JP2000120139A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2000120139A
JP2000120139A JP29516598A JP29516598A JP2000120139A JP 2000120139 A JP2000120139 A JP 2000120139A JP 29516598 A JP29516598 A JP 29516598A JP 29516598 A JP29516598 A JP 29516598A JP 2000120139 A JP2000120139 A JP 2000120139A
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water
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washing
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JP29516598A
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Minoru Furukouji
実 古小路
Noboru Niihara
登 新原
Shinsuke Matsuo
信介 松尾
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 局部洗浄装置10は、人体局部に噴出される
洗浄水に空気を混入するとともに、空気流量の変更する
構成を簡単にする。 【解決手段】 局部洗浄装置10には、空気を混入した
洗浄水を噴出するノズル装置26を備えている。ノズル
装置26には、空気ポンプ32から空気流路29を介し
て空気が供給されて、お尻噴出口49から空気混入率λ
にて混入される。操作部35のボタンの設定により、洗
浄強度Wf(洗浄圧力)を選択位置にてレベル1〜7ま
での値で変更すると、洗浄水流量Qw(1点鎖線)は、
3段階で変更されるが、空気流量Qa(破線)は、比例
して増加しないで、洗浄圧力が比例して増加するように
調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体局部に洗浄水
を噴出口から噴出して当該局部を洗浄する局部洗浄装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、人体局部の洗浄を行なうに当
たり、単なる洗浄水ではなく、空気を混入させた気泡水
が用いられつつある。例えば、特開昭56−70338
号における局部洗浄装置は、洗浄水を噴出する洗浄用ノ
ズルと、当該ノズルに洗浄水を供給する配管系と、この
配管流路を流れる洗浄水に気泡を混入させる空気混入部
とを備え、空気混入部で混入した気泡を含む洗浄水を噴
出口から噴出する技術である。こうすることで、噴出洗
浄水の洗浄力を高めたり、ソフトな洗浄感を与えたり、
洗浄水の流量を少なくできることから節水や節電を図る
ことができる。この局部洗浄装置では、洗浄水と空気と
の比で定義される空気混入率を変更する制御を実行する
場合に、空気流量や洗浄水流量を、空気ポンプの出力制
御や流量調節弁により行なっている。こうした局部洗浄
装置において、給水源からの水をヒータにより直ちに沸
かして温水を連続的に供給する瞬間式の熱交換器を備え
たものも知られている。この瞬間式の熱交換器を備えた
ものでは、洗浄水流量が変更されると、吐出温度も変わ
るために、ヒータへの通電量をフィードバック制御する
ことにより吐水温度を一定に維持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した局部
洗浄装置では、空気混入率λを広範囲にわたりかつ高い
精度で制御するには、調節できる流量をリニアに変更し
たり、流量変更をできるだけ多段階で行なえる流量調節
弁を必要とする。こうした流量調節弁は、機械的構成が
複雑になるだけでなく、流量を変更する制御も面倒にな
るという問題があった。さらに、洗浄水流量を変更する
と、ヒータへの通電量も変更する必要があり、ヒータ制
御についても制御が複雑化するという問題もある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、洗浄水への空気混入により節水の実
効性を高めると共に、洗浄水の流量制御を簡単にできる
局部洗浄装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明にかかる局部洗
浄装置は、洗浄用ノズルの噴出口から、洗浄水に空気を
混入した気泡水を人体局部に向けて噴出して当該局部を
洗浄する局部洗浄装置において、給水源から上記噴出口
に至る洗浄水流路に設けられ、上記洗浄水流路に流れる
洗浄水の流量を調節する洗浄水量調節手段と、圧搾空気
を出力する空気供給手段と、上記洗浄水流路に設けら
れ、上記空気供給手段からの圧搾空気を上記洗浄水流路
の洗浄水に混合することにより気泡水を作成する空気混
入手段と、上記空気供給手段から上記空気混入手段への
空気流量Qaを調節する空気流量調節手段と、上記噴出
口から噴出される気泡水が人体局部に及ぼす圧力で定義
される洗浄強度を設定する洗浄強度設定手段と、上記洗
浄水流量を複数の流量値でステップ的に変動させること
により制御するとともに、上記流量値のそれぞれのステ
ップによって与えられる洗浄強度より、多くのステップ
にて洗浄強度を与えるように空気流量を調節する混入比
調整手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】本発明にかかる局部洗浄装置は、給水源か
ら供給される洗浄水を流す洗浄水流路に空気混入手段を
備えており、この空気混入手段にて、洗浄水に、空気供
給手段から供給される圧搾空気が混入されて、気泡水が
作成される。この気泡水は、洗浄用ノズルの噴出口から
人体局部に向けて噴出されることにより人体局部が洗浄
される。このとき、気泡水の空気混入率λ、つまり、空
気流量Qaと洗浄水の流量Qwとの比の値Qa/Qw
は、混入比調整手段によって、洗浄水量調節手段、空気
流量調節手段及び空気供給手段の少なくとも一が制御さ
れることにより調整される。このとき、洗浄強度設定手
段によって噴出口から噴出される気泡水が人体局部に及
ぼす圧力で定義される洗浄強度を設定すると、その洗浄
強度に向かうように洗浄水流量及び空気流量が調整され
る。
【0007】本発明における混入比調整手段は、洗浄水
流量を複数の流量値でステップ的に変動させることによ
り制御しているが、この流量値でそれぞれ与えられる洗
