JP2000102948A - プラスチック成型用化粧フィルム、その製造方法及びそのフィルムを使用して得られる射出成型物品 - Google Patents

プラスチック成型用化粧フィルム、その製造方法及びそのフィルムを使用して得られる射出成型物品

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JP2000102948A
JP2000102948A JP27553898A JP27553898A JP2000102948A JP 2000102948 A JP2000102948 A JP 2000102948A JP 27553898 A JP27553898 A JP 27553898A JP 27553898 A JP27553898 A JP 27553898A JP 2000102948 A JP2000102948 A JP 2000102948A
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resin
polyolefin
decorative film
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JP27553898A
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Naoya Haruta
直哉 春田
Takeshi Tomiyama
猛 富山
Tadahiro Kato
忠弘 加藤
Koichi Seike
孝一 清家
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 仕上り外観に優れたプラスチック成型品の提
供。 【解決手段】 外面方向にポリオレフィンフィルム層、
プライマー層、必要に応じて上塗り層及び離型性フィル
ム層が順次積層されたフィルムであり、そして該プライ
マー層が (A)水酸基価平均30〜200KOHmg/g、重量
平均分子量1000〜80000の水酸基含有樹脂、 (B)ポリオレフィン系樹脂、 (C)(ブロック)ポリイソシアネート化合物 (D)導電性顔料 を、(A)成分の水酸基1個当たりの(C)成分のイソ
シアネート基が0.1〜0.9個及び(B)成分を
(A)〜(C)成分の総合計重量換算で1〜90重量%
配合してなるイソシアネート硬化型樹脂組成物から形成
される被膜であり、且つその被膜は静的ガラス転移温度
が20〜70℃、伸び率10%以上、抗張力0.5kg
f/mm2以上であるプラスチック成型用化粧フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なプラスチッ
ク成型用化粧フィルム、その製造方法及びそのフィルム
を使用して得られる射出成型物品に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、自動車、家電及び一
般工業関係の部材としてプラスチック、特にポリプロピ
レン樹脂成型品が広く使用されている。そしてポリプロ
ピレン樹脂成型品に装飾、耐久性等を付与させる目的で
その表面にプラスチック用塗料が塗装されている。しか
しながら、プラスチック用塗料から形成される塗膜は一
般的にポリプロピレン樹脂に対して付着性が悪いために
付着性を改善するためにプライマーが塗装されている。
【0003】また、このようなプラスチック成型品にプ
ラスチック塗料を塗装する方法として塗着効率を良くす
るために、通常、静電スプレー塗装などにより塗装され
ているがプラスチック成型品に対する塗着効率がまだ充
分でないために製品コストが高くなったり、曲面部に均
一に塗装できないのでプラスチック塗膜の付着性や仕上
がり性等が悪くなるといった問題点がある。
【0004】このような問題点を改善する方法として、
合成樹脂フィルム表面に着色塗料を塗装して得られる着
色フィルムと成型用樹脂を用いて一体成型を行い、成型
物品の表面に着色フィルムを貼付る方法や成型物等が、
例えば、特開昭58−203048号公報、特開昭63
−123469号公報、特開昭63−216717号公
報、特開平8−52416号公報、特公平8−2550
号公報等に記載されている。これらの方法において、着
色塗料として特公平8−2550号公報にアクリル系樹
脂及びフッ素樹脂を基体樹脂とするラッカータイプの塗
料が記載されているが、このような塗料をポリプロピレ
ン樹脂フィルムに塗装したものではポリプロピレン樹脂
フィルムに対する付着性が悪く実用的ではない。
【0005】また、上記したようにポリプロピレン樹脂
にはプラスチック用塗膜(着色塗膜)が付着し難いので
これを改善するために従来から公知のポリイソシアネー
ト硬化型プライマーをポリプロピレン樹脂フィルムに塗
装することも考えられるが、このようなフィルムを使用
したものでは、プラスチックをバンパーなどのように変
形率の大きな成型品に加工した場合には、成型品の伸び
が大きな3次曲面部にプライマー塗膜のワレ、剥がれ等
の塗膜欠陥を生じるといった問題点が残されていた。
【0006】また、上記したプライマー表面に上塗り塗
料を静電塗装した場合には塗着効率が悪いといった問題
点が残されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の
プラスチック成型用化粧フィルムを成型用プラスチック
材料とを同時に射出成型加工して得られるプラスチック
成型品が、上記した問題点を全て解消することを見出
し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、 1、プラスチック成型用化粧フィルムを射出成型用金型
の内側にセットし、次いで成型用ポリオレフィン系樹脂
を用いて射出成型を行い、該化粧フィルムと一体となっ
た成型物を得るためのプラスチック成型用化粧フィルム
において、該化粧フィルムが外面方向にポリオレフィン
フィルム層、プライマー層、必要に応じて上塗り層及び
必要に応じて離型性フィルム層が順次積層されたフィル
ムであり、そして該プライマー層が (A)水酸基価平均30〜200KOHmg/g、重量
平均分子量1000〜80000の水酸基含有樹脂、 (B)ポリオレフィン系樹脂、 (C)(ブロック)ポリイソシアネート化合物 (D)導電性顔料 を、(A)成分の水酸基1個当たりの(C)成分のイソ
シアネート基が0.1〜0.9個及び(B)成分を
(A)〜(C)成分の総合計重量換算で1〜90重量%
配合してなるイソシアネート硬化型樹脂組成物から形成
