JP2000123030A - 情報提示方法及び装置、情報提示システム、記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新された提示対象データを利用者毎に対応
した提示形態で提示可能となる情報提示装置を提供す
る。 【解決手段】 提示要求処理部１１は、利用者管理情報
保持部１２に保持された利用者管理情報に基づいて利用
者を特定し、履歴情報索出部１３は、特定された利用者
に関する情報提示の履歴情報を履歴管理情報保持部１４
に保持された履歴管理情報から索出する。データ提示処
理部１５は、提示対象データをデータベース１５から索
出して対応する利用者の履歴情報に基づいた提示形態で
視認可能に提示する。視認可能に提示された提示対象デ
ータに対する操作入力がなされた場合にデータ提示処理
部１５は、対応する掲載情報を視認可能に提示するとと
もに、管理情報更新部１６と共動して履歴管理情報を該
操作入力を反映させて更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報提示技術に係
り、より詳しくは、更新された提示対象データを利用者
毎に対応した提示形態で提示する手法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インタネット等の公衆網における
急速な発展に伴い、多様な形態での情報提供システムの
構築が盛んである。この情報提供システムでは、例え
ば、ＷＷＷ（World Wide Web）環境（以下、ウェブ環
境）が広く知られており、特に、ウェブ環境におけるホ
ームページは、情報発信が容易に可能な媒体として個人
ユーザから企業等まで幅広く使用されている。ウェブ環
境における情報提示手法では、ホームページ中の提示対
象となるコンテンツが更新された場合に、例えば、更新
されたコンテンツに関する更新履歴を一覧提示する、或
いはコンテンツの対応する項目箇所に、「新着情報」や
「Ｗｈａｔ’ｓ Ｎｅｗ」等の情報の更新を表す視認可
能なアイコン等を所定期間提示するものである。

【０００３】図５は、この種のウェブ環境における従来
型情報提示手法の一例である。この図では、ホームペー
ジ「○○○○ドア」のコンテンツ中において、項目「総
務担当ホームページ」に対してアイコン「ＮＥＷ」が提
示されており、当該項目が更新された情報であることを
表している。また、他方のホームページ「○○○○シス
テムプランニング」では、コンテンツにおける更新履歴
が一覧提示されていることを表している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なウェブ環境における情報提示方法では、更新されたコ
ンテンツに関する更新情報を提示するのみであったた
め、アクセス対象となるホームページを頻繁に利用する
操作者にとって、自身が既に更新された情報を理解して
いる箇所とそうでない箇所との判別が困難になるという
問題があった。また、アクセス対象となるホームページ
を希に利用する操作者にとっては、更新箇所が既に「新
着情報」から削除されて掲載されていない等の状況が発
生してしまい、ホームページの利用効率が低下してしま
うという問題があった。

【０００５】そこで本発明の課題は、更新された提示対
象データを利用者毎に対応した提示形態で提示可能とな
る、改良された情報提示方法を提供することにある。本
発明の他の課題は、上記情報提示方法の実施に適した情
報提示装置を提供することにある。本発明の他の課題
は、上記情報提示方法及び装置等をコンピュータ装置上
で実現するための記録媒体を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の改良された情報提示方法は、１または複数
の掲載情報を含んで構築された提示対象データに対する
操作者からの提示要求に基づいて当該操作者を特定し、
この特定された操作者の情報提示に関する提示履歴情報
を、予め構築された履歴管理情報から索出する過程と、
前記提示要求に即した提示対象データを特定された操作
者の前記提示履歴情報に基づいた提示形態で視認可能に
提示するとともに、視認可能に提示された前記提示対象
データに対する操作者からの操作入力に基づいて前記提
示履歴情報を更新する過程とを含み、前記提示対象デー
タを前記提示履歴情報に基づいて操作者毎に対応した提
示形態で視認可能に提示することを特徴とする。

