JP2000114994A - Tdma送信機における温度補償装置及びtdma送信機 - Google Patents

Tdma送信機における温度補償装置及びtdma送信機

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JP2000114994A
JP2000114994A JP10287466A JP28746698A JP2000114994A JP 2000114994 A JP2000114994 A JP 2000114994A JP 10287466 A JP10287466 A JP 10287466A JP 28746698 A JP28746698 A JP 28746698A JP 2000114994 A JP2000114994 A JP 2000114994A
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Masatsune Terauchi
真恒 寺内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオード等の温度補償部品を使用せず温度
補償値を得る。 【解決手段】 TDMA送信機において、電力増幅回路
1の出力の一部を方向性結合器2で取り出し、送信出力
検波回路3に供給し、温度制御回路4で温度補償値を得
て、電力増幅回路1を制御することにより、規定の送信
信号を得る。バースト信号停止時に、信号発生回路4a
から測定信号を送信出力検波回路3に印加し、その出力
をAD変換機4bを経てメモリ4cに記憶し、予め登録
されている変換表4dを元に演算回路4eで温度補正量
を求める。バースト信号送信時に、送信出力検波回路3
の検波出力をAD変換器4bで数値化し、前記補正量で
補正し補償検波値を得る。温度補償部品を使用すること
なく補償検波値が得られるので、送信出力検波回路の小
型化や高集積化が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(Time
Division Multiple Access)送信機における温度補償
装置及びTDMA送信機に関し、より詳細には、TDM
A送信機における温度補償部品を使用しない温度補償装
置及びこのような温度補償装置を有するTDMA送信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】無線送信機の電力増幅回路には半導体が
使用されており、無線送信機を室外で使用する時、或い
は電力増幅回路自体の発熱によって、送信出力検波回路
の温度が上昇し、電力増幅率が大きく変化する。したが
って、例えば、送信出力を検出するなどして電力増幅率
を補正しなければ、規定電力での送信が困難となる。
【0003】送信出力検波回路の検波部品には、ダイオ
ードやトランジスタなどの半導体部品が使用されてお
り、温度によって送信出力検波出力が大きく変化し、送
信出力検波回路の役割が果たせなくなることがある。し
たがって、送信出力検波回路に温度補償回路を加えるこ
とが必要である。一般には、温度補償用部品を追加して
温度変化に応じて送信出力検波の出力値を調整する方法
が取られている。代表的な例として送信出力検波用の検
波ダイオードと温度補償用の温度補償ダイオードを十分
に接近させて配置し、温度補償ダイオードの電流増加分
を検波ダイオード出力から差し引く手法がある。
【0004】図4は、かかる従来の温度補償方式を有す
る送信出力検波回路で、図中、21は定電圧電源、22
は抵抗器、23は温度補償ダイオード、24はコイル、
25は検波ダイオードである。温度補償ダイオード23
には抵抗器22を経由して、更に検波ダイオード25に
はコイル24を経由して定電圧電源21から同一のバイ
アス電圧がかけられる。温度変化により検波ダイオード
25の出力電圧が上昇すると、出力電流が増加し、検波
ダイオード25と同一温度になる程度に接近配置された
温度補償ダイオード23に流れる電流も同様に増加す
る。定電圧電源21の電圧は、抵抗器22と温度補償ダ
イオード23に対し直列に電圧を供給しているため、温
度補償ダイオード23の電流が増加すると抵抗器22に
流れる電流も増加し、抵抗器22と温度補償ダイオード
23の間の電圧が低下し、前記2つのダイオードのバイ
アス電圧が低下する。バイアス電圧が下がることによっ
て検波ダイオードの出力電圧が低下し、温度によって出
力電圧が上昇しようとするのを阻止し温度補償がなされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、ダイオ
ードなどの温度補償部品を送信出力検波回路に接近させ
て配置する必要があり、このため送信出力検波回路の小
型化や他の集積回路への統合化等の場合に困難があると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みなされた
