JP2000111305A - 内測測定器の基準器 - Google Patents
内測測定器の基準器Info
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- JP2000111305A JP2000111305A JP10279630A JP27963098A JP2000111305A JP 2000111305 A JP2000111305 A JP 2000111305A JP 10279630 A JP10279630 A JP 10279630A JP 27963098 A JP27963098 A JP 27963098A JP 2000111305 A JP2000111305 A JP 2000111305A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- gauge
- guide
- micrometer
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のように測定寸法毎に多数のゲージを用
意することなく一台で広範囲の基準合せが可能で内測測
定器の水平方向のふらつきを防ぎ簡単に基準合せができ
る内測測定器の基準器を提供すること。 【解決手段】 ベース上にステージを固定又は摺動可能
に装着し、これにマイクロメーターを取付け、ステージ
と対向して円弧状凹面を備えた案内ステージを摺動調節
可能に設け、ステージの反対側にデジタルゲージを取付
け、先端の測定杆をセットプレートに接触させたこと。
意することなく一台で広範囲の基準合せが可能で内測測
定器の水平方向のふらつきを防ぎ簡単に基準合せができ
る内測測定器の基準器を提供すること。 【解決手段】 ベース上にステージを固定又は摺動可能
に装着し、これにマイクロメーターを取付け、ステージ
と対向して円弧状凹面を備えた案内ステージを摺動調節
可能に設け、ステージの反対側にデジタルゲージを取付
け、先端の測定杆をセットプレートに接触させたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダーゲージ内
測キャリパーゲージ等の内測測定器により、内径、内幅
等を測定する場合に必要とする基準器に関するものであ
る。
測キャリパーゲージ等の内測測定器により、内径、内幅
等を測定する場合に必要とする基準器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基準器の代表的なものと
なるリングゲージは図7に示すように、シリンダーゲー
ジ50の測定部51をリングゲージ52の孔53に入
れ、図示矢印のようにシリンダーゲージ50を左右に振
って孔53の垂直面内の最小値を探して基準支持器(ダ
イヤルゲージ)54の零点を合わせるものである。この
リングゲージは測定寸法毎に多数のゲージを用意しなけ
ればならず、極めて不便で費用も嵩む。又従来の方法と
して外側マイクロメータやブロックゲージを組合わせて
必要寸法を設定する方法があるが、何れも基準面が平面
であるため、両基準面に対する測定器の水平方向の動揺
が生じ、合せづらい欠点があった。
なるリングゲージは図7に示すように、シリンダーゲー
ジ50の測定部51をリングゲージ52の孔53に入
れ、図示矢印のようにシリンダーゲージ50を左右に振
って孔53の垂直面内の最小値を探して基準支持器(ダ
イヤルゲージ)54の零点を合わせるものである。この
リングゲージは測定寸法毎に多数のゲージを用意しなけ
ればならず、極めて不便で費用も嵩む。又従来の方法と
して外側マイクロメータやブロックゲージを組合わせて
必要寸法を設定する方法があるが、何れも基準面が平面
であるため、両基準面に対する測定器の水平方向の動揺
が生じ、合せづらい欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、対設
したセットプレートの間隔が容易に調節でき一台で広範
囲の基準合せが可能で、しかも内測測定器の水平方向の
ふらつきを防ぎ、基準合せが簡単に行われる内測測定器
の基準器を提供することにある。
したセットプレートの間隔が容易に調節でき一台で広範
囲の基準合せが可能で、しかも内測測定器の水平方向の
ふらつきを防ぎ、基準合せが簡単に行われる内測測定器
の基準器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次のとお
りである。
りである。
【0005】ベース上に円弧状凹部を正面に形成したス
テージを固定又は摺動可能に装着し、これにマイクロメ
ーターあるいはねじを装着し、ステージと対向して同じ
く円弧状凹面を備えた案内ステージを摺動調節可能に設
け、前記ステージの反対側にデジタルゲージのホルダー
を設け、デジタルゲージの測定杆先端をセットプレート
に接触させた内測測定器の基準器。
テージを固定又は摺動可能に装着し、これにマイクロメ
ーターあるいはねじを装着し、ステージと対向して同じ
く円弧状凹面を備えた案内ステージを摺動調節可能に設
け、前記ステージの反対側にデジタルゲージのホルダー
を設け、デジタルゲージの測定杆先端をセットプレート
に接触させた内測測定器の基準器。
【0006】
【発明の実施の形態】図に示す符号1はベースで脚2に
支えられ、上面中央にステージ3のスペーサー4を固定
し、ステージ3の先に案内ステージ5を固定する。ベー
ス1にスペーサー4を介して固定したステージ3に円弧
状凹面6を形成したセットプレート8を進退運動可能に
装着し、セットプレート8と相対してベース1に固定し
た案内ステージ5に円弧状凹面7を対設したセットプレ
ート9を摺動可能に取付けるセットプレート8を摺動運
動させる機構は図3に示すようにステージ3に2条の案
内レール11,12を並行に突設し、これに緩合凹欠1
