JP2000104873A - 流体圧ホースのジョイント装置 - Google Patents
流体圧ホースのジョイント装置Info
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- JP2000104873A JP2000104873A JP10277549A JP27754998A JP2000104873A JP 2000104873 A JP2000104873 A JP 2000104873A JP 10277549 A JP10277549 A JP 10277549A JP 27754998 A JP27754998 A JP 27754998A JP 2000104873 A JP2000104873 A JP 2000104873A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業中に迅速ジョイントに強力な振動や衝撃
を受けても、迅速ジョイントのジョイント部が何ら外れ
ることはなく、また油圧ホースの内部に強力な残留油圧
力があっても、一人の作業者で容易に迅速ジョイントの
連結作業を行うことができるようにする。 【解決手段】 一方の油圧ホース2に固設された迅速ジ
ョイント1のジョイント部4に第1の支持ブラケット7
と第2の支持ブラケット8を係嵌し、他方の油圧ホース
3に固設された被ジョイント部6に第3の支持ブラケッ
ト14と第4の支持ブラケット15とを係嵌し、第1の
支持ブラケット〜第4の支持ブラケットを互いにボルト
18とナット19とで連結してなる。
を受けても、迅速ジョイントのジョイント部が何ら外れ
ることはなく、また油圧ホースの内部に強力な残留油圧
力があっても、一人の作業者で容易に迅速ジョイントの
連結作業を行うことができるようにする。 【解決手段】 一方の油圧ホース2に固設された迅速ジ
ョイント1のジョイント部4に第1の支持ブラケット7
と第2の支持ブラケット8を係嵌し、他方の油圧ホース
3に固設された被ジョイント部6に第3の支持ブラケッ
ト14と第4の支持ブラケット15とを係嵌し、第1の
支持ブラケット〜第4の支持ブラケットを互いにボルト
18とナット19とで連結してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械などに使
用される油圧モーターや油圧シリンダーと、油圧ポンプ
等を備えた油圧ユニット、即ち流体圧源とを繋ぐ流体圧
ホースに介在する迅速ジョイント(一般に流体圧カップ
リングあるいは流体圧カップラーと称される。)の分野
に採用されるものである。
用される油圧モーターや油圧シリンダーと、油圧ポンプ
等を備えた油圧ユニット、即ち流体圧源とを繋ぐ流体圧
ホースに介在する迅速ジョイント(一般に流体圧カップ
リングあるいは流体圧カップラーと称される。)の分野
に採用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図6およず図7は、本発明の対象とする
迅速ジョイント1を示すもので、そのうち、図6は油圧
源側等のジョイント側の油圧ホース2と、該油圧力によ
って作動する作動装置側等の被ジョイント側の油圧ホー
ス3とを連結した状態を示し、図7は両者を外した状態
を示す。
迅速ジョイント1を示すもので、そのうち、図6は油圧
源側等のジョイント側の油圧ホース2と、該油圧力によ
って作動する作動装置側等の被ジョイント側の油圧ホー
ス3とを連結した状態を示し、図7は両者を外した状態
を示す。
【0003】ジョイント側油圧ホース2の端部に固設さ
れるジョイント部4は、次の構造からなる。即ち、該油
圧ホース2に取り付けられた筒状ボディー20には弁孔
26とその周囲の弁座27と弁座27に当接する弁体2
8と弁体28を弁座27に向かって押圧する弁ばね29
とからなる逆止弁30が内蔵され、筒状ボディー20の
先端部環状壁20aに内外に貫通して遊嵌されるロック
ボール31が設けられ、また内周面に谷部32aと山部
32bのカム面を有するスリーブ32が該先端部環状壁
20aの外周側に嵌合されると共に、該スリーブ32を
常時外方に押圧するばね33が設けられる。一方被ジョ
イント側油圧ホース3の端部に固設される被ジョイント
部11は次の構造からなる。即ち、該油圧ホース3に取
り付けられた筒状ボディー24のノーズ34にも同じよ
うに弁孔35とその周囲の弁座36と弁座36に当接す
る弁体37と弁体37を弁座36に向かって押圧する弁
ばね38とからなる逆止弁39が内蔵され、筒状ノーズ
34の外周面には前記ロックボール31が係合するロッ
ク溝40が環状に設けられている。
れるジョイント部4は、次の構造からなる。即ち、該油
圧ホース2に取り付けられた筒状ボディー20には弁孔
26とその周囲の弁座27と弁座27に当接する弁体2
8と弁体28を弁座27に向かって押圧する弁ばね29
とからなる逆止弁30が内蔵され、筒状ボディー20の
先端部環状壁20aに内外に貫通して遊嵌されるロック
ボール31が設けられ、また内周面に谷部32aと山部
32bのカム面を有するスリーブ32が該先端部環状壁
20aの外周側に嵌合されると共に、該スリーブ32を
常時外方に押圧するばね33が設けられる。一方被ジョ
イント側油圧ホース3の端部に固設される被ジョイント
部11は次の構造からなる。即ち、該油圧ホース3に取
り付けられた筒状ボディー24のノーズ34にも同じよ
うに弁孔35とその周囲の弁座36と弁座36に当接す
る弁体37と弁体37を弁座36に向かって押圧する弁
ばね38とからなる逆止弁39が内蔵され、筒状ノーズ
34の外周面には前記ロックボール31が係合するロッ
ク溝40が環状に設けられている。
【0004】図6に示すように、ジョイント側油圧ホー
ス2の筒状ボディー20に被ジョイント側油圧ホース3
の筒状ノーズ34が嵌合し、迅速ジョイント1によって
両者が連結されている際には、筒状ボディー20の外周
面に嵌合されるスリーブ32はばね33によって外方に
押圧され、これによって該スリーブ32の内周面の山部
32bがロックボール31を内周側に押圧して、該ロッ
クボール31が筒状ノーズ34のロック溝40に係合し