浄強度よりも多くのステップにて洗浄強度を与えるよう
に空気量を調整する。すなわち、洗浄水流量の流量値で
与えられる洗浄強度を、空気流量の流量制御により補っ
て、多くのステップの洗浄強度を与える。したがって、
洗浄水流量を調整する流量調整弁として、少ない切換し
か備えない弁を用いることができ、弁構成を簡単にでき
るとともに、その開度制御も簡略化することができる。
【0008】なお、空気流量により変更される洗浄強度
は、洗浄水流量によって与えられるステップより大きい
ことが必要であるが、空気流量を細かく制御して洗浄強
度をほぼリニアに設定できるようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は実施例の局部洗浄装置10
の概略構成を表わしたブロック図、図2はこの局部洗浄
装置10の制御系を表わしたブロック図である。図示す
るように、この局部洗浄装置10は、給水源から供給さ
れた水を温水化しつつ人体局部に噴出するいわゆる瞬間
式のものである。
【0010】局部洗浄装置10は、温水を連続的に供給
する熱交換器12を備え、圧力調整機能を有する電磁止
水弁14を経由して、図示しない水道管から洗浄水の供
給を受ける。熱交換器12は、図示するように瞬間式で
あることから、温水を連続的に供給するとともに貯湯タ
ンクを不要とし省スペースにできるという利点がある。
そして、この熱交換器12は、給水された洗浄水を適温
に温水化するためのヒータ16を備える。このヒータ1
6は、電子制御装置24からの制御信号を受けてオン/
オフする。また、ヒータ16の上流には、入水温度を検
出する入水温度センサ18が設けられ、その下流には、
吐出温度を検出する吐水温度センサ20が設けられてい
る。電子制御装置24は、CPU、ROM、RAM等を
有する論理演算回路として構成され、局部洗浄装置10
における種々の制御を実行する。その一例として、電子
制御装置24は、入水温度センサ18及び吐水温度セン
サ20の検出した洗浄水温度に基づいてヒータ16をオ
ン/オフ制御し、吐水温度を適温に維持する。
【0011】局部洗浄装置10は、熱交換器12からノ
ズル装置26に至るまでの洗浄水供給系に図示しないバ
キュームブレーカと、流量調整弁30を有する。バキュ
ームブレーカは、管路を大気開放することで、ノズル装
置26の側からの洗浄水の逆流を防止する。流量調整弁
30は、電子制御装置24からの制御信号を受けて、ス
テッピングモータの駆動により、管路開放と流量調整を
行なう3ポートの電磁弁であり、後述する3つの流路に
選択的に連通するモードと、3ポートを全開にするモー
ドとを備えている。
【0012】また、局部洗浄装置10は、ノズル装置2
6から噴出される洗浄水を気泡混入の洗浄水とするた
め、空気供給系として、空気ポンプ32と、大気開放弁
31と、流量調整弁34と、これらを接続する空気流路
29とを有する。空気ポンプ32は、電子制御装置24
からの制御信号に基づいて駆動し、流量調整弁34に空
気を圧送する。この空気ポンプ32としては、約500
00〜10000Pa(約0.5〜1.0kgfcm
2)程度の圧送能力で定常運転できるものであればよ
く、ローリングポンプ、ベーンポンプ、ロータリーポン
プ、リニアポンプ等の種々のタイプのものを採用でき
る。ポンプモータ32aは、小型であっても大きな出力
を得ることができる直流ブラシレスモータから構成され
ている。
【0013】流量調整弁34は、電子制御装置24から
の制御信号に基づいて管路開放と流量調整を行ない、そ
の下流のノズル装置26に空気ポンプ32からの空気を
送り込む。この流量調整弁34と流量調整弁30は、上
記したそれぞれの管路の管路開放並びに流量調整を電子
制御装置24からの制御信号に基づき同期して行なう。
【0014】また、大気開放弁31は、空気流路29に
接続されて、該空気流路29内の圧力を逃がす弁であ
る。図3は大気開放弁31の付近を示す断面図である。
図3において、大気開放弁31は、弁室31aを形成す
るケーシング31bと、弁室31a内に配置された弁体
31cと、弁体31cに付勢するスプリング31dとを
備えている。上記弁室31aは、空気流路29に流路側
流路31eを介して接続され、大気側開口31fを介し
て大気側に接続されている。よって、空気流路29は、
流路側流路31e、弁室31a、大気側開口31fを通
じて大気に接続されている。なお、弁体31cは、スプ
リング31dの付勢力により、通常、流路側流路31e
を閉じている。この大気開放弁31は、空気流路29に
所定値以上の圧力が加わると、流路側流路31eを介し
て弁体31cを押圧し、この弁体31cへの押圧力がス
プリング31dの付勢力を上回ると開弁する。これによ
り、空気流路29は、大気開放される。後述する空気混
入体60に異物が付着して詰まって空気流路29が閉塞
された場合に、空気ポンプ32からの圧搾空気は、空気
流路29内の圧力を高くする。そして、所定値以上にな
った場合に、大気開放弁31を通じて大気に連通する。
したがって、空気流路29内の圧力は、所定値以上に高
くならないことから、空気ポンプ32に過負荷を与える
ことがなく、また、他の部位にも故障を招くことがな
い。
【0015】局部洗浄装置10は、ノズル装置26を進
退駆動させるため、ノズル駆動モータ33を有する。ノ
ズル駆動モータ33は、図示しないプーリ、ベルト等を
有する駆動伝達機構を介してノズル装置26と係合され
ている。このノズル駆動モータ33は、電子制御装置2
4からの制御信号により正逆回転駆動して、ノズル装置
26を図示しない本体ケーシング内の待機位置からお尻
洗浄位置あるいはその前方のビデ洗浄位置に進出させた
り、両洗浄位置から待機位置に退避させる。
【0016】この他、局部洗浄装置10は、使用者に操
作されその使用意図を電気信号に変換して電子制御装置
24に出力する操作部35と、図示しない便座に使用者
が着座したことを検出する着座センサ36と、主電源の
操作部である電源投入部38とを有する。操作部35
は、局部洗浄に付随する種々の指令を使用者のボタン操
作に伴い電子制御装置24に出力すべく、各種の操作ボ
タンを備える。本実施例では、局部の洗浄を開始するた
めのお尻洗浄ボタン71aやビデ洗浄ボタン71b、停
止ボタン71c、水勢などに強弱の変化をつけた洗浄水
の噴出を設定するマッサージ設定ボタン71d、ノズル
装置26を揺動させた局部の洗浄を設定するムーブ設定
ボタン71e、お尻噴出口49の周囲を洗浄するための
ノズル洗浄ボタン71f等の動作指令ボタンや、洗浄水
の温度を調節する吐水温設定ボタン71g、洗浄強度を
設定する洗浄強度設定ボタン71h、気泡水の水勢を設
定する水勢設定ボタン71i、などの各設定ボタンと、
洗浄水の水量を設定する水量設定ボタン71j、気泡量
設定ボタン71k、温水洗浄便座全体の運転状態を設定
する運転入/切ボタン71n等を設けている。また、こ
の操作部35は、出力装置として、これらの各種操作ボ
タンによる操作の結果をランプや液晶によって表示する
表示部72を、上記各ボタンと共に備える。
【0017】次に、局部洗浄装置10の洗浄動作の概略
を、お尻洗浄を例として説明する。いま、操作部35の
お尻洗浄ボタン71aが操作されると、操作部35は、
お尻洗浄開始信号を電子制御装置24に送信する。電子
制御装置24は、この信号を受けて、種々の制御対象機
器に制御信号を送る。つまり、電磁止水弁14には管路
を開く旨の制御信号を、空気ポンプ32には空気圧送を
行なう旨の制御信号を、流量調整弁30と流量調整弁3
4とには管路開放並びに流量調整量(管路開放量)に関
する制御信号を、ノズル駆動モータ33にはノズル装置
26をお尻洗浄位置まで進出させる旨の制御信号をそれ
ぞれ送信する。電磁止水弁14等の上記の各制御対象機
器は対応する制御信号に基づいて駆動する。よって、ノ
ズル装置26は、待機位置からお尻洗浄位置まで進出す
る。洗浄水供給系では、熱交換器12に洗浄水が流れ込
み、その洗浄水が所定温度まで加熱されて、バキューム
ブレーカと流量調整弁30を経てノズル装置26に流れ
込む。また、空気供給系では、空気ポンプ32の圧送し
た空気が流量調整弁34を経てノズル装置26に流れ込
む。そして、後述するように洗浄水に空気が気泡状で分
散混合した気泡流の洗浄水(図7参照)がノズル装置2
6から噴出され、この洗浄水によりお尻洗浄が行なわれ
る。なお、空気ポンプ32を圧送空気量が可変するよう
構成並びに制御し、流量調整弁34を管路の開閉を行な
う開閉弁とすることもできる。
【0018】このようにしてお尻洗浄を行なう際、電子
制御装置24は、上記動作設定ボタンにて設定済みの洗
浄水水勢の強弱等のお尻洗浄機能に関する現在の設定状
態を検出する。そして、電子制御装置24は、洗浄水水
勢に関する設定情報を流量調整量(管路開放量)として
流量調整弁30に送信し、当該情報を受け取った流量調
整弁30は、設定水勢となるように管路開度を調節す
る。この場合、本実施例では、後述するように空気混入
を行なっていることから、この空気混入率λを考慮した
管路開度とされる。また、電子制御装置24は、設定水
勢、すなわち流量調整弁30による流量調整に基づいた
空気の流量調整量(管路開放量)の制御信号を空気ポン
プ32に送信するので、流量調整弁34は、後述の空気
混入率λとなるよう、圧送空気量を調整する。
【0019】そして、操作部35の停止ボタン71cが
操作されると、操作部35は、停止信号を電子制御装置
24に送信するので、電子制御装置24は、上記各機器
を元の状態に復帰させお尻洗浄を終了する。これによ
り、洗浄水並びに空気の供給は停止してノズル装置26
は待機位置に退避し、局部洗浄装置10は、次回以降の
局部洗浄に備える。
【0020】次に、この実施例(第1実施例)の局部洗
浄装置10が有するノズル装置26について説明する。
図4はノズル装置26の概略構成を示す概略断面図、図
5はノズル装置26の移動の様子を説明するための説明
図である。
【0021】図示するように、ノズル装置26は、内部
に洗浄水流路を有するノズル本体40と、その先端に着
脱可能なノズルヘッド42と、ノズル本体40の基部側
に位置して気泡混合並びに洗浄水切替を行なうための気
泡混合・切替機構部44とを有する。ノズル本体40
は、その軸線方向に沿って2系統の洗浄水流路を有し、
小径の側の流路をお尻洗浄のためのお尻流路43とし、
大径の側の流路をビデ洗浄のためのビデ流路45として
いる。この場合、お尻流路43は、その径が約1.9m
mとされ、ビデ流路45は約2.5mmとされている。
また、この両流路は、長短とされているが、この流路を
通過する洗浄水速度を考慮するとほぼ同一流路長と仮定
でき、本実施例では約95mmである。ノズルヘッド4
2は、シールリング46を介してノズル本体40先端に
水密に取り付けられ、お尻流路43と同径でこれに連続
したお尻噴出流路47とその先端のお尻噴出口49と、
ビデ流路45と同径でこれに連続したビデ噴出流路51
とその先端のビデ噴出口53とを有する。なお、ビデ噴
出口53は、大小二つの噴出口からなり、ビデ噴出流路
51を通過した洗浄水を両噴出口から同時に噴出する。
【0022】気泡混合・切替機構部44は、ノズル本体
40に水密に固定されるケーシング55を備える。この
ケーシング55は、その底部のモータ連結体56でノズ
ル駆動モータ33の動力を受け、ノズル本体40を上記
した待機位置、お尻洗浄位置およびビデ洗浄位置に進退
させる。ケーシング55の内部には、その周壁に沿って
図中上下に摺動する空気室形成体58が水密に組み込ま
れている。空気室形成体58は、その内部に空気混入体
60を備える。この空気混入体60は、ノズル本体40
の側の支持体61とその反対側の支持体62とで、空気
室形成体58の内壁から隙間を隔てて保持されている。
また、空気室形成体58は、図示する上端側に空気室切
替部63を備え、その下端側のケーシングとの間の間隙
に、スプリング64を備える。そして、支持体62は、
上記の流量調整弁30と接続され、その内部の洗浄水導
入路65から、空気混入体60中央を貫通する貫通孔6
6に洗浄水を導き入れる。その一方、空気室切替部63
は、上記の流量調整弁34と接続され、その内部に形成
された空気導入路67から、空気室形成体58と空気混
入体60との間の間隙に空気を導き入れる。このように
洗浄水並びに空気が導かれる空気混入体60は、独立し
た開孔を形成する多孔質やメッシュであることから、上
記のように導かれた空気を貫通孔66に通過させ、この
貫通孔66において、洗浄水に空気を気泡状に混入させ
る。そして、気泡混入済みの洗浄水は、支持体61中央
の貫通孔68を経て、上記のお尻流路43又はビデ流路
45のいずれかに流れ込み、お尻洗浄あるいはビデ洗浄
に供せられる。なお、気泡混入の様子並びに空気混入体
60の製造手法については、後述する。
【0023】次に、上記の気泡混入済み洗浄水の供給先
の切替の様子を、ノズル装置26の移動の様子と関連付
けて説明する。図5に示すように、気泡混合・切替機構
部44は、支持体62を下方に押し下げるための遮蔽ブ
ロック69を有する。この遮蔽ブロック69は、ノズル
装置26が上記した待機位置およびお尻洗浄位置に位置
する場合には、図の左方側に示すように、支持体62と
干渉しない位置に設置されている。よって、お尻洗浄ボ
タン71aが操作されてノズル装置26がお尻洗浄位置
を採る場合には、空気室形成体58は、スプリング64
の付勢力を受けて上方の初期位置(図の左方側)にあ
る。この状態では、支持体61の貫通孔68とケーシン
グ55のお尻側貫通孔70とが対向するので、気泡混入
済み洗浄水は、ノズル本体40におけるお尻流路43を
通過し、お尻噴出口49から噴出される。
【0024】その一方、ビデ洗浄ボタン71bが操作さ
れてノズル装置26がお尻洗浄位置より前方のビデ洗浄
位置まで前進すると、支持体62は、このノズル前進の
間に遮蔽ブロック69と接触し、図の右方側に示すよう
に、遮蔽ブロック69により下方に押し下げられる。よ
って、ノズル装置26がビデ洗浄位置を採る場合には、
空気室形成体58は、スプリング64の付勢力に抗して
上記の初期位置から流路切替位置(図の右方側)に移動
する。この状態では、支持体61の貫通孔68とケーシ
ング55のビデ側貫通孔71とが対向するので、気泡混
入済み洗浄水は、ノズル本体40におけるビデ流路45
を通過し、ビデ噴出口53から噴出される。なお、ノズ
ル装置26がビデ洗浄位置から待機位置に復帰すると、
空気室形成体58はスプリング64の付勢力を受けて初
期位置に復帰し、次回のお尻洗浄・ビデ洗浄に備える。
【0025】次に、気泡混合・切替機構部44での洗浄
水への空気混合の様子について説明する。この気泡混合
・切替機構部44は、気泡ポンプとして機能することか
ら、当該ポンプの概念を模式的に表わした図6の模式図
として示すことができる。図6に示すように、この気泡
ポンプ80は、気泡混合・切替機構部44における空気
室形成体58に相当する空気混入混合筐体81と、その
内部に空気室82を隔てて支持された気泡分散体83を
有する。この気泡分散体83が、気泡混合・切替機構部
44における空気混入体60である。この場合、洗浄水
管路84の管路径や気泡分散体83の中央貫通孔径等
は、気泡混合・切替機構部44における支持体62の洗
浄水導入路65の管路径、空気混入体60の貫通孔66
の径等と同じであり、約1.5〜3.0mmである。
【0026】気泡分散体83は、洗浄水管路84に連続
した管路を形成し、当該管路を流れる洗浄水に接する
面、すなわち管路壁面全周に、多数の独立開孔を備え
る。よって、空気導入管85から空気室82に圧送され
た空気は、気泡分散体83の上記の各独立開孔から管路
内に送られ、各開孔箇所にて膨らむ。この場合、空気室
82は、圧送された空気の圧力変動や圧力分布を吸収す
る緩衝領域として機能するので、空気は、著しい速度差
を生じることなく気泡分散体83を通過する。そして、
上記した空気の膨らみは、それぞれの開孔で洗浄水の流
れから受ける剪断力により断ち切られて気泡となり、そ
れぞれ個別に洗浄水に混入する。
【0027】本実施例では、気泡分散体83(空気混入
体60)における上記の独立開孔を後述する形成材料の
選定並びに工程設定を経て形成し、各独立開孔からの形
成気泡の径が約100〜1000μmとなるようにし
た。よって、洗浄水には、このような微細な径の気泡が
独立して混入・混合する。しかも、各気泡は、形成当初
から独立気泡の状態を保ち、独立開孔にある程度依存し
た小さな径の略球形形状となるので、剛性が高く変形も
しにくい。このため、混入した気泡の合一機会は低減す
ると共に、気泡合一自体をも起きにくくできるので、気
泡分散体83により、洗浄水の流れを、空気が気泡状態
で安定して分散混合した気泡流とできる。この際、各気
泡は、上記したようにそれぞれの独立開孔から個別に形
成されて独立気泡の状態で洗浄水に混入するので、高い
分散効率で気泡が洗浄水に当初から混合する。つまり、
気泡分散体83において空気の混入、微細化、分散混合
が同時に行われることになる。
【0028】この気泡分散体83は、洗浄水管路84に
連続した管路を形成しているので、洗浄水の流れに乱れ
やよどみを発生させることがなく、この乱れやよどみに
よる気泡合一の機会を低減できる。また、洗浄水管路8
4における洗浄水流れ方向に沿って独立開孔を多数有す
るので、この洗浄水流れ方向における多数箇所から気泡
混入を図り気泡発生密度を低くできる。よって、大量の
空気をこの気泡分散体83から混入させても、気泡生成
時の気泡合一が発生しにくく微細な独立気泡を生成でき
る。
【0029】このように、上記の気泡ポンプ80として
模式的に表わされた気泡混合・切替機構部44は、上記
したように洗浄水に気泡を確実に分散混合させ気泡合一
を起きにくくしている。よって、気泡混合・切替機構部
44より下流の洗浄水の流れは、図7に示すような気泡
流の洗浄水流(図7(a))となり、洗浄水に混入した
気相が連続相として存在するスラグ流(図7(b))や
環状流(図7(c))あるいは噴霧流(図7(d))の
非所望の流動様相となることはない。従って、本実施例
では、圧送空気の有する運動量(エネルギ)を、確実
に、効率よく、迅速に洗浄水に伝達することができる。
また、微細な気泡は剛性が高く変形しにくく、不要な運
動をしないのでエネルギ損失は少ない。上記の気泡ポン
プ80から噴出される洗浄水の流れの様子を写真撮影し
たところ、図8の写真の読取画像に示すように、この噴
出洗浄水流は、噴出口から広がることなく真っ直ぐに噴
出することが判明した。また、この噴出洗浄水流は、上
記のように気泡が分散混合した気泡流であることから、
乳白色であった。そして、本実施例では、このようにし
て得られた気泡流の状態で、洗浄水をノズル本体40に
おけるお尻流路43あるいはビデ流路45に送り込み、
既述したお尻洗浄あるいはビデ洗浄に供せられる。
【0030】次に、上記の気泡混合・切替機構部44で
得られる効果について、その模式的な構成を有する図6
の気泡ポンプ80を用いて説明する。まず、空気混入に
よる洗浄水の運動量増加効果について説明する。洗浄水
の運動量は、気泡ポンプ80の噴出口から洗浄水を噴出
させた場合、この噴出洗浄水がもたらす荷重で把握でき
る。よって、気泡ポンプ80の噴出口に対向して荷重側
定器を配置し、この噴出洗浄水の荷重を、種々の空気混
入率λの気泡流の洗浄水について測定した。その結果を
図9に示す。なお、この図9における縦軸は、空気未混
入の洗浄水(空気混入率λ=0)を気泡ポンプ80から
噴出した場合に得られる荷重で除算した荷重比である。
また、図9において本実施例とされているものは、気泡
混合・切替機構部44と寸法等の点で同等の気泡ポンプ
80を意味する。従来技術とされているものは、周壁に
単一の空気混入孔を空けただけの管体を気泡分散体83
に替わって組み込んだ空気混入手段を意味し、分岐管か
ら管路内に単純に空気を混入させただけの従来の手法で
