JP2000118538A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2000118538A
JP2000118538A JP10291628A JP29162898A JP2000118538A JP 2000118538 A JP2000118538 A JP 2000118538A JP 10291628 A JP10291628 A JP 10291628A JP 29162898 A JP29162898 A JP 29162898A JP 2000118538 A JP2000118538 A JP 2000118538A
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JP
Japan
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packaging bag
bag
heat
back lining
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP10291628A
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English (en)
Inventor
Osamu Aizaki
理 相崎
Mitsuyoshi Yamada
光義 山田
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SAN PURASUTO MIKASA KK
Original Assignee
SAN PURASUTO MIKASA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】(1)バリア−性に優れて、収納した際の内容物
の経時劣化を抑制し、(2)開封が容易であり、(3)包装袋
に内容物が残った場合に、開封した口部を容易に閉じる
ことができる、包装袋を提供すること。 【解決手段】 平面形状が四角形を呈し、長さ方向の両
端部に端部熱接着部が設けられ、これらの端部熱接着部
に対して直角な方向に合掌張りされた背張り熱接着部が
設けられてなる包装袋において、この包装袋がバリア−
性を有する合成樹脂フィルムから構成され、端部熱接着
部と背張り熱接着部の根元(付根)とが交叉する交叉線
の少なくとも一方に、端部熱接着部の外側からV字型ま
たはU字型の切り込み部が設けられてなることを特徴と
する。 【効果】上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋に関する。
さらに詳しくは、合成樹脂フィルムから構成され、食
品、医薬品、化粧品などを収納するのに好適であり、合
掌張りされた背張り熱接着部(以下、単に「背張部」と
言うことがある)から開封し、開封した後包装袋に収納
された物品が残っている場合に、開封した口部を容易に
閉じることができる包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の食品、医薬品、化粧品などの包装
袋として、合成樹脂製の平袋、ガゼット袋、ピロ−袋な
どが広く用いられている。これらの包装袋には、その使
用形態に応じた特性、例えば、内容物を保管する際のバ
リア−性、保香性、開封の際の容易性、開封後の開口端
の易閉性などが望まれており、従来より、その特性保持
のため、種々の手段が採用されている。
【0003】包装袋の開封を容易にするための手法とし
ては、(1)包装材料自体に易開封性を付与したもの、(2)
包装袋の構造によって易開封性としたものなどが挙げら
れる。上記(1)の包装材料自体に特色があるものとして
は、引き裂き強さの弱いもの、例えば、無延伸ナイロン
フィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム、無延伸無可
塑ポリ塩化ビニルフィルム、二軸延伸フィルムであって
一方の延伸倍率を極端に小さくしたものなどが挙げられ
るが、これらはフィルムの強度が弱いため包装材料とし
て適当でない場合が多い。
【0004】上記(2)の包装袋の構造によって開封を容
易にする手法としては、カットテ−プ構造の採用、ギザ
カットの採用、などが挙げられる。カットテ−プ構造と
は、引き裂き用の糸やテ−プを開封部周縁に張り巡らし
た構造とするものであるが、この構造では、包装袋に収
納した内容物を順々に取り出す場合など、残った内容物
の量に応じて引き裂く長さを変えることができない上
に、包装袋製造用のフィルムの他にカットテ−プ用部材
が必要である他、これを所定の位置に配置する操作が必
要であるという欠点があった。
【0005】ギザカットとは包装袋の端部熱接着部の外
側に設けられる多数のV字型の切り込みであり、このギ
ザカットを形成した場合は、V字型の切り込みのどの位
置からでも自在に引き裂いて開封することができるが、
引き裂き跡が直線状にならない上に、開封した後に内容
物が残った場合に包装袋を閉じるために輪ゴム、セロテ
−プ、クリップなどの閉口用具が別途必要となるという
欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとした課題】本発明者らは、かかる
状況にあって、上記合成樹脂製の包装袋に存在していた
上記の諸欠点を一挙に解決した包装袋を提供すべく、鋭
意検討の結果、本発明を完成したものである。本発明の
目的は、次の通りである。 1.収納した際の内容物の経時劣化を抑制するバリア−
性に優れる包装袋を提供すること。 2.開封が容易な包装袋を提供すること。 3.開封した場合に包装袋に残った内容物の量に応じ