て、ジョイント側油圧ホース2と被ジョイント側油圧ホ
ース3とを連結し、この状態のときには両者の逆止弁2
8,39の弁体28,37の突出部28a,37aが互
いに衝突して、両者の弁体28,37は両者を押圧する
弁ばね29,38の付勢力に抗して後退し、互いの弁孔
26,35を開口し、両油圧ホース2,3は連通状態と
なる。
ス2の筒状ボディー20に被ジョイント側油圧ホース3
の筒状ノーズ34が嵌合し、迅速ジョイント1によって
両者が連結されている際には、筒状ボディー20の外周
面に嵌合されるスリーブ32はばね33によって外方に
押圧され、これによって該スリーブ32の内周面の山部
32bがロックボール31を内周側に押圧して、該ロッ
クボール31が筒状ノーズ34のロック溝40に係合し
て、ジョイント側油圧ホース2と被ジョイント側油圧ホ
ース3とを連結し、この状態のときには両者の逆止弁2
8,39の弁体28,37の突出部28a,37aが互
いに衝突して、両者の弁体28,37は両者を押圧する
弁ばね29,38の付勢力に抗して後退し、互いの弁孔
26,35を開口し、両油圧ホース2,3は連通状態と
なる。
【0005】そして、図7に示すようにスリーブ32を
ばね33の圧力に抗して図中下方に後退させたときに
は、スリーブ32の谷部32aがロックボール31に対
向するため、ロックボール31はロック溝40から抜け
出て、両者のロック状態は開放され、ジョイント側油圧
ホース2から被ジョイント側油圧ホース3を外すことが
できる。
ばね33の圧力に抗して図中下方に後退させたときに
は、スリーブ32の谷部32aがロックボール31に対
向するため、ロックボール31はロック溝40から抜け
出て、両者のロック状態は開放され、ジョイント側油圧
ホース2から被ジョイント側油圧ホース3を外すことが
できる。
【0006】以上の迅速ジョイント1の構造は周知のも
のであるが、この迅速ジョイント1はクイックジョイン
トとも言われるように、迅速に且つ簡単に連結離脱作業
を行うことができるため多用されているが、特に建設機
械の分野に、この迅速ジョイントが使用されると、かな
りの難問が発生することが分かった。
のであるが、この迅速ジョイント1はクイックジョイン
トとも言われるように、迅速に且つ簡単に連結離脱作業
を行うことができるため多用されているが、特に建設機
械の分野に、この迅速ジョイントが使用されると、かな
りの難問が発生することが分かった。
【0007】即ち、建設機械では、使用時に油圧ホース
に連結されるアースオーガーマシン等の作動機械が上下
或いは左右に激しく動くため、これに追従して油圧ホー
スも伸縮したり、曲げられたりするため、油圧ホースの
ジョイント部分、即ち迅速ジョイント1に激しい振動や
衝撃あるいは曲げ応力がかかる。このため迅速ジョイン
ト1のスリーブ32が動揺して上記のロックボール31
とロック溝40との間のロック状態が開放され、そのた
め不測にジョイント部4の筒状ボディー20から被ジョ
イント部11の筒状ノーズ34が離脱し、ジョイント側
油圧ホース2から被ジョイント側油圧ホース3が外れる
という事故が発生していた。
に連結されるアースオーガーマシン等の作動機械が上下
或いは左右に激しく動くため、これに追従して油圧ホー
スも伸縮したり、曲げられたりするため、油圧ホースの
ジョイント部分、即ち迅速ジョイント1に激しい振動や
衝撃あるいは曲げ応力がかかる。このため迅速ジョイン
ト1のスリーブ32が動揺して上記のロックボール31
とロック溝40との間のロック状態が開放され、そのた
め不測にジョイント部4の筒状ボディー20から被ジョ
イント部11の筒状ノーズ34が離脱し、ジョイント側
油圧ホース2から被ジョイント側油圧ホース3が外れる
という事故が発生していた。
【0008】さらにまた建設機械等で使用される油圧ホ
ースの内部には、例えば280kgf/cm2 〜420
kgf/cm2 という極めて大きな油圧力が負荷してい
るため、図7に示すように、ジョイント側油圧ホース2
から被ジョイント側油圧ホース3を外した後、再び図6
に示すように、被ジョイント側油圧ホース3の被ジョイ
ント部11の筒状ノーズ34をジョイント側油圧ホース
2のジョイント部4の筒状ボディー20に嵌合し、これ
ら迅速ジョイント1によって両者を連結しようとする際
に、特に油圧源側のジョイント側油圧ホース2の内部に
は強力な油圧力が残留している場合があり、この強力な
残留油圧力によって弁体28は強力に弁座27に圧接し
て弁孔26を塞いているため、この残留油圧力に抗して
ジョイント部4側の筒状ボディー20に被ジョイント部
11側の筒状ノーズ34を嵌合するには、かなりの嵌合
力を必要とし、一人の作業者で嵌合することが困難で、
従来では3〜4人の作業者の合力によってのみ嵌合連結
作業が可能である場合が多々あった。
ースの内部には、例えば280kgf/cm2 〜420
kgf/cm2 という極めて大きな油圧力が負荷してい
るため、図7に示すように、ジョイント側油圧ホース2
から被ジョイント側油圧ホース3を外した後、再び図6
に示すように、被ジョイント側油圧ホース3の被ジョイ
ント部11の筒状ノーズ34をジョイント側油圧ホース
2のジョイント部4の筒状ボディー20に嵌合し、これ
ら迅速ジョイント1によって両者を連結しようとする際
に、特に油圧源側のジョイント側油圧ホース2の内部に
は強力な油圧力が残留している場合があり、この強力な
残留油圧力によって弁体28は強力に弁座27に圧接し
て弁孔26を塞いているため、この残留油圧力に抗して
ジョイント部4側の筒状ボディー20に被ジョイント部
11側の筒状ノーズ34を嵌合するには、かなりの嵌合
力を必要とし、一人の作業者で嵌合することが困難で、
従来では3〜4人の作業者の合力によってのみ嵌合連結
作業が可能である場合が多々あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の難点
に鑑み、作業中に迅速ジョイントに強力な振動や衝撃を
受けても、迅速ジョイントのジョイント部が何ら外れる
ことはなく、また油圧ホースの内部に強力な残留油圧力
