JP2000116653A - 超音波測定装置 - Google Patents
超音波測定装置Info
- Publication number
- JP2000116653A JP2000116653A JP10293721A JP29372198A JP2000116653A JP 2000116653 A JP2000116653 A JP 2000116653A JP 10293721 A JP10293721 A JP 10293721A JP 29372198 A JP29372198 A JP 29372198A JP 2000116653 A JP2000116653 A JP 2000116653A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- coupling
- ultrasonic wave
- subject
- coupling portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 超音波を用いての被検体中における超音波の
最適な伝播特性を測定することができる超音波測定装置
を提供する。 【解決手段】 被検体(H)に超音波を照射し、その被
検体(H)から反射し及び/又は透過した超音波を検出
して被検体の性状を非破壊的に評価する超音波測定装置
であって、それぞれにカップリング材(5,6)がこれ
と当接して設けられている超音波発信素子(3a,3
b)及び超音波受信素子(4a,4b)を有し、前記各
カップリング材(5,6)はそれぞれ接離自在に分割さ
れた第1のカップリング部(52〜54の何れか一のも
の及び62〜70の何れか一のもの)と第2のカップリ
ング部(上記第1のカップリング部に属するものを除く
52〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一
のもの)との接触面の広さを調節することにより、上記
各超音波発信素子(3a,3b)が発信もしくは前記超
音波受信素子(4a,4b)が受信する超音波のビーム
径を調節出来るようにする。
最適な伝播特性を測定することができる超音波測定装置
を提供する。 【解決手段】 被検体(H)に超音波を照射し、その被
検体(H)から反射し及び/又は透過した超音波を検出
して被検体の性状を非破壊的に評価する超音波測定装置
であって、それぞれにカップリング材(5,6)がこれ
と当接して設けられている超音波発信素子(3a,3
b)及び超音波受信素子(4a,4b)を有し、前記各
カップリング材(5,6)はそれぞれ接離自在に分割さ
れた第1のカップリング部(52〜54の何れか一のも
の及び62〜70の何れか一のもの)と第2のカップリ
ング部(上記第1のカップリング部に属するものを除く
52〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一
のもの)との接触面の広さを調節することにより、上記
各超音波発信素子(3a,3b)が発信もしくは前記超
音波受信素子(4a,4b)が受信する超音波のビーム
径を調節出来るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体内を伝播す
る超音波の伝播特性を測定する超音波測定装置に関す
る。
る超音波の伝播特性を測定する超音波測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、医療診断や工業用の非破
壊検査の分野において、被検体に電離放射線を照射し、
その被検体を透過した電離放射線を検出することによっ
て、該被検体の性状を評価することが行われている。例
えば、人体の骨密度を測定するものとして、実開平7−
3601号公報等に示される測定装置が知られている。
これは、二重エネルギX線吸収法(DEXA法)を用い
たものであり、各々X線の連続スペクトルを単色化する
2種のフィルタを、高低2種のエネルギのX線の出力切
換周期に合わせて切換え使用したものである。また、こ
の測定装置で用いられているX線の他に、γ線を用いた
測定装置も知られている。
壊検査の分野において、被検体に電離放射線を照射し、
その被検体を透過した電離放射線を検出することによっ
て、該被検体の性状を評価することが行われている。例
えば、人体の骨密度を測定するものとして、実開平7−
3601号公報等に示される測定装置が知られている。
これは、二重エネルギX線吸収法(DEXA法)を用い
たものであり、各々X線の連続スペクトルを単色化する
2種のフィルタを、高低2種のエネルギのX線の出力切
換周期に合わせて切換え使用したものである。また、こ
の測定装置で用いられているX線の他に、γ線を用いた
測定装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の測定装置は、何れもγ線やX線等の電離放射線を使
用するものであるため、被験者に対して放射線被曝を伴
わせることになり、骨密度を測定する場合のように定期
的な広範囲のスクリーニング用としては好ましいもので
はなかった。一方、近年では、上述した電離放射線を使
用せずに超音波を利用した超音波測定装置、すなわち被
検体に超音波を照射し、これを検出してデータ処理する
装置が開発され一部実用化されつつあるが、現在実用化
されている超音波を用いた測定装置は、超音波のビーム
径を変更する手段が構築されていないため、被検体の形
状や厚み等による影響を受けてしまい、最適な超音波の
伝播特性や減衰特性を測定することが困難となってい
る。ちなみに、超音波探触子から発信される超音波ビー
ムの径が大きいほど、また周波数が高いほど超音波ビー
ムは平行に進む距離が長くなる傾向があり、超音波ビー
ムの径が大きいと被検体の形状の不均一性による部分的
な特性差が反映されず、被検体の平均的な特性が忠実に
得られないため、結果的に測定精度を悪くしている。
来の測定装置は、何れもγ線やX線等の電離放射線を使
用するものであるため、被験者に対して放射線被曝を伴
わせることになり、骨密度を測定する場合のように定期
的な広範囲のスクリーニング用としては好ましいもので
はなかった。一方、近年では、上述した電離放射線を使
用せずに超音波を利用した超音波測定装置、すなわち被
検体に超音波を照射し、これを検出してデータ処理する
装置が開発され一部実用化されつつあるが、現在実用化
されている超音波を用いた測定装置は、超音波のビーム
径を変更する手段が構築されていないため、被検体の形
状や厚み等による影響を受けてしまい、最適な超音波の
伝播特性や減衰特性を測定することが困難となってい
る。ちなみに、超音波探触子から発信される超音波ビー
ムの径が大きいほど、また周波数が高いほど超音波ビー
ムは平行に進む距離が長くなる傾向があり、超音波ビー
ムの径が大きいと被検体の形状の不均一性による部分的
な特性差が反映されず、被検体の平均的な特性が忠実に
得られないため、結果的に測定精度を悪くしている。
【0004】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、超音波を用いての最適な伝播特性を測定す
ることができる超音波測定装置を提供することを目的と
する。
れたもので、超音波を用いての最適な伝播特性を測定す
ることができる超音波測定装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の超音波測定装置は、被検体(H)
を伝播する超音波を検出して該被検体(H)の性状を評
価する超音波測定装置において、超音波を発信する超音
波発信素子(3a)、超音波を受信する超音波受信素子
(4a)及び前記被検体(H)に接触され超音波を伝播
するカップリング材(5)を有した超音波探触子(1)
と、超音波を発信する超音波発信素子(3b)、超音波
を受信する超音波受信素子(4b)及び前記被検体
(H)を挟みかつ前記カップリング材(5)と対向して
前記被検体(H)に接触され超音波を伝播するカップリ
ング材(6)を有した超音波探触子(2)と、を備え、
前記カップリング材(5,6)は、前記超音波発信素子
(3a,3b)及び超音波受信素子(4a,4b)のそ
れぞれに接合された第1のカップリング部(52〜54
