JP2000104179A - 摩擦学的層を表面処理する方法 - Google Patents

摩擦学的層を表面処理する方法

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マルクス・ベツク
Tilmann Dr Haug
テイルマン・ハウク
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Michael Dr Lahres
ミヒヤエル・ラーレス
Peter Dr Linden
ペーテル・リンデン
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マテイアス・マーケル
Harald Pfeffinger
ハラルド・プフエツフインゲル
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/18After-treatment

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  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 あまり手間のかからないかつあまり費用のか
からない、摩擦学的層を表面処理する方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、層の製造に続いて、表面を後
処理する、層組織を有する超共融アルミニウムシリコン
合金又はアルミニウムシリコン化合物材料からなる摩擦
学的層を表面処理する方法に関する。本発明によれば、
次のことが考慮されている。すなわち1段の方法におい
て潤滑剤を用いずに乾燥して表面を切削し、その際、ダ
イヤモンドを含む切断物質を有する切断工具を利用す
る。これに別の処理方法が続くことができる。なるべく
乾燥切削と1段仕上げホーニング又はビームによる1段
構造化との方法組合せが考慮されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、層の製造の後に、
表面を後処理する、層組織を有する超共融アルミニウム
シリコン合金又はアルミニウムシリコン化合物材料から
なる摩擦学的層を表面処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超共融アルミニウムシリコン合金を処理
する方法は、それ自体周知である。これらの合金は、と
くに耐磨耗性の摩擦の少ない摩擦学的層からなる表面を
有する加工片の製造のために使われる。このような加工
片又は層は、例えば自動車構造においてクランクハウジ
ングにおけるシリンダ摺動面又はシリンダライナの製造
のために利用される。
【0003】往復ピストン機械のための将来の軽量構造
クランクハウジングは、コスト上の理由により、不足共
融アルミニウムシリコン合金からなり、これらのアルミ
ニウムシリコン合金は、圧力鋳造法において製造され
る。しかしながらこの材料は、不満足な摩擦及び磨耗特
性を示す。それ故にシリンダライナ又は少なくともその
シリンダ摺動面は、耐磨耗性の摩擦の少ない摩擦学的材
料からならなければならない。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4438
550号明細書によれば、超共融アルミニウムシリコン
合金からなるシリンダライナが公知であり、このアルミ
ニウムシリコン合金は、細かいシリコン一次結晶及び硬
質粒子の形の金属間相を有する。このような材料は、続
いてなお表面処理しなければならない。その際、第1の
ステップにおいて細かい穴あけが行われる。続いて表面
は、ホーニングによって平滑化される。このことは、大
量生産において、予備ホーニング及び仕上げホーニング
と称する少なくとも2つの作業ステップにおいて行なわ
れる。最後のステップにおいて、酸の水溶液によりアル
ミニウムをエッチング除去することによって、本来の摺
動面を形成する合金内に含まれるシリコン粒子が露出さ
せられる。
【0005】ヨーロッパ特許出願公開第0565742
号明細書によれば、少なくとも2つの方法ステップによ
り加工片表面を微細処理するホーニング法が公知であ
る。1つの方法ステップにおいて、加工片の表面は、最
終寸法に仕上げホーニングされる。その際、表面にきわ
めて細かいホーニング構造が発生する。仕上げホーニン
グの前又は後に行なわれる別の方法ステップにおいて、
ビーム装置によって、とくにレーザによって互いに交差
する溝が製造される。この場合、最終表面は、ホーニン
グ及びビーム溝を有する。
【0006】別の可能性は、シリンダライナのシリンダ
摺動面をクランクハウジングの鋳造後にコーティングす
ることにある。このことは、ドイツ連邦共和国特許第1
9508687号明細書に記載されたように、例えばプ
ラズマ噴射によって行なわれる。この方法によれば、鉄
又は鋼合金からなる層を取付けることができ、この層
は、満足な摩擦及び磨耗特性の点で傑出している。
【0007】優先権の一層古いまだ公開されていない1
997年8月1日出願のドイツ連邦共和国特許出願第1
9733204.8−45号明細書及び同第19733
205.6−45号明細書によれば、超共融アルミニウ
ムシリコン合金又はアルミニウムシリコン化合物材料か
らなる熱噴射されたコーティングが公知であり、このコ
ーティングは、アルミニウム混晶、共融シリコンからな
る粗いないしきわめて細かいネットワーク、シリコン析
出物又は粒子、金属間相及びきわめて細かく分散した酸
化物からなる不均一な層組織の点で傑出している。この
コーティングは、特徴的な一次アルミニウム混晶樹枝状
結晶を有し、ここにおいて樹枝アームは、共融シリコン
によってくるまれている。このようなコーティングの研
磨写真は、特徴的なスポンジ状の外観を示している。シ
リコン一次析出物及びシリコン粒子は、わずかな割合で
しか存在せず、かつ小さな直径を有する。これらの層の
表面処理の際、表面にある樹枝アームが研磨されるの
で、後続の露出の際、アルミニウムがエッチング除去さ
れ、かつアルミニウムを含まないシリコン骨格が残り、
これらのシリコン骨格が、本来の摺動面を形成する。
【0008】しかしながら超共融アルミニウムシリコン
層、同様な組成及び構造の表面処理は、まさしく手間が
かかる。潤滑剤を使用しなければならず、これらの潤滑
剤は、場合によっては続いて硬質粒子の露出の前に、再
び完全に除去しなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、あまり手間のかからないかつあまり費用のかからな
い、前記のような方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】解決策は次のようになっ
ている。すなわち1段の方法において潤滑剤を用いずに
乾燥して後処理のために表面を切削し、その際、ダイヤ
モンドを含む少なくとも1つの切断物質を有する切断工
具を利用する。
【0011】したがって本発明の思想は、次の点にあ
る。すなわち例えばホーニングのような通常の手間のか
かる湿式処理方法を乾式後処理方法に置き換え、この後
処理方法においてダイヤモンドを含む少なくとも1つの
切断物質を有する切断工具を使用する。驚くべきこと
に、本発明による方法にしたがって処理された表面の品
質は、ホーニングされた表面の品質に対比可能であり、
かつそれどころかそれより良好であることができるとわ
かった。
【0012】有利な変形は、特許請求の範囲従属請求項
から明らかである。切断工具は、単一又は多重刃である
ことができる。適当な切断工具は、例えば旋回切断板、
又は複数の旋回切断板を装備した切断スピンドルであ
る。とくにシリンダ摺動面によってコーティングされた
シリンダライナのようなコーティングされた穴は、なる
べく乾式スピンドル除去加工によって後処理される。そ
の際、単一又は多重刃工具は、例えば1つ又は複数の旋
回切断板を装備した切断スピンドルは、固定の内側コー
ティングされたシリンダライナ内に挿入される。その
際、切削は、冷却潤滑剤を用いずに、又は最小潤滑条件
において行なわれる。もちろんその逆に、加工片を動か
すが、一方固定の工具を利用することも可能である。
【0013】適当な切断材料は、例えば多結晶ダイヤモ
ンド、単結晶ダイヤモンド、又はCVDダイヤモンド層
でコーティングされた硬質金属である。
【0014】摩擦学的な層の層組織において、硬質の層
構成部分が含まれていてもよい。その際、通常硬質の一
次又は共融のシリコン粒子が問題になる。表面にある硬
質の層構成部分は、乾燥処理に続いてすぐに露出させる
ことができる。
【0015】別の有利な変形は、次のことを考慮してい
る。すなわち乾燥切削及び別の方法からなる組合せを適
用し、その際、乾燥切削に続いて表面を、1段の方法に
おいてビームによって構造化し、とくにビーム溝を備え
る。なるべく表面のレーザ構造化が行なわれる。このレ
ーザ構造化は、シリンダライナの際に、なるべく上死点
の範囲に限定することができ、すなわちシリンダピスト
ンの摺動方向が逆転しかつその速度がゼロに等しくなる
点に限定することができる。レーザ構造化によって、表
面にポケットが持込まれ、これらのポケット内に後で動
作の際に潤滑剤が集まることができる。この解決策は、
方法の組合せにおいて、ビームにより表面を構造化する
後続の方法操作と方法操作、乾燥切削を結合する。この
場合、最終表面は、幾何学的に決められた1つ又は複数
の刃によって製造される乾燥切削された溝構造、及び重
畳されたビーム溝を有する。
【0016】処理すべき層は、なるべくプラズマ噴射法
によって製造されるコーティングである。有利なアルミ
ニウムシリコン合金は、大体において銅を含まず、すな
わちこれは、1重量%よりわずかな銅しか含まない。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を添付の図面
により詳細に説明する。
【0018】超共融アルミニウムシリコン合金からなる
コーティングを製造するために、任意のアルミニウムシ
リコン合金を、例えばAlSi25 Ni4 1.2F
e1.2Mg 0.6Cuを利用することができる。合
金内に、ヘキサゴナル窒化ほう素、二酸化チタン、硫化
モリブデン及びその他のような固体潤滑剤が含まれてい
てもよい。
【0019】次に記載するような超共融アルミニウムシ
リコン又は超共融アルミニウムシリコン化合物材料から
なるプラズマ噴射層は、とくに有利である。
【0020】実施例1
【0021】次の組成を有する超共融アルミシリコンに
生む合金を利用した:
【0022】合金A シリコン:23.0ないし40.0重量%、なるべくほ
ぼ25重量% マグネシウム:0.8ないし2.0重量%、なるべくほ
ぼ1.2重量% ジルコン:最大0.6重量% 鉄:最大0.25重量% マンガン、ニッケル、銅及び亜鉛:最大それぞれ0.0
1重量% 残りアルミニウム
【0023】この合金から、噴射粉末が製造され、それ
によりプラズマ噴射法により不足共融アルミニウムシリ
コン合金からなるシリンダライナのシリンダ摺動面にコ
ーティングが取付けられた。シリンダライナは、88c
mの直径、150mmの長さ、及び5mmの壁厚を有す
る。
【0024】処理されていないコーティングは、図1に
示されている。典型的なスポンジ状の構造がはっきりと
認められる。これは、アルミニウム多結晶樹枝の画像に
帰することができ、その樹枝アームは、共融シリコンか
らなる層によってくるまれている。さらに小さなシリコ
ン一次析出物が認められる。
【0025】コーティングの表面状態は、次のように特
徴づけることができる:Rmax=21.5μm;Rt
=24.2μm;Rz=17.7μm;Ra=3.5μ
m。
【0026】切削工具として、タイプTCMW16T3
08F(CDIO)の多結晶ダイヤモンドからなる切断
材料を有する旋回切断板が選択された。保持体は、タイ
プTizit NVR16−3のものであった。乾燥精
密旋盤加工のために、次のパラメータが設定された:送
り=0.021m/min;Vc=158.42m/m
in;N=575min*−1;ap=0.05。
【0027】このように処理された表面は、図2に示さ
れている。乾燥微細切削の後の表面品質は、次のように
特徴づけることができる:Rmax=0.98μm;R
t=0.99μm;Rz=0.84μm;Ra=0.1
25μm。
【0028】これらの値は、通常のホーニング処理によ
って達成可能な値よりも良好である。
【0029】次の合金が利用でき、この合金は、前記の
ように後処理することができ、かつ対比可能な良好な結
果を生じる:
【0030】合金B シリコン:23.0ないし40.0重量%、なるべくほ
ぼ25重量% ニッケル:1.0ないし5.0重量%、なるべくほぼ4
重量% 鉄:1.0ないし1.4重量%、なるべくほぼ1.2重
量% マグネシウム:0.8ないし2.0重量%、なるべくほ
ぼ1.2重量% ジルコン:最大0.6重量% マンガン、銅及び亜鉛:最大それぞれ0.01重量% 残りアルミニウム
【0031】さらに同様に結合材料が利用でき、これら
の結合材料は、特殊噴射粉末を利用したプラズマ噴射に
より製造される。この噴射粉末において、少なくとも1
つのアルミニウムシリコン合金の微細シリコン粒子及び
金属粒子からなる集塊化された結合粉末が問題になり、
これらは、無機又は有機結合剤によって互いに結合され
ている。シリコン粒子の割合は、5ないし95重量%で
あり、合金粒子の割合は、95ないし50重量%であ
る。シリコン粒子は、0.1ないし10μmの、なるべ
くほぼ5μmの平均粒子大きさを有する。合金粒子は、
0.1ないし50μmの、なるべくほぼ5μmの平均粒
子大きさを有する。
【0032】合金粒子は、なるべく不足共融した合金粒
子と超共融した合金粒子からなる。超共融した合金粒子
の利用により、層組織にアルミニウム混晶の割合が含ま
れるが、一方不足共融した合金粒子の利用により、アル
ミニウム混晶の形成が抑圧される。次に適当な不足共融
又は超共融した合金に対するそれぞれ2つの例が挙げら
れている。
【0033】不足共融合金:
【0034】合金1: シリコン:0ないし11.8重量%、なるべくほぼ9重
量% 鉄:最大0.25重量% マグネシウム:0.8ないし2.0重量%、なるべくほ
ぼ1.2重量% ジルコン:最大0.6重量% マンガン、ニッケル、銅及び亜鉛:最大それぞれ0.0
1重量% 残りアルミニウム
【0035】合金2: シリコン:0ないし11.8重量%、なるべくほぼ9重
量% ニッケル:1.0ないし5.0重量%、なるべく4重量
%、 鉄:1.0ないし1.4重量%、なるべく1.2重量% マグネシウム:0.8ないし2.0重量%、なるべくほ
ぼ1.2重量% ジルコン:最大0.6重量% マンガン、銅及び亜鉛:最大それぞれ0.01重量% 残りアルミニウム
【0036】超共融合金:
【0037】合金3: シリコン:11.8ないし40.0重量%、なるべくほ
ぼ17重量% 鉄:最大0.25重量% マグネシウム:0.8ないし2.0重量%、なるべくほ
ぼ1.2重量% ジルコン:最大0.6重量% マンガン、銅、ニッケル及び亜鉛:最大それぞれ0.0
1重量% 残りアルミニウム
【0038】合金4: シリコン:11.8ないし40.0重量%、なるべくほ
ぼ17重量% ニッケル:1.0ないし5.0重量%、なるべくほぼ4
重量% 鉄:1.0ないし1.4重量%、なるべくほぼ1.2重
量% マグネシウム:0.8ないし2.0重量%、なるべくほ
ぼ1.2重量% ジルコン:最大0.6重量% マンガン、銅及び亜鉛:最大それぞれ0.01重量% 残りアルミニウム
【図面の簡単な説明】
【図1】表面処理前の大体において銅を含まない超共融
アルミニウムシリコン合金からなるプラズマ噴射により
取付けられた層の研磨写真である。
【図2】処理された範囲(右)及び処理されない範囲
(左)を有する多結晶ダイヤモンドからなる旋回切断板
によって乾燥処理した後の同じ層の図である。
【図3】図2と同様であるか完全に処理された同じ層の
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テイルマン・ハウク ドイツ連邦共和国ウールデインゲン−ミユ ールホフ・エルレンヴエーク3ベー (72)発明者 パトリツク・イズキエルド ドイツ連邦共和国ウルム・ゼダン・シユト ラーセ27 (72)発明者 ミヒヤエル・ラーレス ドイツ連邦共和国ウルム・ベツセレルシユ トラーセ33 (72)発明者 ペーテル・リンデン ドイツ連邦共和国バイメルシユテツテン・ ローベルト−ボツシユーシユトラーセ14 (72)発明者 マテイアス・マーケル アメリカ合衆国オハイオ4469・ウースタ ー・フオレスト・クリーク・ドライブ593 (72)発明者 ハラルド・プフエツフインゲル ドイツ連邦共和国テイーフエンブロン・メ リケシユトラーセ7

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層の製造に続いて、表面を後処理する、
    層組織を有する超共融アルミニウムシリコン合金又はア
    ルミニウムシリコン化合物材料からなる摩擦学的層を表
    面処理する方法において、1段の方法において潤滑剤を
    用いずに乾燥して表面を切削し、その際、ダイヤモンド
    を含む少なくとも1つの切断物質を有する切断工具を利
    用することを特徴とする、摩擦学的層を表面処理する方
    法。
  2. 【請求項2】 切断工具として単一切断工具、なるべく
    旋回切断板を利用することを特徴とする、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 切断工具として多重切断工具、なるべく
