JP2000111879A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JP2000111879A
JP2000111879A JP28712098A JP28712098A JP2000111879A JP 2000111879 A JP2000111879 A JP 2000111879A JP 28712098 A JP28712098 A JP 28712098A JP 28712098 A JP28712098 A JP 28712098A JP 2000111879 A JP2000111879 A JP 2000111879A
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gravity
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JP28712098A
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Jun Iba
潤 伊庭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線数が少なく、フレーム周波数が低下せ
ず、画素構造が単純であり、かつ画質低下が少ない液晶
装置を提供する。 【解決手段】 画素94をn個(nは3以上の整数)
の、夫々大きさが異なると共に、夫々が同時に選択駆動
されるサブ画素に分割する。そして、分割されたサブ画
素のうち最大サブ画素を構成する画素電極25,39を
画素の重心28より最も離れた位置に配置すると共に、
最大サブ画素の重心35と画素の重心28とを一致さ
せ、また最大サブ画素以外の残りのサブ画素を構成する
画素電極26,27のそれぞれの重心は、画素の重心2
8と一致せず、残りのサブ画素全てで形成されるサブ画
素群の重心36と画素の重心28とをほぼ一致させるこ
とにより、階調表示による重心の移動を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置に関し、
特に画素分割により階調を得るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶装置に用いられる液晶として
は、ネマティック液晶、スメクティック液晶、高分子分
散液晶等さまざまな材料が用いられている。特に、双安
定性を有する液晶素子がクラーク(Clark)及びガ
ラーウォル(Lagerwall)の両者により特開昭
56−107216号公報、米国特許第4,362,9
24号明細書等で提案されている。
【0003】そして、この双安定性液晶としては、一般
にカイラルスメクテッィクC相(SmC*)またはH相
(SmH*)相を有する強誘電性液晶が用いられてお
り、この強誘電性液晶は、これらの状態において印加さ
れた電界に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学
的安定状態といういわゆる双安定状態を示し、かつ電圧
が印加されてないときはその状態を維持する性質、即ち
安定性を有し、また電界の変化に対する応答が速やか
で、高速かつ記億型の表示装置等の分野における広い利
用が期待されている。
【0004】ところで、この双安定性液晶を用いた液晶
装置において、階調表示を行う場合、例えば特開昭56
−88193公報、特開昭63−108394公報等に
開示されているような面積階調や特開昭62−9320
公報、特開昭64−61180公報に開示されているよ
うなフレーム変調による時分割階調が用いられる。
【0005】ここで、面積階調を用いる場合、各画素内
に存在するサブ画素の重心が一致することが画質低下を
抑制する方法であることが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した公知
例に見られるような画素分割方法を用いた液晶装置にお
いては、全てのサブ画素の重心位置を画素の重心位置に
一致させるため、画素配置上、配線数が増加して開口率
が低下したり、走査線の数が増加することでフレーム周
波数が低下したり、画素構造が複雑になり製造が困難に
なるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたもので、配線数が少なく、フレーム周波
数が低下せず、画素構造が単純であり、かつ画質低下が
少ない液晶装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶を一対の
基板により挟持すると共に、前記基板にマトリクス状に
配列された走査電極群と情報電極群との交差部に形成さ
れた画素により画像を表示する液晶パネルを備えた液晶
装置において、前記画素がn個(nは3以上の整数)
の、夫々大きさが異なると共に、夫々が同時に選択駆動
されるサブ画素に分割されると共に、前記サブ画素のう
ちの最大サブ画素の重心と前記画素の重心とが一致し、
かつ前記最大サブ画素は前記画素の重心より最も離れた
位置に配置され、また前記最大サブ画素以外の残りのサ
ブ画素のそれぞれの重心は、前記画素の重心と一致せ
ず、前記残りのサブ画素全てで形成されるサブ画素群の
重心と前記画素の重心とがほぼ一致することを特徴とす
るものである。
【0009】また本発明は、液晶を一対の基板により挟
