JP2000110618A - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射量制御装置

Info

Publication number
JP2000110618A
JP2000110618A JP10282741A JP28274198A JP2000110618A JP 2000110618 A JP2000110618 A JP 2000110618A JP 10282741 A JP10282741 A JP 10282741A JP 28274198 A JP28274198 A JP 28274198A JP 2000110618 A JP2000110618 A JP 2000110618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
fuel
pressure
valve
injector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10282741A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Hisama
隆秀 久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10282741A priority Critical patent/JP2000110618A/ja
Publication of JP2000110618A publication Critical patent/JP2000110618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可変バルブ機構を適用した内燃機関において、
所望の燃料量を内燃機関に噴射して排気エミッションの
悪化を防止することができる内燃機関の燃料噴射量制御
装置を提供する。 【解決手段】可変バルブタイミング機構36により吸気
バルブ8の開弁時期を変更する。吸気通路10の途中に
設けられたインジェクタ5には、大気圧に対して一定圧
力だけ高い圧力となるように調圧された噴射用燃料が供
給される。可変バルブタイミング機構36が駆動され、
吸気バルブ8と排気バルブ14とがともに開弁するバル
ブオーバーラップ量が大きくなると、内部EGRが発生
しインジェクタ噴口付近の吸気圧力が変動する。ECU
40は、カム角センサ21による検出値に基づいて、吸
気バルブ8の開弁時期の変位角θを検出し、この変位角
θに応じてインジェクタ5の噴射時間を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射量制御装置に係り、特に内燃機関の運転状態に応じて
吸気バルブ又は排気バルブの開弁時期を変更するための
可変バルブ機構を備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に搭載されるエンジンの燃
料供給システムとして、構造の簡素化および構成部品点
数の削減を図るためにインジェクタ側に送られた燃料の
一部を燃料タンクに戻すリターン配管を省略したシステ
ム(フューエルリターンレスシステム)が実用化されて
いる。このようなシステムでは、大気圧に対して一定の
差圧となるように燃料の圧力(燃圧)が制御され、イン
ジェクタによる燃料の噴射時間を制御して所定の噴射量
を得るようになっている。
【0003】燃圧とインジェクタの噴口付近の吸気通路
における圧力(吸気圧力)との差圧が一定に保たれるシ
ステムであれば、インジェクタの噴射時間と噴射量は比
例関係となり、噴射時間を正確に制御すれば正確な噴射
量が得られる。しかしながら、上述のような大気圧を基
準に燃圧が調圧されるシステムにおいては、燃圧と吸気
圧力の差圧が一定とならず、インジェクタの噴射時間と
噴射量は比例関係ではなくなってしまう。このため、吸
気圧力の変化に基づいて噴射時間を補正することで所定
量の燃料をインジェクタの噴口から噴射するようになっ
ている。
【0004】吸気圧力の変化に基づいて噴射時間を補正
する方法が特開平8−200119号公報にて開示され
ている。この方法では、スロットルバルブの全開時にお
ける吸入空気量GNMAXを予め記憶しておき、エアフ
ロメータにより検出される吸入空気量GNから推定吸気
圧力P1(GN/GNMAX)を推定している。なお、
吸気負圧が大きくなるほど推定吸気圧力P1が小さい値
と推定される。そして、この推定吸気圧力P1に応じた
燃圧補正係数KP1に基づいて燃料噴射時間を補正して
空燃比制御を行うようにしている。
【0005】燃圧補正係数KP1は、標準的なエンジン
の実測値や実験値等を用いて決定されており、図7に示
すように推定吸気圧力P1をパラメータとしたテーブル
データにより算出される。推定吸気圧力P1が小さくな
る(負圧が大きくなる)と燃圧との差圧が大きくなるた
めインジェクタから噴射される単位時間当たりの噴射量
が増加する。従って、吸気圧力が大気圧となる場合を基
準として算出された噴射時間に1よりも小さな補正係数
KP1を乗算することによって燃料噴射時間を補正して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、大気圧を基
準に燃圧が調圧される上記システムに、吸気バルブ及び
排気バルブの少なくとも一方の開弁時期を変更できる可
変バルブ機構を適用する場合、以下の問題が生ずる。
【0007】つまり、可変バルブ機構の駆動により吸気
バルブ及び排気バルブがともに開弁するバルブオーバー
ラップ量が大きくなると、内部EGRが発生しこの内部
EGR分だけインジェクタ噴口付近の吸気圧力が変化す
る。ここで、内部EGRとは、燃焼室内の既燃ガスの一
部が吸気通路に戻され混合気に混入する現象である。こ
の場合、エアフロメータの検出結果から推定した推定吸
気圧力P1よりもインジェクタ噴口付近の吸気圧力が大
きくなる。このため、推定吸気圧力P1により補正した
