JP2000107528A - フィルター - Google Patents

フィルター

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JP2000107528A
JP2000107528A JP10278736A JP27873698A JP2000107528A JP 2000107528 A JP2000107528 A JP 2000107528A JP 10278736 A JP10278736 A JP 10278736A JP 27873698 A JP27873698 A JP 27873698A JP 2000107528 A JP2000107528 A JP 2000107528A
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俊哉 大久保
Yoshiko Yamamoto
好子 山本
Akiko Hayakawa
章子 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃水の濾過速度を犠牲にすることなく大小の
ごみを捕捉することができるフィルター。 【解決手段】 フィルター1が透水性シート5からなる
第1フィルター層7と、第1フィルター層7に接合する
第2フィルター層9とで形成され、第2フィルター層9
が多数のフィラメントで形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流しの廃水等を
濾過するのに好適なフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流しの排水孔にセットして使用す
るフィルターで、ネットや目の粗い不織布等の透水性シ
ートでできた袋状のものは周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家庭の流しで廃水とと
もに処理される厨芥はその大きさが一定しないから、使
用するフィルターによっては、使用後間もないものが小
さな厨芥で目詰りし、すぐに交換しなければならなくな
ったり、大きな厨芥は捕集できても小さな厨芥が流出し
てしまい、フィルターを使用した効果を奏さなかったり
することがある。こうした従来のフィルターでは、濾過
速度を犠牲にすることなく、小さな厨芥と大きな厨芥と
を同時に捕集することは難しい。
【0004】この発明の課題は、従来のフィルターのこ
のような難点を解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明が要旨とするところは多数の透水性開孔を
有するシート状の第1フィルター層と、前記第1フィル
ター層に接合し、前記開孔をまたいで互いに並行して延
びる多数のフィラメントからなり、これらフィラメント
どうしの間において透水性を有する第2フィルター層と
によって構成されていることを特徴とするフィルターに
ある。
【0006】この発明の好ましい実施態様において、前
記第1フィルター層が内側となり、前記第2フィルター
層が外側となるように、これら両フィルター層で袋が形
成されている。
【0007】実施態様の他の一つにおいて、前記第1フ
ィルター層が外側となり、前記第2フィルター層が内側
となるように、これら両フィルター層で袋が形成されて
いる。
【0008】実施態様の他の一つにおいて、前記第1フ
ィルター層が不織布、開孔フィルムおよびネットのいず
れかである。
【0009】実施態様のさらに他の一つにおいて、前記
第1フィルター層と第2フィルター層とが間欠的に接合
している。
【0010】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明
に係るフィルターの詳細を説明すると、以下のとおりで
ある。
【0011】図1、2は、袋状に作られたフィルター1
の部分破断斜視図と、フィルター1を側縁部17で双頭
矢印A−A方向へ切り開いて得られる部分破断展開図で
ある。フィルター1は、家庭用の流しの排水孔で使用す
るのに好適なもので、図2に示す縦に長い矩形のシート
2が長さを2等分する中心線C−Cに沿って折り重ねら
れ、重なり合うシート2の側縁部17どうしが上下へ延
びる線3において接合している。フィルター1は、頂部
開口4と、互いに向かい合う一対の側壁6とを有し、フ
ィルター1の両側縁部17外面には、補強シート16が
接合している。
【0012】シート2は、透水性シート5からなる内層
7と、フィルター1の上下方向へ互いに並行して延びる
多数のフィラメント8からなる外層9とを有する複合シ
ートである。透水性シート5には、透水性の織布や不織
布、開孔プラスチックフィルム、ネット等が使用される
が、好ましくは熱可塑性合成繊維を40重量%以上含む
熱溶着性かつ透水性の不織布、より好ましくは、かかる
不織布であって、所要径の開孔10を多数有するものが
使用される。フィラメント8には、熱可塑性合成繊維の
トウをよくほぐしたものが使用され、好ましくは、フィ
ラメント8が捲縮している状態にある熱溶着性のトウが
使用される。図示例において、シート2の縦横の寸法は
L,Wであって、このシート2を形成している透水性シ
ート5とフィラメント8とは、シート2の縦方向へ間欠
的に並ぶ傾斜した接合線11において互いに溶着してい
る。補強シート16は、フィルター1の側縁部17でフ
ィラメント8が毛羽立つのを抑えるためのもので、接合
線3と11とによってフィルター1の外面に接合してい
る。補強シート6には、不透水性シートの使用も可能で
あるが、好ましくは透水性の不織布や開口フィルム、ネ
ット等が使用される。
【0013】このような構成のフィルター1では、廃水
が透水性シート5からなる内層7によって濾過され、次
にフィラメント8からなる外層9によって濾過される。
内層7では、繊維間隙や透孔10の径の大きさによって
捕集可能な厨芥の大きさが決まる。それらの間隙や透孔
8が厨芥で塞がれると、内層7における水の通過可能な
面積が減少して濾過速度が遅くなる。外層9では、廃水
が多数のフィラメント8の間を流路として屈曲しながら
流れるときに、厨芥がフィラメント8に引掛かり捕集さ
れるが、フィラメント8どうしは様々な流路を形成して
いるので、厨芥を捕集しても、廃水の濾過速度は直ちに
遅くなるということがない。それゆえ、フィルター1で
は、例えば、内層7において繊維間隙や透孔10を比較
的大きくして、大きな厨芥のみを捕集し、外層9におい
ては、フィラメント8の本数を多くし、かつ、密に接触
させて小さな厨芥を捕集すると、廃水の濾過速度を犠牲
にすることなく、大小様々な厨芥を捕集することができ
る。フィラメント8が捲縮しているものである場合に
は、直状のものである場合に比べ、細かな厨芥を容易に
捕集することができる。
【0014】ただし、この発明では、内層7にフィラメ
ント8を使用し、外層9に不織布や開孔フィルム、ネッ
ト等の透水性シートを使用することもできる。互いに並
行して延びるフィラメント8は、それらの長手方向にお
いて隣り合う接合部位間の距離P(図1参照)を長くし
たり、短くしたりすることによって、隣り合うフィラメ
ント8どうしの離隔可能な寸法を大きくしたり、小さく
したりすることができる。これらのフィラメント8は、
距離Pを長くすれば大きな厨芥を補修するのに適したも
のになり、距離Pを小さくすれば小さな厨芥を補修する
のに適したものになる。距離Pをできるだけ大きくする
ために、フィラメント8をその両端部だけで透水性シー
ト〜5に接合してもよい。また、図1の態様のフィルタ
ー1において、フィラメント8からなる外層9のさらに
外側に内層7として使用したような透水性シート5を設
け、フィラメント8をサンドウィッチ状に挟むことによ
ってこの発明を実施することもできる。フィルター1の
これらの態様のうちのどれを採るべきかは、捕集すべき
厨芥の形状等によって決められる。
【0015】フィルター1の具体例を挙げれば、シート
2にはLとWとが570mmと215mmとのものを使
用して袋を作る。また、透水性シート5には、坪量が2
5g/m2のポリプロピレン繊維のスパンボンド不織布
を使用し、フィラメント8には、繊度3dの捲縮したP
ET繊維を坪量82g/m2の割合で使用する。透水性
のシート5の透孔10は、例えば縦横の中央部に位置す
るxとyとの寸法が270mmと110mmとからなる
範囲に直径7mmのものであれば154ケ,直径10m
mのものであれば60ケ形成する。ただし、かかる透孔
10の要否とその大きさと、それを形成すべき範囲と
は、シート5で捕集しようとする厨芥の大きさによって
定めるべき事項である。フィラメント8は、透水性シー
ト5の繊維間隙をまたぎ、シート2に透孔10があると
きにはその透孔10をもまたいで延びるように、シート
5に対して溶着する。
【0016】このようにして作られたフィルター1で
は、茶葉10gを含む1500lの水を濾過するときの
時間が約30〜25秒であり、茶葉の約89〜88重量
%を捕集することができた。一方、フィルター1に使用
した透水性シート5だけからなる対比のためのフィルタ
ーでは、濾過時間が27〜24秒であり、茶葉の約58
〜37重量%を捕集することができた。これらの結果
は、フィルター1が濾過性能に優れていることを示して
いる。
【0017】この発明に係るフィルター1は、シート2
を図示例のような袋状のものに加工することなく、シー
トそのままの形で使用することもできる。シート2で
は、側縁部17の外面に取り付けた補強シート16を省
くこともできる。フィルター1の用途は、厨芥を捕集す
るためのものだけに限らない。
【0018】
【発明の効果】この発明に係るフィルターは、多数の透
水性の開孔を有するシートからなる第1フィルター層
と、多数のフィラメントからなる第2フィルター層とが
重なり合い、互いに接合することによってできているの
で、例えば第1フィルター層で廃水中の大きなごみを捕
集し、第2フィルター層で小さなごみを捕集することに
よって、廃水の濾過時間を犠牲にすることなく大小のご
みを捕集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルターの部分破断斜視図。
【図2】フィルターの部分破断展開図。
【符号の説明】
1 フィルター 4 開口 5 透水性シート 7 第1フィルター層(内層) 8 フィラメント 9 第2フィルター層(外層) 10 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 章子 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA13 BB02 BB03 BB08 BB10 BC20 BD01 CA04 CB06 4D041 AA01 AB12 AB19 CB08 CC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の透水性開孔を有するシート状の第
    1フィルター層と、前記第1フィルター層に接合し、前
    記開孔をまたいで互いに並行して延びる多数のフィラメ
    ントからなり、これらフィラメントどうしの間において
    透水性を有する第2フィルター層とによって構成されて
    いることを特徴とするフィルター。
  2. 【請求項2】 前記第1フィルター層が内側となり、前
    記第2フィルター層が外側となるように、これら両フィ
    ルター層で袋が形成されている請求項1記載のフィルタ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記第1フィルター層が外側となり、前
    記第2フィルター層が内側となるように、これら両フィ
    ルター層で袋が形成されている請求項2記載のフィルタ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記第1フィルター層が不織布、開孔フ
    ィルムおよびネットのいずれかである請求項1または2
    記載のフィルター。
  5. 【請求項5】 前記第1フィルター層と第2フィルター
    層とが間欠的に接合している請求項1〜3のいずれかに
    記載のおむつ。
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