JP2000116334A - 分配装置 - Google Patents

分配装置

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JP2000116334A
JP2000116334A JP10292466A JP29246698A JP2000116334A JP 2000116334 A JP2000116334 A JP 2000116334A JP 10292466 A JP10292466 A JP 10292466A JP 29246698 A JP29246698 A JP 29246698A JP 2000116334 A JP2000116334 A JP 2000116334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーム状またはゲル状の内容物を一食分ず
つ小分けして収納した収納容器を使用して、内容物の抽
出を行う分配装置に於いて、特殊な収納容器を用いる事
なく、内容物の抽出を簡単な方法で衛生的に行う。 【解決手段】 クリーム状またはゲル状の内容物2を収
納するとともに外部からの加圧により容積の収縮方向に
変形可能な収納容器1と、この収納容器1とは別個に設
け、抽出口6を設けた載置プレート5と、この載置プレ
ート5と収納容器1を載置する受台7と、収納容器1の
加圧手段22を備えた加圧体10と、この加圧体10を
上下動可能な上下動機構11とから形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトクリーム、ムー
ス、ババロア、凍結ヨーグルト、凍結ホイップドクリー
ム、あん、ようかん、ゼリー、その他のクリーム状また
はゲル状の内容物を、その収納容器から一定の形状に形
成できる抽出口を介して抽出し、コーンカップ、ガラ
ス、紙、プラスチック容器等の分配容器内に盛りつける
ための分配装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーム状またはゲル状の内容物
を一食分ずつ分配容器に抽出するものには、ソフトクリ
ームの分配装置が広く知られている。これは、大型タン
ク内に収納したソフトクリームを、装置に設けた抽出口
から一食分ずつ分配容器に絞り出すものである。
【0003】しかし、この抽出分量は、装置を操作する
人間によって、まちまちであるし、同一の人間が操作し
ても、カンや経験により、目分量で計っているため、分
量差が生じる事が多かった。また、分配装置に設けた作
りつけの抽出口を、何度も使用するので、この抽出口に
雑菌等が繁殖し易く、衛生面で問題があった。そして、
この衛生面に対応するためや、内容物の種類を交換した
い場合は、抽出口やタンク内を洗浄する必要があり、作
業効率を悪くしていた。また、大型タンクにソフトクリ
ームを収納する方法では、分配装置の容積を大きくし
て、広い収納スペースを必要とするものであった。ま
た、大型タンクには、1種類〜数種類の内容物しか収納
できないため、顧客の好みに応じて多くの種類の製品を
提供する事はできなかった。
【0004】このような問題を解決するために、特表平
8−508157号公報記載の発明、特表平10−50
2251号公報記載の発明が存在する。これらの発明
は、内容物を一食分ずつ収納容器に収納するとともに、
この収納容器に内容物の抽出口を設けたものである。そ
して、適宜の加圧手段により、収納容器を潰す事によ
り、抽出口から分配容器内に内容物を抽出するものであ
る。
【0005】上述の如き方法だと、各収納容器ごとに設
けた抽出口から内容物を抽出した後、収納容器を使い捨
てるため、同じ抽出口を使用する事がなく、衛生的に優
れたものとなった。また、一食分ごとにパッケージされ
ているので、操作者がカンで分量を調節する事なく、常
に一定量の内容物を提供する事が可能となった。また、
収納容器に収納する内容物の種類も限定されず、顧客の
好みに合わせて、多くの種類の製品を供給する事が可能
となった。更に、内容物を収納する大型タンクを必要と
しないので、分配装置をコンパクトに形成できるように
なった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の収納容器は、下底部に抽出口を設けて形成するとと
もに、この抽出口をシール部材等で予め被覆して形成す
るものである。また、収納容器は、内容物を効率的に抽
出可能とするために、上面を円錐型に形成したり、容積
の収縮方向に対称的な形状で形成する等、製造工程が複
雑で手間を必要とするものである。そのため、これらの
収納容器を製造する専用の装置を用意する必要があった
り、内容物の充填や封入にも、専用の設備や技術が必要
となるため、コスト高となっていた。
【0007】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、特別な形状で収納容器を形成する手間
やコストを省き、単純な構造で、製造作業や内容物の充
填・封入の作業が容易な収納容器や、従来公知の一般的
な収納容器を用いる事が可能な分配装置を得ようとする
ものである。また、この収納容器から、効率的かつ衛生
的に内容物を抽出可能とするものである。そして、分配
装置を、低コストで製造しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するため、クリーム状またはゲル状の内容物を