ある。また、図中の理論値と示した直線は、以下のよう
にして導いたものである。
【0031】管路を通過する流体の運動量Euは、管路
面積をS、流体密度をρ、流体速度をVとすると、次の
式(1)と表わすことができる。
【0032】Eu=ρ・S・V2 …(1)
【0033】空気の密度ρaは水の密度ρwに比べて無
視できるほど小さいので、洗浄水に空気を混入した混合
洗浄水の密度は、空気混入率λη(空気流量/洗浄水流
量)と洗浄水の密度ρwから、ρw/(1+η)とな
る。また、この混合洗浄水の速度は、空気混入率ληと
洗浄水の速度Vから、V・(1+η)となる。よって、
空気混入率ληの混合洗浄水の運動量Euは、次の式
(2)と表わすことができる。
【0034】 Eu=(ρw/(1+η))・S・V2 ・(1+η)2 =ρw・S・V2 ・(1+η) …(2)
【0035】そして、この式(2)の運動量を空気未混
入の洗浄水(空気混入率λ=0)の運動量(ρw・S・
2 )で除算した運動量比(1+η)は、上記の荷重比
に相当し、この運動量比が理論値として示されている。
この理論値における混合洗浄水は、洗浄水に空気が理想
的に分散混合した気泡流の洗浄水に他ならず、連続気相
が存在するようなスラグ流等の非所望の流動様相の洗浄
水ではない。よって、上記の荷重比がこの理論値に近似
すればするほど、その洗浄水は空気が理想的に分散混合
した気泡流であるといえる。
【0036】図9から、従来技術での荷重比は、1より
も低い空気混入率λの時点から上記の理論値と相違し、
空気混入率λが約1.3となると、約1.5程度の荷重
比しか得られない。よって、従来技術では、空気混入率
λを洗浄水流量に対して1以上に高めても、洗浄水に空
気が理想的に分散混合した気泡流を得ることはできず、
スラグ流等の非所望の流動様相となるに過ぎない。この
ため、洗浄水への空気混入を通して節水化を図ろうとし
ても、この非所望の流動様相であるが故に、上記したよ
うに洗浄力が低下するので、空気混入を受ける洗浄水自
体の流量増を必要とする。なお、この従来技術では、空
気混入率λを約1.3以上としても荷重比に増大変化が
見られないのは、従来技術の手法で空気混入率λを高め
ても、既述したようにこの空気混入率λでは噴霧流に相
転してしまい、それ以上の運動量増大を得ることができ
ないからだと考えられる。
【0037】これに対し、本実施例では、空気混入率λ
がほぼ4に近くなるまで、上記の理論値と合致し、最高
で約4.5という高い荷重比を得ることができた。よっ
て、本実施例によれば、従来技術にあっては噴霧流に相
転してしまう1.3以上という高い空気混入率λとして
も、洗浄水に空気が理想的に分散混合した気泡流を確実
に得ることができる。よって、この気泡流の洗浄水とす
ることを通して、洗浄水の運動量を空気混入により確実
に増大できる。このため、少量の洗浄水で高い洗浄力を
発揮でき、節水の実効性を高めることができる。これ
は、上記した独立開孔を有する空気混入体60(気泡分
散体83)により、上記したように、空気の微細気泡で
の混入並びに分散混合を行なうからである。
【0038】次に、局部洗浄装置10による洗浄動作に
ついて、図10のタイミングチャートにしたがって説明
する。いま、使用者が便座上に着座すると、着座センサ
36がオンし(時点t1)、その旨の信号が電子制御装
置24に入力される。電子制御装置24は、まず、ノズ
ル装置26内に残っている洗浄水を除去する残水除去前
処理を実行する。残水除去前処理は、空気ポンプ32を
所定時間T1だけ駆動することにより行なわれる。図1
1はノズル装置26への流路26aに残っている水が除
去される様子を説明する説明図である。図11に示すよ
うに、空気ポンプ32の駆動により流路に空気が吹き込
まれると、流路内の気圧が低くなって、流路の上流側の
洗浄水、つまりノズル装置26の頂部より低い位置にあ
る流路26aの洗浄水もサイホン作用によって、流路2
6aの下流側へ吸引されて、お尻噴出口49を通じて排
出される。この残水除去前処理により、後述するノズル
前洗浄の時間が短いか、あるいは省略する場合に、冷水
が人体局部に向けて噴出されるのを防止する。
【0039】続いて、使用者が操作部35のお尻洗浄ボ
タン71aをオンすると(時点t2)、ノズル前洗浄処
理が実行される。ノズル前洗浄処理は、空気ポンプ32
を時点t2から所定時間T2だけ駆動し、時間Tb経過
した時点t3にて電磁止水弁14を所定時間T3だけ開
くことによって行なわれる。このとき、流量調整弁30
は、3ポート同時吐水の位置にあるから、ノズル装置2
6の流路に洗浄水を流す。そして、空気ポンプ32の圧
搾空気が洗浄水に混入されて気泡流となり、お尻噴出口
49及びビデ噴出口53の両噴出口から吐水される。こ
のように気泡流がお尻噴出口49などから噴出すること
によりお尻噴出口49の周辺のノズル洗浄が行なわれ
る。
【0040】このとき、ノズル洗浄時間T3は、便座に
着座してからお尻洗浄ボタン71aを押すまでの時間T
p1によって決められる。すなわち、この時間Tp1
は、着座センサ36から着座した旨の信号を受けてから
お尻洗浄ボタン71aが押されるまでの用便をしていた
時間であり、この時間Tp1が長いほどお尻噴出口49
の周辺が汚れる可能性が大きい。したがって、時間Tp
1が長い場合には、ノズル洗浄時間T3が長くなり、お
尻噴出口49の周辺が充分に洗浄され、一方、時間Tp
1が短い場合には、ノズル洗浄時間T3が短くなり、人
体局部の洗浄が直ちに開始され使い勝手がよい。
【0041】なお、ノズル洗浄の際には、時間T3を変
更するほか、空気混入率λの変更を合わせて行なうか、
または空気混入率λの変更を単独で行なって、適切な洗
浄力で行なうようにしてもよい。このようなノズル前洗
浄処理において、空気ポンプ32を駆動して空気を混入
した気泡流により行なうので、少ない水量であっても、
強い水勢によりお尻噴出口49の付近を洗浄することが
でき、よってその優れたノズル洗浄効果を得ることがで
きる。しかも、洗浄水に混入される気泡は、100〜1
000μmの微少なものであり、この混入によって超音
波振動を生じて、一層、洗浄効果を高めることができ
る。
【0042】そして、ノズル前洗浄を終えるために電磁
止水弁14が閉じられて、時間Tbだけ経過した後に空
気ポンプ32が閉じられる。このように電磁止水弁14
が開かれる前と閉じられた後の時間Tbにおいて、空気
ポンプ32が駆動されており、これにより空気ポンプ3
2側の空気流路29側を洗浄水側の流路より高圧に維持
する。このように空気流路29側を高圧に維持すること
により、空気流路29に洗浄水が入り込まず、空気ポン
