JP2000112920A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JP2000112920A JP10287826A JP28782698A JP2000112920A JP 2000112920 A JP2000112920 A JP 2000112920A JP 10287826 A JP10287826 A JP 10287826A JP 28782698 A JP28782698 A JP 28782698A JP 2000112920 A JP2000112920 A JP 2000112920A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイマ機能の動作制御の方法を任意に選択可
能な汎用性の高いマイクロコンピュータを提供すること
を実現する。 【解決手段】 選択回路230にて、レジスタ220か
ら出力される情報に応じて、インプットタイマ100の
エッジ検出回路110の出力である変移指示信号、アウ
トプットタイマ200のエッジ検出回路210の出力で
ある変移指示信号、ソフトウェアにて出力制御される制
御信号CNのいずれか1つを選択的に出力する。アウト
プットタイマ200のカウンタ240に対してクロック
信号CKの伝達を制御するスイッチ回路280の活性化
状態を、選択回路230にて選択された信号により制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路で構
成されるマイクロコンピュータに関し、特に、マイクロ
コンピュータに内蔵されるタイマの動作制御に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータは入力ポート、出
力ポート、メモリ、中央処理装置(以下、CPUと称す
る)等を有している。マイクロコンピュータは、これら
の回路をソフトウェアにて動作制御することで様々な機
能を実現できる。このため、マイクロコンピュータは、
家電製品の動作制御や車のエンジン制御等その適用範囲
は広い。
【0003】また、マイクロコンピュータは、各機能の
動作タイミングを制御するためにタイマが内蔵されてい
る。マイクロコンピュータに内蔵されるタイマ回路に
は、例えば、インプットタイマとアウトプットタイマが
ある。
【0004】インプットタイマは、カウンタにてクロッ
ク信号のパルス数を計数する機能を有する。インプット
タイマは、外部入力信号として入力ポートの1つから入
力されるパルス信号の電圧レベルの変移(例えば、電源
電圧VDDレベルから接地電圧VSSレベルへの立ち下
がり)を検出することに応じて、カウンタが計数したパ
ルス数をレジスタに転送し、出力するものである。つま
り、入力ポートの1つから入力されるパルス信号の電圧
レベルの変移が起こる間隔毎にパルス数のカウント値の
転送が行われる。このため、インプットタイマの出力で
あるレジスタの出力により、外部入力信号の発生間隔を
確認することができる。
【0005】例えば、車載用のマイクロコンピュータに
おいては、エンジン部分に用いられる燃焼室のシリンダ
におけるピストン動作の速度を求めるためにインプット
タイマが用いられる。つまり、1回のピストン動作に伴
って出力される信号を入力ポートの1つから入力される
パルス信号として用い、インプットタイマのレジスタに
格納されるカウント値を用いて演算処理することでピス
トン動作の速度を求めることができる。
【0006】アウトプットタイマは、カウンタにてクロ
ック信号のパルス数を計数する機能を有する。アウトプ
ットタイマは計数されたパルス数が、設定された所定の
パルス数に一致した時に、この一致を指示する信号を出
力するものである。
【0007】例えば、車載用のマイクロコンピュータに
おいては、エンジン部分に用いられる燃焼室へのプラグ
の点火制御タイミングを指示するためにアウトプットタ
イマが用いられる。つまり、設定された所定のパルス数
に応じた時間にタイミングよくプラグを点火するため
に、アウトプットタイマからの一致を指示する信号が利
用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】インプットタイマとア
ウトプットタイマがともに上記のようなエンジン部分の
制御に利用されるような場合には、それぞれの動作制御
をより容易にするためには互いの動作がリンクすること
が望ましい。
【0009】しかしながら、各タイマの使用用途は必ず
しも上記のような場合とは限らない。このため、ユーザ
ーの要求としては、2つのタイマをリンクさせて動作を
制御すること、ソフトウェアにてそれぞれのタイマの動
作を制御すること、あるいはマイクロコンピュータの外
部からの信号によってそれぞれのタイマの動作を制御す
ること等様々である。
【0010】例えば、マイクロコンピュータの周辺回路
にて、インプットタイマとアウトプットタイマとの動作
をそれぞれ制御する2つの外部入力信号が準備されてい
る場合には、これら2つの外部入力信号を用いてそれぞ
れのタイマの動作を制御することが要求される。また、
マイクロコンピュータ内のプログラマブルメモリにて、
2つのタイマの動作を制御するためのプログラムが組ま
れていた場合には、ソフトウェアにてそれぞれのタイマ
の動作を制御することが要求される。
【0011】本発明は、タイマ機能の動作制御の方法を
任意に選択可能な汎用性の高いマイクロコンピュータを
提供することを実現することを目的とする。
【0012】また、本発明は、上記目的を、回路規模の
増大や制御の複雑化をすることなく実現することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、クロック信号のクロック数を計数したカウ
ント値を、外部から入力されるパルス信号の電圧レベル
の変移を指示する変移指示信号に基づいて出力する第1
のタイマ回路と、計数許可信号に応じて動作し、クロッ
ク信号のクロック数を計数したカウント値が所定のカウ
ント値になった時に出力信号を出力する第2のタイマ回
路と、変移指示信号と内部にて発生する内部発生信号と
を含む複数の信号のうちのいずれか1つを、クロック信
号のクロック数の計数動作を制御する計数許可信号とし
て出力する選択回路を有するようにしている。
【0014】また、本発明は、内部発生信号をソフトウ
エアにて発生が制御される信号としてもよい。
【0015】また、本発明は、選択指示信号に応じて、
選択回路は複数の信号のいずれか1つを計数許可信号と
して出力するようにしてもよい。
【0016】また、本発明は、複数の信号として、前述
のパルス信号とは異なる、外部から入力される信号を含
むようにしてもよい。
【0017】また、本発明は、第1のタイマ回路を、変
移指示信号を分周した分周信号を出力する分周回路を有
し、分周信号に応じてカウント値を出力するものとし
て、選択回路にて選択される複数の信号には分周信号を
含むようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のマイクロコンピュータに
ついて、図面を用いて以下に詳細に説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態におけるマイクロコンピュー
タに内蔵されたタイマ回路のブロック図である。
【0019】図1において、100は、第1のタイマ回
路であるインプットタイマであり、200は第2のタイ
マ回路であるアウトプットタイマである。
【0020】インプットタイマ100は、エッジ検出回
路110、カウンタ120、ゲート回路130、レジス
タ140、スイッチ回路150から構成されている。
【0021】エッジ検出回路110は、入力ポートの1
つから入力される外部入力信号としてのパルス信号PL
の電圧レベルの変移(例えば、電源電圧VDDレベルか
ら接地電圧VSSレベルへの立ち下がり)を検出して、
この変移を指示する変移指示信号を出力するものであ
る。なお、電源電圧VDDレベルは以下でHレベルと称
し、接地電圧VSSレベルは以下でLレベルと称する。
変移指示信号は、例えば、パルス信号PLの立ち下がり
を検出したときに、一時的にHレベルとなるワンショッ
トパルスを出力するものである。
【0022】カウンタ120は、スイッチ回路150が
活性化状態の時に、スイッチ回路150を介して転送さ
れるクロック信号CKのクロック数を計数し、この計数
したカウント値を出力するものである。カウンタ120
は、例えば8ビットカウンタであれば、0〜255まで
のカウント値を出力し、オーバーフロー(カウント値が
256に相当)すると、カウント値が0に戻るものであ
る。スイッチ回路150が非活性化状態の時には、カウ
ンタ120にクロック信号CKが伝達されないため、カ
ウンタ120の計数動作が禁止される。
【0023】スイッチ回路150は制御信号CMにて活
性化状態が制御されるものである。制御信号CMは、例
えば、ソフトウェアにて出力制御される信号である。例
えば、制御信号CMの電圧レベルがHレベルの時にスイ
ッチ回路150は活性化状態となり、制御信号CMの電
圧レベルがLレベルの時にスイッチ回路150は非活性
化状態となる。
【0024】ゲート回路130は、エッジ検出回路11
0の出力である変移指示信号の電圧レベルがHレベルの
時に、カウンタ120の出力であるカウント値をレジス
タ140へ転送するものである。このため、変移指示信
号の電圧レベルがHレベルである時間は、少なくともレ
ジスタ140がカウンタ120のカウント値を格納可能
な時間必要となる。
【0025】レジスタ140は、ゲート回路130を介
して転送されるカウント値を格納し、出力するものであ
る。レジスタ140は例えば、クロック信号CKの立ち
上がりに応じて、カウント値を格納し、出力する。
【0026】このように、インプットタイマ100は、
パルス信号PLの立ち下がりに応じて、カウンタ120
のカウント値をレジスタ140に格納するものである。
インプットタイマ100の出力となるレジスタ140に
格納されたカウント値は、マイクロコンピュータに内蔵
される他の周辺回路に転送される。
【0027】例えば、レジスタ140に格納されたカウ
ント値は演算回路に転送され、先に転送されたカウント
値との減算処理が行われることにより、カウント値の変
動状態が検出される。
【0028】インプットタイマ100が車載用のマイク
ロコンピュータに内蔵されているとすると、パルス信号
PLがエンジン部分のシリンダの1回のピストン動作に
応じて、1つのパルスを生ずるものであれば、この処理
にて、エンジン部分のシリンダのピストン動作の速度が
早くなっているか、遅くなっているか等が検出できる。
カウンタ120における計数動作が禁止される、つま
り、スイッチ回路150が非活性状態となるのは、例え
ば、エンジン部分のシリンダのピストン動作が止まって
いる時である。
【0029】アウトプットタイマ200は、エッジ検出
回路210、レジスタ220、選択回路230、カウン
タ240、一致検出回路250、レジスタ260、出力
回路270とから構成されている。