もので、TDMA送信機における温度補償部品を近接配
置する必要性のない、回路の小型化、高集積化に資する
温度補償装置並びにこのような温度補償装置を有するT
DMA送信機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電力
増幅回路の送信信号出力の一部を送信出力検波回路で検
波し検波出力を温度制御回路を介して前記電力増幅回路
に印加し前記送信信号出力を制御するTDMA送信機に
おいて、バースト送信停止時に、前記送信出力検波回路
へ測定信号を印加し、その検波出力と前記温度制御回路
に記憶されている基準値とを比較し、その比較値に基づ
き前記送信出力検波回路における温度による特性変化量
を検出し、バースト送信時に、前記検波出力を前記変化
量により補正して温度補償値を得ることを特徴とし、も
って、温度補償部品を近接配置する必要性をなくし、回
路の小型化、高集積化に資するようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、電力増幅回路の送信信
号出力の一部を送信出力検波回路で検波し検波出力を温
度制御回路を介して前記電力増幅回路に印加し前記送信
信号出力を制御するTDMA送信機において、バースト
送信停止時に、前記送信出力検波回路へ測定信号を印加
し、その検波出力と前記温度制御回路に記憶されている
基準値とを比較し、その比較値に基づき前記送信出力検
波回路における温度による特性変化量を検出し、バース
ト送信時に、前記検波出力を前記変化量により補正して
温度補償値を得、該温度補償値により前記測定信号を補
正するとともに前記電力増幅回路の出力を制御すること
を特徴とし、もって、温度補償部品を近接配置する必要
性をなくし、回路の小型化、高集積化に資するようにす
るとともに自動送信出力制御を行うようにしたものであ
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記送信信号検波器近傍に温度補償検波器を配置し
てこれら検波器に同一バイアスを印加する温度補償方式
を切換え接続可能にし、前記方式による検波出力と、前
記バースト送信停止時に、前記送信出力検波回路へ測定
信号を印加して得た検波出力とを温度補償に用いること
を特徴とし、もって、より精度の高い送信出力検波を行
うようにしたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記両検波出力をそれぞれメモリに記憶させ、標準
偏差を求めて偏差の少ない方式を用いることを特徴と
し、もって、多種の温度条件に対してより安定した送信
出力検波を行うようにしたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の温度補償装置を備えたTDMA送信機であ
ることを特徴とし、もって、温度変化に強いTDMA送
信機としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明の第
1の実施例(以下、第1実施例という)を説明するため
のTDMA送信機の電力増幅回路部のブロック構成図
で、図中、1は電力増幅回路、2は方向性結合器、3は
送信出力検波回路、4は温度制御回路である。温度制御
回路4は、信号発生回路4a、AD変換器4b、メモリ
4c、変換表4d、演算回路4e、送信出力制御回路4
fの集積回路として構成される。
【0013】TDMA送信機の場合、バースト毎に送信
出力が入切している。非送信時は、送信出力検波回路に
は送信信号が混入しなくなる。本発明は、この非送信時
に信号発生回路から測定用信号を発生し、この信号を送
信出力検波回路に与え温度補正量を得るものである。図
1において、送信出力検波回路3は、非送信時に、信号
発生回路4aからの測定信号を検波し、AD変換器4b
にて数値化し、測定結果をメモリ4cに貯える。予め温
度制御回路4内に登録されている変換表4dの数値をも
とにメモリ4cの数値化信号から補正する量を演算回路
4eで求める。そして、送信時に、方向性結合器2から
の検波信号をAD変換器4bで数値化し、演算回路4e
で前記非送信時に求めた補正量を用いて補正する。これ
によりダイオードやトランジスタなどの温度補償部品を
使用することなく送信出力検波回路の温度補正が可能と
なる。
【0014】図2は、第1実施例を更に詳細に説明する
ためのTDMA送信機の電力増幅回路部のブロック構成
図で、図中、3aは検波ダイオードであり、図1と同じ
構成部品には同じ参照番号を付し説明を省略する。ここ
では、送信出力検波回路3に検波ダイオード3a、信号
発生回路4aに8ビットのDA変換器、送信出力検波回
路3の検波出力の数値化に8ビットのAD変換器4bを
用いた900MHz帯デジタルセルラー電話機用の1W
出力の電力増幅回路部として説明する。なお、該電力増
幅回路部の出力レベルは1Wとする。
【0015】変換表4dは、ある基準温度における、信
