JP2000115240A - 通信サービス品質制御方法及び装置 - Google Patents

通信サービス品質制御方法及び装置

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JP2000115240A JP27973998A JP27973998A JP2000115240A JP 2000115240 A JP2000115240 A JP 2000115240A JP 27973998 A JP27973998 A JP 27973998A JP 27973998 A JP27973998 A JP 27973998A JP 2000115240 A JP2000115240 A JP 2000115240A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの要求を満たすとともに、QoS調整
を迅速に行うことができる通信サービス品質制御方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 各ストリーム毎に生成されるストリーム
エージェントSAのQoS管理部21は、ストリームの
QoSに基づいて決定された現在のリソース量が所定の
正常範囲外のときに、ストリームを用いて通信するとき
の優先順位を表す優先度と、ストリームのQoSを調整
するか否かを決定するための基準値である共有データメ
モリ14に記憶されたしきい値とを比較することによ
り、ストリーム毎にQoSを調整し、QoSを調整した
上記ストリームを含むすべての通信ストリームの優先度
に基づいて上記しきい値を更新して共有データメモリ1
4に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばネットワー
クを介して接続された複数の端末装置間の通信サービス
の品質(以下、QoSという。)を制御する通信サービ
ス品質制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術文献1「河内谷清久仁,“マル
チメディア処理の動的QoS制御のためのフレームワー
ク”,電子情報通信学会論文誌,B-I,Vol.J80-B-I,N
o.6,pp.465-471,1997年6月」記載のQoSチケットモ
デル(以下、第1の従来例という。)では、QoSマネ
ージャが、複数の連続メディアセッションから通知され
るQoSファクタに基づいて、それらに対する資源の割
り振りと予約を行い、その情報を書き込んだ「QoSチ
ケット」を発行し、各連続メディアセッションが、Qo
Sファクタを通じて当該各連続メディアセッションの必
要とする資源量をQoSマネージャに通知する。また、
各連続メディアセッションは、QoSマネージャから当
該各連続メディアセッションに対して発行されたQoS
チケットに記載される資源の制限内で処理が行われるよ
うに動的にQoSを調整し、当該各連続メディアセッシ
ョンの処理内容を適応させる。オペレーティングシステ
ムは、資源使用の保証と監視を行う。第1の従来例で
は、このようにQoSチケットを通じて、オペレーティ
ングシステム、QoSマネージャ及び各連続メディアセ
ッションが協調してQoS制御を行うことにより、複数
の連続メディア処理に対するCPU資源の配分と動的な
QoS制御が可能である。
【0003】また、従来技術文献2「河内谷清久仁ほ
か,“MKngプロジェクトにおけるマルチメディア技
術:動的QoS制御のための資源交渉手法の提案”,情
報処理学会第55回全国大会論文集,2Z-4,1997年9
月」記載の「資源チケット」を用いた資源管理モデル
(以下、第2の従来例という。)は、第1の従来例を改
善したモデルである。第2の従来例では、各アプリケー
ションは、当該各アプリケーションがシステム資源の要
求を行ったり利用可能な資源量等の情報を得るための統
一的アブストラクション(抽象観念)である資源チケッ
トに、当該各アプリケーションの対応可能なQoSタイ
プ毎の資源要求を「資源要求表」として登録し、資源ア
ロケータに送信する。資源アロケータは各アプリケーシ
ョンの資源チケットの当該資源要求表に基づいて、でき
るだけ多くのアプリケーションが満足できるように各ア
プリケーションに対する資源配分を決定してその予約を
行い、その資源配分情報を各資源チケットに書き込む。
各アプリケーションは、指定されたQoSタイプで処理
を行うと共に、実際に消費した資源量の情報をもとに資
源要求表を較正する。第2の従来例は、このような資源
管理手法によって環境に依存せず、動的なQoS制御を
行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1及び第2
の従来例では、各リソースのモジュールに対するQoS
の分配は集中管理されている。使用リソース量の変化が
発生した場合、QoSの再配分が集中的に行われるた
め、分配の対象となるモジュールが多くなると、その負
荷は非常に大きくなり、分配処理に多くの時間が必要と
なる。第1の従来例ではQoSマネージャ(QoS Manage
r)部、第2の従来例では資源アロケータ(Resource Al
locator)がこれに相当する。各モジュールのQoS調
整はこの分配結果に基づいて行われるために、QoS調
整が迅速に行なえないという問題があった。
【0005】本発明の目的は以上の問題点を解決し、ユ
ーザの要求を満たすとともに、QoS調整を迅速に行う
ことができる通信サービス品質制御方法及び装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の通信サービス品質制御方法は、ネットワークを介し
て接続された複数の端末装置間で通信ストリームを用い
て通信するときに、通信サービスの品質を制御する端末
装置の通信サービス品質制御方法において、通信ストリ
ームの通信サービスの品質に基づいて決定された通信の
ためのリソース量が所定の正常範囲外のときに、通信ス
トリームを用いて通信するときの優先順位を表す優先度
と、通信ストリームの通信サービスの品質を調整するか
否かを決定するための基準値であるしきい値とを比較す
ることにより、通信ストリーム毎に通信サービスの品質
を調整するステップと、通信サービスの品質を調整した
通信ストリームを含むすべての通信ストリームの優先度
に基づいて上記しきい値を更新するステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の通信サービス品質制
御方法は、請求項1記載の通信サービス品質制御方法に
おいて、上記通信サービスの品質を調整するステップ
は、上記リソース量が所定の正常範囲の上限値を越えた
とき、上記しきい値より小さい優先度を有する通信スト
リームのリソース量を減少させるように通信サービスの
品質を調整し、上記リソース量が所定の正常範囲の下限
値を下回るとき、上記しきい値より大きい優先度を有す
る通信ストリームのリソース量を増加させるように通信
サービスの品質を調整することを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3記載の通信サービス品質
