JP2000113795A - 多極回路しゃ断器 - Google Patents

多極回路しゃ断器

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JP2000113795A
JP2000113795A JP10287860A JP28786098A JP2000113795A JP 2000113795 A JP2000113795 A JP 2000113795A JP 10287860 A JP10287860 A JP 10287860A JP 28786098 A JP28786098 A JP 28786098A JP 2000113795 A JP2000113795 A JP 2000113795A
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JP
Japan
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trip
circuit breaker
pole
latch
armature
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JP10287860A
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English (en)
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Seishiro Ozaki
正志朗 尾崎
Hideo Hayashi
英雄 林
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多極回路しゃ断器の連動トリップ機構として組
み込んだトリップボディの形状を改良し、電磁形トリッ
プユニットのアーマチュアとの「競り」に起因する投入
不良の発生を防止する。 【解決手段】電磁形トリップユニット9を装備した単極
回路しゃ断器1を並置連結し、過電流に応答して各極を
連動トリップさせる多極回路しゃ断器で、その連動トリ
ップ機構として各極ごとに可動接触子5の開極動作に従
動するトリップボディ10をトリップユニットのアーマ
チュア9bと同軸上に並べて支持フレーム12に軸支す
るとともに、各極の回路しゃ断器にまたがってトリップ
ボディの間をトリップバー11で相互連結したものにお
いて、トリップボディをトリップユニットのアーマチュ
アと干渉しない形状,配置となし、かつトリップボディ
の一方の脚には開閉リンク機構6のラッチ7に対向する
ラッチ釈放脚部10cを設け、該脚部を介して他極のし
ゃ断器を連動トリップさせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の過電流保護
用として用いる小形の単極回路しゃ断器(サートットプ
ロテクタ)を複数個並置して連動トリップさせるように
した多極回路しゃ断器に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記した多極回路しゃ断器として、複数
の単極回路しゃ断器(例えば3相用として3個)を並置
連結し、ここで各極の回路しゃ断器を連係する連動トリ
ップ機構として、各極の回路しゃ断器ごとにその可動接
触子の開極動作に従動して支軸の回りに揺動するレバー
式のトリップボディを備えるとともに、各極の回路しゃ
断器にまたがってトリップボディの間をトリップバーを
介して相互連結し、一部の単極回路しゃ断器が過電流に
応答してトリップ動作した際に、その回路しゃ断器のト
リップボディの動きを他極の回路しゃ断器のトリップボ
ディに伝達して連動トリップさせるようにした構成のも
のが特公平2−28209号公報などに開示されて公知
である。
【0003】次に、かかる多極回路しゃ断器(3相回路
用)の従来構造を図5〜図8に示す。図において、1は
R,S,T相の各相に対応する単極回路しゃ断器であ
り、各極の回路しゃ断器1は次記構成になる。すなわ
ち、樹脂ケース2には主回路端子3,固定接触子4,可
動接触子5,該可動接触子5を含むトグル式開閉リンク
機構6,該リンク機構6に組付けたラッチ7,開閉リン
ク機構6の上端に連結した開閉操作ハンドル8,および
主回路の過電流に応動して前記ラッチ7を釈放する電磁
形トリップユニット9を装備し、さらに連動トリップ機
構としてトリップボディ10,および樹脂ケース2の側
壁を貫通して各極のトリップボディ10の間を連結した
トリップバー11を装備した構成になる。また、各極の
回路しゃ断器1の相互間で操作ハンドル8の間が連結ピ
ン8aで相互連結されている。
【0004】ここで、図8で示すように、可動接触子5
はその一端を支持フレーム12に軸支して開放ばね(図
示せず)で固定接触子4から開離する方向に付勢されて
おり、その基片には後記のように開極動作時にトリップ
ボディ10を反時計方向に駆動する連動ピン5aが取付
けてある。また、開閉リンク機構6はリンク6aと6b
からなり、可動接触子5とハンドル8との間にまたがっ
て連結されている。また、リンク6aにはリンク6bに
形成したラッチ受けの爪部6b-1に対向してラッチ7が
組付けられており、このラッチ7は断面半月状のラッチ
ピン7aと、リンク側方へL字状に突き出した爪部7b
と、ラッチピン7aをロック位置に付勢するラッチばね
7cから構成されている。さらに、電磁形トリップユニ
ット9は電磁石9aとアーマチュア9bとの組立体とし
て断面コ字形になる断支持フレーム12に取付けられ、
アーマチュア9bは復帰ばね(図示せず)を介して断面
コ字形のフレーム12の内側に支軸12aを介して軸支
され、この軸支位置でアーマチュア9bの上端部に形成
した接極子9b-1が電磁石9aの磁極に対向し、下部先
端(操作端)9b-2が前記したラッチ7の爪部7bに対
向している。なお、9c(図5(b) 参照)は電磁石9a
のコイルと端子3との間を接続する可撓リード線であ
る。
【0005】一方、トリップボディ10は樹脂成形品で
作られた二股形状のレバー(図7参照)としてなり、前
記したトリップユニットのアーマチュア9bと同軸上に
並べてフレーム12の外側に揺動自在に軸支されてい
る。ここで、トリップボディの頂部にはトリップバー1
1が貫通しており、かつその頂部には前記したアーマチ
ュア9bの接極子9b-1の上面に向けて庇部10aが突
き出している。また左右の脚片の先端(下端)にはL字
状に屈曲したカム脚部10bが形成されており、トリッ
プボディ10の組立位置でカム脚部10bが先記した可
動接触子5の連動ピン5aに対向している。
【0006】次に、前記構成になる回路しゃ断器の開閉
動作について説明する。まず、図5(b) はOFFの状態
を表しており、この状態では開極位置に移動した可動接
触子5の連動ピン5aに突き上げられてトリップボディ
10が支軸12aを支点にして反時計方向に揺動する。
また、トリップボディ10の揺動に伴ってその頂部の庇
部10aがトリップユニット9(OFFでは電磁石9a
が非励磁の状態にある)のアーマチュア9bをその復帰
ばねに抗して押し下げ、トリップユニット9の動作状態
と同様にその接極子9b-1を電磁石9aの磁極面に押し
付けている。
【0007】また、前記のOFF位置から図6(a) で示
すようにハンドル8をONの位置に操作(図5(a) で述
べたように各極の回路しゃ断器1のハンドル8は相互連
結されており)すると、各極の回路しゃ断器1で、可動
接触子5が開閉リンク機構6を介して時計方向に回動し
て固定接触子4と接触するように閉極する。この場合に
は、可動接触子5の連動ピン5aがトリップボディ10
のカム脚部10bから離脱する方向に移動するので、ト
リップボディ10はフリーの状態となる。これにより、
トリップユニット9のアーマチュア9bは復帰ばねのば
ね力でトリップボディと一緒に時計方向に回動して待機
位置に戻る。また、アーマチュア9bの操作端9b-2は
ラッチ7の爪部7bから後退し、ラッチ7のラッチピン
7aが開閉リンク機構6をON位置にロックする。
【0008】一方、可動接触子5が閉極した回路しゃ断
器の通電状態で、3相回路の少なくとも1相に過電流が
流れると、図6(b) で示すように過電流の流れた相の回
路しゃ断器1ではトリップユニット9が作動して電磁石
9aがアーマチュア9bを吸引する。これにより、アー
マチュア9bが反時計方向に揺動して操作端9b-2がラ
ッチ7の爪部7bをキックしてラッチピン7aを引外し
位置に回し、開閉リンク機構6のロックを釈放する。そ
の結果、可動接触子5はばね力の付勢を受けて開極する
ようにトリップ動作する。また、このトリップ動作の過
程では、連動ピン5aがトリップボディ10のカム脚部
10bを突き上げてトリップボディ10を強制的に反時
計方向に揺動させるとともに、このトリップボディ10
の動きはトリップバー11を介して他極のトリップボデ
ィ10に伝達され、他極の回路しゃ断器1ではトリップ
ボディ10の庇部10aがトリップユニット9のアーマ
チュア9bの接極子9b-1を押し下げる。この結果、ア
ーマチュア9bの操作端9b-2がラッチ7の爪部7bを
キックして開閉リンク機構6のロックを釈放し、他極の
回路しゃ断器1を連動トリップさせる。なお、回路しゃ
断器1がトリップ動作すると、操作ハンドル8はハンド
ル支軸に組付けたコイル捩じりばね(図示せず)のばね
付勢によりON位置からOFF位置へ自動的に反転して
図5(b) の状態に戻る(オートリセット機能)。
【0009】なお、トリップ動作後の状態ではトリップ
ボディ10が開極した可動接触子5の連動ピン5aの突
き上げによってトリップユニット9のアーマチュア9b
を押し下げたままの状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構造の多極回路しゃ断器では、次に記すように投入動
作の信頼性に問題点がある。すなわち、樹脂成形品にな
る二股形状のトリップボディ10は、図8で示すように
トリップユニット9のアーマチュア9bと同軸上に並べ
て支持フレーム12を挟み込むように軸支されており、
かつこの組立て位置でトリップボディ10の庇部10a
がアーマチュア9bの接極子9b-1の上方に突き出して
いる。
【0011】このような構造ではトリップボディ10,
支持フレーム12の変形,バリ,および寸法精度などが
原因でトリップボディ10と支持フレーム12との間の
摺動面に「競り」(擦れ合い)が生じ、ON位置,ある
いはトリップ動作後にハンドル8をOFF(図6(a) 参
照)に移動した場合に、本来は可動接触子5の連動ピン
5aの拘束が解けてフリーな状態になるべきトリップボ
ディ10が前記した「競り」によってアーマチュア9b
の復帰を妨げ、このためにアーマチュア9bの接極子9
b-1が電磁石9aの磁極面に押し付けられたままとなる
ことがある。
【0012】しかも、このような状態になると、ハンド
ル操作で可動接触子5を閉極しようとしても、その投入
操作の途中でラッチ7の爪部7bがアーマチュア9bの
操作端9b-2に突き当たって回動し、開閉リンク機構6
のロックが釈放されてしまう。このために、ハンドル8
をON位置に移動しても可動接触子5は開極位置に戻っ
て投入不良となるおそれがあった。
【0013】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、トリップボディ
との「競り」に起因する投入不良を回避するようにトリ
ップボディを改良し、動作面での信頼性向上が図れるよ
うにした多極回路しゃ断器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、複数の単極回路しゃ断器を並置連
結し、主回路の過電流に応答して各極の回路しゃ断器を
連動してトリップ動作させる多極回路しゃ断器で、単極
の回路しゃ断器が可動,固定接触子と、トグル式開閉リ
ンク機構と、該リンク機構に連結した開閉操作ハンドル
と、開閉リンク機構に組付けたラッチと、過電流に応動
して前記ラッチを釈放する電磁形トリップユニットとを
装備した構成になり、かつ各極の回路しゃ断器を連係す
る連動トリップ機構として、各極の回路しゃ断器ごとに
その可動接触子の開極動作に従動して支軸の回りに揺動
するレバー式のトリップボディを備えるとともに、各極
の回路しゃ断器にまたがってトリップボディの間をトリ
ップバーを介して相互連結し、一部の単極回路しゃ断器
が過電流に応答してトリップ動作した際に、その回路し
ゃ断器のトリップボディの動きを他極の回路しゃ断器の
トリップボディに伝達して連動トリップさせるようにし
たものにおいて、前記トリップボディは電磁形トリップ
ユニットのアーマチュアと干渉しないように支軸の回り
に揺動自在であり、かつトリップボディには前記ラッチ
に対向するラッチ釈放脚部を設け、一部の単極回路しゃ
断器のトリップ動作時に、そのトリップボディに連動し
て揺動する他極のトリップボディに設けた前記ラッチ釈
放脚部がラッチを釈放して他極の回路しゃ断器を連動ト
リップさせるように構成する(請求項1)ものとし、具
体的にはトリップボディを、電磁形トリップユニットの
アーマチュアと同軸上に並べて支持フレームに軸支した
二股状のレバーで、その軸支点と偏芯した位置にトリッ
プバーが貫通しており、かつ一方の脚片の先端には可動
接触子に結合した連動ピンに対向するカム面を形成し、
他方の脚片をラッチ釈放脚部としてその先端を前記アー
マチュアの操作端と並置して開閉リンク機構に組付けた
ラッチの爪に対向させて構成する(請求項2)。
【0015】上記の構成において、各極のうち過電流に
応答するトリップユニットの動作によりトリップした単
極回路しゃ断器のトリップボディがその可動接触子の開
極動作に従動して揺動すると、トリップバーを介して他
極の回路しゃ断器のトリップボディが連動するととも
に、そのトリップボディに形成したラッチ釈放脚部が開
閉リンク機構のラッチを直接キックして開閉リンク機構
のロックを釈放し、他極の回路しゃ断器を連動トリップ
させる。この場合に、トリップボディはトリップユニッ
トのアーマチュアに干渉することがなく(トリップボデ
ィがアーマチュアの接極子を押し下げることがない)、
他極の回路しゃ断器ではトリップユニットのアーマチュ
アは復帰ばねにより電磁石の磁極面から開離した待機位
置に止まってその操作端が開閉リンク機構のラッチから
後退している。したがって、トリップ動作後にハンドル
操作でON位置に投入する際に、従来構造で問題となっ
ていたトリップボディとの干渉に起因する投入動作不良
が発生することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例
の図中で図5〜図8に対応する同一部材には同じ符号を
付してその説明を省略する。図示実施例の多極回路しゃ
断器は基本的には従来構造と同じであるが、各極の回路
しゃ断器1に組み込んだトリップボディ10の形状が異
なる。
【0017】すなわち、多極回路しゃ断器を構成する各
極の回路しゃ断器1に対し、トリップユニット9のアー
マチュア9bと同軸上に並べて支持フレーム12に組み
込んだトリップボディ10は、図1(b) で示すように支
軸12aを揺動支点とした二股形状のレバーとしてな
り、その頂部にはトリップバー11が貫通している。こ
こで、図7に示した従来構造のトリップボディと比較し
て判るように、図1(a)の構造ではトリップユニット9
のアーマチュア9bが接極子9b-1に向けて突き出す庇
部が設けてない。また、トリップボディ10の頂部から
下方に伸びた一方の脚片は先端をL字形のカム脚部10
bとして、図1(a) で示すように可動接触子5に結合し
た連動ピン5aに対向させる。さらに、他方の脚片はラ
ッチ釈放脚部10cとして、図2で判るようにラッチ釈
放脚部10cの先端をトリップユニット9のアーマチュ
ア9bの操作端と並置して開閉リンク機構6に組付けた
ラッチ7の爪部7b(爪部7bは図8に示した従来構造
よりも側方へ長く突き出すようにしておく)に対向させ
る。
【0018】次に、前記構成になる回路しゃ断器の開
閉,トリップ動作を説明する。まず、図1(a) に示すO
FF状態では、トリップボディ10は開極した可動接触
子5の連動ピン5aに突き上げられて反時計方向に揺動
した位置に保持されている。一方、この状態ではトリッ
プユニット9のアーマチュア9bはトリップボディ10
との干渉がなく、アーマチュア9bは復帰ばねのばね力
で電磁石9aの磁極面から開離した位置に後退してい
る。かかる点、従来構造では図5(a) で示すようにアー
マチュア9bがトリップボディ10の庇部10aに押さ
れて電磁石9aの磁極面に接した位置に拘束保持されて
いる。
【0019】このOFF位置からハンドル8の操作でO
N位置に投入すると、図3で示すように可動接触子5は
開閉リンク機構6を介して時計方向に回動し、固定接触
子4と接触して閉極する。なお、この状態では可動接触
子5の連動ピン5aがトリップボディ10のカム脚部1
0bから離脱してトリップボディ10はフリーな状態と
なる。しかも、投入時にはトリップユニット9のアーマ
チュア9bがトリップボディ10に拘束されることなく
電磁石9aの磁極面から開離した位置に後退しているの
で、従来構造で問題となっていた投入不良が生じるおそ
れはない。
【0020】一方、通電時に複数極の一部に過電流が流
れ、この過電流に応答してトリップユニット9が作動す
ると、図4で示すようにアーマチュア9bの接極子が電
磁石9aに吸引されるとともに、その操作端がラッチ7
をキックして開閉リンク機構6のロックを解除し、可動
接触子5を開極させる。また、可動接触子5が開極する
と連動ピン5aがトリップボディ10のカム脚部10b
を突き上げてトリップボディ10を反時計方向に揺動す
るとともに、この動きはトリップバー11を介して他極
のトリップボディ10に伝えられる。これにより他極の
回路しゃ断器では、トリップボディ10のラッチ釈放脚
部10cがラッチ7の爪部7bを直接キックし、開閉リ
ンク機構6のロックを釈放して連動トリップさせる。な
お、この連動トリップ動作でも、トリップボディ10の
動きがトリップユニット9のアーマチュア9bに干渉す
ることがなく、したがって連動トリップした他極の回路
しゃ断器では、アーマチュア9bが図1(a) と同様に電
磁石9aの磁極面から開離した位置に止まってその操作
端がラッチ7から後退している。
【0021】これにより、トリップ動作後にハンドル操
作で投入する場合には、図3の投入動作で述べたように
投入不良なく確実にON位置に投入できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、連動トリップ機構として各極の回路しゃ断器に組み
込んだトリップボディを、電磁形トリップユニットの電
磁石のアーマチュアに対して干渉しない形状,配置とな
し、かつトリップボディには前記ラッチに対向するラッ
チ釈放脚部を設け、一部の単極回路しゃ断器のトリップ
動作時に、そのトリップボディに連動して揺動する他極
のトリップボディに設けた前記ラッチ釈放脚部がラッチ
を釈放して他極の回路しゃ断器を連動トリップさせるよ
うにしたことにより、回路しゃ断器のOFF位置におい
てトリップボディがトリップユニットのアーマチュアを
動作位置に押し付けてこの位置に拘束することがなく、
アーマチュアは待機位置に後退している。これにより、
ハンドル操作でON位置に投入する際に、トリップボデ
ィとアーマチュアとの「競り」に起因する可動接触子の
投入不良を防止して動作面での信頼性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図であり、(a) は単極回
路しゃ断器のOFF状態を表す内部機構図、(b) は(a)
図におけるトリップボディの外形斜視図
【図2】図1の単極回路しゃ断器を3個並べて構成した
多極回路しゃ断器の一部切欠正面図
【図3】図1の単極回路しゃ断器のON状態を表す図
【図4】図1の単極回路しゃ断器のトリップ動作状態を
表す図
【図5】単極回路しゃ断器を3個並べて構成した多極回
路しゃ断器の従来例の構成図であり、(a) は正面図、
(b) は単極回路しゃ断器のOFF状態を表す内部機構図
【図6】図5の動作説明図であり、(a),(b) はそれぞれ
ON状態,トリップ動作状態を表す図
【図7】図5におけるトリップボディの外形斜視図
【図8】図5における内部機構の分解斜視図
【符号の説明】
1 単極回路しゃ断器 4 固定接触子 5 可動接触子 5a 連動ピン 6 開閉リンク機構 7 ラッチ 7b ラッチ爪部 8 操作ハンドル 9 電磁形トリップユニット 9a 電磁石 9b アーマチュア 10 トリップボディ 10b カム脚部 10c ラッチ釈放脚部 11 トリップバー 12 支持フレーム 12a アーマチュア,トリップボディの支軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の単極回路しゃ断器を並置連結し、主
    回路の過電流に応答して各極の回路しゃ断器を連動して
    トリップ動作させる多極回路しゃ断器であって、単極の
    回路しゃ断器が可動,固定接触子と、トグル式開閉リン
    ク機構と、該リンク機構に連結した開閉操作ハンドル
    と、開閉リンク機構に組付けたラッチと、過電流に応動
    して前記ラッチを釈放する電磁形トリップユニットとを
    装備した構成になり、かつ各極の回路しゃ断器を連係す
    る連動トリップ機構として、各極の回路しゃ断器ごとに
    その可動接触子の開極動作に従動して支軸の回りに揺動
    するレバー式のトリップボディを備えるとともに、各極
    の回路しゃ断器にまたがってトリップボディの間をトリ
    ップバーを介して相互連結し、一部の単極回路しゃ断器
    が過電流に応答してトリップ動作した際に、その回路し
    ゃ断器のトリップボディの動きを他極の回路しゃ断器の
    トリップボディに伝達して連動トリップさせるようにし
    たものにおいて、前記トリップボディを電磁形トリップ
    ユニットのアーマチュアと干渉しないように支軸の回り
    に揺動自在に配置し、かつトリップボディに前記ラッチ
    に対向するラッチ釈放脚部を設け、一部の単極回路しゃ
    断器のトリップ動作時に、そのトリップボディに連動し
    て揺動する他極のトリップボディに設けた前記ラッチ釈
    放脚部がラッチを釈放して他極の回路しゃ断器を連動ト
    リップさせるようにしたことを特徴とする多極回路しゃ
    断器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の多極回路しゃ断器におい
    て、トリップボディが電磁形トリップユニットのアーマ
    チュアと同軸上に並べて支持フレームに軸支した二股状
    のレバーでその軸支点と偏芯した位置にトリップバーが
    貫通しており、かつ一方の脚片の先端には可動接触子に
    結合した連動ピンに対向するカム面が形成され、他方の
    脚片をラッチ釈放脚部としてその先端を前記アーマチュ
    アの操作端と並置して開閉リンク機構に組付けたラッチ
    の爪に対向させたことを特徴とする多極回路しゃ断器。
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