があっても、一人の作業者で容易に迅速ジョイントの連
結作業を行うことができるようにすることを目的とする
ものである。
に鑑み、作業中に迅速ジョイントに強力な振動や衝撃を
受けても、迅速ジョイントのジョイント部が何ら外れる
ことはなく、また油圧ホースの内部に強力な残留油圧力
があっても、一人の作業者で容易に迅速ジョイントの連
結作業を行うことができるようにすることを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明あっては、実施形態を示す図面
の参照符号を付して示すと、流体圧源側等のジョイント
側の流体圧ホース2と、該流体圧力によって作動する作
動装置側等の被ジョイント側の流体圧ホース3とを迅速
ジョイント1で連結される流体圧ホースのジョイント装
置において、両流体圧ホース2,3の何れか一方の流体
圧ホース2に固設された迅速ジョイント1のジョイント
部4に、該ジョイント部4の一側面4a側から嵌合して
該一側面4aに係合可能なU字状乃至コ字状の切り抜き
孔5を有し、且つ該切り抜き孔5の両側にボルト挿通孔
6,6を有する第1の支持ブラケット7と、該第1の支
持ブラケット7に重合される第2の支持ブラケット8で
あって、前記ジョイント部4の他側面4b側から嵌合し
て、前記第1の支持ブラケット7の切り抜き孔5と同心
状態に重合して該ジョイント部4の他側面4bに係合可
能なU字状乃至コ字状の切り抜き孔9を有し、且つ該切
り抜き孔9の両側に前記第1支持ブラケット7のボルト
挿通孔6,6と同心状態に重合するボルト挿通孔10,
10を有する第2の支持ブラケット8とを係嵌し、他方
の流体圧ホース3に跨設された被ジョイント部11に、
該被ジョイント部11の一側面11a側から嵌合して該
一側面11aに係合可能なU字状乃至コ字状の切り抜き
孔12を有し、且つ該切り抜き孔12の両側にボルト挿
通孔13,13を有する第3の支持ブラケット14と、
該第3の支持ブラケット14に重合される第4の支持ブ
ラケット15であって、前記被ジョイント部11の他側
面11b側から嵌合して、前記第3の支持ブラケット1
4の切り抜き孔12と同心状態に重合して該被ジョイン
ト部11の他側面11bに係合可能なU字状乃至コ字状
の切り抜き孔16を有し、且つ該切り抜き孔16の両側
に前記第3支持ブラケット14のボルト挿通孔13,1
3と同心状態に重合するボルト挿通孔17,17を有す
る第4の支持ブラケット15とを係嵌し、前記第1〜第
4の支持ブラケット7,8,14,15のボルト挿通孔
6,10,13,17に渡ってボルト18,18を挿通
し、該ボルト18,18にナット19,19を螺合する
ようにしてなることを特徴とするものである。
に、請求項1に係る発明あっては、実施形態を示す図面
の参照符号を付して示すと、流体圧源側等のジョイント
側の流体圧ホース2と、該流体圧力によって作動する作
動装置側等の被ジョイント側の流体圧ホース3とを迅速
ジョイント1で連結される流体圧ホースのジョイント装
置において、両流体圧ホース2,3の何れか一方の流体
圧ホース2に固設された迅速ジョイント1のジョイント
部4に、該ジョイント部4の一側面4a側から嵌合して
該一側面4aに係合可能なU字状乃至コ字状の切り抜き
孔5を有し、且つ該切り抜き孔5の両側にボルト挿通孔
6,6を有する第1の支持ブラケット7と、該第1の支
持ブラケット7に重合される第2の支持ブラケット8で
あって、前記ジョイント部4の他側面4b側から嵌合し
て、前記第1の支持ブラケット7の切り抜き孔5と同心
状態に重合して該ジョイント部4の他側面4bに係合可
能なU字状乃至コ字状の切り抜き孔9を有し、且つ該切
り抜き孔9の両側に前記第1支持ブラケット7のボルト
挿通孔6,6と同心状態に重合するボルト挿通孔10,
10を有する第2の支持ブラケット8とを係嵌し、他方
の流体圧ホース3に跨設された被ジョイント部11に、
該被ジョイント部11の一側面11a側から嵌合して該
一側面11aに係合可能なU字状乃至コ字状の切り抜き
孔12を有し、且つ該切り抜き孔12の両側にボルト挿
通孔13,13を有する第3の支持ブラケット14と、
該第3の支持ブラケット14に重合される第4の支持ブ
ラケット15であって、前記被ジョイント部11の他側
面11b側から嵌合して、前記第3の支持ブラケット1
4の切り抜き孔12と同心状態に重合して該被ジョイン
ト部11の他側面11bに係合可能なU字状乃至コ字状
の切り抜き孔16を有し、且つ該切り抜き孔16の両側
に前記第3支持ブラケット14のボルト挿通孔13,1
3と同心状態に重合するボルト挿通孔17,17を有す
る第4の支持ブラケット15とを係嵌し、前記第1〜第
4の支持ブラケット7,8,14,15のボルト挿通孔
6,10,13,17に渡ってボルト18,18を挿通
し、該ボルト18,18にナット19,19を螺合する
ようにしてなることを特徴とするものである。
【0011】また請求項2に係る発明にあっては、前記
第1〜4の支持ブラケット7,8,14,15のボルト
挿通孔6,10,13,17のうち、第1及び第2の支
持ブラケット7,8あるいは第3及び第4の支持ブラケ
ット14,15の何れかのボルト挿通孔6,10または
13,17は、これらに挿通されるボルト18に対して
その側面側から挿通可能なようにU字状乃至コ字状の切
り抜き孔13′,17′に形成されてなる請求項1記載
の構成からなるものである。
第1〜4の支持ブラケット7,8,14,15のボルト
挿通孔6,10,13,17のうち、第1及び第2の支
持ブラケット7,8あるいは第3及び第4の支持ブラケ
ット14,15の何れかのボルト挿通孔6,10または
13,17は、これらに挿通されるボルト18に対して
その側面側から挿通可能なようにU字状乃至コ字状の切
り抜き孔13′,17′に形成されてなる請求項1記載
の構成からなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態を
示す正面図であり、油圧源等に連結されたジョイント側
の油圧ホース2と、該油圧力によって作動する油圧モー
ターや油圧シリング等の作動装置側に連結された油圧ホ