噴射時間では、十分な燃料噴射量を得ることができなく
なる。従って、空燃比(A/F)がリーン状態となるこ
とによって排気エミッションが悪化してしまう。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、可変バルブ機
構を適用した内燃機関において、所望の燃料量を内燃機
関に噴射して排気エミッションの悪化を防止することが
できる内燃機関の燃料噴射量制御装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、吸気バルブ又は排気バ
ルブの開弁時期を変更するための可変バルブ機構と、所
定圧力で調圧された燃料を吸気通路に噴射するインジェ
クタとを備える内燃機関に適用され、その時々の運転状
態に応じた噴射時間にて前記インジェクタを駆動させる
内燃機関の燃料噴射量制御装置において、前記可変バル
ブ機構の駆動により吸気バルブの開弁時期と排気バルブ
の開弁時期とがオーバーラップするとき、その時のイン
ジェクタの噴口付近における吸気圧力の変化に応じて前
記噴射時間を補正する補正手段を備えることをその要旨
とするものである。
【0010】吸気バルブの開弁時期と排気バルブの開弁
時期とがオーバーラップするとき、内部EGRが発生
し、その時の内部EGR量に応じてインジェクタの噴口
付近の吸気圧力が変化する。このとき、所定圧力で調圧
された燃料を噴射するインジェクタでは、燃圧と吸気圧
力との差圧が内部EGRの影響により変動し、時間当た
りの噴射量が相違して燃料噴射量が不用意に変化しよう
とする。これに対し、請求項1に記載の発明によれば、
吸気バルブの開弁時期と排気バルブの開弁時期とがオー
バーラップするときに、インジェクタの噴口付近におけ
る圧力の変化に応じて燃料噴射時間が補正される。その
結果、燃圧と吸気圧力との差圧が不用意に変動してもそ
の変動による燃料噴射量の変化が防止され、所望の燃料
量が内燃機関に噴射される。従って、排気エミッション
の悪化が防止される。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の内燃機関の燃料噴射量制御装置において、前記補正
手段は、前記吸気及び排気バルブのオーバーラップ量が
大きいほど前記噴射時間を長くするよう補正することを
その要旨とするものである。
【0012】吸気及び排気バルブのオーバーラップ量が
大きくなると内部EGR量が増加し、結果として燃圧と
吸気圧力との差圧が小さくなり、インジェクタによる噴
射量が不足するが、請求項2に記載の発明によれば、オ
ーバーラップ量に応じて噴射時間を長くすることで所望
の燃料量が内燃機関に噴射される。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の内燃機関の燃料噴射量制御装置において、前記吸気
バルブの開弁時期が進角されるときに、その進角量を検
出する進角量検出手段を備え、前記補正手段は吸気バル
ブの進角量が大きいほど前記噴射時間を長くするよう補
正することをその要旨とするものである。
【0014】吸気バルブの開弁時期の進角量が大きくな
るほど、吸気通路内に発生する内部EGR量が増加し、
結果として、燃圧と吸気圧力との差圧が小さくなりイン
ジェクタによる噴射量が不足するが、請求項3に記載の
発明によれば、進角量検出手段によって吸気バルブの開
弁時期の進角量が検出され、該進角量に応じて噴射時間
を長くすることで所望の燃料量が内燃機関に噴射され
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射量制
御装置において、機関回転数を検出する回転数検出手段
を備え、前記補正手段は、前記回転数出手段による機関
回転数に基づいて前記噴射時間を補正することをその要
旨とするものである。
【0016】吸気通路内に発生するEGR量は、上記の
如くバルブオーバーラップ量に応じて変化する他に、機
関回転数に依存し、機関回転数によって燃圧と吸気圧力
との差圧が変動する。このため、請求項4に記載の発明
によれば、回転数検出手段により検出される機関回転数
に基づいて噴射時間が補正される。その結果、機関回転
数の変化が原因で発生する燃圧と吸気圧力との差圧の変
動に伴う燃料噴射量の変化が防止される。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射量制
御装置において、前記機関の吸入空気量を検出するエア
フロメータと、該エアフロメータにより求められた吸入
空気量に基づいてインジェクタの噴口付近における吸気
圧力を推定する圧力推定手段とを備え、前記補正手段
は、インジェクタの噴口付近における吸気圧力が大きい
ほど前記噴射時間を長くするよう補正することをその要
旨とするものである。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、エアフロ
メータによって機関の吸入空気量が検出され、該吸入空
気量に基づいて燃料噴射量が制御される内燃機関におい
て、圧力推定手段によりインジェクタの噴口付近におけ
る吸気圧力が推定され、該推定吸気圧力が大きいほど、
噴射時間が長くなるように補正される。つまり、機関の
負荷率に応じて吸気圧力と燃圧との差圧が変動するが、
その変動による燃料噴射量の変化が防止されるととも
に、内部EGR量による燃料噴射量の変化が防止され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に、本
発明にかかる内燃機関の燃料噴射量制御装置を具体化し
た第1の実施の形態を図面に従って説明する。なお、本
実施形態では、エアフロメータにより検出される吸入空
気量に基づいて燃料噴射量を制御するL−J方式の燃料
噴射システムが採用されている。
【0020】図1には、本実施形態における燃料噴射量
制御装置を備えたエンジンシステムの概略構成図を示
す。図1に示すように、4サイクル多気筒内燃機関とし
てのエンジン1はシリンダブロック2を備え、同シリン
