JP2000110667A - ガス動力車両用ガス供給弁 - Google Patents

ガス動力車両用ガス供給弁

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JP2000110667A
JP2000110667A JP10282753A JP28275398A JP2000110667A JP 2000110667 A JP2000110667 A JP 2000110667A JP 10282753 A JP10282753 A JP 10282753A JP 28275398 A JP28275398 A JP 28275398A JP 2000110667 A JP2000110667 A JP 2000110667A
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JP
Japan
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gas
shaft
gas inlet
disk member
peripheral surface
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JP10282753A
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English (en)
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Toshisuke Takamatsu
利祐 高松
Seiichi Kimura
誓一 木村
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MUTSUMI KOOSEI KK
MUTSUMI KOSEI KK
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MUTSUMI KOOSEI KK
MUTSUMI KOSEI KK
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は安定した性能を発揮するガス動力車
両用ガス供給弁の提供をする。 【解決手段】 本体1に流入口部材5を固着し、このガ
ス流入口部材5の上方側の上記垂直軸孔2内に上部軸3
と下部軸4とを摺動自在に挿嵌するとともに、上記ガス
流入口部材5内に弁体6を設け更にガス流通路21b を形
成している一方、上記上部軸3に円環状シール部材12a
を装着しているとともに、上記下部軸4にOリング41b
を固着しているので、本体1の下端部に設けている弁体
6部分をガス容器A内に挿入しているだけであり、車両
の走行中の振動や熱等による環境変化にもかかわらず、
安定した作動を行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃料によって
駆動される動力車両に圧縮天然ガス等の加圧ガスを供給
するガス動力車両用ガス供給弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から輸送手段の一つとしてガソリン
車が用いられているが、近年、環境保全の観点から、ガ
ソリン燃料よりもクリーンな燃料である天然ガスが、ガ
ソリン燃料の代わりのエネルギーとして注目され、この
天然ガスを燃料とする車両の開発が進められている。
【0003】上記天然ガスを燃料とする車両は、その内
部に天然ガスが圧縮充填されたガス容器を数本備えてお
り、このガス容器内に充填された天然ガスは該ガス容器
の開口部に装着されたガス供給弁を通じて車両のエンジ
ン側に供給される。
【0004】一方、車両に備えられた上記ガス容器は、
車両の走行中の振動、熱等によって大きな環境変化を受
けるが、その開口部に装着したガス供給弁はこのような
環境変化にもかかわらず安定して作動しなければなら
ず、また、万一、車両の事故発生の場合にあってはガス
容器内の天然ガスの漏れを防止すると共に、車両が炎上
した場合にはガス容器内のガスを外部に放出するように
作動させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなガス供給弁
としては、従来からソレノイド弁を用いて弁体を開閉さ
せる弁機構が提案されているが、ソレノイド弁がガス容
器内で配設して作動させるように構成すると、該ソレノ
イド弁が電流の供給によって熱を持った場合、その熱に
よってガス容器内の天然ガスが引火する虞れがある。本
発明はガス容器内に熱を発生させることなく、且つ車両
の走行中の環境の変化にもかかわらず安定した性能を発
揮すると共に、万一、車両事故が発生した場合であって
もガス容器内の加圧ガスの漏れを確実に防止し得るガス
動力車両用ガス供給弁の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のガス動
力車両用ガス供給弁は、本体に設けた垂直軸孔の開口下
端にガス容器内に連通させるガス流入口部材を固着し、
このガス流入口部材の上方側の上記垂直軸孔内に上部軸
と、該上部軸の回動によって上下動する下部軸とを摺動
自在に挿嵌するとともに、上記ガス流入口部材の下方部
内に、上記下部軸の上下動によってこのガス流入口部材
のガス流入口の開口下端を開閉し且つスプリング力によ
り常時ガス流入口を閉止する方向に付勢されている弁体
を設け、更に、上記下部軸外周面と上記垂直軸孔の内周
面との間に上記ガス流入口と本体内に設けているガス供
給通路とを連通させるためのガス流通路を形成している
一方、上記上部軸の下端部に円環状シール部材を装着し
て、この円環状シール部材の外周面を上記垂直軸孔の上
端部内周面に圧着させるとともに上端面を上記垂直軸孔
の上端開口部に固着したリング状ストッパ部材の下面に
受止させており、更に、上記下部軸の上端部外周面に上
記垂直軸孔の内周面に押接させて上記下部軸の外周面と
上記垂直軸孔の内周面との隙間を埋めるOリングを固着
していることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のガス動力車両用ガス供給
弁は、請求項1に記載のガス動力車両用ガス供給弁にお
いて、上記上部軸の下端部と上記下部軸の上端部とを多
条螺子によって連結して、この多条螺子を介して上部軸
の回動により下部軸を上下動させるように構成している
とともに、上記下部軸を上方に押圧することによって上