収納するとともに外部からの加圧により容積の収縮方向
に変形可能な収納容器と、この収納容器の開口部を載置
可能で、収納容器とは別個に設けた載置プレートと、こ
の載置プレートに開口した内容物の抽出口を中央方向に
配置し載置プレートの外周部を載置するとともに抽出口
に臨ませて内容物の通過口を設けた受台と、この受台の
上部に臨ませて配置し開口部を開放した収納容器の収納
部を設けるとともに収納容器の加圧手段を備えた加圧体
と、この加圧体を受台に臨ませて上下動可能とし、加圧
体の下端外周と受台との間に、収納容器および収納容器
の開口部を載置している載置プレートの外周を挟持可能
とする上下動機構とから成るものである。
【0009】また、加圧手段は、収納容器の収納部内
に、加圧エアーを供給して成るものであっても良い。
【0010】また、加圧手段は、収納容器の収納部内
に、ピストンを配置し、このピストンを収納容器方向に
摺動して成るものであっても良い。
【0011】また、加圧手段は、収納容器の収納部内
に、ピストンを配置し、このピストンを収納容器方向に
摺動するとともに、この収納部内に、加圧エアーを供給
して成るものであっても良い。
【0012】また、加圧体と受台とによる収納容器及び
載置プレートの挟持は、加圧体及び/または受台に、凹
溝及び/または突条を、一個または複数個設け、これら
を係合して行うものであっても良い。
【0013】また、加圧体と受台とによる収納容器及び
載置プレートの挟持は、加圧体及び/または受台に、高
摩擦係数の弾性体を接続し、この弾性体の摩擦力により
行うものであっても良い。
【0014】また、加圧体と受台とによる収納容器及び
載置プレートの挟持は、加圧体及び/または受台に、凹
溝及び/または突条を、一個または複数個設け、これら
の係合により行うとともに、加圧体及び/または受台
に、高摩擦係数の弾性体を配置し、この弾性体の摩擦力
により行うものであっても良い。
【0015】また、受台は、上下及び水平方向に不動で
あっても良い。
【0016】また、受台は、上下方向に摺動可能であっ
ても良い。
【0017】また、受台は、水平方向に摺動可能であっ
ても良い。
【0018】
【作用】本発明は、上述の如く構成したものであるか
ら、クリーム状またはゲル状の内容物を提供するには、
まず、顧客の好みに応じた内容物が一食分収納された収
納容器を用意する。この収納容器は、容積の収縮方向に
容易に変形可能であれば、従来公知の適宜のものを用い
る事が可能である。そして、この収納容器から内容物を
抽出するには、まず載置プレートを、分配装置の受台に
載置する。そして、受台の通過口と、載置プレートの抽
出口とを対応させるとともに、載置プレートの外周部が
受台に配置されるように載置する。次に、収納容器の開
口部を開放し、この開口部を載置プレート側に配置し
て、載置プレートの上面に、収納容器を載置する。
【0019】載置プレートに収納容器を載置したら、受
台の上部に臨ませて配置した、加圧体の上下動機構を駆
動して、加圧体を受台方向に下降する。この下降によ
り、加圧体の収納部に、収納容器が収納されるととも
に、受台と加圧体の下端外周とで、収納容器の外周及び
載置プレートの外周とを挟持するものとなる。この挟持
により、収納容器と載置プレートとが、安定的に装置に
密封固定されるものとなる。
【0020】次に、加圧体の加圧手段を作動して、収納
容器を容積の収縮方向に変形する。この収縮方向への変
形により、収納容器内の内容物が、載置プレートに開口
した抽出口から押し出される。そして、受台の通過口を
介して外部に流出した内容物を、コーンカップやガラ
ス、紙、プラスチック容器等の分配容器内に、適宜のデ
ザインで盛りつけ、顧客に提供する。この内容物の抽出
の際は、受台と加圧体の下端外周とで、収納容器及び載
置プレートを強固に挟持しているので、加圧手段による
強い加圧力を受けても、収納容器が装置から脱落した
り、位置ずれを起こしたりする事がない。そのため、収
納容器から内容物を効率的に外部に抽出する事が可能と
なる。
【0021】そして、収納容器から内容物を全て抽出し
たら、加圧体の上下動機構を駆動して加圧体を上昇し、
この加圧体と受台による収納容器と載置プレートの挟持
を解除する。その後、受台から、収納容器と載置プレー
トとを外して、これらを廃棄する事により、作業が終了
する。そして、抽出口を設けた載置プレートを一回ごと
に交換するので、次回の分配作業を衛生的に行う事がで
きる。また、載置プレートは、洗浄してリサイクルし、
経済的に使用する事もできるとともに、従来の抽出口を
洗浄して使用するよりも簡単で清潔な使用が可能とな
る。
【0022】このように、内容物を一食分ごとに小分け
して収納容器に収納しているので、作業者がカンや経験
に頼らずに、常に一定量の内容物を顧客に提供する事が
できる。また、載置プレートを収納容器とは別個に形成
しているので、従来品の収納容器をそのまま使用する事
ができるとともに、分配操作が簡単であるので、経済的
で操作性に優れた分配装置を得る事ができる。
【0023】また、収納容器の加圧手段は、収納容器を
容積の収縮方向に変形可能であれば、従来公知の適宜の
手段を用いる事ができる。そして、加圧手段として、収
納容器の収納部内を密閉状態とし、この収納部内に加圧