【０００７】この情報提示方法において、前記履歴管理
情報は、例えば、前記提示対象データにおけるすべての
掲載情報について、更新時間情報と予め設定された操作
者毎の参照状態を表す「未読」または「既読」のいずれ
かの識別情報とが各々対応付けられて構築されたもので
ある。あるいは、特定された操作者の前記提示対象デー
タに対する前回の提示要求時以降に更新された１または
複数の掲載情報と、当該操作者が未参照の１または複数
の掲載情報とを特定するための情報である。

【０００８】上記他の課題を解決する本発明の情報提示
装置は、上述の提示対象データに対する操作者からの提
示要求に基づいて当該操作者を特定するとともに、この
特定された操作者の情報提示に関する提示履歴情報を予
め構築された履歴管理情報から索出する操作者特定手段
と、前記提示要求に即した提示対象データを特定された
操作者の前記提示履歴情報に基づいた提示形態で視認可
能に提示するデータ提示手段と、視認可能に提示された
前記提示対象データに対する操作者からの操作入力に基
づいて前記提示履歴情報を更新する提示履歴情報更新手
段とを備えたものである。

【０００９】前記操作者特定手段は、例えば、前記提示
要求に含まれる操作者識別情報と予め構築された利用者
管理情報とに基づいて操作者を特定するとともに、特定
された操作者に関する最終利用日時を含む利用者情報を
前記利用者管理情報から索出するように構成される。あ
るいは、索出された利用者情報と前記履歴管理情報とに
基づいて、前記最終利用日時以降に更新された前記１ま
たは複数の掲載情報、及び特定された操作者の提示対象
データにおけるすべての掲載情報に対する参照の有無を
表す情報を含む前記提示履歴情報を前記履歴管理情報か
ら索出するように構成される。

【００１０】前記データ提示手段は、例えば、特定され
た操作者の提示対象データにおけるすべての掲載情報に
対する参照の有無を表す情報から当該操作者が未読掲載
情報を特定するとともに、前記最終利用日時以降に更新
された前記１または複数の掲載情報、及び特定された未
読掲載情報を各々表すアイコンを前記提示対象データに
おける対応箇所に配置して視認可能に提示するように構
成される。前記最終利用日時以降に更新された前記１ま
たは複数の掲載情報を集約した最新掲載情報一覧の形態
で視認可能に提示するように構成することもできる。

【００１１】前記提示履歴情報更新手段は、例えば、視
認可能に提示された前記提示対象データにおける前記ア
イコンが操作者からの操作入力により選択的に特定され
た場合に、対応する掲載情報をインタラクティブに視認
可能に提示するとともに、該操作入力を反映させて前記
履歴管理情報における前記提示履歴情報を更新するよう
に構成される。あるいは、前記提示対象データにおける
情報提示の完了を契機に、前記利用者管理情報において
対応する操作者の最終利用日時を含む利用者情報を該情
報提示の完了時間により更新するように構成される。

【００１２】上記他の課題を解決する本発明の情報提示
システムは、１または複数の掲載情報を含んで構築され
た提示対象データに対する提示要求を送出するととも
に、前記提示要求に即して視認可能に提示される前記提
示対象データに対する操作入力を送出する第１装置と、
前記第１装置から送出された提示要求及び操作入力を受
領して対応する提示対象データを前記第１装置に対して
視認可能に提示させる第２装置とを双方向通信可能に接
続して成る。前記第２装置は、前記第１装置から送出さ
れた前記提示要求に基づいて操作者を特定するととも
に、特定された操作者の情報提示に関する提示履歴情報
を予め構築された履歴管理情報から索出する手段と、前
記提示要求に即した提示対象データを前記第１装置に対
して特定された操作者の前記提示履歴情報に基づいた提
示形態で視認可能に提示する手段と、視認可能に提示さ
れた前記提示対象データに対する前記第１装置から送出
された操作入力に基づいて前記提示履歴情報を更新する
手段とを備えたものである。

