JP2000107638A - 空気中の浮遊物除去装置 - Google Patents
空気中の浮遊物除去装置Info
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- JP2000107638A JP2000107638A JP28367998A JP28367998A JP2000107638A JP 2000107638 A JP2000107638 A JP 2000107638A JP 28367998 A JP28367998 A JP 28367998A JP 28367998 A JP28367998 A JP 28367998A JP 2000107638 A JP2000107638 A JP 2000107638A
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- electric field
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気中の浮遊物除去手段を、小型、且つ低消
費電力に提供することを目的とする。 【解決手段】 商用電源6から昇圧コンバータ7を介し
て得られる直流高電圧電源を略円筒の電界発生部10内
の円周上及び内側中心付近の電極8、9に印可すること
によって、電極間に電界を発生させ、この電界発生部1
0内を通過した空気中の浮遊物を帯電除去することを可
能とする。
費電力に提供することを目的とする。 【解決手段】 商用電源6から昇圧コンバータ7を介し
て得られる直流高電圧電源を略円筒の電界発生部10内
の円周上及び内側中心付近の電極8、9に印可すること
によって、電極間に電界を発生させ、この電界発生部1
0内を通過した空気中の浮遊物を帯電除去することを可
能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の湯気や埃
などの浮遊物を除去する浮遊物除去装置に関するもので
ある。
などの浮遊物を除去する浮遊物除去装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の浮遊物除去装置は、除湿装
置及び空気清浄器により構成されるものが一般的であっ
た。即ち、空気の流れをつくるファンにより吸入された
空気中の蒸気がコンプレッサー内の冷却手段で結露回収
され、排気されている。また空気清浄器では吸入された
空気中の塵や埃をフィルタを通し、フィルタに付着させ
て除去し、排気している。
置及び空気清浄器により構成されるものが一般的であっ
た。即ち、空気の流れをつくるファンにより吸入された
空気中の蒸気がコンプレッサー内の冷却手段で結露回収
され、排気されている。また空気清浄器では吸入された
空気中の塵や埃をフィルタを通し、フィルタに付着させ
て除去し、排気している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、除湿装置自体が大きく、設置スペースが
限定される。さらに冷却手段の消費電力も大きい。また
空気清浄器では目の細かいフィルタにして、塵や埃のみ
を吸着させるため、すぐにフィルタの目詰まりが頻繁に
発生する。そこで本発明は、このような従来の課題を解
決しようとするものであり、より簡単な構成かつ低消費
電力で空気中の浮遊物を除去することを目的としてい
る。
来の構成では、除湿装置自体が大きく、設置スペースが
限定される。さらに冷却手段の消費電力も大きい。また
空気清浄器では目の細かいフィルタにして、塵や埃のみ
を吸着させるため、すぐにフィルタの目詰まりが頻繁に
発生する。そこで本発明は、このような従来の課題を解
決しようとするものであり、より簡単な構成かつ低消費
電力で空気中の浮遊物を除去することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、高電圧発生部と、前記高電圧発生部から
供給される直流高電圧をその電極に接続してなる電界発
生部とを備え、前記電界発生部の電極間に発生した高電
界により空気中の浮遊物を帯電させるとともに、当該帯
電物を前記電極により吸着してなるものである。
に、本発明は、高電圧発生部と、前記高電圧発生部から
供給される直流高電圧をその電極に接続してなる電界発
生部とを備え、前記電界発生部の電極間に発生した高電
界により空気中の浮遊物を帯電させるとともに、当該帯
電物を前記電極により吸着してなるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1〜5記載の発明は、電界
発生部内を自然対流あるいは必要に応じてファンにより
強制対流等して、空気中の浮遊物を帯電し、電極に吸着
するか、あるいは電極間に設置したフィルタに吸着する
ことにより、効果的に空気中の浮遊物を除去し得るもの
である。
発生部内を自然対流あるいは必要に応じてファンにより
強制対流等して、空気中の浮遊物を帯電し、電極に吸着
するか、あるいは電極間に設置したフィルタに吸着する
ことにより、効果的に空気中の浮遊物を除去し得るもの
である。
【0006】請求項6に記載の発明は、特に、電池から
昇圧回路により高電圧を得ることにより、持ち運び等の
容易な装置を提供し得るものである。
昇圧回路により高電圧を得ることにより、持ち運び等の
容易な装置を提供し得るものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図を参照
しながら説明する。図1において、6は商用電源、7は
昇圧コンバータ、8は第一の電極、9は第二の電極、1
0は略円筒状本体である。以上の構成において、商用電
源6から周波数50/60Hzで電圧100Vの交流電
源が供給され、昇圧コンバータ7に入力される。この昇
圧コンバータ7内のトランスにより電圧数kVに昇圧さ
れ、直流電圧に平滑されて出力される。この電圧が第一
の電極8及び第二の電極9に印可されて、電極間に高電
界が発生する。この電界は正電圧電極から零電圧電極へ
放射線状に分布している。この領域内を浮遊物を含んだ
空気が通過すると、浮遊物はプラスの電位に帯電され、
この帯電された浮遊物は零電圧電極側に引き寄せられ、
電極に衝突して付着する。
しながら説明する。図1において、6は商用電源、7は
昇圧コンバータ、8は第一の電極、9は第二の電極、1
0は略円筒状本体である。以上の構成において、商用電
源6から周波数50/60Hzで電圧100Vの交流電
源が供給され、昇圧コンバータ7に入力される。この昇
圧コンバータ7内のトランスにより電圧数kVに昇圧さ
れ、直流電圧に平滑されて出力される。この電圧が第一
の電極8及び第二の電極9に印可されて、電極間に高電
界が発生する。この電界は正電圧電極から零電圧電極へ
放射線状に分布している。この領域内を浮遊物を含んだ
空気が通過すると、浮遊物はプラスの電位に帯電され、