の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のもの)
と、この第1のカップリング部(52〜54の何れか一
のもの及び62〜70の何れか一のもの)に個別に接離
自在に配設されてなる複数の第2のカップリング部(前
記第1のカップリング部に属する52〜54の何れか一
のもの及び62〜70の何れか一のもののそれぞれを除
いた52〜54,62〜70)とからなり、前記第1の
カップリング部(52〜54の何れか一のもの及び62
〜70の何れか一のもの)から前記第2のカップリング
部(前記第1のカップリング部に属する52〜54の何
れか一のもの及び62〜70の何れか一のもののそれぞ
れを除いた52〜54,62〜70)の何れかが離され
ると、前記第1のカップリング部(52〜54の何れか
一のもの及び62〜70の何れか一のもの)と前記第2
のカップリング部(前記第1のカップリング部に属する
52〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一
のもののそれぞれを除いた52〜54,62〜70)と
の間に形成された空気層により前記第1のカップリング
部(52〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れ
か一のもの)と前記何れかの第2のカップリング部(前
記第1のカップリング部に属する52〜54の何れか一
のもの及び62〜70の何れか一のもののそれぞれを除
いた52〜54,62〜70)との間の超音波の伝播が
阻止されることを特徴とする。
め、請求項1に記載の超音波測定装置は、被検体(H)
を伝播する超音波を検出して該被検体(H)の性状を評
価する超音波測定装置において、超音波を発信する超音
波発信素子(3a)、超音波を受信する超音波受信素子
(4a)及び前記被検体(H)に接触され超音波を伝播
するカップリング材(5)を有した超音波探触子(1)
と、超音波を発信する超音波発信素子(3b)、超音波
を受信する超音波受信素子(4b)及び前記被検体
(H)を挟みかつ前記カップリング材(5)と対向して
前記被検体(H)に接触され超音波を伝播するカップリ
ング材(6)を有した超音波探触子(2)と、を備え、
前記カップリング材(5,6)は、前記超音波発信素子
(3a,3b)及び超音波受信素子(4a,4b)のそ
れぞれに接合された第1のカップリング部(52〜54
の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のもの)
と、この第1のカップリング部(52〜54の何れか一
のもの及び62〜70の何れか一のもの)に個別に接離
自在に配設されてなる複数の第2のカップリング部(前
記第1のカップリング部に属する52〜54の何れか一
のもの及び62〜70の何れか一のもののそれぞれを除
いた52〜54,62〜70)とからなり、前記第1の
カップリング部(52〜54の何れか一のもの及び62
〜70の何れか一のもの)から前記第2のカップリング
部(前記第1のカップリング部に属する52〜54の何
れか一のもの及び62〜70の何れか一のもののそれぞ
れを除いた52〜54,62〜70)の何れかが離され
ると、前記第1のカップリング部(52〜54の何れか
一のもの及び62〜70の何れか一のもの)と前記第2
のカップリング部(前記第1のカップリング部に属する
52〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一
のもののそれぞれを除いた52〜54,62〜70)と
の間に形成された空気層により前記第1のカップリング
部(52〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れ
か一のもの)と前記何れかの第2のカップリング部(前
記第1のカップリング部に属する52〜54の何れか一
のもの及び62〜70の何れか一のもののそれぞれを除
いた52〜54,62〜70)との間の超音波の伝播が
阻止されることを特徴とする。
【0006】前述のように、超音波ビーム径が大である
ほどその超音波の直進距離が増すので、厚みの大なる被
検体中を透過した超音波を検出して該被検体の性状を精
度良く得ようとする場合には、その被検体に照射される
超音波のビーム径を大きくすることが望ましい。また、
反面、被検体を透過した超音波を検出する場合、複雑な
形状、厚みの被検体であればあるほど、検出すべき超音
波のビーム径を小さくしておいて、測定点を多く取って
平均化した方が、測定精度が上げられるので、この場合
は超音波のビーム径を小さくすることが望ましい。した
がって、被検体に向って照射する超音波のビーム径はそ
の時の測定条件によって変えることが望ましい。
ほどその超音波の直進距離が増すので、厚みの大なる被
検体中を透過した超音波を検出して該被検体の性状を精
度良く得ようとする場合には、その被検体に照射される
超音波のビーム径を大きくすることが望ましい。また、
反面、被検体を透過した超音波を検出する場合、複雑な
形状、厚みの被検体であればあるほど、検出すべき超音
波のビーム径を小さくしておいて、測定点を多く取って
平均化した方が、測定精度が上げられるので、この場合
は超音波のビーム径を小さくすることが望ましい。した
がって、被検体に向って照射する超音波のビーム径はそ
の時の測定条件によって変えることが望ましい。
【0007】いま、仮に被検体が人体の骨である場合を
例に、本発明の超音波測定装置を用いて被検体に超音波
を照射してこの被検体の骨密度を測定する場合について
みると、本発明では、超音波を、骨塩の測定に際して持
っているX線ビームの特性に近似させることにより、超
音波における測定値がX線の測定値と相関性があるか、
あるいは一致するものと考え、超音波ビームの径を変更
するようにしたものである。ここで、被検体(H)であ
る骨部(B)の表面で跳ね返された超音波の伝播時間を
測定するときは、被検体(H)の組織部(T)が例えば
踵のように薄い場合、伝播による超音波の減衰が小さい
ため、照射される超音波の直進距離を配慮するよりも測
定点を増やして測定精度を上げることに配慮した方が望
ましいので、超音波探触子(1)からの超音波ビームの
径を絞り、また、被検体(H)内の骨部(B)を通過す
る超音波の伝播時間及び減衰特性を測定する場合は、超
音波探触子(1)からの超音波ビームの径を大きくし、
超音波探触子(2)側での受信ビームの径を絞ることに
より、骨部(B)の凹凸、部分的な厚み差等、形状によ
る測定値の誤差や超音波の伝播の問題が解消される。
例に、本発明の超音波測定装置を用いて被検体に超音波
を照射してこの被検体の骨密度を測定する場合について
みると、本発明では、超音波を、骨塩の測定に際して持
っているX線ビームの特性に近似させることにより、超
音波における測定値がX線の測定値と相関性があるか、
あるいは一致するものと考え、超音波ビームの径を変更
するようにしたものである。ここで、被検体(H)であ
る骨部(B)の表面で跳ね返された超音波の伝播時間を
測定するときは、被検体(H)の組織部(T)が例えば
踵のように薄い場合、伝播による超音波の減衰が小さい
ため、照射される超音波の直進距離を配慮するよりも測
定点を増やして測定精度を上げることに配慮した方が望
ましいので、超音波探触子(1)からの超音波ビームの
径を絞り、また、被検体(H)内の骨部(B)を通過す
る超音波の伝播時間及び減衰特性を測定する場合は、超
音波探触子(1)からの超音波ビームの径を大きくし、
超音波探触子(2)側での受信ビームの径を絞ることに
より、骨部(B)の凹凸、部分的な厚み差等、形状によ
る測定値の誤差や超音波の伝播の問題が解消される。
【0008】すなわち、骨部(B)の表面での反射超音
波は、骨部(B)の凹凸形状等によって反射方向に影響
を受けるが、超音波ビームの径を絞ることで、その凹凸
形状等による反射方向の影響が小さくされる。また、超
音波の骨部(B)の透過においては、骨部(B)の局部
的な厚み差による吸収率の差が著しいため、超音波のビ
ーム全体としての平均が検出されるのではなく、減衰の
少ない部分の信号が強調されることになるが、受信ビー
ムの径を絞り、検出点を増やしてこれらを平均化するこ
とにより、減衰の少ない部分の信号の強調が抑えられ、
被検体の情報がより平均化される。ここで、超音波の周
波数としては、500KHz〜2MHz を中心とした帯域
の任意の周波数が好ましい。カップリング材(5,6)
としては、水が充填された水袋、油が充填された油袋、
ポリスチレン、ベークライト、シリコンゴム、フルオル
シリコンゴム、フォスファゼンダム、エポキシ樹脂、ガ
ラス、ポリウレタン等を用いることができる。
波は、骨部(B)の凹凸形状等によって反射方向に影響
を受けるが、超音波ビームの径を絞ることで、その凹凸
形状等による反射方向の影響が小さくされる。また、超
音波の骨部(B)の透過においては、骨部(B)の局部
的な厚み差による吸収率の差が著しいため、超音波のビ
ーム全体としての平均が検出されるのではなく、減衰の
少ない部分の信号が強調されることになるが、受信ビー
ムの径を絞り、検出点を増やしてこれらを平均化するこ
とにより、減衰の少ない部分の信号の強調が抑えられ、
被検体の情報がより平均化される。ここで、超音波の周
波数としては、500KHz〜2MHz を中心とした帯域
の任意の周波数が好ましい。カップリング材(5,6)
としては、水が充填された水袋、油が充填された油袋、
ポリスチレン、ベークライト、シリコンゴム、フルオル
シリコンゴム、フォスファゼンダム、エポキシ樹脂、ガ
ラス、ポリウレタン等を用いることができる。
【0009】このような構成では、超音波探触子(1,
2)のカップリング材(5,6)の複数のカップリング
部(52〜54,62〜70)のうち、例えば第1のカ
ップリング部(52〜54の何れか一のもの及び62〜
70の何れか一のもの)が超音波発信素子(3a,3
b)及び超音波受信素子(4a,4b)に接合されてい
るため、第1のカップリング部を介して伝播される超音
波の発信及び受信が可能となる。また、カップリング材
(5,6)の第1のカップリング部に対して第2の第カ
ップリング部(前記第1のカップリング部に属する52
〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のも
ののそれぞれを除いた52〜54,62〜70)が個別
に接離自在とされているため、第2のカップリング部の
何れかが第1のカップリング部から離された場合、この
第1のカップリング部とその何れかの第2のカップリン
グ部との間に空気層が形成されることで、第1のカップ
リング部とその何れかの第2のカップリング部との間の
超音波の伝播が阻止されるが、第2のカップリング部の
何れかが第1のカップリング部に接合されることで、そ
の何れかの第2のカップリング部を伝播する超音波が第
1のカップリング部にも伝播される。
2)のカップリング材(5,6)の複数のカップリング
部(52〜54,62〜70)のうち、例えば第1のカ
ップリング部(52〜54の何れか一のもの及び62〜
70の何れか一のもの)が超音波発信素子(3a,3
b)及び超音波受信素子(4a,4b)に接合されてい
るため、第1のカップリング部を介して伝播される超音
波の発信及び受信が可能となる。また、カップリング材
(5,6)の第1のカップリング部に対して第2の第カ
ップリング部(前記第1のカップリング部に属する52
〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のも
ののそれぞれを除いた52〜54,62〜70)が個別
に接離自在とされているため、第2のカップリング部の
何れかが第1のカップリング部から離された場合、この
第1のカップリング部とその何れかの第2のカップリン
グ部との間に空気層が形成されることで、第1のカップ
リング部とその何れかの第2のカップリング部との間の
超音波の伝播が阻止されるが、第2のカップリング部の
何れかが第1のカップリング部に接合されることで、そ
の何れかの第2のカップリング部を伝播する超音波が第
1のカップリング部にも伝播される。
【0010】よって、骨部(B)の表面で跳ね返された
超音波の伝播時間を測定するときは、カップリング材
(5,6)の第1のカップリング部から全ての第2のカ
ップリング部を離し、第1のカップリング部と第2のカ
ップリング部との間の超音波の伝播を阻止した状態とす
ることで、骨部(B)の表面で跳ね返される超音波ビー
ムの径が絞られ、骨部(B)の凹凸等による測定値の誤
差が避けられる。また、被検体(H)内の骨部(B)を
通過する超音波の伝播時間及び減衰特性を測定するとき
には、カップリング材(5)側にあっては、全ての第2
のカップリング部を第1のカップリング部に接合させる
ことで、第1のカップリング部を伝播する超音波が第2
のカップリング部にも伝播されるため、第1及び第2の
カップリング部による伝播面が大きくされ、超音波探触
子(1)側から発信される超音波のビーム径を大きくす
ることができ、超音波探触子(1)側からの超音波の平
行に進む伝播距離を長くすることができる。このとき、
カップリング材(6)側にあっては、第2のカップリン
グ部を第1のカップリング部から離し、第2のカップリ
ング部と第1のカップリング部との間に空気層を形成す
ることで、第2のカップリング部と第1のカップリング
部との間の超音波の伝播が阻止され、超音波探触子
(2)側で受信する超音波ビームの径が絞られる。
超音波の伝播時間を測定するときは、カップリング材
(5,6)の第1のカップリング部から全ての第2のカ
ップリング部を離し、第1のカップリング部と第2のカ
ップリング部との間の超音波の伝播を阻止した状態とす
ることで、骨部(B)の表面で跳ね返される超音波ビー
ムの径が絞られ、骨部(B)の凹凸等による測定値の誤
差が避けられる。また、被検体(H)内の骨部(B)を
通過する超音波の伝播時間及び減衰特性を測定するとき
には、カップリング材(5)側にあっては、全ての第2
のカップリング部を第1のカップリング部に接合させる
ことで、第1のカップリング部を伝播する超音波が第2
のカップリング部にも伝播されるため、第1及び第2の
カップリング部による伝播面が大きくされ、超音波探触
子(1)側から発信される超音波のビーム径を大きくす
ることができ、超音波探触子(1)側からの超音波の平
行に進む伝播距離を長くすることができる。このとき、
カップリング材(6)側にあっては、第2のカップリン
グ部を第1のカップリング部から離し、第2のカップリ
ング部と第1のカップリング部との間に空気層を形成す
ることで、第2のカップリング部と第1のカップリング
部との間の超音波の伝播が阻止され、超音波探触子
(2)側で受信する超音波ビームの径が絞られる。
【0011】これにより、骨部(B)の形状により、超
音波が通過するその骨部(B)の部分毎の減衰率が異な
り、超音波ビームの減衰の少ない超音波が強調されてし
まう不具合が、受信側のビーム径を絞ることによって避
けられる。また、超音波探触子(2)側において、局所
的な超音波の伝播時間及び減衰特性の測定ポイントを増
やす場合には、第2のカップリング部を個別に第1のカ
ップリング部に対して接離させることにより、それぞれ
の第2のカップリング部に対応する複数の部分の局所的
なデータを集積し、これらを平均化することにより、超
音波の伝播諸特性を誤差を少なくして測定することがで
きる。このように、骨の性質を正確につかむためには、
X線法との整合性からも異なる複数箇所の測定が必要で
あるとともに、ある場所をスキャンした測定値の平均を
求めることにより、正確なデータが得られる。
音波が通過するその骨部(B)の部分毎の減衰率が異な
り、超音波ビームの減衰の少ない超音波が強調されてし
まう不具合が、受信側のビーム径を絞ることによって避
けられる。また、超音波探触子(2)側において、局所
的な超音波の伝播時間及び減衰特性の測定ポイントを増
やす場合には、第2のカップリング部を個別に第1のカ
ップリング部に対して接離させることにより、それぞれ
の第2のカップリング部に対応する複数の部分の局所的
なデータを集積し、これらを平均化することにより、超
音波の伝播諸特性を誤差を少なくして測定することがで
きる。このように、骨の性質を正確につかむためには、
X線法との整合性からも異なる複数箇所の測定が必要で
あるとともに、ある場所をスキャンした測定値の平均を
求めることにより、正確なデータが得られる。
【0012】請求項2に記載の超音波測定装置は、前記
第1のカップリング部は、中央に配され、前記第2のカ
ップリング部は、前記第1のカップリング部を包囲する
ように配されていることを特徴とする。このような構成
では、第2のカップリング部が、第1のカップリング部
を包囲するように配されることで、第1のカップリング
部に対する第2のカップリング部の接離動作の自由度を
高めることができる。
第1のカップリング部は、中央に配され、前記第2のカ
ップリング部は、前記第1のカップリング部を包囲する
ように配されていることを特徴とする。このような構成
では、第2のカップリング部が、第1のカップリング部
を包囲するように配されることで、第1のカップリング
部に対する第2のカップリング部の接離動作の自由度を
高めることができる。
【0013】請求項3に記載の超音波測定装置は、前記
第2のカップリング部は、接離機構(11,17)によ
って前記第1のカップリング部に対し個別に接離自在と
されることを特徴とする。このような構成では、第1の
カップリング部に対する第2のカップリング部の個別の
接離動作を、例えばソレノイド(14)やモータ(1
8)等の接離機構(11,17)によって行うことがで
きる。
第2のカップリング部は、接離機構(11,17)によ
って前記第1のカップリング部に対し個別に接離自在と
されることを特徴とする。このような構成では、第1の
カップリング部に対する第2のカップリング部の個別の
接離動作を、例えばソレノイド(14)やモータ(1
8)等の接離機構(11,17)によって行うことがで
きる。
【0014】請求項4に記載の超音波測定装置は、相互
に接離する前記第1のカップリング部と前記第2のカッ
プリング部との接触面積を増減することによって、前記
超音波発信素子(3a,3b)から発信された超音波の
ビーム径及び/又は前記超音波受信素子(4a,4b)
により受信される超音波のビーム径を調節するようにし
たことを特徴とする。
に接離する前記第1のカップリング部と前記第2のカッ
プリング部との接触面積を増減することによって、前記
超音波発信素子(3a,3b)から発信された超音波の
ビーム径及び/又は前記超音波受信素子(4a,4b)
により受信される超音波のビーム径を調節するようにし
たことを特徴とする。
【0015】このような構成では、その目的に応じて、
超音波発信素子(3a,3b)から発信された超音波の
ビーム径及び/又は超音波受信素子(4a,4b)によ
り受信される超音波の各ビーム径を絞ったり広げたりす
る場合、各カップリング材中、互いに接触している第1
のカップリング部及び第2のカップリング部の対の数を
任意に選択して接離機構(11,17)によってそれぞ
れ独立に接離させて、これら第1のカップリング部と第
2のカップリング部との接触面積を自由に変えることに
よって、第1のカップリング部と第2のカップリング部
との間に形成される空気層の幅を変化させることがで
き、その結果、超音波受発素子(3a,3b,4a,4
b)から受発信される超音波のビーム径を任意に可変す
ることができる。請求項5に記載の超音波測定装置は、
前記被検体(H)が組織部(T)で包囲された骨部
(B)であることを特徴とする。このような構成の超音
波測定装置は、特に、人体の骨の骨密度その他、骨の諸
特性を非破壊的に測定するのに適している。
超音波発信素子(3a,3b)から発信された超音波の
ビーム径及び/又は超音波受信素子(4a,4b)によ
り受信される超音波の各ビーム径を絞ったり広げたりす
る場合、各カップリング材中、互いに接触している第1
のカップリング部及び第2のカップリング部の対の数を
任意に選択して接離機構(11,17)によってそれぞ
れ独立に接離させて、これら第1のカップリング部と第
2のカップリング部との接触面積を自由に変えることに
よって、第1のカップリング部と第2のカップリング部
との間に形成される空気層の幅を変化させることがで
き、その結果、超音波受発素子(3a,3b,4a,4
b)から受発信される超音波のビーム径を任意に可変す
ることができる。請求項5に記載の超音波測定装置は、
前記被検体(H)が組織部(T)で包囲された骨部
(B)であることを特徴とする。このような構成の超音
波測定装置は、特に、人体の骨の骨密度その他、骨の諸
特性を非破壊的に測定するのに適している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の超音波測定装置の一実
施の形態である骨部の超音波の伝播特性を測定する装置
の形態を示す概略構成図、図2は、図1の一方の超音波
探触子側に設けられたカップリング材を示す斜視図、図
3は、図2のカップリング材を示すIII-III線断面図、
図4は、図3のカップリング材の動作を示す断面図、図
5は、図1の他方の超音波探触子側に設けられたカップ
リング材を示す斜視図、図6は、図5のカップリング材
を示すVI-VI線断面図、図7は、図5のカップリング材
の動作を示す正面図である。
いて説明する。図1は、本発明の超音波測定装置の一実
施の形態である骨部の超音波の伝播特性を測定する装置
の形態を示す概略構成図、図2は、図1の一方の超音波
探触子側に設けられたカップリング材を示す斜視図、図
3は、図2のカップリング材を示すIII-III線断面図、
図4は、図3のカップリング材の動作を示す断面図、図
5は、図1の他方の超音波探触子側に設けられたカップ
リング材を示す斜視図、図6は、図5のカップリング材
を示すVI-VI線断面図、図7は、図5のカップリング材
の動作を示す正面図である。
【0017】図1において、超音波測定装置には、広帯
域超音波用の2つの超音波探触子(以下、プローブとい
う)1,2が設けられている。プローブ1には、例えば
500KHz 〜2MHz を中心とした帯域の周波数の超音
波を発する超音波発信素子3aと、超音波受信素子4a
と、カップリング材5とが設けられている。プローブ2
には、例えば同じく500KHz 〜2MHz を中心とした
帯域の周波数の超音波を発する超音波発信素子3bと、
超音波受信素子4bと、カップリング材6とが設けられ
ている。そして、プローブ1,2は、カップリング材
5,6を介し組織部T内の骨部Bを挟んで対向するよう
に被検体Hに接触されるようになっている。ここで、カ
ップリング材5,6としては、水が充填された水袋、油
が充填された油袋、ポリスチレン、ベークライト、シリ
コンゴム、フルオルシリコンゴム、フォスファゼンダ
ム、エポキシ樹脂、ガラス、ポリウレタン等を用いるこ
とができる。
域超音波用の2つの超音波探触子(以下、プローブとい
う)1,2が設けられている。プローブ1には、例えば
500KHz 〜2MHz を中心とした帯域の周波数の超音
波を発する超音波発信素子3aと、超音波受信素子4a
と、カップリング材5とが設けられている。プローブ2
には、例えば同じく500KHz 〜2MHz を中心とした
帯域の周波数の超音波を発する超音波発信素子3bと、
超音波受信素子4bと、カップリング材6とが設けられ
ている。そして、プローブ1,2は、カップリング材
5,6を介し組織部T内の骨部Bを挟んで対向するよう
に被検体Hに接触されるようになっている。ここで、カ
ップリング材5,6としては、水が充填された水袋、油
が充填された油袋、ポリスチレン、ベークライト、シリ
コンゴム、フルオルシリコンゴム、フォスファゼンダ
ム、エポキシ樹脂、ガラス、ポリウレタン等を用いるこ
とができる。
【0018】これらは、何れもフレキシブルであるた
め、プローブ1,2の超音波発信素子3a,3b及び超
音波受信素子4a,4bを一般的なセラミック圧電体と
した場合であっても、これら超音波発信素子3,3a及
び超音波受信素子4,4aをカップリング材5,6を介
して曲面を有する被検体Hに均一に接触させることが可
能となるので、超音波の伝播特性を確実に測定すること
ができる。また、これら超音波発信素子3a,3b及び
超音波受信素子4a,4bは、電界を印加すると自らが
機械的な振動をして、電気的エネルギーを機械的エネル
ギーに変換する性質を有する圧電体であり、PZTから
