JP2000122791A - 力覚呈示装置 - Google Patents
力覚呈示装置Info
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- JP2000122791A JP2000122791A JP29498798A JP29498798A JP2000122791A JP 2000122791 A JP2000122791 A JP 2000122791A JP 29498798 A JP29498798 A JP 29498798A JP 29498798 A JP29498798 A JP 29498798A JP 2000122791 A JP2000122791 A JP 2000122791A
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Abstract
雑な動きに対する反力を与えることのできる力覚呈示装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 操作者の手指8に沿って配設される支持
部材2と、上記支持部材に配設されたワイヤ状部材4
と、上記ワイヤ状部材を案内するガイド5と、上記ワイ
ヤ状部材の移動量を検出する検出装置6と、上記検出装
置による検出結果に応じて上記ワイヤ状部材の動きを制
御するための制御装置7とから成る。
Description
に関する。詳しくは、小型軽量であると共に安全であ
り、且つ、複雑な動きに対する反力を与えることのでき
る力覚呈示装置に関する。
仮想空間内での動作に対応して、操作者の手指に反力を
与えるための装置として、操作者の各指に這わせたワイ
ヤを電動モータなどを用いて引っ張ることによって反力
を与えるようにしたものがある(特開平6−32462
2号公報参照)。
に、強制的にワイヤを引っ張って反力を与えるという方
法では、操作者の手指の屈曲及び伸展の限界を超えて力
を呈示してしまう可能性があり、操作者の手指を傷つけ
てしまう惧があるという問題や、ワイヤの這い回しのた
めにプーリー等を用いる必要があり、装置が大型化して
しまうという問題があった。
の装置における問題を解決するものとして、操作者の手
指に沿って液体を満たした管を配設し、その液体の流動
抵抗を調節することによって操作者の手指の動きを妨害
し、それにより操作者に反力を与えるようにすることが
考えられる。
た場合、その管内の液体が漏れ出してしまうという問題
がある。
必要とするので、複雑な動作に対する反力を与えるため
に、複数の管を配することが難しいという問題がある。
安全であり、且つ、複雑な動きに対する反力を与えるこ
とのできる力覚呈示装置を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するために、操作者の手指に沿って
配設される支持部材と、上記支持部材に配設されたワイ
ヤ状部材と、上記ワイヤ状部材を案内するガイドと、上
記ワイヤ状部材の移動量を検出する検出装置と、上記検
出装置による検出結果に応じて上記ワイヤ状部材の動き
を制御するための制御装置とから成る。
小型軽量であると共に安全であり、且つ、複雑な動きに
対する反力を与えることができる。
施の形態を添付図面を参照して説明する。
状に形成された支持部材2と、該支持部材2の手指部
3、3、・・・に配されたワイヤ状部材4、4、・・・
と、上記ワイヤ状部材4、4、・・・が各手指部3、
3、・・・の所定の位置からずれないようにしておくた
めのガイド5、5、・・・と、上記ワイヤ状部材4、
4、・・・の繰り出し量から手指の屈伸状態を検出する
ための検出装置6と、上記検出装置6によって検出され
た手指の屈伸状態に応じてワイヤ状部材4、4、・・・
の動きを制御するための制御装置7とから成る。
作者の手指8、8、・・・及び掌を手首まで覆う形状を
為しており、手指8、8、・・・の動きを妨げることな
く、また、ひどく伸び縮みしたりしないような素材、た
とえば、皮革や軟質樹脂で形成されており、その表面に
は、ワイヤ状部材4、4、・・を所定の位置に這わせる
ためのガイド5、5、・・・が取り付けられている。
鋼線をコイル状に巻いて形成したものであり、操作者の
手指8の動作を妨げることなく柔軟に手指8の屈伸に追
従し、内部に通されたワイヤ状部材4が滑らかに摺動す
ることができるようになっている。そして、これらガイ
ド5、5、・・・は支持部材2の手指部3、3、・・・
に沿って固定され、その中を挿通されているワイヤ状部
材4、4、・・・が手指部3、3、・・・からずれてし
まうことがないようになっている。
