JP2000106335A - X線露光用マスクの製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクの製造方法

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JP2000106335A
JP2000106335A JP27346898A JP27346898A JP2000106335A JP 2000106335 A JP2000106335 A JP 2000106335A JP 27346898 A JP27346898 A JP 27346898A JP 27346898 A JP27346898 A JP 27346898A JP 2000106335 A JP2000106335 A JP 2000106335A
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thin film
substrate
ray
ray absorber
stress
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JP27346898A
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Shinji Sugihara
真児 杉原
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Toshiba Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパッタリング法で応力均一性の高いX線吸
収体薄膜を形成することができ、X線露光用マスクの基
板面内応力均一性を高めてパターン歪みを低減できる。 【解決手段】 X線露光用マスクの製造方法において、
マスク支持体上にX線透過性薄膜が形成された被成膜基
板21上にX線吸収体薄膜をマグネトロンスパッタリン
グ法により形成する際に、X線吸収体薄膜の面内応力分
布が低減するように、マグネット25を移動させると共
に基板21を回転させて、ターゲット24のエロージョ
ン領域27の位置を変動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線リソグラフィ
ー技術に使用されるX線露光用マスクの製造方法に係わ
り、特にX線吸収体薄膜の形成方法の改良をはかったX
線露光用マスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスのパターンサイズ
は微細化の一途を辿っており、これに伴い、回路パター
ンを露光基板上に転写するリソグラフィー技術には更な
る高精度化が要求されている。
【0003】光リソグラフィー技術では、露光光源の短
波長化、露光装置の高NA化、位相シフトマスクや超解
像技術などの導入により、パターンサイズ0.15μm
以下のデバイス適用への展望が開かれている。しかし、
光リソグラフィーには、長期間安定な短波長光学系の確
立、レンズ収差の抑制、短波長用レジストの開発、位相
シフトマスクの欠陥検査・修正技術の確立など克服すべ
き課題が多い。
【0004】そこで、光リソグラフィーの次世代候補と
して、X線リソグラフィーが検討されている。X線は従
来の露光光に比べて波長が遙かに短いため回折の影響が
小さく、光源として放射光を用いることにより光リソグ
ラフィーの課題である焦点深度を大きくすることができ
る。しかし、X線はあらゆる材料に対して屈折率がほぼ
1であるため屈折光学系が使えず、現在は等倍転写が主
流である。従って、X線露光用マスクのX線吸収体パタ
ーンにはデバイスパターンと同サイズのパターン形成が
必要とされる。
【0005】現在考案されているX線露光用マスクの形
状は、図1に示すように、マスクフレーム10及びマス
ク支持体11で保持された厚さ1〜2μmのX線透過性
薄膜12上に、厚さ0.3〜0.5μmのX線吸収体薄
膜13のパターンを配したものが主流である。このよう
な構造では、X線透過性薄膜12が極めて薄いため、X
線吸収体薄膜13の膜応力やフレーム10にかかる外力
が原因となる位置歪が発生するという問題がある。X線
露光用マスクの製造においては、この歪をなくすことが
必須であり、X線吸収体薄膜においては内部応力を10
MPa以下とすることが要請される。
【0006】X線吸収体薄膜の形成には、膜応力の制御
が比較的容易なスパッタリング法が広く用いられてい
る。スパッタリング法では、成膜中のスパッタリングガ
スの圧力や、ターゲットに印加される電力の制御などに
より、ある程度の応力制御が可能であるが、10MPa
台の制御や均一性の向上は困難とされている。
【0007】X線吸収体薄膜の応力低減の方法として
は、成膜の後工程として実施されるイオン注入法やアニ
ール法による応力調整法が提案され一般に実施されてい
る(特開平3−30414号公報、特開平1−1503