記上部軸を回動方向に付勢していることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のガス動力車両用ガス供給
弁は、請求項1又は請求項2に記載のガス動力車両用ガ
ス供給弁において、上記上部軸の回動機構は、該上部軸
を上記弁体が上記ガス流入口部材のガス流入口を閉止す
る方向に付勢しているバネと、上記上部軸の上端部に一
体に設けられ且つ外周面に係止突片が突設されていると
ともに上面に係合突片が突設された第一円盤部材と、下
面に上記第一円盤部材の係合突片に係合する係合片を突
設してなり且つ駆動モータによって回動する第二円盤部
材と、上記第一円盤部材の回動により上記上部軸を上記
バネに抗して回動させて下部軸の下動により上記ガス流
入口部材のガス流入口が開放状態となった時に上記第一
円盤部材の係止突片を係脱自在に係止させるソレノイド
を備えたロック機構と、上記第二円盤部材のリミット押
圧片による押圧によって作動し、上記ロック機構のソレ
ノイドを制御して上記第一円盤部材の係止突片の係脱を
制御するとともに、上記第二円盤部材を駆動させている
駆動モータを反転させる第二リミットスイッチと、上記
駆動モータを停止させる第一リミットスイッチとからな
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】ガス容器に本体を装着した状態において、該本
体に設けた垂直軸孔に挿嵌した上部軸を回動させると、
下部軸が下動し、該下部軸の下動によって弁体がスプリ
ング力に抗してガス流入口を開放する。
【0010】すると、上記ガス流入口と上記ガス供給通
路とは上記ガス流通路を通じて連通した状態となり、ガ
ス容器内のガスが上記ガス流通路を通じてガス供給通路
に供給され、このガス供給通路に供給されたガスはガス
動力車両のエンジンに供給される。
【0011】そして、上記下部軸の上端部外周面には上
記垂直軸孔の内周面に押接させて上記下部軸の外周面と
上記垂直軸孔の内周面とを隙間を埋めるOリングが固着
されていることから、上記ガス流入口から流入したガス
は上記Oリングよりも上方側に不用意に漏れ出ることは
ない。
【0012】更に、上記下部軸は、上記スプリング力に
抗した弁体のガス流入口の開放動作による上記スプリン
グ力の反力を受けて上方に付勢される。この下部軸の上
方への付勢によって上部軸も上方に付勢され、該上部軸
の下端部に装着して外周面を上記垂直軸孔の上端部内周
面に摺接させている円環状シール部材は、その上端面を
上記垂直軸孔の上端開口部に固着したリング状ストッパ
部材の下面に受止、圧着させられた状態を維持する。こ
の円環状シール部材のリング状ストッパ部材への圧着に
よって、上記ガス流入口から流入した垂直軸孔内に充満
したガスが、本体の垂直軸孔外に漏れるのがより確実に
防止される。
【0013】又、上部軸が上記と反対方向に回動する
と、下部軸が上動し、弁体も下部軸と一体に上動してガ
ス流入口を閉止し、ガス容器からのガスの流入を確実に
防止する。
【0014】弁体の開閉動作は、上記上部軸の回動によ
って行われるが、その回動機構は請求項3に記載してい
る。駆動モータによって第二円盤部材を回動させる。こ
の際、第二円盤部材の下面に突設した係合片を、上部軸
の上端部に一体に設けた第一円盤部材の上面に突設した
係合突片に後方から係合させてあり、上記第二円盤部材
の回動力を第一円盤部材に伝達し、第一円盤部材を回動
させる。
【0015】上記第一円盤部材の回動によって上部軸が
回動し、その上部軸の回動によって下部軸が下動し、上
述したようにガス流入口が開放されてガス容器内のガス
がガス動力車両のエンジンに供給される。
【0016】弁体がガス流入口を完全に開放した状態と
なるまで上部軸が回動した時点で、上記第二円盤部材に
一体に設けているリミット押圧片が第二リミットスイッ
チを押圧する。すると、上記ロック機構が作動して上記
第一円盤部材の係止突片に係脱自在に係止し、上記下部
軸を上記バネ力に抗してその回動位置に固定させ、弁体
によりガス流入口を開放した状態を維持させると同時
に、上記第二円盤部材を駆動している駆動モータを反転
させることによって上記第二円盤部材を反転させる。
【0017】そして、上記第二円盤部材が反転すること
によって元の状態に復帰した時点で上記第二円盤部材の
リミット押圧片が第一リミットスイッチを押圧し、上記
駆動モータを停止させて、上記第二円盤部材を元の状態
に待機させる。
【0018】一方、車両を停止させる時は、上記駆動モ
ータの歯車を回動させて、該歯車に噛合させている第二
円盤部材を回動させる。そして、上記第二円盤部材を所
定角度だけ回動させて、その係合片を上記第一円盤部材
の係合突片の後側に変位、待機させるとともに、そのリ
ミット押圧片によって第二リミットスイッチを押圧す
る。
【0019】すると、上記第二リミットスイッチからロ
ック機構に信号が発せられてソレノイドが無通電状態と
なり、ロック機構と第一円盤部材の係止突片との係止状
態が解除されて、上記第一円盤部材は上記バネ力によっ
て上記上部軸とともに弁体によるガス流入口を閉止する
方向に僅かに回動し、その係合突片を上記第二円盤部材
の係合片に係合させた状態となる。
【0020】同時に、第二リミットスイッチは上記駆動
モータにも信号を送り、該駆動モータを反転させること
によって上記第二円盤部材も反転させる。そして、上記
第一円盤部材はその係合突片を上記第二円盤部材の係合
片に係合させた状態を保持したまま上記第二円盤部材と
一体となって回動し、元の状態に復帰する。この第一円
盤部材の回動に伴って上部軸が回動し、下部軸を上動さ
せて弁体によってガス流入口を閉止状態とする。
【0021】又、車両事故等の非常時に通電が遮断され
ると、ソレノイドが非通電状態となってロック機構が第
一円盤部材の係止突片から離脱し、第一円盤部材を備え
ている上部軸がバネ力によって上記と反対方向に回動し
て下部軸を上動させ、上記弁体によってガス流入口を閉
止させる。この時、第一円盤部材が上部軸と一体的に回
動しても、上述したように第二円盤部材の係合片を第一
円盤部材の係合突片から離れた位置に待機させているの
で、その回動力は第二円盤部材に全く伝達されず、従っ
て、第二円盤部材を回動させるモータ側の負荷に何ら影
響されることなく第一円盤部材はバネ力によって上部軸
と一体的に瞬時に回動して下部軸を引き上げ、弁体によ
るガス流入口を閉止させるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施の形態を図
面を参照しつつ説明すると、1は金属製の本体で、その
