JP2000116465A - ソファベッドの折畳み機構 - Google Patents

ソファベッドの折畳み機構

Info

Publication number
JP2000116465A
JP2000116465A JP10327432A JP32743298A JP2000116465A JP 2000116465 A JP2000116465 A JP 2000116465A JP 10327432 A JP10327432 A JP 10327432A JP 32743298 A JP32743298 A JP 32743298A JP 2000116465 A JP2000116465 A JP 2000116465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
long
short
furniture
front part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10327432A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tanaka
美穂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10327432A priority Critical patent/JP2000116465A/ja
Publication of JP2000116465A publication Critical patent/JP2000116465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッド表面と剛体の枠組を備えて、ベッド
とソファの両形態で人間工学的に適切な表面高さを持つ
ソファベッドを実現する。 【解決手段】 長さ方向に少なくとも長短2つの部分
を旋回可能に連結し、短い部分を下方に旋回して、長い
部分の下側に重ねて収納して、ベッドとソファとで同一
の表面高さとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は折畳んでソファま
たは椅子、あるいはカウチとして使えるベッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のソファベッドまたは折畳みベッド
と呼ばれるものは多くの種類があるが、ベッドとした時
の短辺方向(以下、巾と記す)はそのままでも、長辺方
向(以下、長さと記す)に畳んで縮小でき、さらに身体
を確実に保持するために剛体の枠組を持つ方式のものに
おいてはベッド表面と剛体の枠組をもった3つの部分を
長さ方向に並べ、静止した中央部分に対して1端部分を
上方に旋回させ、裏返して上に重ね、座表面とし、他端
部分も上方に引き起して背もたれとするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、これま
での、この方式のソファベッドでは1端部分を上方に裏
返して上に重ねて座表面とするので、ベッドとした時よ
り座表面はかなり高くなる。人間工学的に望ましい表面
の高さはベッドおよびソファで、ほとんど変らないので
両形態の1方の表面の高さを最適に設定すれば他方では
必ず不適切となる欠点があった。
【0004】この発明は、この欠点を除きベッド、ソフ
ァの両形態において、ともに適切な表面高さを持つソフ
ァベッドを実現することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、ベッドまたはカウチを、独立してベッ
ド表面と剛体の枠組を持つ、少なくとも長短2つの部分
により長さ方向を構成し、これらの部分をシャフトなど
のヒンジ機能を持つ機構によって、旋回可能に連結した
ものを、この連結部付近を持ち上げて行き、終には短い
部分を宙吊り状態として、下方に旋回して裏返し、長い
部分の下側に重ねて収納し保持するようにして、ソファ
とした時もベッドの時と同じ高さとなるようにした。
【0006】また、長い部分の両端のうち、短い部分と
の連結部とは反対側の端に背もたれまたは肘掛けを設け
て、連結した短い部分を下方に旋回して収納する際の、
長い部分の斜傾運動の平衡錘またはストッパとして安全
性と安定性を増し、所要操作力を軽減するようにした。
【0007】ベッドを、ベッド表面と剛体の枠組とを備
えた、長短2つを含み、少なくとも3つの部分を長さ方
向に並べて構成し、中央に位置する長い部分の1端に、
下方に旋回して下側に収納される短い部分を連結し、こ
れと反対側には他の部分を、上方に旋回可能に連結し
て、この部分を引き起して背もたれまたは肘掛けとす
る。ベッドとソファの変換操作のための中央部分の斜傾
運動の安全性と安定性を増し、所要の操作力を軽減する
ものである。
【0008】ベッドを構成する長短2つの部分の下部に
設けた脚の先端を、そりの先端状に曲面とする。これら
の部分の斜傾によって脚先端の隅角部による床の損傷を
避け、旋回に伴う床との摩擦を軽減するものである。
【0009】前段に記した脚の先端に曲面を設ける代わ
りに車輪または屈曲性材料によるベルト型式の無限軌道
装置を装着する。前段記載の脚と同様の床との損傷防止
と摩擦防止に効果がある。
【0010】ベッドを構成する部分の下部に設ける脚の
うち、短い部分および背もたれまたは肘掛けとなる部分
に設ける脚は、ベッドとした時、先端を床に接し、基部
は剛体の枠組に軸着し、さらに剛体の枠組の他の箇所と
の間に支棒の両端を軸着する。この支棒は中央に屈曲可
能な節点を持ち、節点から両端の軸点を結ぶ2直線のな
す角が所定角度以内では、さらに屈曲し、所定角度より
大きいと、伸長して直線となる方向に力が働くようにば
ねが内蔵されている。このように構成した脚の支棒の中
央を押して折畳めば、脚は基部の軸を中心として旋回し
て剛体の枠組と並ぶか、または枠組内部に収納される。
この脚の折畳み構造は上記に限らず、多種類が公知であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を実施例に
基づき図面を参照しながら説明する。本品は左右対称な
ので右側について述べる。図1において下部に折畳み可
能な脚13および支え棒14を備えた前部1の上部は表
面材と剛体の枠組11から成っている。この脚13は基
部を枠組11に軸着され、枠組11の他の個所との間
に、中央に屈曲可能な節点を持つ支棒14を軸着してい
る。支棒14には所定角度以下に屈曲すると、さらに屈
曲し、それ以上では直線に戻ろうとする方向に力を働か
せるばねが装着されている。脚13の先端は床面上の動
きを滑らかにし、床や敷物を傷つけないように、そりの
先端状に曲面となっているが、車輪または屈曲性材料に
よるベルト式無限軌道を装着してもよい。なお、脚13
と支棒14は内側巾が中部2の上部より広い固定脚に代
えても差し支えない。また、下部に2対の、内側の巾が
前部1の上部より広い固定脚を有する中部2の上部も同
様に表面材と剛体の枠組21から成っており、長さは前
部1より少し長い。この2対の固定脚のうち後部3寄り
の1対は脚13と同様にその先端が曲面となっている。
後部3についても下部に、脚13および支棒14と同じ
構造の折畳み可能な脚33および支棒34を持ち、上部
は表面材と剛体の枠組31を持っている。
【0012】前部1と中部2とは枠組11と枠組21に
おいてヒンジ12によって下方に、また中部2と後部3
は枠組21と枠組31において4本リンク23によっ
て、上方に、ともに約180゜旋回可能に結合されてい
るが、水平にした時、前部1、中部2、後部3の上面は
同一高さのベッドまたはカウチとなっている。なお、後
述する理由から前部1と中部2の間にはヒンジ12を中
心として、両部が山型に持ち上がる方向に力を働かせる
ような、ばねを装着してもよい。図1に鎖線で示した後
部3は4本リンク23に付加された所定角度での固定機
構によって背もたれの角度に解除可能に固定した形を示
している。4本リンク23は剛体の2本の等長の材を、
X字型に交差し、4点の端部を隣り合う2点ずつ対称的
に等長の剛体の材にピン結合した構造を持っている。加
えて、所定角度に解除可能に固定できる機構が付けられ
ている。この固定・解除の機構は多種類、既に公知とな
っている。
【0013】図2は前部1を約180゜旋回して中部2
の下側に収納した場合の保持・解除機構の1例を示すも
のである。この目的のための機構は、公知のものが他に
も多種類実用されている。前部1の枠組11はフック1
6を下部に固定し、ヒンジ12によって下に旋回して中
部2の下側に収められたときは鎖線で示す前部1の位置
に来て、中部2の枠組21に固定された支承26に中央
を軸着されたキャッチ27にフック16が噛合い、鎖線
で示したフック16の位置となる。キャッチ27の上端
は、ばね28によって常にフック16との噛合を保持す
るような方向に力を加えられており、この部分に結合さ
れたロッド29を押せば、ばね28を圧縮してキャッチ
27とフック16との噛合を解除できる構造となってい
る。ロッド29の他端は中部2の枠組21の側面から突
出せず、しかも充分に押し込めるように凹みの中に置か
れている。
【0014】以上のように構成された実施例をベッドま
たはカウチとしては使用しない場合にソファまたは椅子
に変化させ、また、全く使用しないときには最小の容積
にすることができる。そのための操作を次に述べる。図
1に示す前部1、中部2および後部3のベッドまたはカ
ウチとしての使用から鎖線で表した後部3の位置に引き
起し、4本リンク23に付加されている固定機構によっ
て背もたれとしての角度に固定すれば、仰臥した人が半
身を起こした時、背の支えになる。脚33は支棒34の
中央を押し込んで折畳む。この状態からさらに図3のよ
うにヒンジ12付近を持ち上げる。この時、前記のよう
に前部1と中部2の間にヒンジ12を中心として上方に
山型になる方向に力を働かせるようなばねを装着してあ
れば、持ち上げるための力は少なくてすみ、操作が容易
となる。ある程度持ち上げれば後部3の重量が平衡錘と
して働き、中部2の後部3寄りの固定脚の先端を中心と
してヒンジ12付近を持ち上げるようなモーメントとな
るので、あまり大きな力は要らない。脚13および支棒
14を折畳み、さらに中部2が垂直に近くなるまで持ち
上げれば中部2は前部1より長いので、前部1は宙吊り