24号公報)。この方法は、面内で一様の応力調整を行
うので、応力の均一性を得ることが前提条件である。応
力の面内均一性向上に注目したものとしては、イオン注
入法においてイオンが基板に入射する領域を制御、或い
はアニール法において温度の基板内分布を制御する方法
が提案されている(特開平9−180994号公報)。
この方法はその制御が著しく困難であるため、コスト面
では不利である。
【0008】成膜直後の膜応力の均一性を高める方法と
しては、基板を回転させる方法が一般に用いられてい
る。図2に、基板を静止させた場合と回転させた場合に
おけるX線吸収体の応力分布の一例を示す。基板を静止
させた場合には、ターゲット中心から遠ざかる方向に応
力分布が生じている。また、基板を回転させた場合、回
転によって応力の分布が打ち消し合うことによって、応
力の均一性は向上する。しかし、基板を上方から見た場
合には、図3に示されるような同心円状の応力分布が残
留することが知られている。この応力分布は場合によっ
ては50MPa以上にも達し、基板の回転のみでは応力
均一性の制御には限界がある。
【0009】一方、X線吸収体に限らず、スパッタリン
グ法による薄膜の形成の分野では、膜厚の均一性を高め
る目的で、マグネットの位置を移動させる方法が提案さ
れている(特開平5−263236号公報、特開平7−
224380号公報、特開平8−144058号公報、
8−333680号公報など)。これらの方法によると
膜厚の均一性は向上するが、基板から見たエロージョン
領域の相対位置が基板上の位置によって異なるため、入
射粒子のエネルギー、方向性分布が不均一となり、応力
の均一性を得ることが難しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、X線
露光用マスクの製造においては、X線吸収体薄膜の製造
時に応力が発生し、これがX線露光用マスクのパターン
歪みを発生する要因となる問題があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、スパッタリング法で応
力均一性の高いX線吸収体薄膜を形成することができ、
必要に応じて応力調整を行いX線露光用マスクの吸収体
膜応力を一様に低下させてパターン歪みを低減できるX
線露光用マスクの製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。即
ち本発明は、マスク支持体にX線透過性薄膜を形成する
工程と、前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜をマグ
ネトロンスパッタリング法により形成する工程と、前記
マスク支持体の裏面に開口部を設ける工程と、前記X線
吸収体薄膜を所望形状にパターニングする工程とを有す
るX線露光用マスクの製造方法であって、前記X線吸収
体薄膜をマグネトロンスパッタリング法により形成する
際に、該X線吸収体薄膜の面内応力分布が低減するよう
に、ターゲットのエロージョン領域の位置を変動させる
ことを特徴とする。
【0013】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 成膜基板の各位置からみたエロージョン領域の軌跡
が、基板面内で均一に近づくように変動させること。 (2) エロージョン領域の位置変動を、ターゲットの裏側
に設置されたマグネットを移動させることにより行うこ
と。 (3) マグネットが関節部を少なくとも1つ以上有するロ
ボットアームに設置されており、装置外部に設置された
制御部より該マグネット位置を制御すること。
【0014】(4) 成膜中の膜応力を測定する手段を有
し、その測定値を基にマグネットの最適な運動方法を算
出し、制御部よりマグネット位置を制御すること。また
本発明は、マスク支持体にX線透過性薄膜を形成する工
程と、前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜をスパッ
タリング法により形成する工程と、前記マスク支持体の
裏面に開口部を設ける工程と、前記X線吸収体薄膜を所
望形状にパターニングする工程とを有するX線露光用マ
スクの製造方法であって、前記X線吸収体薄膜を形成す
る際に、該X線吸収体薄膜の面内応力分布が低減するよ
うに、前記マスク支持体を回転させると共に、回転軸を
所定の角度に傾斜させることを特徴とする。
【0015】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) ターゲットの中心位置とマスク支持体中心位置(回
転軸の位置)とをずらすこと。 (2) 成膜中の膜応力を測定する手段を有し、その測定値
を基にマスク支持体の傾斜角度を制御すること。
【0016】また本発明は、マスク支持体にX線透過性
薄膜を形成する工程と、前記X線透過性薄膜上にX線吸
収体薄膜をスパッタリング法により形成する工程と、前