したように、支持部材2の表面側ではなく、支持部材2
の内側に配置するようにしてもよい。
げることなく、柔軟に手指の屈伸に追従し、内部に挿通
されたワイヤ状部材が滑らかに摺動しうるものであれば
よく、たとえば、フッ素樹脂などにより形成した管をガ
イドとしてもよい。また、支持部材2内に間隙9、9、
・・・を形成し、該間隙9、9、・・・をガイドとして
もよい(図3参照)。
変形が大きいので、関節部においては、ガイドを除去し
ておくようにしてもよい。なお、関節部においてガイド
を除去した場合、手首側にワイヤ状部材が引き込まれる
ときに関節部においてワイヤ状部材がたるんでしまうと
いう状況が起こりうる。この対策としては、ワイヤ状部
材にある程度の弾性を有する素材を使用するとよいが、
その他、ワイヤ状部材の手首側の端部に引張バネ等を接
続して、ワイヤ状部材に常に張力を与えておくようにし
てもよい。
は、一本のワイヤ状部材4、4、・・・に対して一個の
ガイド5、5、・・・を設けるようにしてもよいし(図
4参照)、一個のガイド5、5、・・・に複数本のワイ
ヤ状部材4、4、・・・を挿通するようにしてもよい
(図2及び図5参照)。
のガイド5、5、・・・に対する摺動をより滑らかにす
るために、ワイヤ状部材4、4、・・・とガイド5、
5、・・・との間に潤滑油の類のものを介在させるよう
にしてもよい。
えば、自転車のブレーキワイヤに用いられるような細い
金属線を撚り合わせたものであり、上記ガイド5、5、
・・・に挿通されて手指部3、3、・・・に沿って這わ
されており、その一端は手首方向に引き回されて、その
動きを制御するための制御装置7に接続され、他端は曲
げようとする関節に相当する関節相当部を跨いで支持部
材2に取り付けられている。そして、このワイヤ状部材
4、4、・・・の動きを制限することにより操作者の手
指8の動作を妨げ、該手指8に反力を与えるものであ
る。
の例を具体的に示せば、例えば、DIP関節10用のワ
イヤ状部材4、4は支持部材2のDIP関節相当部11
を跨いで支持部材2の末節骨(図14参照)に相当する
部位12に固定され、基節骨相当部13、第1中手骨相
当部14に沿って設けられたガイド5、5、・・・を挿
通されて手首側に引き回される(図6参照)。
状部材4、4は他端が支持部材2の基節骨相当部13に
固定され、PIP関節相当部16を跨いで第1中手骨相
当部14に設けられたガイド5、5を挿通されて手首側
に引き回される(図7参照)。
4、4は他端が支持部材2の第1中手骨相当部14に固
定され、MP関節相当部18を跨いで手首側に引き回さ
れる(図8参照)。
状部材4、4は、他端が第1中手骨相当部14の側面部
に固定されMP関節相当部18を跨いで手首側に引き回
される(図9参照)。
人間の体でいえば、手指の腱に相当するものであるの
で、その引き回しに関しては、人間の手指の腱の状態を
参考にするとよい。
あるものであればよく、上記した細い金属線を撚り合わ
せたものに限らず、例えば、釣り糸のような樹脂製のも
のであってもよい。樹脂製のものを用いると、金属線を
撚り合わせたものを用いる場合に比較して装置を軽量化
することができるという利点を有する。
する制御装置7は、例えば、自転車のブレーキのような
構造をしており、2枚のゴム板19、19がワイヤ状部
材4を挟んで互いに離接自在に対向して配置されてい
て、通常は、図10に示すように、2枚のゴム板19、
19がワイヤ状部材4から離間した状態となっており、
ワイヤ状部材4の動きを規制するときは、図11に示す
ように、2枚のゴム板19、19が接近してワイヤ状部
材4を挟み付ける。そして、2枚のゴム板19、19に
よるワイヤ状部材4の挟み付けの強さを加減することに
よってワイヤ状部材4に与える負荷を調整することがで
きるようになっている。なお、ゴム板19、19の一方
はゴムでなく、例えば、金属板等硬質のものであっても
よい。
3に示すようなものも用いることができる。すなわち、
ゴム板20に対してほぼU字状をした規制部材21が移
動可能に設けられており、該規制部材21の閉塞端部と
ゴム板20との間にワイヤ状部材4が挿通されている。
また、一端部がゴム板20に固定された板バネ22の自
由端部がワイヤ状部材4とゴム板20との間に介挿さ
れ、通常時、すなわち、ワイヤ状部材4の動きが規制さ
れていない状態においては、規制部材21はその閉塞端
部がゴム板20から大きく離間した状態となっていて、
その結果、ワイヤ状部材4は板バネ22によってゴム板
20から離間せしめられた状態となっている。そして、
ワイヤ状部材4の動きを規制するときは、規制部材21
がその閉塞端部がゴム板20に接近するように移動し、