持すると共に、前記基板にマトリクス状に配列された走
査電極群と情報電極群との交差部に形成された画素によ
り画像を表示する液晶パネルを備えた液晶装置におい
て、前記画素がn個(nは3以上の整数)の、夫々大き
さが異なると共に、夫々が同時に選択駆動されるサブ画
素に分割されると共に、前記サブ画素のうちの最大サブ
画素は前記画素の重心より最も離れた位置に配置され、
前記最大サブ画素以外の残りのサブ画素全ては前記最大
サブ画素の重心にほぼ接した位置に配置されることを特
徴とするものである。
【0010】また本発明は、液晶を一対の基板により挟
持すると共に、前記基板にマトリクス状に配列された走
査電極群と情報電極群との交差部に形成された画素によ
り画像を表示する液晶パネルを備えた液晶装置におい
て、前記画素がn個(nは3以上の整数)の、夫々大き
さが異なると共に、夫々が同時に選択駆動されるサブ画
素に分割されると共に、前記サブ画素のうちの最大サブ
画素は前記画素の重心より最も離れた位置に配置され、
前記最大サブ画素の次に大きいサブ画素の重心は、前記
最大サブ画素の重心とほぼ一致し、前記最大サブ画素と
前記次に大きいサブ画素以外の残りの前記サブ画素は、
前記最大サブ画素あるいは前記次に大きいサブ画素を囲
む辺にほぼ接するように配置されたことを特徴とするも
のである。
【0011】また本発明は、前記最大サブ画素と前記次
に大きいサブ画素以外の残りの前記サブ画素は、前記最
大サブ画素あるいは前記次に大きい前記サブ画素を囲む
各辺のうち、前記画素の重心に最も近い辺にほぼ接する
ように配置されたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記画素に電圧を供給する
前記走査電極群は、前記画素に対して1本であることを
特徴とするものである。
【0013】また本発明は、前記画素に電圧を供給する
前記情報電極群はn+1本であることを特徴とするもの
である。
【0014】また本発明は、前記画素に電圧を供給する
前記情報電極群はn本であることを特徴とするものであ
る。
【0015】また本発明は、前記各サブ画素は、1、
m、m2 、m3 、...、m(n-1) (mは2以上の整
数)の比率で面積分割されていることを特徴とするもの
である。
【0016】また本発明は、1フレームを複数のフィー
ルドに分割し、フレーム変調によりm階調表示すること
を特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記液晶が双安定性を有し
ていることを特徴とするものである。
【0018】また本発明のように、画素をn個(nは3
以上の整数)の、夫々大きさが異なると共に、夫々が同
時に選択駆動されるサブ画素に分割する。そして、分割
されたサブ画素のうち最大サブ画素を画素の重心より最
も離れた位置に配置すると共に、最大サブ画素の重心と
画素の重心とを一致させ、また最大サブ画素以外の残り
のサブ画素のそれぞれの重心は、画素の重心と一致せ
ず、残りのサブ画素全てで形成されるサブ画素群の重心
と画素の重心とをほぼ一致させることにより、階調表示
による重心の移動を少なくする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳しく説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態に用いる
液晶装置のブロック図である。
【0021】同図において、101は走査線(走査電極
群)と情報線(情報電極群)とで形成したマトリクス電
極及び強誘電性液晶を有する液晶パネル、102は走査
線を駆動する手段である走査線駆動回路、103は情報
線を駆動する手段である情報線駆動回路、104は走査
線駆動回路102に電圧V1,V2及びVcを供給し、
情報線駆動回路103に電圧V3、V4及びVcを供給
するための駆動電圧発生回路、105は走査線駆動回路
102、情報線駆動回路103及び駆動電圧発生回路1
04を制御する制御回路、107はロジック制御回路、
108はロジック制御電圧電源、109はデータ発生
部、110はスイッチ、111は電力供給を行う供給電
源である。
【0022】ここで、ロジック回路107は、駆動電圧
発生回路104からの各電圧を一定の比率で出力するた
めの駆動電圧制御信号、選択された走査線に電圧V1、
V2、Vcからなる走査選択信号を出力するように制御
する走査線駆動制御信号、データ発生部109からの画
像情報に応じた画像信号、前記画像信号に基づいて電圧
V3、V4、Vcからなる白情報信号電圧及び黒情報信
号電圧を選択的に情報線へ出力するように制御する情報
線駆動制御信号を出力するものである。なお、白及び黒
情報信号によって、各画素は明または暗状態に制御され
る。
【0023】また、図2は液晶パネル101の構成を示
す図である。
【0024】同図において、89は一対の基板に液晶を
挟持した液晶セル、91は走査線電極であり、この走査
線電極91に対し走査線駆動回路102により所定のタ
イミングで駆動波形が出力される。93は情報線電極で
あり、この情報線電極93に対し情報線駆動回路103
により所定のタイミングで駆動波形が出力される。
【0025】94は走査線電極91及び情報線電極93
の交差部に形成され、画像を表示する表示画素であり、
各表示画素94は情報線電極93より各画素の情報に対
