JP2000121172A - 太陽熱集熱器の温湯の回収方法及び回収システム給湯装置 - Google Patents

太陽熱集熱器の温湯の回収方法及び回収システム給湯装置

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JP2000121172A
JP2000121172A JP10334919A JP33491998A JP2000121172A JP 2000121172 A JP2000121172 A JP 2000121172A JP 10334919 A JP10334919 A JP 10334919A JP 33491998 A JP33491998 A JP 33491998A JP 2000121172 A JP2000121172 A JP 2000121172A
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water
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Toshimi Fujiyama
敏己 藤山
Kazuhisa Fujiyama
和久 藤山
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Fujiyama G & Co Ltd
Fujiyama KK
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Fujiyama G & Co Ltd
Fujiyama KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽熱エネルギーを効率良く回収して、給湯
能力を向上させ、且つ外部補助加熱の低減が図れる太陽
熱集熱器の温湯の回収方法及び回収システム給湯装置を
得る。 【解決手段】 太陽熱を集熱して水を昇温させる太陽熱
集熱器1と、該太陽熱集熱器により昇温させた温湯を貯
める外部貯湯槽2と、前記太陽熱集熱器1による給湯不
足を補う外部補助加熱給湯器3と、前記外部貯湯槽より
吐出させて給湯する加圧ポンプ4及び各制御機器を自動
制御する制御装置5とを備え、前記太陽熱集熱器に貯め
た水を昇温させ、昇温速度が急速に上昇して鈍化する境
界点付近の温度を検出して、1日の日照時間に複数回排
出させ、外部貯湯槽2に回収して貯湯してなり、前記太
陽熱集熱器1と外部貯湯槽2に温度センサと水位センサ
を配設して自動制御してなる太陽熱集熱器の温湯の回収
方法及び回収システム給湯装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱エネルギー
を効率良く回収して、給湯能力を増大させ、外部補助加
熱の低減を図ることを目的とした太陽熱集熱器の温湯の
回収方法及び回収システム給湯装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽熱集熱器への給水はボールタ
ップ(フロート弁)により行われており、満水状態が維
持されるような構造となっている。そして、満水状態が
維持された状態で太陽熱集熱器の熱交換作用により温め
られた温湯は、使用されるまでは太陽熱集熱器の貯湯槽
に貯湯されていて、使用するに応じて水が補給されるよ
うになっている。
【0003】又、外部貯湯槽を設けて、該外部貯湯槽の
上方部に太陽熱集熱器で温められた温湯を貯め、下方部
より給水して、上方部に温湯が、下方部に水が混在した
状態で、太陽熱集熱器への給水や温湯の回収及び給湯を
行うシステムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、太陽熱集熱器の温湯を使用する度に冷た
い水が給水されるため、温められた温湯の熱が奪われ、
回収した熱エネルギーをフルに活用できないことや、通
常太陽熱集熱器で温められた温湯は夕方から夜において
使用されることから、1日1回しか回収しなく、太陽熱
集熱器の貯湯槽に貯められた量の温湯しか確保できない
課題があり、不足を補うためにガスや灯油等の外部補助
加熱による給湯への依存度が大きくなり、外部補助加熱
の燃料費の低減や燃焼廃ガスによる環境汚染の低減が図
れない課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく、従来太陽熱集熱器に給水された水の温度上昇