中央部の外周面にガス容器Aに対して着脱自在に取付け
る螺子部1aを設けているとともに内部に上下端面間に貫
通する垂直軸孔2を設けてあり、該垂直軸孔2の上部を
下部よりもやや大径孔に形成してその上部孔2a内に金属
製上部軸3を回動自在に挿嵌しているとともに下部孔2b
内に金属製下部軸4を上下摺動自在に且つ回転不能に内
装している。
【0023】更に、上記垂直軸孔2の下部孔2bの下端開
口部2cにはガス流入口部材5が螺着されており、該ガス
流入口部材5と下部軸4下面との間にはガス流入空間9
が形成されている。上記ガス流入口部材5は、後述する
弁体6を上下方向に変位可能に内装した筒状下半部5a
と、本体の下部孔2bの下端開口部の内周面に螺着したブ
ッシュ状上半部5bとを一体に設けてなり、このブッシュ
状上半部5bの中央に上下方向に貫通した小径のガス流入
口7を貫設しているとともに、該ガス流入口7の開口下
端の外周面に弁座5cを形成して、この弁座5cに上記弁体
6の上半球面を着脱自在に圧着させることにより、ガス
流入口7を開閉させるように構成している。
【0024】上記弁体6は円球状体に形成されており、
該円球状体の上半球面を上記ガス流入口部材5のブッシ
ュ状上半部5bの弁座5cにメタルタッチさせることによっ
て上記ガス流入口7の下端開口部を開閉させるように構
成している。
【0025】一方、後述するガス充填口100 からガスを
容器A内に圧縮充填する作業中にはガスの断熱変化によ
って容器A及び本体1が冷却され、又、ガスを容器A内
に圧縮充填した後にはガスはその運動エネルギーを失っ
て温度が上がり、容器A及び本体1は復熱される。この
ように、容器A内へのガスの圧縮充填作業によって、上
記容器A及び本体1は冷却、加熱を繰り返し受ける。上
記したように、上記弁体6の上半球面と上記弁座5cとの
間にはゴム等の弾性部材を介在させることなく、上記弁
体6の上半球面を上記弁座5cにメタルタッチさせること
によって上記ガス流入口7の下端開口部を開閉させるよ
うに構成しているので、弾性部材の如く冷却、復熱によ
って劣化するといった問題はなく、上記弁体6による上
記ガス流入口7の下端開口部の開閉を常に完全且つ確実
なものとすることができる。
【0026】上記ガス流入口7には、該ガス流入口7よ
りも小径で且つ長尺な円柱状連結部材8が挿通されてお
り、該円柱状連結部材8の下端部を上記弁体6の上半球
面中央部に埋設、固着している一方、その上端部を上記
下部軸4の下端部に連結させており、上記弁体6と上記
下部軸4とは上記円柱状連結部材8を介して連結して一
体的に上下動するように構成している。上記円柱状連結
部材8と下部軸4との連結構造を詳細に説明する。上記
下部軸4の下端部には下端面に開口した円柱状空間部42
a が形成されており、該円柱状空間部42a の下端開口部
には吊支部材43が螺合一体化されている。該吊支部材43
の中央部には上記円柱状連結部材8よりも大径で且つ円
柱状空間部42a よりも小径な貫通孔43a が上下方向に貫
通した状態で貫設されている。そして、上記吊支部材43
の貫通孔43a 内に上記円柱状連結部材8の上端部を挿通
させた上で、該円柱状連結部材8の上端部に上記円柱状
空間部42a よりも小径で且つ上記貫通孔43a よりも大径
な大径頭部8bを一体に設けて、該大径頭部8bを上記円柱
状空間部42a 内における上記貫通孔43a の上端開口端面
に係止させることによって、上記円柱状連結部材8と上
記下部軸4とを上記円柱状連結部材8を介して連結させ
ている。
【0027】そして、上記ガス流入口部材5の上端面と
上記吊支部材43の下面との間における上記円柱状連結部
材8の上部には、上記下部孔2bより小径のストッパ8aが
一体に設けられており、該ストッパ8a下面と上記ガス流
入口部材5の上端面との間にはスプリング10が圧装され
ているとともに、このストッパ8aの上面に該ストッパ8a
と円柱状連結部材8とを一体に連結させた固定部材8cが
固着されてあり、弁体6がスプリング10力によって弁座
5cに圧着している状態においては、この固定部材8cと吊
支部材43との間に間隔44が設けられるように構成してい
る。換言すれば、スプリング10の最大伸長時に、該スプ
リング10の力によって弁体6がガス流入口7を閉止した
状態に保持するとともに、吊支部材43の下面と固定部材
8cの上面間が離間した状態となるように構成している。
【0028】上記下部軸4は、その上半部を小径軸部41
に形成しているとともに、その下半部を上記小径軸部41
よりも一回り大きい正六角柱状体部42に形成している一
方、上記垂直軸孔2の下部孔2b内における中央部には共
回り防止部材21が螺合一体化され、該共回り防止部材21
の内部には上下方向に貫通し且つ上記下部軸3の正六角
柱状体部42の平面形状に略合致した貫通孔21a が貫設さ
れており、該貫通孔21a 内に上記下部軸3の正六角柱状
体部42が回動不能且つ上下方向に摺動自在に挿嵌されて
いる。又、上記共回り防止部材21の内周面には一定間隔
毎に複数条の半円柱状のガス流通路21b 、21b ・・・が
上下方向に貫通して形成されており(図2参照)、上記
ガス流入口7は上記ガス流通路21b 、21b ・・・を通じ
て本体1の側部に設けているガス供給通路11に常時連通
している。
【0029】上記上部軸3はその下半部を上半部よりも
大径に形成し、この大径部31の中央に下端面に開口した
中心穴32を設けて該中心穴32の内周面に雌螺子部32a を
形成してあり、この中心穴32に上記下部軸4の小径軸部
41の上端部を挿入しているとともに該小径軸部41の外周
面に形成している雄螺子部41a を上記雌螺子部32a に螺
合させて、上部軸3の回動により下部軸4を回動不能且
つ下部孔2b内で上下方向に摺動させるように構成してい
る。
【0030】上記上部軸3と上記下部軸4との螺合構造
を詳述する。上記上部軸3の雌螺子部32a と上記下部軸
4の雄螺子部41a は台形螺子で且つ多条螺子に構成され
ているとともに、上記上部軸3の雌螺子部32a と上記下
部軸4の雄螺子部41a のリード角は螺子面の摩擦角より
も大きくなるように構成され、上記上部軸3と上記下部
軸4との螺合状態は緩み易い構造となっている。従っ
て、上記下部軸4を上方に向かって、即ち、上部軸3に
向かって突き上げる方向に上動させれば、上記上部軸3
をこの多条の雌雄螺子部41a 、32a によって回動方向に
付勢することができるように構成されている。
【0031】又、上記下部軸4の上端部外周面にはOリ