応した情報信号を供給し、走査線電極91より各ライン
の走査信号を供給することで駆動される。
【0026】なお、図3は走査線電極91及び情報線電
極93に印加される走査信号波形及び情報信号波形を示
す図である。
【0027】同図において、(a)はラインを選択した
ときに走査線電極91に供給する選択時の走査信号波
形、(b)はラインを選択しないときに走査線電極91
に供給する非選択時の走査信号波形、(c)は表示画素
94を明状態に制御するための白情報信号波形、(d)
は表示画素94を暗状態に制御するための黒情報信号波
形である。なお、本実施の形態では、V1=−V2=1
5.6V、V3=―V4=4V、1ラインの選択期間1
Hは40μsである。
【0028】また、図4は各信号電圧ならびに表示画素
94に印加される電圧波形を時系列で示したタイミング
チャートである。同図において、(a)は図2に示す走
査線電極91aに印加される電圧波形、(b)は走査線
電極91bに印加される電圧波形、(c)は情報線電極
93aに印加される電圧波形、(d)は走査線電極91
aと情報線電極93aの交差部に形成された表示画素9
4に印加される電圧波形(S1―D1)である。なお、
T1、T2はそれぞれフレーム期間を示す。
【0029】一方、図5は液晶セル89の構成を示す図
である。
【0030】同図において、701、707はガラス基
板、702、706は透明電極、703はラビング処理
された水平配向機能を有する配向膜、704は表面安定
化強誘電性液晶、705は垂直配向処理材、708、7
09、710はカイラルスメクティック層での液晶分子
を特徴付けるコーンを正面から見たものであり、70
8、709はユニフォーム配向における2つの安定状態
を示し、710はスプレイ配向状態の一例を示してい
る。
【0031】なお、本実施の形態において、強誘電性液
晶704としては、30℃での自発分極が30nC/c
2 、30℃での層傾き角度δが実質的に0°、チルト
角度が22°、誘電率が5である特性の材料を用いた。
【0032】次に、このような液晶セル89の作成手順
を説明する。
【0033】まず、ITO膜が形成された一対のガラス
基板を用意し、一方のITO膜上にポリイミドの前駆体
であるポリアミック酸LP−64(東レ製)のNMP
(Nメチルピリドン):n−BC(n―ブチルセロソル
ブ)混合溶液をスピンコートした。なお、塗付溶液とし
てNMP:n−BC=2:1の混合溶媒にLP−64を
1重量%となるように調製し、スピン条件は45回転/
秒、20秒で行った。
【0034】次に、この基板を80℃のオーブン中で5
分の溶媒乾燥を行った後、200℃のオーブン中で1時
間の加熱焼成を行いイミド化した。ここで、得られたポ
リイミド膜は約10nmの厚さで、この膜をラビング処
理して配向膜(図5参照)とした。なお、このラビング
処理においては、直径10cmのローラーに巻付けたナ
イロン製の膜を用い、16.7回転/秒、配向膜表面に
対する押し込み0.4mm、基板の送り速度10mm/
秒で、同じ方向に2回(片道)のラビングを行った。
【0035】その後、この基板表面に平均粒径2.2μ
mのシリカビーズを0.008重量%で分散させたIP
A(イソプロピルアルコール)溶液を、25回転/秒、
10秒の条件でスピン塗付し、分散密度300個/mm
2 程度のビーズスペーサを散布した。
【0036】一方、対向側のもう一方の基板は、基板の
ITO膜上にシランカップリング剤(ODS―E)の
0.5重量%エチルアルコール溶液を45回転/秒、2
0秒の条件でスビン塗付し、垂直配向処理した。その
後、この基板上に熱硬化型のシール剤を印刷により塗工
した。こうして得られた2枚の基板を対向して貼り合わ
せ、150℃のオーブン中で90分間熱硬化させてセル
とした。このようにして作成された液晶層のギャップは
約2.0μmであった。
【0037】ところで、図6は、本実施の形態に係る表
示画素94の1画素の電極構造を示す図である。なお、
本実施の形態においては表示画素94を、面積階調のた
めに最大サブ画素と2つのサブ画素の、計3つのサブ画
素に分割している。
【0038】同図において、25、39は最大サブ画素
を構成する第1及び第2最大サブ画素電極、26は最大
サブ画素より小さい画素を構成する第1サブ画素電極、
27は第1サブ画素電極26により構成される画素より
も小さい画素を構成する第2サブ画素電極、30は第1
最大サブ画素電極25と接続された情報信号電極、31
は第1サブ画素電極26と接続された情報信号電極、3
2は第2サブ画素電極27と接続された情報信号電極、
34は第2最大サブ画素電極39と接続された情報信号
電極である。
【0039】ここで、第1及び第2最大サブ画素電極2
5,39は常に同時に選択され、1つの階調を表示す
る。また、第1及び第2最大サブ画素電極25,39、
第1サブ画素電極26、第2サブ画素電極27は16:
4:1の面積比に分割されている。なお、第1及び第2
最大サブ画素電極25,39とそれぞれ接続される各情
報信号電極30,34は終端で結線してもよい。
【0040】一方、同図の(a)において、28は表示
画素94の画像を表示する画素電極の平均的重心位置、
即ち表示画素94の情報線電極側の1画素分の電極構造
の平均的重心位置である第1重心位置を、(b)におい
て、35は第1及び第2最大サブ画素電極25,39の
平均的重心位置である第2重心位置を、(c)におい
て、36は第1及び第2最大サブ画素電極25,39を
除いた残りの第1及び第2サブ画素電極26,27を1
つのサブ画素群と考えた場合の平均的重心位置である第
3重心位置を、それぞれ示している。
【0041】なお、(d)は走査線電極側の表示画素9
4の1画素分の電極構造を示したものであり、(d)に
おいて、37は走査線電極、38は走査線電極37に接
続された共通画素電極である。
【0042】そして、本実施の形態においては、第1及
び第2最大サブ画素電極25,39は同図の(a)に示
すように第1重心位置28から最も離れた位置に配置さ
れている。また、図示しない前記2つの各サブ画素電極
26,27の重心位置は第1重心位置28に一致しない
が、第1重心位置28、第2重心位置35及び第3重心
位置36はすべて一致している。即ち、表示画素94の
重心と、最大サブ画素の重心と、他のサブ画素群の重心
が一致している。
【0043】次に、本実施の形態におけるフレーム走査
方法について説明する。
【0044】図7は4階調を表示するためのフレーム変
調を行うフレーム走査方式を説明する図であり、本走査
方式においては、フレーム周期Frを3つのブロックに
分け、1個及び2個のブロックからなる2つのフィール
ドF1、F2の先頭ブロックを、SCで示す走査選択を
行うための書込み用ブロックとしたものである。なお、
走査線数は200本である。
【0045】このような走査方法により、フレーム変調
で0、1、2、3の4階調表示を行う。なお、1つのブ
ロックに分けられた1フィールド期間は、200×40
μs=8ms、1フレーム期間は8ms×3=24ms
である。
【0046】なお、図8は、16:4:1の面積分割に
よる面積階調と前記フレーム変調を合成した階調表示を
示す図であり、同図においては、各フィールドF1、F
2における面積比16:4:1のサブ画素のON、OF
Fを組み合わせた階調表示例を示している。このよう
に、本実施の形態では64階調表示が可能である。
【0047】そして、この面積階調とフレーム変調を合
成した階調表示を行う液晶装置を目視したところ、画像
の傷(面積階調における重心移動による画像の乱れ)が
少ない良好な画像が確認できた。
【0048】このように、最大サブ画素の重心(第2重
心位置35)が表示画素64の重心(第1重心位置2
8)に一致し、かつ残りのサブ画素を1つのサブ画素群
とした場合の重心(第3重心位置36)が表示画素64
の重心に一致することにより、階調表示による重心の移
動を少なくすることができ、これにより画質の低下の少
ない良好な画像表示を行うことができる。
【0049】また、全てのサブ画素の重心位置を表示画
素64の重心位置に一致させる必要がないため、画素構
造及び配線が簡単になると共に製造が容易となり、さら
に情報信号電極数がサブ画素数3+1本(=4本)と少
ないため(図6参照)、従来のように重心位置を一致さ
せた画素分割パターンに比べ開口率も向上する。さら
に、走査電極数を各画素1本とすることで、フレーム周
波数を高くすることが可能となる。
【0050】なお、これまでの説明においては、表示画
素94を3つに分割した場合について述べたが、表示画
素94を4つに分割してもよい。
【0051】図9は、このような本実施の形態の他の実
施例を示すものであり、同図において、40は第2サブ
画素電極27により構成される画素よりも小さい画素を
構成する第3サブ画素電極、41は第3サブ画素電極4
0に接続された情報信号電極である。また、(a)にお
いて、42は表示画素94の画像を表示する画素電極の
平均的重心位置である第1重心位置、(b)において、
43は第1及び第2最大サブ画素電極25,39の平均
的重心位置である第2重心位置、44は第1及び第2最
大サブ画素電極25,39を除いた残りの第1、第2及
び第3サブ画素26,27,40を1つのサブ画素群と
考えた場合の平均的重心位置である第3重心位置であ
る。
【0052】また、第1及び第2最大サブ画素電極2
5,39、第1画素電極26、第2サブ画素電極27及
び第3サブ画素電極40は32:16:4:1の面積比
に分割されている。
【0053】ここでは、(a)、(b)及び(c)に示
す第1、第2及び第3重心位置42,43,44はすべ
て一致している。そして、このように画素を分割した場
合、面積階調とフレーム変調により、128階調表示が
可能である。そして、このように階調数を増やすことに
より、画質を向上させることができる。
【0054】なお、本実施の形態の実施例として、面積
階調とフレーム変調により64、128階調表示の例を
示したが、表示画素94をn個(n≧3)のサブ画素に
分け、各サブ画素を1、m、m2 、・・・(m≧2)の
比にし、フレーム変調による階調表示をm階調とした場
合、m(n-1) ×mの階調表示が可能であり、それらの全
ての場合に本発明は適用可能である。
【0055】また、さらに1フレームをn個(n≧3)
のフィールドに分け、各フィールドを1、m、m2 、・
・・(m≧2)の比にし、面積階調表示をm階調とした
場合、m(n-1) ×mの階調表示が可能であり、それらの
全ての場合にも本発明は適用可能である。
【0056】次に、面積階調と時分割階調による階調表
示を行い、かつサブ画素のうちの最大サブ画素の重心が
残りのサブ画素にほぼ接するようにした本発明の第2の