【0030】エッジ検出回路210は、入力ポートの1
つから入力される外部入力信号としてのパルス信号PS
の電圧レベルの変移(例えば、HレベルからLレベルへ
の立ち下がり)を検出して、この変移を指示する変移指
示信号を出力するものである。変移指示信号は、例え
ば、パルス信号PSの立ち下がりを検出したときに、一
時的にHレベルとなるワンショットパルスを出力するも
のである。
【0031】レジスタ220は、後述する選択回路23
0に入力される複数の信号のいずれを選択するかを指示
する情報を格納し、その情報に応じた信号を配線22
1、22に出力するものである。格納される情報につい
ては、選択回路230とともに説明する。このように、
本実施の形態においては、レジスタ220は、2ビット
分の情報を格納するため、例えば、2つのフリップフロ
ップから構成されるものである。
【0032】選択回路230は、エッジ検出回路110
の出力である変移指示信号と、エッジ検出回路210の
出力である変移指示信号と、制御信号CNと、レジスタ
220の出力である配線221、222に出力される信
号とを入力する。制御信号CNはソフトウェアにて出力
制御される信号である。
【0033】選択回路230は、3つの3入力1出力の
ANDゲート232、234、236と、1つの3入力
1出力のORゲート238とから構成されている。
【0034】ANDゲート232には、エッジ検出回路
110の出力である変移指示信号と配線221、222
にて伝達される信号が入力されている。このため、配線
221、222に転送されている信号の電圧レベルがと
もにHレベルの時には、エッジ検出回路110の出力で
ある変移指示信号に応じた信号が、ANDゲート232
の出力信号として出力される。配線221、222に転
送されている信号の電圧レベルがその他の場合には、電
圧レベルがLレベルの信号が、ANDゲート232の出
力信号として出力される。
【0035】ANDゲート234には、エッジ検出回路
210の出力である変移指示信号と配線221にて伝達
される信号と、配線222にて伝達される信号の電圧レ
ベルを反転した信号が入力されている。このため、配線
221に転送されている信号の電圧レベルがHレベル
で、配線222に転送されている信号の電圧レベルがL
レベルの時には、エッジ検出回路210の出力である変
移指示信号に応じた信号が、ANDゲート234の出力
信号として出力される。配線221、222に転送され
ている信号の電圧レベルがその他の場合には、電圧レベ
ルがLレベルの信号が、ANDゲート234の出力信号
として出力される。
【0036】ANDゲート236には、制御信号CNと
配線221にて伝達される信号の電圧レベルが反転した
信号と、配線222にて伝達される信号の電圧レベルが
反転した信号が入力されている。このため、配線22
1、222に転送されている信号の電圧レベルがともに
Lレベルの時には、制御信号CNに応じた信号が、AN
Dゲート236の出力信号として出力される。配線22
1、222に転送されている信号の電圧レベルがその他
の場合には、電圧レベルがLレベルの信号が、ANDゲ
ート236の出力信号として出力される。
【0037】このように、各ANDゲート232、23
4、236の出力は配線221、222に伝達される信
号によって制御される。つまり、レジスタ220に格納
された情報によりANDゲート232、234、236
のいずれか1つが選択される。
【0038】例えば、レジスタ220内の2ビットの情
報は、配線221にて下位ビットが伝達され、配線22
2にて上位ビットが伝達されるとすると、レジスタ22
0に2ビットのデータとして”11”が格納されていた
場合に、レジスタ220は配線221、222にともに
電圧レベルがHレベルの信号を出力する。この場合は、
ANDゲート232が選択されることとなる。また、レ
ジスタ220に2ビットのデータとして”01”が格納
されていた場合に、レジスタ220は配線221には電
圧レベルがHレベルの信号を出力し、配線222には電
圧レベルがLレベルの信号を出力する。この場合は、A
NDゲート234が選択されることとなる。また、レジ
スタ220に2ビットのデータとして”00”が格納さ
れていた場合に、レジスタ220は配線221、222
にともに電圧レベルがLレベルの信号を出力する。この
場合は、ANDゲート236が選択されることとなる。
【0039】ORゲート238は、ANDゲート23
2、234、236の選択されたいずれか1つの信号に
応じた信号を出力するものである。例えば、ANDゲー
ト232が選択された場合には、ORゲート238の出
力はエッジ検出回路110の出力である変移指示信号に
応じた信号となる。ANDゲート234が選択された場
合には、ORゲート238の出力はエッジ検出回路21
0の出力である変移指示信号に応じた信号となる。、A
NDゲート236が選択された場合には、ORゲート2
38の出力は制御信号CNに応じた信号となる。
【0040】このように、選択回路230は、レジスタ
220に格納された情報に基づいて、エッジ検出回路1
10の出力である変移指示信号、エッジ検出回路210
の出力である変移指示信号、制御信号CNのいずれか1
つに応じた信号を出力することができる。
【0041】カウンタ240は、スイッチ回路280が
活性化状態の時に、スイッチ回路280を介して転送さ
れるクロック信号CKのクロック数を計数し、この計数
したカウント値を出力するものである。カウンタ240
は、例えば8ビットカウンタであれば、0〜255まで
のカウント値を出力し、オーバーフロー(カウント値が