が、図2のグラフに示すように水の状態から急速に昇温
した後、昇温速度が鈍化し、時間が経っても僅かしか昇
温しないでピークに達することに着目して、該昇温速度
が急速に上昇した後に鈍化する境界点P付近で温湯を回
収し、次に新しい水を給水して同様の動作を繰返す手法
で、1日の日照時間で複数回温湯を効率良く回収して給
湯能力を増大させ、該給湯能力の増大により給湯不足を
補うと共に外部補助加熱による給湯への依存度を減少さ
せ、外部補助加熱の燃料コストの低減及び燃焼廃ガスに
よる環境汚染の低減が図れるようにしたものである。す
なわち、その解決手段は以下に記載するとおりである。
【0006】(1)太陽熱集熱器に給水して貯めた水
を、太陽熱の熱交換により昇温させ、昇温速度が急速に
上昇した後に鈍化する境界点付近の温度を検出して、1
日の日照時間で複数回温湯を排出させ、回収してなるこ
とを特徴とする太陽熱集熱器の温湯の回収方法。 (2)太陽熱集熱器に給水して貯めた水を、給水口と排
出口の流路を閉じて昇温させると共に、昇温した温湯の
温度を検出して温湯を排出させ、太陽熱集熱器に給水す
る動作を繰返してなることを特徴とする前項(1)記載
の太陽熱集熱器の温湯の回収方法。 (3)昇温速度が急速に上昇した後に鈍化する境界点付
近の温度を、摂氏50度前後に設定して検出してなるこ
とを特徴とする前項(1)又は(2)記載の太陽熱集熱
器の温湯の回収方法。
【0007】(4)太陽熱を集熱する太陽熱集熱器と、
該太陽熱集熱器により昇温させた温湯を貯める外部貯湯
槽と、前記太陽熱集熱器による給湯不足を補うための外
部補助加熱給湯器と、前記外部貯湯槽より吐出させて給
湯する加圧ポンプ及び各制御機器を自動制御する制御装
置とを備え、前記太陽熱集熱器に給水して貯めた水を昇
温させ、昇温速度が急速に上昇して鈍化する境界点付近
の温度を、温度センサにより検出して、1日の日照時間
で複数回温湯を排出させ、前記外部貯湯槽に回収して貯
湯し、自動制御して給湯してなることを特徴とする太陽
熱集熱器の温湯の回収システム給湯装置。 (5)太陽熱集熱器の給水口と外部水道管及び太陽熱集
熱器の排出口と外部貯湯槽との間にそれぞれ二方弁を介
在させて配管し、前記太陽熱集熱器の貯湯槽内に温度セ
ンサと水位センサを配設して、前記太陽熱集熱器に貯め
た水を、前記二方弁により太陽熱集熱器の給水口と排出
口の流路を閉じて昇温させると共に、昇温した温湯の温
度を検出して前記排出口の流路に設けられた二方弁を開
いて温湯を排出させ、前記水位センサで温湯の排出を検
出して排出口の流路に設けられた二方弁を閉じ、給水口
の流路に設けられた二方弁を開いて太陽熱集熱器に給水
する動作を繰返してなることを特徴とする前項(4)記
載の太陽熱集熱器の温湯の回収システム給湯装置。 (6)太陽熱集熱器の貯湯槽内に配設した温度センサの
検出温度を摂氏50度前後で調整できるようにして設定
し、太陽熱集熱器に給水して貯めた水を昇温させ、昇温
速度が急速に上昇して鈍化する境界点付近の温度を検出
してなることを特徴とする前項(4)又は(5)記載の
太陽熱集熱器の温湯の回収システム給湯装置。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例を示
す図面に基づいて説明すると、本発明は図1に示すよう
に太陽熱を集熱する太陽熱集熱器1と、該太陽熱集熱器
により昇温した温湯を貯める外部貯湯槽2と、前記太陽
熱集熱器1による給湯不足を補うための外部補助加熱給
湯器3と、前記外部貯湯槽2より吐出させて給湯する加
圧ポンプ4及び各制御機器を自動制御する制御装置5と
により構成される。
【0009】太陽熱集熱器1は貯湯槽一体型のもので、
給水口に二方弁6を介して外部水道管(図示せず)より
配管し、排出口からは二方弁7を介して外部貯湯槽2の
上方へ配管すると共に、三方弁9及び三方弁10を介し
て外部給湯コック11へ配管して、太陽熱集熱器1で昇
温させた温湯を、外部貯湯槽2に貯められるようにする
流路と、外部給湯コック11へ直接給湯する流路を形成
する。
【0010】外部貯湯槽2の上面にはエアー抜き用の二
方弁8を設け、前記外部貯湯槽2の底部からは加圧ポン
プ4へ配管して、該加圧ポンプの吐出口より三方弁9及
び三方弁10を介して外部給湯コック11へ配管し、外