ング41b が固着されており、該Oリング41b によって上
記下部軸4の上端部外周面とこれに対向する上記垂直軸
孔2の下部孔2bの内周面との間の隙間を埋めている。従
って、ガス流入口7から垂直軸孔2内に流入したガスが
上記上部軸3と上記下部軸4との螺合部分、即ち、上記
上部軸3の中心穴32内における上記下部軸4の上端面よ
りも上方空間に流入、滞留することはなく、流入したガ
スの圧縮に対する抵抗力によって上記下部軸4が上記上
部軸3の中心穴32内を上方に向かって螺進するのを阻害
されるといった不測の事態は生じず、上記下部軸4の上
方への螺進を常時円滑なものとしている。
【0032】そして、上記上部軸3の大径部31の上下端
外周縁部の夫々には上下円環状シール部材12a 、12b が
装着されており、該上側円環状シール部材12a は、その
上端面を上記上部軸3の大径部31の上方における上記上
部孔2aの上端開口部に固着したリング状ストッパ部材13
の下面に圧着、受止されているとともに、その外周面を
上部孔2aの内周面に圧接させている。又、下側円環状シ
ール部材12b は下部孔2bの上端開口端面に圧着、受止さ
れている。更に、この上部軸3の上端軸部を本体1の上
端面に一体に固着したボックス体14の下部内に突出させ
ている。
【0033】又、上記リング状ストッパ部材13の上端面
と上記ボックス体14の外底面との間における上部軸3
に、図3に示すように、該上部軸3の周囲に巻装した渦
巻バネ15の一端を固定するとともに該渦巻バネ15の他端
を本体1側に固定してこの渦巻バネ15の復元力により上
部軸3を常時、弁体6がガス流入口7を閉止する方向、
即ち、下部軸4を引き上げる方向に付勢している。上記
上部軸3の上端部に上記ボックス体14の内底部上に配設
された第一円盤部材16の中心を一体に固着している。こ
の第一円盤部材16の外周面には、図4に示すように、同
方向に一定間隔毎に複数個の同一形状を有する係止突片
161 が突設されている。該係止突片161 は平面略直角三
角形状に形成されており、その背面を後述するロック機
構20に係止させる係止面161aとしているとともに、前面
を後方に向かって傾斜した傾斜先端面161bに形成してい
る。又、上記第一円盤部材16の上面外周部には上方に向
かって一片の係合突片162 が突設されている。
【0034】更に、上記第一円盤部材16の上方側におけ
るボックス体14内には第二円盤部材17が配設されてい
る。該第二円盤部材17は、その中心部に上下方向に貫通
した貫通孔171 が貫設されており、この貫通孔171 を上
記第一円盤部材16の上面中央から上方に突出した中心軸
163 に回動自在に被嵌させている。
【0035】そして、第二円盤部材17の外周面には、駆
動モータBの歯車B1に噛合する歯車172 が刻設されてお
り、上記駆動モータBの歯車B1が回動することによって
上記第二円盤部材17が回動するように構成されている。
そして、上記第二円盤部材17の下面には上記第一円盤部
材16の係合突片162 に係合する係合片173 が下方に向か
って突設されており、該係合片173 は、上記弁体6によ
ってガス流入口7が閉止された状態では、その前面を上
記第一円盤部材16の係合突片162 の後面に係合させてい
る。又、上記第二円盤部材17の上部にはリミット押圧片
174 が水平方向に突設されており、該リミット押圧片17
4 の回動軌道上に配設された後述する第一リミットスイ
ッチ18及び第二リミットスイッチ19を押圧可能に構成さ
れている。
【0036】上記駆動モータBの作動によりその歯車B1
を回動させて、該歯車B1に噛合している第二円盤部材17
を回動させるとともに、上記第二円盤部材17の係合片17
3 と上記第一円盤部材16の係合突片162 との係合によっ
て、上記第二円盤部材17の回動力を第一円盤部材16に伝
達し、第一円盤部材16を上記渦巻バネ15に抗して回動さ
せることにより下部軸4を下動させて上記ガス流入口7
を完全に開放させる。そして、上部軸3の回動位置を維
持して上記ガス流入口7の開放状態を維持するべく第一
円盤部材16の係止突片161 は後述するロック機構20によ
って係止される。
【0037】上記ロック機構20は、可動ロック部材21と
ソレノイド22とからなり、可動ロック部材21は、先端面
を傾斜端面211aに形成しているレバー211 の基端部をボ
ックス体14に上記第一円盤部材16側に向かって回動自在
に枢着しているとともにこのレバー211 をスプリング21
3 によって第一円盤部材16の係止突片161 側から離間さ
せる方向に付勢してあり、更に、レバー211 の中央部に
第一円盤部材16に向かって係合部材212 を突設してあ
り、該係合部材212 の前面に上記第一円盤部材16の係止
突片161 の係止面161aを係止可能に構成されてなる。
【0038】上記ソレノイド22は、通電時にはスプリン
グ23の弾性押圧力に抗して上記レバー211 側に突出して
レバー211 の傾斜端面211aに傾斜端面221aを摺接させな
がら該レバー211 を第一円盤部材16側に回動させる頭部
221bを有する作動ロッド221を備え、レバー211 の回動
によってその係合部材212 を第一円盤部材16の係止突片
161 の係止面161aに係止させるようにするとともに、無
通電時には上記スプリング23力によって作動ロッド221
を後退させてレバー211 との係止を解き、レバー211 の
係合部材212 を第一円盤部材16の係止突片161 から離脱
させるように構成している。
【0039】上記ボックス体14の側壁部には第一リミッ
トスイッチ18及び第二リミットスイッチ19が配設されて
いる。詳細には、上記第二リミットスイッチ19は、上記
第二円盤部材17のリミット押圧片174 の回動軌跡上に配
設されており且つ上記弁体6によるガス流入口7の開放
が完了して第一円盤部材の係止突片161 の係止面161aが
上記ロック機構20のレバー211 の係合部材212 に係止さ
れた際の第二円盤部材17のリミット押圧片174 の回動位
置に配設されている。
【0040】そして、上記第二リミットスイッチ19は、
上記第二円盤部材17のリミット押圧片174 による押圧に
よって上記ロック機構20のソレノイド22に通電させて、
上記作動ロッド221 を突出させることにより上記レバー
211 の係合部材212 を上記第一円盤部材16の係止突片16
1 の係止面161aに係止させるとともに、上記駆動モータ
Bに電気信号を送り駆動モータBの歯車B1の回動方向を
反転させる。