される被膜であり、且つその被膜は静的ガラス転移温度
が20〜70℃、伸び率10%以上、抗張力0.5kg
f/mm2以上範囲のものであることを特徴とするプラ
スチック成型用化粧フィルム、 2、ポリオレフィン系フィルム層の片面に、 (A)水酸基価平均30〜200KOHmg/g、重量
平均分子量1000〜80000の水酸基含有樹脂、 (B)ポリオレフィン系樹脂、 (C)(ブロック)ポリイソシアネート化合物、 (D)導電性顔料 (E)有機溶剤 を、(A)成分の水酸基1個当たりの(C)成分のイソ
シアネート基が0.1〜0.9個及び(B)成分を
(A)〜(C)成分の総合計量重量換算で1〜90重量
%配合してなるイソシアネート硬化型樹脂組成物を塗装
し、次いで常温もしくは加熱乾燥を行って、静的ガラス
転移温度が20〜70℃、伸び率10%、抗張力0.5
kgf/mm2の範囲のプライマー層を形成してなるこ
とを特徴とするプラスチック成型用化粧フィルムの製造
方法、 3上記したプライマー層が、表面抵抗1.0×109Ω
以下であることを特徴とする上記のプラスチック成型用
化粧フィルムの製造方法 4、上記の化粧フィルムをポリオレフィンフィルム層が
樹脂成形物の外面に接合するように射出成型用金型の内
側にセットし、次いでポリオレフィン系射出成型用樹脂
を用いて射出成型を行うことにより得られることを特徴
とする射出成型物品、 5、射出成型物品が自動車用バンパーであることを特徴
とする上記の射出成型物品に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のプラスチック成型用化粧
フィルムは、射出成型物品の表面に特定のプライマー層
を有するプラスチック化粧フィルムを接合させるもので
ある。該化粧フィルムを使用することにより、成型物品
に耐久性、上塗り付着性、仕上がり外観を付与させるこ
とができる。
【0009】該化粧フィルムは、ポリオレフィン系フィ
ルム層の表面に、単独塗膜での性質が静的ガラス転移温
度20〜70℃、好ましくは20〜60℃、伸び率10
%以上、好ましくは20〜500%、抗張力0.5kg
f/mm2以上、好ましくは0.5〜3kgf/mm2
プライマー層が積層されたフィルムである。
【0010】ポリオレフィン系フィルム層としては、熱
成型加工が可能な従来から公知のポリオレフィン系樹脂
を主な樹脂成分とするフィルムが使用できる。ポリオレ
フィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポ
リブチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロ
ピレンコポリマー等のポリオレフィン樹脂や変性ポリオ
レフィン樹脂等が挙げられる。該フィルム層の膜厚は、
約20〜1000μm、約100〜300μmの範囲の
ものが好ましい。膜厚が約20μm未満になるとプライ
マーの乾燥中にプライマー層が収縮するため、化粧フィ
ルムが変形して成型加工が困難となるので好ましくな
い、一方、約1000μmを超えると成型加工が困難と
なるので好ましくない。
【0011】該ポリオレフィン系フィルム層には、例え
ば、着色剤(顔料、染料等)、導電性顔料、充填剤、紫
外線吸収剤、紫外線安定剤、熱安定剤などの添加剤を必
要に応じて配合することができる。
【0012】また、ポリオレフィン系樹脂フィルム層の
表面に形成されるプライマー層において、プライマー層
の静的ガラス転移温度が20℃未満になると出来上がっ
たフィルムを巻き取る際に、プライマー層同士やその他
の基材とが付着し取扱が困難となったり、成型物品を積
み重ねた際にプライマー層同士やその他の基材とが付着
し取扱が困難となったり、プライマー層表面にゴミ、ブ
ツ等が付着し易くなつたりするので好ましくない、一
方、70℃を超えると化粧フィルムを折り曲げた際にプ
ライマー層がワレたりポリオレフィン系フィルム層から
剥離したりするので好ましくない。プライマー層の伸び
率が10%未満になると、化粧フィルムを折り曲げた際
にプライマー層がワレたりポリオレフィン系フィルム層
から剥離したりするので好ましくない。プライマー層の
抗張力が0.5kgf/mm2未満になると射出成型加
工時に圧力が大きく掛かる部分のプライマー層が押しつ
ぶされてその部分のプライマー層の膜厚が薄くなり均一
なプライマー層を形成することができない等の欠点があ
るので好ましくない。
【0013】プライマー層のガラス転移温度、伸び率、
抗張力は(A)、(B)、(C)(D)成分の種類及び
配合割合を変化させることにより調製することができ
る。
【0014】該化粧フィルムは、ポリオレフィン系フィ
ルム層の片面に、(A)水酸基価平均30〜200KO
Hmg/g、重量平均分子量1000〜80000の水
酸基含有樹脂、(B)ポリオレフィン系樹脂、(C)ポ
リイソシアネート化合物、(D)導電性顔料及び(E)
有機溶剤を、(A)成分の水酸基1個当たりの(C)成
分のイソシアネート基が0.1〜0.9個及び(B)成
分を(A)〜(C)成分の総合計重量換算で1〜90重
量%配合してなるイソシアネート硬化型樹脂組成物を塗
装し、次いで常温もしくは加熱乾燥を行うことにより得
られる。また、(D)導電性顔料の配合割合は、プライ
マー層の表面抵抗が静電塗装(上塗り塗料)できる程度
に配合されていればよいが、上記(A)、(B)及び
(C)の成分の総合計量100重量部に対して5〜30
0重量部、特に10〜200重量部の範囲が好ましい。
また、プライマー層の表面抵抗は通常1.0×109Ω
以下、特に1.0×108Ω〜1.0×102Ωの範囲が
好ましい。1.0×109Ωを超えると上塗り塗料の静
電塗着効率が低下するので好ましくない。
【0015】イソシアネート硬化型樹脂組成物について
下記に説明する。
【0016】水酸基含有樹脂(A):水酸基含有樹脂
(A)は、水酸基価平均30〜200KOHmg/g、
好ましくは平均35〜150KOHmg/g、重量平均
分子量1000〜80000、好ましくは2000〜6
0000の樹脂が使用できる。水酸基価が平均30KO
Hmg/g未満になると、プライマー層の伸び率や抗張
力が低下するとともに、上塗り塗膜との付着性等が低下
するので好ましくない。一方、水酸基価が平均200K
OHmg/gを超えるとプライマー層の耐水性等が低下
するので好ましくない。重量平均分子量が1000未満
になるとプライマー層の伸び率や抗張力が低下し、一
方、80000を超えるとプライマーの粘度が上昇し取
扱が困難となるため好ましくない。
【0017】水酸基含有樹脂(A)としては、好ましく
は水酸基含有ポリエステル樹脂、水酸基含有アルキド樹
脂、水酸基含有ビニル系樹脂、水酸基含有エポキシ樹脂
等が包含される。
【0018】水酸基含有ポリエステル樹脂としては、例
えば、多塩基酸(例えば(無水)フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、(無水)マレイン酸、(無水)ピロ
メリット酸、(無水)トリメリット酸、(無水)コハク
酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン
酸、イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル等の
1分子中に2〜4個のカルボキシル基又はカルボン酸メ
チルエステル基を有する化合物)と、多価アルコール
(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグルコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリ
セリン、トリシクロデカンジメタノール等の1分子中に
2〜6個の水酸基を有するアルコール)とを水酸基が上
記した範囲に有するようにエステル化反応又はエステル
交換反応させたものが包含される。
【0019】水酸基含有アルキド樹脂としては、上記し
た多塩基酸、多価アルコール成分以外に一塩基酸(例え
ば、ヒマシ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、トール油脂肪酸、
アマニ油脂肪酸等の脂肪酸や安息香酸等)、油脂類を樹
脂原料として使用し、水酸基が上記した範囲に有するよ
うにエステル化反応又はエステル交換反応させたものが
包含される。
【0020】水酸基含有ビニル系樹脂としては、例え
ば、下記水酸基含有不飽和モノマーとその他の不飽和モ
ノマーとをラジカル共重合させて得られるものが包含さ
れる。
【0021】水酸基含有不飽和モノマーとしては、例え
ば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレートなどのアクリル酸またはメタクリ
ル酸のC2〜C8 ヒドロキシアルキルエステル;ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブ
チレングリコールなどのポリエーテルポリオールと(メ
タ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸とのモノエステ
ル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリブチレングリコールなどのポリエーテルポリオ
ールと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなど
の水酸基含有不飽和モノマーとのモノエーテル;α,β
−不飽和カルボン酸と、カージュラE10(シェル化学
社製)やα−オレフィンエポキシドのようなモノエポキ
シ化合物との付加物;グリシジル(メタ)アクリレート
と酢酸、プロピオン酸、p−t−ブチル安息香酸、脂肪
酸類のような一塩基酸との付加物;無水マレイン酸や無
水イタコン酸のごとき酸無水基含有不飽和化合物と、エ
チレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコールなどのグリコール類とのモノエステル
化物またはジエステル化物;ヒドロキシエチルビニルエ
ーテルのごときヒドロキシアルキルビニルエーテル類、
3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートのような塩素を含んだ水酸基含有単量体、アリルア
ルコ−ルなどが挙げられる。 その他の不飽和モノマー
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸
又はメタクリル酸の炭素数1〜18(1〜24)のアル
キルエステル又はシクロアルキルエステル:(無水)マ
レイン酸、(メタ)アクリル酸等の酸不飽和モノマー、
グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有不
飽和モノマー、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン等のシラン不飽和化合物、(メ
タ)アクリル酸メトキシブチル、(メタ)アクリル酸メ
トキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、
(メタ)クリル酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメ
タクリル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキルエス
テル等、スチレン、ビニルトルエン等の芳香族不飽和化
合物、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエー
テル、イソプロピルビニルエーテル、ブチルビニルエー
テル、tert−ブチルビニルエーテル、ペンチルビニルエ
ーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエー
テル等の鎖状アルキルビニルエーテル類;シクロペンチ
ルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル等の
シクロアルキルビニルエーテル類;フェニルビニルエー
テル、トリビニルフェニルエーテル等のアリールビニル
エーテル類;ベンジルビニルエーテル、フェネチルビニ
ルエーテル等のアラルキルビニルエーテル類;アリルグ
リシジルエーテル、アリルエチルエーテル等のアリルエ
ーテル類等、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、乳酸ビ
ニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、カプロン酸ビニ
ル、イソカプロン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、カプリ
ン酸ビニル、ベオバモノマ−(シェル化学社製)等のビ
ニルエステル;酢酸イソプロペニル、プロピオン酸イソ
プロペニル等のプロペニルエステル等、エチレン、プロ
ピレン、ブチレン、塩化ビニル等のオレフィン系不飽和
モノマー、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の
ジェン系不飽和モノマー等が包含される。水酸基含有エ
ポキシ樹脂としては、例えば、エピコート1001、エ
ピコート1004(以上、油化シェル(株)社製、商品
名、ビスフェノール−エピクロルヒドリン)これらのエ
ポキシ樹脂と脂肪酸(例えば、上記した一塩基酸)との
エステル化物等が包含される。
【0022】上記した水酸基含有樹脂は1種もしくは2
種以上組み合わせて使用することができる。2種以上組
み合わせて使用する場合には、2種以上組み合わせたも
の平均水酸基価及び平均重量分子量が上記した範囲に入
るように調製すればよい。
【0023】ポリオレフィン系樹脂(B)は、塩素化ポ
リオレフィン樹脂、変性ポリオレフィン樹脂等を使用す
ることができる。
【0024】上記した塩素化ポリオレフィン樹脂として
は、塩素化率10〜50重量%、好ましくは15〜30
重量%の重量平均分子量約3000〜150000、好
ましくは約10000〜100000の塩素化ポリプロ
ピレン樹脂が好ましい。塩素化率が10重量%未満にな
ると有機溶剤に対する溶解性が低下し、一方、塩素化率
が50重量%を超えるとポリオレフィンフィルム層に対
する付着性が低下するので好ましくない。該塩素化ポリ
オレフィン系樹脂には酸モノマーが共重合されてること
が好ましい。該酸モノマー成分は通常重合体を基準とし
て約10重量%以下、好ましくは約1〜5重量%の範囲
である。重量平均分子量が約3000未満になると加工
性が低下し、重量平均分子量が約150000を超える
と溶液粘度が高くなり塗装作業性が低下するので好まし
くない。塩素化ポリオレフィン樹脂としては、例えば、
スーパークロン892L、スーパークロンSK−30、
スーパークロンS−801(以上、日本製紙(株)社
製、商品名)等が挙げられる。
【0025】変性ポリオレフィン樹脂としては、(塩素
化)ポリオレフィン樹脂が、例えば、上記水酸基含有ビ
ニル系樹脂に記載した水酸基含有不飽和モノマー、酸不
飽和モノマー、エポキシ基含有不飽和モノマー、(メ
タ)アクリル酸のアルキルエステル等のその他の不飽和
モノマーにより変性(グラフト重合等)された樹脂が挙
げられる。また、上記したモノマーにより変性された樹
脂において、樹脂中に導入された官能基を利用して更に
変性したものも使用できる。このものとしては、例え
ば、樹脂中にエポキシ基を有する樹脂の場合には、更に
このものと(メタ)アクリル酸を反応させて樹脂中に不
飽和基を導入し、次に(メタ)アクリル酸のアルキルエ
ステル等の不飽和モノマーとラジカル重合反応させたも
の、樹脂中に水酸基を有する樹脂の場合には、更にこの
ものとポリイソシアネート化合物と水酸基含有不飽和モ
ノマーとを反応させて樹脂中に不飽和基を導入し、次に
(メタ)アクリル酸のアルキルエステル等の不飽和モノ
マーとラジカル重合反応させたものが挙げられる。変性
ポリオレフィン樹脂としては、例えば、スーパークロン
142G、スーパークロン143G、スーパークロン3
34(以上、日本製紙(株)社製、商品名)、アクリデ
ィックLU−835(大日本インキ(株)社製、商品
名)等が挙げられる。
【0026】ポリオレフィン系樹脂(B)の配合割合
は、(A)〜(C)の総合計量を基準として1〜90重
量%、好ましくは2〜80重量%の範囲である。配合割
合が1重量%未満になるとポリオレフィン系シートとの
付着性等が悪くなり、一方、90重量%を超えると上塗
り付着性が悪くなる。
【0027】(ブロック)ポリイソシアネート化合物
(C)は、水酸基含有樹脂(A)を架橋させることによ
りプライマー層に適度な付着性、伸び率、抗張力を付与
させ成型加工性に適した塗膜を形成させることができ
る。
【0028】(ブロック)ポリイソシアネート化合物
(C)としては、ポリイソシアネート化合物及び該化合
物のイソシアネート基の一部もしくは全部がブロック化
剤でブロックされたブロックポリイソシアネート化合物
が包含される。該ポリイソシアネート化合物及びブロッ
ク化に使用されるポリイソシアネート化合物としては、
例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートもしくはトリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネートの如き脂肪族ジ
イソシアネート類;水素添加キシリレンジイソシアネー
トもしくはイソホロンジイソシアネートの如き環状脂肪
族ジイソシアネート類;トリレンジイソシアネートもし
くは4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの如
き芳香族ジイソシアネート類の如き有機ジイソシアネー
トそれ自体、またはこれらの各有機ジイソシアネートと
多価アルコールとの反応物、低分子量ポリエステル樹脂
もしくは水等との付加物、あるいは上記した如き各有機
ジイソシアネート同志の環化重合体、更にはイソシアネ
ート・ビウレット体等が挙げられるが、それらの代表的
な市販品の例としては「バーノックD−750、−80
0、DN−950、−970もしくは15−455」
[以上、大日本インキ化学工業(株)製品]、「デスモ
ジュールL、N、HL、ILもしくはN3390」[西
ドイツ国バイエル社製品]、「タケネートD−102、
−202、−110Nもしくは123N」[武田薬品工
業(株)製品]、「コロネートL、HL、EHもしくは
203」[日本ポリウレタン工業(株)製品]または
「デュラネート24A−90CX」、「デュラネートE
5004−90T」「デュラネートMFK−60」[旭
化成工業(株)製品]等が包含される。これらの中で
も、脂肪族ジイソシアネート、環状脂肪族ジイソシアネ
ート及びこれらのものと多価アルコールとの反応物やこ
れらのものの環化重合体、これらのもののイソシアネー
ト・ビウレット体等が好ましい。
【0029】また、ブロック化剤としては、例えば、フ
ェノール系ブロック剤;フェノール、クレゾール、キシ
レノール、ニトロフェノール、クロロフェノール、ヒド
ロキシ安息香酸メチルなど:ラクタム系ブロック剤;ε
−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラ
クタム、β−プロピオラクタムなど:アルコール系ブロ
ック剤:メタノール、エタノール、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、ベ
