JP2000120409A - 組立式カムシャフト - Google Patents

組立式カムシャフト

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JP2000120409A
JP2000120409A JP10295268A JP29526898A JP2000120409A JP 2000120409 A JP2000120409 A JP 2000120409A JP 10295268 A JP10295268 A JP 10295268A JP 29526898 A JP29526898 A JP 29526898A JP 2000120409 A JP2000120409 A JP 2000120409A
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JP
Japan
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diameter
main body
inner peripheral
peripheral surface
shaft
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Pending
Application number
JP10295268A
Other languages
English (en)
Inventor
Minao Umeda
三奈生 梅田
Masahiro Inoue
雅裕 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000120409A publication Critical patent/JP2000120409A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L2001/0475Hollow camshafts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般に中空シャフトを拡径することでカムロ
ブ等を締結する方式では、カムロブ等と端部部材とで中
空シャフトに締結する方法が異なるため、工数や設備費
がかさみコスト高となる。 【解決手段】 中空シャフトを拡径することでカムロブ
等の部品を前記中空シャフトに締結する組立式カムシャ
フトにおいて、スプロケット等の駆動部材を取り付ける
ための端部部材を、前記中空シャフトを前記カムロブな
どの締結時と同様に拡径することで前記中空シャフトに
締結することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジン等の内
燃機関の吸排気弁を駆動するための組立式カムシャフト
に関し、より詳細には軸部材である中空シャフトと端部
部材との締結の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】カムロブとカムシャフト用の中空軸とを
機械的に結合して、自動車エンジンなどの内燃機関等に
用いられる組立式カムシャフトを組み立てることは従来
から知られている。例えば、駆動部品取付け部材やジャ
ーナルとしての機能を持っている端部部材の外径をチュ
ーブ(中空シャフト)の内径に対して十分に大きく設定
して、均一径のチューブに圧入する例が特開平8−61
016号公報(三菱マテリアル)に開示されている。一
方、中空シャフトの内径に端部部材の突起部を圧入する
例は特開平6−312322号公報(三菱マテリアル)
に開示されている。これによると、端部部材には、チュ
ーブ内径寸法に合わせた突起が設けてあり、それを中空
シャフト内径に圧入する構造になっている。従って圧入
部径は中空シャフト内径寸法により決定される。また、
端部部材は圧入以外では溶接等の工法で締結されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
中空シャフトを拡径することでカムロブ等を締結する方
式では、カムロブ等と端部部材とで中空シャフトに締結
する方法が異なるため、工数や設備費がかさみコスト高
となる。そこで、本発明の目的は、カムロブ等と端部部
材とを同じ拡管工法にて中空シャフトへ締結すること
で、工数や設備費の低減を図れる組立式カムシャフトを
提供するすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の組立式カムシャフトは、中空シャフトを拡
径することでカムロブ等の部品を前記中空シャフトに締
結する組立式カムシャフトにおいて、スプロケット等の
駆動部材を取り付けるための端部部材を、前記中空シャ
フトを前記カムロブなどの締結時と同様に拡径すること
で前記中空シャフトに締結することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施態様】カムロブ等と端部部材とを同じ拡管
工法にて中空シャフトへ締結することで、工数や設備費
の低減を図った。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の各実施例
を詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符
号で示している。
【0007】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例を示す組立式カムシャフト10(以下、説明の便宜上
単に「カムシャフト」と称する)の一部破断した正面図
である。
【0008】カムシャフト10は、基本的な構成は従来
のものと変わらないが、所定の軸方向長さを有した中空
の鋼製の軸本体1からなる。軸本体1には軸方向に複数
設けられたカムロブ2が嵌合している。軸本体1の軸方
向の一端には、カムシャフト10を駆動するためのスプ
ロケット等の駆動部材(不図示)を取り付けるノーズピ
ース、すなわち端部部材3が固定されている。端部部材
3はジャーナルを兼ねている。
【0009】軸本体1となる鋼管の材料には降伏応力は
低いが伸びの良い材料が使用される。一般的には低炭素
鋼の溶接鋼管、降伏点応力20〜45Kgf/mm2、
伸び7%〜25%程度の材料が好ましい。
【0010】また、カムロブ2の材料としては、拡管応
力に耐え、かつカムとしての耐摩耗性を向上させるため
焼き入れ可能な高炭素鋼(炭素含有率:0.4〜1.
2)及びそれに準じた材料(高炭素焼結鍛造鋼)等が使
用される。
【0011】端部部材3には、大径の円筒状の内周面5
と内周面5より小径の円筒状の内周面6とを一体的に備
えている。大径の内周面5と小径の内周面6との間の境
界は軸方向の端面8を備えた段部となっている。後述の
ように軸本体1の拡管結合は大径の内周面5において行
われる。
【0012】端部部材3の内周面5に軸本体1の一端が
嵌合する。この時、大径の内周面5の径は軸本端1の外
径に対して僅かに大きく設定してあるので、拡径するこ
とにより両者は確実に結合される。軸本体1の、端部部
材3の端面8に当接している。小径の内周面6には軸方
向に貫通したネジが形成されており、このネジに不図示
のスプロケット等の駆動部材が取り付けられる。
【0013】図3に示すように、軸本体1の拡管は円周
方向に複数の突起12を有するパンチ11を軸方向から
端部部材3(図3では不図示)の方向(矢印方向)に挿
入することで行われる。拡管の際、端部部材3のネジ穴
が、パンチ11の逃げ溝としての機能を果たす。端部部
材3の内径にはパンチ11の複数の突起12に対応する
溝が設けられている。
【0014】このように、軸本体1の拡管工程のみでカ
ムロブ2や端部部材3を一緒に締結できるので、溶接な
どの別工程が不要となり、工数が低減する。尚、図3の
X−X線で切った断面図である図4には、パンチ11に
よる拡管によりカムロブ2の内周面に軸方向溝13が形
成されていることが分かる。
【0015】(第2実施例)図2は、本発明の第2実施
例を示すカムシャフト20の軸方向断面図である。カム
シャフト20は、基本的構造は第1実施例のものと同じ
であるが、端部部材23の構成が異なる。
【0016】第2実施例においては、端部部材23の大
径の内周面25に軸本体21が嵌合し、そこでパンチに
より拡管される。端部部材23の他端はその先端から、
不図示のスプロケットなどの駆動部材を固定するねじ穴
26が刻設されており、軸本体21の手前まで延在して
いる。しかしながら、第1実施例と異なり、ねじ穴26
は貫通していない。すなわち、端部部材23の内部は軸
方向で左右に分離した構造になっている。
【0017】また、軸本体1の軸方向の他端には、不図
示のギアが設けられている。ギアの軸方向の内側には、
軸本体1の軸方向の位置決めを行うスラストピース(不
図示)が軸本体1に嵌合している。以上の部材を一体的
に組み立てることでカムシャフト10を構成する。
【0018】このように貫通していない構造のため、軸
本体21内に潤滑油を通し外部へその油を漏らしてはい
けない仕様のものでも、この部位へ新たなシール部材を
設けることなく、シールすることが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明した、本発明の組立式カムシャ
フトによれば、以下のような効果が得られる。カムロブ
及び端部部材を同じ拡管工法で軸本体へ組付けることが
できるので、工数低減と設備費の低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の組立式カムシャフト10の一部破
断した正面図である。
【図2】第2実施例のカムシャフトの軸方向断面図であ
る。
【図3】各実施例に用いられる拡管工程を示すカムシャ
フトの断面図である。
【図4】図3のX−X線で切った断面図である。
【符号の説明】
1、21:軸本体 2:カムロブ 3、23:端部部材 11:パンチ 10、20:組立式カムシャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空シャフトを拡径することでカムロブ
    等の部品を前記中空シャフトに締結する組立式カムシャ
    フトにおいて、スプロケット等の駆動部材を取り付ける
    ための端部部材を、前記中空シャフトを前記カムロブな
    どの締結時と同様に拡径することで前記中空シャフトに
    締結することを特徴とする組立式カムシャフト。
JP10295268A 1998-10-16 1998-10-16 組立式カムシャフト Pending JP2000120409A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102022149A (zh) * 2009-09-21 2011-04-20 通用汽车环球科技运作公司 多件式凸轮轴组件
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CN104550969A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 北京有色金属研究总院 一种粉末冶金凸轮轴端头组合烧结连接方法

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