なるセラミック圧電体が一般的であるが、その他のもの
として、PVDF(ポリフッ化ビニルデン)、PVDF
−TrFe(ポリフッ化ビニルデン−トリフルオロエチ
レン共重合体)、PVDCN−VAc(ポリシアン化ビ
ニリデン−酢酸ビニル共重合体)等のポリマー系圧電体
を用いることができる。
め、プローブ1,2の超音波発信素子3a,3b及び超
音波受信素子4a,4bを一般的なセラミック圧電体と
した場合であっても、これら超音波発信素子3,3a及
び超音波受信素子4,4aをカップリング材5,6を介
して曲面を有する被検体Hに均一に接触させることが可
能となるので、超音波の伝播特性を確実に測定すること
ができる。また、これら超音波発信素子3a,3b及び
超音波受信素子4a,4bは、電界を印加すると自らが
機械的な振動をして、電気的エネルギーを機械的エネル
ギーに変換する性質を有する圧電体であり、PZTから
なるセラミック圧電体が一般的であるが、その他のもの
として、PVDF(ポリフッ化ビニルデン)、PVDF
−TrFe(ポリフッ化ビニルデン−トリフルオロエチ
レン共重合体)、PVDCN−VAc(ポリシアン化ビ
ニリデン−酢酸ビニル共重合体)等のポリマー系圧電体
を用いることができる。
【0019】ここで、カップリング材5は、図2及び図
3に示すように、カップリング部51,52,53,5
4によって構成されている。カップリング部51,52
は、一体化され、上記の超音波発信素子3a及び超音波
受信素子4aに接合されている。カップリング部53,
54は、カップリング部51,52に対して個別に接離
自在とされており、図4に示すように、カップリング部
53,54がカップリング部51,52から離された場
合、これらカップリング部51,52とカップリング部
53,54との間に空気層が形成されることで、カップ
リング部51,52とカップリング部53,54との間
の超音波の伝播が阻止されるようになっている。この場
合、カップリング部51,52にカップリング部53,
54の何れかを接合させると、その何れかのカップリン
グ部53,54に伝播する超音波がカップリング部5
1,52にも伝播される。
3に示すように、カップリング部51,52,53,5
4によって構成されている。カップリング部51,52
は、一体化され、上記の超音波発信素子3a及び超音波
受信素子4aに接合されている。カップリング部53,
54は、カップリング部51,52に対して個別に接離
自在とされており、図4に示すように、カップリング部
53,54がカップリング部51,52から離された場
合、これらカップリング部51,52とカップリング部
53,54との間に空気層が形成されることで、カップ
リング部51,52とカップリング部53,54との間
の超音波の伝播が阻止されるようになっている。この場
合、カップリング部51,52にカップリング部53,
54の何れかを接合させると、その何れかのカップリン
グ部53,54に伝播する超音波がカップリング部5
1,52にも伝播される。
【0020】一方、カップリング材6は、図5及び図6
に示すように、カップリング部61〜70によって構成
されている。カップリング部61,62は、一体化さ
れ、上記の超音波発信素子3b及び超音波受信素子4b
に接合されている。カップリング部63〜70は、カッ
プリング部61,62に対し、図7に示すように、放射
方向(矢印a,b方向)に個別に接離自在とされてお
り、例えばカップリング部63が矢印a方向に離れた場
合、カップリング部61,62とカップリング部64,
70との間に空気層が形成されることで、カップリング
部61,62とカップリング部64,70との間の超音
波の伝播が阻止されるようになっている。この場合、カ
ップリング部61,62にカップリング部63を接合さ
せると、カップリング部61,62とカップリング部6
4,70との間に超音波が伝播される。また、図1にお
いて、プローブ1,2は、コード7a,7bを介して測
定装置本体8に接続されている。測定装置本体8には、
図示しない高圧電源をオン/オフしたり電圧を調節した
りする出力調節つまみ10a、超音波発信素子3a,3
bの発信周波数を調節する周波数調節つまみ10b,1
0c、測定結果を表示する表示部9が設けられている。
に示すように、カップリング部61〜70によって構成
されている。カップリング部61,62は、一体化さ
れ、上記の超音波発信素子3b及び超音波受信素子4b
に接合されている。カップリング部63〜70は、カッ
プリング部61,62に対し、図7に示すように、放射
方向(矢印a,b方向)に個別に接離自在とされてお
り、例えばカップリング部63が矢印a方向に離れた場
合、カップリング部61,62とカップリング部64,
70との間に空気層が形成されることで、カップリング
部61,62とカップリング部64,70との間の超音
波の伝播が阻止されるようになっている。この場合、カ
ップリング部61,62にカップリング部63を接合さ
せると、カップリング部61,62とカップリング部6
4,70との間に超音波が伝播される。また、図1にお
いて、プローブ1,2は、コード7a,7bを介して測
定装置本体8に接続されている。測定装置本体8には、
図示しない高圧電源をオン/オフしたり電圧を調節した
りする出力調節つまみ10a、超音波発信素子3a,3
bの発信周波数を調節する周波数調節つまみ10b,1
0c、測定結果を表示する表示部9が設けられている。
【0021】図8は、上記のカップリング材5及び6の
各カップリング部53,54及び63〜70の接離機構
の一例を示す図であり、説明の便宜上、カップリング材
5側を示しているが、カップリング材6側にも同構成の
接離機構が設けられている。また、同図は、カップリン
グ部54側の接離機構を示しているが、カップリング部
53側にも同構成の接離機構が設けられている。すなわ
ち、カップリング部54の側面に金属片15が設けられ
ており、ソレノイド14側に引付けられるようになって
いる。また、カップリング部54の復帰は、スプリング
16の付勢力によって行われるようになっている。そし
て、接離機構11のスイッチ12がオンされると、電源
13からの電流がソレノイド14に供給されることで、
カップリング部54の側面の金属片15がソレノイド1
4側に引付けられ、カップリング部54がカップリング
部51,52から離される。スイッチ12がオフされる
と、ソレノイド14による金属片15の引付け力が解か
れ、スプリング16の付勢力により、カップリング部5
4がカップリング部51,52側に戻される。
各カップリング部53,54及び63〜70の接離機構
の一例を示す図であり、説明の便宜上、カップリング材
5側を示しているが、カップリング材6側にも同構成の
接離機構が設けられている。また、同図は、カップリン
グ部54側の接離機構を示しているが、カップリング部
53側にも同構成の接離機構が設けられている。すなわ
ち、カップリング部54の側面に金属片15が設けられ
ており、ソレノイド14側に引付けられるようになって
いる。また、カップリング部54の復帰は、スプリング
16の付勢力によって行われるようになっている。そし
て、接離機構11のスイッチ12がオンされると、電源
13からの電流がソレノイド14に供給されることで、
カップリング部54の側面の金属片15がソレノイド1
4側に引付けられ、カップリング部54がカップリング
部51,52から離される。スイッチ12がオフされる
と、ソレノイド14による金属片15の引付け力が解か
れ、スプリング16の付勢力により、カップリング部5
4がカップリング部51,52側に戻される。
【0022】図9は、モータを用いた場合の接離機構の
他の例を示す図である。なお、以下に説明する図におい
て、図8と共通する部分には同一符号を付すものとす
る。すなわち、カップリング部54には、図示しない雌
ねじを有した係合片20が設けられており、その図示し
ない雌ねじにはモータ18の駆動軸19が嵌り込んでい
る。そして、接離機構17のスイッチ12がオンされる
と、スイッチ12に対してプラス側が接続されている電
源13からの電流がモータ18に供給されることで、モ
ータ18の駆動軸19が順方向に回転し、係合片20を
モータ18側に引付けることにより、カップリング部5
4がカップリング部51,52から離される。一方、ス
イッチ12がオフされ、スイッチ12aがオンされる
と、スイッチ12aに対してマイナス側が接続されてい
る電源13aからの電流がモータ18に供給されること
で、モータ18の駆動軸19が逆方向に回転し、係合片
20をモータ18側から遠ざけることにより、カップリ
ング部54がカップリング部51,52側に戻される。
他の例を示す図である。なお、以下に説明する図におい
て、図8と共通する部分には同一符号を付すものとす
る。すなわち、カップリング部54には、図示しない雌
ねじを有した係合片20が設けられており、その図示し
ない雌ねじにはモータ18の駆動軸19が嵌り込んでい
る。そして、接離機構17のスイッチ12がオンされる
と、スイッチ12に対してプラス側が接続されている電
源13からの電流がモータ18に供給されることで、モ
ータ18の駆動軸19が順方向に回転し、係合片20を
モータ18側に引付けることにより、カップリング部5
4がカップリング部51,52から離される。一方、ス
イッチ12がオフされ、スイッチ12aがオンされる
と、スイッチ12aに対してマイナス側が接続されてい
る電源13aからの電流がモータ18に供給されること
で、モータ18の駆動軸19が逆方向に回転し、係合片
20をモータ18側から遠ざけることにより、カップリ
ング部54がカップリング部51,52側に戻される。
【0023】続いて、以上のような構成の超音波測定装
置の動作について説明する。なお、以下においては、図
1の被検体Hを踵とした場合について説明する。まず、
図1に示したように、プローブ1のカップリング材5と
プローブ2のカップリング材6とを、組織部T内の骨部
Bを挟んで対向するように被検体Hに接触させる。この
とき、カップリング材5,6を、それぞれ互いに同一平
面上の直線上で向き合うような位置関係とする。この状
態で、被検体Hの表面から組織部T内を伝播し、骨部B
の表面で跳ね返された超音波の伝播時間を測定する場
合、各プローブ1,2の超音波発信素子3a,3bから
それぞれ500KHz 〜2MHz を中心とした帯域の周波
数の超音波を発信させ、それぞれの超音波受信素子4
a,4bによって骨部Bの表面で跳ね返された超音波を
受信する。
置の動作について説明する。なお、以下においては、図
1の被検体Hを踵とした場合について説明する。まず、
図1に示したように、プローブ1のカップリング材5と
プローブ2のカップリング材6とを、組織部T内の骨部
Bを挟んで対向するように被検体Hに接触させる。この
とき、カップリング材5,6を、それぞれ互いに同一平
面上の直線上で向き合うような位置関係とする。この状
態で、被検体Hの表面から組織部T内を伝播し、骨部B
の表面で跳ね返された超音波の伝播時間を測定する場
合、各プローブ1,2の超音波発信素子3a,3bから
それぞれ500KHz 〜2MHz を中心とした帯域の周波
数の超音波を発信させ、それぞれの超音波受信素子4
a,4bによって骨部Bの表面で跳ね返された超音波を
受信する。
【0024】このとき、被検体Hである踵の表面と骨部
Bとの間の組織部Tが薄いため、超音波の伝播の減衰が
小さいことから、各カップリング材5,6からの超音波
ビームの径を絞るようにする。この場合、カップリング
材5にあっては、図4に示したように、カップリング部
53,54をカップリング部51,52から離し、これ
らカップリング部51,52とカップリング部53,5
4との間に空気層を形成することで、カップリング部5
1,52とカップリング部53,54との間の超音波の
伝播を阻止する。これにより、プローブ1の超音波発信
素子3aから発信される500KHz〜2MHzの超音波
は、径の小さいカップリング部52のみを伝播するた
め、超音波ビームの径が絞られる。一方、カップリング
材6にあっては、図6,7に示したように、各カップリ
ング部63〜70の全てを放射方向(矢印a方向)に移
動させ、各カップリング部63〜70とカップリング部
61,62との間に空気層を形成することで、各カップ
リング部63〜70とカップリング部61,62との間
の超音波の伝播を阻止する。これにより、プローブ2の
超音波発信素子3bから発信される500KHz 〜2MH
z の超音波は、径の小さいカップリング部62のみを伝
播するため、超音波ビームの径が絞られる。
Bとの間の組織部Tが薄いため、超音波の伝播の減衰が
小さいことから、各カップリング材5,6からの超音波
ビームの径を絞るようにする。この場合、カップリング
材5にあっては、図4に示したように、カップリング部
53,54をカップリング部51,52から離し、これ
らカップリング部51,52とカップリング部53,5
4との間に空気層を形成することで、カップリング部5
1,52とカップリング部53,54との間の超音波の
伝播を阻止する。これにより、プローブ1の超音波発信
素子3aから発信される500KHz〜2MHzの超音波
は、径の小さいカップリング部52のみを伝播するた
め、超音波ビームの径が絞られる。一方、カップリング
材6にあっては、図6,7に示したように、各カップリ
ング部63〜70の全てを放射方向(矢印a方向)に移
動させ、各カップリング部63〜70とカップリング部
61,62との間に空気層を形成することで、各カップ
リング部63〜70とカップリング部61,62との間
の超音波の伝播を阻止する。これにより、プローブ2の
超音波発信素子3bから発信される500KHz 〜2MH
z の超音波は、径の小さいカップリング部62のみを伝
播するため、超音波ビームの径が絞られる。
【0025】このように、各カップリング部52,62
から径の絞った超音波を発信させることで、骨部Bで跳
ね返される超音波は、その骨部Bの形状による影響を受
けることがないため、被検体Hの表面から組織部T内を
伝播し、骨部Bの表面で跳ね返された超音波の伝播時間
の誤差の小さい測定が行われる。一方、被検体H内の骨
部Bを通過する超音波の伝播時間や減衰特性を測定する
場合には、例えばプローブ1側から発信された超音波
を、プローブ2側で受信するようにする。この場合、プ
ローブ1側から発信される超音波ビームの径を大きく
し、プローブ2側で受信する超音波ビームの径を絞るこ
とが好ましい。これは、プローブ1側から発信される超
音波ビームの径が大きいほど、超音波の平行に進む伝播
距離が長くされるためである。この場合、骨部Bの形状
により、超音波が通過するその骨部Bの部分毎に減衰率
が異なるため、プローブ2側で受信する超音波ビームの
径を絞らないと、減衰の少ない超音波が強調されてしま
うため、伝播時間及び減衰特性の測定に誤差を生じてし
まうことになる。
から径の絞った超音波を発信させることで、骨部Bで跳
ね返される超音波は、その骨部Bの形状による影響を受
けることがないため、被検体Hの表面から組織部T内を
伝播し、骨部Bの表面で跳ね返された超音波の伝播時間
の誤差の小さい測定が行われる。一方、被検体H内の骨
部Bを通過する超音波の伝播時間や減衰特性を測定する
場合には、例えばプローブ1側から発信された超音波
を、プローブ2側で受信するようにする。この場合、プ
ローブ1側から発信される超音波ビームの径を大きく
し、プローブ2側で受信する超音波ビームの径を絞るこ
とが好ましい。これは、プローブ1側から発信される超
音波ビームの径が大きいほど、超音波の平行に進む伝播
距離が長くされるためである。この場合、骨部Bの形状
により、超音波が通過するその骨部Bの部分毎に減衰率
が異なるため、プローブ2側で受信する超音波ビームの
径を絞らないと、減衰の少ない超音波が強調されてしま
うため、伝播時間及び減衰特性の測定に誤差を生じてし
まうことになる。
【0026】そこで、プローブ2側で受信する超音波ビ
ームの径を絞ることで、局所的に超音波の伝播時間及び
減衰特性の誤差の少ない測定が可能となる。この場合、
カップリング材5にあっては、図3に示したように、カ
ップリング部53,54をカップリング部51,52に
接合させることで、プローブ1の超音波発信素子3から
発信される超音波は、カップリング部52〜53を伝播
しビーム径が大きくされて発信される。一方、カップリ
ング材6にあっては、図6,7に示したように、全ての
カップリング部63〜70を放射方向(矢印a方向)に
移動させ、各カップリング部63〜70とカップリング
部61,62との間に空気層を形成することで、各カッ
プリング部63〜70とカップリング部61,62との
間の超音波の伝播を阻止する。これにより、プローブ1
の超音波発信素子3aから発信された超音波は、径の小
さいカップリング部62のみを伝播してプローブ2側で
受信されるため、超音波ビームの径が絞られることにな
る。
ームの径を絞ることで、局所的に超音波の伝播時間及び
減衰特性の誤差の少ない測定が可能となる。この場合、
カップリング材5にあっては、図3に示したように、カ
ップリング部53,54をカップリング部51,52に
接合させることで、プローブ1の超音波発信素子3から
発信される超音波は、カップリング部52〜53を伝播
しビーム径が大きくされて発信される。一方、カップリ
ング材6にあっては、図6,7に示したように、全ての
カップリング部63〜70を放射方向(矢印a方向)に
移動させ、各カップリング部63〜70とカップリング
部61,62との間に空気層を形成することで、各カッ
プリング部63〜70とカップリング部61,62との
間の超音波の伝播を阻止する。これにより、プローブ1
の超音波発信素子3aから発信された超音波は、径の小
さいカップリング部62のみを伝播してプローブ2側で
受信されるため、超音波ビームの径が絞られることにな
る。
【0027】これにより、プローブ1の超音波発信素子
3aから発信されて骨部Bを通過した超音波のうち、プ
ローブ2側で受信される超音波は、カップリング部62
に対応する骨部Bを通過したものとされるため、カップ
リング部62に対応する部分の局所的な超音波の伝播時
間及び減衰特性を誤差を少なくして測定することができ
る。また、プローブ2側においては、局所的な超音波の
伝播時間や減衰特性の測定ポイントを増やすこともでき
る。この場合、図6,7に示したように、各カップリン
グ部63〜70を放射方向(矢印a方向)に移動させた
状態で、例えば各カップリング部63からカップリング
部70まで順にカップリング部61,62に対して接離
させることにより、それぞれのカップリング部63〜7
0に対応する部分の局所的な超音波の伝播時間及び減衰
特性を複数の測定ポイントで測定することができる。さ
らに、各カップリング部63〜70毎に得られた超音波
の伝播時間や減衰特性の平均値を求めることで、ある範
囲の骨部Bの超音波の伝播時間及び減衰特性の最適な値
を得ることもできる。
3aから発信されて骨部Bを通過した超音波のうち、プ
ローブ2側で受信される超音波は、カップリング部62
に対応する骨部Bを通過したものとされるため、カップ
リング部62に対応する部分の局所的な超音波の伝播時
間及び減衰特性を誤差を少なくして測定することができ
る。また、プローブ2側においては、局所的な超音波の
伝播時間や減衰特性の測定ポイントを増やすこともでき
る。この場合、図6,7に示したように、各カップリン
グ部63〜70を放射方向(矢印a方向)に移動させた
状態で、例えば各カップリング部63からカップリング
部70まで順にカップリング部61,62に対して接離
させることにより、それぞれのカップリング部63〜7
0に対応する部分の局所的な超音波の伝播時間及び減衰
特性を複数の測定ポイントで測定することができる。さ
らに、各カップリング部63〜70毎に得られた超音波
の伝播時間や減衰特性の平均値を求めることで、ある範
囲の骨部Bの超音波の伝播時間及び減衰特性の最適な値
を得ることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波測
定装置によれば、被検体(H)の表面から組織部(T)
内を伝播し、骨部(B)の表面で跳ね返された超音波の
伝播時間を測定するとき、被検体(H)が例えば踵のよ
うに組織部(T)が薄い場合、各カップリング材(5,
6)からの超音波ビームの径を絞るようにしたので、骨
部(B)の形状による測定誤差を小さくすることができ
る。一方、被検体(H)内の骨部(B)を通過する超音
波の伝播時間及び減衰特性を測定するとき、超音波探触
子(1)側から発信される超音波のビーム径を大きく
し、超音波探触子(2)側で受信する超音波ビームの径
を絞るようにしたので、最適な伝播時間を測定すること
ができる。
定装置によれば、被検体(H)の表面から組織部(T)
内を伝播し、骨部(B)の表面で跳ね返された超音波の
伝播時間を測定するとき、被検体(H)が例えば踵のよ
うに組織部(T)が薄い場合、各カップリング材(5,
6)からの超音波ビームの径を絞るようにしたので、骨
部(B)の形状による測定誤差を小さくすることができ
る。一方、被検体(H)内の骨部(B)を通過する超音
波の伝播時間及び減衰特性を測定するとき、超音波探触
子(1)側から発信される超音波のビーム径を大きく
し、超音波探触子(2)側で受信する超音波ビームの径
を絞るようにしたので、最適な伝播時間を測定すること
ができる。
【図1】本発明の超音波測定装置の一実施の形態を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】図1の一方の超音波探触子側に設けられたカッ
プリング材を示す斜視図である。
プリング材を示す斜視図である。
【図3】図2のカップリング材を示すIII-III線断面図
である。
である。
【図4】図3のカップリング材の動作を示す断面図であ
る。
る。
【図5】図1の他方の超音波探触子側に設けられたカッ
プリング材を示す斜視図である。
プリング材を示す斜視図である。
【図6】図5のカップリング材を示すVI-VI線断面図で
ある。
ある。
【図7】図5のカップリング材の動作を示す正面図であ
る。
る。
【図8】図2及び図5のカップリング材の各カップリン
グ部の接離機構の一例を示す図である。
グ部の接離機構の一例を示す図である。
【図9】図2及び図5のカップリング材の各カップリン
グ部の接離機構の他の例を示す図である。
グ部の接離機構の他の例を示す図である。
1,2 超音波探触子 3a,3b 超音波発信素子 4a,4b 超音波受信素子 5,6 カップリング材 11,17 接離機構 51〜54,61〜70 カップリング部 B 骨部 H 被検体 T 組織部
Claims (5)
- 【請求項1】 被検体(H)を伝播する超音波を検出し
て該被検体(H)の性状を評価する超音波測定装置にお
いて、 超音波を発信する超音波発信素子(3a)、超音波を受
信する超音波受信素子(4a)及び前記被検体(H)に
接触され超音波を伝播するカップリング材(5)を有し
た超音波探触子(1)と、 超音波を発信する超音波発信素子(3b)、超音波を受
信する超音波受信素子(4b)及び前記被検体(H)を
挟みかつ前記カップリング材(5)と対向して前記被検
体(H)に接触され超音波を伝播するカップリング材
(6)を有した超音波探触子(2)とを備え、 前記カップリング材(5,6)は、 前記超音波発信素子(3a,3b)及び超音波受信素子
(4a,4b)のそれぞれに接合された第1のカップリ
ング部(52〜54の何れか一のもの及び62〜70の
何れか一のもの)と、 この第1のカップリング部(52〜54の何れか一のも
の及び62〜70の何れか一のもの)に個別に接離自在
に配設されてなる複数の第2のカップリング部(前記第
1のカップリング部に属する52〜54の何れか一のも
の及び62〜70の何れか一のもののそれぞれを除いた
52〜54,62〜70)とからなり、 前記第1のカップリング部(52〜54の何れか一のも
の及び62〜70の何れか一のもの)から前記第2のカ
ップリング部(前記第1のカップリング部に属する52
〜54の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のも
ののそれぞれを除いた52〜54,62〜70)の何れ
かが離されると、前記第1のカップリング部(52〜5
4の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のもの)
と前記第2のカップリング部(前記第1のカップリング
部に属する52〜54の何れか一のもの及び62〜70