256に相当)すると、カウント値が0に戻るものであ
る。つまり、この実施の形態においては、カウンタ24
0はカウンタ120と同様な機能を有するものである。
このため、図1の2つのカウンタ120と240をどち
らか1つのカウンタにすることもできる。このことにつ
いては後述する。スイッチ回路280が非活性化状態の
時には、カウンタ240にクロック信号CKが伝達され
ないため、カウンタ240の計数動作が禁止される。
【0042】スイッチ回路280は選択回路230の出
力信号にて活性化状態が制御されるものである。例え
ば、選択回路230の出力信号の電圧レベルがHレベル
の時にスイッチ回路230は活性化状態となり、選択回
路230の出力信号の電圧レベルがLレベルの時にスイ
ッチ回路230は非活性化状態となる。このように、選
択回路230の出力信号はカウンタ240の計数動作を
制御する計数許可信号としての役割をする。
【0043】レジスタ260は、カウンタ240で取り
得るカウント値のいずれか1つを情報として格納し、出
力するものである。レジスタ260に格納される情報に
ついては後述する。
【0044】一致検出回路250は、カウンタ240か
ら出力されるカウント値とレジスタ260に格納され、
出力されている所定のカウント値とを比較して、一致を
検出するものである。一致検出回路250にて2つのカ
ウント値の一致を検出した時に、所定の電圧レベルの一
致検出信号を出力する。例えば、一致を検出した時に
は、一致検出信号の電圧レベルはHレベルとなり、不一
致を検出している時には、一致検出信号の電圧レベルは
Lレべルとなる。
【0045】出力回路270は、一致検出回路250か
ら出力される一致検出信号に応じて外部(例えば、周辺
回路)に対する制御のための出力信号を出力するもので
ある。出力回路270は、例えば、1つのフリップフロ
ップから構成されるものである。このため、出力回路2
70の出力信号は、電圧レベルがLレベルからHレベル
に変移した一致検出信号を受信した時に、Hレベルの出
力信号を出力し、所定時間の後にリセット(出力回路2
70の出力信号の電圧レベルをLレベルに戻す)される
ようなものである。
【0046】なお、出力回路270の出力信号を受ける
周辺回路によっては、出力回路270の出力信号が、電
圧レベルHレベルからLレベルあるいはLレベルからH
レベルのどちらかに変移した一致検出信号を受信した時
に、出力信号の電圧レベルを変移するようなものでもよ
い。この場合、出力回路270に対してリセットする必
要がないので、制御し易くなる。
【0047】このように、アウトプットタイマ200
は、インプットタイマ100内のエッジ検出回路110
から出力される変移指示信号、エッジ検出回路210に
よりパルス信号PSの立ち下がりを検出した時に出力さ
れる変移指示信号、及びソフトウェアにて出力制御され
る制御信号CNのいずれか1つにより、カウンタ240
の計数動作が制御される。カウンタ240のカウント値
とレジスタ260に格納された所定のカウンタ値とが一
致した時に、出力回路270から一致の検出を指示する
電圧レベルあるいは電圧レベルが変移する出力信号を出
力するものである。このアウトプットタイマ200の出
力信号はマイクロコンピュータに内蔵された他の周辺回
路に転送される。
【0048】例えば、アウトプットタイマ200が車載
用のマイクロコンピュータに内蔵されているとすると、
出力回路270の出力信号はエンジン部分のプラグ点火
を制御する回路に転送される。このため、レジスタ26
0にプラグを点火する時間間隔に相当するカウント値を
格納しておけば、アウトプットタイマ200の出力信号
により、所定の間隔毎にプラグへの点火を行うことがで
きる。カウンタ240における計数動作が禁止される、
つまり、スイッチ回路280が非活性状態となるのは、
例えば、マイクロコンピュータにおいて、プラグへの点
火処理より優先される他の処理を行う時である。
【0049】なお、アウトプットタイマ200のカウン
タ240の計数動作は、3つの信号により制御されてい
る。つまり、マイクロコンピュータとして、2つの入力
ポートからそれぞれパルス信号PLとパルス信号PSが
入力される場合には、選択回路230の出力である計数
許可信号を、エッジ検出回路210に出力である変移指
示信号に応じたものとすればよい。また、パルス信号P
Lとパルス信号PSとが同じ信号である場合には、選択
回路230の出力である計数許可信号を、エッジ検出回
路110に出力である変移指示信号に応じたものとすれ
ばよい。また、ソフトウェアで出力制御される制御信号
CNが有る場合には、選択回路230の出力である計数
許可信号を、制御信号CNに応じたものとすればよい。
制御信号CNを用いる場合は、エッジ検出回路を介さな
い信号にてスイッチ回路280を制御することができる
ため、スイッチ回路280を非活性化状態としておく時
間をプログラムにて任意に設定することができる。
【0050】このように、本実施の形態におけるマイク
ロコンピュータにおいては、アウトプットタイマ200
における計数動作を3つの信号にて選択的に制御するこ
とができる。このため、マイクロコンピュータの外部の
周辺回路や内部にて発生する信号にて選択的にアウトプ
ットタイマ200の計数動作が制御できるため、ユーザ
ーの要求や周辺回路の機能に応じて、タイマ機能の動作
制御の方法を任意に選択可能な汎用性の高いマイクロコ
ンピュータを提供することができる。
【0051】また、本実施の形態におけるマイクロコン
ピュータにおいては、レジスタ220と選択回路230
とによりアウトプットタイマ200における計数動作を
制御しているので、この制御のために大幅な回路構成の
追加や制御の複雑化は極力低減している。
【0052】なお、本実地の形態におけるレジスタ22
0に格納される情報やレジスタ260に格納される所定
のカウント値は変更可能にしてもよい。
【0053】例えば、2つの入力ポートからそれぞれパ
ルス信号PLとパルス信号PSが入力され、選択的にエ
ッジ検出回路110あるいは210に出力である変移指
示信号に応じてアウトプットタイマ200における計数
動作を制御することも可能としたい場合には、アウトプ
ットタイマ200の計数動作の制御にどちらのエッジ変
移指示信号を用いるかを選択指示する信号に応じてレジ
スタ220に格納された情報を変更するようにすればよ
い。さらに、制御信号CNが出力される場合であって
も、アウトプットタイマ200の計数動作の制御に3つ
の信号のいずれを用いるかを選択指示する信号に応じて
レジスタ220に格納された情報を変更するようにすれ
ばよい。
【0054】また、例えば、エンジン部分のシリンダの
ピストン動作の速度が早くなったことに伴い、プラグに
点火する時間間隔を早めるような場合には、この要求に
伴って出力される信号に応じて、レジスタ260に格納
されたカウント値をその都度変更するようにすればよ
い。
【0055】また、上記実施の形態においては同様な機
能のカウンタ120と240を2つのタイマにそれぞれ
設けているが、これらタイマの出力信号を用いる周辺回
路によっては、パルス信号PLとパルス信号PSが同じ
信号の場合には、これを共有することもできる。さら
に、2つのエッジ検出回路と2つのスイッチ回路もそれ
ぞれ共有してもよい。つまり、共有化された1つのスイ
ッチ回路の活性化状態は選択回路230からの出力によ
り制御され、共有化された1つのカウンタのカウント値
を共有化された1つのエッジ検出回路の変移指示信号に
応じてゲート回路130を介してレジスタ140に格納
するようにすればよい。さらに、共有化された1つのカ
ウンタのカウント値は一致検出回路250に転送し、一
致検出回路250にてレジスタ260に格納された所定
のカウント値と比較するようにすればよい。選択回路2
30にて選択される信号は、共有化されたエッジ検出回
路からの変移指示信号、制御信号CM、制御信号CNの
いずれかとなる。
【0056】このようにすれば、2つのタイマで共通の
回路構成を共有化することができるため、タイマ部分の
回路構成や配置面積が少なくできる。よって、集積化や
コストの低減が期待できる。また、一致検出回路250
に転送されるをカウント値をレジスタ140からではな
く、レジスタ140と並列にゲート回路130から受け
るようにしてもよい。この場合、タイマ機能としての動
作速度の高速化も期待できる。
【0057】なお、第1の実施の形態のように、インプ
ットタイマ100とアウトプットタイマ200とにそれ
ぞれエッジ検出回路、スイッチ回路、カウンタを設ける
場合には、インプットタイマとアウトプットタイマとを
それぞれ独立して制御できるので、共有化するのに比べ
て制御し易いことや周辺回路に対して適応し易くなる利
点がある。
【0058】次に、本発明の第2の実施の形態における
マイクロコンピュータについて図面を用いて説明する。
図2は、本発明の第2の実施の形態におけるマイクロコ
ンピュータに内蔵されたタイマ回路のブロック図であ
る。図2において、図1と同様な構成要素に対しては図
1と同様な符号を付している。
【0059】図2において、アウトプットタイマ300
には、エッジ検出回路に相当する構成要素が削除されて
いる。エッジ検出回路が削除されていることに伴って、
レジスタ320と選択回路330の機能が変更されてい
る。図2におけるインプットタイマ100及びその構成
要素、アウトプットタイマ300のその他の構成要素は
図1の場合と同様である。
【0060】選択回路330は、2つの2入力1出力の
ANDゲート332、334と、1つの2入力1出力の
ORゲート338とから構成されている。
【0061】ANDゲート332には、エッジ検出回路
110の出力である変移指示信号とレジスタ320から
の出力信号が入力されている。このため、レジスタ32
0の出力信号の電圧レベルがHレベルの時には、エッジ
検出回路110の出力である変移指示信号に応じた信号
が、ANDゲート332の出力信号として出力される。
レジスタ320の出力信号の電圧レベルがLレベルの時
には、電圧レベルがLレベルの信号が、ANDゲート3
32の出力信号として出力される。
【0062】ANDゲート334には、ソフトウェアに
て出力制御される制御信号CNとレジスタ320からの
出力信号の電圧レベルを反転した信号が入力されてい
る。このため、レジスタ320の出力信号の電圧レベル
がLレベルの時には、制御信号CNに応じた信号が、A
NDゲート334の出力信号として出力される。レジス
タ320の出力信号の電圧レベルがHレベルの時には、
電圧レベルがLレベルの信号が、ANDゲート334の
出力信号として出力される。
【0063】このように、各ANDゲート332、33
4の出力はレジスタ320の出力信号によって制御され
る。つまり、レジスタ320に格納された情報によりA
NDゲート332、334のどちらか1つが選択され
る。例えば、レジスタ320に1ビットのデータとし
て”1”が格納されていた場合に、レジスタ320は電
圧レベルがHレベルの出力信号を出力する。この場合
は、ANDゲート332が選択されることとなる。ま
た、レジスタ320に1ビットのデータとして”0”が
格納されていた場合に、レジスタ320は電圧レベルが
Lレベルの出力信号を出力する。この場合は、ANDゲ
ート334が選択されることとなる。
【0064】ORゲート338は、ANDゲート33
2、334の選択されたどちらか1つの信号に応じた信
号を出力するものである。例えば、ANDゲート332
が選択された場合には、ORゲート338の出力はエッ
ジ検出回路110の出力である変移指示信号に応じた信
号となる。ANDゲート334が選択された場合には、
ORゲート338の出力は制御信号CNに応じた信号と
なる。
【0065】このように、選択回路330は、レジスタ
320に格納された情報に基づいて、エッジ検出回路1
10の出力である変移指示信号、または制御信号CNの
どちらか1つに応じた信号を出力することができる。
【0066】レジスタ320は、選択回路330に入力
される2つの信号のいずれを選択するかを指示する情報
を格納し、その情報に応じた信号を出力するものであ
る。この格納される情報は、上述のように”0”また
は”1”である。本実施の形態においては、レジスタ3
20は、1ビット分の情報を格納するため、例えば、1
つのフリップフロップから構成されるものである。
【0067】以上のように構成された第2の実施の形態
におけるインプットタイマ100とアウトプットタイマ
300は、入力ポートからはパルス信号PLが入力さ
れ、パルス信号PSが入力されないようなマイクロコン
ピュータに内蔵されているものである。つまり、第1の
実施の形態におけるパルス信号PSに対する構成が不要
となるので、レジスタ320及び選択回路330の回路
構成は第1の実施の形態におけるレジスタ220及び選
択回路230に比べて簡略化することができ、制御もよ
り容易にすることができる。この結果、パルス信号PS
が入力されないことが、予め分かっている場合には、第
2の実施の形態のように構成することで、マイクロコン
ピュータ全体としての集積化や制御の容易化による高速
動作化を実現できる。
【0068】なお、第2の実施の形態においても、レジ
スタ320に格納される情報やレジスタ260に格納さ
れる所定のカウント値は変更可能としてもよい。また、
インプットタイマ100とアウトプットタイマ300と
で共有化できる構成要素に対しては、共有化してもよ
い。
【0069】次に、本発明の第3の実施の形態における
マイクロコンピュータについて図面を用いて説明する。
図3は、本発明の第3の実施の形態におけるマイクロコ
ンピュータに内蔵されたタイマ回路のブロック図であ
る。図3において、図1と同様な構成要素に対しては図
1と同様な符号を付している。
【0070】図3において、インプットタイマ400に
は、分周回路460が追加されている。アウトプットタ
イマ500には、エッジ検出回路に相当する構成要素が
削除されている。エッジ検出回路が削除されていること
に伴って、レジスタ520と選択回路530による信号
の選択処理が変更されている。図3におけるインプット
タイマ400のその他の構成要素及びアウトプットタイ
マ500のその他の構成要素は図1の場合と同様であ
る。
【0071】分周回路460はエッジ検出回路110か
ら出力される変移指示信号を分周して出力するものであ
る。例えば、分周回路460が1/2分周するものとす
れば、変移指示信号がワンショットパルスを発生したと
しても、そのパルス幅を2倍にすることができる。この
分周回路460はどの程度の分周を行うかを固定として
も、変更可能としてもよい。固定とした場合には制御が
容易であり、回路構成も簡略化できる。変更可能とした
場合には、分周する程度を任意に設定できるので、周辺
回路に対する適応性が高くなる。
【0072】分周回路460は、例えば、パルス信号P
Lの入力される間隔が短くなった場合においても、ゲー
ト回路130が安定して動作し、カウンタ120のカウ
ント値をレジスタ140に確実に格納するために設けら
れているものである。
【0073】選択回路530は、3つの3入力1出力の
ANDゲート532、534、536と、1つの3入力
1出力のORゲート538とから構成されている。
【0074】ANDゲート532には、分周回路460
からの出力信号と配線521、522にて伝達される信
号が入力されている。このため、配線521、522に
転送されている信号の電圧レベルがともにHレベルの時
には、分周回路460の出力信号に応じた信号が、AN
Dゲート532の出力信号として出力される。配線52
1、522に転送されている信号の電圧レベルがその他
の場合には、電圧レベルがLレベルの信号が、ANDゲ
ート532の出力信号として出力される。
【0075】ANDゲート534には、エッジ検出回路
110の出力である変移指示信号と配線521にて伝達
される信号と、配線522にて伝達される信号の電圧レ
ベルを反転した信号が入力されている。このため、配線
521に転送されている信号の電圧レベルがHレベル
で、配線522に転送されている信号の電圧レベルがL
レベルの時には、エッジ検出回路110の出力である変
移指示信号に応じた信号が、ANDゲート534の出力
信号として出力される。配線521、522に転送され
ている信号の電圧レベルがその他の場合には、電圧レベ
ルがLレベルの信号が、ANDゲート534の出力信号
として出力される。
【0076】ANDゲート536には、制御信号CNと
配線521にて伝達される信号の電圧レベルが反転した
信号と、配線522にて伝達される信号の電圧レベルが
反転した信号が入力されている。このため、配線52
1、522に転送されている信号の電圧レベルがともに
Lレベルの時には、制御信号CNに応じた信号が、AN
Dゲート536の出力信号として出力される。配線52
1、522に転送されている信号の電圧レベルがその他
の場合には、電圧レベルがLレベルの信号が、ANDゲ
ート536の出力信号として出力される。
【0077】このように、各ANDゲート532、53
4、536の出力は配線521、522に伝達される信
号によって制御される。つまり、レジスタ520に格納
された情報によりANDゲート532、534、536
のいずれか1つが選択される。
【0078】例えば、配線521に対応する情報を下位
ビット、配線522に対応する情報を上位ビットとすれ
ば、レジスタ520に2ビットのデータとして”11”
が格納されていた場合に、レジスタ520は配線52
1、522にともに電圧レベルがHレベルの信号を出力
する。この場合は、ANDゲート532が選択されるこ
ととなる。また、レジスタ520に2ビットのデータと
して”01”が格納されていた場合に、レジスタ520
は配線521には電圧レベルがHレベルの信号を出力
し、配線522には電圧レベルがLレベルの信号を出力
する。この場合は、ANDゲート534が選択されるこ
ととなる。また、レジスタ520に2ビットのデータと
して”00”が格納されていた場合に、レジスタ520
は配線521、522にともに電圧レベルがLレベルの
信号を出力する。この場合は、ANDゲート536が選
択されることとなる。
【0079】ORゲート538は、ANDゲート53
2、534、536の選択されたいずれか1つの信号に
応じた信号を出力するものである。例えば、ANDゲー
ト532が選択された場合には、ORゲート538の出
力は分周回路460の出力信号に応じた信号となる。A
NDゲート534が選択された場合には、ORゲート5
38の出力はエッジ検出回路110の出力である変移指
示信号に応じた信号となる。ANDゲート536が選択
された場合には、ORゲート538の出力は制御信号C
Nに応じた信号となる。
【0080】このように、選択回路530は、レジスタ
520に格納された情報に基づいて、エッジ検出回路1
10の出力である変移指示信号、分周回路460の出力
信号、制御信号CNのいずれか1つに応じた信号を出力
することができる。
【0081】レジスタ520は、選択回路530に入力
される3つの信号のいずれを選択するかを指示する情報
を格納し、その情報に応じた信号を配線521、522
に出力するものである。この格納される情報は、前述の
ように、”11”、”01”、”00”のいずれかであ
る。このように、本実施の形態においては、レジスタ5
20は、2ビット分の情報を格納するため、例えば、2
つのフリップフロップから構成されるものである。
【0082】以上のように構成された第3の実施の形態
におけるマイクロコンピュータにおいては、選択回路5
30により選択される信号に分周回路460の出力信号
を選択することを可能としたものである。第3の実施の
形態におけるマイクロコンピュータに示されるように、
各実施の形態の選択回路にて選択する信号は必要に応じ
て様々に適用可能である。選択回路にて選択する対象の
信号の数を増やせば、周辺回路に対する適用性をより高
めることができる。
【0083】なお、第3の実施の形態においても、レジ
スタ520に格納される情報やレジスタ260に格納さ
れる所定のカウント値は変更可能としてもよい。また、
インプットタイマ400とアウトプットタイマ500と
で共有化できる構成要素に対しては、共有化してもよ
い。
【0084】以上、各実施の形態についてを説明した
が、本発明は上記実施の形態における構成に限定される
ものではない。
【0085】例えば、スイッチ回路150や280は1
つのトランジスタにて構成してもよい。上記各実施の形
態の動作からすれば、スイッチ回路150や280は、
一方の入力端子にクロック信号CKが入力され、他方の
入力端子には制御信号CMあるいは選択回路から出力さ
れる計数許可信号を入力するANDゲートであってもよ
い。また、各選択回路は、上記実施の形態における機能
を実現できるものであれば、他の構成としてもよい。ま
た、各構成要素で入力あるいは出力される信号の電圧レ
ベルも上記の実施の形態のものに限定されるものではな
い。
【0086】また、上記各実施の形態においては、アウ
トプットタイマにおいて、選択回路の出力信号である計
数許可信号にて直接、スイッチ回路280の活性化状態
を制御しているが、これに限るものではない。
【0087】例えば、R−Sフリップフロップから構成
されるようなラッチ回路を用いることも可能である。例
えば、このラッチ回路は、2つの2入力1出力のNOR
ゲートから構成され、第1のNORゲートの一方の入力
端子は、フリップフロップとしてのデータ端子として用
い、他方の入力端子は第2のNORゲートの出力端子に
接続され、第2のNORゲートの一方の入力端子は、フ
リップフロップとしてのリセット端子として用い、他方
の入力端子は第1のNORゲートの出力端子に接続され
ている。第2のNORゲートの出力端子が、フリップフ
ロップとしての出力端子として用いられる。
【0088】このラッチ回路の入力側のデータ端子に選
択回路の出力信号である計数許可信号を入力し、入力側
のリセット端子に、アウトプットタイマの出力信号に基
づく周辺回路の制御状態に応じて出力されるリセット信
号を入力し、ラッチ回路の出力端子から出力される信号
にてスイッチ回路280の活性化状態を制御するように
すればよい。
【0089】この場合、まず、初期状態として、ラッチ
回路のデータ端子及びリセット端子に電圧レベルがLレ
ベルの信号をそれぞれ入力しておくことで、ラッチ回路
の出力信号の電圧レベルをLレベルとしておく。選択回
路からの出力信号である計数許可信号の電圧レベルがL
レベルからHレベルに変移した時に、ラッチ回路の出力
信号の電圧レベルがLレベルからHレベルにすることが
できる。その後、データ端子から入力される信号の電圧
レベルがLレベルに戻ったとしても、ラッチ回路の出力
信号の電圧レベルはHレベルを維持することができる。
リセット信号の電圧レベルがHレベルとなった時に、ラ
ッチ回路の出力信号の電圧レベルはLレベルの戻る。こ
のため、ラッチ回路の出力信号により活性化状態が制御
されるスイッチ回路280は活性化状態となる時間を所
望の時間だけ確保することが可能となる。
【0090】また、上記実施の形態において、レジスタ
220やレジスタ520に格納されないデータ”10”
を用いて、このデータ”10”を、選択回路による選択
動作を禁止する情報として格納するようにすることもで
きる。この場合、スイッチ回路280の状態を固定する
ことができる。
【0091】また、各実施の形態においては、スイッチ
回路150や280は電圧レベルがHレベルの信号によ
りそれぞれ活性化状態になるものとしているが、これに
限らず、電圧レベルがLレベルの信号にてそれぞれ活性
化状態になるようにしてもよいし、スイッチ回路150
とスイッチ回路280との活性化状態を制御する信号の
が、それぞれ異なる電圧レベルでスイッチ回路を活性化
状態にするものであってもよい。このような設定は、イ
ンプットタイマやアウトプットタイマの使用状況等に応
じて最適な電圧レベルにてスイッチ回路を制御すればよ
い。
【0092】このように、本発明は、上記実施の形態の
構成に限定されず、種々の変更が可能である。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明は、タイマ機能の
動作制御の方法を任意に選択可能な汎用性の高いマイク
ロコンピュータを提供することを実現できる。
【0094】また、本発明は、上記目的を、回路規模の
増大や制御の複雑化をすることなく実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態におけるマ
イクロコンピュータに内蔵されたタイマ回路のブロック
図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施の形態におけるマ
イクロコンピュータに内蔵されたタイマ回路のブロック
図である。
【図3】図3は、本発明の第3の実施の形態におけるマ
イクロコンピュータに内蔵されたタイマ回路のブロック
図である。
【符号の説明】
100、400 インプットタイマ 110 エッジ検出回路 120 カウンタ 130 ゲート回路 140 レジスタ 150 スイッチ回路 200、300、500 アウトプットタイマ 210 エッジ検出回路 220、320、520 レジスタ 230、330、530 選択回路 240 カウンタ 250 一致検出回路 260 レジスタ 270 出力制御回路 280 スイッチ回路 460 分周回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号のクロック数を計数したカ
    ウント値を、外部から入力されるパルス信号の電圧レベ
    ルの変移を指示する変移指示信号に基づいて出力する第
    1のタイマ回路と、 計数許可信号に応じて動作し、クロック信号のクロック
    数を計数したカウント値が所定のカウント値になった時
    に出力信号を出力する第2のタイマ回路と、 前記変移指示信号と内部にて発生する内部発生信号とを
    含む複数の信号のうちのいずれか1つを、クロック信号
    のクロック数の計数動作を制御する計数許可信号として
    出力する選択回路を有すること、を特徴とするマイクロ
    コンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記内部発生信号はソフトウエアにて発
    生が制御される信号であることを特徴とする請求項1記
    載のマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 選択指示信号に応じて前記選択回路は前
    記複数の信号のいずれか1つを前記計数許可信号として
    出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記複数の信号には、前記パルス信号と
    は異なる、外部から入力される信号を含むことを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のマ
    イクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記第1のタイマ回路は、前記変移指示
    信号を分周した分周信号を出力する分周回路を有し、該
    分周信号に応じて前記カウント値を出力するものであ
    り、前記選択回路にて選択される前記複数の信号には前
    記分周信号を含むことを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれか1つに記載のマイクロコンピュータ。
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