    複数の旋回切断板を装備した切断スピンドルを利用する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 多結晶ダイヤモンド及び/又は単結晶ダ
    イヤモンド及び/又はCVDダイヤモンドによってコー
    ティングされた硬質金属からなる切断物質を有する切断
    工具を利用することを特徴とする、請求項1ないし3の
    1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 乾燥切削に続いてすぐに、層組織内に含
    まれかつ後処理される表面にある硬質層構成部分を露出
    することを特徴とする、請求項1ないし4の1つに記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 乾燥切削及び別の方法からなる組合せを
    適用し、その際、乾燥切削に続いて表面を、1段の方法
    において仕上げホーニングすることを特徴とする、請求
    項1ないし5の1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 乾燥切削及び別の方法からなる組合せを
    適用し、その際、乾燥切削に続いて表面を、1段の方法
    においてビームによって、例えばレーザによって構造化
    し、とくにビーム溝を備えることを特徴とする、請求項
    1ないし5の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 超共融アルミニウムシリコン合金又は超
    共融アルミニウムシリコン材料によってコーティングさ
    れた往復ピストン機械のためのクランクハウジングのシ
    リンダ摺動面を後処理することを特徴とする、請求項1
    ないし7の1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 シリンダ摺動面を上死点の範囲だけにお
    いて後処理し、又はシリンダ摺動面内にある硬質層構成
    部分を上死点の範囲だけにおいて露出することを特徴と
    する、請求項1ないし8の1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 処理すべき層をプラズマ噴射法によっ
    て製造することを特徴とする、請求項1ないし9の1つ
    に記載の方法・
  11. 【請求項11】 処理すべき層を、大体において銅を含
    まない超共融アルミニウムシリコン合金又は大体におい
    て銅を含まない超共融アルミニウムシリコン化合物材料
    から製造し、その際、銅の割合が、それぞれ1重量%よ
    り少ない、なるべく0.1重量%より少ない、かつとく
    になるべく0.01重量%より少ないことを特徴とす
    る、請求項1ないし10の1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 処理すべき層の製造のために、合金を
    利用し、この合金が、一次アルミニウム混晶、共融シリ
    コンからなる粗いないしきわめて細かいネットワーク、
    一次シリコン析出物、及びMg2Si及び酸化物のよう
    な金属間相からなる不均一層組織を有し、その際、一次
    シリコン析出物の平均の大きさが、10μmより小さ
    く、かつ酸化物の平均の大きさが、5μmより小さいこ
    とを特徴とする、請求項1ないし11の1つに記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 処理すべき層の製造のために、化合物
    材料を利用し、この化合物材料が、一次アルミニウム混
    晶、共融シリコンからなる粗いないしきわめて細かいネ
    ットワーク、一次シリコン析出物及び/又は埋め込まれ
    たシリコン粒子、及びMg2Si及び酸化物のような金
    属間相からなる不均一層組織を有し、その際、一次シリ
    コン析出物又は埋め込まれたシリコン粒子の平均の大き
    さが、10μmより小さく、かつ酸化物の平均の大きさ
    が、5μmより小さいことを特徴とする、請求項1ない
    し12の1つに記載の方法。
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