実施の形態について説明を行う。
【0057】なお、本実施の形態において、液晶装置の
ブロック図、液晶パネルの構成、液晶セル、駆動波形、
フレーム走査方式は既述した第1の実施の形態と同様で
あるので省略する。
【0058】図10は、本実施の形態における表示画素
94の1画素分の電極構造を示すものであり、本実施の
形態において表示画素94は画素内を面積階調のために
3つのサブ画素に分割している。
【0059】同図において、53、60は表示画素94
のうち最大サブ画素を構成する第1及び第2最大サブ画
素電極、54は最大サブ画素よりも小さい画素を構成す
る第1サブ画素電極、55は第1サブ画素電極54によ
り構成される画素よりも小さい画素を構成する第2サブ
画素電極、50は第1最大サブ画素電極53と接続され
た情報信号電極、51は第1サブ画素電極54と接続さ
れた情報信号電極、52は第2サブ画素電極55と接続
された情報信号電極、57は第2最大サブ画素電極60
と接続された情報信号電極である。
【0060】ここで、第1及び第2最大サブ画素電極5
3,60は同時に選択され、1つの階調を表示する。ま
た、第1及び第2最大サブ画素電極53,60、第1サ
ブ画素電極54、第2サブ画素電極55は16:4:1
の面積比に分割されている。なお、第1及び第2最大サ
ブ画素電極53,60とそれぞれ接続される各情報信号
電極50,57は終端で結線してもよい。
【0061】また、(a)において、56は表示画素9
4の画像を表示する画素電極の平均的重心位置である第
1重心位置、(b)において、58は第1及び第2最大
サブ画素電極53,60の平均的重心位置である第2重
心位置、(c)において、61は第1及び第2最大サブ
画素電極53,60を除いた第1及び第2サブ画素電極
54,55を1つのサブ画素群と考えた場合の平均的重
心位置である第3重心位置である。
【0062】ここでは、第1及び第2最大サブ画素電極
53,60は同図の(a)に示すように第1重心位置5
6から最も離れた位置に配置されている。また、
(a)、(b)及び(c)に示す各重心位置56,5
8,61は一致していない。しかし、(b)に示す第2
重心位置58は、(c)に示すように第1サブ画素電極
54と第2サブ画素電極55の外辺にほぼ接する位置に
ある。(実際には配線電極、画素間等を介して接してい
る)。また、図示しないが、(a)に示す第1重心位置
56は(c)に示す第2及び第3重心位置58,61の
間に位置する。
【0063】そして、このように最大サブ画素の重心
(第2重心位置58)が残りのサブ画素の各辺にほぼ接
するように配置することにより、階調表示における重心
移動が少なくなり、画質が良好になる。
【0064】また、第1サブ画素電極54と第2サブ画
素電極55は第1及び第2最大サブ画素電極53,60
に比べ非常に小さく、かつ第1及び第2最大サブ画素電
極53,60の第2重心位置58と、図示しないが前記
2つの各サブ画素電極54,55の重心位置が近いた
め、階調表示における重心移動が少なくなり、画質が良
好になる。
【0065】なお、これまでの説明においては、表示画
素94を3つに分割した場合について述べたが、表示画
素94を4つに分割してもよい。
【0066】図11は、このような本実施の形態の他の
実施例を示すものであり、同図において、64は第2サ
ブ画素電極55により構成される画素よりも小さい画素
を構成する第3サブ画素電極、65は第3サブ画素電極
64に接続された情報信号電極である。また、(a)に
おいて、66は表示画素94の画像を表示する画素電極
の平均的重心位置である第1重心位置、(b)におい
て、67は第1及び第2最大サブ画素電極53,60の
平均的重心位置である第2重心位置、68は第1及び第
2最大サブ画素電極53,60を除いた残りの第1、第
2及び第3サブ画素54,55,64を1つのサブ画素
群と考えた場合の平均的重心位置である第3重心位置で
ある。
【0067】また、第1及び第2最大サブ画素電極5
3,60、第1サブ画素電極54、第2サブ画素電極5
5、第3サブ画素電極64は32:16:4:1の面積
比に分割されている。
【0068】ここでは、(a)、(b)及び(c)に示
す第1、第2及び第3重心位置66,67,68は一致
していない。しかし、(b)に示す第2重心位置67
は、第1サブ画素電極54と第2サブ画素電極55、第
3サブ画素電極64の外辺にほぼ接する位置にある。こ
れにより、階調表示における重心移動が少なくなり、画
質が良好になる。
【0069】また、第1サブ画素電極54と第2サブ画
素電極55、第3サブ画素電極64は第1及び第2最大
サブ画素電極53,60に比べ非常に小さく、かつ第2
重心位置67と、図示はしないが前記3つの各サブ画素
電極54,55,64の重心位置とは近く、階調表示に
おける重心移動が少ないため、画質が良好になる。
【0070】次に、面積階調と時分割階調による階調表
示を行い、かつサブ画素のうちの最大サブ画素と、その
次に大きいサブ画素の重心とが一致するようにした第3
の実施の形態について説明を行う。
【0071】なお、本実施の形態において、液晶装置の
ブロック図、液晶パネルの構成、液晶セル、駆動波形、
フレーム走査方式は既述した第1の実施の形態と同様で
あるので省略する。
【0072】図12は、本実施の形態における表示画素