記マスク支持体の裏面に開口部を設ける工程と、前記X
線吸収体薄膜を所望形状にパターニングする工程とを有
するX線露光用マスクの製造方法であって、前記X線吸
収体薄膜を形成する際に、該X線吸収体薄膜の応力分布
を緩和するように、前記マスク支持体の径方向に所定の
温度分布が形成されるように温度制御することを特徴と
する。
【0017】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) マスク支持体を保持する基板ホルダに対して、径方
向の温度分布を与えること。 (2) マスク支持体を保持する基板ホルダに同心円状にヒ
ータを埋め込み、基板ホルダの径方向に対して異なる温
度に加熱すること。 (3) マスク支持体を保持する基板ホルダに同心円状に幅
の異なる複数の溝を形成し、基板ホルダを通して逃げる
熱量を基板ホルダの径方向で変えること。 (4) ターゲットの中心位置とマスク支持体の中心位置と
を基板面方向にずらすこと。
【0018】(作用) i)図4に、X線吸収体薄膜の形成に用いる一般的なス
パッタリング装置の概要を断面図で示す。真空チャンバ
20内の底部に被成膜基板21を保持する基板ホルダ2
2が設置され、基板21と対向するチャンバ20の上壁
部(電極)23の下面にはターゲット24が取り付けら
れている。そして、チャンバ20の外側で電極23の裏
面に対向してマグネット25が設けられ、電極23には
RF電源26が接続されている。
【0019】この装置を用いて基板21上に形成された
X線吸収体薄膜の内部応力は、基板21へ入射する粒子
のエネルギー分布や入射角度分布、基板21の温度分布
と強い相関がある。中でも入射粒子のエネルギー分布や
入射角度分布は、通常、基板21とターゲット24のエ
ロージョン領域27の位置関係に依存する。エロージョ
ン領域とは、一般にはマグネットの直下の磁界と電界が
直交する領域に位置し、プラズマ密度の高い領域であ
る。
【0020】従って、このエロージョン領域27を増減
或いは移動させることにより、基板21に入射する粒子
の各状態の分布を制御することができる。そのような装
置構成で、エロージョン領域27の移動による軌跡を最
適化することにより、X線吸収体膜の応力分布を低下さ
せることができる。
【0021】また、ターゲット24のエロージョン領域
27は、一般にターゲット24の裏側に設置されるマグ
ネット25の位置によって決定される。従って、このマ
グネット25を可動とし、形成されるX線吸収体の応力
分布が低下する条件にマグネット25の軌跡を制御する
機構を設けることにより、上記条件を実現できる。
【0022】また、このような装置構成により、基板2
1を静止させて成膜を行った場合においても高い応力均
一性を実現することが可能である。この場合、基板21
を静止させ、マグネット25を移動させることにより、
可動部分を大気側にのみ設置できるため、装置の製作が
容易になるという利点がある。また、基板21が回転す
る場合に生じる機械的な振動などにより、プラズマの状
態や基板21とターゲット24間の距離に揺らぎが生
じ、応力の均一性や絶対値にばらつきが生じることを抑
止することもできる。
【0023】より高い応力均一性が要求される場合、成
膜中の応力分布を測定する手段と、マグネット25の移
動をリアルタイム制御する機構を備えることにより、高
度な応力制御が可能となる。即ち、成膜時の応力分布を
測定し、その値よりマグネット25の最適移動パターン
を算出し、算出された移動パターンをマグネット制御機
構に伝え、マグネット25の移動を制御する。これによ
り、応力分布の小さいX線吸収体薄膜を歩留まり良く供
給することができる。
【0024】ii)従来のX線吸収体成膜用スパッタリン
グ装置では、被成膜基板とターゲットの水平及び垂直方
向の距離を最適化し、基板を回転させることにより内部
応力の面内均一性をはかっている。しかし、前述のよう
にこの方法では、成膜直後に十分な応力均一性を得るこ
とはできない。
【0025】前述した入射粒子のエネルギー分布や入射
角の分布は、ターゲットと基板の距離にも依存すること
が知られている。従って、基板がターゲットに対して傾
斜配置されると、両者が平行配置した場合と比した面内
の応力分布は変化する。そのため、基板をターゲットに
対して適当な角度に傾斜配置することにより、X線吸収
体薄膜の面内応力分布が制御可能になる。この基板傾け
と従来法の基板回転を組み合わせることにより、前述の
応力分布の打ち消し効果が強化される。傾き角と基板の
位置を最適化することにより、X線吸収体の応力の面内
均一性を高めることが可能となる。
【0026】高い応力均一性が要求される場合、成膜中
の応力分布を測定する手段と、基板の傾斜角度をリアル
タイム制御する機構を備えることにより、高度な応力制
御が可能となる。即ち、成膜時の応力分布を測定し、そ
の値より基板のターゲットに対する最適傾斜角を算出
し、算出された傾斜角度を角度制御機構に伝え、基板の