号発生回路(DA変換器)4aの数値と、その時の送信
出力検波回路3の出力検波電圧を数値化したAD変換器
4bの数値との関係で構成される。これらの数値を、そ
れぞれ、信号発生値、標準検波値と呼び、ここでは、表
1のような特性を仮定する。
【0016】
【表1】
【0017】電力増幅回路1は高周波信号を電力増幅す
る回路で、この出力が方向性結合器2を経由し送信信号
として出力される。方向性結合器2は、送信信号に比例
した電力を出力する回路であり、ここでは送信出力に対
して100分の1の送信出力を送信出力検波回路3に出
力するものとする。
【0018】このような電力増幅回路を有する送信機に
おいて、非送信時の動作を説明すると、非送信時は、変
換表4dの信号発生値の値を演算回路4eを介して信号
発生回路(DA変換器)4aに与え、測定用電圧を送信
出力検波回路3に与える。非送信状態のため方向性結合
器2からの入力はなく、検波ダイオード3aには測定用
電圧のみが印加され、この時の該検波ダイオード3aの
温度状態に応じた電圧が出力され、AD変換器4bで数
値化される。この値をメモリ4cに保存した後、演算回
路4eが変換表4dの標準検波値の値と比較する。例え
ば、150の値をDA変換器4aに与えたときに、AD
変換器4bに140という値が返ってきたとする。
【0019】この時の誤差を温度補償誤差とすると、 温度補償誤差 = 標準測定値 − 信号発生回路使用
時の測定値 で標準測定値からの温度補償誤差が求まる。ここでは、
標準測定値が132であるから、温度補償誤差は−8と
なる。この温度補償誤差は、温度による検波ダイオード
3aの入出力特性の変化量である。
【0020】次に送信時の動作について説明する。ある
送信状態で、ある温度での送信出力検波回路3の検波出
力レベルを1.3Vと仮定する。この電圧は、電力増幅
回路1の出力誤差と送信出力検波回路3の温度誤差によ
って変化する。送信中、信号発生回路であるDA変換器
4aより一定の直流電圧を出力する。これは、検波ダイ
オード3aの動作点を非線型領域からシフトするためで
ある。ここでは、DA変換器4aに24の数値を書き込
むことで、一定電圧を出力するとする。
【0021】すると、送信中は、10mWの送信出力に
相当する1.3Vの送信出力検波電圧にDA変換器4a
からのバイアス電圧を加えた値が出力される。この電圧
を1.5V、この時AD変換器4bの値を128とす
る。この値に前述の温度補償誤差を加えることで、温度
補償された補償検波値が求まる。 補償検波値 = 温度補償誤差 + 送信検波出力時の
測定値 本実施例での温度補償された補償検波値は、温度補償誤
差の−8を加えて120となり、この数字が温度補償さ
れた送信出力検波回路3の出力結果となる。上述のよう
に、本発明によれば、温度補償部品なしで、送信出力検
波回路3の温度補償された補償検波値を求めることが出
来る。
【0022】ここで、この補償検波値を使用した送信出
力制御回路4fの自動送信出力制御(APC)について
説明する。自動送信出力制御は、温度補償された補償検
波値を元に、送信電力を一定に制御する装置である。送
信出力制御回路4fは、内部に自動送信出力制御用の変
換表を持っており、実際の1Wの送信出力を得るための
標準補償検波値が記録されている。ここで、標準補償検
波値を127とすると、本実施例で求めた補償検波値1
20は、7だけ小さい。送信出力制御回路4fは、補償
検波値が127になるように電力増幅回路1の利得を可
変するような制御を自動的に行う。このように送信出力
制御回路4fに補償検波値を渡すことで送信機は温度変
化に関わらず一定の電力で送信することが可能となる。
【0023】(実施例2)本発明の第2の実施例は、送
信時に、第1実施例の温度補償誤差を、DA変換器4a
に、送信時信号発生値として与えるようにしたものであ
る。したがって、図2の変換表4dに表1を使用するの
に加えて、表2の温度補償誤差に対するDA変換器の送
信時信号発生値の変換表4d′が追加され、送信時のD
A変換器4aの出力は前例のように一定(0.2V)で
はなく、温度変化によって変化する。ここでは、DA変
換器4aとAD変換器4bの1ビットあたりの電圧変化
量が等しいとして、変換表には非送信中に測定した温度
補償誤差が0となる項目のみを示す。
【0024】
【表2】
【0025】実施例1の送信機(図2)を用いて、非送
信時の動作を説明する。非送信時は、変換表4dの信号
発生値の値を信号発生用のDA変換器4aに与え、測定
用電圧を送信出力検波回路3に与える。非送信状態のた
め方向性結合器2からの入力はなく、検波ダイオード3
aには測定用電圧のみが印加され、この時の検波ダイオ
ード3aの温度状態に応じた電圧が出力され、AD変換
器4bで数値化される。この値をメモリ4cに保存した
後、演算回路4eが変換表4dの標準検波値の値と比較
する。例えば、150の値をDA変換器4aに与えた時
に、AD変換器4bに140という値が返ってきたとす