部貯湯槽2に貯められた温湯を加圧ポンプ4により吐出
させて外部給湯コック11へ給湯する流路を形成する。
【0011】又、雨天や曇天が連日して続いたりした場
合など、太陽熱集熱器1による温湯の給湯不足を補うた
め、外部補助加熱給湯器3が設置されており、該外部補
助加熱給湯器より三方弁10を介して外部給湯コック1
1へ配管して、外部補助加熱給湯器3から外部給湯コッ
ク11へ給湯する流路を形成する。
【0012】以上のように形成された流路の切替え制御
は、太陽熱集熱器1の貯湯槽内に温湯の温度を検出する
温度センサ12と貯湯槽内底部に温湯の低水位を検出す
る水位センサ13とを配設し、外部貯湯槽2の貯湯槽内
に温湯の温度を検出する温度センサ14と、貯湯槽内上
方部に温湯の高水位を検出する水位センサ15及び底部
に温湯の低水位を検出する水位センサ16を配設して、
太陽熱集熱器1と外部貯湯槽2の貯湯槽内に貯められた
温湯の有無と温度を検出して、制御装置5により自動制
御して行う。
【0013】
【実施例】次に、本発明の作動実施例を図1において説
明すると、外部水道管より水は矢印イの方向から常時供
給されていて、二方弁6で閉じられ給水が止められた状
態にあり、温湯が排出されて太陽熱集熱器1の貯湯槽内
底部に設けられた水位センサ13により温湯の低水位を
検出すると、二方弁7及び二方弁8を閉じ、前記二方弁
6を開いて前記太陽熱集熱器1に給水し、満水状態に貯
めて二方弁6を閉じる。
【0014】太陽熱集熱器1に給水して満水状態に貯め
た水は、太陽熱の熱交換により、図2のグラフに示すよ
うに昇温速度が急速に上昇した後に鈍化する。該昇温速
度が急速に上昇した後に鈍化する境界点P付近の温湯の
温度を温度センサ12により検出して、二方弁7及び二
方弁8を開き、前記太陽熱集熱器1の貯湯槽排出口より
排出させ、外部貯湯槽2に回収して貯湯する。
【0015】前記太陽熱集熱器1の貯湯槽から温湯が排
出されると、水位センサ13により太陽熱集熱器1の貯
湯槽内の温湯の低水位を検出して、二方弁7と二方弁8
が閉じられ、同時に二方弁6が開いて太陽熱集熱器1に
給水され、前記同様の動作が繰返されて、外部貯湯槽2
に温湯が貯湯されて高水位になると高水位センサ15に
より検出される。
【0016】前記太陽熱集熱器1に満水状態に貯めた水
の昇温速度が急速に上昇した後に鈍化する境界点付近の
温湯の温度を検出するには、予め収集したデータから昇
温速度が鈍化する温度の平均値を決めて設定しておき、
例えば摂氏50度前後に設定しておき、該設定温度を温
湯の昇温測定値がオーバーした時点で検出する手法が最
もシンプルに行えるが、検出をシビアに行うならば、昇
温速度が急速に上昇した後に鈍化する境界点付近の温湯
の温度を、細分化した一定時間当たりの温度上昇を自動
的に読み取って前記境界点付近の温湯の温度を設定し、
該設定温度を温湯の昇温測定値がオーバーした時点で検
出するようにする。
【0017】以上のようにして、1日の日照時間に複数
回温湯を太陽熱集熱器1の貯湯槽より排出させて回収
し、外部貯湯槽2に貯湯する。これを1日の日照時間に
3回排出させて回収した場合、1日の日照時間を横軸に
とって、温度を縦軸にとったグラフで表すと図3に示す
ようになる。前記排出させて回収する回数は、天候状態
や季節により多少異なるが、通常2〜3回であり、夏場
の晴天においては3回程度回収できる。
【0018】本発明の給湯流路の切替えを自動制御して
給湯する実施例について説明すると、太陽熱集熱器1の
貯湯槽に貯められた温湯は、排出口より二方弁7を介し
て外部貯湯槽2の上方へ流入する流路と、三方弁9及び
三方弁10を介して給湯コック11へ給湯する流路が形
成されており、前記太陽熱集熱器1の貯湯槽に貯められ
た温湯は、温度センサ12により給湯可能な温度を検出
し、水位センサ5が低水位を検出していない時は、給湯
コック11を開くことにより前記太陽熱集熱器1の排出
口より三方弁9及び三方弁10を経て給湯コック11へ
流出するが、通常日照時間中は前記給湯コック11は閉
じられていることが多く、そのために前記太陽熱集熱器
1の排出口より排出された温湯は二方弁7を経て外部貯
湯槽2の上方へ流入し、外部貯湯槽2に貯湯される。
【0019】そして、外部貯湯槽2に貯湯された温湯を
温度センサ14で検出し、該温度センサが給湯可能温度