この帯電された浮遊物は零電圧電極側に引き寄せられ、
電極に衝突して付着する。
【0008】また、図2のようにフィルタ11を設けて
おけば、直接電極に衝突せずにフィルタに引き寄せら
れ、付着させることもできる。
おけば、直接電極に衝突せずにフィルタに引き寄せら
れ、付着させることもできる。
【0009】また、図3のように水吸収容器12を設け
ておけば、例えば浮遊物が水の場合には電極やフィルタ
に衝突して付着蓄積した水が落下し、水吸収容器12に
溜まり、処分できる。
ておけば、例えば浮遊物が水の場合には電極やフィルタ
に衝突して付着蓄積した水が落下し、水吸収容器12に
溜まり、処分できる。
【0010】また、図4のファン13により強制的に電
界発生部内に空気を送る構成にすると、さらに効率よく
吸収できるものである。
界発生部内に空気を送る構成にすると、さらに効率よく
吸収できるものである。
【0011】また、この場合の出力電流は数uA程度で
あるため、図5のように商用電源ではなく、電池14か
ら昇圧回路15を介して高圧電源を取り出して用いるこ
ともできる。これによりコードレスとすることが可能と
なり、持ち運びが容易となり、設置する場所を任意とす
ることができる。
あるため、図5のように商用電源ではなく、電池14か
ら昇圧回路15を介して高圧電源を取り出して用いるこ
ともできる。これによりコードレスとすることが可能と
なり、持ち運びが容易となり、設置する場所を任意とす
ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜5記載の発明
によれば、コンパクトで、より簡単な構成かつ低消費電
力で空気中の浮遊物を除去することが可能となる。
によれば、コンパクトで、より簡単な構成かつ低消費電
力で空気中の浮遊物を除去することが可能となる。
【0013】また、請求項6記載の発明によれば、コー
ドレスとすることが可能となり、持ち運びが容易とな
り、設置する場所を任意とすることができる。
ドレスとすることが可能となり、持ち運びが容易とな
り、設置する場所を任意とすることができる。
【図1】本発明の一実施例の浮遊物除去装置の構成図
【図2】同、浮遊物除去装置の別の構成図
【図3】同、浮遊物除去装置の更に別の構成図
【図4】同、浮遊物除去装置の更に別の構成図
【図5】同、浮遊物除去装置の更に別の構成図
6 商用電源 7 昇圧コンバータ 8 第一の電極 9 第二の電極 10 略円筒状本体 11 フィルタ 12 水分吸収容器 13 ファン 14 電池 15 昇圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶浦 智彰 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D054 AA09 AA11 BA01 BB02 BC01 BC13 CA20 CB03 EA11 EA22 EA30
Claims (6)
- 【請求項1】 高電圧発生部と、前記高電圧発生部から
供給される直流高電圧をその電極に接続してなる電界発
生部とを備え、前記電界発生部の電極間に発生した高電
界により空気中の浮遊物を帯電させるとともに、当該帯
電物を前記電極により吸着してなる空気中の浮遊物除去
装置。 - 【請求項2】 電界発生部は、略円筒内の円周上及び内
側中心付近に電極を備えるとともに、直流高電圧の高圧
側を前記電界発生部の内側中心付近の電極に接続し、低
圧側を円周上の電極に接続してなる請求項1記載の空気
中の浮遊物除去装置。 - 【請求項3】 電極間に浮遊物を吸着するためのフィル
タを設けてなる請求項1記載の空気中の浮遊物除去装
置。 - 【請求項4】 電極あるいはフィルタの下部に浮遊物の
貯蓄手段を設けてなる請求項1記載の空気中の浮遊物除
去装置。 - 【請求項5】 略円筒状の電界発生部へ強制的に空気を
循環させるようにファンを備えてなる請求項1記載の空
気中の浮遊物除去装置。 - 【請求項6】 高電圧発生部は、電源を電池として昇圧
回路により高電圧を発生してなる請求項1記載の空気中
の浮遊物除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28367998A JP2000107638A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 空気中の浮遊物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28367998A JP2000107638A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 空気中の浮遊物除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000107638A true JP2000107638A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17668674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28367998A Pending JP2000107638A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 空気中の浮遊物除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000107638A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104209189A (zh) * | 2014-08-29 | 2014-12-17 | 凤阳县小岗村粮油食品发展有限公司 | 一种简易静电除尘装置 |
CN109529564A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-29 | 西安鼎研科技股份有限公司 | 一种利用太阳能实现大气VOCs治理的装置及方法 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP28367998A patent/JP2000107638A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104209189A (zh) * | 2014-08-29 | 2014-12-17 | 凤阳县小岗村粮油食品发展有限公司 | 一种简易静电除尘装置 |
CN109529564A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-29 | 西安鼎研科技股份有限公司 | 一种利用太阳能实现大气VOCs治理的装置及方法 |
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