94の1画素分の電極構造を示す図であり、本実施の形
態において表示画素94は画素内を面積階調のために3
つのサブ画素に分割している。
【0073】同図において、73、80は表示画素94
のうち最大サブ画素を構成する第1及び第2最大サブ画
素電極、74は第1及び第2最大サブ画素電極73,8
0の次に大きいサブ画素を構成する第1サブ画素電極、
75は次に大きいサブ画素よりも小さい画素を構成する
第2サブ画素電極、70は第1最大サブ画素電極73と
接続された情報信号電極、71は第1サブ画素電極74
と接続された情報信号電極、72は第2サブ画素電極7
5と接続された情報信号電極、77は第2最大サブ画素
電極80と接続された情報信号電極である。
【0074】ここで、第1及び第2最大サブ画素電極7
3,80は同時に選択され、1つの階調を表示する。ま
た、第1及び第2最大サブ画素電極73,80、第1サ
ブ画素電極74、第2サブ画素電極75は16:4:1
の面積比に分割されている。なお、第1及び第2最大サ
ブ画素電極73,80とそれぞれ接続される各情報信号
電極70,77は終端で結線してもよい。
【0075】また、(a)において、76は表示画素9
4の画像を表示する画素電極の平均的重心位置である第
1重心位置、(b)において、78は第1及び第2最大
サブ画素電極73,80の平均的重心位置である第2重
心位置、(c)において、81は第1サブ画素電極74
の平均的重心位置である第3重心位置である。
【0076】ここでは、第1及び第2最大サブ画素電極
73,80は同図の(a)に示すように第1重心位置7
6から最も離れた位置に配置されている。また、(b)
に示すように第1重心位置76と第2重心位置78とは
一致していない。しかし、(c)に示すように第2重心
位置78と第3重心位置81とはほぼ一致しており、こ
のように第2重心位置78と第3重心位置81とをほぼ
一致させることにより、これらのサブ画素で表示を行う
場合には重心の移動が少なく、画質が良好になる。
【0077】また、第2サブ画素電極75はその他のサ
ブ画素に比べ小さく、かつ第1重心位置76に最も近い
辺に接して配置されており、このサブ画素で表示を行う
場合にも重心の移動は少ないため、画質が良好になる。
なお、サブ画素同士は接触することがないので、本発明
において、この辺はサブ画素の端部ではなく、サブ画素
を周囲を囲む部分を指している。
【0078】なお、これまでの説明においては、表示画
素94を3つに分割した場合について述べたが、表示画
素94を4つに分割してもよい。
【0079】図13は、このような本実施の形態の他の
実施例を示すものであり、同図において、82は第2サ
ブ画素電極75により構成される画素よりも小さい画素
を構成する第3サブ画素電極、83は第3サブ画素電極
82に接続された情報信号電極である。また、(a)に
おいて、84は表示画素94の画像を表示する画素電極
の平均的重心位置である第1重心位置、(b)におい
て、85は第1及び第2最大サブ画素電極73,80の
平均的重心位置である第2重心位置、86は第1サブ画
素74の平均的重心位置である第3重心位置である。
【0080】また、第1及び第2最大サブ画素電極7
3,80、第1サブ画素電極74、第2サブ画素電極7
5、第3サブ画素電極82は32:16:4:1の面積
比に分割されている。
【0081】ここでは、(b)に示すように第1重心位
置84と第2重心位置85とは一致していない。しか
し、(c)に示すように第2重心位置85と第3重心位
置86とは一致しており、これらのサブ画素で表示を行
う場合には重心の移動が少なく、画質が良好になる。
【0082】また、第2サブ画素電極75と第3サブ画
素電極82はその他の2つのサブ画素に比べ小さく、か
つ第1重心位置84に最も近い辺に接して配置されてお
り、この画素で表示を行う場合にも重心の移動は少ない
ため画質が良好になる。
【0083】次に、面積階調と時分割階調による階調表
示を行い、サブ画素のうちの最大サブ画素以外の残りの
サブ画素を1つのサブ画素群とした場合に、そのサブ画
素群及び画素及び最大サブ画素の重心を一致させると共
に、各サブ画素の電極を1本とした構成の本発明の第4
の実施の形態の説明を行う。
【0084】なお、本実施の形態において、液晶装置の
ブロック図、液晶パネルの構成、液晶セル、駆動波形、
フレーム走査方式は既述した第1の実施の形態と同様で
あるので省略する。
【0085】図14は、本実施の形態における表示画素
94の1画素分の電極構造を示す図であり、本実施の形
態において表示画素94は画素内を面積階調のために3
つのサブ画素に分割している。また、図15はその断面
図である。
【0086】図14、図15において、151は画素の
うち最大のサブ画素を構成する最大サブ画素電極であ
り、この最大サブ画素電極151は1本の配線電極によ
り形成されている。また、152は最大サブ画素よりも
小さい画素を構成する第1サブ画素電極、153は第1
サブ画素電極152により構成される画素よりも小さい
画素を構成する第2サブ画素電極、155は最大サブ画
素電極151と接続された情報信号電極、156は第1
サブ画素電極152と接続された情報信号電極、157
は第2サブ画素電極153と接続された情報信号電極で
ある。
【0087】ここで、最大サブ画素電極151、第1サ
ブ画素電極152、第2サブ画素電極153は16:
4:1の面積比に分割されている。
【0088】また、(a)において、154は表示画素
94の画像を表示する画素電極の平均的重心位置である
第1重心位置、(b)において、158は最大サブ画素
電極151の平均的重心位置である第2重心位置、
(c)において、159は最大サブ画素電極151を除
いた第1及び第2サブ画素電極152,153を1つの
サブ画素群と考えた場合の平均的重心位置である第3重
心位置である。
【0089】なお、(d)において、160は走査線電
極、161は走査線電極160に接続された共通画素電
極である。また、(a)において、150は最大サブ画
素電極151に対して、情報信号電極156,157を
絶縁的に配置するための絶縁膜であり、この絶縁膜15
0はTaOxで厚さは1000Åである。また、図15
において、162はガラス基板である。
【0090】ここでは、第1、第2及び第3重心位置1
54,158,159はすべて一致しており、これによ
り階調表示による重心の移動を少なくすることができ、
これにより画質の低下の少ない良好な画像表示を行うこ
とができる。
【0091】一方、図15に示すように、情報信号電極
156,157と画素電極151を立体構造にすると、
各サブ画素電極に対応する配線を1本とすることができ
るので、情報電極群を各サブ画素数と同じ数とすること
ができる。これにより、配線数を少なくすることがで
き、開口率が上昇して透過率が向上する。また、製造を
容易にすることが可能となる。
【0092】なお、これまでの各実施の形態の説明にお
いては単純マトリクスを例にとって述べてきたが、本発
明は、これに限らず、MIMやTFT等を利用したアク
ティブマトリクスであっても良い。また、液晶も表面安
定化強誘電性液晶の他に、反強誘電性液晶、ネマティッ
ク液晶等であっても良い。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
大サブ画素の重心が画素の重心に一致し、かつ残りのサ
ブ画素を1つのサブ画素群とした場合の重心を画素の重
心に一致させて階調表示による重心の移動を少なくする
ことにより、画質を向上させ、かつ配線数を少なくし、
開口率を上昇させ、製造を容易にすることが可能とな
る。
【0094】また、最大サブ画素の重心と、残りのサブ
画素とを接した位置に配置させて階調表示による重心の
移動を少なくすることにより、画質を向上させ、かつ配
線数を少なくし、開口率を上昇させ、製造を容易にする
ことが可能となる。
【0095】また、最大サブ画素の重心と最大サブ画素
の次に大きいサブ画素の重心を一致させて階調表示によ
る重心の移動を少なくすることにより、画質を向上さ
せ、かつ配線数を少なくし、開口率を上昇させ、製造を
容易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶装置のブ
ロック図。
【図2】上記液晶装置の液晶パネルの構成を示す図。
【図3】上記液晶パネルの走査線電極及び情報線電極に
印加される走査信号波形及び情報信号波形を示す図。
【図4】上記液晶パネルの走査線電極、情報線電極及び
表示画素に印加される電圧波形等を時系列で示したタイ
ミングチャート。
【図5】上記液晶パネルの液晶セルの構成を示す図。
【図6】上記実施の形態に係る表示画素の1画素の電極
構造を示す図。
【図7】上記実施の形態に係るフレーム走査方式を説明
する図。
【図8】上記実施の形態に係る階調表示例を説明する表
図。
【図9】上記実施の形態の他の実施例に係る表示画素の
1画素の電極構造を示す図。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る表示画素の1
画素の電極構造を示す図。
【図11】上記実施の形態の他の実施例に係る表示画素
の1画素の電極構造を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る表示画素の
1画素の電極構造を示す図。
【図13】上記実施の形態の他の実施例に係る表示画素
の1画素の電極構造を示す図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る表示画素の
1画素の電極構造を示す図。
【図15】上記実施の形態の表示画素の断面Aを説明す
る図。
【符号の説明】
25,53,73 第1最大サブ画素電極 39,60,80 第2最大サブ画素電極 151 最大サブ画素電極 26,54,74,152 第1サブ画素電極 27,55,75,153 第2サブ画素電極 40,64,82 第3サブ画素電極 28,42,56,66,76,84,154第1重心
位置 35,43,58,67,78,85,158第2重心
位置 36,44,61,68,81,86,159第3重心
位置 30〜32、34,41,50〜52,57,65,7
0〜72,77,83,93,155〜157
情報線電極 37,91,160 走査線電極 38,161 共通画素電極 89 液晶セル 94 表示画素 101 液晶パネル 162,701,707 ガラス基板 702,706 透明電極 704 表面安定化強誘電性液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA11 NA43 NA54 NB02 NB03 NB09 NB13 NB14 NC09 NC11 NC34 NC37 NC38 ND06 ND08 ND22 ND49 NE03 NF05 NF17 NH06 5C094 AA02 AA07 AA10 AA43 AA45 AA48 AA56 BA49 CA19 CA20 CA25 EA04 EA07 FA01 FB12 FB15 GA10 JA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を一対の基板により挟持すると共
    に、前記基板にマトリクス状に配列された走査電極群と
    情報電極群との交差部に形成された画素により画像を表
    示する液晶パネルを備えた液晶装置において、 前記画素がn個(nは3以上の整数)の、夫々大きさが
    異なると共に、夫々が同時に選択駆動されるサブ画素に
    分割されると共に、 前記サブ画素のうちの最大サブ画素の重心と前記画素の
    重心とが一致し、かつ前記最大サブ画素は前記画素の重
    心より最も離れた位置に配置され、 また前記最大サブ画素以外の残りのサブ画素のそれぞれ
    の重心は、前記画素の重心と一致せず、前記残りのサブ
    画素全てで形成されるサブ画素群の重心と前記画素の重
    心とがほぼ一致することを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 液晶を一対の基板により挟持すると共
    に、前記基板にマトリクス状に配列された走査電極群と
    情報電極群との交差部に形成された画素により画像を表
    示する液晶パネルを備えた液晶装置において、 前記画素がn個(nは3以上の整数)の、夫々大きさが
    異なると共に、夫々が同時に選択駆動されるサブ画素に
    分割されると共に、 前記サブ画素のうちの最大サブ画素は前記画素の重心よ
    り最も離れた位置に配置され、 前記最大サブ画素以外の残りのサブ画素全ては前記最大
    サブ画素の重心にほぼ接した位置に配置されることを特
    徴とする液晶装置。
  3. 【請求項3】 液晶を一対の基板により挟持すると共
    に、前記基板にマトリクス状に配列された走査電極群と
    情報電極群との交差部に形成された画素により画像を表
    示する液晶パネルを備えた液晶装置において、 前記画素がn個(nは3以上の整数)の、夫々大きさが
    異なると共に、夫々が同時に選択駆動されるサブ画素に
    分割されると共に、 前記サブ画素のうちの最大サブ画素は前記画素の重心よ
    り最も離れた位置に配置され、 前記最大サブ画素の次に大きいサブ画素の重心は、前記
    最大サブ画素の重心とほぼ一致し、前記最大サブ画素と
    前記次に大きいサブ画素以外の残りの前記サブ画素は、
    前記最大サブ画素あるいは前記次に大きいサブ画素を囲
    む辺にほぼ接するように配置されたことを特徴とする液
    晶装置。
  4. 【請求項4】 前記最大サブ画素と前記次に大きいサブ
    画素以外の残りの前記サブ画素は、前記最大サブ画素あ
    るいは前記次に大きい前記サブ画素を囲む各辺のうち、
    前記画素の重心に最も近い辺にほぼ接するように配置さ
    れたことを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記画素に電圧を供給する前記走査電極
    群は、前記画素に対して1本であることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記画素に電圧を供給する前記情報電極
    群はn+1本であることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記画素に電圧を供給する前記情報電極
    群はn本であることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の液晶装置。
  8. 【請求項8】 前記各サブ画素は、1、m、m2 、m
    3 、...、m(n-1)(mは2以上の整数)の比率で面
    積分割されていることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 1フレームを複数のフィールドに分割
    し、フレーム変調によりm階調表示することを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載の液晶装置。
  10. 【請求項10】 前記液晶が双安定性を有していること
    を特徴とする請求項1乃至3の記載の液晶装置。
  11. 【請求項11】 前記液晶が強誘電性を有していること
    を特徴とする請求項10記載の液晶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001350430A (ja) * 2000-06-09 2001-12-21 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JP2005148424A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Sony Corp 表示装置
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