状態となり約180゜旋回して中部2の下側に重なる。
この時後部3は中部2が傾き過ぎないようにストッパと
して働き、前記の平衡錘としての作用と共に操作を安全
に、且つ安定にしている。前記のとおり図2に示すよう
にフック16が鎖線のフック16の位置にきてキャッチ
27に噛合い、保持される。この姿勢から中部2の表面
が水平になるまで戻していけば図4に示すようにソファ
または椅子となる。この時、座面の高さはベッドとした
時と全く同じ高さである。
【0015】実施例をベッドまたはカウチとしても、ソ
ファまたは椅子としても使用しない場合には、図4の鎖
線で示すように後部3を背もたれの角度よりさらに倒し
て、約180゜旋回させると4本リンク23の特性によ
って後部3の前端は高く持ち上がり、後部3は床面に平
行となって、前部1と中部2の上に揃って整った形で重
なって、最小の容積となる。折畳み状態からソファ、さ
らにベッドに展開するには以上に述べたものとは逆の操
作を逆の順序で行えばよい。
【0016】
【発明の効果】この発明は次のような効果をもたらす。
ベッドとした時とソファとした時の表面の高さを同一と
し、両形態ともに人間工学的に最適の値とすることがで
きる。ベッドとした時の1部分を下側に重ねて収納する
ので座席部分に厚みを与え、脚の折畳みと共にデザイン
的に商品性が向上する。脚の先端を曲面とし、あるいは
車輪またはベルト式無限軌道を装着して床面などへの損
傷を防ぎ、ベッド、ソファの両形態間の変換操作を円滑
にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベッドまたはカウチとしての側面図
【図2】前部1の折畳みの保持と解除の機構を示し、そ
の他の部分を大幅に省略し、1部は断面図とした側面図
【図3】前部1を折畳む過程を示す側面図
【図4】折畳んでソファとした時の側面図
【符号の説明】
1 前部 2 中部 3 後部 11、21、31 枠組 12 ヒンジ 13、33 脚 14、34 支棒 16 フック 23 4本リンク 26 支承 27 キャッチ 28 ばね 29 ロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ独立してベッド表面と剛体の枠
    組を持った、少なくとも長短2つの部分によって、長辺
    方向を構成し、長い部分と短い部分とを下方に旋回可能
    に、シャフトなどのヒンジ機能を持つ機構によって連結
    し、短い部分を長い部分の下側に旋回して裏返し重ねて
    収納するようにしたベッドまたは同様の機能を持つ家
    具。
  2. 【請求項2】 ベッドを構成する長い部分の1端に背も
    たれまたは肘掛けとなる部位を設け、他端を短い部分と
    連結して、短い部分を下側に旋回して収納する際の斜傾
    運動の平衡錘またはストッパとした請求項1記載のベッ
    ドまたは同様の機能を持つ家具。
  3. 【請求項3】 ベッドを構成する部分を、長短2つを含
    み、少なくとも3つとし、長い部分の両端のうち、短い
    部分との連結部とは反対の端にシャフトなどのヒンジ機
    能を持つ機構によって、残りの少なくとも1つの部分を
    上方に旋回可能に連結し、この部分を引き起し、解除可
    能に固定して背もたれまたは肘掛けとした請求項2記載
    のベッドまたは同様の機能を持つ家具。
  4. 【請求項4】 長い部分と、これに連結され、その下側
    に収納される短い部分の少なくとも1つの下部に設けた
    脚の先端を、そりの先端状の曲面とした請求項1または
    請求項2または請求項3記載のベッドまたは同様の機能
    を持つ家具。
  5. 【請求項5】 長い部分と、これに連結されて、その下
    側に収納される短い部分の少なくとも1つの下部に設け
    た脚の先端に車輪または無限軌道を装着した請求項1ま
    たは請求項2または請求項3または請求項4記載のベッ
    ドまたは同様の機能を持つ家具。
  6. 【請求項6】 ベッドを構成する部分の少なくとも1つ
    の下部に設けた脚を、前記部分の旋回運動とは無関係に
    折畳めるようにした請求項1または請求項2または請求
    項3または請求項4または請求項5記載のベッドまたは
    同様の機能を持つ家具。
JP10327432A 1998-10-13 1998-10-13 ソファベッドの折畳み機構 Pending JP2000116465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327432A JP2000116465A (ja) 1998-10-13 1998-10-13 ソファベッドの折畳み機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10327432A JP2000116465A (ja) 1998-10-13 1998-10-13 ソファベッドの折畳み機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000116465A true JP2000116465A (ja) 2000-04-25

Family

ID=18199112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10327432A Pending JP2000116465A (ja) 1998-10-13 1998-10-13 ソファベッドの折畳み機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000116465A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474172Y1 (ko) 2014-06-17 2014-08-26 이강덕 쇼파 변환 침대
CN109588900A (zh) * 2019-01-18 2019-04-09 潘兴民 可组合为床的折叠家具
CN110367734A (zh) * 2019-07-29 2019-10-25 上海好事可频科技有限公司 一种新型折叠沙发

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474172Y1 (ko) 2014-06-17 2014-08-26 이강덕 쇼파 변환 침대
CN109588900A (zh) * 2019-01-18 2019-04-09 潘兴民 可组合为床的折叠家具
CN109588900B (zh) * 2019-01-18 2024-05-10 潘兴民 可组合为床的折叠家具
CN110367734A (zh) * 2019-07-29 2019-10-25 上海好事可频科技有限公司 一种新型折叠沙发

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108778062B (zh) 可调节基部
US7493667B2 (en) Foldable medical bed
JPS59501782A (ja) 折りたたみ式椅子枠
KR20200000556U (ko) 전동식 레저용 리프트 리클라이너
JPS6368114A (ja) 折畳式肘掛椅子
US20180000253A1 (en) Motorized mechanism and motorized furniture
JPH01265913A (ja) ソファー式ベッド
TWM589493U (zh) 座椅組成結構
US3482270A (en) Daveno bed
JPH02109509A (ja) ソファベッドの支持構造体
JP2000116465A (ja) ソファベッドの折畳み機構
JP6652904B2 (ja) 折畳みベッド
US2584146A (en) Couch bed linkage for folding, un-folding, and positioning a full length mattress incouch or bed formation
JPH09108143A (ja) 跳ね上げ式昇降便座装置
US5058948A (en) Foldable chair
EP0252905A1 (en) Mechanism for a sofa sleeper
KR20050078204A (ko) 병원용 보호자 침대
JPH0235251Y2 (ja)
CN218390355U (zh) 一种折叠式摇椅
FR2488116A1 (fr) Lit pliable en siege
JP3600594B2 (ja) 折畳みベッド
US2783825A (en) Folding chair
JPH0534471Y2 (ja)
US5201083A (en) Seating type article of furniture convertible into a bed
JP3147034U (ja) 折畳みベッド

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040518