【００１３】上記他の課題を解決する本発明の記録媒体
は、上述の提示対象データに対する操作者からの提示要
求に基づいて当該操作者を特定するとともに、特定され
た操作者の情報提示に関する提示履歴情報を予め構築さ
れた履歴管理情報から索出する処理、前記提示要求に即
した提示対象データを特定された操作者の前記提示履歴
情報に基づいた提示形態で視認可能に提示する処理、視
認可能に提示された前記提示対象データに対する操作者
からの操作入力に基づいて前記提示履歴情報を更新する
処理、をコンピュータ装置に実行させるためのプログラ
ムコードが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 （第１実施形態）図１は、本発明を適用した情報提示装
置の機能ブロック図である。図中、実線は処理の流れ、
破線はデータの流れを表す。本実施形態の情報提示装置
１はコンピュータ装置で実現されるもので、そのコンピ
ュータ装置の内部或いは外部記憶装置に構築されたデー
タベース１７を具備するとともに、前記コンピュータ装
置が所定のプログラムを読み込んで実行することにより
形成される、提示要求処理部１１、利用者管理情報保持
部１２、履歴情報索出部１３、履歴管理情報保持部１
４、データ提示処理部１５、及び管理情報更新部１６を
具備して構成される。

【００１５】上記プログラムは、通常、コンピュータ装
置の内部記憶装置あるいは外部記憶装置に格納され、随
時読み取られて実行されるようになっており、当該コン
ピュータ装置において上記各機能ブロックを形成可能な
任意の形態で記録されたものである。例えば、コンピュ
ータ装置とは分離可能なＣＤ−ＲＯＭやＦＤ等の可搬性
記録媒体、あるいは構内ネットワークに接続されたプロ
グラムサーバ等に記録され、使用時に読み込まれて上記
コンピュータ装置の内部あるいは外部記憶装置にインス
トールされて随時実行に供されるものであっても良い。
なお、上記機能ブロック１１〜１７は、上記プログラム
単独による形成、或いはコンピュータ装置に搭載されて
いるオペレーティングシステムとの共動によって適宜実
現されるものであっても良い。

【００１６】データベース１７は、提示対象データ群が
蓄積されたものであり、例えば、ウェブ環境における提
示対象となるホームページ等のコンテンツを含んで構築
される。なお、本実施形態における提示対象データは、
便宜上、１または複数の情報カテゴリに対応した掲載情
報を含んで構築されているものとして説明する。

【００１７】提示要求処理部１１は、操作者から図示し
ない所定の入力用インタフェースを介して入力される提
示対象データに関する提示要求を受け付けて、当該操作
者を特定するものである。具体的には、操作者を識別す
るための利用者ＩＤを含む提示要求から、利用者管理情
報保持部１２において保持された利用者管理情報に基づ
いて操作者を特定するとともに、特定された操作者に関
する最終利用日時、即ち前回の提示要求がなされた日時
等の利用者情報を索出するように構成される。提示要求
及び索出された利用者情報は、履歴情報索出部１３に入
力される。なお、利用者管理情報については後述する。

【００１８】履歴情報索出部１３は、入力された提示要
求及び利用者情報に即して、対応する利用者の情報提示
に関する履歴情報を、履歴管理情報保持部１４において
保持された履歴管理情報から索出するものである。索出
された利用者の履歴情報は、データ提示処理部１５に入
力される。なお、履歴管理情報については後述する。

【００１９】データ提示処理部１５は、データベース１
７に蓄積された提示対象データ群を図示しない出力用イ
ンタフェースを介して視認可能に提示するものである。
具体的には、提示要求に対応する提示対象データをデー
タベース１７から索出するとともに、索出された提示対
象データを履歴情報索出部１３において索出された利用
者に関する情報提示の履歴情報に基づいた提示形態で視
認可能に提示するように構成される。データ提示処理部
１５は、また、図示しない入力用インタフェースを介し
てなされる操作者からの操作入力に即した提示形態でイ
ンタラクティブに対応する提示対象データを視認可能に
提示するように構成される。この場合の操作者からの操
作入力及び提示結果に関する情報は、管理情報更新部１
６に入力される。

【００２０】管理情報更新部１６は、データ提示処理部
１５における操作者からの操作入力及び提示結果に関す
る情報に基づいて利用者管理情報保持部１２または履歴
管理情報保持部１４において保持された各管理情報の更
新を行うものである。