制御方法は、請求項1又は2記載の通信サービス品質制
御方法において、上記しきい値は、すべての通信ストリ
ームの優先度の平均値であることを特徴とする。
【0009】本発明に係る請求項4記載の通信サービス
品質制御装置は、ネットワークを介して接続された複数
の端末装置間で通信ストリームを用いて通信するとき
に、通信サービスの品質を制御する通信制御手段を備え
た通信サービス品質制御装置において、通信ストリーム
の通信サービスの品質に基づいて決定された通信のため
のリソース量が所定の正常範囲外のときに、通信ストリ
ームを用いて通信するときの優先順位を表す優先度と、
通信ストリームの通信サービスの品質を調整するか否か
を決定するための基準値であるしきい値とを比較するこ
とにより、通信ストリーム毎に通信サービスの品質を調
整する調整手段と、上記調整手段によって通信サービス
の品質が調整された通信ストリームを含むすべての通信
ストリームの優先度に基づいて上記しきい値を更新する
更新手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の通信サービス品質制
御装置は、請求項4記載の通信サービス品質制御装置に
おいて、上記調整手段は、上記リソース量が所定の正常
範囲の上限値を越えたとき、上記しきい値より小さい優
先度を有する通信ストリームのリソース量を減少させる
ように通信サービスの品質を調整し、上記リソース量が
所定の正常範囲の下限値を下回るとき、上記しきい値よ
り大きい優先度を有する通信ストリームのリソース量を
増加させるように通信サービスの品質を調整することを
特徴とする。
【0011】さらに、請求項6記載の通信サービス品質
制御装置は、請求項4又は5記載の通信サービス品質制
御装置において、上記しきい値は、すべての通信ストリ
ームの優先度の平均値であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る一実施形態である通
信サービス品質(QoS)調整機能を備えた端末装置A
及びBを備えた通信システムの構成を示すブロック図で
ある。図1において、端末装置Aは、通信サービス品質
(QoS)調整機能を備え、パーソナルコンピュータA
1とモデム(変復調装置)A2とを備えて構成され、こ
こで、パーソナルコンピュータA1はモデムA2、並び
に、例えば電話回線、ISDN回線、インターネットな
どのネットワークNEを介して端末装置Bに接続され
る。端末装置Bは、端末装置Aと同様に、パーソナルコ
ンピュータB1及びモデムB2を備えて構成される。
【0014】マルチメディアストリームを扱う場合、Q
oS調整は瞬時に行われることが望ましい。よって、こ
のことを考慮したQoS管理部21の構成が必要とな
る。そこで、本発明に係る一実施形態の通信システムで
は、図1に示すように、各通信ストリーム(以下、スト
リームという。)毎に生成されるストリームエージェン
トSAのQoS管理部21は、ストリームのQoSに基
づいて決定された現在のリソース量が所定の正常範囲外
のときに、ストリームを用いて通信するときの優先順位
を表す優先度と、ストリームのQoSを調整するか否か
を決定するための基準値である共有データメモリ14に
記憶されたしきい値とを比較することにより、ストリー
ム毎にQoSを調整し、QoSを調整した上記ストリー
ムを含むすべての通信ストリームの優先度に基づいて上
記しきい値を更新して共有データメモリ14に記憶させ
ることによって、ユーザの要求を満たしながら迅速にQ
oSを調整することができることを特徴とする。なお、
共有データメモリ14には、すべてのストリームのスト
リームエージェントSAの優先度の平均値が上記しきい
値として記憶される。
【0015】また、図1の通信システムのQoS管理部
21において、QoSを調整する処理は、上記リソース
量が所定の正常範囲の上限値を越えたとき、上記しきい
値より小さい優先度を有するストリームのリソース量を
減少させるようにQoSを調整する。また、上記リソー
ス量が所定の正常範囲の下限値を下回るとき、上記しき
い値より大きい優先度を有するストリームのリソース量
を増加させるようにQoSを調整する。
【0016】まず、本発明に係る一実施形態の通信シス
テムの構成及び動作について図1を参照しながら説明す
る。図1の通信システムは、従来技術文献3「小菅ほ
か,“適応型情報通信アプリケーションのためのフレー
ムワークの一考察−エージェントに基づくシステムアー
キテクチャ−”,電子情報通信学会技術研究報告,CQ97
-66,pp53-60,1997年12月」記載のQoSによるリソー
スマネージメントのメカニズムを用いる。
【0017】図1において、パーソナルコンピュータA
1は、通信処理の動作を制御するハードウエアであるC
PU10と、端末装置Bとデータ通信を行う通信アプリ
ケーション(ソフトウエア)CAと、上記データ通信の
制御を行う通信制御部(ソフトウエア)CCと、ユーザ
要求に基づいてQoSとQoSマネジメントポリシー
(QoS管理ポリシー)を算出するアプリケーションエ
ージェントAAと、マルチメディア通信のストリーム毎
に生成され、かつアプリケーションエージェントAAに
よって算出されたQoSとQoSマネジメントポリシー
に基づいて従ってストリームを自律的に制御するストリ
ームエージェントSAと、QoSを調整する際にどのス
トリームのQoSを調整するかを決定するための基準値
であるしきい値を記憶する共有データメモリ14とを備
える。ここで、エージェントとは、外部からの入力に対
して自律的に動作の判断と制御を行うソフトウェアモジ
ュールのことである。アプリケーションエージェントA
Aは、QoSマッピング部11と、QoS交渉部(Qo
Sネゴシエーション部)12と、QoS許可部(QoS
アドミッション部)13とを備える。また、ストリーム
エージェントSAは、QoS管理部21と、QoSモニ
タリング部22とを備える。さらに、通信制御部CC
は、フローフィルタリング部31と、リアルタイムフロ
ー制御部32と、適応転送システム部33とを備える。
以下、パーソナルコンピュータA1の処理及び動作の詳
細について説明する。
【0018】まず、適応型情報通信アプリケーションに
ついて説明する。上述したように、今後の高度情報通信
社会においては、モバイル通信、マルチメディア通信、
及びパーソナル通信を利用する形態の情報通信アプリケ
ーションが普及し、日常生活の様々な場面で個人に密に
関わってくる。
【0019】誰もがこのようなアプリケーションを日常
的に気軽に利用できるようにするためには、極めて多様
で流動的な動作環境で適応的に通信コーディネーション
を行う機能がアプリケーションに求められる。すなわ
ち、使用するネットワークや、ときには端末までもがア
プリケーション利用の都度、異なることがあり、その結
果、使用できるリソース、性能がそのときどきで異なっ
てくる。さらに、マルチメディアストリームを取り扱う
場合には、そこで処理する負荷の特性も一定していな
い。この場合には、使用可能なリソース、性能、メディ
アストリームの負荷特性などに応じて受信処理できるQ
oSの選択などの通信コーディネーションが必要であ