ース3とは、一般に図6および図7で説明した迅速ジョ
イント1によって迅速に連結または離脱されるようにな
っている。
示す正面図であり、油圧源等に連結されたジョイント側
の油圧ホース2と、該油圧力によって作動する油圧モー
ターや油圧シリング等の作動装置側に連結された油圧ホ
ース3とは、一般に図6および図7で説明した迅速ジョ
イント1によって迅速に連結または離脱されるようにな
っている。
【0013】そして迅速ジョイント1のうち、ジョイン
ト側油圧ホース2に固設されるジョイント部4には、図
2に示す第1の支持ブラケット7と第2の支持ブラケッ
ト8が取り付けられ、被ジョイント側油圧ホース3の被
ジョイント部11には第3の支持ブラケット14と第4
の支持ブラケット15が取付けられる。
ト側油圧ホース2に固設されるジョイント部4には、図
2に示す第1の支持ブラケット7と第2の支持ブラケッ
ト8が取り付けられ、被ジョイント側油圧ホース3の被
ジョイント部11には第3の支持ブラケット14と第4
の支持ブラケット15が取付けられる。
【0014】即ち、ジョイント部4である筒状ボディー
20の外周部に、図1に示すように環状凹部21が形成
され、該環状凹部21に、図2に示すような菱形に近い
略楕円状の金属板からなる第1の支持ブラケット7と、
同じ形状の第2の支持ブラケット8とが重合状態に係嵌
されるのであるが、このうち第1の支持ブラケット7に
は、図2に示すように、前記環状凹部21の一側面4a
側から嵌合して該一側面4aを囲繞するようにして、該
一側面4aの環状係合面21aに係合可能な略U字状切
り抜き孔5が形成され、且つ該切り抜き孔5の両側にボ
ルト挿通孔6,6が貫通して設けられている。また第1
の支持ブラケット7に重合される第2の支持ブラケット
8にも、前記ジョイント部4の他側面4b側から嵌合し
て該他側面4bを囲繞し、前記第1の支持ブラケット7
の切り抜き孔5と同心状態に重合して該ジョイント部4
の他側面4bの環状係合面21bに第1支持ブラケット
7を挟んで係合可能なU字状の切り抜き孔9が形成さ
れ、且つ該切り抜き孔9の両側に前記第1支持ブラケッ
ト7のボルト挿通孔6,6と同心状態に重合するボルト
挿通孔10,10が形成される。なお、実施形態にあっ
ては、両支持ブラケット7,8に形成される切り抜き孔
5,12はU字状に形成されているが、コ字状になって
いてもよく、要は前記環状凹部21に、その側面側から
嵌合できる開口部5a,9aを備えた切り抜き孔5,9
であればよい。
20の外周部に、図1に示すように環状凹部21が形成
され、該環状凹部21に、図2に示すような菱形に近い
略楕円状の金属板からなる第1の支持ブラケット7と、
同じ形状の第2の支持ブラケット8とが重合状態に係嵌
されるのであるが、このうち第1の支持ブラケット7に
は、図2に示すように、前記環状凹部21の一側面4a
側から嵌合して該一側面4aを囲繞するようにして、該
一側面4aの環状係合面21aに係合可能な略U字状切
り抜き孔5が形成され、且つ該切り抜き孔5の両側にボ
ルト挿通孔6,6が貫通して設けられている。また第1
の支持ブラケット7に重合される第2の支持ブラケット
8にも、前記ジョイント部4の他側面4b側から嵌合し
て該他側面4bを囲繞し、前記第1の支持ブラケット7
の切り抜き孔5と同心状態に重合して該ジョイント部4
の他側面4bの環状係合面21bに第1支持ブラケット
7を挟んで係合可能なU字状の切り抜き孔9が形成さ
れ、且つ該切り抜き孔9の両側に前記第1支持ブラケッ
ト7のボルト挿通孔6,6と同心状態に重合するボルト
挿通孔10,10が形成される。なお、実施形態にあっ
ては、両支持ブラケット7,8に形成される切り抜き孔
5,12はU字状に形成されているが、コ字状になって
いてもよく、要は前記環状凹部21に、その側面側から
嵌合できる開口部5a,9aを備えた切り抜き孔5,9
であればよい。
【0015】また、ジョイント部4である筒状ボディー
20の外周部に形成される環状凹部21に代えて、矢印
の(a)で示すように、筒状ボディー20に環状段部2
2を形成し、その環状係合面22a,22bに前記第1
と第2の支持ブラケット7,8を係合させるようにして
も、また矢印の(b)に示すように、筒状ボディー20
に環状突起23を形成し、その環状係合面23a,23
bに前記第1と第2の支持ブラケット7,8を係合させ
るようにしてもよい。
20の外周部に形成される環状凹部21に代えて、矢印
の(a)で示すように、筒状ボディー20に環状段部2
2を形成し、その環状係合面22a,22bに前記第1
と第2の支持ブラケット7,8を係合させるようにして
も、また矢印の(b)に示すように、筒状ボディー20
に環状突起23を形成し、その環状係合面23a,23
bに前記第1と第2の支持ブラケット7,8を係合させ
るようにしてもよい。
【0016】また前記第ホース3に跨設された被ジョイ
ント部11である筒状ボディー24の外周部に、図1に
示すように環状凹部25が形成され、該環状凹部25
に、第1及び第2の支持ブラケット7,8と同じ形状の
菱形に近い略楕円状の金属板からなる第3の支持ブラケ
ット14と、同じ形状の第4の支持ブラケット15とが
重合状態に係嵌されるのであるが、このうち第3の支持
ブラケット14には、図2に示すように、前記環状凹部
25の一側面11a側から嵌合して該一側面11aを囲
繞するようにして、該一側面11aの環状係合面25a
に係合可能な略U字状切り抜き孔12が形成され、且つ
該切り抜き孔12の両側にボルト挿通孔13,13が貫
通して設けられている。また第3の支持ブラケット14
に重合される第4の支持ブラケット15にも、前記被ジ
ョイント部11の他側面11b側から嵌合して該他側面
11bを囲繞し、前記第3の支持ブラケット14の切り
抜き孔12と同心状態に重合して該被ジョイント部11
の他側面11bの環状係合面25bに第3支持ブラケッ
ト14を挟んで係合可能なU字状の切り抜き孔16が形
成され、且つ該切り抜き孔16の両側に前記第3支持ブ
ラケット14のボルト挿通孔13,13と同心状態に重
合するボルト挿通孔17,17が形成される。なお、実
施形態にあっては、両支持ブラケット14,15に形成