【００２１】次に、情報提示装置１の動作の一例を具体
的に説明する。図２は、この場合の情報提示装置１が実
行する処理の手順図である。操作者から、図示しない入
力用インタフェースを介して、提示対象データに対する
提示要求が入力されると（ステップＳ１０１）、この提
示要求が提示要求処理部１１に渡される。この場合の提
示要求は、例えば、ブラウザ等の所定のインタフェース
を介して入力される利用者ＩＤや所望のコンテンツ名等
の初期的な識別情報である。

【００２２】提示要求処理部１１では、入力された提示
要求を受け付けるとともに、利用者管理情報保持部１２
において保持された利用者管理情報に基づいて利用者を
特定する（ステップＳ１０２）。この場合の利用者管理
情報は、例えば、操作者を識別するための利用者ＩＤを
含む提示要求から、当該操作者に関する最終利用日時等
を含む利用者情報を索出可能なように利用者管理テーブ
ルの形態で構築される。この利用者管理情報の構築例を
図３に示す。図中、利用者管理情報は、利用者ＩＤと最
終利用日時に関する情報との組から構築されており、操
作者から入力される利用者ＩＤにより対応する最終利用
日時が特定される。

【００２３】次に、履歴情報索出部１３では、入力され
た提示要求及び提示要求処理部１１において特定された
利用者情報に基づいて、履歴管理情報保持部１４に保持
された履歴管理情報から対応する利用者の情報提示に関
する履歴情報を索出する（ステップＳ１０３）。

【００２４】この場合の履歴管理情報は、例えば、提示
対象データにおける掲載情報に関して、利用者の最終利
用日時以降に更新された最新掲載情報、及び利用者が参
照していない、所謂「未読」掲載情報が、特定された利
用者情報から索出可能なように構築される。図４は、こ
の履歴管理情報の構築例を示した図である。図中、履歴
管理情報は、提示対象データにおけるＨＴＭＬ（HyperT
ext Markup Language）名等の掲載情報識別子（以下、
掲載情報ＩＤ）、掲載情報ＩＤ毎の更新日時、及び利用
者毎に特定の掲載情報を参照したか否かを表す「未読」
かまたは「既読」かのいずれかの識別情報、が各々対応
付けられて構築されている。この例では、掲載情報が
「未読」の場合には「０」、一方「既読」の場合には
「１」のフラグを各々用いることにより提示対象データ
における利用者毎の情報提示状況が特定される。

【００２５】データ提示処理部１５は、提示要求に即し
た提示対象データをデータベース１７から索出するとと
もに、当該提示対象データを図示しない出力用インタフ
ェースを介して履歴情報索出部１３において索出された
履歴情報に基づいた提示形態で視認可能に提示する（ス
テップＳ１０４）。具体的には、索出された履歴情報に
基づいて、特定された利用者の最終利用日時以降に更新
された掲載情報群及び当該利用者が「未読」の掲載情報
群を、提示対象データにおける対応箇所に当該情報群を
表すアイコン等を配置して視認可能に提示するように構
成される。この場合、最終利用日時以降に更新された掲
載情報群に関して、例えば、当該情報群を集約した最新
掲載情報一覧の形式から成るＨＴＭＬファイル等を適宜
生成して提示するように構成しても良い。

【００２６】また、データ提示処理部１５は、視認可能
に提示された提示対象データに対する、操作者からの図
示しない入力用インタフェースを介してなされる操作入
力の有無を検知する（ステップＳ１０５）。提示対象デ
ータに対する操作入力が検知された場合には（ステップ
Ｓ１０５：Yes）、データ提示処理部１５は、該操作入
力に即した提示形態で提示対象データを視認可能に提示
するとともに、履歴管理情報保持部１４において保持さ
れた履歴管理情報を、管理情報更新部１６と共動して該
操作入力を反映させて更新する（ステップＳ１０６）。
具体的には、提示対象データにおいて「未読」掲載情報
を表すアイコン等が、操作者からマウス等のポインティ
ングデバイスを介した操作入力により選択的に特定され
た場合に、当該「未読」掲載情報を視認可能に提示する
とともに、履歴管理情報において当該掲載情報の「未
読」を表す識別情報から「既読」を表す識別情報へ変更
することにより該操作入力を反映させて更新を行う。