る。この時の誤差を温度補償誤差とすると、 温度補償誤差 = 標準測定値 − 信号発生回路使用
時の測定値 で標準測定値からの温度補償誤差が求まる。ここでは、
表1より標準測定値が132であるから、温度補償誤差
は−8となる。この温度補償誤差は、温度による検波ダ
イオード3aの入出力特性の変化量であり、この補正を
送信時に書き込むDA変換器4aの値によって補正す
る。送信時に信号発生器に書き込む値は、 送信時信号発生値 = 送信時標準信号発生値 − 温
度補償誤差 となり、ここでは表2より、送信時信号発生値は32と
なる。これは、温度による検波ダイオードの入出力特性
によって、標準状態よりも8低い値が検出されたため、
送信時では、DA変換器4aに標準値よりも8大きい値
を入れることで、温度補償することが可能になる。した
がって、送信時にAD変換器4bに与えられる検波値
は、温度補償された補償検波値であり、演算回路4eは
この数値をそのまま送信出力制御回路4fに与える。
【0026】送信出力制御回路4fは、この値を監視し
ながら規定の電力になるよう自動送信出力制御(AP
C)を行う。例えば、1Wの送信出力を得るのに補償検
波値が127必要とすると、補償検波値120は、7だ
け小さい。送信出力制御回路4fは、補償検波値が12
7になるように電力増幅回路1の利得を可変する制御を
行う。このように送信出力制御回路4fに補償検波値を
渡すことで送信機は温度変化に関わらず一定の電力で送
信することが可能となる。
【0027】実施例1及び2の温度補償方式を用いる場
合、生産毎の送信出力検波回路のバラツキ補正を行って
おくのがよい。そのために送信機の生産調整時に、DA
変換器4aから測定用信号として規定電圧を発生させ、
送信出力検波回路3の入出力特性を測定する。AD変換
器4bで数値化された測定値を生産品から外部出力し、
生産ラインに設置された制御回路に取り込む。本制御回
路には予め各インピーダンスに応じた温度補償用変換表
を持っており、これを生産品の変換表として送信機本体
に書き込む。これにより、生産ラインは制御回路のみの
設置で送信出力検波回路3の絶対検波精度を調整するこ
とが可能となる。さらに、送信出力検波回路3の各入出
力特性ごとの温度補償用変換表を丸ごと送信機本体の記
憶回路に取り込み、送信機本体の制御回路で本作業を行
うことによって、生産ライン以外でも送信機単体で調整
が可能となる。
【0028】(実施例3)図3は、本発明の第3の実施
例を説明するための電力増幅回路部の送信出力検波回路
の構成図で、図中、3bは温度補償用ダイオード、3c
は直流電源、Sはダイオードで温度補償を行うか、信号
発生回路で行うかを選択する切換スイッチであり、この
送信出力検波回路以外の構成は、図1と同じである。本
発明は、実施例1で述べた温度補償方式と温度補償部品
による方式を併用することにより、より補償の精度を高
めるようにしたものである。なお、温度補償部品による
方式は従来技術の方式である。
【0029】切換スイッチSを、非送信時にB側に切換
えると、実施例1と同様の方法で温度補償可能である。
また、送信時にA側に切換えると、従来方式と同様の方
法で温度補償が可能である。これらの両者の検波結果を
演算回路4eが平均することで、精度の高い送信出力検
波結果を得ることが出来る。
【0030】また、これらのそれぞれ結果をメモリ4c
に貯えておき、標準偏差を求めて、偏差の少ない方式を
使うことで、多種の温度条件に対して、より安定した送
信出力検波を行うことが出来る。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電力増幅回路
の送信信号出力の一部を送信出力検波回路で検波し検波
出力を温度制御回路を介して前記電力増幅回路に印加し
前記送信信号出力を制御するTDMA送信機において、
バースト送信停止時に、前記送信出力検波回路へ測定信
号を印加し、その検波出力と前記温度制御回路に記憶さ
れている基準値とを比較し、その比較値に基づき前記送
信出力検波回路における温度による特性変化量を検出
し、バースト送信時に、前記検波出力を前記変化量によ
り補正して温度補償値を得るので、温度補償部品を近接
配置する必要性をなくし、回路の小型化、高集積化に資
することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、電力増幅回路の
送信信号出力の一部を送信出力検波回路で検波し検波出
力を温度制御回路を介して前記電力増幅回路に印加し前
記送信信号出力を制御するTDMA送信機において、バ
ースト送信停止時に、前記送信出力検波回路へ測定信号
を印加し、その検波出力と前記温度制御回路に記憶され
ている基準値とを比較し、その比較値に基づき前記送信
出力検波回路における温度による特性変化量を検出し、
バースト送信時に、前記検波出力を前記変化量により補
正して温度補償値を得、該温度補償値により前記測定信