の何れか一のもののそれぞれを除いた52〜54,62
〜70)との間に形成された空気層により前記第1のカ
ップリング部(52〜54の何れか一のもの及び62〜
70の何れか一のもの)と前記何れかの第2のカップリ
ング部(前記第1のカップリング部に属する52〜54
の何れか一のもの及び62〜70の何れか一のもののそ
れぞれを除いた52〜54,62〜70)との間の超音
波の伝播が阻止されることを特徴とする超音波測定装
置。 - 【請求項2】 前記第1のカップリング部は、中央に配
され、前記第2のカップリング部は、前記第1のカップ
リング部を包囲するように配されていることを特徴とす
る請求項1に記載の超音波測定装置。 - 【請求項3】 前記第2のカップリング部は、接離機構
(11,17)によって前記第1のカップリング部に対
し個別に接離自在とされることを特徴とする請求項1に
記載の超音波測定装置。 - 【請求項4】 相互に接離する前記第1のカップリング
部と前記第2のカップリング部との接触面積を増減する
ことによって、前記超音波発信素子(3a,3b)から
発信された超音波のビーム径及び/又は前記超音波受信
素子(4a,4b)により受信される超音波のビーム径
を調節するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
何れかに記載の超音波測定装置。 - 【請求項5】 前記被検体(H)が組織部(T)で包囲
された骨部(B)であることを特徴とする請求項1〜4
の何れかに記載の超音波測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10293721A JP2000116653A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 超音波測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10293721A JP2000116653A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 超音波測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000116653A true JP2000116653A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17798391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10293721A Withdrawn JP2000116653A (ja) | 1998-10-15 | 1998-10-15 | 超音波測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000116653A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003079629A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-18 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波送受信方法および超音波診断装置 |
KR101281580B1 (ko) * | 2009-07-28 | 2013-07-03 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광 단층 화상 촬상장치 |
-
1998
- 1998-10-15 JP JP10293721A patent/JP2000116653A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003079629A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-18 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波送受信方法および超音波診断装置 |
JP4739612B2 (ja) * | 2001-09-14 | 2011-08-03 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 超音波送受信方法および超音波診断装置 |
KR101281580B1 (ko) * | 2009-07-28 | 2013-07-03 | 캐논 가부시끼가이샤 | 광 단층 화상 촬상장치 |
US9149180B2 (en) | 2009-07-28 | 2015-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical tomographic imaging apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5143072A (en) | Apparatus for determining the mechanical properties of a solid | |
US5426979A (en) | Frequency spectrum apparatus for determining mechanical properties | |
US5895357A (en) | Bone assessment apparatus | |
US7601120B2 (en) | Method and device for the non-invasive assessment of bones | |
US20120277587A1 (en) | Method and apparatus for real time monitoring of tissue layers | |
US4059989A (en) | Non-destructive examination of an article particularly a tire, with ultrasonic energy | |
CN109758180B (zh) | 一种柔性超声探头及其超声诊断装置、方法 | |
US11561201B2 (en) | Device and method for determining the elasticity of soft-solids | |
JP2000116653A (ja) | 超音波測定装置 | |
KR101484959B1 (ko) | 초음파 트랜스듀서, 이를 포함한 초음파 프로브 및 초음파 진단 장치 | |
EP0585492B1 (en) | Apparatus for determining the mechanical properties of a solid | |
JP2006247214A (ja) | 超音波探触子とこれを用いた超音波診断装置 | |
US20110247419A1 (en) | Time reversal acoustic noncontact source | |
JPH021273B2 (ja) | ||
KR100343598B1 (ko) | 청과물 내부 품질 평가용 초음파 검사 장치 | |
JPH10127632A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2000051212A (ja) | 骨密度測定方法及び装置 | |
JP2018153553A (ja) | 超音波撮像プローブ及び音波撮像プローブの操作方法 | |
JP2000107181A (ja) | 超音波測定装置 | |
JP2001116733A (ja) | 超音波センサ及び材料測定装置 | |
JP2020197512A (ja) | 空中超音波検査装置 | |
JP2020176916A (ja) | 空中超音波探傷装置 | |
JP2000009698A (ja) | 超音波横裂深さ測定装置 | |
JP6141713B2 (ja) | 生体内部の構造情報を得る方法 | |
JPH0140619B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |