JP2000105006A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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JP2000105006A
JP2000105006A JP10275857A JP27585798A JP2000105006A JP 2000105006 A JP2000105006 A JP 2000105006A JP 10275857 A JP10275857 A JP 10275857A JP 27585798 A JP27585798 A JP 27585798A JP 2000105006 A JP2000105006 A JP 2000105006A
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JP
Japan
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refrigerant
vane
pressure
cylinder
rotary
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JP10275857A
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English (en)
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Toshiyuki Ebara
俊行 江原
Nobuhisa Koumoto
伸央 甲元
Masaya Tadano
昌也 只野
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/002Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
    • F25B9/008Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二酸化炭素を冷媒として用いた圧縮機であっ
ても、ベーン飛びを極力防止することを目的とした。 【解決手段】 両端開口を閉塞されたシリンダ14、1
5と、このシリンダ14、15内を回転するローラ1
8、19と、背面側に付勢手段27、28を備えると共
に、前面端部が前記ローラ18、19に当接することに
より前記シリンダ14、15内に圧縮空間を形成するベ
ーン20、21とからなる回転圧縮要素5を密閉容器2
内に収納し、吸入した冷媒を前記回転圧縮要素5にて圧
縮して吐出する回転式圧縮機1において、冷媒として二
酸化炭素を用いると共に、圧縮した冷媒が吐出される圧
力室60、61と、前記ベーン20、21の背面側に設
けられたベーン背面室47、48とを備え、このベーン
背面室47、48と前記圧力室60、61とを連通する
調圧通路49、50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然冷媒の内、特
に二酸化炭素(CO2)を用いた回転式圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、特許
第2517346号公報(F04B49/02)には、
底部にオイル溜を有する密閉容器と、この容器内に収納
された電動要素と、この電動要素によって駆動される複
数の圧縮要素とで構成し、この圧縮要素はシリンダと、
前記電動要素によって回転される回転軸と、この回転軸
の偏心部によってシリンダの内壁に沿って回転されるロ
ーラと、このローラに接してシリンダに設けた溝内を往
復摺動するベーンと、前記シリンダの開口を封じる軸受
けとで構成され、各圧縮要素の間を中間仕切板で分離
し、前記回転軸にはオイル溜のオイルを各摺動部に供給
する第1オイル供給通路が設けられている圧縮機が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、二酸化炭素
を冷媒として用いた場合、冷媒圧力は高圧側で約100
kg/cm2Gにも達し、低圧側では約30kg/cm2
Gとなる。
【0004】この様な圧力差により、ベーンが押し上げ
られてベーン飛びが生じ、圧縮効率が低下する問題があ
る。
【0005】本発明はこの様な問題点に鑑みてなされた
もので、二酸化炭素を冷媒として用いた圧縮機であって
も、ベーン飛びを極力防止することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明では、両端開口を閉塞さ
れたシリンダと、このシリンダ内を回転するローラと、
背面側に付勢手段を備えると共に、前面端部が前記ロー
ラに当接することにより前記シリンダ内に圧縮空間を形
成するベーンとからなる回転圧縮要素を密閉容器内に収
納し、吸入した冷媒を前記回転圧縮要素にて圧縮して吐
出する回転式圧縮機において、冷媒として二酸化炭素を
用いると共に、圧縮した冷媒が吐出される圧力室と、前
記ベーンの背面側に設けられたベーン背面室とを備え、
このベーン背面室と前記圧力室とを連通する調圧通路を
設けた回転式圧縮機を提供する。
【0007】このため、圧縮空間の高圧側とほぼ同じ圧
力が、圧力室を介してベーン背面室にかかり、ベーン背
面室の圧力でもってベーンをローラ側に押し出す事がで
きる。
【0008】従って、二酸化炭素冷媒を用いた回転式圧