であり、水位センサ16が低水位を検出していない時
は、前記外部貯湯槽2の底部より加圧ポンプ4により吐
出させ、三方弁9及び三方弁10を切替え制御して給湯
コック11へ給湯される。
【0020】前記外部貯湯槽2の底部から加圧ポンプ4
により給湯するには、太陽熱集熱器1の貯湯槽に給湯可
能な温湯が貯湯されていない場合、即ち温度センサ12
が給湯可能な温度を検出せず、水位センサ13が低水位
を検出している場合には、給湯コック11を開けること
により自動的に加圧ポンプ4が起動して給湯されるが、
前記太陽熱集熱器1に給湯可能な温湯が貯湯されている
場合、即ち温度センサ12が給湯可能な温度を検出し
て、水位センサ13が低水位を検出していない場合に
は、前記給湯コック11を開けることにより太陽熱集熱
器1の排出口より三方弁9及び三方弁10を経て給湯す
る流路に優先的に流出され、前記外部貯湯槽2から加圧
ポンプ4による給湯は行われない。
【0021】又、太陽熱集熱器1の貯湯槽と外部貯湯槽
2に給湯可能な温湯が貯湯されていない場合、即ち太陽
熱集熱器1と外部貯湯槽2に配設された温度センサ12
と温度センサ14が供給可能な温度を検出せず、水位セ
ンサ13と水位センサ16が低水位を検出している場合
には、給湯コック11を開くと外部補助加熱給湯器3が
作動して、該外部補助加熱給湯器より三方弁10を経て
給湯コック11へ給湯する流路に自動的に切替えられ
る。
【0022】上記のようにして構成された太陽熱集熱器
の温湯の回収システム給湯装置による方式(以下本方式
という)の試験結果について記述すると、回収した太陽
熱エネルギー(熱量)は、従来方式では1日当たり79
00〜9700kcalであったのに対し、本方式では
16750〜28980kcalが得られ、従来方式と
比較して2〜3倍の太陽熱のエネルギーを回収できるこ
とが判明した。
【0023】一般の家庭で使用されている例えば水道直
結型の自然循環2回路方式の太陽熱集熱器の貯湯量は1
70〜200l(リットル)程度であり、従来方式で回
収するとすれば1日に1回前記貯湯量170〜200l
程度を回収して給湯することになる。本方式では、上記
した如く、従来方式と比較して2〜3倍程度の太陽熱エ
ネルギーを回収できることが判明し、量的に換算しても
1日に複数回(2〜3回)温湯を排出させて回収するの
と略一致し、回収量は340〜600l程度となり、外
部貯湯槽に貯湯して他日の雨天や曇天等の太陽熱エネル
ギーの得られない日の給湯に備えることができる。
【0024】前記雨天や曇天等の太陽熱エネルギーの得
られない日のために、従来より一般に外部補助加熱によ
る給湯器が備え付けられており、外部補助加熱によるガ
スや灯油等の燃料コストや燃焼廃ガスが環境汚染を招く
ことも軽視できない現状にあり、極力低減させることが
課題とされている。本方式により10ケ月間、外部補助
加熱を灯油にして使用した結果、従来方式では、1月当
たり6000円前後を要したものが、本方式では200
0円前後で済み、従来の1/3程度で済むことが判明
し、燃焼廃ガスも相当低減できることが判明した。
【0025】
【発明の効果】本発明は太陽熱集熱器に給水して貯めた
水を、給水口と排出口を閉じて、水が常時給水されない
ような状態で、太陽熱集熱器の熱交換により昇温させ、
昇温速度が急速に上昇して鈍化する境界点付近の温度を
検出して1日の日照時間に複数回温湯を回収するように
したことにより、太陽熱エネルギーを効率良く回収で
き、給湯能力を大幅に増大させることができる。
【0026】又、太陽熱エネルギーを効率良く回収して
給湯能力を大幅に増大させることにより、貯湯して他日
の雨天や曇天等の太陽熱エネルギーが得られない日に給
湯することにより、外部補助加熱への依存度を大幅に低
減させることができ、外部補助加熱に要する燃料コスト
の低減及び燃焼廃ガスの低減に伴う環境汚染の低減が図
られる。
【0027】更に、太陽熱エネルギーを効率良く回収し
て給湯能力を大幅に増大させることにより、一般家庭は
勿論、給湯量を多量に必要とする業務用として使用する
のに顕著な効果があり、太陽熱集熱器の設置数が少なく
て済むため、設置面積が少なくできることや、安価にで
きる。などの諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す系統図である。
【図2】太陽熱集熱器に貯めた水の日照時間に対する温
度上昇の変化を示すグラフである。
【図3】本発明による太陽熱集熱器に貯めた水の日照時
間に対する温度上昇の変化の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 太陽熱集熱器 2 外部貯湯槽 3 外部補助加熱給湯器 4 加圧ポンプ 5 制御装置 6,7,8 二方弁 9,10 三方弁 11 給湯コック 12,14 温度センサ 13,15,16 水位センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱集熱器に給水して貯めた水を、太
    陽熱の熱交換により昇温させ、昇温速度が急速に上昇し
    た後に鈍化する境界点付近の温度を検出して、1日の日
    照時間で複数回温湯を排出させ、回収してなることを特
    徴とする太陽熱集熱器の温湯の回収方法。
  2. 【請求項2】 太陽熱集熱器に給水して貯めた水を、給
    水口と排出口の流路を閉じて昇温させると共に、昇温し
    た温湯の温度を検出して温湯を排出させ、太陽熱集熱器
    に給水する動作を繰返してなることを特徴とする請求項
    1記載の太陽熱集熱器の温湯の回収方法。
  3. 【請求項3】 昇温速度が急速に上昇した後に鈍化する
    境界点付近の温度を、摂氏50度前後に設定して検出し
    てなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の太
    陽熱集熱器の温湯の回収方法。
  4. 【請求項4】 太陽熱を集熱する太陽熱集熱器と、該太
    陽熱集熱器により昇温させた温湯を貯める外部貯湯槽
    と、前記太陽熱集熱器による給湯不足を補うための外部
    補助過熱給湯器と、前記外部貯湯槽より吐出させて給湯
    する加圧ポンプ及び各制御機器を自動制御する制御装置
    とを備え、前記太陽熱集熱器に給水して貯めた水を昇温
    させ、昇温速度が急速に上昇して鈍化する境界点付近の
    温度を、温度センサにより検出して、1日の日照時間で
    複数回温湯を排出させ、前記外部貯湯槽に回収して貯湯
    し、自動制御して給湯してなることを特徴とする太陽熱
    集熱器の温湯の回収システム給湯装置。
  5. 【請求項5】 太陽熱集熱器の給水口と外部水道管及び
    太陽熱集熱器の排出口と外部貯湯槽との間にそれぞれ二
    方弁を介在させて配管し、前記太陽熱集熱器の貯湯槽内
    に温度センサと水位センサを配設して、前記太陽熱集熱
    器に貯めた水を、前記二方弁により太陽熱集熱器の給水
    口と排出口の流路を閉じて昇温させると共に、昇温した
    温湯の温度を検出して前記排出口の流路に設けられた二
    方弁を開いて温湯を排出させ、前記水位センサで温湯の
    排出を検出して排出口の流路に設けられた二方弁を閉
    じ、給水口の流路に設けられた二方弁を開いて太陽熱集
    熱器に給水する動作を繰返してなることを特徴とする請
    求項4記載の太陽熱集熱器の温湯の回収システム給湯装
    置。
  6. 【請求項6】 太陽熱集熱器の貯湯槽内に配設した温度
    センサの検出温度を摂氏50度前後で調整できるように
    して設定し、太陽熱集熱器に給水して貯めた水を昇温さ
    せ、昇温速度が急速に上昇して鈍化する境界点付近の温
    度を検出してなることを特徴とする請求項4又は請求項
    5記載の太陽熱集熱器の温湯の回収システム給湯装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103884117A (zh) * 2014-03-21 2014-06-25 珠海百瑞电子科技有限公司 一种太阳空气能全智能控制系统
CN103968579A (zh) * 2014-05-14 2014-08-06 福建工程学院 一种具有防垢与蓄水功能的太阳能热水器的控制方法
CN108220158A (zh) * 2018-04-10 2018-06-29 吉林奇星生物质能科技开发有限公司 一种自动控制太阳能加热沼气发生设备及控制方法

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