される切り抜き孔12,16はU字状に形成されている
が、コ字状になっていてもよく、要は前記環状凹部25
に、その側面側から嵌合できる開口部12aa,16a
を備えた切り抜き孔12,16であればよいことは前記
第1及び第2の支持ブラケット7,8と同じである。
ント部11である筒状ボディー24の外周部に、図1に
示すように環状凹部25が形成され、該環状凹部25
に、第1及び第2の支持ブラケット7,8と同じ形状の
菱形に近い略楕円状の金属板からなる第3の支持ブラケ
ット14と、同じ形状の第4の支持ブラケット15とが
重合状態に係嵌されるのであるが、このうち第3の支持
ブラケット14には、図2に示すように、前記環状凹部
25の一側面11a側から嵌合して該一側面11aを囲
繞するようにして、該一側面11aの環状係合面25a
に係合可能な略U字状切り抜き孔12が形成され、且つ
該切り抜き孔12の両側にボルト挿通孔13,13が貫
通して設けられている。また第3の支持ブラケット14
に重合される第4の支持ブラケット15にも、前記被ジ
ョイント部11の他側面11b側から嵌合して該他側面
11bを囲繞し、前記第3の支持ブラケット14の切り
抜き孔12と同心状態に重合して該被ジョイント部11
の他側面11bの環状係合面25bに第3支持ブラケッ
ト14を挟んで係合可能なU字状の切り抜き孔16が形
成され、且つ該切り抜き孔16の両側に前記第3支持ブ
ラケット14のボルト挿通孔13,13と同心状態に重
合するボルト挿通孔17,17が形成される。なお、実
施形態にあっては、両支持ブラケット14,15に形成
される切り抜き孔12,16はU字状に形成されている
が、コ字状になっていてもよく、要は前記環状凹部25
に、その側面側から嵌合できる開口部12aa,16a
を備えた切り抜き孔12,16であればよいことは前記
第1及び第2の支持ブラケット7,8と同じである。
【0017】また、被ジョイント部11である筒状ボデ
ィー24の外周部に形成される環状凹部25に代えて、
前述のように筒状ボディー24の外周部に環状段部を形
成し、その環状係合面に前記第3と第4の支持ブラケッ
ト14,15を係合させるようにしても、また筒状ボデ
ィー24に環状突起を形成し、その環状係合面に前記第
3と第4の支持ブラケット14,15を係合させるよう
にしてもよいことは前記第1及び第2の支持ブラケット
7,8と同じである。
ィー24の外周部に形成される環状凹部25に代えて、
前述のように筒状ボディー24の外周部に環状段部を形
成し、その環状係合面に前記第3と第4の支持ブラケッ
ト14,15を係合させるようにしても、また筒状ボデ
ィー24に環状突起を形成し、その環状係合面に前記第
3と第4の支持ブラケット14,15を係合させるよう
にしてもよいことは前記第1及び第2の支持ブラケット
7,8と同じである。
【0018】このようにして第1〜第4の支持ブラケッ
ト7,8,14,15をジョイント部4及び被ジョイン
ト部11に係嵌してから、これら第1〜第4の支持ブラ
ケット7,8,14,15のボルト挿通孔6,10,1
3,17に渡ってボルト18を挿通し、該ボルト18に
ナット19を螺合するようにしてなるものである。
ト7,8,14,15をジョイント部4及び被ジョイン
ト部11に係嵌してから、これら第1〜第4の支持ブラ
ケット7,8,14,15のボルト挿通孔6,10,1
3,17に渡ってボルト18を挿通し、該ボルト18に
ナット19を螺合するようにしてなるものである。
【0019】その使用状態を説明すると、図4に示すよ
うに、ジョイント部4に第1の支持ブラケット7と第2
の支持ブラケット8を重合状態に係嵌して取り付け、被
ジョイント部11に第3の支持ブラケット14と第4の
支持ブラケット15とを重合状態に係嵌して取り付け、
この状態でジョイント部4に被ジョイント部11を連結
するのであるが、ジョイント部4の内部圧力が強力であ
るため、充分に被ジョイント部11をジョイント部4に
連結することができない場合には、可能な限り被ジョイ
ント部11の筒状ノーズ34をジョイント部4の筒状ボ
ディー20に両者の逆止弁30,39の各弁体突出部2
8a,37aが接触する程度に嵌合した状態で、ボルト
18を、その頭部18aを下にして第1及び第2の支持
ブラケット7,8のボルト挿通孔6,10に挿通させ
て、上方の第3及び第4の支持ブラケット14,15の
ボルト挿通孔13,17に挿通させる。
うに、ジョイント部4に第1の支持ブラケット7と第2
の支持ブラケット8を重合状態に係嵌して取り付け、被
ジョイント部11に第3の支持ブラケット14と第4の
支持ブラケット15とを重合状態に係嵌して取り付け、
この状態でジョイント部4に被ジョイント部11を連結
するのであるが、ジョイント部4の内部圧力が強力であ
るため、充分に被ジョイント部11をジョイント部4に
連結することができない場合には、可能な限り被ジョイ
ント部11の筒状ノーズ34をジョイント部4の筒状ボ
ディー20に両者の逆止弁30,39の各弁体突出部2
8a,37aが接触する程度に嵌合した状態で、ボルト
18を、その頭部18aを下にして第1及び第2の支持
ブラケット7,8のボルト挿通孔6,10に挿通させ
て、上方の第3及び第4の支持ブラケット14,15の
ボルト挿通孔13,17に挿通させる。
【0020】この際にジョイント部4の内部圧力が強い
ため、被ジョイント部11をジョイント部4に充分に連
結することができない場合には、被ジョイント部11の
第3及び第4の支持ブラケット14,15は、図4の一
点鎖線で示す位置にあり、ボルト18にねじ込まれるナ
ット19も図示の一点鎖線の位置にあるが、この位置か
らナット19をねじ込んでいくことによって、第3及び
第4の支持ブラケット14,15は実線位置に押圧さ
れ、被ジョイント部11はジョイント部4に完全に連結
され、これによって迅速ジョイント1を形成するジョイ
ント部4と被ジョイント部11とは第1〜第4支持ブラ
ケット7,8,14,15及びボルト18、ナット19
によって強力に係合ジョイントされ、外部からの振動や
衝撃によって両ジョイント部4,11が不測に離脱する
ことがない。
ため、被ジョイント部11をジョイント部4に充分に連
結することができない場合には、被ジョイント部11の
第3及び第4の支持ブラケット14,15は、図4の一
点鎖線で示す位置にあり、ボルト18にねじ込まれるナ
ット19も図示の一点鎖線の位置にあるが、この位置か
らナット19をねじ込んでいくことによって、第3及び
第4の支持ブラケット14,15は実線位置に押圧さ
れ、被ジョイント部11はジョイント部4に完全に連結
され、これによって迅速ジョイント1を形成するジョイ
ント部4と被ジョイント部11とは第1〜第4支持ブラ
ケット7,8,14,15及びボルト18、ナット19
によって強力に係合ジョイントされ、外部からの振動や
衝撃によって両ジョイント部4,11が不測に離脱する
ことがない。
【0021】また、例えジョイント部4の内部圧力が強
力であってもナット19をスパナーなどを用いてボルト
18に螺合するだけで、一種の梃作用によって非常に軽
い力で被ジョイント部11をジョイント部4に完全に連
結することできる。従って一人の作業者のみで容易に迅
速ジョイント1を連結操作することができる。
力であってもナット19をスパナーなどを用いてボルト
18に螺合するだけで、一種の梃作用によって非常に軽
い力で被ジョイント部11をジョイント部4に完全に連
結することできる。従って一人の作業者のみで容易に迅
速ジョイント1を連結操作することができる。
【0022】更にジョイント部4に取付けられる支持ブ
ラケット7,8と、被ジョイント部11に取付けられる
支持ブラケット14,15は、それぞれ側面側からジョ
イント部4及び被ジョイント部11に嵌合するようにし
て取り付けられるから、流体圧ホース2,3に繋がるジ
ョイント部4と被ジョイント部11とを連結した状態で
も支障なく取り付けることができる。
ラケット7,8と、被ジョイント部11に取付けられる
支持ブラケット14,15は、それぞれ側面側からジョ
イント部4及び被ジョイント部11に嵌合するようにし
て取り付けられるから、流体圧ホース2,3に繋がるジ
ョイント部4と被ジョイント部11とを連結した状態で
も支障なく取り付けることができる。
【0023】しかも、第1及び第2の支持ブラケット
7,8、並びに第3及び第4の支持ブラケット14,1
5は夫々ボルト18で第1及び第2の支持ブラケット
7,8相互、あるいは第3及び第4ブラケット14,1
5相互が一体的に結合されるから、夫々の支持ブラケッ
ト7,8,14,15のジョイント部4及び被ジョイン
ト部11に対する結合が完全であると共に、各支持ブラ
ケット7,8,14,15は形状の簡単な略同一形状に
形成することができるから安価に製作することができ
る。
7,8、並びに第3及び第4の支持ブラケット14,1
5は夫々ボルト18で第1及び第2の支持ブラケット
7,8相互、あるいは第3及び第4ブラケット14,1
5相互が一体的に結合されるから、夫々の支持ブラケッ
ト7,8,14,15のジョイント部4及び被ジョイン
ト部11に対する結合が完全であると共に、各支持ブラ
ケット7,8,14,15は形状の簡単な略同一形状に
形成することができるから安価に製作することができ
る。
【0024】更に、各支持ブラケット7,8,14,1
5に形成されたボルト挿通孔6,10,13,17のう
ち、ジョイント部4あるいは被ジョイント部11の何れ
か一方に取り付けられる支持ブラケット、例えば第3及
び第4の支持ブラケット14,15のボルト挿通孔1
3,17は、図5に示すように、これらに挿通されるボ
ルト18を、その側面側から挿通可能なようにU字状乃
至コ字状の切り抜き孔13′,17′に形成されるよう
にしてもよい。
5に形成されたボルト挿通孔6,10,13,17のう
ち、ジョイント部4あるいは被ジョイント部11の何れ
か一方に取り付けられる支持ブラケット、例えば第3及
び第4の支持ブラケット14,15のボルト挿通孔1
3,17は、図5に示すように、これらに挿通されるボ
ルト18を、その側面側から挿通可能なようにU字状乃
至コ字状の切り抜き孔13′,17′に形成されるよう
にしてもよい。
【0025】この実施形態によれば、ボルト18を、そ
の頭部18aを下にして第1及び第2の支持ブラケット
7,8のボルト挿通孔6,10に挿通させて、上方の第
3及び第4の支持ブラケット14,15のボルト挿通孔
13,17に挿通させる際に、上方側のボルト挿通孔1
3′,17′には、その側面側の開口部から挿入するこ
とが可能であるから、それだけボルト18の挿通作業が
容易である。
の頭部18aを下にして第1及び第2の支持ブラケット
7,8のボルト挿通孔6,10に挿通させて、上方の第
3及び第4の支持ブラケット14,15のボルト挿通孔
13,17に挿通させる際に、上方側のボルト挿通孔1
3′,17′には、その側面側の開口部から挿入するこ
とが可能であるから、それだけボルト18の挿通作業が
容易である。
【0026】なお、上記実施の形態にあっては、油圧ホ
ースのジョイント装置を例に説明したが、空気圧ホース
のジョイント装置としても適用し得るのは勿論である。
ースのジョイント装置を例に説明したが、空気圧ホース
のジョイント装置としても適用し得るのは勿論である。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、流体圧源
側等のジョイント側の流体圧ホースと、該流体圧力によ
って作動する作動装置側等の被ジョイント側の流体圧ホ
ースとを迅速ジョイントで連結される流体圧ホースのジ
ョイント装置において、両流体圧ホースの何れか一方の
流体圧ホースに固設された迅速ジョイントのジョイント
部に第1の支持ブラケットと第2の支持ブラケットが重
合状態に係嵌して取り付けられ、他方の被ジョイント部
には第3の支持ブラケットと第4の支持ブラケットとが
同じく重合状態に取り付けられ、迅速ジョイントのジョ
イント部を被ジョイント部に連結する際には、ボルトと
ナットで上記各支持ブラケットを連結するだけでよいか
ら、ボルト・ナット特有の梃作用を利用して伸縮操作す
るだけで、非常に軽い力で両者を連結することができ、
従って流体圧ホースの内部に残留流体圧力があっても、
一人の作業者によってこの残留圧力に抗して迅速ジョイ
ントのジョイント作業を容易に行うことができる。
側等のジョイント側の流体圧ホースと、該流体圧力によ
って作動する作動装置側等の被ジョイント側の流体圧ホ
ースとを迅速ジョイントで連結される流体圧ホースのジ
ョイント装置において、両流体圧ホースの何れか一方の
流体圧ホースに固設された迅速ジョイントのジョイント
部に第1の支持ブラケットと第2の支持ブラケットが重
合状態に係嵌して取り付けられ、他方の被ジョイント部
には第3の支持ブラケットと第4の支持ブラケットとが
同じく重合状態に取り付けられ、迅速ジョイントのジョ
イント部を被ジョイント部に連結する際には、ボルトと
ナットで上記各支持ブラケットを連結するだけでよいか
ら、ボルト・ナット特有の梃作用を利用して伸縮操作す
るだけで、非常に軽い力で両者を連結することができ、
従って流体圧ホースの内部に残留流体圧力があっても、
一人の作業者によってこの残留圧力に抗して迅速ジョイ
ントのジョイント作業を容易に行うことができる。
【0028】しかも、使用中に、迅速ジョイントに外部
からの強力な振動や衝撃を受けても、上記各部材の協動
作用によって、ジョイント部と被ジョイント部とのロッ
ク状態が維持されているため、迅速ジョイントのジョイ
ント部と被ジョイント部とが不測に離脱することがな
く、安全に使用することができる。
からの強力な振動や衝撃を受けても、上記各部材の協動
作用によって、ジョイント部と被ジョイント部とのロッ
ク状態が維持されているため、迅速ジョイントのジョイ
ント部と被ジョイント部とが不測に離脱することがな
く、安全に使用することができる。
【0029】更にジョイント部に取付けられる支持ブラ
ケットと、被ジョイント部に取付けられる支持ブラケッ
トは、それぞれ側面側からジョイント部及び被ジョイン
ト部に嵌合するようにして取り付けられるから、流体圧
ホースに繋がるジョイント部と被ジョイント部とを連結
した状態でも支障なく取り付けることができる。
ケットと、被ジョイント部に取付けられる支持ブラケッ
トは、それぞれ側面側からジョイント部及び被ジョイン
ト部に嵌合するようにして取り付けられるから、流体圧
ホースに繋がるジョイント部と被ジョイント部とを連結
した状態でも支障なく取り付けることができる。
【0030】しかも、第1及び第2の支持ブラケット、
並びに第3及び第4の支持ブラケットは夫々ボルトで第
1及び第2の支持ブラケット相互、あるいは第3及び第
4ブラケット相互が一体的に結合されるから、夫々の支
持ブラケットのジョイント部及び被ジョイント部に対す
る結合が完全であると共に、各支持ブラケットは形状の
簡単な略同一形状に形成することが可能であるから安価
に製作することができる。
並びに第3及び第4の支持ブラケットは夫々ボルトで第
1及び第2の支持ブラケット相互、あるいは第3及び第
4ブラケット相互が一体的に結合されるから、夫々の支
持ブラケットのジョイント部及び被ジョイント部に対す
る結合が完全であると共に、各支持ブラケットは形状の
簡単な略同一形状に形成することが可能であるから安価
に製作することができる。
【0031】また請求項2に係る発明によれば、各支持
ブラケットに形成されたボルト挿通孔のうち、ジョイン
ト部あるいは被ジョイント部の何れか一方に取り付けら
れる支持ブラケットのボルト挿通孔は、これらに挿通さ
れるボルトを、その側面側から挿通可能なようにU字状
乃至コ字状の切り抜き孔に形成されるため、ボルトを当
該ボルト挿通孔には、その側面側の開口部から挿入する
ことが可能であるから、それだけボルトの挿通作業が容
易である。
ブラケットに形成されたボルト挿通孔のうち、ジョイン
ト部あるいは被ジョイント部の何れか一方に取り付けら
れる支持ブラケットのボルト挿通孔は、これらに挿通さ
れるボルトを、その側面側から挿通可能なようにU字状
乃至コ字状の切り抜き孔に形成されるため、ボルトを当
該ボルト挿通孔には、その側面側の開口部から挿入する
ことが可能であるから、それだけボルトの挿通作業が容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す迅速ジョイントの
外した状態を示す正面図で、矢印の(a)および(b)
は他の形態の要部を示す正面図である。
外した状態を示す正面図で、矢印の(a)および(b)
は他の形態の要部を示す正面図である。
【図2】 本発明の要部を示す各構成部材の斜視図であ
る。
る。
【図3】 同各構成部材の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】 本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図5】 同構成部材の他の実施形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】 従来から使用されている油圧ホースを連結す
るための迅速ジョイントの断面正面図である。
るための迅速ジョイントの断面正面図である。
【図7】 同使用状態を示す断面正面図である。
1 迅速ジョイント 2 一方の流体圧ホース 3 他方の流体圧ホース 4 ジョイント部 4a ジョイント部の一側面 4b ジョイント部の他側面 5 切り抜き孔 6 ボルト挿通孔 7 第1の支持ブラケット 8 第2の支持ブラケット 9 切り抜き孔 10 ボルト挿通孔 11 被ジョイント部 11a 被ジョイント部の一側面 11b 被ジョイント部の他側面 12 切り抜き孔 13 ボルト挿通孔 13′ ボルト挿通孔 14 第3の支持ブラケット 15 第4の支持ブラケット 16 切り抜き孔 17 ボルト挿通孔 17′ ボルト挿通孔 18 ボルト 19 ナット
Claims (2)
- 【請求項1】 流体圧源側等のジョイント側の流体圧ホ
ースと、該流体圧力によって作動する作動装置側等の被
ジョイント側の流体圧ホースとを迅速ジョイントで連結
される流体圧ホースのジョイント装置において、両流体
圧ホースの何れか一方の流体圧ホースに固設された迅速
ジョイントのジョイント部に、該ジョイント部の一側面