ンジルアルコール、メトキシメタノールなど:オキシム
系ブロック剤;ホルムアミドキシム、アセトアルドキシ
ム、アセトキシム、メチルエチルケトキシム、ジアセチ
ルモノオキシム、ベンゾフェノンオキシム、シクロヘキ
サンオキシムなど:活性メチレン系ブロック剤;マロン
酸ジメチル、マロン酸ジエチル、アセト酢酸エチル、ア
セト酢酸メチル、アセチルアセトンなどが挙げられる。
【0030】(ブロック)ポリイソシアネート化合物
(C)の配合割合は、(A)成分の水酸基1個当たり化
合物(C)のイソシアネート基が0.1〜0.9個、好
ましくは0.2〜0.7個の範囲がよい。イソシアネー
ト基が0.1個未満になると架橋塗膜が形成されず被膜
の伸び率、抗張力が低下し、一方、0.9個を超えると
架橋塗膜中に残存する水酸基が少なくなるため上塗り塗
膜との付着性が悪くなる。
【0031】導電性顔料(D)は、従来から公知の導電
性顔料を使用することができるが、特に上塗り塗膜の外
観に悪影響(上塗り塗膜を透過した光線がプライマー層
面吸収もしくは反射して上塗り塗膜の明度が異なる)を
及ぼし難い白色や淡い灰色の導電性顔料を使用すること
ができる。
【0032】使用できる白色導電性顔料としては、例え
ば、アンチモンをドープした二酸化スズ顔料(このもの
を、「酸化スズ/アンチモン(ドープ)」と略すことが
ある。)、酸化亜鉛顔料等が好ましい。該二酸化スズ顔
料は、半導性物質である二酸化スズ成分をアンチモン成
分によりドープすることにより電子のドナーレベルを形
成し、導電性を高めたものである。このものとしては、
酸化スズ/アンチモン(ドープ)単品もしくは他の基材
に酸化スズ/アンチモン(ドープ)を被覆した被覆品が
挙げられる。上記酸化スズ/アンチモン(ドープ)や酸
化亜鉛が被覆される他の基材としては、例えば、酸化チ
タン、チタン酸カリウム、ホウサンアルミニウム、硫酸
バリウム、マイカ、シリカ等が挙げられる。
【0033】使用できる導電性粉末の形状としては、例
えば、繊維状(針状も含む)、テトラポット状、鱗片
状、球状等の形状を有することができる。
【0034】上記した酸化スズ/アンチモン(ドープ)
としては、例えば、デントールWK−100S、デント
ールWK−100W、デントールWK−200、デント
ールWK−300R(以上、大塚化学(株)社製、商品
名、チタン酸カリ、繊維基材)、デントールWK−50
0(以上、大塚化学株式会社製、商品名、単斜晶系酸化
チタン繊維基材)、MEC−300、MEC−500、
MEC−700、SEC−250(以上、テイカ(株)
社製、商品名、導電性マイカ、平均粒子径4〜10μ
m)、T−1、W−1、W−10(以上、三菱マテリア
ル(株)社製、商品名、基材酸化チタン、球状、平均粒
子径0.2μm)、FT−1000、FT−2000、
FT−2000W(以上、石原産業(株)社製、商品
名、針状、基材チタン白、平均長軸1.6〜6μm、平
均短軸0.05〜0.2μm)等が挙げられる。
【0035】また、酸化亜鉛粉末としては、例えば、直
径が約0.1μm〜2μmの球状の酸化亜鉛粉末(例え
ば、FW−102(住友アルミ株式会社製、商品名)、
23−K(白水化学工業株式会社製、商品名)等)や長
さが約0.5μm〜100μm、好ましくは約1μm〜
60μmのテトラポット型の酸化亜鉛粉末(例えば、パ
ナテトラ「松下アムテック株式会社製、商品名」)が挙
げられる。
【0036】上記した導電性顔料の中でも、特に繊維状
(平均繊維長さ約1μm〜50μm、特に約2μm〜4
0μm、平均繊維径約0.01μm〜5μm、特に約
0.05μm〜2μmの範囲)の導電性顔料が好まし
い。
【0037】有機溶剤(E)は、(A)〜(D)成分を
溶解もしくは分散させ塗装、印刷等ができるように粘度
を調製する溶媒である。該有機溶剤(E)としては、例
えば、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、キシレン等の炭
化水素系、プロパノール、ブタノール等のアルコール
系、セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、メチルカルビトール、ジエチレングルコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、トリエチレングルコールモノメチルエーテル等のエ
ーテル系、 アセトン、メチルエチルケトン、2−ペン
タノン、メチルイソブチルケトン、イソホロン等ケトン
系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル、2−エチルヘキシルアセテート、酢酸セロソルブ、
酢酸カルビトール等の酢酸エステル系等が挙げられる。
【0038】有機溶剤(E)の配合割合は、使用する
(A)〜(D)成分やその他添加剤によって異なるが、
一般的には固形分が約10〜90重量%、好ましくは約
30〜70重量%の範囲である。
【0039】イソシアネート硬化型樹脂組成物には、ニ
トロセルロース、アセチルセルロース、セルロースアセ
テートブチレート、セルロースプロピオネート等の繊維
素系樹脂を配合することができる。これらの中でもセル
ロースアセテートブチレートが好ましい。このものの商
品名としては、CAB551−0.2、CAB551−
0.01、CAB531−1、CAB381−0.5、
CAB381−0.1、CAB381−2(以上、イー
ストーマンケミカル社製、商品名)などが挙げられる。
繊維素系樹脂の配合割合は、(A)〜(C)成分100
重量部に対して約100重量部以下、好ましくは約70
重量部以下、更には約10〜60重量部の範囲である。
該繊維素系樹脂は、イソシアネート硬化塗膜にタック性
を与えないので成型加工物のプライマー塗膜面同士が接
触しても融着したり、他の物と接触して傷が付いたり、
塗膜表面にゴミ、ブツ等が付着するいといった恐れがな
いといった利点がある。
【0040】イソシアネート硬化型樹脂組成物には、例
えば、着色剤(顔料、染料等)、導電性顔料、充填剤、
紫外線吸収剤、紫外線安定剤、熱安定剤、触媒などの添
加剤を必要に応じて配合することができる。
【0041】本発明の化粧フィルムは、上記したイソシ
アネート硬化型樹脂組成物を、ポリオレフィン系フィル
ム層表面に塗装し、次いで常温もしくは加熱乾燥を行う
ことにより得られる。塗装方法としては、例えば、スプ
レ−、ロ−ルコ−ティング、ナイフコ−ティング、カ−
テンフロコ−ティング、シルクスクリ−ン、グラビア印
刷等によって形成することができる。
【0042】プライマー層の膜厚は、乾燥膜厚で約5〜
100μm、好ましくは約30〜60μmの範囲であ
る。膜厚が約5μm未満になると成型の変形率が大きい
部分のプライマー層の膜厚が更に薄くなるため耐久性、
付着性などが低下し、一方、膜厚が約100μmを超え
ると生産コストが高くなったり、乾燥時間が長くなった
り、ワキ、フクレ等の塗膜欠陥が多くなったり、表面と
塗膜内部との硬化程度が異なり塗膜表面にチヂミ等を生
じたりするので好ましくない。
【0043】プライマーを塗装する前にポリオレフィン
系フィルム層表面にコロナ放電処理等により表面処理を
行うことができる。
【0044】イソシアネート硬化型樹脂組成物の被膜を
加熱する場合には、使用する有機溶剤の種類、配合割合
によっても異なるが、例えば、約30〜100℃の範囲
では約1〜90分間の範囲である。
【0045】本発明の化粧フィルムはポリオレフィン系
フィルム層、プライマー層及び必要に応じて上塗り層、
必要に応じて離型性フィルム層が順次積層されてなるフ
ィルムである。上塗り層は下記したものを使用すること
ができる。上塗り層を形成させない場合には、成型加工
後に上塗り塗料を塗装することにより上塗り層が形成さ
れる。
【0046】ポリオレフィン系フィルム層のもう一方の
片面(プライマー層と反対面)にポリオレフィン系樹脂
と異なった熱可塑性樹脂層を設けることができる。この
ような熱可塑性樹脂層は、例えば、ポリオレフィン系樹
脂よりも熱軟化温度の低いものを使用することが好まし
い。このような層を設けることにより、例えば、使用済
みの成型加工品を熱可塑性樹脂の軟化温度以上に、そし
てポリオレフィン系樹脂の軟化温度未満の温度範囲に加
熱し、熱可塑性樹脂層と成型用ポリオレフィン樹脂層と
の層間で剥離して、成型物と化粧フィルムとを分離して
回収することができる。
【0047】離型性フィルムは、成型加工時に金型の内
面と化粧フィルムのプライマー層面とが付着して剥離す
るのを防止することができる。該離型性フィルムは従来
から公知の離型性フィルムを使用することができる。離
型性フィルムとしては、例えば、シリコン、ワックス、
弗素樹脂などの離型剤で処理した紙、フィルムあるいは
それ自体離型性を示すフィルムなどの離型性フィルムを
積層することができる。該フィルムの厚みは、通常約1
0〜1000ミクロン、好ましくは約20〜500ミク
ロンの範囲である。
【0048】本発明の射出成型物品は、上記で得られた
化粧フィルムを該シ−トのプラスチックフィルム層面が
プラスチック成型品の外面に接するように、化粧フィル
ム及びプラスチック材料を同時に射出成型加工すること
により得られる。
【0049】該射出成型法は、金型(凹凸)内に設けた
上記した化粧フィルムに加熱溶融したプラスチック材料
を射出充填した後、冷却し、次いで金型からプラスチッ
ク材料を成型品として取出すことによっておこなわれ
る。金型内に設ける化粧フィルムは、該フィルムのプラ
イマー層(上塗り層がある場合には上塗り層)が金型の
内面に接するように、また、プラスチックフィルム層が
プラスチック表面に接するように設置することが好まし
い。加熱溶融したプラスチック材料は、金型内に設けた
化粧シ−トに射出されるが、この際に溶融したプラスチ
ック材料が金型面と化粧フィルム面との間に充填されな
いように、化粧フィルムのプラスチック層面方向に充填
する。また、化粧フィルムの大きさは、金型の内面の一
部の大きさであっても全部の大きさであっても構わな
い。即ち、化粧フィルムの大きさを変えることによって
プラスチック成型品の表面の一部もしくは全部にこのも
のを形成することができる。また、化粧フィルムは射出
成型加工を行う前に、金型の内面(凹面)に接するよう
に予備加工しておき、次いで金型の内面(凹面)と該加
工した化粧フィルムのプライマー層面とが面接するよう
に設置し、続いて加熱溶融したプラスチック材料を金型
内に射出充填し、成型加工することによってプラスチッ
ク成型品表面に溶融接合した化粧フィルムを形成するこ
とができる。該予備加工は、例えば、化粧フィルムを軟
化し加工できる程度の温度に暖めて金型の凹面もしくは
凸面に押し当てることにより加工できる。
【0050】プラスチック材料としては、特に、制限な
しに従来のものから公知のものが使用できる。具体的に
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソ
ブチレン、ポリブタジェン、ポリスチレン、ポリクロロ
プレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、
アクリル樹脂、ポリカ−ボネ−ト、セルロ−ス、ポリエ
チレンテレフタレ−ト、ポリアセタ−ル、AS樹脂、A
BS樹脂及びこれらのものにガラス繊維を配合したガラ
ス繊維強化樹脂等が挙げられる。これらの中でもポリオ
レフィン系樹脂、更にポリプロピレン系樹脂が好まし
い。
【0051】また、該プラスチック材料には、必要に応
じて着色剤、充填剤、導電性顔料、可塑剤、熱安定剤等
の公知の添加剤を配合することができる。
【0052】成型加工温度は、化粧フィルム及びプラス
チック材料の種類に応じて適した温度を設定すれば良い
が、通常、プラスチックの溶融温度約180〜250
℃、好ましくは約180〜230℃の範囲、また金型温
度で約30〜70℃、好ましくは約40〜50℃の範囲
が望ましい。
【0053】成型加工して得られた成型物のプライマー
表面には、上塗り塗料が施されていない場合には上塗り
塗装を行うことができる。上塗り塗料としては、常温乾
燥型樹脂塗料、室温又は140℃程度以下の加熱によっ
て硬化する硬化型樹脂塗料、活性エネルギー線硬化型樹
脂塗料のいずれのタイプの塗料でも使用することができ
る。常温乾燥型樹脂塗料としては、例えば、アクリルラ
ッカー等が挙げられる。硬化型樹脂塗料としては、例え
ば、ポリオ−ル樹脂(ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、
シリコン樹脂、フッ素樹脂等)を基体樹脂とし、架橋剤
として(ブロック)ポリイソシアネ−ト化合物、アミノ
樹脂、アルコキシシラン基含有化合物等を配合させてな
る樹脂塗料、アルコキシシラン基、水酸基及びエポキシ
基を含有する樹脂、不飽和樹脂(ビニル樹脂、ポリエス
テル樹脂、シリコ−ン樹脂等)に過酸化触媒(パ−ブチ
ルオキサイド等)を配合してなる樹脂塗料等が挙げられ
る。活性エネルギ−線によって硬化する樹脂塗料として
は、例えば、上記の不飽和樹脂及び必要に応じて不飽和
モノマ−((メタ)アクリル酸エステル、スチレン、
(ポリ)エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリル酸エス
テル等)を配合させてなる樹脂塗料等が挙げられる。
【0054】上塗り塗料として、上記した以外樹脂成分
以外にも、例えば、有機溶剤、着色顔料、充填剤、流動
性調整剤、硬化触媒、紫外線吸収剤等が必要に応じて配
合できる。上塗り塗料は、1コート、メタリックベース
コート/クリヤーコート等の複層仕上げ塗装によって形
成することができる。
【0055】上塗り塗膜の膜厚は、通常、1コートの場
合には、約10〜80μm、複層塗装仕上げの場合に
は、ベースコート約10〜50μm、クリヤー約20〜
80μmの範囲が望ましい。
【0056】本発明の成型物品の用途は、特に制限され
ないが加工性、仕上がり外観、耐久性、上塗り付着性等
に優れた性質を示すことから自動車用バンパーとして特
に有用である。
【0057】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
る。
【0058】実施例1 プライマーの製造例 ポリエステル樹脂(フタル酸/ヘキサヒドロフタル酸/
アジピン酸/1,6−ヘキサンジオール/トリメチロー
ルプロパン=0.18/0.46/0.3/0.2/
0.1モル、水酸基価103KOHmg/g、二塩基酸
比0.94)54重量部、スーパークロン143G(日
本製紙(株)社製、商品名)13重量部、CAB551
ー0.2(商品名、イーストーマンケミカル社製)33
重量部、タイペークCR93(商品名、二酸化チタン顔
料)20重量部、デントールWK−500(大塚化学
(株)社製、商品名、繊維状導電性顔料、平均繊維長さ
5〜15μm、平均繊維径0.1〜0.5μm)80重
量部、酢酸エチル120重量部、デュラネートE500
4−90T(商品名、旭化成工業、ポリイソシアネート
化合物)を0.3当量(ポリエステル樹脂のNCO/水
酸基)を混合分散したものをプライマーとして使用し
た。
【0059】化粧フィルムの製造例 PPS−C(商品名、シーダム(株)社製、ポリプロピ
レン系樹脂フィルム、厚み200μm)の片面に上記プ
ライマーをナイフコーターで塗装し、80℃で30分間
乾燥してプライマー層が25μmの化粧シートを製造し
た。また、上記得られたプライマー層表面に離型性フィ
ルム(シリコ−ン処理を施した非晶性ポリエチレンテレ
フタレ−ト、厚さ50μm)を貼り付けて化粧フィルム
を製造した。
【0060】形成したプライマー層の静的ガラス転移温
度、伸び率、抗張力を表1に示す。
【0061】上記で得られた化粧フィルムの耐タック
性、付着性、上塗り付着性を調べた。
【0062】結果を表1に示す。
【0063】メタリックベース塗料の静電塗着効率:上
記のフィルムのプライマー層表面にソフレックス141
0(商品名、関西ペイント(株)社製、メラミン硬化型
アクリル樹脂系メタリックベース塗料)を乾燥膜厚が2
0μmになるように静電スプレー塗装し、120℃で3
0分間焼き付けた。
【0064】静電塗装は、REAガン、ランスバーグ社
製、エアー霧化静電塗装機を使用した。塗布面積100
cm×100cm、塗装電圧−60V、塗出量300〜
400g/分で行った。
【0065】塗着効率(%)=(塗着した塗料の固形重
量部/塗装した塗料の固形重量部)×100 クリヤー塗料の静電塗着効率:上記のメタリック塗膜表
面にソフレックス1630クリヤー(商品名、関西ペイ
ント(株)社製、メラミン硬化型アクリル樹脂系クリヤ
ー塗料)を乾燥膜厚が30μmになるように静電塗装し
た後、120℃で30分間焼き付けた。
【0066】静電塗装は、μマイクロベル、ランスバー
グ社製、回転ベル型静電塗装機を使用した。塗布面積1
00cm×100cm、塗装電圧−90V、塗出量20
0〜300g/分で行った。塗着効率は上記と同じ計算
法で行った。
【0067】プライマー塗膜の明るさ:塗膜表面を目視
で観察した。◎白くて良好、○若干淡い灰色で良好、△
少し濃い灰色、×灰色 プライマー塗膜の表面抵抗:ハイレジスタタンス テス
ター モデル TR−3(東京電子(株))を使用し
た。
【0068】耐タック性:プライマー塗膜どうしを重ね
6g/cm2をかけ20℃で1時間放置したのち付着性
を調べた。○は付着せず剥離が容易なもの、△は付着す
るもの、×付着して剥離できないもの。
【0069】付着性:素地に達するように鋭利な刃物で
塗膜に大きさ1×1mmのゴバン目を100個作り、そ
の表面に粘着セロハンテープを貼着し、それを急激に剥
離した後のゴバン目塗面を評価した。○は塗膜の素材か
らの剥離が全く認められない、△は塗膜の素材からの剥
離が少し認められる、×は剥離が多く認められるを示
す。ポリオレフィン基材とプライマー塗膜との付着性。
【0070】上塗り付着性A:ソフレックス1410
(商品名、関西ペイント(株)社製、メラミン硬化型ア
クリル樹脂系メタリックベース塗料)を乾燥膜厚が20
μmになるようにスプレー塗装し、次いで予備加熱を行
った後、ソフレックス1630クリヤー(商品名、関西
ペイント(株)社製、メラミン硬化型アクリル樹脂系ク
リヤー塗料)を乾燥膜厚が30μmになるようにスプレ
ーした後、120℃で30分間焼き付けた後、上記した
付着性試験を行った。プライマー塗膜とメタリックベー
スコートとの付着性。○はプライマー塗膜と上塗り塗膜
との層間剥離が全く認められないもの、△は塗膜の層間
で剥離が少し認められる、×は塗膜の層間での剥離が多
く認められるを示す。
【0071】上塗り付着性B:ソフレックス400H
(商品名、関西ペイント(株)社製、イソシアネート硬
化型アクリル樹脂系メタリックベース塗料)を乾燥膜厚
が20μmになるようにスプレー塗装し、次いで予備加
熱を行った後、ソフレックス500Hクリヤー(商品
名、関西ペイント(株)社製、イソシアネート硬化型ア
クリル樹脂系クリヤー塗料)を乾燥膜厚が30μmにな
るようにスプレーした後、80℃で20分間焼き付けた
後、上記した付着性試験を行った。プライマー塗膜と上
塗り塗膜(メタリック及びクリヤー塗装後の複合塗膜)
との付着性。○はプライマー塗膜と上塗り塗膜(メタリ
ック及びクリヤー塗装後の塗膜)との層間剥離が全く認
められないもの、△は塗膜の層間で剥離が少し認められ
る、×は塗膜の層間での剥離が多く認められるを示す。
【0072】成型加工性:カップ型(最大変形率2倍)
に成型加工できる射出用金型の内面に上記で得られた化
粧フィルムを、化粧フィルムのプライマー層が金型の内
面に接するように設置し、次いで化粧フィルムのポリプ
ロピレン系樹脂フィルム層面に、射出成型機で約230
℃に加熱溶融したポリプロピレンを加圧注入した後、金
型を冷却し、金型から取出してポリプロピレン成型品を
製造した。
【0073】得られたポリプロピレン成型品の曲面部及
び平面部を評価した。○は光沢低下、剥がれ、ワレ等の
欠陥がなく外観良好なもの、△は光沢低下が認められる
もの、×は光沢低下及び剥がれ、ワレが認められるも
の。
【0074】実施例2 実施例1においてタイペークCR93及びデントールW
K−500の配合量として表1の量を使用した以外は実
施例1と同様の方法で製造、塗膜形成をおこない、実施
例1と同様の方法で試験をおこなった。結果を表1に示
す。
【0075】実施例3 実施例1においてタイペークCR93及びデントールW
K−500の配合量として表1の量を使用した以外は実
施例1と同様の方法で製造、塗膜形成をおこない、実施
例1と同様の方法で試験をおこなった。結果を表1に示
す。
【0076】比較例1 実施例1においてタイペークCR93及びデントールW
K−500の配合量として表1の量を使用した以外は実
施例1と同様の方法で製造、塗膜形成をおこない、実施
例1と同様の方法で試験をおこなった。結果を表1に示
す。
【0077】
【表1】
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた構成を有するこ
とから、曲面部を持つプラスチック成型品に対して均一
に接合することができ仕上がり外観が優れる、接合が容
易におこなえる、プラスチック材料に対して付着性が良
い、ゴミ、ブツ等がなく仕上り外観が優れる、上塗り塗
料の静電塗装作業性が優れる等の効果を発揮するもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 31:30 (72)発明者 清家 孝一 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4D075 CA22 DA04 DB36 DC12 EA05 EB13 EB38 EC11 4F100 AK01B AK03A AK03B AK03D AK07 AK25 AK41 AK51B AL05B BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D BA13 CA13B CC00C EH36 EH462 EH612 EJ422 EJ862 EJ912 GB32 GB48 HB00 JA05B JA07B JB05B JB12B JG01B JG01H JG04B JK02B JK06 JK08B JL01 JL06 YY00B 4F206 AA03 AD09 AG01 AG03 AH24 JA07 JB19 JB24 JF05 JF06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成型用化粧フィルムを射出
    成型用金型の内側にセットし、次いで成型用ポリオレフ
    ィン系樹脂を用いて射出成型を行い、該化粧フィルムと
    一体となった成型物を得るためのプラスチック成型用化
    粧フィルムにおいて、該化粧フィルムが外面方向にポリ
    オレフィンフィルム層、プライマー層、必要に応じて上
    塗り層及び必要に応じて離型性フィルム層が順次積層さ
    れたフィルムであり、そして該プライマー層が (A)水酸基価平均30〜200KOHmg/g、重量
    平均分子量1000〜80000の水酸基含有樹脂、 (B)ポリオレフィン系樹脂、 (C)(ブロック)ポリイソシアネート化合物 (D)導電性顔料 を、(A)成分の水酸基1個当たりの(C)成分のイソ
    シアネート基が0.1〜0.9個及び(B)成分を
    (A)〜(C)成分の総合計重量換算で1〜90重量%
    配合してなるイソシアネート硬化型樹脂組成物から形成
    される被膜であり、且つその被膜は静的ガラス転移温度
    が20〜70℃、伸び率10%以上、抗張力0.5kg
    f/mm2の以上の範囲のものであることを特徴とする
    プラスチック成型用化粧フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系フィルム層の片面に、 (A)水酸基価平均30〜200KOHmg/g、重量
    平均分子量1000〜80000の水酸基含有樹脂、 (B)ポリオレフィン系樹脂、 (C)(ブロック)ポリイソシアネート化合物、 (D)導電性顔料 (E)有機溶剤 を、(A)成分の水酸基1個当たりの(C)成分のイソ
    シアネート基が0.1〜0.9個及び(B)成分を
    (A)〜(C)成分の総合計重量換算で1〜90重量%
    配合してなるイソシアネート硬化型樹脂組成物を塗装
    し、次いで常温もしくは加熱乾燥を行って、静的ガラス
    転移温度が20〜70℃、伸び率10%以上、抗張力
    0.5kgf/mm2以上範囲のプライマー層を形成し
    てなることを特徴とするプラスチック成型用化粧フィル
    ムの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記したプライマー層が、表面抵抗1.
    0×109Ω以下であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のプラスチック成型用化粧フィルムの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の化粧フィルムを
    ポリオレフィンフィルム層が樹脂成形物の外面に接合す
    るように射出成型用金型の内側にセットし、次いでポリ
    オレフィン系射出成型用樹脂を用いて射出成型を行うこ
    とにより得られることを特徴とする射出成型物品。
  5. 【請求項5】 射出成型物品が自動車用バンパーである
    ことを特徴とする請求項4に記載の射出成型物品。
JP27553898A 1998-08-06 1998-09-29 プラスチック成型用化粧フィルム、その製造方法及びそのフィルムを使用して得られる射出成型物品 Pending JP2000102948A (ja)

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