタン粉末（拡散剤）を混入さ
せたポリカーボネイト樹脂をインジェクション成型した
もので、基板１に対し嵌着状に取付けられるキャップ状
のレンズ体である。
イト樹脂、或いは微量のチタン粉末（拡散剤）を混入さ
せたポリカーボネイト樹脂をインジェクション成型した
もので、基板１に対し嵌着状に取付けられるキャップ状
のレンズ体である。
【００２１】図１及び図２で示すように、キャップ状透
明レンズ部４は頭部４４が湾曲面である円筒体で、下開
口の穴部４２を形成している。また、穴部４２の下開口
部の下部は、基板１に対する取付け口部４３に設定して
ある。従って、基板１上に嵌着取付けした状態で、穴部
４２の円弧状底部４１と反射ケース体２上面、つまり光
拡散部３の上面３１との間に所定の空間部５が開くよう
に設定してある。
明レンズ部４は頭部４４が湾曲面である円筒体で、下開
口の穴部４２を形成している。また、穴部４２の下開口
部の下部は、基板１に対する取付け口部４３に設定して
ある。従って、基板１上に嵌着取付けした状態で、穴部
４２の円弧状底部４１と反射ケース体２上面、つまり光
拡散部３の上面３１との間に所定の空間部５が開くよう
に設定してある。
【００２２】また、穴部４２の底面４１の適所には、光
拡散効果を企図する凹凸粗面部４１ａが形成してある。
このキャップ状透明レンズ部４は、上記光拡散部３が乾
燥固化した後に、基板１に対し基板上方を覆い状に嵌着
配備する。そして、取付口部４３、つまり基板１裏面側
を樹脂で固着する。
拡散効果を企図する凹凸粗面部４１ａが形成してある。
このキャップ状透明レンズ部４は、上記光拡散部３が乾
燥固化した後に、基板１に対し基板上方を覆い状に嵌着
配備する。そして、取付口部４３、つまり基板１裏面側
を樹脂で固着する。
【００２３】このような構成を有するフルカラーＬＥＤ
ランプＡでは、それぞれ光の屈折率、光の反射拡散率が
相違する３つの層、つまり光拡散部３、空間部５、レン
ズ部４に対し光を順次、透過させることで、各発光素子
１１、１２、１３の十分な発光輝度と完全な混色を得
る。
ランプＡでは、それぞれ光の屈折率、光の反射拡散率が
相違する３つの層、つまり光拡散部３、空間部５、レン
ズ部４に対し光を順次、透過させることで、各発光素子
１１、１２、１３の十分な発光輝度と完全な混色を得
る。
【００２４】各発光素子１１、１２、１３の発光は、光
拡散部３によって拡散される。光拡散部３は、チタン粉
末と白色蛍光剤がエポキシ樹脂に混入させてあり、各素
子の発光は光拡散部３によって混色される。この拡散光
が、反射ケース体２の内壁に当たることで内方向へ乱反
射する。従って、各発光素子１１、１２、１３の投光
は、ランプＡの下周部方向へ逃げることがない。殊に、
反射ケース体２の内周壁面２ａがテーパ状となっている
ため、この内壁面２ａで乱反射する三原色のＬＥＤチッ
プ１１、１２、１３の各発光の混色が一層実現され、光
拡散部３を透過してＬＥＤランプ（レンズ部４）Ａの頭
頂部（光軸部）Ａ１方向へ案内される。
拡散部３によって拡散される。光拡散部３は、チタン粉
末と白色蛍光剤がエポキシ樹脂に混入させてあり、各素
子の発光は光拡散部３によって混色される。この拡散光
が、反射ケース体２の内壁に当たることで内方向へ乱反
射する。従って、各発光素子１１、１２、１３の投光
は、ランプＡの下周部方向へ逃げることがない。殊に、
反射ケース体２の内周壁面２ａがテーパ状となっている
ため、この内壁面２ａで乱反射する三原色のＬＥＤチッ
プ１１、１２、１３の各発光の混色が一層実現され、光
拡散部３を透過してＬＥＤランプ（レンズ部４）Ａの頭
頂部（光軸部）Ａ１方向へ案内される。
【００２５】乱反射し、且つ頭頂部Ａ１方向へ案内され
ながら光拡散部２を透過する光は、更に光拡散部２とレ
ンズ部４との間の空間部（空気層）５を透過する。この
空間部（空気層）５に進入する光は、空気層の光伝達性
等に起因して一層、混色が達成される。また、空間部５
と光拡散部２との光の屈折率は異なる。空間部５を透過
する光は、ＬＥＤランプの頭頂部Ａ１方向への進路を殆
ど変更することなく透過する。
ながら光拡散部２を透過する光は、更に光拡散部２とレ
ンズ部４との間の空間部（空気層）５を透過する。この
空間部（空気層）５に進入する光は、空気層の光伝達性
等に起因して一層、混色が達成される。また、空間部５
と光拡散部２との光の屈折率は異なる。空間部５を透過
する光は、ＬＥＤランプの頭頂部Ａ１方向への進路を殆
ど変更することなく透過する。
【００２６】更に、透明レンズ部４は、微量の拡散剤を
混入したレンズ体に設定してある。従って、空間部５と
レンズ部４は光の屈折率が異なる。空間部５を透過した
光は、レンズ部４で僅かに拡散されながらＬＥＤランプ
Ａの頭頂部（光軸部）Ａ１から発光する。
混入したレンズ体に設定してある。従って、空間部５と
レンズ部４は光の屈折率が異なる。空間部５を透過した
光は、レンズ部４で僅かに拡散されながらＬＥＤランプ
Ａの頭頂部（光軸部）Ａ１から発光する。
【００２７】かくして、三原色の各発光ＬＥＤチップ１
１、１２、１３からの投光は、それぞれ異なる光屈折率
及び反射拡散率を有する３つの層２、５、４を透過し、
殊に反射ケース体２によって光は内方向へ乱反射すると
共に、ＬＥＤランプの頭頂部（光軸部）Ａ１方向へ導か
れるから、各ＬＥＤチップ１１、１２、１３の十分な発
光輝度及び混色が得られ、完全フルカラーランプを実現
し得る。
１、１２、１３からの投光は、それぞれ異なる光屈折率
及び反射拡散率を有する３つの層２、５、４を透過し、
殊に反射ケース体２によって光は内方向へ乱反射すると
共に、ＬＥＤランプの頭頂部（光軸部）Ａ１方向へ導か
れるから、各ＬＥＤチップ１１、１２、１３の十分な発
光輝度及び混色が得られ、完全フルカラーランプを実現
し得る。
【００２８】
【発明の効果】この発明では、以上のように、それぞれ
異なる発光色をもつ３つの発光素子を実装する回路基板
の上面に、発光素子を囲む上下開口の筒状反射ケース体
を配備し、この反射ケース体内に光拡散部を充填配備す
ると共に、光拡散部上面に対し所定の空間部を開いてキ
ャップ状レンズ部を配備することとしたから、三原色の
各ＬＥＤチップの発光が光拡散部で拡散され、且つ反射
ケース体によって内方向へ乱反射する。そして、この拡
散され乱反射して完全な混色となる各発光素子の光は、
それぞれ光の屈折率、光の反射拡散率が相違する３つの
層、つまり光拡散部、空間部、レンズ部に対し順次、透
過してランプの頭頂部から発光する。従って、各発光素
子の十分な発光輝度と完全な混色が得られる。また、偏
平な筒状反射ケース体は穴部内周壁をテーパ状に設定し
てあるから、内方向へ向けて乱反射する光が、ランプの
頭頂部（光軸部）方向へ案内され、一層発光効率が向上
する。更に、キャップ状レンズ部は、従来のように樹脂
モールド状のものではなく樹脂成型品であり、回路基板
に対し嵌着状に取付けられるものである。従って、透明
レンズ部の交換が容易である等、発明目的を達成した優
れた効果を有する。
異なる発光色をもつ３つの発光素子を実装する回路基板
の上面に、発光素子を囲む上下開口の筒状反射ケース体
を配備し、この反射ケース体内に光拡散部を充填配備す
ると共に、光拡散部上面に対し所定の空間部を開いてキ
ャップ状レンズ部を配備することとしたから、三原色の
各ＬＥＤチップの発光が光拡散部で拡散され、且つ反射
ケース体によって内方向へ乱反射する。そして、この拡
散され乱反射して完全な混色となる各発光素子の光は、
それぞれ光の屈折率、光の反射拡散率が相違する３つの
層、つまり光拡散部、空間部、レンズ部に対し順次、透
過してランプの頭頂部から発光する。従って、各発光素
子の十分な発光輝度と完全な混色が得られる。また、偏
平な筒状反射ケース体は穴部内周壁をテーパ状に設定し
てあるから、内方向へ向けて乱反射する光が、ランプの
頭頂部（光軸部）方向へ案内され、一層発光効率が向上
する。更に、キャップ状レンズ部は、従来のように樹脂
モールド状のものではなく樹脂成型品であり、回路基板
に対し嵌着状に取付けられるものである。従って、透明
レンズ部の交換が容易である等、発明目的を達成した優
れた効果を有する。
【図１】フルカラーＬＥＤランプを示す断面図である。
【図２】フルカラーＬＥＤランプを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図３】フルカラーＬＥＤランプを示す底面図である。
【図４】従来のフルカラーＬＥＤランプを示す説明図で
ある。
ある。
【図５】従来のフルカラーＬＥＤランプを示す説明図で
ある。
ある。
１ プリント配線基板 ２ 反射ケース体 ３ 光拡散部 ４ 透明レンズ部 ５ 空間部 １１ 赤色発光素子 １２ 緑色発光素子 １３ 青色発光素子 ２ａ テーパ面 ３１ 凹凸粗面 ４１ 底部 ４２ 穴部 Ａ１ 頭頂部
Claims (2)
- 【請求項１】 プリント配線基板と、このプリント配線
基板上に実装配備されたそれぞれ異なる発光色を持つ３
つの発光素子と、プリント配線基板上に配備され、上記
３つの発光素子を囲む上下開口の筒状反射ケース体と、
この反射ケース体内に充填状に配備された光拡散部と、
この光拡散部上面に対し所定の空間部を開いてプリント
配線基板上に配備されたキャップ状レンズ部とから成る
フルカラーＬＥＤランプ。 - 【請求項２】 上記反射ケース体は、上方向へ拡開する
テーパ状の内孔を有する筒体であることを特徴とする請
求項１記載のフルカラーＬＥＤランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29073798A JP2000124504A (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | フルカラーｌｅｄランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29073798A JP2000124504A (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | フルカラーｌｅｄランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000124504A true JP2000124504A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17759880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29073798A Pending JP2000124504A (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | フルカラーｌｅｄランプ |
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