プ32の故障の原因を招かない。また、空気流路29に
洗浄水が入り込むと、空気混入体60が洗浄水に濡らさ
れ、細菌を増殖させる要因になるが、このようなことも
ない。さらに、空気ポンプ32を駆動することにより空
気流路29への逆流を防止しているので、空気流路29
などに逆止弁などを設ける必要がなく、構成も簡単にで
きる。
【0043】続いて、電磁止水弁14を一旦閉弁すると
ともに空気ポンプ32を停止した状態にて、流量調整弁
30のステッピングモータを原点に調節し、さらに水量
設定ボタン71jの設定にしたがって流量調整弁30の
開度を調節する。これと同時に、ノズル駆動モータ33
を駆動することにより、ノズル装置26を待機位置から
洗浄位置へ進出させる。
【0044】このノズル装置26の進出動作時に空気ポ
ンプ32を停止させており、これにより、ノズル装置2
6のお尻噴出口49などから空気が吹き出されることが
なく、使用者に不快感を与えることを回避している。な
お、ノズル装置26の進出動作時に空気ポンプ32を停
止させる制御を実行する態様のほかに、使用者に空気の
噴出を感じない程度に、空気ポンプ32の出力を低減す
る制御を採ったり、噴出される空気を人体局部に向かわ
ない方向へ逃がしたりする構成をとってもよい。
【0045】そして、ノズル装置26が洗浄位置まで進
出した状態にて、時点t4にて、空気ポンプ32を駆動
し、さらに所定時間Tb後に、電磁止水弁14を全開に
する。これにより、ノズル装置26のお尻噴出口49か
ら、洗浄水に空気が混入された気泡水が人体局部に向け
て噴出されて該局部の洗浄が行なわれる。このとき、空
気流量Qaと洗浄水流量Qwとの比である空気混入率λ
の値については、後述する。なお、この場合にも、電磁
止水弁14が開かれる前の時間Tbだけ、空気ポンプ3
2が駆動されて、空気流路29側が高圧になり、空気流
路29側に洗浄水が入り込むのを防止している。
【0046】そして、使用者が操作部35の停止ボタン
71cを押すと(時点t5)、止水処理が行なわれる。
すなわち、止水処理は、電磁止水弁14及び流量調整弁
30を閉じて洗浄水の供給を停止すると共に、空気ポン
プ32を停止して空気の供給を停止することにより行な
われる。この場合も、電磁止水弁14等を閉じて、時間
Tb経過した後に、空気ポンプ32を停止させているの
で、空気流路29側が高圧に維持され、空気流路29に
洗浄水が入り込まない。その後、ノズル駆動モータ33
に駆動信号を出力することにより、ノズル装置26を洗
浄位置から待機位置に後退させる。ノズル装置26は、
待避移動時にも、進出時と同様に空気ポンプ32が停止
しているので、お尻噴出口49などから空気が吹き出さ
れることなく、使用者に不快感を与えない。
【0047】続いて、ノズル後洗浄処理が実行される。
ノズル後洗浄処理は、ノズル前洗浄処理とほぼ同様な処
理であり、つまり、流量調整弁30を3ポート同時吐水
位置に移動するとともに空気ポンプ32を駆動した後
に、電磁止水弁14を所定時間T4だけ開くことにより
行なわれる。そして、所定時間T4が経過したときに、
電磁止水弁14を閉じて、その後、空気ポンプ32を停
止する。これにより、ノズル装置26のお尻噴出口49
の周辺部が洗浄される。このとき、ノズル後洗浄を行な
う時間T4は、お尻洗浄ボタン71aがオンされてか
ら、停止ボタン71cが押されるまでの時間Tp2によ
り定める。この時間Tp2は、洗浄動作開始から洗浄動
作終了までの時間であり、この時間Tp2が長いほど、
十分な洗浄が行なわれており、お尻噴出口49の周辺が
汚れている可能性が大きい。したがって、洗浄の時間T
p2が長い場合には、ノズル後洗浄の時間T4を長くし
て、お尻噴出口49の周辺を充分に洗浄する。なお、ノ
ズル洗浄の際には、時間T4を変更するほか、空気混入
率λを変更する制御を合わせて行なうか、これを空気混
入率λを変更する制御を単独で行なうことにより、適切
な洗浄力でノズル後洗浄を行なってもよい。
【0048】続いて、使用者が便座から離れると(時点
t6)、着座センサ36から離座信号が出力され、残水
除去後処理が実行される。この残水除去後処理は、残水
除去前処理と同様に、空気ポンプ32を所定時間T5だ
け駆動することにより行なわれる。すなわち、電磁止水
弁14を閉じて止水している状態にて、空気ポンプ32
を駆動すると、ノズル装置26の流路に残っている洗浄
水は、お尻噴出口49から排出される。これにより、ノ
ズル装置26内に洗浄水が残らず、つまり空気混入体6
0を洗浄水で濡らした状態を維持しないので、雑菌の繁
殖を防止する。この残水除去処理は、ノズル装置26が
待機位置に戻ってから実行されるので、便座への着座時
に空気ポンプ32から圧搾空気が送られて、ノズル装置
26のお尻噴出口49から空気が吹き出されることがな
く、使用者に不快感を与えない。
【0049】次に、電子制御装置24によるヒータ16
の通電制御処理について説明する。電子制御装置24
は、吐水温度センサ20からの検出信号に基づいて、吐
水温度設定値Tawsに向かうようにヒータ16をフィ
ードバック制御することにより行なうが、図12に示す
ように、水勢設定ボタン71iの設定値を変更したとき
に、フィードフォワード制御に切り換えることにより、
過渡的な洗浄水流量Qwの変更があった場合に吐水温度
設定値Tawsに一層近づくように制御している。
【0050】図12はヒータ16の通電制御処理を説明
するフローチャートである。図12において、まず、ス
テップS102にて、水勢設定ボタン71iの設定値に
基づいて、気泡量設定値Qasの変化量ΔQasが所定
値以上であるか否かの判定が実行され、さらにステップ
S104にて、水量設定値Qwsの変化量ΔQwsが所
定値以上であるか否かの判定が実行される。すなわち、
使用者が水勢設定ボタン71iを操作したときに前の設
定値との偏差として変化量ΔQwa,ΔQwaが算出さ
れ、これに基づいて判定が実行される。これらのステッ
プS102,104にて、変化量ΔQas,ΔQwsの
いずれかが所定値以下であると判定されると、ステップ
S106へ進み、ヒータ16のフィードバック制御処理
が実行される。すなわち、フィードバック制御処理は、
吐水温度センサ20からの検出信号に基づいて、ヒータ
16をオンオフしてその通電量を変更することにより、
洗浄水の吐水温度を吐水温度設定値Tawsに向かうよ
うに制御する。
【0051】一方、ステップS102及びステップS1
04にて、変化量ΔQas,ΔQwsのいずれもが所定
値以上であると判定されると、ステップS108へ進
み、カウンタCawがインクリメントされる。そして、
続くステップS110にて、カウンタCawが所定値C
aw0以下であるか否かの判定が実行されて、所定値以
下であると判定されたときには、ステップS112へ進
み、フィードフォワード制御が実行される。フィードフ
ォワード制御は、例えば、空気流量Qa及び洗浄水流量
Qwをともに減少させる場合に、ヒータ16への通電量
を過渡的に減少させ、または空気流量Qa及び洗浄水流
量Qwをともに増加させる場合に、ヒータ16への通電
量を過渡的に増加させる処理を行なう。なお、ステップ
S114は、フィードフォワード制御を終えたときに、
カウンタCawをリセットする処理である。
【0052】次に、図12のフローチャートに基づいた
ヒータ16の通電制御処理を図13のタイミングチャー
トにしたがって説明する。図13において、時点tb1
にて、水勢の値をM1からM2に減少させる変更を行な
うと、流量調整弁30及び流量調整弁34の開度を減少
するオープンループ制御が実行される。このとき、洗浄
水を流す流量調整弁30の開度を小さくすると洗浄水流
量Qwは直ちに減少するが、空気を流す流量調整弁34
の開度を小さくしても、空気流量Qaは、直ちに減少し
ないで遅延時間Tbをもって徐々に減少する。つまり、
空気流量Qaは、洗浄水流量Qwよりも応答性が悪く、
元の流量を維持しようとする。このため、洗浄水は、高
い空気圧の影響を受けて、洗浄水流量Qwが目標量より
ΔQwuだけ小さくなるアンダーシュートを生じて、そ
の後、空気圧の減少につれて目標量に達する(時点tb
2)。このように洗浄水流量Qwが過渡的に少なくなり
すぎて、ヒータ16により加熱しすぎるのを防止するた
めに、遅延時間Tbだけヒータ16への通電量を減少さ
せるフィードフォワード制御を実行する。したがって、
水勢を変更して、洗浄水流量Qwが過渡的に減少し過ぎ
ても、高い温度の気泡水が吐出されることもない。そし
て、遅延時間Tbが経過した時点tb2にて、フィード
フォワード制御からフィードバック制御に切り換えら
れ、これにより、吐水温度センサ20からの吐水温度に
基づいた制御が実行される。
【0053】同様に、時点tb3にて、水勢の値を、M
2からM3へ増加する設定により、流量調整弁30及び
流量調整弁34を、所定値以上の変化量ΔQas,ΔQ
wsの開度とする変更がされると、洗浄水流量Qwは直
ちに増加するが、空気流量Qaは、タイムラグをもって
増加する。つまり、空気流量Qaは、洗浄水流量Qwよ
りも応答性が悪く、元の少ない流量を維持しようとす
る。このため、洗浄水に加わる圧力が小さいままである
と、洗浄水流量Qwが目標量より大きくなり、オーバー
シュートし、その後、空気圧の増加にしたがって目標量
に達する。このように洗浄水流量Qwが過渡的に増大し
過ぎて、ヒータ16により十分に加熱されないのを防止
するために、ヒータ16への通電量を増加させるフィー
ドフォワード制御を実行する。したがって、水勢を変え
たときに、低い温度の気泡水が過渡的に吐出されること
もない。
【0054】なお、上記実施の形態では、水勢の変更後
に、フィードバック制御の前に、フィードフォワード制
御を実行しているが、フィードフォワード制御に限ら
ず、空気の応答遅れを回避できる制御であれば、洗浄水
流量Qwを制御するフィードバックゲインを、空気流量
Qaを制御するフィードバックゲインに対して小さくす
ることにより、意図的に緩やかな応答遅れを生じるよう
に構成してもよい。
【0055】次に、洗浄強度設定ボタン71hの操作に
より、電子制御装置24が洗浄強度Wf(洗浄圧力)を
変更する制御について説明する。電子制御装置24は、
洗浄強度設定ボタン71hの設定に基づいて、洗浄水流
量Qw及び空気流量Qaを調節するために流量調整弁3
0及び流量調整弁34を制御する。図14は洗浄強度W
fを設定するためのフローチャートである。図14にお
いて、まず、洗浄強度設定ボタン71hの洗浄強度設定
値Wfsが読み込まれ(ステップS152)、続いて洗
浄水流量Qw及び空気流量Qaがそれぞれ算出される
(ステップS154,156)。これらのステップS1
54,156による洗浄水流量Qw及び空気流量Qa
は、図15のマップに基づいて算出され、その算出値で
ステップS158にて流量調整弁30及び流量調整弁3
4が制御される。
【0056】図15は洗浄強度設定ボタン71hの設定
値と洗浄水などの流量及び洗浄強度Wfとの関係を示す
グラフである。図15において、洗浄水流量Qwが1点
鎖線により、空気流量Qaが破線により、そして、洗浄
強度Wfが洗浄圧力[Pa]の測定値で実線によりそれ
ぞれ表わされている。ここで、選択位置は、洗浄強度設
定ボタン71hによりレベル1〜7の7段階で設定可能
である。この選択位置にて、洗浄水流量Qwは、レベル
1〜2→レベル3〜5→レベル6〜7の3段階で増加す
るように設定され、一方、空気流量Qaは、選択位置の
レベル1〜2、レベル3〜5及びレベル6〜7で増加
し、レベル2〜3及びレベル5〜6で減少するように設
定されている。
【0057】いま、洗浄強度設定ボタン71hを操作し
て、選択位置をレベル1からレベル2に変更すると、洗
浄水流量Qwは、その値を維持するが、空気流量Qaが
比例して増大する。この場合において、このレベル1〜
レベル2の範囲では、洗浄水流量Qwの値が同じである
が、空気流量Qaが増大するから、洗浄強度Wfがほぼ
比例して増大する。また、洗浄強度設定ボタン71hの
選択位置をレベル2からレベル3に変更すると、洗浄水
流量Qwが増大するが、空気流量Qaが減少する。した
がって、洗浄水流量Qwの増大により洗浄強度Wfの増
大しすぎた分を、空気流量Qaを減少させて補うことに
より、レベル2の選択位置に対して連続的な洗浄強度W
fとなる。
【0058】さらに、選択位置をレベル3からレベル5
まで変更するか、レベル6からレベル7まで変更する
と、この選択位置の範囲では、洗浄水流量Qwが一定で
あるが、空気流量Qaが増すことから、洗浄強度Wfが
増加する。また、選択位置をレベル5からレベル6へ変
更すると、洗浄水流量Qwの増大し過ぎた分を、空気流
量Qaを減少させることにより連続的な洗浄強度Wfと
している。
【0059】このように、洗浄強度設定ボタン71hの
選択位置を7段階で設定可能であるが、洗浄水流量Qw
の変更は、3段階の切換で済み、その分を空気流量Qa
の増減により補って、洗浄強度Wfが連続的な値をとる
ようにしている。したがって、流量調整弁30は、洗浄
水流量Qwを3段階で切り換えることができる簡単な構
成でよく、しかも流量制御も簡単に処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる局部洗浄装置1
0の概略構成を表わしたブロック図である。