エアーを供給する事により、収納容器を容積の収縮方向
に変形するものであっても良い。この方法では、加圧エ
アーにより、収納容器の外周面全体を加圧して、内容物
を効率的に抽出する事ができる。
【0024】また、加圧手段は、収納容器の収納部内
に、ピストンを配置し、このピストンを収納容器方向に
摺動して成るものであっても良い。そして、このピスト
ンで、収納容器を押し潰す事により、内容物を抽出する
事ができる。
【0025】また、加圧手段は、上記加圧エアーによる
加圧手段とピストンによる加圧手段とを組み合わせたも
のであっても良い。そして、内容物を分配する際は、ま
ず、ピストンを摺動して、収納容器を押し潰す事によ
り、内容物を抽出する。次に、収納部内に、加圧エアー
を導入して、収納容器を加圧する事により、このピスト
ンだけでは抽出し切れなかった内容物を、完全に抽出す
る事が可能となる。
【0026】また、加圧体と受台とによる収納容器及び
載置プレートの挟持は、加圧手段による加圧力で、収納
容器や載置プレートが受台から落下したり、位置ズレを
起こしたりしないように、強固に行う必要がある。その
ため、加圧体及び/または受台に、凹溝及び/または突
条を、一個または複数個設け、これらを係合して行え
ば、この凹凸が収納容器と載置プレートの外周部に食い
込んで、これらを強固に挟持する事が可能となる。
【0027】また、他の異なる挟持方法として、加圧体
及び/または受台に、ゴム、ウレタン等の高摩擦係数の
弾性体を接続し、この弾性体の摩擦力で、収納容器と載
置プレートとを挟持するものであっても良い。この方法
だと、弾性体が弾性変形して収納容器や載置プレートの
表面に密着するので、強固な挟持が可能となる。この弾
性体の摩擦力による挟持は、収納容器や載置プレート
を、アルミ箔、ステンレス等の金属、その他で形成した
場合のように、表面が滑り易く、凹凸が食い込みにくい
場合に特に有効である。
【0028】また、上記2つの挟持方法を組み合わせ
て、収納容器と載置プレートの挟持を行うものであって
も良い。即ち、加圧体及び/または受台に、凹溝及び/
または突条を、一個または複数個設け、これらの係合に
より行うとともに、加圧体及び/または受台に、高摩擦
係数の弾性体を配置し、この弾性体の摩擦力により行
う。この方法だと、収納容器と載置プレートとを、より
強力に挟持する事ができ、作業効率を向上させるものと
なる。
【0029】また、受台は、設置位置を固定して、上下
方向や水平方向に不動であっても、加圧体が上下動する
から、この加圧体を受台の上方に配置する事により、受
台に載置プレートや収納容器を載置したり、取り外す事
ができる。しかし、受台は、上下方向に摺動可能とした
り、水平方向に摺動可能とすれば、載置プレートや収納
容器の載置や取り出しが、更に容易なものとなる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に於て説明す
れば、(1)は収納容器で、外部からの加圧により容積の
収縮方向に変形可能なプラスチック樹脂、アルミ、ステ
ンレス等の金属箔、紙、その他の素材を一種または複数
組み合わせて形成している。この収納容器(1)は、蓋体
の構成を限定する必要がないので、従来公知の適宜の製
品を使用する事ができ、低コストで収納容器(1)を得る
事が可能である。
【0031】そして、この収納容器(1)には、図4に示
す如く、ソフトクリーム、ムース、ババロア、凍結ヨー
グルト、凍結ホイップドクリーム、あん、ようかん、ゼ
リー、その他のクリーム状またはゲル状の内容物(2)を
収納している。収納容器(1)に収納する内容物(2)は、
クリーム状またはゲル状であれば、種類が限定されず、
顧客の好みに応じて、様々な種類を用意する事が可能で
ある。また、収納容器(1)は、特表平8−508157
号、特表平10−502251号の如き従来発明のよう
に、収納容器(1)に、内容物抽出用の孔を設けたり、こ
の孔をシールしておく必要はなく、内容物(2)の充填
も、従来の装置を用いて低コストに行う事ができる。
【0032】内容物(2)を収納したら、収納容器(1)の
開口部(3)を、プラスチック樹脂、アルミ、紙等で形成
した蓋体(4)で被覆する。この蓋体(4)は、図4に示す
如く、紙製の落とし蓋状に形成すれば、低コストで単純
に形成できる。また、蓋体(4)は、開口部(3)に嵌合可
能に形成したり、プラスチック樹脂等を熱融着して、開
口部(3)をシールするように形成するものであっても良
く、従来公知の適宜の方法で形成する事ができる。
【0033】また、この蓋体(4)とは別個に、収納容器
(1)の開口部(3)を載置するための載置プレート(5)を
形成している。この載置プレート(5)は、プラスチック
樹脂、アルミ箔、ステンレス箔等を円形に成形または打
ち抜く事により形成し、中央に内容物(2)を抽出するた
めの抽出口(6)を開口している。この抽出口(6)は、本
実施例の図5では、載置プレート(5)の中央部に、星型
形状で一個だけ設けているが、内容物(2)の種類、盛り
つけのデザイン、好み等に応じて、この抽出口(6)を載
置プレート(5)に複数個設ける事もできる。また、その
形状も円形状、多角形状、アスタリスク形状、その他の
特殊形状で形成するものであっても良い。そして、載置
プレート(5)を多種類用意して、内容物(2)の種類やデ