傾斜角度を制御する。これにより、応力分布の小さいX
線吸収体を歩留まり良く供給することができる。
【0027】iii)基板上に形成されたX線吸収体薄膜の
内部応力は、ターゲットからスパッタリングされた粒子
や雰囲気ガス粒子が基板に入射するときのエネルギー分
布・入射角度分布などに起因する。これらはターゲット
と基板上の個々の位置関係に依存するため基板面内の応
力の均一性を保つことは容易でないが、基板を回転させ
ることにより、ある程度の緩和は可能である。基板が回
転している場合の面内応力は、前記図3に示すようにほ
ぼ径方向に分布する。
【0028】本発明の趣旨はこの応力分布を熱応力によ
り相殺することにある。X線吸収体薄膜の熱応力は、成
膜時に高温状態にあるマスク支持体が成膜後冷却し収縮
したときに、X線吸収体薄膜との線形膨張係数の違いに
よって生じる。即ち、温度差による応力変化量をσ1、
X線吸収体薄膜及びマスク支持体の線形膨張係数をそれ
ぞれK1,K2、温度差をΔT、X線吸収体のヤング率
をEとすると、 σ1=(K1−K2)ΔT・E (式1) という式で表すことができる。
【0029】(式1)を変形して基板中心と最縁部の応
力差をσ2とおくと、 ΔT=σ2/((K1−K2)・E) (式2) となる。上式より得られる温度差ΔTを基板上に設定す
れば、応力分布を緩和することができる。
【0030】従って、基板を回転させて成膜したX線吸
収体薄膜の応力分布を予め測定し、(式2)より得られ
た径方向の温度分布ΔTを、基板ホルダに設けた温度制
御機構をもって形成することによって、X線吸収体薄膜
の応力分布の緩和が実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図5は、本発明の第1の実施形態に
係わるX線露光用マスクの製造工程を示す断面図であ
る。
【0032】まず、図5(a)に示すように、マスク支
持体11として3インチSi基板を用意し、この基板1
1上にX線透過性薄膜12としてSiC膜をCVD法
で、例えば厚さ1μmに形成する。次いで、図5(b)
に示すように、SiC膜12上にX線吸収体薄膜13と
してW膜をスパッタリング法で、厚さ0.4μmに形成
する。なお、このW膜13の形成には、後述するような
スパッタリング装置を用い、膜内の応力の均一性向上を
はかる。このときの応力の絶対値に応じて、アニーリン
グ或いはイオン注入法により、応力の低減をはかる。
【0033】次いで、図5(c)に示すように、Si基
板11の裏面をバックエッチングして開口部を形成す
る。次いで、図5(d)に示すように、X線吸収体薄膜
13を所望パターンにパターニングする。このようにし
て作製された基板をマスクフレームに搭載することによ
りX線露光用マスクが完成する。
【0034】なお、図5(c)に示した基板のバックエ
ッチング工程と、図5(d)に示したX線吸収体パター
ニング工程とは、順序を逆にしても良い。また、以上に
記したX線露光用マスク製造の基本的プロセスは、これ
以降の実施形態でも全く同様である。
【0035】次に、本実施形態の特徴点であるX線吸収
体薄膜の形成方法について、更に詳しく説明する。図6
は、本実施形態方法に用いたマグネトロンスパッタリン
グ装置の概略構成を説明するためのもので、(a)は全
体構成を示す断面図、(b)は歯車構成を示す平面図で
ある。
【0036】真空チャンバ20内の底部に被成膜基板2
1を保持する基板ホルダ22が設置され、基板21と対
向するチャンバ20の上壁部(電極)23の下面にはタ
ーゲット24が取り付けられている。そして、チャンバ
20の外側で電極23の裏面に対向してマグネット25
が設けられ、電極23にはRF電源26が接続されてい
る。
【0037】ターゲット24の裏側に、周囲が歯車によ
ってガイド34とかみ合わされた円盤状の治具32を配
置し、その治具32にリング状のマグネット25が治具
32の中心軸から偏心した位置に設置されている。円盤
状の治具32はモータ33に直結したクランク35によ
り回転し、ガイド34の歯車よって回転する構造になっ
ている。これによってマグネット25はターゲット24
の裏面を螺旋状に回転し、被成膜基板21上の各点から
見たエロージョン領域27の相対位置の一様性が高ま
る。
【0038】この装置構成で、マグネット25の大きさ
と回転半径、ターゲット24と基板21間の水平・垂直
方向の距離を最適化することにより、応力の均一性を向
上させるが可能となる。
【0039】前記図5(b)に示す工程において、図6
に示す装置を用い、X線透過性薄膜としてSiC膜12
を成膜した3インチSi基板11からなる被成膜基板2
1を基板ホルダ22に設置した。成膜ガスとしては、A
rを圧力3Paで導入した。X線吸収体にはWを用い、
ターゲット24には直径8インチ、純度99.999%
のW金属ターゲットを使用した。ターゲットの印加RF
パワーを1kWとし、ターゲット・基板間距離を22.