【0041】又、上記第一リミットスイッチ18は、上記
第二円盤部材17のリミット押圧片174 の回動軌跡上に配
設されており且つ上記弁体6によってガス流入口7が閉
止された状態における第二円盤部材17のリミット押圧片
174 の待機位置に配設されている。そして、上記第一リ
ミットスイッチ18は、上記第二リミットスイッチ19によ
って回動方向を反転させられた第二円盤部材17のリミッ
ト押圧片174 による押圧によって駆動モータBに電気信
号を送り駆動モータBの駆動を停止させて、第二円盤部
材17の回動を停止させる。
【0042】100 はガス容器Aから突出した本体1の外
周面に開口しているガス供給口で、このガス供給口100
と上記ガス供給通路11とを本体1内に設けている中間通
路101 を通じて連通させてある。
【0043】更に、本体1の上部には図5に示すように
ガス充填口23が開口してあり、このガス充填口23はガス
を充填する方向にのみ開弁する逆止弁24を内蔵した充填
通路25を通じて該充填通路25の開口下端をガス容器A内
に連通させている。又、本体1の上部内には一定温度以
上に達した時に溶ける可溶合金26と一定圧力以上の圧力
によって破裂する破裂板27が埋設されてあり、この可溶
合金26と破裂板27とを埋設した室28からガス容器A外と
ガス容器A内にそれぞれ連通するガス逃がし通路29、30
を穿設している。
【0044】このように構成したガス動力車両用ガス供
給弁は車両に搭載、設置されている圧力ガスを充填した
ガス容器Aに、該容器Aの適所に設けている螺子孔に本
体1の螺子部1aを気密的に螺合させることによってその
下半部を容器A内に突出させた状態で取付けられ、容器
Aから突出した本体1の上半部に設けているガス供給口
100 にエンジン側に通じるガス供給パイプ(図示せず)
を連結、連通させた状態にしてこのガス動力車両用ガス
供給弁を開放させることにより、圧力ガス容器A内のガ
スをエンジン側に供給するようにしている。
【0045】今、車両の始動時において電源を入れる
と、駆動モータBが作動し、駆動モータBの歯車B1が回
動する。すると、この歯車B1に噛合した上記第二円盤部
材17が図4において時計方向に回動し、該第二円盤部材
17の下面に突設している係合片173 を図4において仮想
線で示した位置から図6で示した上記レバー211 の係合
部材212 の近傍位置まで回動させる。この時、上述した
ように、第二円盤部材17の下面に突設している係合片17
3 が第一円盤部材16の係合突片162 の背面側に係止して
おり、該第一円盤部材16が第二円盤部材17と一体的に上
記位置まで回動してその回動力がこの第一円盤部材16に
固着している上部軸3に伝達されて上部軸3が渦巻バネ
15の力に抗して時計方向に回動する。
【0046】上部軸3が回動すると、この上部軸3の雌
螺子部32a に雄螺子部41a を螺合させている下部軸4が
押し下げられ、この押し下げられた下部軸4の吊支部材
43の下面が上記円柱状連結部材8のストッパ8aの上面に
固着した固定部材8cに瞬時に当接して上記円柱状連結部
材8を上記スプリング10に抗して押し下げ、この円柱状
連結部材8の下動によって下端部に固着した弁体6が押
し下げられてガス流入口7を開放し、容器A内をこのガ
ス流入口7とガス流通路21b 、21b ・・・とを介して上
記ガス供給通路11に連通させる。従って、ガス容器A内
の圧力ガスは上記ガス流入口7内に流入した後、更に、
ガス流入空間9及びガス流通路21b を通じてガス供給通
路11を通過し、ガス供給口100 からガス供給パイプを流
通してエンジン側に供給されるものである。
【0047】このように、弁体6が下動してガス流入口
7が開放した状態となるまで上部軸3が回動すると、上
記第二円盤部材17のリミット押圧片174 が第二リミット
スイッチ19の位置に到達するとともに該第二リミットス
イッチ19を押圧する。
【0048】すると、第二リミットスイッチ19からソレ
ノイド22に信号が発せられて、ソレノイド22に通電され
て、その作動ロッド221 がスプリング23の弾性押圧力に
抗して突出して、頭部221bの傾斜端面221aをレバー211
の先端傾斜端面211aに摺接させながら該レバー211 をス
プリング213 力に抗して第一円盤部材16側に回動させ、
このレバー211 から第一円盤部材16側に向かって突設し
ている係合部材212 を第一円盤部材16の係止突片161 の
回動軌跡上に位置させる。
【0049】更に、第二リミットスイッチ19から駆動モ
ータBにも信号が発せられて、該駆動モータBはその歯
車B1の回動方向を反転させ、該歯車B1に噛合している第
二円盤部材17の回動方向を反転させる。
【0050】すると、上記第一円盤部材16は、該第一円
盤部材16が固着している上部軸3の上端部に固着した渦
巻バネ15の力によって逆向きの方向に回動付勢されてい
ることから、上記第一円盤部材16もその係合突片162 の
後面を上記第二円盤部材17の係合片173 の前面に当接さ
せた状態で上記第二円盤部材17と共に逆向きの方向に回
動し始めるが、上記した如く、上記ロック機構20のレバ
ー211 の係合部材212を第一円盤部材16の係止突片161
の回動軌跡上に位置させていることから、上記第一円盤
部材16が逆向きに僅かに回動した時に、該第一円盤部材
16の係止突片161 の係止面161aと上記レバー211 の係合
部材212 とが係合して、上記第一円盤部材16は上記渦巻
バネ15の力に抗してその回動位置で係止状態に保持さ
れ、上記ガス流入口7は上記弁体6による開放状態を保
持する。
【0051】一方、上記第二円盤部材17は上記駆動モー
タBの歯車B1によって逆向きの回動を続け、該第二円盤
部材17が元の状態に復帰した時に、そのリミット押圧片
174が上記第一リミットスイッチ18を押圧する。する
と、該第一リミットスイッチ18から駆動モータBに信号
が発せられて該駆動モータBは停止し、この駆動モータ
Bの歯車B1に噛合している第二円盤部材17もその位置で
待機し次の弁閉止動作を行うように待機する(図7参
照)。
【0052】上記弁体6がガス流入口7を開放した状態
では、上記上部軸3は上記円柱状連結部材8のストッパ
8aとガス流入口部材5との対向面に圧装した上記スプリ
ング10力によって下部軸4及び多条の雌雄螺子部41a 、
32a を介して上方に押し上げられている。従って、上記
上部軸3の大径部31の上端部に装着された円環状シール
部材12a は、その上面を上記リング状ストッパ部材13の
下面に圧着させられた状態となっている。よって、上記
上部軸3の大径部31から下方部は、上記円環状シール部
材12a によって気密的に遮断されており、上記上下軸
3、4外周面と上下孔2a、2b内周面との間の隙間に入り
込んだガスが不用意に本体1外に漏れ出るのを完全且つ
確実に防止しており、不用意に漏れ出たガスが原因とな
って爆発が生じるといった不測の事態を防止している。
又、上記上部軸3の大径部31の下端部にも円環状シール
部材12b が装着されており、この円環状シール部材12b
も上記大径部31の上端部に装着した円環状シール部材12
a とともに上記上下軸3、4外周面と上下孔2a、2b内周
面との間の隙間に入り込んだガスが不用意に本体1外に
漏れ出るのを完全且つ確実に防止している。なお、上記
上部軸3、4の上下端部に装着した円環状シール部材12
a 、12b は、ポリテトラフルオロエチレン等の滑性に優
れた材料で形成されており、上部軸3の回動摩擦を低減
し上部軸3の回動を円滑なものとしている。
【0053】更に、上記下部軸4の上端部外周面には上
記垂直軸孔2の下部孔2bの内周面に押接させて、上記下
部軸4の外周面と上記垂直軸孔2の内周面との間の隙間
を埋めるOリングを固着していることから、上記円環状
シール部材12a 、12b と共に上記下部軸4外周面と下部
孔2b内周面との間の隙間に入り込んだガスが不用意に本
体1外に漏れ出るのをより完全且つ確実に防止してい
る。
【0054】次に、車両の走行を停止させて電源を切る
と、上記駆動モータBの歯車B1が回動し、該歯車B1に噛
合している第二円盤部材17を図7において時計回り方向
に回動させる。そして、上記第二円盤部材17が所定角度
だけ回動した後、第二円盤部材17のリミット押圧片174
が第二リミットスイッチ19を押圧する。この状態におい
ては、第二円盤部材17の係合片173 は、上記第一円盤部
材16の係合突片162 の後側に待機した位置に達してい
る。
【0055】そして、上述のように、第二円盤部材17の
リミット押圧片174 が第二リミットスイッチ19を押圧す
ると、第二リミットスイッチ19から上記ロック機構20に
信号が発せられて、上記ロック機構20のソレノイド22を
無通電状態とし、上記作動ロッド221 をスプリング23の
弾性押圧力により後退させて、その頭部221bをレバー21
1 から外して、該レバー211 をスプリング213 力により
ボックス体14の内面側方向、即ち、該レバー211 の係合
部材212 が第一円盤部材16の係止突片161 から離脱、離
間する方向に回動させる(図8参照)。
【0056】すると、上記第一円盤部材16の係止突片16
1 と上記レバー211 の係合部材212との係合が解除され
て、上記第一円盤部材16は、該第一円盤部材16が固着し
ている上記上部軸3の渦巻バネ15の力によって図8にお
いて半時計回り方向に僅かに回動し、その係合片162 の
後面を上記第二円盤部材17の係合片173 の前面に係止さ
せた状態となる。この際、上記上部軸3の渦巻バネ15に
よる第一円盤部材16の回動力は、上記駆動モータBによ
る歯車B1の回動力に比して小さいので、上記第一円盤部
材16は上記第二円盤部材17を駆動モータBの力に抗して
回動させることはない。
【0057】又、第二円盤部材17のリミット押圧片174
による第二リミットスイッチ19の押圧によって、上記第
二リミットスイッチ19から駆動モータBにも信号が送ら
れ、駆動モータBはその歯車B1の回動方向を反転させ
る。そして、該歯車B1の回動方向の反転に伴って、該歯
車B1に噛合している第二円盤部材17もその回動方向を反
転させる。
【0058】そして、上記第一円盤部材16は、その係合
突片162 の後面を上記第二円盤部材17の係合片173 の前
面に係合させた状態を保持しつつ上記第二円盤部材17と
一体的に回動する。
【0059】そして、上記第二円盤部材17が元の状態、
即ち、図9における実線部分に復帰した時に上記リミッ
ト押圧片174 が第一リミットスイッチ18を押圧する。す
ると、該第一リミットスイッチ18から駆動モータBに信
号が発せられて該駆動モータBは停止し、この駆動モー
タBの歯車B1に噛合している第二円盤部材17もその位置
で待機するとともに、上記第一円盤部材16もその位置、
即ち、元に復帰した状態でその係合突片162 の後面を上
記第二円盤部材17の係合片173 の前面に当接させた状態
で待機し次の弁開放動作に備える。(図9参照)。
【0060】このように、上記第一円盤部材16は元の状
態に回動復帰する際、その係合突片162 を上記第二円盤
部材17の係合片173 に係合させた状態を保持しており、
上部軸3の渦巻バネ15による上記第一円盤部材16の急激
な回動、復帰は、上記第二円盤部材17を回動させている
駆動モータB力によって規制されており、上記第一円盤
部材16は上記渦巻バネ15の急激な復帰力に抗して上記駆
動モータBによる緩やかな回動、復帰を行う。従って、
上記第一円盤部材16の元の状態への回動、復帰に伴って
該第一円盤部材16と一体化している上部軸3が回動し、
この上部軸3の回動によって互いに螺合した多条の雌雄
螺子部41a 、32a を介して下部軸4が上動し、上記弁体
6がその上半球面を上記ガス流入口部材5の弁座5cにメ
タルタッチすることによって上記ガス流入口7が閉止さ
れることとなるが、上記の如く、上記第一円盤部材16は
駆動モータBによって緩やかに回動、復帰するので、上
記弁体6の上記弁座5cへの押圧も緩やかに行われ、上記
円柱状連結部材8、上記弁体6及び上記弁座5c等に不用
意な衝撃が加わり破損したり、或いは、振動が発生して
車両に配設された他の機械に伝わり悪影響を与えるとい
った不測の事態は生じない。
【0061】又、開弁状態において、車両が事故を起こ
したときのような緊急事態が発生した場合には、直ちに
上記ロック機構20のソレノイド22を無通電状態とし、上
記作動ロッド221 をスプリング23の弾性押圧力により後
退させて、その頭部221bをレバー211 から外して、該レ
バー211 をスプリング213 力によりボックス体14の内面
側方向、即ち、該レバー211 の係合部材212 が第一円盤
部材16の係止突片161から離脱、離間する方向に回動さ
せる。
【0062】このようにして、上記第一円盤部材16の係
止突片161 と上記レバー211 の係合部材212 との係合が
解除されて、上記第一円盤部材16は、該第一円盤部材16
が固着している上記上部軸3の渦巻バネ15の力によって
図7において半時計回り方向に回動して図9に示した元
の状態に復帰する。
【0063】この時、第一円盤部材16が上部軸3と一体
的に反時計方向に回動しても、上述したように第二円盤
部材17の係合片173 を第一円盤部材16の係合突片162 か
ら離れた位置に待機させているので、その回動力は上記
第一円盤部材16に全く伝達されず、従って、上記第二円
盤部材17を回動させる駆動モータB側の負荷に何ら影響
されることなく第一円盤部材16は渦巻バネ15の力によっ
て上部軸3と一体的に瞬時に反時計方向に回動して下部
軸4を上動させ、スプリング10の復元力によって円柱状
連結部材8を介して弁体6を引き上げて、ガス流入口部
材5の弁座5cに上記弁体6の上半球面を圧着させ、ガス
流入口7を完全に閉止するものである。上記円柱状連結
部材8の上端部は吊支部材43の貫通孔43a に対して水平
方向に相対変位が可能であり、従って、上記上部軸3の
雌螺子部32a と下部軸4の雄螺子部41a との間の螺合に
歪みが生じた場合にあっても、その歪み変形は上記貫通
孔43a と上記円柱状連結部材8との間の隙間で吸収され
て、円柱状連結部材8側への伝達が防止され、スプリン
グ10による弁体6のガス流入口7の下端開口部への圧着
を均一なものとし、ガス流入口7の閉止を完全なものと
している。
【0064】この弁閉止動作は上記ソレノイド22に対す
る通電を切ったと同時に上述したように、モータ側の負
荷に何ら作用されることなく瞬時に行われるので、非常
時において通電が遮断した場合にも円滑且つ迅速な弁の
閉止が可能となる。また、車両が事故により炎上した場
合にはその熱によって本体1の上部内に埋設している可
溶合金26が溶解するとともに、上記炎上に伴う熱によっ
て膨張したガス容器A内のガス圧によって破裂板27が破
裂してガス逃がし通路29、30がガス容器A内から外気に
直接連通し、このガス逃がし通路29、30を通じてガス容
器A内のガスが迅速に外部に放出されるものである。
【0065】又、車両走行時に事故によって、例えば、
弁体6がガス流入口7を開放させた状態のままガス容器
Aから外部に突出した本体1部分が飛散して消失した場
合にあっても本発明のガス動力車両用ガス供給弁によれ
ば不用意にガス容器A内からガスが漏れ出ることはな
い。即ち、上記の如く、下部軸4の下方にはスプリング
10が圧装されており、上下軸3、4は常時上方に付勢さ
れている。しかも、本体1のガス容器外に突出した部分
が消失しているため上部孔2a内に装着したリング状スト
ッパ部材13も消失しており、上部孔2aはその上端が開放
されて上下軸部3、4は上方に変位可能となっている。
従って、下部軸4の下方に圧装したスプリング10力によ
って上下軸3、4は上方に変位するとともに、円柱状連
結部材8を介して下部軸4に連結された弁体6も上方に
押し上げられて、その上半球面が上記ガス流入口部材の
弁座5cに圧着し、ガス流入口5は確実に閉止され、不用
意にガス容器A内のガスが外部に漏れ出ることはない。
しかも、上記下部軸4の上端部外周面にはOリング41b
が固着されており、上記下部軸4の外周面とこれに対向
する垂直軸孔2の下部孔2bの内周面との間の隙間は上記
Oリング41b によって埋められていることから上記ガス
流入空間9に残存したガスも不用意に外部に漏れ出ると
いったことはない。
【0066】更に、車両走行時の事故によって、例え
ば、弁体6がガス流入口7を開放させた状態のまま上記
第一円盤部材16から上方部が消失した場合にあっても、
本発明のガス動力車両用ガス供給弁によれば不用意にガ
ス容器A内からガスが漏れ出ることはない。即ち、上記
の如く、上部軸3の上端部には渦巻バネ15が一体に配設
されており、上部軸3は上記弁体6による上記ガス流入
口7を閉止する方向に常時付勢されていることから、上
記第一円盤部材16から上方部が消失した場合にあって
は、直ちに上部軸3が上記弁体6による上記ガス流入口
7を閉止する方向に回動し、上記弁体6によって上記ガ
ス流入口7を確実に閉止し、不用意にガス容器A内のガ
スが外部に漏れ出ることはない。しかも、上記上部軸3
と上記下部軸4との螺合部分は緩みやすい多条螺子から
構成されているので、上記下部軸4を容器A内のガス圧
により上方に押圧することによって上記上部軸3を上記
弁体6による上記ガス流入口7を閉止する方向に回動、
付勢し、上記渦巻バネ15による上記上部軸3の回動を補
助しており、上記上部軸3の回動をより円滑且つ確実な
ものとし、上記ガス流入口7を上記弁体6によってより
迅速に且つ確実に閉止することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明のガス動力車両用ガ
ス供給弁によれば、本体内に設けた上部軸の回動によっ
て下部軸を上下動させて弁体を作動させ、本体の下端に
設けているガス流入口を開閉させるように構成している
ので、本発明のガス動力車両用ガス供給弁は本体の下端
部に設けている弁体部分をガス容器内に挿入しているだ
けであり、車両の走行中の振動や熱等による環境変化に
もかかわらず、安定した作動を行わせることができる。
【0068】又、上部軸の下端部に円環状シール部材を
装着して、この円環状シール部材の外周面を上記垂直軸
孔の上端部内周面に圧着させるとともに上端面を上記垂
直軸孔の上端開口部に固着したリング状ストッパ部材の
下面に受止させているので、円環状シール部材から下方
部分は該円環状シール部材によって本体外と気密的に遮
断されており、不用意にガスが本体外に漏れ出ることは
ない。
【0069】そして、下部軸の上端部外周面には上記垂
直軸孔の内周面に押接させて上記下部軸の外周面と上記
垂直軸孔の内周面との隙間を埋めるOリングを固着して
いるので、容器から流入したガスが上記下部軸の上端部
よりも上方、即ち、上部軸と下部軸との螺合部分に流入
し、この流入したガスの圧縮抵抗力によって下部軸の上
部軸に対する螺進螺退が阻害されるといった不測の事態
は生じず、常に下部軸の上部軸に対する上下方向の変位
を円滑な状態に保持し、上記弁体によるガス流入口の開
閉動作を常に円滑且つ確実なものとすることができる。
【0070】請求項2に係る発明は、上記上部軸と上記
下部軸との間の螺合構造であって、この発明によれば、
上記下部軸を容器内の圧縮ガスによって上方に押圧する
ことにより上記上部軸の回動を補助し、該上部軸の回動
動作を円滑なものとすることができ、特に緊急事態にお
ける上記弁体による上記ガス流入口の閉止動作をより迅
速且つ確実なものとすることができる。
【0071】請求項3に係る発明は上記弁体を開閉させ