ザイン、顧客の好みに応じて、適宜に使い分ける事もで
きる。
【0034】また、収納容器(1)と載置プレート(5)を
載置する受台(7)は、載置プレート(5)の抽出口(6)を
中央方向に配置して、載置プレート(5)の外周部を載置
可能な形状としている。そして、図1に示す如く、載置
プレート(5)の抽出口(6)に臨ませて、内容物(2)の通
過口(8)を開口している。また、受台(7)は、装置に固
定的に設けてあり、上下及び水平方向に不動なものとし
ている。
【0035】また、受台(7)の上部に臨ませて、収納容
器(1)を加圧するための加圧体(10)を配置している。
この加圧体(10)は、受台(7)方向に上下動可能として
いる。この上下動機構(11)は、図1に示す如く、加圧
体(10)の上部に回動軸(12)を介して連結扞(13)を
軸支し、この連結扞(13)に、接続軸(14)を介して上
部扞(15)を軸支し、この上部扞(15)を、固定軸(1
6)を介して固定体(17)に軸支固定するとともに接続
軸(14)に、上下動シリンダー(18)を連結する事によ
り構成している。
【0036】そして、この接続軸(14)に接続する上下
動シリンダー(18)を伸縮する事により、接続軸(14)
を支点として、連結扞(13)と上部扞(15)を折曲また
は伸張して、加圧体(10)の上下動を行う。また、他の
異なる実施例では、上下動シリンダー(18)に代えて、
手動のレバー等を用いるものであっても良い。
【0037】また、加圧体(10)には、収納容器(1)を
収納する事が可能な、収納部(20)を設けている。そし
て、この収納部(20)には、加圧エアーの供給源(図示
せず)と接続する加圧エアー導入路(21)を設け、収納
部(20)内に加圧エアーを導入可能としている。この加
圧エアーの導入により、収納容器(1)を収縮変形するた
めの加圧手段(22)を構成している。
【0038】また、加圧体(10)の下端外周と、受台
(7)の上面とで、収納容器(1)の外周部及び載置プレー
ト(5)の外周部を挟持可能としている。そして、加圧体
(10)の下端外周に、図1、図6に示す如く、オーリン
グ(24)を配置する事により、突条(23)を形成してい
る。また、受台(7)は、成形時に、載置プレート(5)と
の接触面を、断面三角形の環状に突設する事により、突
条(23)を形成している。そして、加圧体(10)と受台
(7)は、上述の如く、互いに対向する面に設けた突条
(23)を、それぞれ収納容器(1)と載置プレート(5)の
外周部に食い込ませる事により、挟持力を強固なものと
している。
【0039】上述の如き分配装置を用いるには、まず、
顧客の好みに応じた内容物(2)を収納した収納容器(1)
と、載置プレート(5)とを選択する。そして、内容物
(2)は、一食分ずつ別個の収納容器(1)にパッケージし
てあるので、顧客の好みに合わせて、多くの種類を用意
して、その中から任意に選択する事ができる。また、載
置プレート(5)も、収納容器(1)とは別個に形成してい
るので、好みの抽出口(6)を設けた、任意の載置プレー
ト(5)を選択する事ができる。
【0040】そして、収納容器(1)と載置プレート(5)
を選んだら、まず、載置プレート(5)を受台(7)に載置
する。この載置は、載置プレート(5)の抽出口(6)を、
受台(7)の通過口(8)に対応させて行うとともに、この
載置プレート(5)の外周部を、受台(7)の突条(23)の
上面に載置する。次に、収納容器(1)の開口部(3)か
ら、蓋体(4)を外し、この収納容器(1)の開口部(3)を
載置プレート(5)の上面に臨ませて配置し、載置プレー
ト(5)の上面に収納容器(1)を載置する。
【0041】この状態では、図1に示す如く、加圧体
(10)に接続した上下動シリンダー(18)が伸張してい
るから、加圧体(10)は、受台(7)の上方に移動してい
る。そして、接続軸(14)に接続している上下動シリン
ダー(18)を収縮する事により、加圧体(10)を受台
(7)方向に下降する。この下降により、加圧体(10)の
収納部(20)に、収納容器(1)が収納されるとともに、
図6に示す如く、加圧体(10)の下端に設けた突条(2
3)と、受台(7)に設けた突条(23)が、収納容器(1)
の外周部及び載置プレート(5)の外周部に食い込んで、
これらを強く挟持する。そして、加圧体(10)の上下動
機構(11)により、加圧体(10)を受台(7)方向に強く
押圧しているので、この挟持が容易に解除される事はな
く、収納容器(1)と載置プレート(5)とが、安定的に装
置に固定されるとともに、収納部(20)内が、気密的に
密閉されるものとなる。
【0042】このように収納容器(1)と載置プレート
(5)のセットが終了したら、図2に示す如く、載置プレ
ート(5)の抽出口(6)の下方に、コーンカップやガラ
ス、紙、プラスチック容器等の分配容器(25)を配置す
る。そして、図2の矢印で示す如く、加圧体(10)の加
圧エアー導入路(21)を介して、加圧エアーを収納部
(20)内に導入する。この加圧エアーの導入により、収
納部(20)の内部圧が上昇し、図2の二点鎖線で示す如
く、収納容器(1)が加圧されて、容積の収縮方向に変形
するものとなる。尚、受台(7)と加圧体(10)の下端外
周とで、収納容器(1)及び載置プレート(5)を強固に挟
持しているので、収納部(20)内が高圧となっても、収
納容器(1)が装置から脱落したり、位置がずれて収納部
(20)内の気密性が損なわれたりする事がない。そのた
め、収納容器(1)は、加圧エアーの加圧力により収縮変
形し、内容物(2)を効率的に抽出する事が可能となる。
【0043】この収縮方向への変形により、収納容器
(1)内の内容物(2)が、載置プレート(5)に開口した抽
出口(6)から押し出される。そして、この内容物(2)
は、受台(7)の通過口(8)を介して分配容器(25)内に
流出する。この内容物(2)は、載置プレート(5)の抽出
口(6)により、星型等の任意の形状に成形されて流出す
るものである。そして、作業者が、分配容器(25)を任
意に動かす事により、好みのデザインで内容物(2)を分
配容器(25)に盛りつけ、顧客に提供する事ができる。
【0044】次に、収納容器(1)から内容物(2)を全て
抽出したら、図3に示す如く、上下動機構(11)の上下
動シリンダー(18)を伸張し、接続軸(14)を支点とし
て、連結扞(13)と上部扞(15)を折曲する事により、
加圧体(10)を上昇する。この上昇により、加圧体(1
0)と受台(7)による収納容器(1)と載置プレート(5)
の挟持が解除される。また、加圧体(10)が上昇する事
により、高圧状態の収納部(20)から、加圧エアーが一
気に噴出して、事故につながる可能性がある。そのた
め、加圧体(10)を上昇する前に、加圧エアー導入路
(21)を介して収納部(20)内の加圧エアーを抜き取
り、常圧に戻しておけば、このような不具合を解消する
事ができる。
【0045】その後、受台(7)から、収納容器(1)と載
置プレート(5)とを外して、これらを廃棄する事によ
り、作業が終了する。このように、抽出口(6)を設けた
載置プレート(5)を一回ごとに交換するので、次の分配
作業を衛生的に行う事が可能であるとともに、抽出口
(6)の洗浄等の手間を省いて作業性が向上するものとな
る。また、一食分の量を小分けして収納しているので、
作業者がカンや経験に頼る事なく、常に均一な分量で内
容物(2)を顧客に提供する事が可能となる。
【0046】尚、上記実施例では、載置プレート(5)を
一回ごとに廃棄しているが、使用済みの載置プレート
(5)を、洗浄してリサイクル使用する事もでき、経済的
な使用が可能となる。この場合、従来の如く、作りつけ
の抽出口を洗浄するよりも扱いが簡単で、清潔な使用が
可能となる。
【0047】また、上記実施例では、加圧体(10)の加
圧手段(22)として、収納部(20)内に加圧エアーを導
入する方法を用いているが、他の異なる第2実施例で
は、この加圧エアーを導入するとともに、ピストン(2
6)による押圧力を用いる事により、加圧手段(22)を
構成している。その構造は、図7、図8に示す如く、加
圧体(10)の収納部(20)の上面に、上部シリンダー
(27)を設け、この上部シリンダー(27)と収納部(2
0)を区画する区画壁(28)を設け、この区画壁(28)
を、オーリング(30)を介して貫通したピストン扞(3
1)の上端に上部ピストン(32)を、下端に下部ピスト
ン(33)を形成している。
【0048】また、収納部(20)は、下部ピストン(3
3)の上部側に、加圧エアーの供給源(図示せず)に接続
する加圧エアー導入路(21)を設け、この加圧エアー導
入路(21)を介して、収納部(20)内に加圧エアーを導
入または排出する事により、下部ピストン(33)の上下
方向への摺動を可能としている。そして、下部ピストン
(33)は、下面を収納容器(1)方向に円柱状に突出形成
する事により、収納容器(1)を押圧可能な押圧部(35)
を設けている。この押圧部(35)の外径は、下部ピスト
ン(33)の外径よりも径小に形成する事により、押圧部
(35)の外周と収納部(20)の内周との間に、エアーの
流通間隔(36)を設けている。また、収納部(20)の下
端には、図7に示す如く、この流通間隔(36)と連通
し、加圧エアーの導入と排出の制御が可能な加圧エアー
導入路(37)を設けている。
【0049】また、上部シリンダー(27)にも、上部ピ
ストン(33)の下方に、加圧エアー導入路(34)を設け
る事により、上部シリンダー(27)への加圧エアーの導
入や排出を制御可能としている。更に、上部シリンダー
(27)の天面に、上部シリンダー(27)内へのエアー出
入口(38)を設けている。この加圧エアー導入路(34)
とエアー出入口(38)により、上部ピストン(32)の円
滑な摺動を可能としている。また、この上部ピストン
(32)が上部シリンダー(27)内を上下動する事によ
り、下部ピストン(33)の傾きを抑え、垂直方向への円
滑な摺動を可能としている。
【0050】また、加圧体(10)の下端縁は、図9に示
す如く、断面三角形の環状に突出形成する事により、突
条(23)を設けている。一方、受台(7)には、載置プレ
ート(5)との接触面に、二本の断面三角形の環状の突条
(23)を平行に設ける事により、その間隔に凹溝(40)
を設けている。そして、この加圧体(10)の突条(23)
が、受台(7)の凹溝(40)に係合する事により、収納容
器(1)と載置プレート(5)の外周部を、強固に挟持可能
なものとしている。
【0051】そして、上述の如き分配装置を使用するに
は、第1実施例と同様に、受台(7)に載置プレート(5)
を載置する。そして、収納容器(1)から蓋体(4)を外し
た後、その開口部(3)を載置プレート(5)側に配置し
て、載置プレート(5)の上面に収納容器(1)を載置す
る。そして、適宜の上下動機構(11)を用いて、加圧体
(10)を収納容器(1)方向に下降し、収納容器(1)を収
納部(20)に収納する。次に、加圧体(10)の下端の突
条(23)と受台(7)の凹溝(40)とで、収納容器(1)及
び載置プレート(5)を挟持して、装置に固定するととも
に、収納部(20)内を密閉する。
【0052】この状態では、図7に示す如く、上部ピス
トン(32)は、上部シリンダー(27)の天面側に位置す
るとともに、下部ピストン(33)の押圧部(35)が、収
納容器(1)を押圧する事はないものである。また、下部
ピストン(33)の上面と収納部(20)の天面との間に
は、加圧エアー導入路(21)から加圧エアーを導入可能
な隙間を生じている。
【0053】次に、この収納部(20)内に、加圧エアー
導入路(21)から、図7の矢印で示す如く、加圧エアー
を導入する。この加圧エアーの導入圧力により、下部ピ
ストン(33)の上面が加圧され、収納容器(1)方向に下
降する。この下降に伴い、収納部(20)内のエアーは、
加圧エアー導入路(21)から外部に排出される。そし
て、下部ピストン(33)の下降により、押圧部(35)
が、収納容器(1)を押圧して、図8に示す如く変形す
る。この変形により、載置プレート(5)に開口した抽出
口(6)から、内容物(2)が分配容器(25)内に流出す
る。
【0054】尚、この下部ピストン(33)の下降に伴
い、上部ピストン(32)も上部シリンダー(27)内を下
降する。その際、上部シリンダー(27)内では、天面に
設けたエアー出入口(38)から外気が流入するととも
に、下方に設けた加圧エアー導入路(34)から、エアー
が外部に流出するので、上部ピストン(32)は、上部シ
リンダー(27)内を円滑に摺動するものとなる。
【0055】そして、上部ピストン(32)が回転止めと
なり、下部ピストン(33)の押圧部(35)が垂直方向に
円滑に下降して、収納容器(1)を収縮変形し、内容物
(2)を良好に抽出する事ができる。またこの押圧部(3
5)の押圧によって、内容物(2)の抽出は、略完了する
が、内容物(2)の抽出を、更に確実なものとするために
は、収納部(20)の下端に設けた加圧エアー導入路(3
7)から、収納室(20)内に加圧エアーを導入し、収納
容器(1)を更に加圧収縮する事により、内容物(2)の確
実な抽出を可能とする。また、この加圧エアーの収納部
(20)への導入は、下部ピストン(33)を上部方向に摺
動させない範囲の加圧力としている。
【0056】そして、内容物(2)の抽出が完了したら、
上部シリンダー(27)の加圧エアー導入路(21)から、
収納部(20)内の加圧エアーを抜き取るとともに、上部
シリンダー(27)の加圧エアー導入路(34)から、上部
シリンダー(27)内に、加圧エアーを導入する。この上
部シリンダー(27)への加圧エアーの導入により、上部
ピストン(32)が天面方向に加圧され、ピストン(26)
全体が上昇するものとなる。その後、上下動機構(11)
により、加圧体(10)を上昇させ、使用済みの収納容器
(1)と載置プレート(5)を、受台(7)から取り外す事に
より、作業が完了する。
【0057】また、上記第1、第2実施例では、受台
(7)を固定して、上下、水平方向に不動なものとしてい
るが、他の異なる第3実施例では、図10乃至図12に
示す如く、受台(7)を、軸支部(42)を介して分配装置
に回転可能に軸支する事により、この受台(7)を上下方
向に手動で摺動可能なものとしている。そして、受台
(7)を内容物(2)の抽出位置にセットすると、内容物
(2)の通過口(8)が作業者側の斜め上方に配置するよう
に分配装置を形成している。このように、通過口(8)を
斜めに配置すると、作業者が内容物(2)の抽出口(6)を
視認し易くなり、内容物(2)を受け損なうような事はな
く、分配容器(25)への分配作業を確実かつ体裁良く行
う事ができる。
【0058】また、本実施例では、加圧体(10)は、第
2実施例と同様に、収納部(20)の上方に上部シリンダ
ー(27)を設け、この収納部(20)と上部シリンダー
(27)に収納した、ピストン(26)により、収納容器
(1)の加圧手段(22)を構成している。また、受台(7)
の摺動経路に於いて、下方側に、イジェクトピン(43)
を突設している。このイジェクトピン(43)は、受台
(7)の通過口(8)を介して、載置プレート(5)の設置面
側に、貫通突出が可能に形成している。また、イジェク
トピン(43)の下方には、容器回収部(44)を設け、使
用済みの載置プレート(5)と収納容器(1)とを回収可能
としている。
【0059】このような分配装置から、内容物(2)を抽
出するには、図10に示す如く、受台(7)を、軸支部
(42)を介して下方に回転し、収納容器(1)のセット位
置に配置する。次に、受台(7)の上面に、載置プレート
(5)、収納容器(1)を順次載置する。そして、手動によ
り受台(7)を上方に摺動し、図11に示す如く、内容物
(2)の抽出位置に配置固定する。そして、第2実施例と
同様に、上下動機構(11)により、加圧体(10)を受台
(7)方向に下降して、加圧体(10)と受台(7)とで、収