る。とくに、携帯端末を使用してワイヤレスアクセスリ
ンク経由でモバイルマルチメディア通信を利用する場合
(例えば、図8参照。)には、相手側(例えば、高速広
帯域アクセスリンク経由で通信できる高性能ワークステ
ーション)との間の、使用可能リソース量や性能の差に
より、双方で扱えるメディアストリームのQoSに差が
生じることがある。この場合には、受信処理できるメデ
ィアストリームに変換するためのQoS調整などの通信
コーディネーションが必要である。
【0020】また、ワイヤレスアクセスリンクの不安定
な伝送環境や、ハンドオーバによる使用可能伝送帯域の
変更、携帯端末の電池残量の変化などにより、アプリケ
ーション利用中にも動作環境が変わり得る。この場合に
も、スムーズなメディアストリーム処理を可能にするた
めの動的なQoS調整が必要である。
【0021】また、これらの物理的な動作環境(ネット
ワーク環境、端末環境)のほかに、ユーザ個々人のTP
O、ニーズ、好みに応じた多様な利用形態が出現し得る
が、この場合には、そのときどきのユーザの状況に合っ
た通信形態の選択などの通信コーディネーションが必要
である。また、ユーザ相互の要求が相反する場合には、
お互いの要求を調整することも必要になってくる。前述
のメディアストリームのQoS調整についても、ユーザ
個々人の要求、好みに合わせてQoS調整が行われるこ
とが必要である。
【0022】このように、そのときどきの動作環境(ネ
ットワーク環境、端末環境、ユーザ環境)に即して、使
用リソース、メディアストリームのQoS、通信形態、
さらにはアプリケーション自身の機能及び構成までをも
自律的に調整して通信コーディネーションを行う適応型
情報通信アプリケーションを実現するためのシステムア
ーキテクチャについて以下に開示する。
【0023】まず、適応型情報通信アプリケーションの
ためのフレームワークについて説明する。図9は、図1
の通信システムで用いられるQoSアーキテクチャのた
めのフレームワークの基本構成を示すブロック図であ
る。このフレームワークは主として次の4つのモジュー
ル群から構成されている。 (a)パーソナルエージェント群、(b)アプリケーシ
ョンエージェント群、(c)ストリームエージェント
群、及び、(d)リソースマネージャ群。
【0024】ここで、通信アプリケーションCAを含む
パーソナルエージェントはユーザの好みや要求を把握
し、ユーザ要求の変更を受けつける。また、アプリケー
ションエージェントAAは各アプリケーション毎に生成
され、QoSの交渉とリソース予約の制御を行う。スト
リームエージェントSAは、各ストリーム毎に生成さ
れ、指定されたQoSに従ってストリームを自律的に制
御する。通信制御部CCを含むリソースマネージャはC
PU10やネットワークNEの伝送帯域等のリソースの
管理を行う。フレームワークにおけるエージェント群
は、QoSメカニズムの機能を利用もしくは実現し、ア
プリケーションに適応性を付与する。
【0025】次いで、QoSメカニズムとフレームワー
クについて説明する。ここで、リソース管理(マネジメ
ント)におけるQoSメカニズムは以下の3つに分類す
ることができる。 (a)QoS提供機構(QoS Provision Mechanisms)、
(b)QoS制御機構(QoS Control Mechanisms)、及
び、(c)QoS管理機構(QoS Management Mechanism
s)。
【0026】ここで、QoS提供機構は、フローの確立
とQoS交渉といった静的なリソース管理を行う。一
方、QoS制御機構とQoS管理機構は、メディア転送
時の動的なリソース管理を行う。QoS制御機構は、Q
oS管理機構より処理のタイムスケールが短い、リアル
タイムなフロー制御やフローのフィルタリング等を行
う。アプリケーションエージェントAAはQoSマッピ
ングや許可、テスト等のQoS提供機構を利用してQo
Sの交渉とリソース予約の制御を行い、フローを確立す
る。
【0027】ストリームエージェントSAはQoSの保
守管理やQoS適応制御等のQoS管理機構の機能を実
現し、ストリーム制御に適応性を付与する。またそれぞ
れのエージェントは、フローのリアルタイムな制御のた
めにQoS制御機構の機能を利用する。
【0028】次いで、フレームワーク内のアプリケーシ
ョンエージェントAAとストリームエージェントSAの
基本動作フローについて図1を参照しながら説明する。
【0029】まず、各アプリケーションエージェントA
Aは、例えば通信アプリケーションCAであるパーソナ
ルエージェントからのユーザ要求をもとにQoSとQo
Sマネジメントポリシーを算出する。通信アプリケーシ
ョンCAからストリームの生成要求が発生した場合、各
アプリケーションエージェントAAはネットワークや端
末のリソース環境を考慮し、ユーザ要求をもとにアプリ
ケーションに対して妥当なQoSをストリーム毎に算出
することにより、QoSのマッピングを行う。同時に、
複数のアプリケーションが存在する場合は、各アプリケ
ーションエージェントAA間で交渉を行い、許可及びテ
スト機能を利用して、実現可能なQoSを選択する。必
要な場合は、通信相手や通信コーディネーションサーバ
のアプリケーションエージェントAAと端末装置Aと端
末装置Bとの間で交渉を行う。このようにして選択した
1つ又は複数のQoSとQoSマネジメントポリシーを
それぞれのストリームエージェントSAに通知する。こ
の処理は、ユーザの品質要求が変化した場合にも行われ
る。また、リソースが不足した場合等にはストリームエ
ージェントSAからの要求を受けてQoSの再交渉も行
う。
【0030】次いで、ストリームエージェントSAは、
アプリケーションエージェントAA群によって割り出さ
れたQoSとQoSマネジメントポリシー(QoS管理
ポリシー)に従って、対応するストリームを自律的に制
御する。ストリームエージェントSAは端末装置A内の
ローカルな環境でストリームとストリームに関連するリ
ソースのモニタリングを行い、QoS制御機構の機能を
利用してストリームと使用リソースの調整を自律的に行
うことでQoS保守及びQoS適応制御機能を実現す
る。ストリームエージェントSAはまず最初に、アプリ
ケーションエージェントAAから与えられたQoSを維
持しようとする。しかしながら、端末装置A全体として
の使用リソース量が増加したり、ネットワークリソース
が変動してQoSの維持が困難になった場合、ストリー
ムエージェントSAはQoSマネジメントポリシーに従
って複数のQoSを自律的に切り替える。このとき、各
ストリームエージェントは、共有データメモリ14に記
憶されたしきい値と当該各ストリームエージェントが有
する優先度とを比較し、比較結果に従って対応するQo
Sを調整するか否かを決定し、QoSを調整することが
決定されればQoSを調整し、ストリームエージェント
SAを含むすべてのストリームエージェントの優先度に
従って、共有データメモリ14に記憶されたしきい値を
更新する。なお、ストリームエージェントSAでのQo
S調整が現在のQoSの範囲内では不可能になった場
合、アプリケーションエージェントAA群にQoSの再
交渉を要求する。