て、引き裂き長さを自由に調節でき、かつ、包装袋に内
容物が残った場合には、開封した口部を容易に閉じるこ
とができる包装袋を提供すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、平面形状が四角形を呈し、長さ方向の
両端部に端部熱接着部が設けられ、これらの端部熱接着
部に対して直角な方向に合掌張りされた背張り熱接着部
が設けられてなる包装袋において、この包装袋がバリア
−性を有する合成樹脂フィルムから構成され、端部熱接
着部と背張り熱接着部の根元(付根)とが交叉する交叉
線の少なくとも一方に、端部熱接着部の外側からV字型
またはU字型の切り込み部が設けられてなることを特徴
とする包装袋を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る包装袋は、平面形状が四角形状を呈する。
平面形状とは、内容物を収納しない状態の包装袋を上か
らみた形状をいう。この平面形状は、製袋する際の作業
性を向上させる目的で、通常は、長方形、正方形などの
四角形とされることが多い。包装袋は収納部に菓子、医
薬品、化粧品などの内容物を収納するという機能を果た
す。
【0009】包装袋は、合成樹脂フィルムより構成さ
れ、長さ方向の両端部に端部熱接着部と、この端部熱接
着部に対して直角な方向に合掌張りされた背張部とが形
成されてなる。端部熱接着部は、平面形状が四角形を呈
する包装袋の対向する二つの端部に設けられる。合掌張
りとは、一枚の広幅のフィルムを中央部分で折り曲げて
重合せ、折り曲げた両端の内側面を接着した状態をい
う。合掌張りされた背張部は、平面形状が四角形を呈す
る包装袋の一方の面のほぼ中央に形成するのが好まし
い。背張部は、包装袋に収納した内容物を取り出すため
に開封する際に活用される。
【0010】背張部は、包装袋から引き裂いて完全に分
離させる際の引き裂き開始片の機能と、開封した包装袋
に内容物が残った場合に、包装袋から完全には分離させ
ないで、包装袋の空となった部分と包装袋から一部分離
させた帯状の背張部とを結び合わせて、途中まで開封さ
れた口部を閉じる機能とを果たす。端部熱接着部および
背張部は、双方とも熱接着により形成される。熱接着部
は複数の細い線で構成するのが好ましいが、細かい凹凸
によって構成することもできる。熱接着部の外側に、数
ミリの熱接着されていない部分を残し、この部分にギザ
カットを設けてもよい。
【0011】端部熱接着部および背張部の幅は、合成樹
脂の種類、包装袋の用途、大きさなどにより種々の幅と
することができるが、2〜15mmの範囲で選ぶことがで
きる。包装袋が大きい場合は、これらの幅も大きくす
る。なお、包装袋が大きい場合は、端部熱接着部に対し
て直角な両端部に、ガゼットを設けることもできる。
【0012】本発明に係る包装袋は、端部熱接着部と背
張り熱接着部の根元(付根)とが交叉する交叉線の少な
くとも一方に、ギザカットのV字型の切り込みよりも大
きいV字型またはU字型の切り込み部が設けられてな
る。V字型またはU字型の切り込み部は、合成樹脂の種
類、包装袋の用途、大きさなどにより種々の幅とするこ
とができるが、端部熱接着部の外側から収納部側に、深
さ1.5〜7mmの範囲、幅2〜15mmの範囲で選ぶのが
好ましい。引き裂き容易性を勘案して、V字型またはU
字型の切り込み部は、その最深部を交叉線と一致させる
のが好ましいが、交叉線が最深部から切り込み部の深さ
の2分の1程度の範囲内にあればよい。
【0013】V字型またはU字型の切り込み部は、包装
袋を開封する際の引き裂き開始位置となり、包装袋の端
部熱接着部を一方の手の指で把持し、背張部を他方の手
の指で把持して背張部の長さ方向に沿って引っ張ること
により、まず、端部熱接着部と背張部との交叉した部分
では交叉線に沿って引き裂かれ、ついで、背張部を引っ
張ることにより、包装袋の背張部の根元(付根)に沿っ
て引き裂かれて開封される。背張部の包装袋から引き裂
く位置を調節するには、内容物が取り出せる所望の位置
まで背張部を切り離せばよい。
【0014】合成樹脂フィルムが二軸延伸されたもので
ある場合には、熱接着された部分に延伸のもどりが生
じ、熱接着されていない部分より強度が弱くなっている
ので、背張部の長さ方向の一端を指で引張ることによ
り、背張部の熱接着された部分と熱接着されない部分と
の境界線であって強度が弱くなっている背張部の根元
(付根)に沿って容易に引き裂くことができる。
【0015】本発明に係る包装袋を構成する材料として
は、気体や湿気などを通さないバリア−性を有し、熱接
着性を有する合成樹脂フィルムを用いる。バリア−性を
有する合成樹脂フィルムを用いることにより、収納物の
酸素などによる経時劣化を防止することができる。ま
た、熱接着性を有する合成樹脂フィルムを用いることに
より、包装袋を工業的有利に製造することができる。
【0016】包装袋製造用に使用できる合成樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニリデン、
ポリエステル、ポリアミドなどが挙げられる。フィルム
は上記樹脂を原料とし、T−ダイ、インフレーションダ
イなどを装着した押出成形機によって容易に製造するこ
とができる。
【0017】フィルムは、二軸方向に延伸したものが好
ましい。共押出成形用ダイを用いて製造した複数の樹脂
の積層フィルムであってもよいし、複数の樹脂フィルム
を接着剤を介して積層した積層フィルムであってもよ
い。積層フィルムとする際に、バリア−性を有するフィ
ルムと熱接着性を有するフィルムとを組合せることによ
り、両性質に優れた合成樹脂フィルムとすることができ
る。また、バリア性を向上させるため、フィルム表面に