納容器(1)と載置プレート(5)とを強固に挟持する。
【0060】そして、加圧手段(22)により、収納容器
(1)を加圧し、図12に示す如く、抽出口(6)を介して
内容物(2)を分配容器(25)に抽出する。内容物(2)の
抽出が終了したら、加圧手段(22)による加圧を解除す
るとともに、受台(7)を軸支部(42)を介して、イジェ
クトピン(43)方向に回転する。この回転により、図1
2に示す如く、イジェクトピン(43)が、受台(7)の通
過口(8)を介して載置プレート(5)を押圧するから、使
用済みの載置プレート(5)と収納容器(1)が、受台(7)
から外れ、下方に設けた容器回収部(44)内に落下し、
簡単に回収する事ができる。
【0061】また、上記第3実施例では、受台(7)を、
上下方向に摺動可能としているが、他の異なる実施例と
して、受台(7)を、水平方向に摺動可能としても良い。
そして、分配装置から受台(7)を水平方向に引き出し
て、この受台(7)に載置プレート(5)と収納容器(1)を
載置した後、受台(7)を元の位置方向に水平移動して、
加圧体(10)の下方に臨ませて配置する。そして、加圧
体(10)により、内容物(2)の抽出が終了したら、再び
水平方向に摺動し、使用済みの収納容器(1)と載置プレ
ート(5)を受台(7)から取り外すものである。この受台
(7)の水平方向への引き出しに於いては、この引き出し
が可能となる範囲で加圧体(10)を上下動する。
【0062】また、上記各実施例では、加圧体(10)と
受台(7)とによる収納容器(1)及び載置プレート(5)の
外周部の挟持は、加圧体(10)と受台(7)に、突条(2
3)や凹溝(40)を形成し、これらを係合する事により
行っている。この挟持方法の他の異なる実施例に於いて
は、図14に示す如く、加圧体(10)の下端外周と、受
部(7)の上面に、ゴム、ウレタン等の高摩擦係数の弾性
体(41)を各々接続している。
【0063】この弾性体(41)を用いた方法では、加圧
体(10)を下降すると、加圧体(10)下端の弾性体(4
1)と、受台(7)の弾性体(41)が、収納容器(1)と載
置プレート(5)の外周部に、弾性変形しながら強く密着
するから、強固な挟持が可能となる。そして、加圧手段
(22)により、収納容器(1)に強い加圧力が作用して
も、弾性体(41)の強い摩擦力により、収納容器(1)や
載置プレート(5)を安定的に保持し、作業操作性を良好
なものとする事ができる。この方法は特に、収納容器
(1)や載置プレート(5)を、アルミ、ステンレス箔等の
金属で形成した時等、挟持面が滑り易かったり、堅くて
凹凸を食い込ませにくい素材で形成した場合等に、優れ
た効果を発揮するものである。
【0064】また、他の異なる実施例として、突条(2
3)や凹溝(40)による挟持と、弾性体(41)による挟
持を組み合わせても良い。この方法だと、分配装置の製
造コストは高くなるが、加圧体(10)と受台(7)とによ
る収納容器(1)と載置プレート(5)の挟持力を、より強
固なものとし、作業操作性を更に向上させる事ができ
る。
【0065】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したものであ
るから、ソフトクリーム、ムース、ババロア、凍結ヨー
グルト、凍結ホイップドクリーム、あん、ようかん、ゼ
リー、その他のクリーム状またはゲル状の内容物を分配
する分配装置に於いて、一食分ずつの内容物を小分けし
た収納容器を、特別な形状で形成する必要はなく、従来
公知の一般的な収納容器を使用する事が可能となる。
【0066】そして、専用の収納容器を用いた従来品の
如く、内容物の抽出口をシールしたり、そのシール部材
を剥がしたりする手間を省いて、低コストで収納容器を
製造する事ができるとともに、内容物の充填や封入も、
既存の設備を使用して容易に行う事が可能となる。ま
た、一回分ごとに収納容器と載置プレートとを使い捨て
るので、効率的かつ衛生的に内容物を抽出可能とするも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】加圧体を下降し、収納容器から内容物を抽出し
ている過程を示す断面図。
【図3】内容物の抽出を終了し、加圧体を上昇した状態
の断面図。
【図4】内容物を収納した従来公知の収納容器の断面
図。
【図5】載置プレートの斜視図。
【図6】図1の加圧体と受台による収納容器と載置プレ
ートの挟持状態を示す拡大断面図。
【図7】第2実施例を示す断面図。
【図8】ピストンを下降して、収納容器から内容物を抽
出した状態の断面図。
【図9】図7の加圧体と受台による収納容器と載置プレ
ートの挟持状態を示す拡大断面図。
【図10】第3実施例に於いて、受台に収納容器と載置
プレートとを載置した状態を示す断面図。
【図11】受台を内容物の抽出位置にセットした状態を
示す断面図。
【図12】加圧手段により、内容物を抽出した状態を示
す断面図。
【図13】使用済みの収納容器と載置プレートとを、イ
ジェクトピンにより容器回収部に落下させている状態を
示す断面図。
【図14】加圧体と受台に接続した弾性体により、収納