縮機であっても、付勢手段の付勢力のみでベーンをロー
ラに押しつける事ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。
【0010】図1は本発明を具備する2シリンダの回転
式圧縮機の縦断面図、図2はベーン部分の拡大図、図3
は本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を用いた
冷凍回路図、図4は本発明を具備する2シリンダの回転
式圧縮機を用いた冷凍回路図におけるモリエル線図であ
る。
【0011】図1における1は、本発明を具備する2シ
リンダの回転式圧縮機(ロータリ式コンプレッサ)で、
鉄などの金属からなる密閉容器2内の上部に設けられた
電動要素3と、この電動要素3の下方に設けられ、電動
要素3の回転軸4にて回転駆動される回転圧縮要素5と
からなるものである。
【0012】また、前記密閉容器2は下部をオイル溜と
し、前記電動要素3及び回転圧縮要素5を収納する容器
体2Aと、この容器体2Aを密閉する密閉蓋2Bとより
なるもので、この密閉蓋2Bには前記電動要素3に電力
を供給するためのターミナル端子(配線は省略)6が取
り付けられている。
【0013】また、電動要素3は、ロータ7及びステー
タ8からなるもので、ロータ7は積層した電磁鋼板から
なる積層体10の内部に図示しない永久磁石を設けてな
るもので、ステータ8はリング状の電磁鋼板を積層した
積層体12に巻線11を取り付けてなるものである。
尚、9はバランサである。この構造は、直流モータと称
するものであるが、積層した電磁鋼板にアルミニウム製
のアルミ芯を挿入してなる交流モータと称するモータを
用いても良い。
【0014】更には、自動車等のエアコンに用いる場
合、自動車のエンジンなどを駆動源としても良いし、他
の駆動源であっても良い。
【0015】また、回転圧縮要素5は、プレートミドル
(中間仕切板)13と、このプレートミドル13の上下
に取り付けられた上下シリンダ14、15と、この上下
シリンダ14、15内を回転軸4の上下偏心部16、1
7によって回転する上下ローラ18、19と、この上下
ローラ18、19に接して上下シリンダ14、15内を
高圧側と低圧側とに区画する上下ベーン20、21と、
上下シリンダ14、15の上下の開口を閉塞すると共
に、前記回転軸4の回転を許容するメインフレーム2
2、ベアリングプレート23と、メインフレーム22と
共に中間圧力室60を形成するための上プレート58
と、前記ベアリングプレート23と共に高圧力室61を
形成するための下プレート59とで構成されている。
【0016】更にこれらは、上プレート58、メインフ
レーム22、上シリンダ14、プレートミドル13、下
シリンダ15、ベアリングプレート23、下プレート5
9の順でボルト24により連結されているものである。
【0017】また、前記回転軸4には、前記回転圧縮要
素5の各摺動部にオイルAを供給するための給油孔25
が設けられている。更に、回転軸4の外周面には、この
給油孔25と連通し、オイルAをメインフレーム22、
ベアリングプレート23の軸受部に導く給油溝26が形
成されている。更に、前記上下ベーン20、21には前
記上下ローラ18、19に対して常時付勢するための付
勢手段である上下スプリング27、28が設けられてい
る。
【0018】ここで、潤滑油としてのオイルAは、鉱物
油(ミネラルオイル)、アルキルベンゼン油、エーテル
油、エステル油など既存のオイルで良い。
【0019】また、前記上下シリンダ14、15には冷
媒を導入する上下導入管(図示せず)が設けられている
と共に、冷媒を吐出する上下出口管30、31がそれぞ
れ設けられている。そして、これら上下導入管及び上下
出口管30、31には冷媒配管32、33、34がそれ
ぞれ接続されている。
【0020】尚、35は密閉容器2を支持するための台
座で、36はサクションマフラ、51は中間圧力室60
が所定の圧力以上になった場合に、高圧力室61側、即
ち下シリンダ15の下出口管31側に圧力をにがすため
のバルブである。
【0021】また、前記回転圧縮要素5のメインフレー
ム22の上面には窪部が形成されており、メインフレー
ム22の上側には、この窪部を閉塞する如く上プレート
58が設けられている。また、前記メインフレーム22
と上プレート58との間には、NBR(アクリロニトリ
ルーブタジエンゴム)により形成されたガスケット63
が介在している。これにより、前述した如く、中間圧力
室60が形成され、圧縮空間の吐出側と接続冷媒配管3
4とを連通するものである。
【0022】尚、このNBRとは、アクリロニトリルと
ブタジエンの乳化共重合によって得られる耐油性ゴムで
ある。
【0023】また、前記メインフレーム22は前記回転
軸4を回転自在に支持するものであり、前記上プレート
58には、メインフレーム22の軸受部分が挿通する穴
が形成されているものである。
【0024】そして、メインフレーム22の軸受部分が
上プレート58の穴を挿通した状態で、メインフレーム
22の軸受部分と上プレート58との間には、Oリング
などのシール材62が位置する事となる。更に、この状
態で、上プレート58をメインフレーム22に、Cリン
グ65などの嵌合部材で係止するものである。
【0025】また、前記回転圧縮要素5のベアリングプ
レート23の下面には、窪部が形成されており、ベアリ