【0031】次いで、QoSとQoSマネジメントポリ
シーについて説明する。QoSマネジメントポリシー
は、与えられたQoSの範囲の中からユーザ要求を最大
に反映したリソース制御を行うための指針となり、アプ
リケーションエージェントAAによって算出される。Q
oSとQoSマネジメントポリシーは、(a)幅を有す
るQoSと、(b)アプリケーション、ストリーム、各
QoSパラメータ毎の優先度と、(c)複数のQoSパ
ラメータセットとユーティリティ(ユーザにとっての効
用、満足度)とに基づいて算出される。QoS調整にユ
ーザ要求を反映する仕組みとして、次式の数1で与えら
れる総合ユーティリティ関数Uを、次式の数2のリソー
ス制約条件の下で最大化することにより、ユーザ要求を
反映したメディアストリームのQoS調整を実現する。
【0032】
【数1】
【数2】
【0033】ここで、u(A,q)は、ストリームAの
QoSが品質qであるときの個別ユーティリティ(ユー
ザの効用値、ユーザの効用度、又はユーザの満足度をい
う。)であり、w(A)は、アプリケーションの優先度
を考慮した、ストリームAに対して予め決められた優先
度であり、端末装置A及びB間でストリームを用いて通
信するときの優先準位を表す。また、rm(A,q)
は、ストリームAをQoSqで処理するために必要とさ
れるリソースmのリソース量であり、ストリームAのQ
oSqによって決定される。リソースmは、本実施形態
ではCPU10とネットワークNEとを含む。リソース
量はCPU10の使用量とネットワークNEの伝送帯域
を含む。Rmは、リソースmの利用可能限度量又はリソ
ース量の最大値である。このようにして得られるQoS
をストリームエージェントSAに通知する際の指定方法
は、QoSの範囲を指定する方法や、テーブルで離散的
に指定する方法を用いることができる。ストリームエー
ジェントSAのリアクティブ性(又は反応性)を考慮し
た場合、後者の方法が有効である。
【0034】次いで、フレームワークのエージェントモ
デルについて説明する。複数のアプリケーションが存在
する場合、QoS交渉はアプリケーションエージェント
AAによるマルチエージェントシステムを構成すること
となる。フロー確立時のQoS交渉は、実時間性に対す
る要求はそれほど強くないため、分散人工知能の分野で
研究されている高度な分散問題解決手法が利用可能であ
る。同等な優先度やユーティリティを持つ可能性のある
QoS交渉では、譲り合いといった機能が必要となる。
また、常に変化する端末やネットワーク環境においては
長期的な戦略のような仕組みがなければ頻繁に再交渉が
発生する可能性が考えられる。これらを実現するため
に、エージェントによるQoS交渉方式に社会システム
や市場モデルを適用することができる。また、QoS交
渉のレベルでは準最適解を見つけだすことにとどめ、Q
oSマネジメントポリシーといった形で細かいQoS制
御を可能にし、よりリアクティブな(反応的な、又は応
答的な)エージェントによって環境の変動に応じて微調
整する方法が有効である。
【0035】上述のような通信システムにおいてマルチ
メディアストリームを扱う場合、QoS調整は瞬時に行
われることが望ましい。よって、このことを考慮したQ
oS管理部21の構成が必要となる。以下、本発明に係
る一実施形態の通信システムにおいて用いられる端末装
置AのストリームエージェントSAのQoS管理部21
について説明する。
【0036】本実施形態のストリームエージェントSA
のQoS管理部21は、アプリケーションエージェント
AAから与えられたQoSとQoSパラメータセットに
基づいて、対応するストリームを自律分散的に制御し、
また、当該QoSを維持できるように、システムとネッ
トワークのQoSモニタリング部22からのモニタリン
グ結果に基づいて、通信制御部CC内のリアルタイムフ
ロー制御部32と、フローフィルタリング部31と、適
応転送システム部33との処理を制御する。なお、各ス
トリームエージェントのQoS管理部21は、各ストリ
ームの優先度に対応した同一の優先度を有し、その優先
度を用いて対応するストリームのQoSの調整をそれぞ
れ行う。
【0037】ストリームエージェントSAのQoS管理
部21は、QoSモニタリング部22によるモニタリン
グ結果により、すべてのストリームを用いて通信すると
きに使用されているリソース状態に余裕があるか否かを
感知できる。これは、リソース状態が所定の正常範囲内
にあるか否かによって判断される。本実施形態では、好
ましくは、CPU10の使用量の正常範囲は70%〜1
00%であり、ネットワークNEの伝送帯域の正常範囲
は、例えばLANであれば、500kbps〜1Mbp
sである。QoS管理部21は、リソース量がこれらの
正常範囲の上限値を越えた場合と、正常範囲の下限値を
下回った場合とを区別してQoS調整を行う。
【0038】まず、モニタリング結果のリソース量が正
常範囲の上限値を越えた場合(使用リソース量を減少さ
せる場合)のQoS調整処理について説明する。まず、
ストリームエージェントSAのQoS管理部21は、共
有データメモリ14にアクセスし、そこに記憶されるし
きい値を取得し、当該しきい値とQoS管理部21の優
先度を比較することによって、QoS調整を行うか否か
を判断する。このQoS調整を行うか否かの判断は、上
記しきい値よりも当該QoS管理部21が有する優先度
が小さいか否かで判断される。優先度がしきい値より小
さければ、QoS調整処理が実行されて当該ストリーム
に使用されるリソース量を減少させる。ストリームエー
ジェントSAのQoS管理部21の優先度がしきい値よ
り小さくなければ、QoS管理部21はQoS調整処理
を実行しない。
【0039】次いで、モニタリング結果のリソース量が
正常範囲の下限値を下回った場合(使用リソース量を増
加させる場合)のQoS調整処理について説明する。ま
ず、ストリームエージェントSAのQoS管理部21
は、共有データメモリ14にアクセスし、そこに記憶さ
れるしきい値を取得し、当該しきい値と当該QoS管理
部21の優先度に基づいて、QoS調整を行うか否かを
判断する。このQoS調整を行うか否かの判断は、上記
しきい値よりも当該QoS管理部21が有する優先度が
大きいか否かで判断される。優先度がしきい値より大き
ければ、QoS調整処理が実行されて当該ストリームに
使用されるリソース量を増大させる。ストリームエージ
ェントSAのQoS管理部21の優先度がしきい値より
大きくなければ、QoS管理部21はQoS調整処理を
実行しない。
【0040】ストリームエージェントSAのQoS管理
部21がQoS調整を行うと、その行動内容に従って次
式を用いて共有データメモリ14に記憶されるしきい値
Cの更新を行う。例えば、使用リソース量を減少させる
処理では、しきい値を上昇させる。
【0041】
【数3】C←(C×n−D)/(n−1)
【0042】ここで、Cはしきい値であり、nはストリ
ーム数であり、DはQoS調整を行ったストリームエー
ジェントSAのQoS管理部21の優先度である。例え
ば、使用リソース量を減少させる操作では、しきい値C
が、QoS調整を行うストリームエージェントSAのQ
oS管理部21の優先度Dより大きいので、上記式によ
ってしきい値Cは増加する。そのことで、優先度に応じ
てQoS管理部21を非同期に行動させることが可能と
なる。
【0043】図7は、図1のQoS管理部21によって
QoSを調整するか否かを決定する基準値である共有デ
ータメモリ14に記憶されたしきい値と、各ストリーム
の優先度とに基づいたQoS調整を示す図であり、
(a)はしきい値と各ストリームの優先度との関係を示
すグラフであり、(b)は、(a)に示されるようにQ
oS調整によってしきい値が変化したときの使用リソー
ス量の変化を示すグラフである。
【0044】図7の(b)を参照すると、時刻t1のと
きのストリームa乃至cの総使用リソース量は、時刻t
2でのしきい値TH1によるQoS調整によって、時刻
t3では減少している。これは、図7の(a)を参照す
ると、当該しきい値TH1より小さい優先度のうちの最
小の優先度を有するストリームbのリソース量を減少さ
せるように、ストリームbのQoSを調整した結果、生
じる。また、ストリームbのQoSを調整した後、しき
い値は数3に基づいてTH1からTH2に更新される。
次いで、時刻t4においてしきい値TH2によってスト
リームcの使用リソース量を減少させるようにストリー
ムcのQoSを調整した結果、ストリームa乃至cの総
使用リソース量は、時刻t3のときの使用リソース量か
ら時刻t5のときの使用リソース量にまで減少し、しき
い値はTH2からTH3に増加するように更新される。
次いで、時刻t5のときのストリームa乃至cの総使用
リソース量は、時刻t6でのしきい値TH3によるスト
リームaのQoS調整によって、時刻t7では減少して
いる。
【0045】さらに、ストリームエージェントSAのQ
oS管理部21は、与えられたQoSパラメータセット
のQoSの範囲内で、各QoSパラメータの優先度に応
じてQoSを独立に調整する。また、QoS管理部21
は、同等のユーティリティ値を有するQoSパラメータ
セットへのQoSの切り替えも行うことができ、これに
より、総合ユーティリティ関数Uの値をほとんど変化さ
せることなく、QoS調整の自由度を上げることが可能
となる。また、QoS管理部21は、与えられたQoS
パラメータセット内でのQoS調整が不可能となった場
合は、アプリケーションエージェントAAのQoS交渉
部12にQoSの再交渉を要求する。これに応答して、
アプリケーションエージェントAAは、すべてのストリ
ームエージェントのQoS管理部21からQoSの再交
渉要求を受信すると、QoSの再交渉を行い、新しいQ
oSパラメータセットを選択し、QoS管理部21に出
力する。
【0046】このようにして、各ストリームに対応する
ストリームエージェントのQoS管理部21が、共有デ
ータメモリ14に記憶されたしきい値を用いてそれぞれ
独立に対応するストリームのQoSの調整を行うので、
通信システム全体ではQoS調整が迅速に行うことがで
きる。
【0047】次に、QoS調整機能を備えた図1のパー
ソナルコンピュータA1内のQoS管理部21以外の各
機能部の基本的な処理について説明する。まず、アプリ
ケーションエージェントAA内のQoSマッピング部1
1は、ユーザ指定のQoSをシステムやネットワークに
対応したQoSに変換してQoS交渉部12に出力す
る。また、QoS交渉部12は、相手端末装置BのQo
S交渉部12と通信を行い、アプリケーション毎に最適
なQoSと制御ポリシーを算出してQoS許可部13に
出力する。QoS許可部13は、リソース予約プロトコ
ル等を使ってQoSで指定されたリソース量が利用可能
かをテストする。
【0048】そして、通信制御部CC内のリアルタイム
フロー制御部32は、QoS管理部21から与えられた
QoSに従ってリアルタイムにフローの品質を制御す
る。また、フローフィルタリング部31は、QoS管理
部21から与えられたQoSに従ってフローのスケーリ
ングを行い、具体的には、動画の場合は、指定されたフ
レームレート以上のストリームが来た場合に、過剰なフ
レームを落とす処理を行う。さらに、適応転送システム
部33は、QoS管理部21から与えられたQoSに最
適な通信トランスポート機能を形成し、具体的には、品
質が非常に悪いネットワークに対してはFEC(前方エ
ラー訂正:Forward Error Correction)コードを付与し
たり、高速かつ高品質なネットワークにおいては、誤り
制御機能をはずしたりする。
【0049】QoSモニタリング部22は、CPU10
の動作をモニタリングしてCPU10の使用量を検出す
るとともに、通信制御部CCからの通信状況データに基
づいてストリームで占有する伝送帯域を検出することに
より、システム及びネットワークのモニタを行い、モニ
タリング結果を逐次QoS管理部21に送る。
【0050】次いで、本実施形態におけるQoS制御手
順の基本手順について説明する。 (1)ユーザが通信アプリケーションCA上で希望する
通信品質を指定して通信を要求する。 (2)通信アプリケーションCAからユーザの通信要求
が発生するとアプリケーションエージェントAAはユー
ザの要求する品質を取得し、QoSマッピング部11に
より実際のQoSに変換する。 (3)変換されたQoSに応答して、QoS交渉部12
はストリーム毎のQoSとQoS制御ポリシーを算出す
る。 (4)算出されたQoSが実現可能かをQoS許可部1
3がテストを行う。 (5)算出されたQoSが実現不可能の場合は、QoS
交渉部12に再計算を要求する。 (6)算出されたQoSが実現可能な場合、リアルタイ
ムフロー制御部32、フローフィルタリング部31及び
適応転送システム部33に渡され、各機能部31,3
2,33はQoSに従って通信制御のフローを制御す
る。 (7)算出されたQoSは、ストリームエージェントS
Aにも渡される。 (8)ストリームエージェントSAはQoSモニタリン
グ部22でネットワークNEのリソース(具体的には、
伝送帯域)と端末装置Aのリソース(具体的には、CP
U10の使用量)の状況をモニタしている。 (9)ストリームエージェントSAのQoS管理部21
は、QoSに従ってそのQoSが達成されるようにリア
ルタイムフロー制御部32、フローフィルタリング部3
1及び適応転送システム部33の処理を制御する。 (10)ストリームエージェントSAのQoS管理部2
1は、QoSモニタリング部22から得たモニタ値に基
づいて現在のリソース量が正常範囲外か否かについて判
断し、正常範囲外であれば、共有データメモリ14に記
憶されたしきい値と自身の優先度とを比較することによ
ってQoSを調整する。 (11)QoSを調整できないときは、周期的にアプリ
ケーションエージェントAAにQoSの再交渉を要求す
る。
【0051】図2乃至図6は、図1のパーソナルコンピ
ュータA1の各機能部である通信アプリケーションC
A、アプリケーションエージェントAA、ストリームエ
ージェントSAのQoS管理部21、QoSモニタリン
グ部22、共有データメモリ14及び通信制御部CCの
処理及び動作の詳細を示すフローチャートである。
【0052】図2において、通信アプリケーションCA