容器と載置プレートとを挟持した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 収納容器 2 内容物 3 開口部 5 載置プレート 6 抽出口 7 受台 8 通過口 10 加圧体 11 上下動機構 20 収納部 22 加圧手段 23 突条 26 ピストン 40 凹溝 41 弾性体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】そして、上部ピストン(32)が回転止めと
なり、下部ピストン(33)の押圧部(35)が垂直方向に
円滑に下降して、収納容器(1)を収縮変形し、内容物
(2)を良好に抽出する事ができる。またこの押圧部(3
5)の押圧によって、内容物(2)の抽出は、略完了する
が、内容物(2)の抽出を、更に確実なものとするために
は、収納部(20)の下端に設けた加圧エアー導入路(3
7)から、収納部(20)内に加圧エアーを導入し、収納
容器(1)を更に加圧収縮する事により、内容物(2)の確
実な抽出を可能とする。また、この加圧エアーの収納部
(20)への導入は、下部ピストン(33)を上部方向に摺
動させない範囲の加圧力としている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】また、上記各実施例では、加圧体(10)と
受台(7)とによる収納容器(1)及び載置プレート(5)の
外周部の挟持は、加圧体(10)と受台(7)に、突条(2
3)や凹溝(40)を形成し、これらを係合する事により
行っている。この挟持方法の他の異なる実施例に於いて
は、図14に示す如く、加圧体(10)の下端外周と、
台(7)の上面に、ゴム、ウレタン等の高摩擦係数の弾性
体(41)を各々接続している。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーム状またはゲル状の内容物を収納
    するとともに外部からの加圧により容積の収縮方向に変
    形可能な収納容器と、この収納容器の開口部を載置可能
    で、収納容器とは別個に設けた載置プレートと、この載
    置プレートに開口した内容物の抽出口を中央方向に配置
    し載置プレートの外周部を載置するとともに抽出口に臨
    ませて内容物の通過口を設けた受台と、この受台の上部
    に臨ませて配置し開口部を開放した収納容器の収納部を
    設けるとともに収納容器の加圧手段を備えた加圧体と、
    この加圧体を受台に臨ませて上下動可能とし、加圧体の
    下端外周と受台との間に、収納容器および収納容器の開
    口部を載置している載置プレートの外周を挟持可能とす
    る上下動機構とから成る事を特徴とする分配装置。
  2. 【請求項2】 加圧手段は、収納容器の収納部内に、加
    圧エアーを供給して成るものである事を特徴とする請求
    項1の分配装置。
  3. 【請求項3】 加圧手段は、収納容器の収納部内に、ピ
    ストンを配置し、このピストンを収納容器方向に摺動し
    て成るものである事を特徴とする請求項1の分配装置。
  4. 【請求項4】 加圧手段は、収納容器の収納部内に、ピ
    ストンを配置し、このピストンを収納容器方向に摺動す
    るとともに、この収納部内に、加圧エアーを供給して成
    るものである事を特徴とする請求項1の分配装置。
  5. 【請求項5】 加圧体と受台とによる収納容器及び載置
    プレートの挟持は、加圧体及び/または受台に、凹溝及
    び/または突条を、一個または複数個設け、これらを係
    合して行うものである事を特徴とする請求項1の分配装
    置。
  6. 【請求項6】 加圧体と受台とによる収納容器及び載置
    プレートの挟持は、加圧体及び/または受台に、高摩擦
    係数の弾性体を接続し、この弾性体の摩擦力により行う
    ものである事を特徴とする請求項1の分配装置。
  7. 【請求項7】 加圧体と受台とによる収納容器及び載置
    プレートの挟持は、加圧体及び/または受台に、凹溝及
    び/または突条を、一個または複数個設け、これらの係
    合により行うとともに、加圧体及び/または受台に、高
    摩擦係数の弾性体を配置し、この弾性体の摩擦力により
    行うものである事を特徴とする請求項1の分配装置。
  8. 【請求項8】 受台は、上下及び水平方向に不動である
    事を特徴とする請求項1、5、6または7の分配装置。
  9. 【請求項9】 受台は、上下方向に摺動可能である事を
    特徴とする請求項1、5、6または7の分配装置。
  10. 【請求項10】 受台は、水平方向に摺動可能である事
    を特徴とする請求項1、5、6または7の分配装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002012201A (ja) * 2000-04-28 2002-01-15 Autonics Co Ltd 流動体分配装置、食品分配装置及びソフトクリーム分配装置
JP2013532468A (ja) * 2010-07-16 2013-08-19 マックギル テクノロジー リミテッド 小出し装置
JP2020026258A (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 株式会社三愛自動車 ウイング扉の係止装置

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