【図2】この局部洗浄装置10の制御系をリモートコン
トローラを中心に表わしたブロック図である。
【図3】大気開放弁31の付近を示す断面図である。
【図4】ノズル装置26の概略構成を示す断面図であ
る。
【図5】ノズル装置26の移動の様子を説明するための
説明図である。
【図6】気泡ポンプ80による作用を説明する説明図で
ある。
【図7】気泡流の変化の状態を説明する説明図である。
【図8】気泡流の写真の読取画像の様子を説明する説明
図である。
【図9】空気混入率λと洗浄水荷重比との関係を示すグ
ラフである。
【図10】お尻洗浄動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図11】ノズル装置26に接続される流路26aに残
っている水が除去される様子を説明する説明図である。
【図12】ヒータ通電制御処理を説明するフローチャー
トである。
【図13】水勢を変更した場合におけるタイミングチャ
ートである。
【図14】洗浄強度Wfを設定するためのフローチャー
トである。
【図15】洗浄強度設定スイッチの設定値と洗浄水など
の流量及び洗浄強度Wfとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…局部洗浄装置 12…熱交換器 14…電磁止水弁 16…ヒータ 18…入水温度センサ 20…吐水温度センサ 24…電子制御装置 26…ノズル装置 26a…流路 29…空気流路 30…流量調整弁 31…大気開放弁 31a…弁室 31b…ケーシング 31c…弁体 31d…スプリング 31e…流路側流路 31f…大気側開口 32…空気ポンプ 32a…ポンプモータ 33…ノズル駆動モータ 34…流量調整弁 35…操作部 36…着座センサ 38…電源投入部 40…ノズル本体 42…ノズルヘッド 43…お尻流路 44…気泡混合・切替機構部 45…ビデ流路 46…シールリング 47…お尻噴出流路 49…お尻噴出口 51…ビデ噴出流路 53…ビデ噴出口 55…ケーシング 56…モータ連結体 58…空気室形成体 60…空気混入体 61…支持体 62…支持体 63…空気室切替部 64…スプリング 65…洗浄水導入路 66…貫通孔 67…空気導入路 68…貫通孔 69…遮蔽ブロック 70…お尻側貫通孔 71a…お尻洗浄ボタン 71b…ビデ洗浄ボタン 71c…停止ボタン 71d…マッサージ設定ボタン 71e…ムーブ設定ボタン 71f…ノズル洗浄ボタン 71g…吐水温設定ボタン 71h…洗浄強度設定ボタン 71i…水勢設定ボタン 71j…水量設定ボタン 71k…気泡量設定ボタン 71n…運転入/切ボタン 71…ビデ側貫通孔 72…表示部 80…気泡ポンプ 81…空気混入混合筐体 82…空気室 83…気泡分散体 84…洗浄水管路 85…空気導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 信介 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA02 JA03 JA05 JB04 JB05 JF00 JH00 JH12 KA03 KA13 KA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄用ノズルの噴出口から、洗浄水に空
    気を混入した気泡水を人体局部に向けて噴出して当該局
    部を洗浄する局部洗浄装置において、 給水源から上記噴出口に至る洗浄水流路に設けられ、上
    記洗浄水流路に流れる洗浄水の流量を調節する洗浄水量
    調節手段と、 圧搾空気を出力する空気供給手段と、 上記洗浄水流路に設けられ、上記空気供給手段からの圧
    搾空気を上記洗浄水流路の洗浄水に混合することにより
    気泡水を作成する空気混入手段と、 上記空気供給手段から上記空気混入手段への空気流量Q
    aを調節する空気流量調節手段と、 上記噴出口から噴出される気泡水が人体局部に及ぼす圧
    力で定義される洗浄強度を設定する洗浄強度設定手段
    と、 上記洗浄水流量を複数の流量値でステップ的に変動させ
    ることにより制御するとともに、上記流量値のそれぞれ
    のステップによって与えられる洗浄強度より、多くのス
    テップにて洗浄強度を与えるように空気流量を調節する
    混入比調整手段と、 を備えたことを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄用ノズルの噴出口から、洗浄水に空
    気を混入した気泡水を人体局部に向けて噴出して当該局
    部を洗浄する局部洗浄装置において、 給水源から上記噴出口に至る洗浄水流路に設けられ、上
    記洗浄水流路に流れる洗浄水の流量を調節する洗浄水量
    調節手段と、 圧搾空気を出力する空気供給手段と、 上記洗浄水流路に設けられ、上記空気供給手段からの圧
    搾空気を上記洗浄水流路の洗浄水に混合することにより
    気泡水を作成する空気混入手段と、 上記空気供給手段から上記空気混入手段への空気流量Q
    aを調節する空気流量調節手段と、 上記噴出口から噴出される気泡水が人体局部に及ぼす圧
    力で定義される洗浄強度を設定する洗浄強度設定手段
    と、 上記洗浄水流量を複数の流量値でステップ的に変動させ
    ることにより制御するとともに、上記流量値のそれぞれ
    のステップによって与えられる洗浄強度をほぼリニアに
    増加するように空気流量を調節する混入比調整手段と、 を備えたことを特徴とする局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 さらに、給水源からの洗浄水の温度を検出する入水温度
    検出手段と、 上記洗浄水を加熱しつつ上記噴出口に流す熱交換手段
    と、 入水温度に基づいて、気泡水の吐水温度が目標温度とな
    るように熱交換手段をフィードフォワード制御する加熱
    制御手段と、 を備えた局部洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107787A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Yamatake Corp 制御装置および方法
JP2015224852A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 アイシン精機株式会社 流体加熱装置

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