は、ステップS1においてストリームの作成要か否かを
判断し、YESのときはステップS2においてストリー
ムを作成してステップS3に進む一方、ステップS1で
NOであれば直接にステップS3に進む。ステップS3
においてユーザ要求有り又は変更有りか否かを判断し、
NOであればステップS1に戻る一方、YESであれば
ステップS4においてアプリケーションエージェントA
Aに対してユーザ要求する。すなわち、ユーザ要求があ
ったことを通知してステップS1に戻る。
【0053】図2のアプリケーションエージェントAA
のステップS10では、ユーザ要求があったか否かが判
断され、あるまでステップS10のループ処理を実行
し、ユーザ要求があったときは、ステップS11に進
む。ステップS11において、アプリケーションエージ
ェントAAのQoSマッピング部11は、ユーザ要求に
基づいて、通信アプリケーションCAに対して妥当なQ
oSとQoSマネージメントポリシー(QoS管理ポリ
シー)をストリーム毎に算出する。
【0054】ストリームエージェントSAのQoS管理
部21は、図2のステップS30において、すべてのス
トリームエージェントの優先度の平均値をしきい値の初
期値として共有データメモリ14に設定した後、図4の
ステップS31に進む。これに応答して、共有データメ
モリ14は、ステップS60においてQoS管理部21
からのしきい値の初期値を記憶した後、図6のステップ
S61に進む。
【0055】一方、アプリケーションエージェントAA
は、図3のステップS12では、複数のアプリケーショ
ンが存在するか否かを判断し、YESであればステップ
S13aにおいてQoS交渉部12は、各アプリケーシ
ョンのアプリケーションエージェント間で通信を行って
QoSの交渉を行い、アプリケーション毎に最適なQo
Sと制御ポリシーを算出してステップS14に進む。一
方、ステップS12でNOであれば、ステップS13b
で、1つのアプリケーションにおいて、当該アプリケー
ションのアプリケーションエージェント間で通信を行っ
てQoSの交渉を行い、最適なQoSと制御ポリシーを
算出してステップS14に進む。ステップS14におい
て相手端末装置Bと交渉が必要か否かを判断し、YES
であればステップS15においてQoS交渉部12は、
端末装置間でQoSの交渉を行ってステップS16に進
む。一方、ステップS14でNOであれば直接にステッ
プS16に進む。
【0056】ステップS16でQoS許可部13は、選
択されたQoSが実現可能か否かをテストする。具体的
には、リソース予約プロトコルを用いて、QoSで指定
されたリソース量が利用可能であるか否かをテストす
る。次いで、ステップS17において実現可能か否かを
判断し、NOであればステップS12に戻る一方、YE
SであればステップS18で上記得られたQoSを通信
制御部CCに対して出力して設定する。これに応答し
て、通信制御部CCは、ステップS70においてアプリ
ケーションエージェントAAからのQoSを設定する。
【0057】図4において、アプリケーションエージェ
ントAAは、ステップS19では、対応するストリーム
エージェントが存在するか否かを判断し、YESのとき
はそのままステップS21に進むが、NOであればステ
ップS20においてストリームエージェントSAを生成
してステップS21に進む。これに応答して、ストリー
ムエージェントSAのQoS管理部21は、ステップS
31でストリームエージェントを生成するか否かを判断
し、YESであればステップS32でモニタを起動し、
即ち、ストリームエージェントSAのQoSモニタリン
グ部22の処理を起動する。ステップS31でNOであ
れば、アプリケーションエージェントAAのステップS
20からの命令を受信するまでステップS31のループ
処理を継続し、ステップS33に進む。ステップS33
では、アプリケーションエージェントAAからQoSと
QoSマネージメントポリシーを受信するまで一定時間
待機し、受信すればステップS34に進む。
【0058】アプリケーションエージェントAAのステ
ップS21では、得られたQoSとQoSマネージメン
トポリシーをストリームエージェントSAのQoS管理
部21に対して通知する。これに応答して、ストリーム
エージェントSAのQoS管理部21はステップS34
において通知されたQoSでのモニタリングをQoSモ
ニタリング部22で設定した後、QoSモニタリング部
22からの現在のリソース量を受信するまでステップS
35で待機する。
【0059】アプリケーションエージェントAAは、ス
テップS21の後、所定の時間の待機(ステップS2
2)を行い、ステップS23で通信アプリケーションC
Aからのユーザ要求変更があるか否かを判断し、YES
であれば図2のステップS10に戻る一方、NOであれ
ば図6のステップS24に進む。
【0060】ストリームエージェントSAのQoSモニ
タリング部22は、まずQoS管理部21のステップS
34におけるモニタの設定に応答して、ステップS50
で現在のリソース量を取得し、ステップS51において
取得した現在のリソース量をQoS管理部21に通知し
た後、ステップS52において、所定の時間だけ待機
し、ステップS53においてモニタ終了か否かを判断
し、YESであれば終了する一方、NOであればステッ
プS50に戻りモニタリングを再度実行する。
【0061】QoSモニタリング部22がステップS5
1で現在のリソース量を通知したことに応答して、Qo
S管理部21は、図5のステップS36において、リソ
ース量が正常範囲の上限値を越えているか否かを判断
し、YESであればステップS39で共有データメモリ
14からしきい値を取得した後ステップS41に進み、
NOであればステップS37でリソース量は正常範囲の
下限値を下回るか否かを判断する。ステップS37でY
ESであれば、ステップS38で共有データメモリ14
からしきい値を取得した後、ステップS40に進む。ス
テップS37でNOであれば図4のステップS33に戻
り、再度リソース量をモニタリングするまで待機する。
ステップS40では、ストリームエージェントSAのQ
oS管理部21の優先度がしきい値より大きいか否かを
判断し、YESであればステップS42でストリームエ
ージェントSAに対応するストリームのリソース量を増
加させるようにQoSを調整した後、図6のステップS
44に進む。NOであれば図4のステップS33に戻
る。ステップS41において、ストリームエージェント
SAのQoS管理部21の優先度がしきい値より小さい
か否かを判断し、YESであればステップS43でスト
リームエージェントSAに対応するストリームのリソー
ス量を減少させるようにQoSを調整した後、図6のス
テップS44に進む。ステップS41でNOであればス
テップS33に戻る。
【0062】図6において、ストリームエージェントS
AのQoS管理部21は、ステップS44においてQo
Sを調整できたか否かを判断し、YESであればステッ
プS45において調整後の新しいQoSを通信制御部C
Cに設定する。これに応答して、通信制御部CCはステ
ップS71でストリームエージェントSAのQoS管理
部21からのQoSを設定する。ストリームエージェン