ングプレート23の下側には、この窪部を閉塞する如く
下プレート59が設けられている。また、前記ベアリン
グプレート23と下プレート59との間には、NBR
(アクリロニトリルーブタジエンゴム)により形成され
たガスケット67が介在している。これにより、前述し
た如く、高圧力室61が形成され、圧縮空間の吐出側と
吐出側冷媒配管32とを連通するものである。
【0026】また、前記ベアリングプレート23は前記
回転軸4を回転自在に支持するものであり、前記下プレ
ート59には、ベアリングプレート23の軸受部分が挿
通する穴が形成されているものである。
【0027】そして、ベアリングプレート23の軸受部
分が下プレート59の穴を挿通した状態で、ベアリング
プレート23の軸受部分と下プレート59との間には、
Oリングなどのシール材69が位置する事となる。更
に、この状態で、下プレート59をベアリングプレート
23に、Cリング70などの嵌合部材で係止するもので
ある。
【0028】また、前記上下シリンダ14、15には、
前記上下ベーン20、21が上下ローラ18、19に沿
って往復摺動するための上下ベーン背面室47、48が
形成されている。そして、この上下ベーン背面室47、
48には、前記スプリング27、28が位置しているも
のである。
【0029】更に、前記上ベーン背面室47は、前記中
間圧力室60と上調圧通路49を介して連通しており、
下ベーン背面室48は、前記高圧力室61と下調圧通路
50を介して連通している。
【0030】これら、上下調圧通路49、50は約1m
m〜3mm程度の径で、極力オイルAの入り込まない径
とする。また、この上下調圧通路49、50は、前記ス
プリング27、28が最も縮んだ時に、前記上下ベーン
20、21にて閉塞され、スプリング27、28が伸び
始めた時に、ローラ18、19側に押し出す如く、上下
ベーン20、21が開放する位置に設けられている。
【0031】以上により、上下ベーン背面室47、48
は、それぞれの圧縮空間の高圧側とほぼ同等の圧力でも
って上下ベーン20、21をローラ18、19側に押す
事ができ、加えてスプリング27、28の付勢力でロー
ラ18、19側に付勢するため、ベーン飛びを極力防止
する事ができる。
【0032】従って、圧縮空間の高圧側と低圧側のシー
ル性が良好となるため、圧縮効率の向上を図る事ができ
るものである。
【0033】密閉容器2内部は、低圧(上シリンダ14
に導入された冷媒の圧力)若しくは中間圧(上シリンダ
14に導入された冷媒の圧力と下シリンダ15から吐出
される冷媒の圧力の間、例えば下シリンダ15に導入さ
れた冷媒の圧力)で保たれている。このためには、例え
ば、特に図示しないが、上シリンダ14又は下シリンダ
15の導入管の何れかを密閉容器2内部に開口させれば
良い。こうすることにより、密閉容器2内部が高圧(二
酸化炭素を冷媒として使用すると、非常に高圧となる)
となることを防いで、密閉容器2の耐圧上の問題が生じ
ないようにしている。
【0034】次に、回転式圧縮機1の冷媒回路を図3及
び図4を参照して説明する。
【0035】この2シリンダの回転式圧縮機1の場合、
回転式圧縮機1の下シリンダ15にに設けられた下出口
管31と凝縮器37とが、吐出側冷媒配管32を介して
接続されており、この凝縮器37と冷却器38とは、膨
張弁39を介して冷媒配管40にて接続されている。ま
た、この冷却器38と回転式圧縮機1の上シリンダ14
の上導入管とは、吸込側冷媒配管33にて接続されてい
る。
【0036】更に、前記凝縮器37と膨張弁39とを接
続する冷媒配管40には、バイパス膨張弁41を介して
過冷却器42と接続するバイパス管43が設けられてい
る。
【0037】また、過冷却器42からの過冷却器冷媒配
管44は、前記回転式圧縮機1の上シリンダ14に設け
られた上出口管30及び下シリンダ15の下導入管29
とを接続する接続冷媒配管34と、前記サクションマフ
ラー36内で結合されているものである。
【0038】尚、前記過冷却器42は、二重管にて構成
されるもので、前記バイパス管43からの冷媒を内側に
流し、前記冷媒配管40の冷媒が外側を流れるものであ
る。これは、逆に内側を冷媒配管40とし、外側をバイ
パス管43としても良い。
【0039】更には、熱伝導的に接触して設けた構造で
あっても良い。
【0040】また、前記バイパス管43と分岐した後の
冷媒配管40は、前記過冷却器42に導入され、過冷却
器42にて、バイパス膨張弁41後のバイパス管43と
熱伝導可能に接触して設けられている。この後、前述し
た膨張弁39に接続されるものである。
【0041】従って、2シリンダの回転式圧縮機1にて
圧縮され、高温となった二酸化炭素のガス冷媒が、凝縮
器37にて冷却され、更に前記過冷却器42で前記バイ
パス管43と熱交換、即ち放熱した後、膨張弁39にて
膨張する。この後、冷却器38に流入し、ここで放熱し
たガス冷媒は、再び吸込側冷媒配管33から回転式圧縮
機1に戻る事となる。
【0042】また、凝縮器37にて凝縮された冷媒の一
部は、バイパス管43に分流し、バイパス膨張弁41に
て断熱膨張した後、過冷却器42にて前記冷媒配管40
から収熱する。過冷却器42にて収熱した冷媒は、前記
上シリンダ14にて高温、高圧となった冷媒と混ざり、
高温、高圧の冷媒を冷却すると共に、下シリンダ15に
流入する。尚、過冷却器42にて収熱した後の冷媒は、
前記上シリンダ14の吐出後の高温、高圧冷媒より低温
である。
【0043】ここで、図4に示す臨界圧力は、二酸化炭
素冷媒の場合、約72〜73kgf/cm2Gであり、
この臨界圧力以上、即ち超臨界域では、二酸化炭素冷媒
はガス化しているものである。
【0044】図4のA点は過冷却器42及び圧縮機の上
シリンダ14から吐出された冷媒が合流し、下シリンダ
15に吸い込まれる冷媒で、B点は下シリンダ15から
吐出される冷媒である。
【0045】そして、C点は凝縮器37にて凝縮された
後、分流した冷媒で、バイパス膨張弁41にて断熱膨張
する。D点はこの断熱膨張して圧力低下し、放熱した冷
媒で、過冷却器42に流入して、C点の冷媒をE点まで
冷却する。
【0046】また、E点の過冷却された冷媒は、膨張弁
39にて断熱膨張し、F点の状態となる。この後、G点
に示す如く、冷却器38にて収熱して高温となった冷媒
は、上シリンダ14に流入する。
【0047】H点に示す如く、上シリンダ14にて圧縮
され、高温、高圧となった冷媒は、前述した過冷却器4
2で圧力が低下し、過冷却に使われ、温度上昇した冷媒
(但し、前述した如く、上シリンダ14の吐出後の高
温、高圧冷媒より低温)と合流し、A点に示す如く、温
度低下した冷媒が回転式圧縮機1に流入する。
【0048】また、以上詳述した回転式圧縮機1は、家
庭用エアコン、業務用エアコン(パッケージエアコ
ン)、自動車用エアコン、家庭用冷蔵庫、業務用冷蔵
庫、業務用冷凍庫、業務用冷凍冷蔵庫、ショーケース、
自動販売機、給湯機等に用いるものである。
【0049】更に、この回転式圧縮機1は、15フレー
ムのサイズであり、1馬力の出力である。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
ると、圧縮空間の高圧側とほぼ同じ圧力が、圧力室を介
してベーン背面室にかかり、ベーン背面室の圧力でもっ
てベーンをローラ側に押し出せるため、ベーン飛びを極
力防止する事ができる。
【0051】従って、二酸化炭素冷媒を用いた回転式圧
縮機であっても、付勢手段の付勢力のみでベーンをロー
ラに押しつける事ができ、高圧側と低圧側のシール性が
良好となるため、圧縮効率の向上を図る事ができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機の
縦断面図である。
【図2】ベーン部分の拡大図である。
【図3】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を
用いた冷凍回路図である。
【図4】本発明を具備する2シリンダの回転式圧縮機を
用いた冷凍回路図におけるモリエル線図である。
【符号の説明】
1 2シリンダの回転式圧縮機 2 密閉容器 3 電動要素 5 回転圧縮要素 14 上シリンダ 15 下シリンダ 18 上ローラ 19 下ローラ 20 上ベーン 21 下ベーン 22 メインフレーム 23 ベアリングプレート 27 付勢手段(スプリング) 28 付勢手段(スプリング) 32 吐出側冷媒配管 34 接続冷媒配管 47 上ベーン背面室 48 下ベーン背面室 49 上調圧通路 50 下調圧通路 60 中間圧力室 61 高圧力室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端開口を閉塞されたシリンダと、この
    シリンダ内を回転するローラと、背面側に付勢手段を備
    えると共に、前面端部が前記ローラに当接することによ
    り前記シリンダ内に圧縮空間を形成するベーンとからな
    る回転圧縮要素を密閉容器内に収納し、吸入した冷媒を
    前記回転圧縮要素にて圧縮して吐出する回転式圧縮機に
    おいて、 冷媒として二酸化炭素を用いると共に、圧縮した冷媒が
    吐出される圧力室と、前記ベーンの背面側に設けられた
    ベーン背面室とを備え、このベーン背面室と前記圧力室
    とを連通する調圧通路を設けたことを特徴とする回転式
    圧縮機。
JP10275857A 1998-09-29 1998-09-29 回転式圧縮機 Pending JP2000105006A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7101161B2 (en) * 2001-11-30 2006-09-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Rotary compressor, method for manufacturing the same, and defroster for refrigerant circuit
US7491042B2 (en) * 2005-12-16 2009-02-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Multistage compression type rotary compressor

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US7611343B2 (en) 2005-12-16 2009-11-03 Sanyo Electric Co., Ltd. Multistage compression type rotary compressor
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