JP2000102752A - 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法 - Google Patents

多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法

Info

Publication number
JP2000102752A
JP2000102752A JP10376661A JP37666198A JP2000102752A JP 2000102752 A JP2000102752 A JP 2000102752A JP 10376661 A JP10376661 A JP 10376661A JP 37666198 A JP37666198 A JP 37666198A JP 2000102752 A JP2000102752 A JP 2000102752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprayed
paint
pattern
paints
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10376661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3157499B2 (ja
Inventor
Hiroaki Tateishi
博明 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP1998006757U external-priority patent/JP3059263U/ja
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP37666198A priority Critical patent/JP3157499B2/ja
Publication of JP2000102752A publication Critical patent/JP2000102752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157499B2 publication Critical patent/JP3157499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】色の異なる塗料を吹き付けて多色模様を作ると
き、各製品の模様の色配分が均一となる。 【解決手段】各色の塗料9、10及び11は定量ポンプ
30、31及び32によって単位時間当たり一定量ずつ
供給され、被吹き付け物80表面に形成される多色の斑
模様の各色の全体に占める各配分比が一定かつ均一とな
る;供給される各色の塗料9、10及び11はラインヒ
ーター33,34及び35で常に一定温度に保たれ、各
塗料9、10及び11の粘度も一定に保たれ、各色の模
様の大きさも一定かつ均一となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色模様の吹き付
け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け
物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来このような多色模様の吹き付けで
は、スプレーガンなどを使って手作業で吹き付けを行っ
ていた。この場合、各色の塗料の吹き出し量が微妙に変
化すると、模様の各色の配分・割合が変化してしまっ
て、模様自体が変化してしまうことになる。このような
塗料の吹き付けは、例えば風呂桶、ユニットバス、浄化
槽、ボート、がん具、家具、乗り物などのFRP(複合
強化プラスチック)などの製品の表面または裏面に対し
て行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように各色の吹き
出し量が部妙に変化すると、同じ模様の塗装品をつくる
ことができない。現代の大量生産では、同じ模様の製品
を作ることが要求される。本発明の目的は、色の異なる
各塗料によって吹き付け形成される模様の色配分が一定
かつ均一となり、同じ色配分の模様を作り上げることに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複
数の被吹き付け体について繰り返し、この塗料の単位時
間当たりの供給量を一定に保たせることにより、形成さ
れた多色の模様における各色の占める割合が、複数の被
吹き付け体につきほぼ同一に保たれるようにした。これ
により、色の異なる各塗料によって吹き付け形成される
模様の色配分が一定かつ均一に保たれ、同じ色配分の模
様を作り上げることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】1.装置全体 図1は多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方
法を実施する装置、多色模様の吹き付け物の生産装置及
び多色模様の吹き付け物の生産方法を実施する装置を示
す。被吹き付け物80へのこの塗料の吹き付けは、例え
ば風呂桶、ユニットバス、浄化槽、ボート、がん具、家
具、乗り物などのFRP(複合強化プラスチック)など
の製品の表面または裏面に対して行われる。この被吹き
付け物80は例えば透明アクリル樹脂などからなり、こ
の透明樹脂の裏面から大理石模様が吹き付け形成され
る。
【0006】吹き付けロボット4は、土台5の上に固定
され、第1アーム1、第2アーム2、第3アーム3から
成っている。この土台5、各アーム1、2及び3の間に
は関節部6、6、6が設けられ、各アーム1、2及び3
が互いに折れ曲がることができるようになっている。こ
の第3アーム3の先端にはスプレーガン7が取り付けら
れている。スプレーガン7は3種類の塗料9、10及び
11を供給して被吹き付け物80に吹き付ける。これに
より、図2に示す多色模様が被吹き付け物80表面に形
成される。
【0007】上記関節部6、6、6及び土台5にはステ
ップモーター(パルスモーター)(図示せず)が設けら
れ、ステップモーターが所定角度正逆回動されることに
より、吹き付けロボット4全体の向き及び上記各アーム
1、2及び3の角度が変化し、被吹き付け物80の吹き
付け表面に沿って、上記スプレーガン7が移動して吹き
付けされる。このステップモーターの駆動及び回動角度
の制御は、コンピュータ12によって実行される。この
コンピュータ12には吹き付けプログラムが記憶され、
このプログラムに沿って被吹き付け物80の形状に沿っ
た上記吹き付けが自動的に行われる。このステップモー
ターはコンピュータによってデジタル制御できれば他の
種類のモーターであってもよい。
【0008】電子秤20、21及び22の上には、上記
色の異なる粘度の高い3色の塗料9、10及び11の入
った圧送タンク24、25及び26が設置され貯蔵され
ている。この圧送タンク25、26及び27はコンプレ
ッサで駆動される。この圧送タンク25、26及び27
から上記スプレーガン7までホース27、28及び29
が設けられている。このホース27、28及び29は、
上記アーム1、2及び3に設けられた吊り下げガイド
(図示せず)に係止されている。上記電子秤20、21
及び22で計られた各塗料9、10及び11の重量デー
タは、上記コンピュータ12へ常時送られる。
【0009】さらにこの電子秤20、21及び22から
は安定信号ASまたは非安定信号USがコンピュータ1
2へ出力される。この非安定信号USは、電子秤20、
21及び22の上に乗っているものの重量が変動して、
この変動によって計測される重量データが所定値以上ふ
らついて変動していれば出力される。安定信号ASは、
電子秤20、21及び22の上に乗っているものの重量
の変動が治まって、この変動によって計測される重量デ
ータがふらつかず所定値以上変動しなくなれば、上記非
安定信号USに代わって出力される。
【0010】このような安定信号ASと非安定信号US
との切り換え処理は、上記電子秤20、21及び22内
のマイクロコンピュータによって実行される。この処理
では、過去の重量データのうち最大値と最小値が求めら
れ、この最大値と最小値との差が単位時間ごとに求めら
れ、この差が所定値以上であれば非安定信号USが出力
され、所定値未満であれば安定信号ASが出力される。
【0011】この非安定信号USが出力されていれば、
各塗料9、10及び11の貯蔵量が減っており、各塗料
9、10及び11の供給が正常に行われていることにな
る。したがって、この非安定信号USがコンピュータ1
2に供給されていれば、多色模様11の貯蔵量が変化し
ていることになる。したがって、この非安定信号USに
よって各塗料9、10及び11の貯蔵量の変化の検出が
実行される。
【0012】また、上記安定信号ASが所定時間以上コ
ンピュータ12に与えられれば、各塗料9、10及び1
1の貯蔵量が変化していないことになる。したがって、
この安定信号ASによっても各塗料9、10及び11の
貯蔵量の変化の検出が実行される。
【0013】この各塗料9、10及び11の流れるホー
ス27、28及び29の途中には定量ポンプ30、31
及び32が設けられ、上記塗料9、10及び11が汲み
上げられ、上記スプレーガン7に送り込まれ供給され
る。この定量ポンプ30、31及び32は、単位時間当
たりの塗料9、10及び11の供給量が常に一定であ
る。しかし、回転数が変わるとこれに応じて単位時間当
たりの供給量も変化する。
【0014】この定量ポンプ30、31及び32の回転
開始(オン)、回転停止(オフ)、回転速度(回転数)
の切り換えなどは、上記コンピュータ12によって駆動
制御される。この定量ポンプ30、31及び32の回転
が停止されると、上記塗料9、10及び11のスプレー
ガン7への供給も停止される。
【0015】この定量ポンプ30、31及び32の先の
上記ホース27、28及び29の途中には、ラインヒー
ター33、34及び35が設けられている。このライン
ヒーター33、34及び35の中では、管が複雑に何重
にも折れ曲がっており、この管の中を上記塗料9、10
及び11が流れ、さらにこの管の回りにヒーターが設け
られており、この管の中を通るうちに塗料9、10及び
11が常に設定温度まで加熱される。
【0016】したがって、このラインヒーター33、3
4及び35からは、各塗料9、10及び11が設定され
た一定温度で常時供給されることになる。このラインヒ
ーター33、34及び35には、温度設定つまみが設け
られており、設定温度を変更できるようになっている。
この温度は通常は、10度から40度である。
【0017】各塗料9、10及び11の粘度は、0.1
ポアズ乃至50ポアズ、または25ポアズ乃至35ポア
ズである。このポアズ値が小さくなると粘度が低くさら
さら状態となり、このポアズ値が大きくなると粘度が高
くどろどろのゲル状態となる。この塗料9、10及び1
1の粘度は、当該塗料9、10及び11の温度によって
変化する。粘度は粘性率ともいい、ポアズという単位で
表される。
【0018】この各塗料9、10及び11の粘度が変化
すると、各色の配分が同じであっても、上記形成される
各色の1つ1つの模様の大きさが変化してしまう。例え
ば、上記図2の各色の斑模様であれば、粘度が大きくな
ると、1つの色の斑の大きさが大きくなってしまう。逆
に、粘度が小さくなると、1つの色の斑の大きさが小さ
くなってしまう。
【0019】上述のように、各ラインヒーター33、3
4及び35によって、各塗料9、10及び11の温度が
一定に保たれれば、各塗料9、10及び11の粘度も一
定に保たれ、色の異なる各塗料によって吹き付け形成さ
れるランダムな各色の模様の大きさが一定かつ均一とな
る。したがって、スプレーガン7から吹き出されるとき
の各色の塗料9、10及び11の粒子の大きさが一定か
つ均一となり、各色の配分ばかりでなく、各色の1つ1
つの模様の大きさもほぼ一定かつ均一に保つことがで
き、形成される模様を複数の被吹き付け物80にわたっ
て一定かつ均一に保つことができる。
【0020】このような塗料9、10及び11を一定温
度に保って供給することは、粘度の高い塗料、特に粘度
20ポアズ以上の塗料で、当該塗料を単位時間当たり常
時一定量ずつ供給するときには特に有効であり、供給量
のばらつき及び脈動がほとんどみられない。
【0021】なお、各ラインヒーター33、34及び3
5の設定温度もコンピュータ12の制御によって行うこ
ともできる。さらに、各塗料9、10及び11の温度を
室温より下げなくてはならないときは、ラインヒーター
33、34及び35の代わりに冷却装置が使用される。
【0022】また、上記圧送タンク24、25及び26
内の各塗料9、10及び11の温度が温度計によって計
測され、この計測された温度に応じて当該圧送タンク2
4、25及び26内の各塗料9、10及び11が加熱若
しくは放熱または冷却若しくは放冷されてもよい。この
場合にも圧送タンク24、25及び26にヒーターまた
は冷却装置が設けられる。
【0023】これにより、各塗料9、10及び11の温
度が一定に保たれ、当該各塗料9、10及び11の粘度
も一定に保たれ、もって上記各塗料9、10及び11の
単位時間当たりの供給量も一定に保たれ、各塗料9、1
0及び11によって吹き付け形成されるランダムな各色
1つ1つの模様の大きさが一定かつ均一となる。
【0024】この被吹き付け物体80への吹き付けが行
われる場所には、給気式の温風ヒーター70及び吸気装
置71(排気装置、換気扇)が設けられる。この温風ヒ
ーター70には温度センサが付いており、常に室温を一
手に保つように、温風が吹き出されたり温風の吹き出し
が停止されたりする。この温風ヒーター70から吹き出
された温風によって、被吹き付け物体80への吹き付け
が行われる場所の室温は一定に保たれる。
【0025】この結果、上記被吹き付け物80の温度も
一定に保たれ、上記各塗料9、10及び11が上記被吹
き付け物80に吹き付けられるときにも、上記各塗料
9、10及び11は一定温度に保たれる。これにより、
当該各塗料9、10及び11の粘度が一定に保たれ、上
記各塗料9、10及び11の単位時間当たりの供給量も
一定に保たれ、色の異なる各塗料によって吹き付け形成
される模様の色配分または各色の模様の大きさも一定か
つ均一となる。
【0026】硬化剤40は圧送タンク41の中に貯蔵さ
れている。この圧送タンク41はコンプレッサで駆動さ
れる。この圧送タンク41から上記スプレーガン7まで
ホース42が設けられている。このホース42も、上記
アーム1、2及び3に設けられた吊り下げガイド(図示
せず)に係止されている。この圧送タンク41の先のホ
ース42の途中には、電磁弁43が設けられ、この硬化
剤40の供給が停止されたり許容されたりする。これら
電磁弁43はコンピュータ12によって駆動制御され
る。
【0027】このホース42及び上記塗料9、10及び
11の流れるホース27、28及び29の途中にはセン
サ44、45、46及び47が設けられている。このセ
ンサ44、45、46及び47よって塗料9、10及び
11及び硬化剤40の供給経路における塗料9、10及
び11及び硬化剤40の有無が検出される。このセンサ
44、45、46及び47の検出データは、上記コンピ
ュータ12へ常時送られる。
【0028】このセンサ44、45、46及び47は流
量センサ、流速センサ、光センサ(光電管)、赤外線セ
ンサ、フォトカプラ、加速度センサ、光電界センサ、光
電圧センサ、磁気センサ、磁気抵抗素子、ホール素子な
どが用いられる。上記硬化剤40は液体であり、上記塗
料9、10及び11と混合してこれを硬化させ、例えば
メチルエチルケトンパーオキサイドジメチルフタレート
などからなる。
【0029】この塗料9、10及び11及び硬化剤40
とは、スプレーガン7から吹き出されてから空中で混合
され、被吹き付け物80の表面に吹き付けられると反応
硬化して、被吹き付け物80表面に上記多色模様11を
固定させる。なお、この塗料9、10及び11は樹脂製
であったり、さらには吹き付けられて時間が経過すると
熱硬化または熱可塑によって自動的に硬化され、被吹き
付け物80表面に上記多色模様11を固定させるもので
あってもよい。
【0030】2.多色模様 図2は多色模様の一例を示す。上記塗料9、10及び1
1の色は、例えば灰色がかった黒、灰色、灰色がかった
白である。この各塗料9、10及び11の単位時間当た
りの吹き出し量を一定かつ均一にすることにより、図2
に示す模様の各色の全体に占める各配分比が一定かつ均
一となる。
【0031】この模様はランダムな斑模様である。この
斑模様は御影石または大理石のような模様となる。本発
明で達成しようとするものは、この各色の配分比の一定
化かつ均一化であり、この模様と完全に同じ模様を実現
しようというものではない。
【0032】このような塗料9、10及び11は、上記
被吹き付け体80に吹き付けられたとき、各色が完全に
混じる前に、それぞれが色を保ったままの状態で、上記
硬化剤40の吹き付けによって硬化され、上記模様が固
定される。なお、このような塗料9、10及び11は2
色だけ供給されてもよいし、4色以上供給されてもよ
い。また、各塗料9、10及び11は、もともと互いに
混じり合わないものであってもよい。
【0033】なお、この各色配分の一定の模様は、1つ
の被吹き付け物80の全面にわたって同じに保たれる。
しかし、場合によって、変化することもある。例えば、
浴槽の手すり部分の模様と側壁の模様と底面の模様とは
それぞれ異なっていてもよい。この場合、各部分の塗装
において、上記定量ポンプ30、31及び32の各回転
数が切り換えられ、各塗料の9、10及び11の単位時
間当たりの吹き出し量も切り換えられる。
【0034】しかし、複数の被吹き付け物80…におい
ては、同じ箇所の模様については、上記定量ポンプ3
0、31及び32の各回転数は同じに保たれ、各塗料の
9、10及び11の単位時間当たりの吹き出し量も同じ
に保たれ、形成される模様も同じに保たれる。
【0035】3.定量ポンプ30、31及び32 図3は上記定量ポンプ30、31及び32を示す。この
定量ポンプ30、31及び32は、単位時間当たりの塗
料9、10及び11の供給量が常に一定である。しか
し、回転数が変わるとこれに応じて単位時間当たりの供
給量も変化する。この定量ポンプ30、31及び32の
回転開始(オン)、回転停止(オフ)、回転速度(回転
数)の切り換えなどは、上記コンピュータ12によって
駆動制御される。
【0036】この定量ポンプ30、31及び32のシリ
ンダ60の中をスクリュー74がシャフト75によって
連結されたサーボモーターによって回転するようになっ
ている。このスクリュー74の回転速度は常に一定であ
り、これにより単位時間当たりの塗料9、10及び11
の供給量も常に一定となる。むろん、上述したように回
転速度(回転数)の切り換えがあれば、塗料9、10及
び11の供給量も切り換えられ、この切り換えられた供
給量は常に一定である。こうして、色の異なる各塗料に
よって吹き付け形成される模様の色配分が一定かつ均一
に保たれ、同じ色配分の模様を作り上げることができ
る。
【0037】この定量ポンプ30、31及び32は、ス
クリュータイプではなく、ギアタイプでもよい。しか
し、ギアタイプは塗料9、10及び11の供給量にわず
かな脈動が生じてしまい、形成される模様の各色配分に
も多少の変動が生じてしまう場合がある。このような多
少の変動が問題とならない模様の場合にはギアタイプで
もよい。スクリュータイプでは、このような脈動はほと
んど生じない。
【0038】このようなスクリュータイプの定量ポンプ
30、31及び32は、粘度の高い塗料、特に粘度20
ポアズ以上の塗料で、当該塗料を単位時間当たり常時一
定量ずつ供給するときには特に有効であり、供給量のば
らつき及び脈動がほとんどみられない。
【0039】なお、このような塗料の定量供給手段とし
ては、単位時間当たり常に一定量を供給できれば、どの
ような定量供給手段でもよい。また、コンプレッサでは
単位時間当たりの塗料の供給量を常に一定にすることは
非常に困難である。
【0040】4.コンピュータ12 図4は上記コンピュータ12の回路を示す。このコンピ
ュータ12の一部及び後述する処理(フローチャート)
の一部は上記吹き付けロボット4の中に設けられること
もある。上記センサ44、45、46及び47から発生
される検出データは、センサ回路50によってデジタル
データに変換され、さらに入力インターフェイス51を
介してCPU52によって取り込まれる。上記電子秤2
0、21、22からのデジタルの重量データは、デコー
ダ55で変換され、さらに入力インターフェイス51を
介してCPU52によって取り込まれる。
【0041】ROM53には、後述する図5及び図6の
フローチャートに応じた吹き付けチェックプログラム、
上述の吹き付けプログラム、システムプログラムが記憶
されており、その他の各種制御データ及び数値データが
記憶されている。RAM54には、上記取り込まれた検
出データ及び重量データ、安定信号ASのフラグデー
タ、各種中間処理データ、入力部56から入力された各
種指示データ、指示コマンドなどが記憶される。重量デ
ータ及び安定信号ASのフラグデータは、後述するイン
タラプト処理ごとに検出された全データが順次記憶され
る。この入力部56はキーボード、タッチパネル、マウ
スまたはスキャナなどからなる。
【0042】上記電磁弁43、上記吹き付けロボット4
の関節部6のモーターは、バルブドライバ60及びモー
タドライバ58、…、…によって駆動される。バルブド
ライバ60及びモータドライバ58、…、…は、出力イ
ンターフェイス59を介して上記CPU52から与えら
れる制御データに応じて、上記電磁弁43の開閉制御、
上記モーターの回転開始(オン)、回転停止(オフ)、
回転速度(回転数)、回転方向などの制御が行われる。
【0043】ROM53及びRAM54(内部記憶媒体
/手段)はハードディスク、フラッシュメモリまたはE
PROMなどの記憶装置も可能である。このROM53
及びRAM54には、光ディスク、光磁気ディスクまた
は磁気ディスク等の情報記憶部57(外部記憶媒体/手
段)に記憶されるコンピュータのプログラムが書き写さ
れ記憶される(インストール/転送される)。またRO
M53及びRAM54には外部/内部のコンピュータか
ら送信されるプログラムも記憶される(インストール/
転送される)。このプログラムの記憶媒体は通信媒体も
含む。
【0044】このインストール(転送/複写)は、情報
記憶部57が本楽音生成装置にセットされたとき、また
は本コンピュータ12の電源が投入されたとき自動的に
実行され、または操作者による操作によってインストー
ルされる。上記プログラムは、CPU52が各種処理を
行うための上記プログラムである。
【0045】なお、本コンピュータ12に予め別のオペ
レーティングシステム、システムプログラム(OS)、
その他のプログラムが記憶され、上記プログラムはこれ
らのOS、その他のプログラムとともに実行されてもよ
い。このプログラムは本装置(コンピュータ本体)にイ
ンストールされ実行されたときに、別のプログラムとと
もにまたは単独で請求項(クレーム)に記載された処理
・機能を実行させることができればよい。
【0046】また、このプログラムの一部または全部が
本装置以外の1つ以上の別装置に記憶されて実行され、
本装置と別装置との間には通信手段を介して、これから
処理するデータ/既に処理されたデータ/プログラムが
送受され、本装置及び別装置全体として、本発明が実行
されてもよい。
【0047】タイミング発生部61からは、上記装置の
全回路の同期を取るためのタイミングコントロール信号
が各回路に出力される。このタイミングコントロール信
号は、各周期のクロック信号のほか、これらのクロック
信号を論理積または論理和した信号、時分割処理のチャ
ンネル分割時間の周期を持つ信号、チャンネルナンバデ
ータなどを含む。
【0048】5.吹き付けチェック処理(図5) 図5は上記CPU52によって実行される吹き付けチェ
ック処理のフローチャートを示す。この処理は上記クロ
ック信号に基づいて一定周期毎、例えば0.5秒ごとに
インタラプト処理として実行される。この処理は、上記
吹き付けプログラムが実行され、吹き付けロボット4の
モーターが駆動されているときのみ実行されるが、これ
以外のときに実行されてもよい。
【0049】この処理では、まず上記塗料9、10及び
11及び固着剤40のセンサ44、45、46及び47
からの検出データDTが取り込まれRAM54に書き込
まれ記憶される(ステップ01)。この検出データDT
が塗料9、10若しくは11または固着剤40無しであ
れば(ステップ02)、エラー処理(ステップ03)が
実行される。
【0050】このエラー処理では、上記電磁弁43が閉
められ、上記吹き付けロボット4の関節部6のモーター
が停止される。さらに、警報ブザー(図示せず)が鳴ら
されたり、警報ランプ(図示せず)が点滅されたり、ま
たは担当者の携帯電話に自動コールされる。
【0051】これにより、塗料9、10及び11及び固
着剤40が供給経路の途中で存在しなければ(ステップ
02)、被吹き付け物80の生産は直ちに中止される。
こうして、塗料9、10及び11及び固着剤40のいず
れかが吹き付けられない被吹き付け物80が生産(製
造)されてしまうのを防ぐことができる。
【0052】上記検出データDTが塗料9、10若しく
は11または固着剤40無しのときとしては、塗料9、
10若しくは11または固着剤40の貯蔵残量が全くな
いとき、これらの残量があるのに、これらの途中に空気
が混入したときなどが該当する。
【0053】次いで、上記各電子秤20、21及び22
からの重量データWT(n)が取り込まれRAM54に
書き込まれ記憶される(ステップ04、05)。さらに
RAM54内に前回の重量データWT(n−1)がスト
アされていれば(ステップ06)、RAM54内の前回
の重量データWT(n−1)が読み出される(ステップ
07)。上記ステップ04で取り込まれた今回の重量デ
ータWT(n)の値が、この前回の重量データWT(n
−1)の値より小さくなっていなければ、つまり塗料
9、10若しくは11または固着剤40の残量が変化し
て(減って)いなければ(ステップ08)、上記エラー
処理が実行される(ステップ03)。
【0054】これにより、塗料9、10若しくは11ま
たは固着剤40が検出されているにもかかわらず(ステ
ップ02)、塗料9、10若しくは11または固着剤4
0の量が減っていなければ(ステップ08)、塗料9、
10若しくは11または固着剤40自体の吹き付けが何
らかの原因で止まってと考えられる。したがって、同様
に塗料9、10若しくは11または固着剤40が吹き付
けられない被吹き付け物80が生産(製造)されてしま
うのを防ぐことができる。
【0055】上記塗料9、10若しくは11または固着
剤40が減っていないときとしては、塗料9、10若し
くは11または固着剤40の供給経路の途中で塗料9、
10若しくは11または固着剤40が詰まって、塗料
9、10若しくは11または固着剤40を送り込めなく
なったときなどが該当する。
【0056】なお、上記ステップ01及び02の塗料
9、10若しくは11または固着剤40の検出処理をス
テップ04〜08の塗料9、10若しくは11または固
着剤40の重量検出の後に行ってもよい。これにより、
塗料9、10若しくは11または固着剤40の重量が減
っていても、塗料9、10若しくは11または固着剤4
0が供給経路の途中で存在しなければ、被吹き付け物8
0の生産は直ちに中止される。
【0057】また、上記ステップ02で、上記検出デー
タDTが塗料9、10若しくは11または固着剤40有
りであれば、そのままリターンされる。さらに、上記ス
テップ06で、前回の重量データWT(n−1)がスト
アされていなければ、やはりそのままリターンされる。
この場合は、吹き付け処理の開始時に該当する。
【0058】なお、図示しなかったが、1つの被吹き付
け物80への吹き付けが終了するごとに、イニシャライ
ズ処理が実行される。この処理では、RAM54に記憶
されている重量データWTがクリアされる。さらに、そ
の他のデータもクリアされ、各種のイニシャライズ処理
が実行される。
【0059】6.吹き付けチェック処理(図6) 図6は上記CPU52によって実行される吹き付けチェ
ック処理の別の実施例のフローチャートを示す。ステッ
プ01〜03は上記図5のステップ01〜03と全く同
じである。図5のステップ04〜08の処理が以下の処
理に置き換えられる。まず電子秤20、21及び22か
らの信号が安定信号ASまたは非安定信号USのいずれ
であるかを判別する(ステップ11)。非安定信号US
が供給されていれば、そのままリターンする。
【0060】他方、安定信号ASが供給されていれば
(ステップ11)、このフラグデータをRAM54に書
き込み、前回のインタラプト処理でもフラグデータが書
き込まれているか否か判断する(ステップ12)。前回
も書き込まれていれば、所定時間以上安定信号ASが続
いているということになり、塗料9、10若しくは11
または固着剤40の貯蔵量が変化していないことにな
る。したがって、この場合上記ステップ03のエラー処
理が実行される。
【0061】こうして所定時間以上安定信号ASが続い
ていれば、塗料9、10若しくは11または固着剤40
の詰まりなどによって塗料9、10若しくは11または
固着剤40の供給が止まっていることになり、上記と同
様にして塗料9、10若しくは11または固着剤40が
吹き付けられない被吹き付け物80が生産(製造)され
てしまうのを防ぐことができる。
【0062】上記ステップ12の処理では、前回の安定
信号ASのフラグデータのほか、前々回、さらには前々
々回、…、…についても安定信号ASのフラグデータが
ストアされているかどうか判別されてもよい。これによ
り、エラー処理を行うときの安定信号ASの検出継続時
間を変更することができる。このように塗料9、10若
しくは11または固着剤40の貯蔵量の変化の検出は、
安定信号ASの継続時間の検出または非安定信号USの
検出によっても同様に達成できる。このように塗料9、
10若しくは11または固着剤40などの貯蔵量の変化
の検出はどのような形態であってもよい。
【0063】本発明は上記実施例に限定されず、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例え
ば、上記図5のステップ08の前回の重量データWT
(n−1)と今回の重量データWT(n)との比較で
は、さらに前々回の重量データWT(n−2)とも比較
され、これらの変化量どうしが比較されてもよい。
【0064】本発明の実施によって形成される模様は、
斑模様ののほか、幾何学的でないランダムな縞模様、幾
何学的でないランダムな水玉模様、幾何学的でないラン
ダムな市松模様など、幾何学的でないランダムな多色模
様であればどのような模様であってもよい。本発明の多
色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色
模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物
の生産方法の吹き付けは、噴霧、塗装、塗布、静電界を
使うもの、ブラシまたはローラーを使うもの等何でもよ
い。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、塗料吹
き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き付け体につ
いて繰り返し、この塗料の単位時間当たりの供給量を一
定に保たせることにより、形成された多色の模様におけ
る各色の占める割合が、複数の被吹き付け体につきほぼ
同一に保たれるようにした。したがって、色の異なる各
塗料によって吹き付け形成される模様の色配分が一定か
つ均一に保たれ、同じ色配分の模様を作り上げることが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け
方法を実施する装置、多色模様の吹き付け物の生産装置
及び多色模様の吹き付け物の生産方法を実施する装置の
全体を示す。
【図2】吹き付け形成された多色模様の一例を示す。
【図3】定量ポンプ30、31及び32の断面を示す。
【図4】コンピュータ12の回路を示す。
【図5】CPU52によって実行される吹き付けチェッ
ク処理のフローチャートを示す。
【図6】CPU52によって実行される吹き付けチェッ
ク処理の別のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1、2、3…アーム、4…吹き付けロボット、5…土
台、6…関節部、7…スプレーガン、9、10、11…
塗料、12…コンピュータ、20、21、22…電子
秤、24,25、26、41…圧送タンク、27、2
8、29、42…ホース、30、31、32…定量ポン
プ、33、34、35…ラインヒーター、40…硬化
剤、43…電磁弁、44、45、46、47…センサ、
50…センサ回路、51…入力インターフェイス、52
…CPU、53…ROM、54RAM、55…デコー
ダ、56…入力部、57…情報記憶部、58…モータド
ライバ、59…出力インターフェイス、60…バルブド
ライバ、61…タイミング発生部、70…給気式の温風
ヒーター、71…吸気装置(排気装置、換気扇)、74
…スクリュー、75…シャフト、80…被吹き付け物。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月17日(2000.1.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように各色の吹き
出し量が微妙に変化すると、同じ模様の塗装品をつくる
ことができない。現代の大量生産では、同じ模様の製品
を作ることが要求される。本発明の目的は、色の異なる
各塗料によって吹き付け形成される模様の色配分が一定
かつ均一となり、同じ色配分の模様を作り上げることに
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】本発明の実施によって形成される模様は、
斑模様のほか、幾何学的でないランダムな縞模様、幾何
学的でないランダムな水玉模様、幾何学的でないランダ
ムな市松模様など、幾何学的でないランダムな多色模様
であればどのような模様であってもよい。本発明の多色
模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模
様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の
生産方法の吹き付けは、噴霧、塗装、塗布、静電界を使
うもの、ブラシまたはローラーを使うもの等何でもよ
い。本件明細書の出願当初の特許請求の範囲は以下の通
りである。 [A]色の異なる粘度の高い複数の液体の塗料を貯蔵す
る手段と、 この貯蔵された複数の塗料を順次別々に供
給して、被吹き付け体に吹き付けて、被吹き付け体の表
面に多色の模様を形成する手段と、 この塗料吹き付け
及び多色模様の形成を、複数の被吹き付け体について繰
り返す手段と、 この塗料の単位時間当たりの供給量を
一定に保つことにより、上記形成された多色の模様にお
ける各色の占める割合が、複数の被吹き付け体につきほ
ぼ同一となるようにする手段とを備えたことを特徴とす
る多色模様の吹き付け装置。 [B]貯蔵された色の異なる粘度の高い複数の液体の塗
料を順次別々に供給させて、被吹き付け体に吹き付けさ
せて、被吹き付け体の表面に多色の模様を形成させ、
この塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き
付け体について繰り返しさせ、 この塗料の単位時間当
たりの供給量を一定に保たせることにより、上記形成さ
れた多色の模様における各色の占める割合が、複数の被
吹き付け体につきほぼ同一となるようにさせることを特
徴とする多色模様の吹き付け方法。 [C]色の異なる粘度の高い複数の液体の塗料を貯蔵す
る手段と、 この貯蔵された複数の塗料を順次別々に供
給して、被吹き付け体に吹き付けて、被吹き付け体の表
面に多色の模様を形成する手段と、 この塗料吹き付け
及び多色模様の形成を、複数の被吹き付け体について繰
り返す手段と、 この塗料の単位時間当たりの供給量を
一定に保つことにより、上記形成された多色の模様にお
ける各色の占める割合が、複数の被吹き付け体につきほ
ぼ同一となるようにする手段とを備えたことを特徴とす
る多色模様の吹き付け物の生産装置。 [D]貯蔵された色の異なる粘度の高い複数の液体の塗
料を順次別々に供給させて、被吹き付け体に吹き付けさ
せて、被吹き付け体の表面に多色の模様を形成させ、
この塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き
付け体について繰り返しさせ、 この塗料の単位時間当
たりの供給量を一定に保たせることにより、上記形成さ
れた多色の模様における各色の占める割合が、複数の被
吹き付け体につきほぼ同一となるようにさせることを特
徴とする多色模様の吹き付け物の生産方法。 [E]上記複数の塗料の温度を計測し、 この計測され
た温度に応じて当該各塗料を加熱若しくは放熱または冷
却若しくは放冷することにより、各塗料の温度を一定に
保ち、 これにより当該各塗料の粘度を一定に保ち、も
って上記各塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保っ
て、各塗料によって吹き付け形成されるランダムな模様
の色配分またはランダムな各模様の大きさが一定かつ均
一となり、 または上記各塗料の供給経路に設けられた
保温手段によって、上記各塗料は一定温度に保たれ、こ
れにより、当該各塗料の粘度を一定に保ち、もって上記
各塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保ち、色の異
なる各塗料によって吹き付け形成されるランダムな模様
の色配分またはランダムな各色の模様の大きさが一定か
つ均一となり、 さらに被吹き付け体への吹き付けが行
われる場所には、保温手段が設けられ、これにより上記
被吹き付け体の温度が一定に保たれ、上記各塗料が上記
被吹き付け体に吹き付けられるときにも、上記各塗料は
一定温度に保たれ、これにより、当該各塗料の粘度を一
定に保ち、もって上記各塗料の単位時間当たりの供給量
を一定に保ち、色の異なる各塗料によって吹き付け形成
される模様の色配分または各色の模様の大きさが一定か
つ均一となり、 上記複数の塗料の粘度は0.1ポイズ
乃至50ポイズであり、 上記塗料の上記供給の経路に
おいて当該塗料の有無を検出し、 さらに当該塗料の上
記貯蔵量の変化を検出し、 これら両検出結果に基づい
て、上記被吹き付け体への塗料の供給を停止させ、 こ
の塗料の供給の停止の後、報知を行うことを特徴とする
請求項A記載の多色模様の吹き付け装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AA04 AA05 AA37 AA43 AA83 AA86 CA48 CB16 DA06 DB31 DB61 DC38 EA15 EA23 4F035 AA03 BA02 BA22 BB22 BB35 BC02 BC06 4F205 AA36 AA43 AB03 AB25 AC05 AD05 AD19 AF09 AF10 AG03 AH18 AH49 AM09 AP05 AP19 AQ01 AR06 AR14 AR17 HA04 HA24 HA33 HA35 HA47 HB01 HF01 HF02 HF23 HF46 HK04 HK05 HK19 HM05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色の異なる粘度の高い複数の液体の塗料
    を貯蔵する手段と、 この貯蔵された複数の塗料を順次別々に供給して、被吹
    き付け体に吹き付けて、被吹き付け体の表面に多色の模
    様を形成する手段と、 この塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き
    付け体について繰り返す手段と、 この塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保つことに
    より、上記形成された多色の模様における各色の占める
    割合が、複数の被吹き付け体につきほぼ同一となるよう
    にする手段とを備えたことを特徴とする多色模様の吹き
    付け装置。
  2. 【請求項2】 貯蔵された色の異なる粘度の高い複数の
    液体の塗料を順次別々に供給させて、被吹き付け体に吹
    き付けさせて、被吹き付け体の表面に多色の模様を形成
    させ、 この塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き
    付け体について繰り返しさせ、 この塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保たせるこ
    とにより、上記形成された多色の模様における各色の占
    める割合が、複数の被吹き付け体につきほぼ同一となる
    ようにさせることを特徴とする多色模様の吹き付け方
    法。
  3. 【請求項3】 色の異なる粘度の高い複数の液体の塗料
    を貯蔵する手段と、 この貯蔵された複数の塗料を順次別々に供給して、被吹
    き付け体に吹き付けて、被吹き付け体の表面に多色の模
    様を形成する手段と、 この塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き
    付け体について繰り返す手段と、 この塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保つことに
    より、上記形成された多色の模様における各色の占める
    割合が、複数の被吹き付け体につきほぼ同一となるよう
    にする手段とを備えたことを特徴とする多色模様の吹き
    付け物の生産装置。
  4. 【請求項4】 貯蔵された色の異なる粘度の高い複数の
    液体の塗料を順次別々に供給させて、被吹き付け体に吹
    き付けさせて、被吹き付け体の表面に多色の模様を形成
    させ、 この塗料吹き付け及び多色模様の形成を、複数の被吹き
    付け体について繰り返しさせ、 この塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保たせるこ
    とにより、上記形成された多色の模様における各色の占
    める割合が、複数の被吹き付け体につきほぼ同一となる
    ようにさせることを特徴とする多色模様の吹き付け物の
    生産方法。
  5. 【請求項5】 上記複数の塗料の温度を計測し、 この
    計測された温度に応じて当該各塗料を加熱若しくは放熱
    または冷却若しくは放冷することにより、各塗料の温度
    を一定に保ち、 これにより当該各塗料の粘度を一定に
    保ち、もって上記各塗料の単位時間当たりの供給量を一
    定に保って、各塗料によって吹き付け形成されるランダ
    ムな模様の色配分またはランダムな各模様の大きさが一
    定かつ均一となり、 または上記各塗料の供給経路に設けられた保温手段によ
    って、上記各塗料は一定温度に保たれ、これにより、当
    該各塗料の粘度を一定に保ち、もって上記各塗料の単位
    時間当たりの供給量を一定に保ち、色の異なる各塗料に
    よって吹き付け形成されるランダムな模様の色配分また
    はランダムな各色の模様の大きさが一定かつ均一とな
    り、 さらに被吹き付け体への吹き付けが行われる場所には、
    保温手段が設けられ、これにより上記被吹き付け体の温
    度が一定に保たれ、上記各塗料が上記被吹き付け体に吹
    き付けられるときにも、上記各塗料は一定温度に保た
    れ、これにより、当該各塗料の粘度を一定に保ち、もっ
    て上記各塗料の単位時間当たりの供給量を一定に保ち、
    色の異なる各塗料によって吹き付け形成される模様の色
    配分または各色の模様の大きさが一定かつ均一となり、 上記複数の塗料の粘度は0.1ポイズ乃至50ポイズで
    あり、 上記塗料の上記供給の経路において当該塗料の有無を検
    出し、 さらに当該塗料の上記貯蔵量の変化を検出し、
    これら両検出結果に基づいて、上記被吹き付け体への
    塗料の供給を停止させ、 この塗料の供給の停止の後、報知を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の多色模様の吹き付け装置。
JP37666198A 1998-07-29 1998-12-25 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法 Expired - Fee Related JP3157499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37666198A JP3157499B2 (ja) 1998-07-29 1998-12-25 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-6757 1998-07-29
JP1998006757U JP3059263U (ja) 1998-07-29 1998-07-29 ゲルコート定量定温ロボット吹き付け装置