3を下面に設けたセットプレート8を嵌め図1に示すよ
うにコイルばね14の一端をスペーサー4に他端をステ
ージ3に固定し、セットプレート8の進退運動方向に逆
ってコイルばね力を作用させる。セットプレート8の一
側端面にマイクロメーター19の案内金具17と固定子
15を固定し、案内金具17にマイクロメーター19を
貫挿し、固定子15にマイクロメーター19の先端が接
する接触子16を突出させる。尚マイクロメーターの代
りにねじを装着しても差支えない。又図4のように案内
ステージ5の上面に蟻溝20を形成し、これに嵌まる突
条21を下面に突設したスライダー22を嵌め、その上
面にセットプレート9を固着する。スライダー22の摺
動構造は次のとおりである。案内ステージ5の上面の蟻
溝20に凹入溝23が入る傾斜歯ラック条片24をスラ
イダー22の下面の凹入溝23に固定し、これと噛み合
うピニオン25を案内ステージ5に挿入したハンドル2
6の軸27に設け、ハンドル26を回すと、傾斜歯ラッ
ク条片23はスライダー22と一緒に動き、これを案内
ステージ5にねじ込んだ螺杆28のハンドル29で止め
ることができる。ステージ3の反対側に、ベース1に固
着したゲージホルダー30を設け、これにデジタルゲー
ジ31の挿着金具32を取付け、デジタルゲージ31の
測定杆37の先端をステージ3に接触させる。尚図中3
5はステージ3の止めねじ、36はセットマスターを示
す。
支えられ、上面中央にステージ3のスペーサー4を固定
し、ステージ3の先に案内ステージ5を固定する。ベー
ス1にスペーサー4を介して固定したステージ3に円弧
状凹面6を形成したセットプレート8を進退運動可能に
装着し、セットプレート8と相対してベース1に固定し
た案内ステージ5に円弧状凹面7を対設したセットプレ
ート9を摺動可能に取付けるセットプレート8を摺動運
動させる機構は図3に示すようにステージ3に2条の案
内レール11,12を並行に突設し、これに緩合凹欠1
3を下面に設けたセットプレート8を嵌め図1に示すよ
うにコイルばね14の一端をスペーサー4に他端をステ
ージ3に固定し、セットプレート8の進退運動方向に逆
ってコイルばね力を作用させる。セットプレート8の一
側端面にマイクロメーター19の案内金具17と固定子
15を固定し、案内金具17にマイクロメーター19を
貫挿し、固定子15にマイクロメーター19の先端が接
する接触子16を突出させる。尚マイクロメーターの代
りにねじを装着しても差支えない。又図4のように案内
ステージ5の上面に蟻溝20を形成し、これに嵌まる突
条21を下面に突設したスライダー22を嵌め、その上
面にセットプレート9を固着する。スライダー22の摺
動構造は次のとおりである。案内ステージ5の上面の蟻
溝20に凹入溝23が入る傾斜歯ラック条片24をスラ
イダー22の下面の凹入溝23に固定し、これと噛み合
うピニオン25を案内ステージ5に挿入したハンドル2
6の軸27に設け、ハンドル26を回すと、傾斜歯ラッ
ク条片23はスライダー22と一緒に動き、これを案内
ステージ5にねじ込んだ螺杆28のハンドル29で止め
ることができる。ステージ3の反対側に、ベース1に固
着したゲージホルダー30を設け、これにデジタルゲー
ジ31の挿着金具32を取付け、デジタルゲージ31の
測定杆37の先端をステージ3に接触させる。尚図中3
5はステージ3の止めねじ、36はセットマスターを示
す。
【0007】
【作用】本発明の作動状態を説明する。
【0008】(1)予め寸法が確認されているセットマ
スター36を両セットプレート8,9間に挾み込み、ス
テージ3,5を固定する。
スター36を両セットプレート8,9間に挾み込み、ス
テージ3,5を固定する。
【0009】(2)次いでセットマスター36の実寸法
をデジタルゲージ31に表示させる。
をデジタルゲージ31に表示させる。
【0010】(3)ステージ3の固定を解除する。
【0011】(4)デジタルゲージ31の表示を見なが
ら必要とする寸法になるようにステージ3をマイクロメ
ータ19により移動し固定する。かくしてセットは完了
する。
ら必要とする寸法になるようにステージ3をマイクロメ
ータ19により移動し固定する。かくしてセットは完了
する。
【0012】(5)しかる後、内測キャリパーゲージや
シリンダーゲージ50等の基準合せを行う。
シリンダーゲージ50等の基準合せを行う。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、次に記載する効果を発
揮する。即ち、従来の内測測定器の基準合わせの一つと
してのリングゲージは測定寸法毎に該リングゲージを必
要とし費用がかかるが本発明においては対設したセット
プレート8,9の間隔が容易に調節できるので、1台で
広範囲の基準合わせが可能である。又従来の方法として
外側マイクロメーターやブロックゲージを組合せる方法
があるがいずれも測定面が平面のため、合せづらい欠点
があった。本発明においては基準面が円弧状凹面6,7
になっているため、内測測定器の水平方向のふらつきが
制限され、基準合せが容易である。
揮する。即ち、従来の内測測定器の基準合わせの一つと
してのリングゲージは測定寸法毎に該リングゲージを必
要とし費用がかかるが本発明においては対設したセット
プレート8,9の間隔が容易に調節できるので、1台で
広範囲の基準合わせが可能である。又従来の方法として
外側マイクロメーターやブロックゲージを組合せる方法
があるがいずれも測定面が平面のため、合せづらい欠点
があった。本発明においては基準面が円弧状凹面6,7
になっているため、内測測定器の水平方向のふらつきが
制限され、基準合せが容易である。
【図1】平面図。
【図2】側面図。
【図3】図1のX−X´線におけるA−A´断面図。
【図4】図1のX−X´線におけるB−B´断面図。
【図5】図1の一部の拡大図。
【図6】セットマスターの平面図。
【図7】従来のリングゲージの正面図。
1 ベース 3 ステージ 4 スペーサー 5 案内ステージ 6 円弧状凹面 7 円弧状凹面 8 セットプレート 9 セットプレート 11 案内レール 12 案内レール 13 緩合凹欠 14 コイルばね 15 固定子 16 接触子 17 案内金具 19 マイクロメーター 20 蟻溝 21 突条 22 スライダー 23 傾斜歯ラック条片 25 ピニオン 26 ハンドル 27 ハンドル軸 30 ゲージホルダー 31 デジタルゲージ 36 セットマスター
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース上に円弧状凹部を正面に形成した
ステージを固定又は摺動可能に装着し、これにマイクロ
メーターあるいはねじを装着し、ステージと対向して同
じく円弧状凹面を備えた案内ステージを摺動調節可能に
設け、前記ステージの反対側にデジタルゲージのホルダ
ーを設け、デジタルゲージの測定杆先端をセットプレー
トに接触させた内測測定器の基準器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279630A JP2000111305A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 内測測定器の基準器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279630A JP2000111305A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 内測測定器の基準器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000111305A true JP2000111305A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17613668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10279630A Pending JP2000111305A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 内測測定器の基準器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000111305A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008277A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Kuroda Precision Ind Ltd | 可変端度器 |
CN102175117A (zh) * | 2011-01-19 | 2011-09-07 | 四川川锅锅炉有限责任公司 | 内凹孔测量工具 |
KR200455529Y1 (ko) * | 2008-12-26 | 2011-09-14 | 한국중부발전(주) | 터빈 축 팽창센서용 성능 검사장치 |
CN103557770A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-05 | 广东星联精密机械有限公司 | 一种内径测量仪 |
CN109238099A (zh) * | 2018-10-16 | 2019-01-18 | 浙江旺盛动力机电有限公司 | 一种球座内尺寸测量设备 |
CN111964560A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-11-20 | 中国航发南方工业有限公司 | 扩压管喉道的进口尺寸的测量装置及测量方法 |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10279630A patent/JP2000111305A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008277A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Kuroda Precision Ind Ltd | 可変端度器 |
KR200455529Y1 (ko) * | 2008-12-26 | 2011-09-14 | 한국중부발전(주) | 터빈 축 팽창센서용 성능 검사장치 |
CN102175117A (zh) * | 2011-01-19 | 2011-09-07 | 四川川锅锅炉有限责任公司 | 内凹孔测量工具 |
CN102175117B (zh) * | 2011-01-19 | 2012-10-17 | 四川川锅锅炉有限责任公司 | 内凹孔测量工具 |
CN103557770A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-05 | 广东星联精密机械有限公司 | 一种内径测量仪 |
CN109238099A (zh) * | 2018-10-16 | 2019-01-18 | 浙江旺盛动力机电有限公司 | 一种球座内尺寸测量设备 |
CN111964560A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-11-20 | 中国航发南方工业有限公司 | 扩压管喉道的进口尺寸的测量装置及测量方法 |
CN111964560B (zh) * | 2020-06-30 | 2022-12-16 | 中国航发南方工业有限公司 | 扩压管喉道的进口尺寸的测量装置及测量方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061031 |