ケイ素酸化物、アルミニウムなどを蒸着し、この表面に
接着剤を介して熱接着性を有するフィルムを積層した積
層フィルムであってもよい。
【0018】本発明に係る包装袋に内容物を収納するに
は、縦型ピロ−包装機、横型ピロ−包装機、袋詰め包装
機等の種々の包装機を使用して、合成樹脂フィルムから
連続式または半連続式に包装袋を調製しつつ、その内部
に内容物を収納し、端部熱接着部および背張部を形成す
る方法によればよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
るが、本発明はその趣旨を越えない限り、以下の記載例
に限定されるものではない。
【0020】図1は、本発明に係る包装袋の一例の部分
斜視図であり、図2は、背張部の一部を分離させて包装
袋を開封した状態の一例の部分斜視図である。
【0021】図1では、包装袋10の端部に複数本の細
い熱接着部によって端部熱接着部11が形成され、この
端部熱接着部11に対して直角に、複数本の細い熱接着
部によって背張り熱接着部(背張部)12が形成されて
いる。端部熱接着部11の外側にはギザカット13が形
成され、背張部12が包装袋10の一方の面のほぼ中央
に形成されている例が示されている。
【0022】端部熱接着部11と背張部12とが交叉す
る部分には交叉線14が形成され、この交叉線14の部
分に端部熱接着部11の外側からV字型の切り込み部1
5が形成されている。この例では、切り込み部15はギ
ザカット13に比べて大きくされており、切り込み部1
5の最深部16が交叉線14と重なる例を示したが、前
記したとおり若干の位置のズレが許される。
【0023】図2では、包装袋20の背張部22の端部
を図示されていない指で引っ張られて交叉線24に沿っ
て引き裂かれ、包装袋20が背張部の根元27に沿って
包装袋の長さ方向の途中まで引き裂かれた状態が示され
ている。背張部22を指で引張ることにより、背張部の
根元27の熱接着部に沿って切り裂かれ、包装袋20の
壁面にスリット28ができ、開封されている。
【0024】
【発明の効果】本発明は、次のような特別に有利な効果
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る包装袋は、バリア−性を有する合成樹
脂フィルムにより構成されているので、収納した内容物
の経時劣化を抑制することができる。 2.本発明に係る包装袋は、通常のギザカットのV字型
よりも広幅で深い切り込み部が形成され、その切り込み
部の最深部が端部熱接着部と背張部の根元(付根)とが
交叉する交叉線近傍に形成されているので、引き裂き開
始が容易であり、しかも、背張部の根元(付根)に沿っ
て引き裂くことができ、引き裂き長さを自由に調節する
ことができる。 3.本発明に係る包装袋は、開封後に包装袋に内容物が
残った場合には、包装袋の空になった部分と、切り離さ
れた背張部の一部とを結び合わせることにより、輪ゴ
ム、セロテ−プ、クリップなどを使用せずに、開封した
口部を容易に閉じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る包装袋の一例の部分斜視図であ
る。
【図2】 背張り熱接着部の一部を切り離して包装袋を
開封した状態の一例の部分斜視図である。
【符号の説明】
10、20:包装袋 11:端縁熱接着部 12、22:背張り熱接着部(背張部) 13:ギザカット 14:交叉線 15:切り込み部 16:切り込み部の最深部 27:背張り熱接着部(背張部)の根元 28:スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA08 BA22 BC08 HP01 HP04 HP05 HP10 3E067 AB01 AB81 BA12A BB18A CA04 EA06 EB07 EB10 FA01 FC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が四角形を呈し、長さ方向の両
    端部に端部熱接着部が設けられ、これらの端部熱接着部
    に対して直角な方向に合掌張りされた背張り熱接着部が
    設けられてなる包装袋において、この包装袋がバリア−
    性を有する合成樹脂フィルムから構成され、端部熱接着
    部と背張り熱接着部の根元(付根)とが交叉する交叉線
    の少なくとも一方に、端部熱接着部の外側からV字型ま
    たはU字型の切り込み部が設けられてなることを特徴と
    する包装袋。
  2. 【請求項2】 V字型またはU字型の切り込み部が、深
    さ1.5〜7mmの範囲、幅2〜15mmの範囲とされてな
    る、請求項1に記載の包装袋。
JP10291628A 1998-10-14 1998-10-14 包装袋 Pending JP2000118538A (ja)

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JP10291628A JP2000118538A (ja) 1998-10-14 1998-10-14 包装袋

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054578A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Meiwa Pax Co Ltd 易開封性の包装用袋および包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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