トSAのQoS管理部21は、ステップS45に次い
で、ステップS46で共有データメモリ14のしきい値
を数3に基づいて更新し、次いで、図4のステップS3
3に戻る。一方、ステップS44でQoS調整できずに
NOであれば、ステップS47においてアプリケーショ
ンエージェントAAに対して再交渉指示通知を出力した
後、図4のステップS31に戻る。
【0063】共有データメモリ14は、ストリームエー
ジェントSAのQoS管理部21の図6のステップS4
6での処理に応答して、ステップS61において新しい
しきい値を記憶した後、ステップS61に戻る。
【0064】一方、アプリケーションエージェントAA
のステップS24ではすべてのストリームエージェント
のQoS管理部21から再交渉指示通知があったか否か
を判断し、YESであれば図3のステップS12に戻る
一方、NOであれば図2のステップS10に戻る。
【0065】以上説明したように本実施形態によれば、
すべてのストリームで共有するしきい値を基準値として
各ストリームに対応するストリームエージェントSAの
QoS管理部21がそれぞれ独立にQoSを調整するの
で、動的な環境変化に対して、ユーザ要求を満たしなが
ら迅速かつ適切にQoS調整を行うことができる。ま
た、複雑なQoS制御を、簡単な装置構成で制御可能と
なる。ここで、動的な環境変化とは、アプリケーション
が使用できるネットワークと端末のリソース、及び性
能、さらには、そこで処理する負荷の特性などの状況
は、アプリケーション利用の都度異なり、得る。特に、
ワイヤレスアクセスリンクを使用する場合には、電波状
況の不安定な変動や、ハンドオーバによる使用可能伝送
帯域の変更などにより、アプリケーション利用中にも動
作環境が変わり得る。また、これらの物理的な動作環境
のほかに、ユーザ個々人のTPO(具体的には、ユーザ
のその時の状態(たとえば仕事をしているときとか遊ん
でいるときとか、ユーザの立場と行なおうとしているこ
と)を意味する。)、ニーズ、好みに応じたアプリケー
ション利用形態が出現し得る。
【0066】以上の実施形態において、ネットワークN
Eを介してモデムA2を用いて通信を行っているが、本
発明はこれに限らず、LAN又はATM網を介して通信
を行ってもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る請求
項1記載の通信サービス品質制御方法によれば、ネット
ワークを介して接続された複数の端末装置間で通信スト
リームを用いて通信するときに、通信サービスの品質を
制御する端末装置の通信サービス品質制御方法におい
て、通信ストリームの通信サービスの品質に基づいて決
定された通信のためのリソース量が所定の正常範囲外の
ときに、通信ストリームを用いて通信するときの優先順
位を表す優先度と、通信ストリームの通信サービスの品
質を調整するか否かを決定するための基準値であるしき
い値とを比較することにより、通信ストリーム毎に通信
サービスの品質を調整するステップと、通信サービスの
品質を調整した通信ストリームを含むすべての通信スト
リームの優先度に基づいて上記しきい値を更新するステ
ップとを含む。従って、すべての通信ストリームで共有
するしきい値を基準値として通信ストリームごとにそれ
ぞれ独立に通信サービスの品質を調整するので、動的な
環境変化に対して、ユーザ要求を満たしながら迅速かつ
適切に通信サービスの品質の調整を行うことができる。
また、複雑な通信サービスの品質の制御を、簡単な装置
構成で制御可能となる。
【0068】また、請求項2記載の通信サービス品質制
御方法によれば、請求項1記載の通信サービス品質制御
方法において、上記通信サービスの品質を調整するステ
ップは、上記リソース量が所定の正常範囲の上限値を越
えたとき、上記しきい値より小さい優先度を有する通信
ストリームのリソース量を減少させるように通信サービ
スの品質を調整し、上記リソース量が所定の正常範囲の
下限値を下回るとき、上記しきい値より大きい優先度を
有する通信ストリームのリソース量を増加させるように
通信サービスの品質を調整する。ここで、上記しきい値
は、好ましくは、すべての通信ストリームの優先度の平
均値である。従って、すべての通信ストリームで共有す
るしきい値を基準値として通信ストリームごとにそれぞ
れ独立に通信サービスの品質を調整するので、動的な環
境変化に対して、ユーザ要求を満たしながら迅速かつ適
切に通信サービスの品質の調整を行うことができる。ま
た、複雑な通信サービスの品質の制御を、簡単な装置構
成で制御可能となる。
【0069】本発明に係る請求項4記載の通信サービス
品質制御装置によれば、ネットワークを介して接続され
た複数の端末装置間で通信ストリームを用いて通信する
ときに、通信サービスの品質を制御する通信制御手段を
備えた通信サービス品質制御装置において、通信ストリ
ームの通信サービスの品質に基づいて決定された通信の
ためのリソース量が所定の正常範囲外のときに、通信ス
トリームを用いて通信するときの優先順位を表す優先度
と、通信ストリームの通信サービスの品質を調整するか
否かを決定するための基準値であるしきい値とを比較す
ることにより、通信ストリーム毎に通信サービスの品質
を調整する調整手段と、上記調整手段によって通信サー
ビスの品質が調整された通信ストリームを含むすべての
通信ストリームの優先度に基づいて上記しきい値を更新
する更新手段とを備える。従って、すべての通信ストリ
ームで共有するしきい値を基準値として通信ストリーム
ごとにそれぞれ独立に通信サービスの品質を調整するの
で、動的な環境変化に対して、ユーザ要求を満たしなが
ら迅速かつ適切に通信サービスの品質の調整を行うこと
ができる。また、複雑な通信サービスの品質の制御を、
簡単な装置構成で制御可能となる。
【0070】また、請求項5記載の通信サービス品質制
御装置によれば、請求項4記載の通信サービス品質制御
装置において、上記調整手段は、上記リソース量が所定
の正常範囲の上限値を越えたとき、上記しきい値より小
さい優先度を有する通信ストリームのリソース量を減少
させるように通信サービスの品質を調整し、上記リソー
ス量が所定の正常範囲の下限値を下回るとき、上記しき
い値より大きい優先度を有する通信ストリームのリソー
ス量を増加させるように通信サービスの品質を調整す
る。ここで、上記しきい値は、好ましくは、すべての通
信ストリームの優先度の平均値である。従って、すべて
の通信ストリームで共有するしきい値を基準値として通
信ストリームごとにそれぞれ独立に通信サービスの品質
を調整するので、動的な環境変化に対して、ユーザ要求
を満たしながら迅速かつ適切に通信サービスの品質の調
整を行うことができる。また、複雑な通信サービスの品
質の制御を、簡単な装置構成で制御可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態である通信サービス
品質(QoS)調整機能を備えた端末装置A及びBを備
えた通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のパーソナルコンピュータA1の各機能
部である通信アプリケーションCA、アプリケーション