ダブロック2の内部には燃焼室3を含むシリンダ4が複
数形成されている。シリンダ4に設けられたインジェク
タ5は、シリンダ4に設けられた吸気ポート6へ向けて
燃料を噴射する。シリンダ4に設けられた点火プラグ7
は、燃焼室3に供給される混合気を点火する。
【0021】詳しくは、エンジン1の吸入行程におい
て、シリンダ4に設けられた吸気バルブ8によって吸気
ポート6が開かれることにより、エアクリーナ9を通じ
て吸気通路10に吸入される空気と、インジェクタ5か
ら噴射される燃料とからなる混合気が燃焼室3に流れ込
む。エンジン1の圧縮行程において、燃焼室3における
混合気がピストン11の上動により加圧され、点火プラ
グ7により点火されて爆発・燃焼することにより、ピス
トン11が下動してクランクシャフト12が回転し、エ
ンジン1の駆動力が得られる。エンジン1の排気行程に
おいて、シリンダ4に設けられた排気ポート13が排気
バルブ14によって開かれることにより、燃焼室3で生
じた排気ガスが排気通路15へ導かれ外部へ排出され
る。なお、クランクシャフト12の回転が排気側及び吸
気側のカムシャフト16,17に伝達され、吸気側カム
シャフト16の回転に伴い吸気バルブ8が開閉されると
ともに排気側カムシャフト17の回転に伴い排気バルブ
14が開閉される。
【0022】クランクシャフト12に近接して回転数検
出手段としてのクランク角センサ20が設けられてお
り、同センサ20の検出信号によりエンジン1の回転数
NE、クランク角が算出される。また、吸気側カムシャ
フト16に近接してカム角センサ21が設けられてお
り、同センサ21によって吸気側カムシャフト16の回
転位相が検出される。
【0023】エアクリーナ9に隣接して設けられたエア
フロメータ22は、吸気通路10を流れる空気の流量
(吸入空気量)GAを検出し、その量GAに応じた信号
を出力する。エアフロメータ22は空気の質量流量を測
定するものであり、公知の熱線式(ホットワイヤ)エア
フロメータが採用されている。なお、エアフロメータ2
2としては、ベーン式もしくはカルマン式のエアフロメ
ータを用いてもよい。エアフロメータ22内にはサーミ
スタタイプの吸気温センサが内蔵されており、該センサ
により吸気温度THAが検出される。
【0024】吸気通路10に設けられたスロットルバル
ブ23はアクセル操作に基づいて吸気通路10を開閉す
る。スロットルバルブ23の作動により、吸気通路10
を流れる空気の量、即ち、吸入空気量GAが調節され
る。
【0025】スロットルバルブ23の近傍に設けられた
スロットルセンサ24は、同バルブ23の開度(スロッ
トル開度)TAを検出してその開度に応じた信号を出力
する。排気通路15に設けられた酸素センサ25は排ガ
ス中に残存する酸素濃度を検出し、その濃度に応じた信
号を出力する。シリンダブロック2に設けられた水温セ
ンサ26は、同ブロック2を冷却するためにその内部を
流れる冷却水の温度THWを検出し、その温度THWに
応じた信号を出力する。
【0026】インジェクタ5へ燃料を供給するための燃
料供給装置として、燃料タンク30内には、燃料ポンプ
31、燃料フィルタ32、プレッシャレギュレータ33
が設けられ、そのプレッシャレギュレータ33には、燃
料配管34及びデリバリ配管35が接続される。燃料タ
ンク30の燃料は、燃料ポンプ31により吸引された
後、フィルタ32、プレッシャレギュレータ33、燃料
配管34及びデリバリ配管35を介してインジェクタ5
に圧送される。
【0027】フィルタ32は燃料ポンプ31から吐出さ
れた燃料を濾過する。プレッシャレギュレータ33は、
インジェクタ5から噴射される燃料を所定圧力で調圧す
る。具体的には、プレッシャレギュレータ33は、イン
ジェクタ5へ圧送される燃料圧力が例えば大気圧に対し
て一定圧力だけ高い値となるように調圧する。なお、配
管34aは調圧のためにプレッシャレギュレータ33か
らの燃料を戻す役割を果たしている。デリバリ配管35
は、圧送された燃料を各インジェクタ5に分配する。こ
のように本実施形態では、インジェクタ5側に圧送され
た燃料の一部を燃料タンク30に戻すリターン配管を省
略した、いわゆるフーエルリターンレスシステムを採用
し、構造の簡素化及び構成部品点数の削減が行われてい
る。
【0028】さらに本実施形態では、吸気バルブ8の開
弁時期を可変とする可変バルブタイミング機構36が設
けられ、オイルコントロールバルブ(OCV)37によ
る油圧制御によって、クランクシャフト12の回転に対
するカムシャフト16の回転位相(角度)が変化され
る。このとき、吸気バルブ8の開弁時期を調整すること
で、吸気バルブ8及び排気バルブ14が同時に開弁する
バルブオーバーラップ量が変更される。
【0029】図2は、吸気バルブ8及び排気バルブ14
のリフト量とクランク角との関係を示す図である。図2
において、吸気バルブ8と排気バルブ14のリフト量は
カムプロフィールに沿って変更される。また、可変バル
ブタイミング機構36の油圧制御により吸気側カムシャ
フト16の回転位相が変更されて吸気バルブ8の開弁時
期が進角側または遅角側に変位される。なお、実線は、
最遅角側に変化させたときの吸気バルブ8の開弁時期を
示しており、破線で示すように、その最遅角位置から進
角側に吸気バルブ8の開弁時期が変位される。その時の
進角量を変位角θで表す。この変位角θはカム角センサ
21の検出値から求められる。つまり、カム角センサ2
1の検出値により吸気バルブ8の開弁時期の進角量が検
出され、これにより進角量検出手段が構成される。
【0030】本実施形態では、バルブタイミングの相対
角が、クランク角で、例えば40°CA変更される。即
ち、変位角θ=0〜40°CAの間で吸気バルブ8の開
弁時期が連続的に変化される。具体的には、例えばアイ
ドル時には、変位角θを0°CAにして、既燃ガスの吸
気通路10への吹き返しをなくし、アイドル回転を安定
させる。また、中負荷領域での運転時には、変位角θを
大きくして吸気バルブ8の開弁時期を進角させる。これ