3cmとした。この結果得られた応力分布を図7に示
す。この図からも応力の均一性が向上しているのが明ら
かである。
【0040】このように本実施形態によれば、X線露光
用マスクの製造において、特にX線吸収体薄膜13をマ
グネトロンスパッタリング法で形成する際に、被成膜基
板21を回転させると共にマグネット25を移動させる
ことにより、成膜基板21に対するターゲット24のエ
ロージョン領域27の寄与を均一化することができ、こ
れによりX線吸収体薄膜13の応力を均一化することが
できる。このため、X線露光用マスクの基板面内応力均
一性を高めることができ、パターン歪みを大幅に低減す
ることができる。
【0041】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態方法に使用したマグネトロンスパッタリング
装置の概略構成を示す断面図である。なお、図6と同一
部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0042】ターゲット5の裏側に配置されたマグネッ
ト25は、関節を2つ持つロボット36により支持され
ている。そして、制御装置37により制御されたロボッ
ト36により、マグネット25がターゲット24の裏側
領域全面を過不足無く移動することが可能となってい
る。これによってマグネット25は、成膜中、ターゲッ
ト24の裏面の予め定められた位置を移動することにな
り、基板21上の各点からのエロージョン領域27の見
かけの位置の一様性が高まる。
【0043】この装置を用いてX線露光用マスクのX線
吸収体薄膜を成膜する際に、上記の移動パターンを最適
化することにより、X線吸収体薄膜の応力の均一性を向
上させることが可能となる。従って、第1の実施形態と
同様の効果が得られる。
【0044】(第3の実施形態)図9は、本発明の第3
の実施形態方法に使用したマグネトロンスパッタリング
装置の概略構成を示す断面図である。なお、図8と同一
部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0045】これは、第2の実施形態における図8の装
置構成に応力測定装置38を設けたものである。装置内
部に設けられた応力測定装置38は静電容量センサであ
り、定期的に基板21上を走査し、各点における反り量
を測定することにより成膜中の応力分布を測定する。測
定された応力分布や、その時点の膜厚、ガス圧力、印加
パワーなどの各種パラメータからマグネット25の最適
移動パターンを再計算し、ロボット36の制御装置37
を介してマグネット25を制御する。
【0046】この装置を用いてX線露光用マスクのX線
吸収体薄膜を成膜することにより、マグネット25を最
適パターンで移動させてX線吸収体薄膜の応力の均一性
を向上させることができ、第1の実施形態と同様の効果
が得られる。
【0047】(第4の実施形態)図10は、本発明の第
4の実施形態方法に使用したマグネトロンスパッタリン
グ装置の概略構成を示す断面図である。なお、図6と同
一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0048】ターゲット24の裏側に互いに独立制御可
能な複数の電磁石39を一面に配置し、制御装置37に
より制御された電磁石制御装置40により磁界を印加す
る場所やその強度を制御することができる。これによっ
て、成膜中のターゲット24の裏面における磁界変化を
高い自由度で制御可能となるため、基板21上の各点か
らのエロージョン領域27の見かけの位置の一様性を高
めることができる。
【0049】この装置を用いてX線露光用マスクのX線
吸収体薄膜を成膜する際に、上記の移動パターンを最適
化することにより、X線吸収体薄膜の応力の均一性を向
上させることができ、第1の実施形態と同様の効果が得
られる。
【0050】(第5の実施形態)図11は、本発明の第
5の実施形態方法に使用したマグネトロンスパッタリン
グ装置の概略構成を示す断面図である。なお、図10と
同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略
する。
【0051】これは、第4の実施形態における図10の
装置構成に応力測定装置38を設けたものである。装置
内部に設けられた応力測定装置38は静電容量センサで
あり、成膜中の応力分布を測定する。測定された応力分
布や、その時点の膜圧、ガス圧力、印加パワーなどの各
種パラメータからリアルタイムにマグネット25の最適
出力パターンを計算し、電磁石制御装置40を介して電
磁石39を制御する。
【0052】この装置を用いてX線露光用マスクのX線
吸収体薄膜を成膜することにより、マグネット25を最
適パターンで移動させてX線吸収体薄膜の応力の均一性
を向上させることができ、第1の実施形態と同様の効果
が得られる。
【0053】(第6の実施形態)図12は、本発明の第
6の実施形態方法に使用したマグネトロンスパッタリン
グ装置の概略構成を示す断面図である。なお、図6と同
一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0054】この装置では、基板21が回転し、基板2
1の位置が制御できる構造になっており、ターゲット2
4に対して基板21を任意の角度に傾けることが特徴と
なっている。基板21を傾けることにより、基板21と
ターゲット24間の距離が基板面内で異なる。そして、
成膜後のX線吸収体の面内均一性は基板21とターゲッ
ト24の距離に依存する。このため、基板静止状態の応
力分布を低減させる方向に基板21を傾けることによっ
て、回転による応力の打ち消し効果が強化される。実際
の成膜に際して、傾き角と基板21の位置を最適化する
ことにより、応力の面内均一性を高めることが可能とな
る。
【0055】上記の装置を用い、X線透過性薄膜として
SiC膜12を成膜した3インチSi基板11からなる
被成膜基板21を基板ホルダ22に設置した。成膜ガス
としてはArを圧力3Paで導入した。X線吸収体には
Wを用い、ターゲット24には直径8インチ、純度9
9.999%のW金属ターゲットを使用した。ターゲッ
トの印加RFパワーを1kWとし、ターゲット基板間距
離を28.5cm、ターゲット中心からの基板水平距離
を5.5cm、基板傾斜角度を7.5度とした。図13
に、この結果得られたX線吸収体の応力分布を示す。図
2の基板回転のみの場合に比べて応力分布が向上してい
ることが分かる。
【0056】このように本実施形態によれば、X線露光
用マスクの製造において、特にX線吸収体薄膜13をマ
グネトロンスパッタリング法で形成する際に、被成膜基
板21を傾けると共に回転させることにより、入射粒子
のエネルギー分布や入射角の分布を最適化してX線吸収
体薄膜13の応力を均一化することができる。このた
め、X線露光用マスクの基板面内応力均一性を高めるこ
とができ、パターン歪みを大幅に低減することができ
る。
【0057】(第7の実施形態)図14は、本発明の第
7の実施形態方法に使用したマグネトロンスパッタリン
グ装置の概略構成を示す断面図である。なお、図12と
同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略
する。
【0058】これは、第6の実施形態における図12の
装置中に成膜中に基板角度を任意に制御する制御装置3
7、基板角度制御装置41と応力測定装置38を設けた
ものである。装置内部に設けられた応力測定装置38は
静電容量センサであり、定期的に基板21上を走査し、
各点における反り量を測定することにより成膜中の応力
分布を測定する。測定された応力分布や、その時点の膜
圧、ガス圧力、印加パワーなどの各種パラメータからリ
アルタイムに基板角度の最適値を計算し、制御装置37
を介して基板21の角度を制御する。
【0059】この装置を用いてX線露光用マスクのX線
吸収体薄膜を成膜することにより、基板角度を最適に設
定してX線吸収体薄膜の応力を均一化することができ、
第6の実施形態と同様の効果が得られる。
【0060】(第8の実施形態)本実施形態は、X線露
光用マスクのX線吸収体薄膜の形成の際に、成膜基板の
温度分布を制御するものである。X線吸収体薄膜の成膜
装置としては、スパッタリング装置を用いたが、この装
置の基板ホルダに後述する工夫を加えた。
【0061】スパッタリング装置の基本構成は前記図4
に示すものと同様であり、X線露光用マスク支持体11
として3インチSi基板を用いた被成膜基板21を、基
板ホルダ22によって真空チャンバ20内に保持する。
基板ホルダ22は、基板21の中心を軸として回転させ
るための駆動装置を有しており、所望の回転数で基板2
1を回転させることができる。成膜ガスとしてArを、
X線吸収体ターゲット24には直径8インチのタングス
テン金属ターゲットを使用し、SiC膜を1μm成膜し
た3インチSi基板からなる被成膜基板21を基板ホル
ダ22に設置した。ターゲット24への印加RFパワー
は1kW、Ar圧力は3Pa、ターゲット中心からの基
板の水平距離は4.5cm、ターゲット基板間距離は1
2cmとした。
【0062】図15に、本実施形態中で使用するX線吸
収体成膜装置の基板ホルダの断面図を示す。基板21は
クランプ50により基板ホルダ22に密着して保持され
る。基板ホルダ22には、基板の裏側に温度を制御する
ための液状熱媒体流路51が設けられている。熱媒体流
路51は、周辺部を積極的に冷却するように基板周辺部
に配置されている。ホルダ22には温度測定用の熱電対
が取り付けてあり、基板21上の温度差をモニタし、こ
の値を所望の値に制御するように熱媒体の温度・流量・
圧力の制御を行う。
【0063】この基板ホルダ22を用いて実験を行った
結果として得られた結果を、以下に記す。まず、基板温
度を一定として成膜を行った場合の結果を図16(a)
に示す。この場合の応力分布は応力差で約30MPaで
あった。これを補正するために必要な温度差は、(式
2)より約23℃である。次に、基板中央と周辺部の温
度差を−23℃と設定して成膜を行った。この結果、図
6(b)に示すようにX線吸収体薄膜の応力分布を約8
MPaに抑えることができた。
【0064】このように本実施形態によれば、X線吸収
体薄膜を形成する際に、基板ホルダ22の温度制御によ
り基板21の径方向に所定の温度分布を形成することに
より、X線吸収体薄膜の応力分布を緩和することができ
る。このため、X線露光用マスクの基板面内応力均一性
を高めることができ、パターン歪みを大幅に低減するこ
とができる。
【0065】なお、本実施形態で温度制御に用いた熱媒
体は必ずしも液体に限らず、Heなどの気体を用いるこ
ともできる。また、熱媒体流路は複数設けても良く、各
々を独立に温度制御しても良い。さらに、熱媒体は冷却
に限らず、加熱にも用いることができる。
【0066】(第9の実施形態)図17は、本発明の第
9の実施形態方法に使用したスパッタリング装置の基板
ホルダの構成を示す断面図である。なお、図15と同一
部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。
【0067】基板ホルダ22の基板直下の領域には同心
円状にヒータ52が埋め込まれており、これにより径方
向の温度分布を調節する。また、基板ホルダ22には温
度測定用の熱電対(図示せず)が取り付けてあり、基板
21上の温度差をモニタし、この値を所望の値に制御す
るようにヒータ52へ供給する電流の制御を行う。
【0068】この装置を用いてX線露光用マスクのX線
吸収体薄膜を成膜する際に、ヒータ52の温度を制御す
ることにより、X線吸収体薄膜の応力の均一性を向上さ
せることが可能となる。従って、第8の実施形態と同様
の効果が得られる。
【0069】なお、本実施形態における温度制御は必ず
しもヒータ52のみで構成されている必要がなく、第8
の実施形態に記載の熱媒体流路51と組み合わせて用い
ることができる。また、ヒータ52の数は、仕様に応じ
て適宜変更可能である。
【0070】(第10の実施形態)図18は、本発明の
第10の実施形態方法に使用したスパッタリング装置の
基板ホルダの構成を示す断面図(a)と平面図(b)で
ある。なお、図15と同一部分には同一符号を付して、
その詳しい説明は省略する。
【0071】本実施形態の基板ホルダ22には、中央部
に周辺部より密に溝パターン53が設けられており、周
辺部から逃げる熱量が中央部より多くなる構造になって
いる。実験により、前述の成膜条件において、この基板
ホルダを用いることにより、中心から径方向に約20℃
の温度分布が生じることが確かめられた。このホルダに
よって得られたX線吸収体薄膜の応力分布を図19に示
す。応力の面内分布は、約15MPaと半減しているこ
とが分かる。
【0072】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。X線吸収体はWに限るものではな
く、Ta,Mo,Re,Cu、及びそれらの合金、或い
はその窒化物や炭化物,硅化物を用いることもできる。
また、スパッタリングガスはArに限らず、Ne,Xe
やその混合ガスを用いることができる。また、X線透過
性薄膜においても、SiCに限らず、SiNx,BN,
ボロンドープしたSi,又はダイヤモンドを用いること
もできる。応力の測定方法は静電容量センサに限らず、
表面光反射を利用した反り測定や、X線回折法などを使
用することができる。
【0073】また、第6〜第10の実施形態におけるス
パッタリング法は必ずしもマグネトロン法に限らず、E
CR法,ICP法,NLD法、対面スパッタ法などを用
いることができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、X
線露光用マスクのX線吸収体薄膜をスパッタリング法に
より形成する際に、ターゲットのエロージョン領域の位
置を変動させること、マスク支持体を回転させると共に
回転軸を所定の角度に傾斜させること、マスク支持体の
径方向に所定の温度分布が形成されるように温度制御す
ること、のいずれかを採用することにより、X線吸収体
薄膜の面内応力分布を低減させるて応力均一性の高いX
線吸収体薄膜を形成することができ、これによりX線露
光用マスクの基板面内応力均一性を高めてパターン歪み
を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線露光用マスクの基本構成を示す断面図。
【図2】基板を静止させた場合と回転させた場合におけ
るX線吸収体の応力分布の一例を示す図。
【図3】基板を回転させた場合におけるX線吸収体の同
心円状の応力分布を示す図。
【図4】X線吸収体薄膜の形成に用いる一般的なスパッ
タリング装置の概略構成を示す断面図。
【図5】第1の実施形態に係わるX線露光用マスクの製
造工程を示す断面図。
【図6】第1の実施形態方法に用いたマグネトロンスパ
ッタリング装置の概略構成を示す断面図と平面図。
【図7】第1の実施形態方法で作製したX線吸収体薄膜
における応力分布を示す図。
【図8】第2の実施形態方法に用いたスパッタリング装
置の概略構成を示す断面図。
【図9】第3の実施形態方法に用いたスパッタリング装
置の概略構成を示す断面図。
【図10】第4の実施形態方法に用いたスパッタリング
装置の概略構成を示す断面図。
【図11】第5の実施形態方法に用いたスパッタリング
装置の概略構成を示す断面図。
【図12】第6の実施形態方法に用いたスパッタリング
装置の概略構成を示す断面図。
【図13】第6の実施形態方法で作成したX線吸収体薄
膜における応力分布を示す図。
【図14】第7の実施形態方法に用いたスパッタリング
装置の概略構成を示す断面図。
【図15】第8の実施形態方法に用いたスパッタリング
装置の基板ホルダの構成を示す断面図。
【図16】第8の実施形態方法で作成したX線吸収体薄
膜における応力分布を示す図。
【図17】第9の実施形態方法に用いたスパッタリング
装置の基板ホルダの構成を示す断面図と平面図。
【図18】第10の実施形態方法に用いたスパッタリン
グ装置の基板ホルダの構成を示す断面図。
【図19】第10の実施形態方法で作成されたX線吸収
体薄膜の応力分布を示す図。
【符号の説明】
10…マスクフレーム 11…マスク支持体 12…X線透過性薄膜 13…X線吸収体薄膜 20…真空チャンバ 21…被成膜基板 22…基板ホルダ 24…ターゲット 25…磁石 26…RF電源 27…エロージョン領域 33…磁石駆動用モータ 36…ロボット 38…圧力測定装置 39…電磁石 40…電磁石制御装置 41…基板角度制御装置 51…熱媒体流路 52…ヒータ 53…溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスク支持体にX線透過性薄膜を形成する
    工程と、前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜をマグ
    ネトロンスパッタリング法により形成する工程と、前記
    マスク支持体の裏面に開口部を設ける工程と、前記X線
    吸収体薄膜を所望形状にパターニングする工程とを有す
    るX線露光用マスクの製造方法であって、 前記X線吸収体薄膜をマグネトロンスパッタリング法に
    より形成する際に、該X線吸収体薄膜の面内応力分布が
    低減するように、ターゲットのエロージョン領域の位置
    を変動させることを特徴とするX線露光用マスクの製造
    方法。
  2. 【請求項2】マスク支持体にX線透過性薄膜を形成する
    工程と、前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜をスパ
    ッタリング法により形成する工程と、前記マスク支持体
    の裏面に開口部を設ける工程と、前記X線吸収体薄膜を
    所望形状にパターニングする工程とを有するX線露光用
    マスクの製造方法であって、 前記X線吸収体薄膜を形成する際に、該X線吸収体薄膜
    の面内応力分布が低減するように、前記マスク支持体を
    回転させると共に、回転軸を所定の角度に傾斜させるこ
    とを特徴とするX線露光用マスクの製造方法。
  3. 【請求項3】マスク支持体にX線透過性薄膜を形成する
    工程と、前記X線透過性薄膜上にX線吸収体薄膜をスパ
    ッタリング法により形成する工程と、前記マスク支持体
    の裏面に開口部を設ける工程と、前記X線吸収体薄膜を
    所望形状にパターニングする工程とを有するX線露光用
    マスクの製造方法であって、 前記X線吸収体薄膜を形成する際に、該X線吸収体薄膜
    の応力分布を緩和するように、前記マスク支持体の径方
    向に所定の温度分布が形成されるように温度制御するこ
    とを特徴とするX線露光用マスクの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8012314B2 (en) 2000-09-12 2011-09-06 Hoya Corporation Manufacturing method and apparatus of phase shift mask blank
CN115981101A (zh) * 2023-03-17 2023-04-18 湖北江城芯片中试服务有限公司 半导体结构的制造方法及半导体结构

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