側から嵌合して該一側面に係合可能なU字状乃至コ字状
の切り抜き孔を有し、且つ該切り抜き孔の両側にボルト
挿通孔を有する第1の支持ブラケットと、該第1の支持
ブラケットに重合される第2の支持ブラケットであっ
て、前記ジョイント部の他側面側から嵌合して、前記第
1の支持ブラケットの切り抜き孔と同心状態に重合して
該ジョイント部の他側面に係合可能なU字状乃至コ字状
の切り抜き孔を有し、且つ該切り抜き孔の両側に前記第
1支持ブラケットのボルト挿通孔と同心状態に重合する
ボルト挿通孔を有する第2の支持ブラケットとを係嵌
し、他方の流体圧ホースに跨設された被ジョイント部
に、該被ジョイント部の一側面側から嵌合して該一側面
に係合可能なU字状乃至コ字状の切り抜き孔を有し、且
つ該切り抜き孔の両側にボルト挿通孔を有する第3の支
持ブラケットと、該第3の支持ブラケットに重合される
第4の支持ブラケットであって、前記被ジョイント部の
他側面側から嵌合して、前記第3の支持ブラケットの切
り抜き孔と同心状態に重合して該被ジョイント部の他側
面に係合可能なU字状乃至コ字状の切り抜き孔を有し、
且つ該切り抜き孔の両側に前記第3支持ブラケットのボ
ルト挿通孔と同心状態に重合するボルト挿通孔を有する
第4の支持ブラケットとを係嵌し、前記第1〜第4の支
持ブラケットのボルト挿通孔に渡ってボルトを挿通し、
該ボルトにナットを螺合するようにしてなる流体圧ホー
スのジョイント装置。 - 【請求項2】 前記第1〜4の支持ブラケットのボルト
挿通孔のうち、第1及び第2の支持ブラケットあるいは
第3及び第4の支持ブラケットの何れかのボルト挿通孔
は、これらに挿通されるボルトに対してその側面側から
挿通可能なようにU字状乃至コ字状の切り抜き孔に形成
されてなる請求項1記載の流体圧ホースのジョイント装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277549A JP2000104873A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 流体圧ホースのジョイント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277549A JP2000104873A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 流体圧ホースのジョイント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000104873A true JP2000104873A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17585091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10277549A Withdrawn JP2000104873A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 流体圧ホースのジョイント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000104873A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048598A1 (en) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Bsw Limited | Pipe coupling |
JP2006283527A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の継手固定装置 |
KR101371548B1 (ko) | 2013-06-14 | 2014-03-12 | 주식회사 대신우레탄 | 호스유닛 및 이를 이용한 복포장치 |
CN103939687A (zh) * | 2014-04-29 | 2014-07-23 | 淮南矿业(集团)有限责任公司 | 液压管路连接装置 |
JP7455322B2 (ja) | 2020-07-30 | 2024-03-26 | 鈴健興業株式会社 | 流体放出機 |
CN118021281A (zh) * | 2024-04-12 | 2024-05-14 | 四川省畜牧科学研究院 | 一种牛呼出气体采集存储设备 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10277549A patent/JP2000104873A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048598A1 (en) * | 2000-12-14 | 2002-06-20 | Bsw Limited | Pipe coupling |
JP2006283527A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の継手固定装置 |
JP4583999B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2010-11-17 | 日立建機株式会社 | 建設機械の継手固定装置 |
KR101371548B1 (ko) | 2013-06-14 | 2014-03-12 | 주식회사 대신우레탄 | 호스유닛 및 이를 이용한 복포장치 |
CN103939687A (zh) * | 2014-04-29 | 2014-07-23 | 淮南矿业(集团)有限责任公司 | 液压管路连接装置 |
JP7455322B2 (ja) | 2020-07-30 | 2024-03-26 | 鈴健興業株式会社 | 流体放出機 |
CN118021281A (zh) * | 2024-04-12 | 2024-05-14 | 四川省畜牧科学研究院 | 一种牛呼出气体采集存储设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |