JP2000114899A - 自動音質音量制御装置 - Google Patents
自動音質音量制御装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 周囲騒音に応じて音源信号の周波数特性や音
量を制御する装置において、騒音信号とソース信号の全
周波数バンド特性を分析しなくても、全周波数バンドに
おけるマスキング量を算出することができ、聴感上の自
然さを損なわずにハードウェア規模を小さくすること。 【解決手段】 パターン選択器207は、騒音信号周波
数特性パターン格納器208に格納されている全周波数
バンドにおける騒音信号周波数特性パターンを選択し、
パターン選択器209は、ソース信号周波数特性パター
ン格納器210に格納されている全周波数バンドにおけ
るソース信号周波数特性パターンを選択する。選択され
た騒音特性およびソース特性を用いてマスキング量算出
器211は、ソース信号の騒音信号によるマスキング量
を算出し、そのマスキング量を用いて、ソース信号の周
波数特性および音量を制御する。
量を制御する装置において、騒音信号とソース信号の全
周波数バンド特性を分析しなくても、全周波数バンドに
おけるマスキング量を算出することができ、聴感上の自
然さを損なわずにハードウェア規模を小さくすること。 【解決手段】 パターン選択器207は、騒音信号周波
数特性パターン格納器208に格納されている全周波数
バンドにおける騒音信号周波数特性パターンを選択し、
パターン選択器209は、ソース信号周波数特性パター
ン格納器210に格納されている全周波数バンドにおけ
るソース信号周波数特性パターンを選択する。選択され
た騒音特性およびソース特性を用いてマスキング量算出
器211は、ソース信号の騒音信号によるマスキング量
を算出し、そのマスキング量を用いて、ソース信号の周
波数特性および音量を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内やリスニン
グルーム、公共空間などの音場において、再生しようと
する音源信号に加え、不必要な騒音がある場合、その騒
音信号に応じて音源信号の周波数特性および音量を制御
する等に利用する自動音質音量制御装置とその関連装置
に関する。
グルーム、公共空間などの音場において、再生しようと
する音源信号に加え、不必要な騒音がある場合、その騒
音信号に応じて音源信号の周波数特性および音量を制御
する等に利用する自動音質音量制御装置とその関連装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動音質音量制御装置と
しては、特開平9−148867号公報に開示されてい
るようなものが知られている。図8は従来の自動音質音
量制御装置の構成例を示している。図8において、80
1はマイクなどのセンサ、802は音楽や音声などのソ
ース信号入力端子、803はセンサ信号周波数分析器、
804はソース信号周波数分析器、805は騒音信号算
出器、806はマスキング量算出器、807は補償量設
定器、808はイコライザなどの周波数特性制御器、8
09はボリュームなどの音量制御器、810はスピーカ
である。
しては、特開平9−148867号公報に開示されてい
るようなものが知られている。図8は従来の自動音質音
量制御装置の構成例を示している。図8において、80
1はマイクなどのセンサ、802は音楽や音声などのソ
ース信号入力端子、803はセンサ信号周波数分析器、
804はソース信号周波数分析器、805は騒音信号算
出器、806はマスキング量算出器、807は補償量設
定器、808はイコライザなどの周波数特性制御器、8
09はボリュームなどの音量制御器、810はスピーカ
である。
【0003】次に上記従来例の動作について説明する。
図8において、ソース信号入力端子802に入力された
音楽や音声などのソース信号は、イコライザなどの周波
数特性制御器808によって周波数特性が変更され、ボ
リュームなどの音量制御器809によって音量が調整さ
れ、スピーカ810によって空間に放射される。ソース
信号入力端子802に入力された信号はまた、ソース信
号周波数分析器804に入力され、1つ以上の周波数バ
ンドのソース信号レベルが一定の時間間隔ごと分析さ
れ、騒音信号算出器805およびマスキング量算出器8
06への一方の入力となる。
図8において、ソース信号入力端子802に入力された
音楽や音声などのソース信号は、イコライザなどの周波
数特性制御器808によって周波数特性が変更され、ボ
リュームなどの音量制御器809によって音量が調整さ
れ、スピーカ810によって空間に放射される。ソース
信号入力端子802に入力された信号はまた、ソース信
号周波数分析器804に入力され、1つ以上の周波数バ
ンドのソース信号レベルが一定の時間間隔ごと分析さ
れ、騒音信号算出器805およびマスキング量算出器8
06への一方の入力となる。
【0004】センサ801は、たとえばマイクロホンで
あり、スピーカ810の設置してある空間において、ス
ピーカ810によって出力された音を受聴する場所の近
傍、または受聴場所における周囲騒音と相関の高い騒音
が検出できる場所に設置される。センサ801は、電話
機などにおける送話マイクでも良い。センサ801によ
って検出された信号は、センサ信号周波数分析器803
によって1つ以上の周波数バンドの信号レベルが一定の
時間間隔ごと分析され、騒音信号算出器805のもう一
方の入力となる。センサ801によって検出された信号
には、周囲騒音信号以外にも、スピーカ810によって
出力されたソース信号も含まれる。そのため、騒音信号
算出器805は、ソース信号周波数分析器804によっ
て分析されたソース信号に、センサ位置におけるソース
信号特性を補正する重みつけをした後、センサ信号周波
数分析器803によって分析された信号からソース信号
を減算することによって騒音信号のみを算出する。騒音
信号を算出するときには、現在の制御状態、即ち周波数
特性制御器808の制御量および音量制御器809の制
御量を考慮して、算出する。
あり、スピーカ810の設置してある空間において、ス
ピーカ810によって出力された音を受聴する場所の近
傍、または受聴場所における周囲騒音と相関の高い騒音
が検出できる場所に設置される。センサ801は、電話
機などにおける送話マイクでも良い。センサ801によ
って検出された信号は、センサ信号周波数分析器803
によって1つ以上の周波数バンドの信号レベルが一定の
時間間隔ごと分析され、騒音信号算出器805のもう一
方の入力となる。センサ801によって検出された信号
には、周囲騒音信号以外にも、スピーカ810によって
出力されたソース信号も含まれる。そのため、騒音信号
算出器805は、ソース信号周波数分析器804によっ
て分析されたソース信号に、センサ位置におけるソース
信号特性を補正する重みつけをした後、センサ信号周波
数分析器803によって分析された信号からソース信号
を減算することによって騒音信号のみを算出する。騒音
信号を算出するときには、現在の制御状態、即ち周波数
特性制御器808の制御量および音量制御器809の制
御量を考慮して、算出する。
【0005】マスキング量算出器806は、ソース信号
周波数分析器804の出力信号であるソース信号レベル
と、騒音信号算出器805の出力信号である騒音信号レ
ベルを用いて、ソース信号が騒音信号によってマスキン
グされる量を一定時間間隔ごと算出する。ソース信号レ
ベルをS、騒音信号レベルをNとすると、マスキング量
Mは、下記(式1)で表すことができる。 M[dB]=a(S−N)2+b(S−N)+c ・・・(式1) ただし、a、b、cは適当な定数である。マスキングと
は、ある音が他の音によって聴こえにくくなる現象のこ
とであり、マスキング量とはそのようにして聴こえにく
くなった音を、もとの音の大きさで聴こえるようにする
のに必要なゲイン量である。したがって、各周波数バン
ドごと、このマスキング量算出器806によって算出さ
れたマスキング量分、ソース信号のゲインを上げれば、
騒音が無いときと同じ音の大きさ、音質で再生すること
ができる。
周波数分析器804の出力信号であるソース信号レベル
と、騒音信号算出器805の出力信号である騒音信号レ
ベルを用いて、ソース信号が騒音信号によってマスキン
グされる量を一定時間間隔ごと算出する。ソース信号レ
ベルをS、騒音信号レベルをNとすると、マスキング量
Mは、下記(式1)で表すことができる。 M[dB]=a(S−N)2+b(S−N)+c ・・・(式1) ただし、a、b、cは適当な定数である。マスキングと
は、ある音が他の音によって聴こえにくくなる現象のこ
とであり、マスキング量とはそのようにして聴こえにく
くなった音を、もとの音の大きさで聴こえるようにする
のに必要なゲイン量である。したがって、各周波数バン
ドごと、このマスキング量算出器806によって算出さ
れたマスキング量分、ソース信号のゲインを上げれば、
騒音が無いときと同じ音の大きさ、音質で再生すること
ができる。
【0006】ソース信号周波数分析器804や騒音信号
算出器805によって一定時間間隔ごと分析された信号
は、時間的な変動が大きい。したがって、マスキング量
算出器806によって算出されたマスキング量も時間的
に大きく変動する。その量をそのまま、周波数特性制御
器808や音量制御器809の制御量とすると、短時間
内の変動量が大きすぎて聴感上不自然になってしまう。
そこで、補償量設定器807はマスキング量算出器80
6の出力信号の積分や、平均や、LPF(Low Pa
ss Filter)を用いたり、その他の方法によっ
て周波数特性制御器808や音量制御器809の制御量
が滑らかに更新されるようにし、聴感上自然にソース信
号が変更されるようにする。
算出器805によって一定時間間隔ごと分析された信号
は、時間的な変動が大きい。したがって、マスキング量
算出器806によって算出されたマスキング量も時間的
に大きく変動する。その量をそのまま、周波数特性制御
器808や音量制御器809の制御量とすると、短時間
内の変動量が大きすぎて聴感上不自然になってしまう。
そこで、補償量設定器807はマスキング量算出器80
6の出力信号の積分や、平均や、LPF(Low Pa
ss Filter)を用いたり、その他の方法によっ
て周波数特性制御器808や音量制御器809の制御量
が滑らかに更新されるようにし、聴感上自然にソース信
号が変更されるようにする。
【0007】このように、上記従来の自動音質音量制御
装置でも、ソース信号の周波数特性および音量を、検出
したソース信号の特性および周囲騒音の特性により変更
することで、周囲騒音が存在しても、また周囲騒音の特
性が変化しても、周囲騒音がないときと同じ音の大き
さ、音質で聴こえるように再生することができる。
装置でも、ソース信号の周波数特性および音量を、検出
したソース信号の特性および周囲騒音の特性により変更
することで、周囲騒音が存在しても、また周囲騒音の特
性が変化しても、周囲騒音がないときと同じ音の大き
さ、音質で聴こえるように再生することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動音質音量制御装置では、全周波数バンドごとソ
ース信号およびセンサ信号の周波数分析を行うために、
演算量が多くハードウェア規模が大きくなってしまうと
いう問題があった。
来の自動音質音量制御装置では、全周波数バンドごとソ
ース信号およびセンサ信号の周波数分析を行うために、
演算量が多くハードウェア規模が大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、聴感上の自然さを損なわずに、演算量が
少なくハードウェア規模の小さな優れた自動音質音量制
御装置を提供することを目的とするものである。
るものであり、聴感上の自然さを損なわずに、演算量が
少なくハードウェア規模の小さな優れた自動音質音量制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、騒音信号周波数特性パターン格納器と騒
音信号周波数特性算出器、およびソース信号周波数特性
パターン格納器とソース信号周波数特性算出器を設け、
一部または全体の信号特性から、各周波数バンドごとの
特性を推定するようにしたものである。本発明によれ
ば、全周波数バンドごとソース信号およびセンサ信号の
周波数分析を行わなくても、一部の周波数バンドまたは
オールパスの信号特性から全周波数バンドごとの特性を
算出するため、聴感上の自然さを損なわずに、演算量が
少なくハードウェア規模の小さい自動音質音量制御装置
が得られる。
成するために、騒音信号周波数特性パターン格納器と騒
音信号周波数特性算出器、およびソース信号周波数特性
パターン格納器とソース信号周波数特性算出器を設け、
一部または全体の信号特性から、各周波数バンドごとの
特性を推定するようにしたものである。本発明によれ
ば、全周波数バンドごとソース信号およびセンサ信号の
周波数分析を行わなくても、一部の周波数バンドまたは
オールパスの信号特性から全周波数バンドごとの特性を
算出するため、聴感上の自然さを損なわずに、演算量が
少なくハードウェア規模の小さい自動音質音量制御装置
が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、周囲騒音によって聴こえにくくなったソース信号
を、聴こえやすくするための周波数特性および音量の補
償量のパターンを格納する格納器と、前記格納器に格納
されているパターンを選択するパターン選択器とを備え
たものであり、騒音信号とソース信号からあらかじめ格
納してある補償量パターンを選択して、全周波数バンド
ごとの補償量、または音量の補償量、またはその両方を
算出するために、全周波数バンドごと補償量を算出しな
くても良く、ハードウェア規模を小さくできるという効
果を有する。
は、周囲騒音によって聴こえにくくなったソース信号
を、聴こえやすくするための周波数特性および音量の補
償量のパターンを格納する格納器と、前記格納器に格納
されているパターンを選択するパターン選択器とを備え
たものであり、騒音信号とソース信号からあらかじめ格
納してある補償量パターンを選択して、全周波数バンド
ごとの補償量、または音量の補償量、またはその両方を
算出するために、全周波数バンドごと補償量を算出しな
くても良く、ハードウェア規模を小さくできるという効
果を有する。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、騒音信
号の周波数特性パターンを格納する格納器と、ソース信
号の周波数特性パターンを格納する格納器と、前記各格
納器に格納されているパターンをそれぞれ選択するパタ
ーン選択器と、騒音信号特性とソース信号特性から補償
量を算出する補償量算出器とを備えたものであり、騒音
信号からあらかじめ格納してある騒音の周波数特性パタ
ーンを、またソース信号からあらかじめ格納してあるソ
ースの周波数特性パターンを選択して全周波数バンドご
との補償量、または音量の補償量、またはその両方を算
出するために、騒音信号およびソース信号の全周波数バ
ンドの特性を算出しなくても良く、ハードウェア規模を
小さくできるという効果を有する。
号の周波数特性パターンを格納する格納器と、ソース信
号の周波数特性パターンを格納する格納器と、前記各格
納器に格納されているパターンをそれぞれ選択するパタ
ーン選択器と、騒音信号特性とソース信号特性から補償
量を算出する補償量算出器とを備えたものであり、騒音
信号からあらかじめ格納してある騒音の周波数特性パタ
ーンを、またソース信号からあらかじめ格納してあるソ
ースの周波数特性パターンを選択して全周波数バンドご
との補償量、または音量の補償量、またはその両方を算
出するために、騒音信号およびソース信号の全周波数バ
ンドの特性を算出しなくても良く、ハードウェア規模を
小さくできるという効果を有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の自動音質音量制御装置におい
て、ソース信号検出器を備えたものであり、ソース信号
の一部の周波数バンドの特性、あるいはソース信号のオ
ールパス特性を算出し、その算出結果をもとに前記格納
器に格納してあるパターンを選択するために、ソース信
号の全周波数バンドの特性を算出しなくても良く、ハー
ドウェア規模を小さくできるという効果を有する。
1または請求項2記載の自動音質音量制御装置におい
て、ソース信号検出器を備えたものであり、ソース信号
の一部の周波数バンドの特性、あるいはソース信号のオ
ールパス特性を算出し、その算出結果をもとに前記格納
器に格納してあるパターンを選択するために、ソース信
号の全周波数バンドの特性を算出しなくても良く、ハー
ドウェア規模を小さくできるという効果を有する。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、請求項2または請求項3記載の自動音質音量制御装
置において、周囲騒音を検出するセンサと、前記センサ
信号を検出するセンサ信号検出器とを備えたものであ
り、センサ信号の一部の周波数バンドの特性、あるいは
センサ信号のオールパス特性を算出し、その算出結果を
もとに前記格納器に格納してあるパターンを選択するた
めに、騒音信号の全周波数バンドの特性を算出しなくて
も良く、ハードウェア規模を小さくできるという効果を
有する。
1、請求項2または請求項3記載の自動音質音量制御装
置において、周囲騒音を検出するセンサと、前記センサ
信号を検出するセンサ信号検出器とを備えたものであ
り、センサ信号の一部の周波数バンドの特性、あるいは
センサ信号のオールパス特性を算出し、その算出結果を
もとに前記格納器に格納してあるパターンを選択するた
めに、騒音信号の全周波数バンドの特性を算出しなくて
も良く、ハードウェア規模を小さくできるという効果を
有する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1から請求項4のいずれかに記載の自動音質音量制御装
置において、センサ信号に含まれるソース信号を除去す
る騒音信号算出器を備えたものであり、センサ信号から
ソース信号を減算して騒音信号を検出するために、騒音
検出精度を高くし、かつハードウェア規模を小さくでき
るという効果を有する。
1から請求項4のいずれかに記載の自動音質音量制御装
置において、センサ信号に含まれるソース信号を除去す
る騒音信号算出器を備えたものであり、センサ信号から
ソース信号を減算して騒音信号を検出するために、騒音
検出精度を高くし、かつハードウェア規模を小さくでき
るという効果を有する。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、ソース
信号の補償量を算出する補償量算出器と、騒音の種類を
選択する騒音選択器と、選択された騒音の種類から騒音
信号を算出する騒音信号算出器とを備えたものであり、
騒音の種類を選択することでソース信号の補償量を算出
するために、騒音信号の分析を行わなくても良く、ハー
ドウェア規模を小さくできるという効果を有する。
信号の補償量を算出する補償量算出器と、騒音の種類を
選択する騒音選択器と、選択された騒音の種類から騒音
信号を算出する騒音信号算出器とを備えたものであり、
騒音の種類を選択することでソース信号の補償量を算出
するために、騒音信号の分析を行わなくても良く、ハー
ドウェア規模を小さくできるという効果を有する。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、ソース
信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソースの種類
を選択するソース選択器と、選択されたソースの種類か
らソース信号を算出するソース信号算出器とを備えたも
のであり、ソースの種類を選択することでソース信号の
補償量を算出するために、ソース信号の分析を行わなく
ても良く、ハードウェア規模を小さくできるという効果
を有する。
信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソースの種類
を選択するソース選択器と、選択されたソースの種類か
らソース信号を算出するソース信号算出器とを備えたも
のであり、ソースの種類を選択することでソース信号の
補償量を算出するために、ソース信号の分析を行わなく
ても良く、ハードウェア規模を小さくできるという効果
を有する。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、ソース
信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号を
検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出するセン
サと、音声帯域を除去する帯域除去フィルタと、騒音信
号を検出する騒音信号算出器とを備えたものであり、前
記センサに入力される音声信号を前記帯域除去フィルタ
によって除去したのち騒音信号を算出するために、電話
機のような装置の送話マイクを騒音検出センサとして用
いることができ、ハードウェア規模を小さくできるとい
う効果を有する。
信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号を
検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出するセン
サと、音声帯域を除去する帯域除去フィルタと、騒音信
号を検出する騒音信号算出器とを備えたものであり、前
記センサに入力される音声信号を前記帯域除去フィルタ
によって除去したのち騒音信号を算出するために、電話
機のような装置の送話マイクを騒音検出センサとして用
いることができ、ハードウェア規模を小さくできるとい
う効果を有する。
【0019】本発明の請求項9に記載の発明は、ソース
信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号を
検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出するセン
サと、無音状態を検出する無音状態検出器と、騒音信号
を検出する騒音信号算出器とを備えたものであり、前記
無音状態検出器によって検出された前記センサに音声信
号が入力されていない時間だけ騒音信号を検出するため
に、電話機のような装置の送話マイクを騒音検出センサ
として用いることができ、ハードウェア規模を小さくで
きるという効果を有する。
信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号を
検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出するセン
サと、無音状態を検出する無音状態検出器と、騒音信号
を検出する騒音信号算出器とを備えたものであり、前記
無音状態検出器によって検出された前記センサに音声信
号が入力されていない時間だけ騒音信号を検出するため
に、電話機のような装置の送話マイクを騒音検出センサ
として用いることができ、ハードウェア規模を小さくで
きるという効果を有する。
【0020】本発明の請求項10に記載の発明は、ソー
ス信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号
を検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出するセ
ンサと、騒音信号を検出する騒音信号算出器と、過去の
信号から未来の信号を予測する適応フィルタと、前記適
応フィルタの係数を更新する係数更新器と、前記センサ
の出力信号から前記適応フィルタ出力信号を減算する減
算器とを備えたものであり、前記センサの出力信号から
予測可能な音声信号を除去し、予測不可能な騒音信号だ
けを取り出すことで騒音信号を検出するために、精度良
く騒音検出を行い、精度良い制御ができるという効果を
有する。
ス信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号
を検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出するセ
ンサと、騒音信号を検出する騒音信号算出器と、過去の
信号から未来の信号を予測する適応フィルタと、前記適
応フィルタの係数を更新する係数更新器と、前記センサ
の出力信号から前記適応フィルタ出力信号を減算する減
算器とを備えたものであり、前記センサの出力信号から
予測可能な音声信号を除去し、予測不可能な騒音信号だ
けを取り出すことで騒音信号を検出するために、精度良
く騒音検出を行い、精度良い制御ができるという効果を
有する。
【0021】本発明の請求項11に記載の発明は、ソー
ス信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号
を検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出する2
つ以上のセンサと、前記センサの出力信号の周波数分析
を行う周波数分析器と、前記センサの出力から騒音信号
を算出する騒音信号算出器とを備えたものであり、前記
2つ以上のセンサに入力される音声信号のゲインの違い
を利用して、騒音信号を検出するために、電話機のよう
な装置の送話マイクを騒音検出センサとして用いること
ができ、精度良く騒音検出を行い、精度良い制御ができ
るという効果を有する。
ス信号の補償量を算出する補償量算出器と、ソース信号
を検出するソース信号検出器と、周囲騒音を検出する2
つ以上のセンサと、前記センサの出力信号の周波数分析
を行う周波数分析器と、前記センサの出力から騒音信号
を算出する騒音信号算出器とを備えたものであり、前記
2つ以上のセンサに入力される音声信号のゲインの違い
を利用して、騒音信号を検出するために、電話機のよう
な装置の送話マイクを騒音検出センサとして用いること
ができ、精度良く騒音検出を行い、精度良い制御ができ
るという効果を有する。
【0022】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項6から請求項11のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置において、請求項1または請求項2記載の補償量
算出器を備えたものであり、ハードウェア規模を小さく
できるという効果を有する。
項6から請求項11のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置において、請求項1または請求項2記載の補償量
算出器を備えたものであり、ハードウェア規模を小さく
できるという効果を有する。
【0023】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項1から請求項12のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置において、算出する補償量が、ソース信号の周囲
騒音によるマスキング量であることを特徴としたもので
あり、聴感上自然な制御を行えるという効果を有する。
項1から請求項12のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置において、算出する補償量が、ソース信号の周囲
騒音によるマスキング量であることを特徴としたもので
あり、聴感上自然な制御を行えるという効果を有する。
【0024】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項13記載の自動音質音量制御装置において、マスキン
グ量を、ソース信号レベルと騒音信号レベルの2次式か
ら算出するようにしたものであり、少ない演算量でマス
キング量を算出できるという効果を有する。
項13記載の自動音質音量制御装置において、マスキン
グ量を、ソース信号レベルと騒音信号レベルの2次式か
ら算出するようにしたものであり、少ない演算量でマス
キング量を算出できるという効果を有する。
【0025】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項1から請求項14のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置において、算出された補償量をなめらかに更新す
るための補償量設定器と、ソース信号の周波数特性を変
更する周波数特性制御器と、ソース信号の音量を変更す
る音量制御器と、スピーカとを備えたものであり、聴感
上自然な制御を行えるという効果を有する。
項1から請求項14のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置において、算出された補償量をなめらかに更新す
るための補償量設定器と、ソース信号の周波数特性を変
更する周波数特性制御器と、ソース信号の音量を変更す
る音量制御器と、スピーカとを備えたものであり、聴感
上自然な制御を行えるという効果を有する。
【0026】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項1から請求項15のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置を含む音響装置であり、ハードウェア規模の小さ
な、あるいは聴感上自然な制御を行えるという効果を有
する。
項1から請求項15のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置を含む音響装置であり、ハードウェア規模の小さ
な、あるいは聴感上自然な制御を行えるという効果を有
する。
【0027】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項1から請求項15のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置を含む通信装置であり、ハードウェア規模の小さ
な、あるいは聴感上自然な制御を行えるという効果を有
する。
項1から請求項15のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置を含む通信装置であり、ハードウェア規模の小さ
な、あるいは聴感上自然な制御を行えるという効果を有
する。
【0028】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項1から請求項15のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置を含む情報端末装置であり、ハードウェア規模の
小さな、あるいは聴感上自然な制御を行えるという効果
を有する。
項1から請求項15のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置を含む情報端末装置であり、ハードウェア規模の
小さな、あるいは聴感上自然な制御を行えるという効果
を有する。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図であり、101はマイクなどの周囲
騒音を検出するセンサ、102は音楽や音声などのソー
ス入力端子、103はセンサ信号検出器、104はソー
ス信号検出器、105は騒音信号算出器、106は補償
量算出器、107はパターン選択器、108はマスキン
グ量周波数特性パターン格納器、109は補償量設定
器、110は周波数特性制御器、111は音量制御器、
112はスピーカである。
から図7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態の構
成を示すブロック図であり、101はマイクなどの周囲
騒音を検出するセンサ、102は音楽や音声などのソー
ス入力端子、103はセンサ信号検出器、104はソー
ス信号検出器、105は騒音信号算出器、106は補償
量算出器、107はパターン選択器、108はマスキン
グ量周波数特性パターン格納器、109は補償量設定
器、110は周波数特性制御器、111は音量制御器、
112はスピーカである。
【0030】次に上記第1の実施の形態の動作について
説明する。図1において、ソース信号入力端子102に
入力された音楽や音声などのソース信号は、イコライザ
などの周波数特性制御器110によって周波数特性が変
更され、ボリュームなどの音量制御器111によって音
量が調整され、スピーカ112によって空間に放射され
る。ソース信号入力端子102に入力された信号はま
た、ソース信号検出器104によって、一部の周波数バ
ンドのレベルまたはオールパスレベルが一定時間間隔ご
と検出され、騒音信号算出器105および補償量算出器
106への一方の入力となる。
説明する。図1において、ソース信号入力端子102に
入力された音楽や音声などのソース信号は、イコライザ
などの周波数特性制御器110によって周波数特性が変
更され、ボリュームなどの音量制御器111によって音
量が調整され、スピーカ112によって空間に放射され
る。ソース信号入力端子102に入力された信号はま
た、ソース信号検出器104によって、一部の周波数バ
ンドのレベルまたはオールパスレベルが一定時間間隔ご
と検出され、騒音信号算出器105および補償量算出器
106への一方の入力となる。
【0031】マイクロホンなどの周囲騒音を検出するセ
ンサ101は、スピーカ110によって出力された音を
受聴する場所の近傍、または受聴場所における周囲騒音
と相関の高い騒音が検出できる場所に設置される。セン
サ101は、電話機などの通信端末における送話マイク
や、車室内騒音と相関の高い車速センサや加速度センサ
などでも良い。センサ101に入力された信号は、セン
サ信号検出器103によって一部の周波数バンドのレベ
ルまたはオールパスレベルが一定時間間隔ごと検出さ
れ、騒音信号算出器105のもう一方の入力となる。
ンサ101は、スピーカ110によって出力された音を
受聴する場所の近傍、または受聴場所における周囲騒音
と相関の高い騒音が検出できる場所に設置される。セン
サ101は、電話機などの通信端末における送話マイク
や、車室内騒音と相関の高い車速センサや加速度センサ
などでも良い。センサ101に入力された信号は、セン
サ信号検出器103によって一部の周波数バンドのレベ
ルまたはオールパスレベルが一定時間間隔ごと検出さ
れ、騒音信号算出器105のもう一方の入力となる。
【0032】センサ101がスピーカ112の近傍に設
置されている場合には、センサ101には周囲騒音信号
以外にも、スピーカ112によって出力されたソース信
号も含まれる。そのため、騒音信号算出器105は、ソ
ース信号周検出器104によって検出されたソース信号
に、センサ位置におけるソース信号特性を補正する重み
つけをした後、センサ信号検出器103によって検出さ
れた信号からソース信号を減算することによって、騒音
信号のみを算出する。騒音信号を算出するときには、現
在の制御状態、即ち周波数特性制御器110の制御量お
よび音量制御器111の制御量を考慮して算出する。
置されている場合には、センサ101には周囲騒音信号
以外にも、スピーカ112によって出力されたソース信
号も含まれる。そのため、騒音信号算出器105は、ソ
ース信号周検出器104によって検出されたソース信号
に、センサ位置におけるソース信号特性を補正する重み
つけをした後、センサ信号検出器103によって検出さ
れた信号からソース信号を減算することによって、騒音
信号のみを算出する。騒音信号を算出するときには、現
在の制御状態、即ち周波数特性制御器110の制御量お
よび音量制御器111の制御量を考慮して算出する。
【0033】補償量算出器106内のパターン選択器1
07は、入力された騒音信号およびソース信号から、マ
スキング量周波数特性パターン格納器108に格納され
ているマスキング量の周波数特性パターンを選択する。
マスキング量周波数特性パターン格納器108には、全
周波数バンドにのマスキング量のパターンを複数組あら
かじめ格納しておく。格納しておくマスキング量は、た
とえば前記(式1)により算出する。したがって、パタ
ーン選択器107は、一部の周波数バンドまたはオール
パスの騒音レベルとソースレベルから、全周波数バンド
におけるマスキング量パターンを推定し、パターンを選
択することになる。
07は、入力された騒音信号およびソース信号から、マ
スキング量周波数特性パターン格納器108に格納され
ているマスキング量の周波数特性パターンを選択する。
マスキング量周波数特性パターン格納器108には、全
周波数バンドにのマスキング量のパターンを複数組あら
かじめ格納しておく。格納しておくマスキング量は、た
とえば前記(式1)により算出する。したがって、パタ
ーン選択器107は、一部の周波数バンドまたはオール
パスの騒音レベルとソースレベルから、全周波数バンド
におけるマスキング量パターンを推定し、パターンを選
択することになる。
【0034】補償量算出器106によって推定された全
周波数バンドのマスキング量は、補償量設定器109に
通知される。補償量設定器109は、なめらかに補償量
が変化するように周波数特性制御器110や音量制御器
111の制御量を更新する。
周波数バンドのマスキング量は、補償量設定器109に
通知される。補償量設定器109は、なめらかに補償量
が変化するように周波数特性制御器110や音量制御器
111の制御量を更新する。
【0035】以上のように、本第1の実施の形態によれ
ば、騒音信号およびソース信号の全周波数バンドにおけ
るレベルを分析してマスキング量を算出しなくても、一
部の周波数バンドのレベルまたはオールパスレベルを検
出し、その値をもとに全周波数バンドにおける補償量を
推定するため、聴感上の自然さを損なわずに、演算量を
削減でき、ハードウェア規模を小さくすることができる
という効果を有する。
ば、騒音信号およびソース信号の全周波数バンドにおけ
るレベルを分析してマスキング量を算出しなくても、一
部の周波数バンドのレベルまたはオールパスレベルを検
出し、その値をもとに全周波数バンドにおける補償量を
推定するため、聴感上の自然さを損なわずに、演算量を
削減でき、ハードウェア規模を小さくすることができる
という効果を有する。
【0036】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態の構成を示すブロック図であり、201はセン
サ、202はソース入力端子、203はセンサ信号検出
器、204はソース信号検出器、205は騒音信号算出
器、206は補償量算出器、207および209はパタ
ーン選択器、208は騒音信号周波数特性パターン格納
器、210はソース信号周波数特性パターン格納器、2
11はマスキング量算出器(請求項2における補償量算
出器)、212は補償量設定器、213は周波数特性制
御器、214は音量制御器、215はスピーカである。
施の形態の構成を示すブロック図であり、201はセン
サ、202はソース入力端子、203はセンサ信号検出
器、204はソース信号検出器、205は騒音信号算出
器、206は補償量算出器、207および209はパタ
ーン選択器、208は騒音信号周波数特性パターン格納
器、210はソース信号周波数特性パターン格納器、2
11はマスキング量算出器(請求項2における補償量算
出器)、212は補償量設定器、213は周波数特性制
御器、214は音量制御器、215はスピーカである。
【0037】次に上記第2の実施の形態の動作について
説明する。図2において、補償量算出器206以外の動
作は、上記第1の実施の形態の動作と同様である。騒音
信号算出器205によって一定時間間隔ごと検出された
騒音信号の一部の周波数バンドレベルまたはオールパス
レベルは、パターン選択器207に入力される。パター
ン選択器207は入力された信号をもとに、騒音信号周
波数特性パターン格納器208に格納してあるパターン
を選択する。一方、ソース信号検出器204によって一
定時間間隔ごと検出されたソース信号の一部の周波数バ
ンドレベルまたはオールパスレベルは、パターン選択器
209に入力される。パターン選択器209は入力され
た信号をもとに、ソース信号周波数特性パターン格納器
210に格納してあるパターンを選択する。マスキング
量算出器211は、選択された騒音信号周波数特性とソ
ース信号周波数特性から、マスキング量を算出する。
説明する。図2において、補償量算出器206以外の動
作は、上記第1の実施の形態の動作と同様である。騒音
信号算出器205によって一定時間間隔ごと検出された
騒音信号の一部の周波数バンドレベルまたはオールパス
レベルは、パターン選択器207に入力される。パター
ン選択器207は入力された信号をもとに、騒音信号周
波数特性パターン格納器208に格納してあるパターン
を選択する。一方、ソース信号検出器204によって一
定時間間隔ごと検出されたソース信号の一部の周波数バ
ンドレベルまたはオールパスレベルは、パターン選択器
209に入力される。パターン選択器209は入力され
た信号をもとに、ソース信号周波数特性パターン格納器
210に格納してあるパターンを選択する。マスキング
量算出器211は、選択された騒音信号周波数特性とソ
ース信号周波数特性から、マスキング量を算出する。
【0038】以上のように、本発明の第2の実施の形態
によれば、騒音信号およびソース信号の一部の周波数バ
ンドレベルまたはオールパスレベルを検出し、その値を
もとに全周波数バンドにおける騒音信号およびソース信
号特性を推定して補償量を算出するため、聴感上の自然
さを損なわずに、演算量を削減でき、ハードウェア規模
を小さくすることができるという効果を有する。
によれば、騒音信号およびソース信号の一部の周波数バ
ンドレベルまたはオールパスレベルを検出し、その値を
もとに全周波数バンドにおける騒音信号およびソース信
号特性を推定して補償量を算出するため、聴感上の自然
さを損なわずに、演算量を削減でき、ハードウェア規模
を小さくすることができるという効果を有する。
【0039】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態の構成を示すブロック図であり、301はソー
ス入力端子、302は騒音選択器、303は騒音信号算
出器、304はソース選択器、305はソース信号算出
器、306は補償量算出器、307は補償量設定器、3
08は周波数特性制御器、309は音量制御器、310
はスピーカである。
施の形態の構成を示すブロック図であり、301はソー
ス入力端子、302は騒音選択器、303は騒音信号算
出器、304はソース選択器、305はソース信号算出
器、306は補償量算出器、307は補償量設定器、3
08は周波数特性制御器、309は音量制御器、310
はスピーカである。
【0040】次に上記第3の実施の形態の動作について
説明する。図3において、補償量設定器307、周波数
特性制御器308、音量制御器309およびスピーカ3
10の動作は、上記第1の実施の形態の動作と同様であ
る。騒音選択器302には、あらかじめ1つ以上の騒音
の種類が設定してあり、受聴者はその中から現在の機器
使用状況に適当な騒音の種類を選択する。騒音選択器3
02は選択された騒音の種類を騒音信号算出器303に
通知し、騒音信号算出器303はその騒音の種類によっ
て騒音信号を算出する。同様にソース選択器304に
は、あらかじめ1つ以上のソースの種類が設定してあ
り、受聴者はその中から現在聴いているソースに適当な
種類を選択する。ソース選択器304は選択されたソー
スの種類をソース信号算出器305に通知し、ソース信
号算出器305はそのソースの種類によってソース信号
を算出する。
説明する。図3において、補償量設定器307、周波数
特性制御器308、音量制御器309およびスピーカ3
10の動作は、上記第1の実施の形態の動作と同様であ
る。騒音選択器302には、あらかじめ1つ以上の騒音
の種類が設定してあり、受聴者はその中から現在の機器
使用状況に適当な騒音の種類を選択する。騒音選択器3
02は選択された騒音の種類を騒音信号算出器303に
通知し、騒音信号算出器303はその騒音の種類によっ
て騒音信号を算出する。同様にソース選択器304に
は、あらかじめ1つ以上のソースの種類が設定してあ
り、受聴者はその中から現在聴いているソースに適当な
種類を選択する。ソース選択器304は選択されたソー
スの種類をソース信号算出器305に通知し、ソース信
号算出器305はそのソースの種類によってソース信号
を算出する。
【0041】補償量算出器306は、騒音信号算出器3
03の出力である騒音信号と、ソース信号算出器305
の出力であるソース信号から、補償量を算出する。補償
量算出器306は、上記第1および第2の実施の形態に
示したように補償量を算出しても良いし、従来例に示し
たように補償量を算出しても良い。また、本実施の形態
3のように騒音とソースの種類を両方選択するようにし
ても良いし、騒音またはソースのどちらか一方の種類を
選択するようにし、他方は上記第1、第2または従来例
のように分析を行っても良い。
03の出力である騒音信号と、ソース信号算出器305
の出力であるソース信号から、補償量を算出する。補償
量算出器306は、上記第1および第2の実施の形態に
示したように補償量を算出しても良いし、従来例に示し
たように補償量を算出しても良い。また、本実施の形態
3のように騒音とソースの種類を両方選択するようにし
ても良いし、騒音またはソースのどちらか一方の種類を
選択するようにし、他方は上記第1、第2または従来例
のように分析を行っても良い。
【0042】以上のように、本発明の第3の実施の形態
によれば、騒音やソースの種類を選択するので、騒音や
ソース信号の分析を行わなくて良く、演算量を削減で
き、ハードウェア規模を小さくすることができるという
効果を有する。
によれば、騒音やソースの種類を選択するので、騒音や
ソース信号の分析を行わなくて良く、演算量を削減で
き、ハードウェア規模を小さくすることができるという
効果を有する。
【0043】(実施の形態4)図4は本発明の第4の実
施の形態の構成を示すブロック図であり、401はセン
サ、402はソース入力端子、403はセンサ信号出力
端子、404は帯域除去フィルタ、405は騒音信号算
出器、406はソース信号検出器、407は補償量算出
器、408は補償量設定器、409は周波数特性制御
器、410は音量制御器、411はスピーカである。
施の形態の構成を示すブロック図であり、401はセン
サ、402はソース入力端子、403はセンサ信号出力
端子、404は帯域除去フィルタ、405は騒音信号算
出器、406はソース信号検出器、407は補償量算出
器、408は補償量設定器、409は周波数特性制御
器、410は音量制御器、411はスピーカである。
【0044】次に上記第4の実施の形態の動作について
説明する。第4の実施の形態は、通信機器などにおいて
送話マイクを騒音検出センサとして利用する場合の実施
の形態である。図4において、補償量設定器408、周
波数特性制御器409、音量制御器410およびスピー
カ411の動作は、上記第1の実施の形態の動作と同様
である。
説明する。第4の実施の形態は、通信機器などにおいて
送話マイクを騒音検出センサとして利用する場合の実施
の形態である。図4において、補償量設定器408、周
波数特性制御器409、音量制御器410およびスピー
カ411の動作は、上記第1の実施の形態の動作と同様
である。
【0045】センサ401には、周囲騒音信号と同時に
送話する音声も入力される。センサ401への入力信号
は、センサ信号出力端子403から送話音声として出力
される。帯域除去フィルタ404は、センサ401に入
力された信号から、音声帯域の信号を除去する。騒音信
号算出器405は、音声帯域の除去された信号をもと
に、騒音信号を算出する。騒音信号算出器405では、
音声帯域が除去されているため、全周波数バンドにおけ
るレベルではなく、一部の周波数バンドにおけるレベル
が算出される。ソース信号検出器406は、ソース入力
端子402に入力されたソース信号の、全周波数バンド
レベル、オールパスレベルまたは一部の周波数バンドレ
ベルを算出する。補償量算出器407は、騒音信号算出
器405の出力信号と、ソース信号検出器406の出力
信号から、補償量を算出する。補償量算出器407は、
上記第1、第2または従来例と同様に補償量を算出す
る。
送話する音声も入力される。センサ401への入力信号
は、センサ信号出力端子403から送話音声として出力
される。帯域除去フィルタ404は、センサ401に入
力された信号から、音声帯域の信号を除去する。騒音信
号算出器405は、音声帯域の除去された信号をもと
に、騒音信号を算出する。騒音信号算出器405では、
音声帯域が除去されているため、全周波数バンドにおけ
るレベルではなく、一部の周波数バンドにおけるレベル
が算出される。ソース信号検出器406は、ソース入力
端子402に入力されたソース信号の、全周波数バンド
レベル、オールパスレベルまたは一部の周波数バンドレ
ベルを算出する。補償量算出器407は、騒音信号算出
器405の出力信号と、ソース信号検出器406の出力
信号から、補償量を算出する。補償量算出器407は、
上記第1、第2または従来例と同様に補償量を算出す
る。
【0046】以上のように、本発明の第4の実施の形態
によれば、送話マイクを騒音検出センサとして用い、か
つ一部の周波数バンドにおける騒音信号を検出するため
に、ハードウェア規模を小さくすることができるという
効果を有する。
によれば、送話マイクを騒音検出センサとして用い、か
つ一部の周波数バンドにおける騒音信号を検出するため
に、ハードウェア規模を小さくすることができるという
効果を有する。
【0047】(実施の形態5)図5は本発明の第5の実
施の形態の構成を示すブロック図であり、501はセン
サ、502はソース入力端子、503はセンサ信号出力
端子、504は無音状態検出器、505は騒音信号算出
器、506はソース信号検出器、507は補償量算出
器、508は補償量設定器、509は周波数特性制御
器、510は音量制御器、511はスピーカである。
施の形態の構成を示すブロック図であり、501はセン
サ、502はソース入力端子、503はセンサ信号出力
端子、504は無音状態検出器、505は騒音信号算出
器、506はソース信号検出器、507は補償量算出
器、508は補償量設定器、509は周波数特性制御
器、510は音量制御器、511はスピーカである。
【0048】次に上記第5の実施の形態の動作について
説明する。第5の実施の形態は、上記第4の実施の形態
と同様に、通信機器などにおいて送話マイクを騒音検出
センサとして利用する場合の実施の形態である。図5に
おいて、ソース信号検出器506、補償量算出器50
7、補償量設定器508、周波数特性制御器509、音
量制御器510およびスピーカ511の動作は、上記第
4の実施の形態の動作と同様である。
説明する。第5の実施の形態は、上記第4の実施の形態
と同様に、通信機器などにおいて送話マイクを騒音検出
センサとして利用する場合の実施の形態である。図5に
おいて、ソース信号検出器506、補償量算出器50
7、補償量設定器508、周波数特性制御器509、音
量制御器510およびスピーカ511の動作は、上記第
4の実施の形態の動作と同様である。
【0049】センサ501には、周囲騒音信号と同時に
送話する音声も入力される。センサ501への入力信号
は、センサ信号出力端子503から送話音声として出力
される。無音状態検出器504は、センサ501への入
力信号の音声が入力されていない無音状態を検出する。
無音状態検出器504は、無音状態のときのみセンサ5
01への入力信号を出力する。騒音信号算出器505
は、無音状態の信号の全周波数バンドレベル、一部の周
波数バンドレベルまたはオールパスレベルを算出する。
送話する音声も入力される。センサ501への入力信号
は、センサ信号出力端子503から送話音声として出力
される。無音状態検出器504は、センサ501への入
力信号の音声が入力されていない無音状態を検出する。
無音状態検出器504は、無音状態のときのみセンサ5
01への入力信号を出力する。騒音信号算出器505
は、無音状態の信号の全周波数バンドレベル、一部の周
波数バンドレベルまたはオールパスレベルを算出する。
【0050】以上のように、本発明の第5の実施の形態
によれば、送話マイクを騒音検出センサとして用いるた
めに、精度良い制御ができ、ハードウェア規模を小さく
することができるという効果を有する。
によれば、送話マイクを騒音検出センサとして用いるた
めに、精度良い制御ができ、ハードウェア規模を小さく
することができるという効果を有する。
【0051】(実施の形態6)図6は本発明の第6の実
施の形態の構成を示すブロック図であり、601はセン
サ、602はソース入力端子、603はセンサ信号出力
端子、604は入力信号の振幅と位相を所望の特性に変
更する適応フィルタ、605は適応フィルタの係数を変
更する係数更新器、606は減算器、607はソース信
号検出器、608は騒音信号算出器、609は補償量算
出器、610は補償量設定器、611は周波数特性制御
器、612は音量制御器、613はスピーカである。
施の形態の構成を示すブロック図であり、601はセン
サ、602はソース入力端子、603はセンサ信号出力
端子、604は入力信号の振幅と位相を所望の特性に変
更する適応フィルタ、605は適応フィルタの係数を変
更する係数更新器、606は減算器、607はソース信
号検出器、608は騒音信号算出器、609は補償量算
出器、610は補償量設定器、611は周波数特性制御
器、612は音量制御器、613はスピーカである。
【0052】次に上記第6の実施の形態の動作について
説明する。第6の実施の形態は、上記第4および第5の
実施の形態と同様に、通信機器などにおいて送話マイク
を騒音検出センサとして利用する場合の実施の形態であ
る。図6において、ソース信号検出器607、補償量算
出器609、補償量設定器610、周波数特性制御器6
11、音量制御器612およびスピーカ613の動作
は、上記第4の実施の形態の動作と同様である。
説明する。第6の実施の形態は、上記第4および第5の
実施の形態と同様に、通信機器などにおいて送話マイク
を騒音検出センサとして利用する場合の実施の形態であ
る。図6において、ソース信号検出器607、補償量算
出器609、補償量設定器610、周波数特性制御器6
11、音量制御器612およびスピーカ613の動作
は、上記第4の実施の形態の動作と同様である。
【0053】センサ601には、周囲騒音信号と同時に
送話する音声も入力される。センサ601への入力信号
は、センサ信号出力端子603から送話音声として出力
される。センサ601への入力信号は、減算器606の
一方の入力となる。また、センサ601への入力信号
は、適応フィルタ604によって、所望の振幅および位
相特性にされた後、減算器606のもう一方の入力とな
る。減算器606は、センサ601への入力信号から適
応フィルタ604の出力信号を減算し、出力する。係数
更新器605は、センサ601の出力信号と減算器60
6の出力信号から、適応フィルタ604の係数更新度合
いを算出し、適応フィルタ604の係数を更新する。減
算器606の出力信号は、騒音信号算出器608への入
力となり、騒音信号算出器608は、全周波数バンドレ
ベル、一部の周波数バンドレベルまたはオールパスレベ
ルを算出する。
送話する音声も入力される。センサ601への入力信号
は、センサ信号出力端子603から送話音声として出力
される。センサ601への入力信号は、減算器606の
一方の入力となる。また、センサ601への入力信号
は、適応フィルタ604によって、所望の振幅および位
相特性にされた後、減算器606のもう一方の入力とな
る。減算器606は、センサ601への入力信号から適
応フィルタ604の出力信号を減算し、出力する。係数
更新器605は、センサ601の出力信号と減算器60
6の出力信号から、適応フィルタ604の係数更新度合
いを算出し、適応フィルタ604の係数を更新する。減
算器606の出力信号は、騒音信号算出器608への入
力となり、騒音信号算出器608は、全周波数バンドレ
ベル、一部の周波数バンドレベルまたはオールパスレベ
ルを算出する。
【0054】次に、適応フィルタ604と係数更新器6
05による騒音信号検出動作を、適応フィルタ604を
適応FIR(Finite Impulse Resp
onse)フィルタで構成したときの例で説明する。フ
ィルタとしてFIRフィルタを用いれば、フィルタの係
数を適当に変更することで所望の振幅および位相特性が
実現できる。係数更新器605は、例えばLMS(Le
ast Mean Square)アルゴリズムなどの
係数更新アルゴリズムを用いて、適応FIRフィルタの
係数を更新する。ここで、適応FIRフィルタへの入力
信号をX、適応FIRフィルタの伝達関数をW、減算器
606の出力である誤差をEとすると、係数更新式は、
上記LMSアルゴリズムによれば下記(式2)で表すこ
とができる。 Wn+1=Wn−μXE ・・・(式2) ただし、 E=X−WX ・・・(式3) であり、μは係数更新の度合いを表す収束係数、nは時
刻を表す添字である。
05による騒音信号検出動作を、適応フィルタ604を
適応FIR(Finite Impulse Resp
onse)フィルタで構成したときの例で説明する。フ
ィルタとしてFIRフィルタを用いれば、フィルタの係
数を適当に変更することで所望の振幅および位相特性が
実現できる。係数更新器605は、例えばLMS(Le
ast Mean Square)アルゴリズムなどの
係数更新アルゴリズムを用いて、適応FIRフィルタの
係数を更新する。ここで、適応FIRフィルタへの入力
信号をX、適応FIRフィルタの伝達関数をW、減算器
606の出力である誤差をEとすると、係数更新式は、
上記LMSアルゴリズムによれば下記(式2)で表すこ
とができる。 Wn+1=Wn−μXE ・・・(式2) ただし、 E=X−WX ・・・(式3) であり、μは係数更新の度合いを表す収束係数、nは時
刻を表す添字である。
【0055】上記(式2)は、n+1の時刻における適
応FIRフィルタの係数を、時刻nにおける係数を更新
して算出することを表している。適応FIRフィルタ6
04および係数更新器605への入力信号を1サンプル
遅延させれば、適応FIRフィルタ604は、過去の入
力信号から、未来の信号を予測する予測器として動作す
る。ここで、センサ601には、音声信号と騒音信号が
入力されるが、音声信号は上記予測器で予測可能である
が、騒音信号はランダムな信号であるため、予測が不可
能である。したがって、減算器606の出力信号は、予
測不可能な騒音信号となる。
応FIRフィルタの係数を、時刻nにおける係数を更新
して算出することを表している。適応FIRフィルタ6
04および係数更新器605への入力信号を1サンプル
遅延させれば、適応FIRフィルタ604は、過去の入
力信号から、未来の信号を予測する予測器として動作す
る。ここで、センサ601には、音声信号と騒音信号が
入力されるが、音声信号は上記予測器で予測可能である
が、騒音信号はランダムな信号であるため、予測が不可
能である。したがって、減算器606の出力信号は、予
測不可能な騒音信号となる。
【0056】以上のように、本発明の第6の実施の形態
によれば、適応フィルタを用いてセンサ信号から騒音信
号だけを検出するため、精度良い騒音検出が可能にな
り、精度良く制御ができるという効果を有する。
によれば、適応フィルタを用いてセンサ信号から騒音信
号だけを検出するため、精度良い騒音検出が可能にな
り、精度良く制御ができるという効果を有する。
【0057】(実施の形態7)図7は本発明の第7の実
施の形態の構成を示すブロック図であり、701は第一
のセンサ、702は第二のセンサ、703はソース入力
端子、704はセンサ信号出力端子、705は騒音信号
算出器、706および707は周波数分析器、708は
ゲイン調整器、709は減算器、710は乗算器、71
1はソース信号検出器、712は補償量算出器、713
は補償量設定器、714は周波数特性制御器、715は
音量制御器、716はスピーカである。
施の形態の構成を示すブロック図であり、701は第一
のセンサ、702は第二のセンサ、703はソース入力
端子、704はセンサ信号出力端子、705は騒音信号
算出器、706および707は周波数分析器、708は
ゲイン調整器、709は減算器、710は乗算器、71
1はソース信号検出器、712は補償量算出器、713
は補償量設定器、714は周波数特性制御器、715は
音量制御器、716はスピーカである。
【0058】次に上記第7の実施の形態の動作について
説明する。第7の実施の形態は、上記第4、第5および
第6の実施の形態と同様に、通信機器などにおいて送話
マイクを騒音検出センサとして利用する場合の実施の形
態である。図7において、ソース信号検出器711、補
償量算出器712、補償量設定器713、周波数特性制
御器714、音量制御器715およびスピーカ716の
動作は、上記第4の実施の形態の動作と同様である。
説明する。第7の実施の形態は、上記第4、第5および
第6の実施の形態と同様に、通信機器などにおいて送話
マイクを騒音検出センサとして利用する場合の実施の形
態である。図7において、ソース信号検出器711、補
償量算出器712、補償量設定器713、周波数特性制
御器714、音量制御器715およびスピーカ716の
動作は、上記第4の実施の形態の動作と同様である。
【0059】第一のセンサ701には、周囲騒音信号と
同時に送話する音声も入力される。第一のセンサ701
への入力信号は、センサ信号出力端子704から送話音
声として出力される。第二のセンサ702は、たとえば
第一のセンサ701より話者から遠い距離に設置する。
周波数分析器706および707は、第一のセンサ70
1および第二のセンサ702への入力信号の周波数分析
を行う。第一のセンサ701の周波数分析結果である周
波数分析器706の出力信号は、減算器709の一方の
入力となる。第二のセンサ702の周波数分析結果であ
る周波数分析器707の出力信号は、ゲイン調整器70
8によってゲインが変えられ、減算器709のもう一方
の入力となる。減算器709は、周波数分析器706の
出力信号から、ゲイン調整器708の出力信号を減算
し、乗算器710は、減算器709の出力信号を定数倍
して出力する。
同時に送話する音声も入力される。第一のセンサ701
への入力信号は、センサ信号出力端子704から送話音
声として出力される。第二のセンサ702は、たとえば
第一のセンサ701より話者から遠い距離に設置する。
周波数分析器706および707は、第一のセンサ70
1および第二のセンサ702への入力信号の周波数分析
を行う。第一のセンサ701の周波数分析結果である周
波数分析器706の出力信号は、減算器709の一方の
入力となる。第二のセンサ702の周波数分析結果であ
る周波数分析器707の出力信号は、ゲイン調整器70
8によってゲインが変えられ、減算器709のもう一方
の入力となる。減算器709は、周波数分析器706の
出力信号から、ゲイン調整器708の出力信号を減算
し、乗算器710は、減算器709の出力信号を定数倍
して出力する。
【0060】いま、第一のセンサ701への入力信号X
を下記(式4)で表す。 X=S+N ・・・(式4) ただし、Sは音声信号、Nは騒音信号である。次に第二
のセンサ702への入力信号Yを考える。音声信号は、
第一および第二のセンサの近傍に音源があり、第二のセ
ンサ702の方が第一のセンサ701よりも音源から離
れて設置してあるため、音声信号Sは1/a倍されて第
二のセンサに入力する。ただし、aは適当な定数であ
る。一方、騒音信号は、センサより遠くに音源があるた
め、第一のセンサ701および第二のセンサ702への
入力は、同じである。以上から、第二のセンサ702へ
の入力信号Yは、下記(式5)で表すことができる。 Y=S/a+N ・・・(式5) 上記(式5)をa倍して、上記(式4)より減算する
と、下記(式6)となる。 X−aY=(1−a)N ・・・(式6) したがって、騒音信号Nは、下記(式7)より算出する
ことができる。 N=(X−aY)/(1−a) ・・・(式7)
を下記(式4)で表す。 X=S+N ・・・(式4) ただし、Sは音声信号、Nは騒音信号である。次に第二
のセンサ702への入力信号Yを考える。音声信号は、
第一および第二のセンサの近傍に音源があり、第二のセ
ンサ702の方が第一のセンサ701よりも音源から離
れて設置してあるため、音声信号Sは1/a倍されて第
二のセンサに入力する。ただし、aは適当な定数であ
る。一方、騒音信号は、センサより遠くに音源があるた
め、第一のセンサ701および第二のセンサ702への
入力は、同じである。以上から、第二のセンサ702へ
の入力信号Yは、下記(式5)で表すことができる。 Y=S/a+N ・・・(式5) 上記(式5)をa倍して、上記(式4)より減算する
と、下記(式6)となる。 X−aY=(1−a)N ・・・(式6) したがって、騒音信号Nは、下記(式7)より算出する
ことができる。 N=(X−aY)/(1−a) ・・・(式7)
【0061】以上のように、本発明の第7の実施の形態
によれば、送話マイクに加え、送話マイク近傍に騒音検
出マイクを設置し、音源が近くにある場合と遠くにある
場合に両者のマイクに到達するレベル差を利用して騒音
を検出するため、精度良い騒音検出が可能になり、精度
良く制御ができるという効果を有する。
によれば、送話マイクに加え、送話マイク近傍に騒音検
出マイクを設置し、音源が近くにある場合と遠くにある
場合に両者のマイクに到達するレベル差を利用して騒音
を検出するため、精度良い騒音検出が可能になり、精度
良く制御ができるという効果を有する。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
騒音、ソースまたは補償量の全周波数バンドにおける特
性を算出せずに、一部の周波数バンドあるいはオールパ
スでの特性を算出して、全周波数バンドにおける特性を
推定するため、聴感上の自然さを損なわずに、演算量を
削減でき、ハードウェア規模を小さくできるという効果
を有する。また、通信機のように送話マイクを持つ機器
においては、その送話マイクを騒音検出センサとして用
いるため、ハードウェア規模を小さくできるという効果
を有する。または、送話マイクに入力される信号から騒
音信号を精度良く検出するため、精度良い制御ができる
という効果を有する。
騒音、ソースまたは補償量の全周波数バンドにおける特
性を算出せずに、一部の周波数バンドあるいはオールパ
スでの特性を算出して、全周波数バンドにおける特性を
推定するため、聴感上の自然さを損なわずに、演算量を
削減でき、ハードウェア規模を小さくできるという効果
を有する。また、通信機のように送話マイクを持つ機器
においては、その送話マイクを騒音検出センサとして用
いるため、ハードウェア規模を小さくできるという効果
を有する。または、送話マイクに入力される信号から騒
音信号を精度良く検出するため、精度良い制御ができる
という効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態における自動音質音
量制御装置の構成を示すブロック図
量制御装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の自動音質音量制御装置の構成を示すブロ
ック図
ック図
101、201、301、401、501、601、7
01、702、801・・・センサ 102、202、402、502、602、703、8
02 ・・・ソース入力端子 103、203 ・・・センサ信号検出器 104、204、406、506、607、711 ・
・・ソース信号検出器 105、205、303、405、505、608、7
05、805 ・・・騒音信号算出器 106、206、306、407、507、609、7
12 ・・・補償量算出器 107、207、209 ・・・パターン選択器 108 ・・・マスキング量周波数特性パターン格納器 109、212、307、408、508、610、7
13、807 ・・・補償量設定器 110、213、308、409、509、611、7
14、808 ・・・周波数特性制御器 111、214、309、410、510、612、7
15、809 ・・・音量制御器 112、215、310、411、511、613、7
16、810 ・・・スピーカ 208 ・・・騒音信
号周波数特性パターン格納器 210 ・・・ソース信号周波数特性パターン格納器 211 ・・・マスキング量算出器 302 ・・・騒音選択器 304 ・・・ソース選択器 305 ・・・ソース信号算出器 403、503、603、704 ・・・センサ信号出
力端子 404 ・・・帯域除去フィルタ 504 ・・・無音状態検出器 604 ・・・適応フィルタ 605 ・・・係数更新器 606、709 ・・・減算器 706、707 ・・・周波数分析器 708 ・・・ゲイン調整器 710 ・・・乗算器 803 ・・・センサ信号周波数分析器 804 ・・・ソース信号周波数分析器 806 ・・・マスキング量算出器
01、702、801・・・センサ 102、202、402、502、602、703、8
02 ・・・ソース入力端子 103、203 ・・・センサ信号検出器 104、204、406、506、607、711 ・
・・ソース信号検出器 105、205、303、405、505、608、7
05、805 ・・・騒音信号算出器 106、206、306、407、507、609、7
12 ・・・補償量算出器 107、207、209 ・・・パターン選択器 108 ・・・マスキング量周波数特性パターン格納器 109、212、307、408、508、610、7
13、807 ・・・補償量設定器 110、213、308、409、509、611、7
14、808 ・・・周波数特性制御器 111、214、309、410、510、612、7
15、809 ・・・音量制御器 112、215、310、411、511、613、7
16、810 ・・・スピーカ 208 ・・・騒音信
号周波数特性パターン格納器 210 ・・・ソース信号周波数特性パターン格納器 211 ・・・マスキング量算出器 302 ・・・騒音選択器 304 ・・・ソース選択器 305 ・・・ソース信号算出器 403、503、603、704 ・・・センサ信号出
力端子 404 ・・・帯域除去フィルタ 504 ・・・無音状態検出器 604 ・・・適応フィルタ 605 ・・・係数更新器 606、709 ・・・減算器 706、707 ・・・周波数分析器 708 ・・・ゲイン調整器 710 ・・・乗算器 803 ・・・センサ信号周波数分析器 804 ・・・ソース信号周波数分析器 806 ・・・マスキング量算出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯 田 一 博 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J030 AA01 AA10 AB04 AC21 AC23 AC27
Claims (18)
- 【請求項1】 周囲騒音によって聴こえにくくなったソ
ース信号を、聴こえやすくするための周波数特性および
音量の補償量のパターンを格納する格納器と、前記格納
器に格納されているパターンを選択するパターン選択器
とを備え、騒音信号とソース信号からあらかじめ格納し
てある補償量パターンを選択して、全周波数バンドごと
の補償量、または音量の補償量、またはその両方を算出
することを特徴とする自動音質音量制御装置。 - 【請求項2】 騒音信号の周波数特性パターンを格納す
る格納器と、ソース信号の周波数特性パターンを格納す
る格納器と、前記各格納器に格納されているパターンを
それぞれ選択するパターン選択器と、騒音信号特性とソ
ース信号特性から補償量を算出する補償量算出器とを備
え、騒音信号からあらかじめ格納してある騒音の周波数
特性パターンを、またソース信号からあらかじめ格納し
てあるソースの周波数特性パターンを選択して全周波数
バンドごとの補償量、または音量の補償量、またはその
両方を算出することを特徴とする自動音質音量制御装
置。 - 【請求項3】 ソース信号検出器を備え、ソース信号の
一部の周波数バンドの特性、あるいはソース信号のオー
ルパス特性を算出し、その算出結果をもとに前記格納器
に格納してあるパターンを選択することを特徴とする請
求項1または請求項2記載の自動音質音量制御装置。 - 【請求項4】 周囲騒音を検出するセンサと、前記セン
サ信号を検出するセンサ信号検出器とを備え、センサ信
号の一部の周波数バンドの特性、あるいはセンサ信号の
オールパス特性を算出し、その算出結果をもとに前記格
納器に格納してあるパターンを選択することを特徴とす
る請求項1、請求項2または請求項3記載の自動音質音
量制御装置。 - 【請求項5】 前記センサ信号に含まれるソース信号を
除去する騒音信号算出器を備え、センサ信号からソース
信号を減算して騒音信号を検出することを特徴とする請
求項1から請求項4のいずれかに記載の自動音質音量制
御装置。 - 【請求項6】 ソース信号の補償量を算出する補償量算
出器と、騒音の種類を選択する騒音選択器と、選択され
た騒音の種類から騒音信号を算出する騒音信号算出器と
を備え、騒音の種類を選択することでソース信号の補償
量を算出することを特徴とする自動音質音量制御装置。 - 【請求項7】 ソース信号の補償量を算出する補償量算
出器と、ソースの種類を選択するソース選択器と、選択
されたソースの種類からソース信号を算出するソース信
号算出器とを備え、ソースの種類を選択することでソー
ス信号の補償量を算出することを特徴とする自動音質音
量制御装置。 - 【請求項8】 ソース信号の補償量を算出する補償量算
出器と、ソース信号を検出するソース信号検出器と、周
囲騒音を検出するセンサと、音声帯域を除去する帯域除
去フィルタと、騒音信号を検出する騒音信号算出器とを
備え、前記センサに入力される音声信号を前記帯域除去
フィルタによって除去したのち騒音信号を算出すること
を特徴とする自動音質音量制御装置。 - 【請求項9】 ソース信号の補償量を算出する補償量算
出器と、ソース信号を検出するソース信号検出器と、周
囲騒音を検出するセンサと、無音状態を検出する無音状
態検出器と、騒音信号を検出する騒音信号算出器とを備
え、前記無音状態検出器によって検出された前記センサ
に音声信号が入力されていない時間だけ騒音信号を検出
することを特徴とする自動音質音量制御装置。 - 【請求項10】 ソース信号の補償量を算出する補償量
算出器と、ソース信号を検出するソース信号検出器と、
周囲騒音を検出するセンサと、騒音信号を検出する騒音
信号算出器と、過去の信号から未来の信号を予測する適
応フィルタと、前記適応フィルタの係数を更新する係数
更新器と、前記センサの出力信号から前記適応フィルタ
出力信号を減算する減算器とを備え、前記センサの出力
信号から予測可能な音声信号を除去し、予測不可能な騒
音信号だけを取り出すことで騒音信号を検出することを
特徴とする自動音質音量制御装置。 - 【請求項11】 ソース信号の補償量を算出する補償量
算出器と、ソース信号を検出するソース信号検出器と、
周囲騒音を検出する2つ以上のセンサと、前記センサの
出力信号の周波数分析を行う周波数分析器と、前記セン
サの出力から騒音信号を算出する騒音信号算出器とを備
え、前記2つ以上のセンサに入力される音声信号のゲイ
ンの違いを利用して、騒音信号を検出するようにしたこ
とを特徴とする自動音質音量制御装置。 - 【請求項12】 請求項1または請求項2記載の補償量
算出器を備えたことを特徴とする請求項6から請求項1
1のいずれかに記載の自動音質音量制御装置。 - 【請求項13】 算出する補償量が、ソース信号の周囲
騒音によるマスキング量であることを特徴とする請求項
1から請求項12のいずれかに記載の自動音質音量制御
装置。 - 【請求項14】 マスキング量を、ソース信号レベルと
騒音信号レベルの2次式から算出することを特徴とする
請求項13記載の自動音質音量制御装置。 - 【請求項15】 算出された補償量をなめらかに更新す
るための補償量設定器と、ソース信号の周波数特性を変
更する周波数特性制御器と、ソース信号の音量を変更す
る音量制御器と、スピーカとを備えたことを特徴とする
請求項1から請求項14のいずれかに記載の自動音質音
量制御装置。 - 【請求項16】 請求項1から請求項15のいずれかに
記載の自動音質音量制御装置を含む音響装置。 - 【請求項17】 請求項1から請求項15のいずれかに
記載の自動音質音量制御装置を含む通信装置。 - 【請求項18】 請求項1から請求項15のいずれかに
記載の自動音質音量制御装置を含む情報端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27625298A JP2000114899A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 自動音質音量制御装置 |
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1998
- 1998-09-29 JP JP27625298A patent/JP2000114899A/ja active Pending
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