これによって、ワイヤ状部材4は板バネ22の弾発力に
抗してゴム板20に押し付けられることになる。そし
て、ワイヤ状部材4をゴム板20に押し付ける力を加減
することによって、ワイヤ状部材4に与える負荷を調整
することができるようになっている。
屈伸状態を検出するための検出装置6は、例えば、リニ
アエンコーダのようなものであり、基準値に対してどれ
くらいの長さの分だけワイヤ状部材4が引き出されてい
るか、もしくは、引き込まれているかを検出するもので
ある。
先端に行くほど他の関節の状態の影響を受ける。MP関
節のワイヤ状部材繰り出し量をLm、PIP関節のワイ
ヤ状部材繰り出し量をLp、DIP関節のワイヤ状部材
繰り出し量をLdとすると、Lmは、MP関節から手首
までの間には他の関節がないので、LmとMP関節の屈
伸具合との関係は統計を取ることで得ることができる。
Lpは、PIP関節のみならず、MP関節の屈伸によっ
ても変化するので、Lp−Lm相関値とPIP関節の屈
伸具合との関係の統計を取ることによって得、また、L
dは、Ld−Lp−Lm相関値とDIP関節の屈伸具合
との統計を取ることによって得、これらの値をデータベ
ースとして蓄えておき、リニアエンコーダ等により計測
される各ワイヤ状部材4、4、・・・の繰り出し量か
ら、各関節の屈伸具合を測定することができる。なお、
検出装置6を手首を跨いで腕に取り付ける場合には、手
首の屈伸具合も考慮する必要がある。
ば、操作者が手指8のMP関節17を屈曲させると、手
指8の背側のMP関節を跨いだワイヤ状部材4は手首側
から引き出される。ここで、制御装置7によりそのワイ
ヤ状部材4の引き出しを妨げれば、操作者の手指8のM
P関節17の屈曲は妨げられ、操作者は反力を感じるこ
ととなる。
展を行えば、指の腹側に位置するワイヤ状部材4は手首
側から引き出されるので、ここで、制御装置7によって
ワイヤ状部材4の引き出しを妨げれば、操作者は上記伸
展動作に対して反力を感じることができる。
者の手指8、8、・・・の各関節の屈伸に対して、該屈
伸に応じて引き出されるワイヤ状部材4、4、・・・の
動きを規制することによって各関節に対して反力を与え
るものであるので、複雑な動きに対する反力を与えるこ
とができる。
もではないので、操作者を傷つける惧がない。
はないので、装置が損傷したとしても、液体の漏れによ
る周囲の汚損というような不都合が生じることがない。
持部材として手袋状に形成したものを示したが、複数の
指輪状の部材によって構成し、これら指輪状の部材にガ
イドを支持させ、該ガイドにワイヤ状部材を挿通するよ
うにしてもよい。また、手袋状の支持部材を用いた場合
であっても、より強固にワイヤ状部材を所定の位置に位
置規制するために、指輪状部材を手袋状支持部材に一体
化させるようにしてもよい。
各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施するに際
して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
に、本発明力覚呈示装置は、操作者の手指に沿って配設
される支持部材と、上記支持部材に配設されたワイヤ状
部材と、上記ワイヤ状部材を案内するガイドと、上記ワ
イヤ状部材の移動量を検出する検出装置と、上記検出装
置による検出結果に応じて上記ワイヤ状部材の動きを制
御するための制御装置とから成ることを特徴とする。
小型軽量であると共に安全であり、且つ、複雑な動きに
対する反力を与えることができる。
支持部材を手袋状としたので、操作者が装着し易い。
ガイドを支持部材の内部に配設するようにしたので、外
観をすっきりとしたものとすることができ、また、支持
部材の外側に複雑な出っ張りができないので、操作中に
外部のものに引っかけたりする惧が生じない。
支持部材を指輪状の部材としたので、構成が簡単となる
という利点を有する。
ものであり、本図は概略斜視図である。
図である。
部の拡大平面図である。
す要部の拡大平面図である。
例を示す要部の拡大断面図である。
例を示す要部の拡大断面図である
を示す要部の拡大断面図である。
の配置例を示す要部の拡大断面図である。
り、本図はワイヤ状部材の動きを規制していない状態を
示す斜視図である。
す斜視図である。
であり、本図はワイヤ状部材の動きを規制していない状
態を示す断面図である。
す断面図である。
5…ガイド、6…検出装置、7…制御装置、8…手指、
9…ガイド
Claims (4)
- 【請求項1】 操作者の手指に沿って配設される支持部
材と、 上記支持部材に配設されたワイヤ状部材と、 上記ワイヤ状部材を案内するガイドと、 上記ワイヤ状部材の移動量を検出する検出装置と、 上記検出装置による検出結果に応じて上記ワイヤ状部材
の動きを制御するための制御装置とから成ることを特徴
とする力覚呈示装置。 - 【請求項2】 上記支持部材が手袋状をしていることを
特徴とする請求項1に記載の力覚呈示装置。 - 【請求項3】 上記ガイドが支持部材の内部に配設され
たことを特徴とする請求項2に記載の力覚呈示装置。 - 【請求項4】 上記支持部材が指輪状をしていることを
特徴とする請求項1に記載の力覚呈示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29498798A JP2000122791A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 力覚呈示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29498798A JP2000122791A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 力覚呈示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000122791A true JP2000122791A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17814889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29498798A Pending JP2000122791A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 力覚呈示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000122791A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005537596A (ja) * | 2002-07-18 | 2005-12-08 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 把持式コンピュータインタラクティブデバイス |
US7944865B2 (en) | 2001-03-30 | 2011-05-17 | Daita Frontier Fund, Llc | Wireless LAN system and control method and control program of wireless LAN system |
US7969918B2 (en) | 2001-03-30 | 2011-06-28 | Daita Frontier Fund, Llc | Slave communication device for use in wireless LAN system and control method and control program of slave communication device |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP29498798A patent/JP2000122791A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7944865B2 (en) | 2001-03-30 | 2011-05-17 | Daita Frontier Fund, Llc | Wireless LAN system and control method and control program of wireless LAN system |
US7969918B2 (en) | 2001-03-30 | 2011-06-28 | Daita Frontier Fund, Llc | Slave communication device for use in wireless LAN system and control method and control program of slave communication device |
JP2005537596A (ja) * | 2002-07-18 | 2005-12-08 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント | 把持式コンピュータインタラクティブデバイス |
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