【００２７】提示対象データについての情報提示を継続
して行う場合には（ステップＳ１０７：No）、ステップ
Ｓ１０４に戻り、更新された履歴管理情報に基づいて情
報提示を行う。一方、提示対象データについての情報提
示が終了された場合には（ステップＳ１０７：Yes）、
データ提示処理部１５は、該終了を契機に、管理情報更
新部１６と共動して利用者管理情報保持部１２において
保持された利用者管理情報の最終利用日時等の利用者情
報を該終了時間により更新し（ステップＳ１０８）、処
理を終了する。

【００２８】このように、本実施形態の情報提示装置１
では、提示対象データにおける利用者毎の情報提示に関
する履歴管理情報に基づいて情報提示を行うようにした
ので、従来手法のように、提示対象データにおいて更新
された箇所を利用者自身が判別することなく更新された
情報を特定することが容易になる。例えばウェブ環境に
おいて１または複数の掲載情報を含んで構築されたホー
ムページにおけるコンテンツに関する情報提示を行う場
合に、利用者に適合させて更新箇所を表示することがで
きるので、更新された情報がより積極的に参照される効
果が期待できる。参照者から見れば、更新箇所をその都
度探す必要がないため、より効率的に、更新箇所を参照
できるようになる。

【００２９】また、提示対象データにおける更新された
掲載情報や未読掲載情報を利用者毎の提示形態で視認可
能に提示することにより、提示対象データに対する情報
検索等の利用効率が大幅に向上する。

【００３０】また、利用者管理情報及び履歴管理情報に
基づいて、各々利用頻度の異なる利用者毎の利用状況や
提示対象データにおける未読及び既読の掲載情報が特定
できることから、利用状況や利用者毎の興味対象となる
情報の傾向等が把握可能となり、それらの統計的な分析
が容易になる。

【００３１】（第２実施形態）本発明は、通信回線とし
てインタネット等の公衆網を介して流通する大量の電子
化情報に対する情報の閲覧を行うようなシステム、例え
ば、情報取得装置として機能するところのクライアン
ト、クライアントに対する上記情報提示装置として機能
するところの情報提供サーバ、を配備した情報提示シス
テムの形態に適合させて実施することも可能である。

【００３２】この場合のクライアントは、例えば、イン
タネット環境上における複数の大規模なデータベースに
対する情報取得装置として位置付けられ、その構成例と
しては、公衆網を介して情報提供サーバとの通信を行う
通信制御部を具備するとともに、情報提供サーバに対す
る提示要求の入力を行うための提示要求入力部、及び通
信制御部を介して取得した提示対象データを視認可能に
表示するためのブラウザ及び表示装置等から成る所定の
出力用インタフェースを具備して構成される。

【００３３】一方、情報提供サーバにおける構成例は、
コンピュータ装置の内部あるいは外部記憶装置に、上記
データベース１７と同一のデータベースを構築し、公衆
網を介してクライアントとの通信を行う通信制御部を具
備するとともに、上記情報提示装置１と同様の機能ブロ
ック、提示要求処理部１１、利用者管理情報保持部１
２、履歴情報索出部１３、履歴管理情報保持部１４、デ
ータ提示処理部１５、及び管理情報更新部１６を具備し
て構成される。

【００３３】この情報提供サーバが上記情報提示装置１
と相違する点は、通信制御を行う公知の通信制御部を具
備する点であり、クライアントにおける提示要求入力部
からの提示要求を、この通信制御部を介して提示要求処
理部１１に入力するとともに、データ提示処理部１５で
は、提示要求に即した提示対象データを通信制御部を介
してクライアントにおける出力用インタフェースに視認
可能に提示するように構成させる。一方、クライアント
では、出力用インタフェースにおいて視認可能に提示さ
れた提示対象データに対する操作入力を、通信制御部を
介して情報提供サーバにおけるデータ提示処理部１５に
入力するように構成させることで代替が可能となり、上
記情報提示装置１と同等の効果を得ることが可能とな
る。

【００３４】このように本実施形態の情報提示システム
では、情報提供サーバにおいて、複数のクライアントに
関する利用者管理情報及び履歴管理情報が一元的に管理
可能なことから、流通する大量の電子化情報に対するク
ライアント毎の効率的な情報提示が可能となる。

【００３５】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、更新された提示対象データを利用者毎に対応
した提示形態で提示可能になるという、特有の効果があ
る。また、本発明によれば、更新された提示対象データ
が利用者毎に対応した提示形態で視認可能に提示される
ことから、操作者にとって利便性の高い情報提示環境が
実現可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る情報提示装置の機能
ブロック図。

【図２】情報提示装置における処理手順図。

【図３】利用者管理情報における構築形態の一例。

【図４】履歴管理情報における構築形態の一例。

【図５】従来型情報提示手法における更新情報提示の一
例。

【符号の説明】

１ 情報提示装置 １１ 提示要求処理部 １２ 利用者管理情報保持部 １３ 履歴情報索出部 １４ 履歴管理情報保持部 １５ データ提示処理部 １６ 管理情報更新部 １７ データベース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B075 KK13 KK35 KK40 ND03 ND20 NK10 PQ02 PQ26 PQ29 PQ46 5B089 GA11 GA21 GB04 JA24 KA02 KB02 KC34 KC35 LB14 5E501 AA02 AB15 BA05 CA03 DA17

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １または複数の掲載情報を含んで構築さ
   れた提示対象データに対する操作者からの提示要求に基
   づいて当該操作者を特定し、この特定された操作者の情
   報提示に関する提示履歴情報を、予め構築された履歴管
   理情報から索出する過程と、 前記提示要求に即した提示対象データを特定された操作
   者の前記提示履歴情報に基づいた提示形態で視認可能に
   提示するとともに、視認可能に提示された前記提示対象
   データに対する操作者からの操作入力に基づいて前記提
   示履歴情報を更新する過程とを含み、 前記提示対象データを前記提示履歴情報に基づいて操作
   者毎に対応した提示形態で視認可能に提示することを特
   徴とする、情報提示方法。
2. 【請求項２】 前記履歴管理情報は、前記提示対象デー
   タにおけるすべての掲載情報について、更新時間情報と
   予め設定された操作者毎の参照状態を表す「未読」また
   は「既読」のいずれかの識別情報とが各々対応付けられ
   て構築されたものであることを特徴とする、 請求項１記載の情報提示方法。
3. 【請求項３】 前記提示履歴情報は、特定された操作者
   の前記提示対象データに対する前回の提示要求時以降に
   更新された１または複数の掲載情報と、当該操作者が未
   参照の１または複数の掲載情報とを特定するための情報
   であることを特徴とする、 請求項１記載の情報提示方法。
4. 【請求項４】 １または複数の掲載情報を含んで構築さ
   れた提示対象データに対する操作者からの提示要求に基
   づいて当該操作者を特定するとともに、この特定された
   操作者の情報提示に関する提示履歴情報を予め構築され
   た履歴管理情報から索出する操作者特定手段と、 前記提示要求に即した提示対象データを特定された操作
   者の前記提示履歴情報に基づいた提示形態で視認可能に
   提示するデータ提示手段と、 視認可能に提示された前記提示対象データに対する操作
   者からの操作入力に基づいて前記提示履歴情報を更新す
   る提示履歴情報更新手段と、 を備えて成る、情報提示装置。
5. 【請求項５】 前記操作者特定手段は、前記提示要求に
   含まれる操作者識別情報と予め構築された利用者管理情
   報とに基づいて操作者を特定するとともに、特定された
   操作者に関する最終利用日時を含む利用者情報を前記利
   用者管理情報から索出するように構成されていることを
   特徴とする、 請求項４記載の情報提示装置。
6. 【請求項６】 前記操作者特定手段は、索出された利用
   者情報と前記履歴管理情報とに基づいて、前記最終利用
   日時以降に更新された前記１または複数の掲載情報、及
   び特定された操作者の前記提示対象データにおけるすべ
   ての掲載情報に対する参照の有無を表す情報を含む前記
   提示履歴情報を前記履歴管理情報から索出するように構
   成されていることを特徴とする、 請求項５記載の情報提示装置。
7. 【請求項７】 前記データ提示手段は、特定された操作
   者の前記提示対象データにおけるすべての掲載情報に対
   する参照の有無を表す情報から当該操作者が未読掲載情
   報を特定するとともに、前記最終利用日時以降に更新さ
   れた前記１または複数の掲載情報、及び特定された未読
   掲載情報を各々表すアイコンを前記提示対象データにお
   ける対応箇所に配置して視認可能に提示するように構成
   されていることを特徴とする、 請求項４記載の情報提示装置。
8. 【請求項８】 前記データ提示手段は、前記最終利用日
   時以降に更新された前記１または複数の掲載情報を集約
   した最新掲載情報一覧の形態で視認可能に提示するよう
   に構成されていることを特徴とする、 請求項４記載の情報提示装置。
9. 【請求項９】 前記提示履歴情報更新手段は、視認可能
   に提示された前記提示対象データにおける前記アイコン
   が操作者からの操作入力により選択的に特定された場合
   に、対応する掲載情報をインタラクティブに視認可能に
   提示するとともに、該操作入力を反映させて前記履歴管
   理情報における前記提示履歴情報を更新するように構成
   されていることを特徴とする、 請求項４記載の情報提示装置。
10. 【請求項１０】 前記提示履歴情報更新手段は、前記提
    示対象データにおける情報提示の完了を契機に、前記利
    用者管理情報において対応する操作者の最終利用日時を
    含む利用者情報を該情報提示の完了時間により更新する
    ように構成されていることを特徴とする、 請求項４記載の情報提示装置。
11. 【請求項１１】 所定のウェブ環境において１または複
    数の掲載情報を含んで構築されたホームページにおける
    コンテンツに関する情報提示を行うように構成されてい
    ることを特徴とする、 請求項４乃至１０のいずれかの項に記載された情報提示
    装置。
12. 【請求項１２】 １または複数の掲載情報を含んで構築
    された提示対象データに対する提示要求を送出するとと
    もに、前記提示要求に即して視認可能に提示される前記
    提示対象データに対する操作入力を送出する第１装置
    と、 前記第１装置から送出された提示要求及び操作入力を受
    領して対応する提示対象データを前記第１装置に対して
    視認可能に提示させる第２装置とを双方向通信可能に接
    続して成り、 前記第２装置は、 前記第１装置から送出された前記提示要求に基づいて操
    作者を特定するとともに、特定された操作者の情報提示
    に関する提示履歴情報を予め構築された履歴管理情報か
    ら索出する手段と、 前記提示要求に即した提示対象データを前記第１装置に
    対して特定された操作者の前記提示履歴情報に基づいた
    提示形態で視認可能に提示する手段と、 視認可能に提示された前記提示対象データに対する前記
    第１装置から送出された操作入力に基づいて前記提示履
    歴情報を更新する手段と、 を備えることを特徴とする情報提示システム。
13. 【請求項１３】 １または複数の掲載情報を含んで構築
    された提示対象データに対する操作者からの提示要求に
    基づいて当該操作者を特定するとともに、特定された操
    作者の情報提示に関する提示履歴情報を予め構築された
    履歴管理情報から索出する処理、 前記提示要求に即した提示対象データを特定された操作
    者の前記提示履歴情報に基づいた提示形態で視認可能に
    提示する処理、 視認可能に提示された前記提示対象データに対する操作
    者からの操作入力に基づいて前記提示履歴情報を更新す
    る処理、 をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムコー
    ドが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。