るための上部軸の自動作動機構であって、この発明によ
れば、第二円盤部材の係合片を上部軸に一体に設けられ
た第一円盤部材の係合突片に係合させて、上記第一円盤
部材と上記第二円盤部材とを一体的に回動させ、上述し
たように下部軸を下動させて弁体によりガス流入口を開
放させてガス容器内のガスをエンジン側に供給させるこ
とができる。
【0072】更に、弁体がガス流入口を完全に開放した
状態となるまで上部軸が回動した場合、第一円盤部材の
係止突片がロック機構に係止して該上部軸をバネ力に抗
してその回動位置に固定させ、弁体によりガス流入口を
開放した状態を維持させることができる。
【0073】そして、上記弁体によるガス流入口の開放
状態から閉止状態とする際には、上記駆動モータは上記
第一円盤部材の回動動作を規制し、該第一円盤部材と一
体化してなる上部軸のバネによる急激な回動、復帰を規
制しており、上記上部軸は上記駆動モータによる規制に
よって緩やかに回動し元の状態に復帰するので、ガス動
力車両用ガス供給弁を構成している部材に不用意な歪み
力を付与することがないとともに、弁体によるガス流入
口の開閉動作においても振動を殆ど生ずることがなく、
車両に配設された他の機械に悪影響を及ぼすこともな
い。
【0074】又、車両が停止し、或いは非常時に通電が
遮断された場合、ロック機構が解かれて第一円盤部材を
備えている上部軸がバネ力によって上記と反対方向に回
動して下部軸を上動させ、上述したように弁体によって
ガス流入口を閉止させることができる。この時、第一円
盤部材が上部軸と一体的に反時計方向に回動しても、上
述したように第二円盤部材の係合片を第一円盤部材の係
合突片から離れた位置に待機させているので、その回動
力は第二円盤部材に全く伝達されず、第一円盤部材はバ
ネ力によって上部軸と一体的に瞬時に反時計方向に回動
して下部軸を引き上げ、弁体によるガス流入口を迅速且
つ確実に閉止させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁全体の縦断正面図、
【図2】図1におけるX1 −X1 線縦断面図、
【図3】図1におけるX2 −X2 線縦断面図、
【図4】上部軸の回動機構を示す一部を断面した簡略平
面図、
【図5】図3におけるX3 −X3 線縦断面図、
【図6】上部軸の回動機構を示す一部を断面した簡略平
面図、
【図7】上部軸の回動機構を示す一部を断面した簡略平
面図、
【図8】上部軸の回動機構を示す一部を断面した簡略平
面図、
【図9】上部軸の回動機構を示す一部を断面した簡略平
面図。
【符号の説明】
1 本体 2 垂直軸孔 2a 上部孔 2b 下部孔 2c 下端開口部 3 上部軸 4 下部軸 5 ガス流入口部材 6 弁体 7 ガス流入口 8 円柱状連結部材 10 スプリング 11 ガス供給通路 12a 、12b 円環状シール部材 13 リング状ストッパ部材 14 ボックス体 15 渦巻バネ 16 第一円盤部材 161 係止突片 162 係合突片 17 第二円盤部材 173 係合片 18 第一リミットスイッチ 19 第二リミットスイッチ 20 ロック機構 21 可動ロック部材 22 ソレノイド 211 レバー 212 係合部材 100 ガス供給口 26 可溶合金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けた垂直軸孔の開口下端にガス
    容器内に連通させるガス流入口部材を固着し、このガス
    流入口部材の上方側の上記垂直軸孔内に上部軸と、該上
    部軸の回動によって上下動する下部軸とを摺動自在に挿
    嵌するとともに、上記ガス流入口部材の下方部内に、上
    記下部軸の上下動によってこのガス流入口部材のガス流
    入口の開口下端を開閉し且つスプリング力により常時ガ
    ス流入口を閉止する方向に付勢されている弁体を設け、
    更に、上記下部軸外周面と上記垂直軸孔の内周面との間
    に上記ガス流入口と本体内に設けているガス供給通路と
    を連通させるためのガス流通路を形成している一方、上
    記上部軸の下端部に円環状シール部材を装着して、この
    円環状シール部材の外周面を上記垂直軸孔の上端部内周
    面に圧着させるとともに上端面を上記垂直軸孔の上端開
    口部に固着したリング状ストッパ部材の下面に受止させ
    ており、更に、上記下部軸の上端部外周面に上記垂直軸
    孔の内周面に押接させて上記下部軸の外周面と上記垂直
    軸孔の内周面との隙間を埋めるOリングを固着している
    ことを特徴とするガス動力車両用ガス供給弁。
  2. 【請求項2】 上記上部軸の下端部と上記下部軸の上端
    部とを多条螺子によって連結して、この多条螺子を介し
    て上部軸の回動により下部軸を上下動させるように構成
    しているとともに、上記下部軸を上方に押圧することに
    よって上記上部軸を回動方向に付勢していることを特徴
    とする請求項1に記載のガス動力車両用ガス供給弁。
  3. 【請求項3】 上記上部軸の回動機構は、該上部軸を上
    記弁体が上記ガス流入口部材のガス流入口を閉止する方
    向に付勢しているバネと、上記上部軸の上端部に一体に
    設けられ且つ外周面に係止突片が突設されているととも
    に上面に係合突片が突設された第一円盤部材と、下面に
    上記第一円盤部材の係合突片に係合する係合片を突設し
    てなり且つ駆動モータによって回動する第二円盤部材
    と、上記第一円盤部材の回動により上記上部軸を上記バ
    ネに抗して回動させて下部軸の下動により上記ガス流入
    口部材のガス流入口が開放状態となった時に上記第一円
    盤部材の係止突片を係脱自在に係止させるソレノイドを
    備えたロック機構と、上記第二円盤部材のリミット押圧
    片による押圧によって作動し、上記ロック機構のソレノ
    イドを制御して上記第一円盤部材の係止突片の係脱を制
    御するとともに、上記第二円盤部材を駆動させている駆
    動モータを反転させる第二リミットスイッチと、上記駆
    動モータを停止させる第一リミットスイッチとからなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス動
    力車両用ガス供給弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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