により、内部EGR量が大きくなりポンプ損失が低減さ
れ燃費が向上する。また、内部EGR量を増加させるこ
とにより最高燃焼温度を下げて、NOx(窒素酸化物)
の発生を抑制させる。
【0031】図1に示す電子制御装置(ECU)40
は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(R
OM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備え
る。そして、該ECU40には、前述した各種センサ2
0,21,22,24,25,26からの信号が入力さ
れ、ECU40は、これら各信号に基づいてインジェク
タ5による燃料噴射量、OCV37による吸気側カムシ
ャフト16の回転位相、点火プラグ7による点火時期等
を制御する。なお、制御プログラム及び各処理にて使用
されるマップデータはROMに予め記憶されている。
【0032】次に、ECU40により実行される処理の
うちインジェクタ5による燃料噴射量を算出するための
処理を、図3を用いて説明する。まず、ECU40は、
ステップ100において、各センサ20,21,22,
24,25,26からの信号を読み込み、エンジン回転
数NE、吸気バルブ8の開弁時期の変位角θ、吸入空気
量GA、吸気温THA、水温THW等を検出する。そし
て、ステップ110においてECU40は、吸入空気量
GA及びエンジン回転数NEに基づいて、1回の吸気行
程でシリンダ4に充填される空気の質量GN(GA/N
E)を演算する。その後、ステップ120においてEC
U40は、次式(1)に従って、基本噴射時間TPを算
出する。 TP=KINJ×GN ・・・(1) ここで、KINJは、空気質量GNを基本噴射時間に変
換する際に用いられる換算係数であり、インジェクタ5
から噴射される燃料の流量や、燃料ポンプ31からイン
ジェクタ5に供給される燃圧等により決定される。
【0033】次に、ECU40はステップ130におい
て、各センサ20,21,22,24,25,26から
のエンジン回転数NE、吸入空気量GA、吸気温TH
A、水温THW等に基づいて、噴射時間Tiを次式
(2)により算出する。 Ti=TP×FK ・・・(2) ここで、FKは、各種係数の和や積により算出される増
減量補正係数である。各種係数としては、吸気温、暖機
増量、始動後増量、出力増量、空燃比のフィードバック
補正係数等がある。
【0034】ECU40はステップ140において、ス
ロットルバルブ23の全開時における1回の吸気行程で
シリンダ4に充填される空気の質量GNMAXを演算す
る。この空気の質量GNMAXは、エンジン回転数NE
及び吸気バルブ8の開弁時期の変位角θをパラメータと
するマップデータを用いて算出される。
【0035】引き続き、ECU40がステップ150に
おいて、推定吸気圧力P1を次式(3)にて算出する。 P1=GN/GNMAX ・・・(3) ところで、このGNとGNMAXとの比は、インジェク
タ5の噴口付近の圧力(噴口圧)と強い相関関係があ
り、吸気負圧が大きくなると推定吸気圧力P1が小さく
なる。また、推定吸気圧力P1=100のときは大気圧
と考えることができる。つまり、「GN/GNMAX」
によりインジェクタ5の噴口付近の吸気圧力が推定され
るとともにエンジン1の負荷率が推定される。
【0036】ステップ160においてECU40は、図
4に示すように変位角θと推定吸気圧力P1とをパラメ
ータとしたマップデータを用いて燃圧補正係数KPを求
める。
【0037】図4では、推定吸気圧力P1が大きくなる
ほど、又は、変位角θが大きいほど、燃圧補正係数KP
が大きくなる。つまり、変位角θが大きくなりバルブオ
ーバーラップ量が増加すると、内部EGR量が増しイン
ジェクタ噴口付近の実吸気圧力が大きくなる(負圧が小
さくなる)。この場合、変位角θを大きくすると燃圧と
吸気圧力との差圧が小さくなり、インジェクタ5から噴
射される単位時間当たりの噴射量が減少するため、図4
に示す燃圧補正係数KPを大きくしている。
【0038】ここでの燃圧補正係数KPは、標準的なエ
ンジンの実測値もしくは実験値により求められる。詳し
くは、吸気バルブ8の開弁時期を進角側に変化させた状
態、例えば、図5に示すように、変位角θ=0,20,
40°CA毎に、推定吸気圧力P1に対するインジェク
タ5の噴口付近の実吸気圧力を実測し、該データに基づ
いて、図4に示す燃圧補正係数KPを決定している。た
だし、図5における実吸気圧力は大気圧のときを基準
(=0)として示している。そして、前記ステップ16
0では、図4の変位角θ=0,20,40°CA毎のマ
ップデータを用いて、その時々の変位角θに基づいて補
間計算して、或いは、検出された変位角θに最も近いデ
ータを選択して燃圧補正係数KPが求められる。
【0039】その後、ECU40はステップ170に
て、燃圧補正係数KPを用いて次式(4)のように噴射
時間Tiを補正して、インジェクタ5の開弁時間である
最終噴射時間TAUを算出する。 TAU=Ti×KP・・・(4) そして、ECU40により最終噴射時間TAUに応じた
駆動信号がインジェクタ5に出力されることによってイ
ンジェクタ5の開弁時間が制御され、所定量の燃料が噴
射される。なお、本実施形態は、前記図3のステップ1
50が圧力推定手段に相当し、ステップ170が補正手
段に相当する。
【0040】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような効果を得ることができる。 (1)吸気バルブ8の開弁時期と排気バルブ14の開弁
時期とがオーバーラップするとき、大気圧に対して所定
圧力で調圧された燃料を噴射するインジェクタ5では燃
圧と実吸気圧力との差圧が変動し、時間当たりの噴射量
が相違して燃料噴射量が不用意に変化しようとする。こ
れに対し、本実施形態によれば、バルブオーバーラップ
時にインジェクタ5の噴口付近における吸気圧力の変化
に応じて燃料噴射時間TAUが補正される。その結果、