JP37666198A JP3157499B2 (ja) 1998-07-29 1998-12-25 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000102752A true JP2000102752A (ja) 2000-04-11
JP3157499B2 JP3157499B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=26582789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37666198A Expired - Fee Related JP3157499B2 (ja) 1998-07-29 1998-12-25 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3157499B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111112029A (zh) * 2019-12-23 2020-05-08 深圳富泰宏精密工业有限公司 多色工件及其制造方法
JP2020089809A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 川崎重工業株式会社 塗装装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020089809A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 川崎重工業株式会社 塗装装置
JP7227749B2 (ja) 2018-12-03 2023-02-22 川崎重工業株式会社 塗装装置
CN111112029A (zh) * 2019-12-23 2020-05-08 深圳富泰宏精密工业有限公司 多色工件及其制造方法
CN111112029B (zh) * 2019-12-23 2023-04-18 富联裕展科技(深圳)有限公司 多色工件及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3157499B2 (ja) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6895495B2 (ja) 回転式の3dプリンティングのための方法およびシステム
CN101952126A (zh) 用于在弯曲基底上印刷高品质图像的方法
JPH07508109A (ja) 塗料吹付け装置等の自動制御装置
US20190381737A1 (en) System for 3d printing using fusion deposition modeling
KR20010022549A (ko) 모듈화된 라인 제어부를 구비한 파우더 코팅 장치
JP3157499B2 (ja) 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様の吹き付け物の生産装置及び多色模様の吹き付け物の生産方法
CN107199697A (zh) 涂色式fdm彩色3d打印机及其转移覆盖着色法
JP4733157B2 (ja) 塗装方法とその装置
US20220227060A1 (en) Apparatus, system, and method of characterizing filament properties and adjusting 3d printer parameters for decreased filament deposition variability
US20110033637A1 (en) Method and apparatus for printing on a surface
US10881005B2 (en) Methods for dispensing a liquid or viscous material onto a substrate
Hassan et al. Microfluidic printheads for highly switchable multimaterial 3D printing of soft materials
US20230405929A1 (en) Apparatus, system and method for digitally masked print area heating
Mitchell Tool and manufacturing engineers handbook: plastic part manufacturing
CN106891517B (zh) 彩色fdm-3d打印机的铺层垂遁换色方法
JPH08243470A (ja) シリコーンシーラントの色合わせ方法と装置
JP2000102987A (ja) ストリング体の吹き付け装置、ストリング体の吹き付け方法、ストリング体の吹き付け物の生産装置及びストリング体の吹き付け物の生産方法
JP2001029868A (ja) 多色模様の吹き付け装置、多色模様の吹き付け方法、多色模様吹き付け物の生産装置及び多色模様吹き付け物の生産方法
JP3315837B2 (ja) 押出成形装置の制御装置
Goedjen et al. A simulation technique for predicting thickness of thermal sprayed coatings
Velazquez et al. A robotic 3D printer for UV-curable thermosets: dimensionality prediction using a data-driven approach
JP4730009B2 (ja) 塗装膜厚制御方法及びそのシステム
Pil et al. Recursive experimental structure re-design of a robot arm using rapid prototyping
Valenti Increasing the flexibility of process control
Eckert COMPARISON DIFFERENT TYPES OF MATERIALS FOR 3D PRINTING FROM DIMENSIONAL RESPECT

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees