JP2000121517A - 汚泥試料成形方法 - Google Patents

汚泥試料成形方法

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JP2000121517A
JP2000121517A JP10295942A JP29594298A JP2000121517A JP 2000121517 A JP2000121517 A JP 2000121517A JP 10295942 A JP10295942 A JP 10295942A JP 29594298 A JP29594298 A JP 29594298A JP 2000121517 A JP2000121517 A JP 2000121517A
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寛通 安東
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Makoto Kuroda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥の含水率や強熱減量を計測するに際し
て、汚泥試料を均一に乾燥および灰化できる形状に成形
する汚泥試料成形方法を提供する。 【解決手段】 試料皿8に一定量供給された脱水汚泥1
5の中央領域に、試料皿8の底面に達する凹部15aを
形成する。これにより、脱水汚泥15の表面を直接加熱
できるとともに、凹部15aに対応する試料皿8露出面
の加熱による伝熱効果で脱水汚泥15の下面を加熱する
ことができ、脱水汚泥15を均一にかつ効率的に乾燥、
灰化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥試料を成形
し、乾燥あるいは灰化させて含水率や強熱減量を計測す
る際の汚泥試料成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥広域処理場などの汚泥処理場に
搬入される汚泥の性状は変動し易く、焼却、溶融処理プ
ラントの安定運転に影響を及ぼすため、燃焼に必要な理
論空気量を事前に算出し、焼却、溶融の安定化を図る目
的で、汚泥の含水率、強熱減量を逐次計測するようにし
ている。
【0003】この種の計測に一般に用いられている下水
試験法(日本下水道協会により定められた試験方法に基
づく手分析手法)では、含水率は、一定量採取した下水
汚泥を重量計測し、105〜110℃で2時間乾燥して
放冷後に再び重量計測することにより算出され、強熱減
量は、含水率計測後の汚泥を600±25℃で1時間強
熱灰化して放冷後に重量を計測することにより算出され
る。
【0004】実際の計測に際しては、汚泥を均一に乾燥
および強熱灰化させるために、図4に示したように、汚
泥供給ノズル21より試料皿22に供給された汚泥試料
23を機械的プレスやヘラによって平坦に成形し、その
後に試料上方に配置した加熱ランプにより加熱するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように汚泥試料を平坦に成形しても、汚泥表面のみ温
度上昇が大きくなって内部と温度差が生じ、乾燥や灰化
が不均一になり、計測誤差の要因となっていた。
【0006】本発明は、汚泥試料を均一に乾燥および灰
化できる形状に成形する汚泥試料成形方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の汚泥試料成形方法は、汚泥試料を成形し、
乾燥あるいは灰化させて含水率や強熱減量を計測するに
際して、試料皿に一定量供給された汚泥試料の中央領域
に、試料皿の底面に達する凹部を形成するようにしたも
のである。
【0008】上記構成によれば、通常行われるように汚
泥試料を上方から加熱した時に、汚泥試料の表面が直接
加熱されるとともに、汚泥試料の凹部に対応する試料皿
の中央領域の露出面が直接加熱され、この露出面からの
伝熱効果によって汚泥試料の下面が加熱されることにな
り、凹部による表面積の増大もあって、汚泥試料は均一
にかつ効率的に乾燥され、灰化される。
【0009】凹部の数は1個であっても複数個であって
もよいが、汚泥試料全体に均一に分布させるのが好まし
い。成形手段としては機械的プレス、ヘラ、圧縮空気な
どを使用できるが、汚泥試料の付着という観点から、圧
縮空気が好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1に示した脱水汚泥含水率・
強熱減量自動計測装置は、汚泥焼却、溶融処理プラント
への汚泥搬送路(図示せず)に付設されたものであり、
計測装置本体1と制御盤2とで構成されている。
【0011】制御盤2はPLC(Programmable logic
controller)3および加熱ランプコントローラ3aを
備えていて、連続自動計測プログラムを動作させて、計
測装置本体1へ汚泥を供給する汚泥試料供給ポンプ4
(定量ポンプ)の運転や、計測装置本体1において汚泥
を搬送するハンド5の制御、加熱温度パターンを自動設
定した温度制御などを行なう。
【0012】以下、含水率および強熱減量の計測の手順
を説明する。汚泥試料供給ポンプ4が一定時間運転され
て、汚泥溜り(図示せず)の脱水汚泥が一定量だけ汚泥
試料供給管6内に採取され、それと同量の脱水汚泥が汚
泥採取室7に圧送されて試料皿8に供給される。
【0013】試料皿8上の脱水汚泥は成形された後に、
ハンド5により加熱計量室9へ搬送されて、電子天秤1
0で重量計測され、次いで、ハロゲンランプ11と熱電
対12とにより、予め設定された加熱温度パターンに基
いて乾燥および強熱灰化され、各工程後に電子天秤10
で重量計測される。そして、各計測値から、含水率・強
熱減量が算出される。
【0014】各工程で発生した排ガスは排ガス処理装置
13を経て系外へ排出され、重量計測を終えた強熱残留
物はハンド5により汚泥採取室7へ再搬送されて、廃棄
室14へ回収される。
【0015】上記した脱水汚泥の成形の手順を詳細に説
明する。図2(a)に示したように、汚泥試料供給管6
の端部の汚泥供給ノズル16の下方に堆積した脱水汚泥
15は、図2(b)に示したように、コンプレッサ17
の下方に搬送され、コンプレッサ17より給気ノズル1
8を通じて下向きに広範囲に供給される圧縮空気19に
よって平坦化される。その後に、この平坦化された脱水
汚泥15の中央領域に、コンプレッサ17より給気ノズ
ル18を通じて下向きに狭い範囲に供給される圧縮空気
19によって、試料皿8の底面に達する凹部15aが形
成される。
【0016】このように成形されることにより、ハロゲ
ンランプ11によって上方から加熱された時に、脱水汚
泥15の表面が直接加熱されるとともに、脱水汚泥15
の凹部15aに対応する試料皿8の中央領域の露出面が
直接加熱され、この露出面からの伝熱効果によって脱水
汚泥15の下面が加熱されることになり、脱水汚泥15
は均一にかつ効率的に乾燥、灰化される。計測時間の短
縮も可能である。
【0017】しかも、機械的プレスやヘラを使用する従
来の成形方法のように成形手段に汚泥が付着することは
ないので、成形手段に付着し、乾燥した汚泥が次回に計
測される汚泥の成形の際に混入して、実際の汚泥とは性
状が異なる汚泥の含水率、強熱減量が計測されるという
不都合は回避される。
【0018】しかしながら、脱水汚泥15は必ずしも平
坦化する必要はなく、凹部15aの形成だけでも、均一
かつ効率的な乾燥、灰化を図ることができる。また、汚
泥の付着・混入が生じるとはいえ、均一かつ効率的な乾
燥、灰化を優先して、機械的プレスやヘラにより平坦化
および凹部15aの形成を行ってもよい。
【0019】図3に示したように、複数の凹部15aを
脱水汚泥15全体に均一に分布させれば、伝熱効果が高
まる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、汚泥試
料の中央領域に、試料皿の底面に達する凹部を形成する
ことにより、汚泥試料の表面を直接加熱できるととも
に、凹部に対応する試料皿露出面の加熱による伝熱効果
で汚泥試料の下面を加熱することができ、汚泥試料を均
一にかつ効率的に乾燥、灰化することができる。その結
果、含水率、強熱減量の計測精度を高めることができる
とともに、計測時間の短縮も可能であり、汚泥焼却、溶
融の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における汚泥試料成形方法
が行われる脱水汚泥含水率・強熱減量自動計測装置の概
略全体構成を示した説明図である。
【図2】同汚泥試料成形方法の手順を示した説明図であ
る。
【図3】同汚泥試料成形方法による他の成形汚泥を示し
た説明図である。
【図4】従来の汚泥試料成形方法による成形汚泥を示し
た説明図である。
【符号の説明】
8 試料皿 15 脱水汚泥 15a 凹部 16 汚泥供給ノズル 19 圧縮空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長▲濱▼ 和男 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ電子技術センター内 (72)発明者 黒田 誠 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 2G040 AA03 AB11 BA03 BA22 BB04 CA08 CB03 DA03 DA12 EA06 EB02 FA04 HA07 ZA02 ZA08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚泥試料を成形し、乾燥あるいは灰化さ
    せて含水率や強熱減量を計測するに際して、試料皿に一
    定量供給された汚泥試料の中央領域に、試料皿の底面に
    達する凹部を形成することを特徴とする汚泥試料成形方
    法。
JP29594298A 1998-10-19 1998-10-19 汚泥試料成形方法 Expired - Fee Related JP3580708B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190058998A (ko) * 2017-11-22 2019-05-30 (주)유성 재의 비산방지 개폐기가 구비되는 재박스장치
CN114199648A (zh) * 2021-12-24 2022-03-18 沈阳环境科学研究院 一种用于污泥检测样品用预处理装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190058998A (ko) * 2017-11-22 2019-05-30 (주)유성 재의 비산방지 개폐기가 구비되는 재박스장치
KR101991865B1 (ko) * 2017-11-22 2019-06-21 (주)유성 재의 비산방지 개폐기가 구비되는 재박스장치
CN114199648A (zh) * 2021-12-24 2022-03-18 沈阳环境科学研究院 一种用于污泥检测样品用预处理装置

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