燃圧と実吸気圧力との差圧の変動が不用意に変動しても
その変動による燃料噴射量の変化を防止でき、所望の燃
料量をエンジン1に噴射することができる。従って、排
気エミッションの悪化を防止することができる。
【0041】(2)本実施形態では、吸気バルブ8の開
弁時期の進角量が大きくなるほど、つまり、吸気バルブ
8及び排気バルブ14のオーバラップ量が大きくなって
内部EGRが増加するほど噴射時間が長くなるように補
正される。その結果、所望の燃料量をエンジン1に噴射
することができる。
【0042】(3)エアフロメータ24によって検出さ
れる吸入空気量GAに基づいて燃料噴射量が制御される
L−J方式を採用した燃料噴射量制御装置において、イ
ンジェクタ5の噴口付近における推定吸気圧力P1が大
きいほど噴射時間が長くなるように補正される。つま
り、エンジン1の負荷率に応じて吸気圧力と燃圧との差
圧が変動するが、その変動による燃料噴射量の変化を防
止できる。
【0043】(第2の実施の形態)次に、本発明にかか
る内燃機関の燃料噴射量制御装置を具体化した第2の実
施の形態を説明する。本実施形態では、燃圧補正係数K
Pを算出するためのマップデータが第1の実施形態と異
なる。なお、本実施形態におけるエンジンシステムの構
成は、第1の実施形態と同様であるのでその説明は省略
する。
【0044】インジェクタ5の噴口付近の実吸気圧力
は、バルブオーバーラップ量の変化に加えエンジン回転
数NEにより変化する。従って、本実施形態におけるE
CU40は、エンジン回転数NEに基づいた内部EGR
量の変化を見込んだ燃圧補正係数KPを用いて燃料噴射
時間を補正している。
【0045】詳しくは、図6に示すように、エンジン回
転数NEと推定吸気圧力P1をパラメータとしたマップ
データが、例えば変位角θ=0,20,40°CA毎に
複数枚記憶され、該マップデータを用いて燃圧補正係数
KPが求められる。図6では、燃圧補正係数KPはエン
ジン回転数NEにより変化する。また、図示しないが、
第1の実施形態と同様に、変位角θが大きくなると燃圧
補正係数KPが大きくなる。
【0046】つまり本実施形態では、図3に示すステッ
プ160において、推定吸気圧力P1、エンジン回転数
NE及び吸気バルブ8の開弁時期の変位角θに基づくマ
ップデータから補間計算され燃圧補正係数KPが求めら
れる。なお、マップデータから燃圧補正係数KPを求め
る方法は、例えば、推定吸気圧力P1、エンジン回転数
NE及び変位角θが最も近い値となるマップデータから
燃圧補正係数KPを求めるようにしてもよい。
【0047】そして、ステップ170にて、ECU40
が燃圧補正係数KPを用いて最終噴射時間TAU(Ti
×KP)を算出する。なお、本マップデータも標準的な
エンジンの実測値や実験値に基づいて設定されている。
【0048】このように、本実施形態においても前述し
た第1の実施形態と同様の効果に加え、下記のような効
果を得ることができる。 (1)推定吸気圧力P1、変位角θ及びエンジン回転数
NEに基づいて燃圧補正係数KPが求められ、その燃圧
補正係数KPを用いて噴射時間が補正される。その結
果、エンジン回転数NEの変化が原因で発生する燃圧と
吸気圧力との差圧の変動に伴う燃料噴射量の変化を防止
できる。従って、排気エミッションの向上を図ることが
できる。
【0049】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・上記実施の形態では、図3に示すステップ160にお
いて、マップデータを用いて燃圧補正係数KPを算出
し、最終噴射量TAU(Ti×KP)を求めていたが、
これに限定することはない。例えば、開弁時期の変位角
θをパラメータとしたテーブルデータを用いて該テーブ
ルデータから進角補正係数KP2を算出する。そして、
従来の図7に示されるように、推定吸気圧力P1をパラ
メータとしたテーブルデータから求められる燃圧補正係
数KP1に進角補正係数KP2を乗算して最終噴射量T
AU(Ti×KP1×KP2)を算出するようにしても
よい。このようにすれば、上記実施形態よりもECU4
0のROMに記憶するデータ数が減少するので、実用上
好ましいものとなる。
【0050】・上記実施の形態では、可変バルブ機構と
して、吸気バルブ8の開弁時期を連続的に変更する機構
を採用したが、複数個のカム山を持ちエンジン1の回転
数NEに応じたバルブの開弁時期を選択的にカム山を切
り替え可能なものに具体化してもよい。勿論、開弁時期
の変位角θは、0°CA〜40°CAに限定するもので
はない。また、排気バルブ14の開弁時期を変更できる
可変バルブタイミング機構に具体化してもよい。さらに
は、バルブタイミングの変更に加え、バルブリフト量を
変更できる可変バルブ機構に具体化してもよい。バルブ
リフト量を変更できる燃料噴射量制御装置では、バルブ
リフト量をも考慮して、バルブオーバラップ時の内部E
GR量を推定し、その内部EGR量に応じてインジェク
タ5の噴射時間を補正するとよい。
【0051】・上記実施の形態では、吸気バルブ8の開
弁時期を、カム角センサ21により検出して実施してい
たが、該センサ21を用いずに、ECU40により設定
される吸気バルブ8の開弁時期を用いて実施してもよ
い。実際には、設定値として、エンジン1の回転数N
E、水温THW、スロットル開度TA等に基づいて決定
される。
【0052】・上記実施の形態では、吸気バルブ8の開
弁時期の進角量として、最遅角位置を基準とした変位角
θを用い、該変位角θに基づいて燃料噴射時間を補正す
るものであったが、例えば、吸気バルブ8の開弁時期の
進角量として、ピストン11の上死点位置(TDC)を
基準とした値を用いて噴射時間を補正するものであって
もよい。
【0053】・上記実施の形態では、プレッシャレギュ
レータ33により大気圧に対して所定圧力だけ高くなる
ように燃圧が調圧されていたが、例えば、燃料タンク3
0の内圧に対して所定圧力だけ高くなるように燃圧が調
圧されるものに具体化してもよい。