号を補正するとともに前記電力増幅回路の出力を制御す
るので、温度補償部品を近接配置する必要性をなくし、
回路の小型化、高集積化に資するようにするとともに自
動送信出力制御を行うことができる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、前記送信信号検波器近傍に温度補償検
波器を配置してこれら検波器に同一バイアスを印加する
温度補償方式を切換え接続可能にし、前記方式による検
波出力と、前記バースト送信停止時に、前記送信出力検
波回路へ測定信号を印加して得た検波出力とを温度補償
に用いるので、より精度の高い送信出力検波を行うこと
ができる。
【0034】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、前記両検波出力をそれぞれメモリに記
憶させ、標準偏差を求めて偏差の少ない方式を用いるの
で、多種の温度条件に対してより安定した送信出力検波
を行うことができる。
【0035】請求項5の発明によれば、請求項1乃至4
のいずれかの発明の効果を有するTDMA送信機を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための電力増幅回路
部のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例を説明するための電力増幅回路
部のブロック構成図である。
【図3】本発明の他の実施例を説明するための電力増幅
回路部の送信出力検波回路の構成図である。
【図4】従来の温度補償方式を有する送信出力検波回路
のブロック構成図である。
【符号の説明】
1…電力増幅回路、2…方向性結合器、3…送信出力検
波回路、3a…検波ダイオード、3b…温度補償ダイオ
ード、3c…直流電源、4…温度制御回路、4a…信号
発生回路(DA変換器)、4b…AD変換器、4c…メ
モリ、4d、4d′…変換表、4e…演算回路、4f…
送信出力制御回路、21…定電圧電源、22…抵抗器、
23…温度補償ダイオード、24…コイル、25…検波
ダイオード。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅回路の送信信号出力の一部を送
    信出力検波回路で検波し検波出力を温度制御回路を介し
    て前記電力増幅回路に印加し前記送信信号出力を制御す
    るTDMA送信機において、バースト送信停止時に、前
    記送信出力検波回路へ測定信号を印加し、その検波出力
    と前記温度制御回路に記憶されている基準値とを比較
    し、その比較値に基づき前記送信出力検波回路における
    温度による特性変化量を検出し、バースト送信時に、前
    記検波出力を前記変化量により補正して温度補償値を得
    ることを特徴とするTDMA送信機における温度補償装
    置。
  2. 【請求項2】 電力増幅回路の送信信号出力の一部を送
    信出力検波回路で検波し検波出力を温度制御回路を介し
    て前記電力増幅回路に印加し前記送信信号出力を制御す
    るTDMA送信機において、バースト送信停止時に、前
    記送信出力検波回路へ測定信号を印加し、その検波出力
    と前記温度制御回路に記憶されている基準値とを比較
    し、その比較値に基づき前記送信出力検波回路における
    温度による特性変化量を検出し、バースト送信時に、前
    記検波出力を前記変化量により補正して温度補償値を
    得、該温度補償値により前記測定信号を補正するととも
    に前記電力増幅回路の出力を制御することを特徴とする
    TDMA送信機における温度補償装置。
  3. 【請求項3】 前記送信信号検波器近傍に温度補償検波
    器を配置してこれら検波器に同一バイアスを印加する温
    度補償方式を切換え接続可能にし、前記方式による検波
    出力と、前記バースト送信停止時に、前記送信出力検波
    回路へ測定信号を印加して得た検波出力とを温度補償に
    用いることを特徴とする請求項1に記載のTDMA送信
    機における温度補償装置。
  4. 【請求項4】 前記両検波出力をそれぞれメモリに記憶
    させ、標準偏差を求めて偏差の少ない方式を用いること
    を特徴とする請求項3に記載のTDMA送信機における
    温度補償装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の温度
    補償装置を備えたTDMA送信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9319261B2 (en) 2013-03-15 2016-04-19 Panasonic Corporation Transmission apparatus

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