エージェントAA、ストリームエージェントSAのQo
S管理部21、共有データメモリ14及び通信制御部C
Cの処理の詳細の第1の部分を示すフローチャートであ
る。
【図3】 図1のパーソナルコンピュータA1の各機能
部であるアプリケーションエージェントAA、ストリー
ムエージェントSAのQoS管理部21、共有データメ
モリ14及び通信制御部CCの処理の詳細の第2の部分
を示すフローチャートである。
【図4】 図1のパーソナルコンピュータA1の各機能
部であるアプリケーションエージェントAA、ストリー
ムエージェントSAのQoS管理部21、ストリームエ
ージェントSAのQoSモニタリング部22及び通信制
御部CCの処理の詳細の第3の部分を示すフローチャー
トである。
【図5】 図1のパーソナルコンピュータA1の各機能
部であるアプリケーションエージェントAA、ストリー
ムエージェントSAのQoS管理部21、共有データメ
モリ14及び通信制御部CCの処理の詳細の第4の部分
を示すフローチャートである。
【図6】 図1のパーソナルコンピュータA1の各機能
部であるアプリケーションエージェントAA、ストリー
ムエージェントSAのQoS管理部21、共有データメ
モリ14及び通信制御部CCの第5の部分を示すフロー
チャートである。
【図7】 図1のQoS管理部21によってQoSを調
整するか否かを決定する基準値である共有データメモリ
14に記憶されたしきい値と、各ストリームの優先度と
に基づいたQoS調整を示す図であり、(a)はしきい
値と各ストリームの優先度との関係を示すグラフであ
り、(b)は、(a)に示されるようにQoS調整によ
ってしきい値が変化したときの使用リソース量の変化を
示すグラフである。
【図8】 図1の通信システムで用いるアプリケーショ
ン動作環境の一例を示すブロック図である。
【図9】 図1の通信システムで用いられるQoSアー
キテクチャのためのフレームワークの基本構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
A,B…端末装置、 A1,B1…パーソナルコンピュータ、 A2,B2…モデム、 NE…ネットワーク、 CC…通信制御部、 CA…通信アプリケーション、 AA…アプリケーションエージェント、 SA…ストリームエージェント、 10…CPU、 11…QoSマッピング部、 12…QoS交渉部、 13…QoS許可部、 14…共有データメモリ、 21…QoS管理部、 22…QoSモニタリング部、 31…フローフィルタリング部、 32…リアルタイムフロー制御部、 33…適応転送システム部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 達也 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール環境適 応通信研究所内 (72)発明者 荻野 長生 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール環境適 応通信研究所内 (72)発明者 松田 潤 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール環境適 応通信研究所内 Fターム(参考) 5K030 GA04 HA08 HB17 LC09 MB01 5K051 AA02 AA03 EE01 FF03 FF12 JJ11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
    端末装置間で通信ストリームを用いて通信するときに、
    通信サービスの品質を制御する端末装置の通信サービス
    品質制御方法において、 通信ストリームの通信サービスの品質に基づいて決定さ
    れた通信のためのリソース量が所定の正常範囲外のとき
    に、通信ストリームを用いて通信するときの優先順位を
    表す優先度と、通信ストリームの通信サービスの品質を
    調整するか否かを決定するための基準値であるしきい値
    とを比較することにより、通信ストリーム毎に通信サー
    ビスの品質を調整するステップと、 通信サービスの品質を調整した通信ストリームを含むす
    べての通信ストリームの優先度に基づいて上記しきい値
    を更新するステップとを含むことを特徴とする通信サー
    ビス品質制御方法。
  2. 【請求項2】 上記通信サービスの品質を調整するステ
    ップは、 上記リソース量が所定の正常範囲の上限値を越えたと
    き、上記しきい値より小さい優先度を有する通信ストリ
    ームのリソース量を減少させるように通信サービスの品
    質を調整し、 上記リソース量が所定の正常範囲の下限値を下回ると
    き、上記しきい値より大きい優先度を有する通信ストリ
    ームのリソース量を増加させるように通信サービスの品
    質を調整することを特徴とする請求項1記載の通信サー
    ビス品質制御方法。
  3. 【請求項3】 上記しきい値は、すべての通信ストリー
    ムの優先度の平均値であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の通信サービス品質制御方法。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して接続された複数の
    端末装置間で通信ストリームを用いて通信するときに、
    通信サービスの品質を制御する通信制御手段を備えた通
    信サービス品質制御装置において、 通信ストリームの通信サービスの品質に基づいて決定さ
    れた通信のためのリソース量が所定の正常範囲外のとき
    に、通信ストリームを用いて通信するときの優先順位を
    表す優先度と、通信ストリームの通信サービスの品質を
    調整するか否かを決定するための基準値であるしきい値
    とを比較することにより、通信ストリーム毎に通信サー
    ビスの品質を調整する調整手段と、 上記調整手段によって通信サービスが調整された通信ス
    トリームを含むすべての通信ストリームの優先度に基づ
    いて上記しきい値を更新する更新手段とを備えたことを
    特徴とする通信サービス品質制御装置。
  5. 【請求項5】 上記調整手段は、 上記リソース量が所定の正常範囲の上限値を越えたと
    き、上記しきい値より小さい優先度を有する通信ストリ
    ームのリソース量を減少させるように通信サービスの品
    質を調整し、 上記リソース量が所定の正常範囲の下限値を下回ると
    き、上記しきい値より大きい優先度を有する通信ストリ
    ームのリソース量を増加させるように通信サービスの品
    質を調整することを特徴とする請求項4記載の通信サー
    ビス品質制御装置。
  6. 【請求項6】 上記しきい値は、すべての通信ストリー
    ムの優先度の平均値であることを特徴とする請求項4又
    は5記載の通信サービス品質制御装置。
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