【0054】・上記実施の形態では、燃料タンク30内
にプレッシャレギュレータ33を配設して該タンク30
内で燃料をリターンするフーエルリターンレスシステム
に具体化するものであったが、インジェクタ5側に送ら
れた燃料の一部を燃料タンク30に戻すリターン配管を
備えるシステムに具体化してもよい。要は、燃圧と吸気
圧力との差圧がエンジン状態により変化するシステムに
おいて、推定吸気圧力P1に基づいてインジェクタ5の
燃料噴射時間を制御するものに適用すれば、内部EGR
量による燃料噴射量のズレが防止でき、実用上好ましい
ものとなる。
【0055】・上記実施の形態では、エアフロメータ2
2を用いて燃料噴射量を制御するL−J方式を採用した
システムであったが、これに限定することなく、吸気圧
力を測定して燃料噴射量を制御するD−J方式を採用し
たシステムにおいて具体化してもよい。例えば、インジ
ェクタ5の噴口付近よりも上流側のサージタンク内圧を
検出する圧力センサを用いて燃料噴射を制御するシステ
ムにおいて、内部EGRにより圧力センサによる検出値
とインジェクタ5の噴口付近の圧力がズレる場合に、内
部EGRを見込んだ燃圧補正係数KPにより噴射量を補
正する。このようにすれば、所望の燃料量をエンジン1
に噴射することができる。
【0056】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 (イ)請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の内燃
機関の燃料噴射量制御装置において、インジェクタ側に
送られた燃料の一部をプレッシャレギュレータから燃料
タンクに戻すためのリターン配管を省略した内燃機関の
燃料噴射量制御装置。インジェクタ側に送られた燃料の
一部をプレッシャレギュレータから燃料タンクに戻すた
めのリターン配管を省略して構造の簡素化及び構成部品
の削減を図る内燃機関においては、一般に、プレッシャ
レギュレータが吸気圧力とは異なる所定圧力で燃圧が調
圧され、その調圧された燃料がインジェクタに供給され
る。従って、吸気通路内に生じる内部EGRにより燃圧
と吸気圧力との差圧が変動して燃料噴射量が不用意に変
化しようとするが、この構成を用いれば、燃圧と吸気圧
力との差圧が不用意に変動してもその変動による燃料噴
射量の変化を防止できる。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、可変バ
ルブ機構を適用した内燃機関において、所望の燃料量を
内燃機関に噴射して排気エミッションの悪化を防止する
ことができる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、吸気及び
排気バルブのオーバーラップ量が大きいほど噴射時間が
長くなるように補正されるので、内部EGR量の増加に
伴い燃料噴射量が不用意に変化することが防止され、所
望の燃料量を内燃機関に噴射することができる。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、吸気バル
ブの進角量が大きいほど噴射時間が長くなるように補正
されるので、内部EGR量の増加に伴い燃料噴射量が不
用意に変化することが防止され、所望の燃料量を内燃機
関に噴射することができる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、機関回転
数に基づいて噴射時間が補正されるので、機関回転数の
変化に伴い燃料噴射量が不用意に変化することが防止さ
れ、所望の燃料量を内燃機関に噴射することができる。
【0061】請求項5に記載の発明によれば、インジェ
クタの噴口付近における吸気圧力が大きいほど噴射時間
が長くなるように補正されるので、吸気圧力と燃圧との
差圧の変動に伴い燃料噴射量が変化することが防止さ
れ、所望の燃料量を内燃機関に噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるエンジンシステムの
概略構成図。
【図2】吸気バルブ及び排気バルブのリフト量とクラン
ク角との関係を示す図。
【図3】燃料噴射時間を計算するためのフローチャー
ト。
【図4】推定吸気圧力と燃圧補正係数との関係を示す
図。
【図5】推定吸気圧力と実吸気圧力との関係を示す図。
【図6】エンジン回転数、推定吸気圧力、燃圧補正係数
との関係を示す図。
【図7】従来技術における推定吸気圧力と燃圧補正係数
との関係を示す図。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、5…インジェクタ、8
…吸気バルブ、10…吸気通路、14…排気バルブ、2
0…回転数検出手段としてのクランク角センサ、21…
進角量検出手段としてのカム角センサ、22…エアフロ
メータ、36…可変バルブ機構としての可変バルブタイ
ミング機構、40…圧力推定手段、補正手段を構成する
ECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/18 F02D 41/18 Z 41/34 41/34 F 43/00 301 43/00 301H 301Z 45/00 364 45/00 364D Fターム(参考) 3G084 BA13 BA23 DA10 EA08 EC03 FA00 FA07 FA11 FA18 FA33 FA37 3G092 AA01 AA11 AA17 BB03 DA01 DA10 DA12 DC09 DE01S DE09S DG05 EA01 EA03 EB06 EC07 FA06 FA15 HA01Z HA05Z HA11Z HA13Z HD07Z HE00Z HE01Z HE03Z 3G301 HA01 HA13 HA19 JA21 JA25 LA07 LB02 LB06 LC06 MA13 NA06 NA08 NB02 NB06 NC02 NE01 NE11 PA01Z PA07Z PA08Z PA10Z PA11Z PA18Z PB08Z PD02Z PD15Z PE00Z PE01Z PE03Z PE08Z PE10Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気バルブ又は排気バルブの開弁時期を
    変更するための可変バルブ機構と、所定圧力で調圧され
    た燃料を吸気通路に噴射するインジェクタとを備える内
    燃機関に適用され、その時々の運転状態に応じた噴射時
    間にて前記インジェクタを駆動させる内燃機関の燃料噴
    射量制御装置において、 前記可変バルブ機構の駆動により吸気バルブの開弁時期
    と排気バルブの開弁時期とがオーバーラップするとき、
    その時のインジェクタの噴口付近における吸気圧力の変
    化に応じて前記噴射時間を補正する補正手段を備える内
    燃機関の燃料噴射量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記吸気及び排気バル
    ブのオーバーラップ量が大きいほど前記噴射時間を長く
    するよう補正する請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射
    量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気バルブの開弁時期が進角される
    ときに、その進角量を検出する進角量検出手段を備え、
    前記補正手段は吸気バルブの進角量が大きいほど前記噴
    射時間を長くするよう補正する請求項1に記載の内燃機
    関の燃料噴射量制御装置。
  4. 【請求項4】 機関回転数を検出する回転数検出手段を
    備え、前記補正手段は、前記回転数出手段による機関回
    転数に基づいて前記噴射時間を補正する請求項1〜請求
    項3のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射量制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記機関の吸入空気量を検出するエアフ
    ロメータと、該エアフロメータにより求められた吸入空
    気量に基づいてインジェクタの噴口付近における吸気圧
    力を推定する圧力推定手段とを備え、前記補正手段は、
    インジェクタの噴口付近における吸気圧力が大きいほど
    前記噴射時間を長くするよう補正する請求項1〜請求項
    4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射量制御装
    置。
JP10282741A 1998-10-05 1998-10-05 内燃機関の燃料噴射量制御装置 Pending JP2000110618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10282741A JP2000110618A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 内燃機関の燃料噴射量制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10282741A JP2000110618A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 内燃機関の燃料噴射量制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000110618A true JP2000110618A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17656456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10282741A Pending JP2000110618A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 内燃機関の燃料噴射量制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000110618A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003038262A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Dispositif de detection de pression atmospherique d'un moteur a quatre temps et procede de detection de pression atmospherique
US7168409B2 (en) * 2004-01-30 2007-01-30 Denso Corporation Controller for direct injection internal combustion engine
CN100376778C (zh) * 2002-01-15 2008-03-26 三菱电机株式会社 内燃机的燃料喷射控制装置
JP2014114718A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
CN113006961A (zh) * 2021-02-24 2021-06-22 东风汽车集团股份有限公司 汽油机vvt变化时燃油控制方法及系统
CN113653569A (zh) * 2021-09-17 2021-11-16 潍柴动力股份有限公司 一种燃气喷射控制方法、装置及车辆

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003038262A1 (fr) * 2001-10-31 2003-05-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Dispositif de detection de pression atmospherique d'un moteur a quatre temps et procede de detection de pression atmospherique
US6983646B2 (en) 2001-10-31 2006-01-10 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Atmospheric pressure detection device of four-stroke engine and method of detecting atmospheric pressure
CN100419241C (zh) * 2001-10-31 2008-09-17 雅马哈发动机株式会社 四冲程发动机的大气压检测装置及方法
CN100376778C (zh) * 2002-01-15 2008-03-26 三菱电机株式会社 内燃机的燃料喷射控制装置
US7168409B2 (en) * 2004-01-30 2007-01-30 Denso Corporation Controller for direct injection internal combustion engine
JP2014114718A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の燃料噴射制御装置
CN113006961A (zh) * 2021-02-24 2021-06-22 东风汽车集团股份有限公司 汽油机vvt变化时燃油控制方法及系统
CN113653569A (zh) * 2021-09-17 2021-11-16 潍柴动力股份有限公司 一种燃气喷射控制方法、装置及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5715794A (en) Engine control system and method
US6308671B1 (en) Method of increasing torque and/or reducing emissions by varying the timing of intake and/or exhaust valves
US7143741B2 (en) Torque controller for internal combustion engine
EP1400672A2 (en) Method for controlling an internal combustion engine
JP3521632B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2002138893A (ja) 内燃機関の燃焼状態検出装置
US7885757B2 (en) Degradation determination apparatus and degradation determination system for oxygen concentration sensor
WO2006064361A1 (en) Apparatus and method for controlling internal combustion engine
US7447586B2 (en) Valve characteristic control apparatus for internal combustion engine
JP2000110618A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置
US6085729A (en) Fuel injection control for engines responsive to fuel injection timing
JPWO2003038262A1 (ja) 4ストロークエンジンの大気圧検出装置及び方法
US20020092506A1 (en) Fuel injection control system, fuel injection control method, and engine control unit, for internal combustion engine
US6729305B2 (en) Fuel injection amount control apparatus and method for internal combustion engine
US7209825B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JPH11303669A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5024880B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20070056537A1 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JP2001304012A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2003083123A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4415506B2 (ja) 内燃機関の大気圧学習装置
JP7283634B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御方法及び装置
JP3975856B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP7523867B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4466868B2 (ja) 排ガス検出装置