JP2000102397A - 微生物による水素の生産方法 - Google Patents

微生物による水素の生産方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の良い微生物による水素の生産方法を提
供すること 【解決手段】 微生物を用いる水素の生産において、明
好気的条件下における微細藻の培養及び/又は明嫌気条
件下における光合成細菌による水素生産を、透明塔型エ
アリフト培養槽を用いて行う。2重円筒構造にし、ヘリ
カルフロープロモーターを備え付けることにより、より
効率よく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物による水素
の生産方法に関する。さらに詳しくは、光合成能力を有
する微細藻と光合成能力を有する細菌とを用いて、太陽
エネルギーを利用し、効率よく水素を生産する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年地球温暖化が世界的な異常気象並び
に地球生態系の調和を崩す大きな原因とされ、地球温暖
化の防止が全世界的な緊急の課題となっている。そし
て、この地球温暖化が、主に石油、石炭をはじめとする
化石燃料の大量消費とそれに伴う二酸化炭素(CO)等
の温暖化ガスが原因であることが明確となり、地球温暖
化ガス放出を抑制する新たな技術の探索、生物機能を利
用した水素等のエネルギー源創生、温暖化ガスの固定・
分解等の研究が必要となってきた。
【0003】この中で、水素エネルギーは燃料電池とし
て高い効率で電気エネルギーへ変換できること、発熱量
が石油の3〜4倍で、燃焼後は水を生じて環境汚染の恐
れがない、原料の水は無制限にある等の利点を有してい
る。
【0004】生物機能を利用した水素エネルギーの創生
研究は、種々行われており、例えば、特開昭58−60
992号公報には、光合成能と水素生産能を有する緑藻
を明好気条件下培養し、光合成で蓄積した物質を暗微好
気条件下分解して、水素を発生させる方法が開示されて
いる。また、ファルマシア:vol.26、419-422(1990)に
は、緑藻の中でもクラミドモナス(Chlamydomonas)属のM
GA161株の水素生産能が高いことが記載されている。さ
らに、Biosci.Biotech.Biochem.:vol.56、751-754(199
2)には、このクラミドモナス属のMGA161株の光合成産物
を、暗嫌気条件下、分解し、これに光合成能力を有する
細菌(以下、光合成細菌という)を作用させて、水素を
効率よく発生させることが記載されている。この文献で
は、光合成細菌による水素生産は、緑藻光合成産物の発
酵分解物であるエタノール、酢酸、ギ酸、乳酸等をエレ
クトロンドナーとして用いて行われていることが記載さ
れている一方、単にエタノール、酢酸からでは水素生産
が行われないことが記載されており、どのような機構で
水素生産されるかは未だ明確でなく、従って、最適な水
素生産の条件が未だ確立されていない状況である。
【0005】他方で、微生物による水素生産方法が工業
的規模で行われない理由は、培養装置の問題である。例
えば、光合成緑藻および光合成細菌の培養は、光を必要
とするが、光が培養槽の深部まで到達できない。そこ
で、培養槽を浅くする必要があり、従って、大量培養す
るためには床面積を大きくしなければならないという立
地上の問題、および、培養槽が浅いため、二酸化炭素の
培養液への溶解が不十分となり、培養が非効率的である
という培養条件上の問題点があった。また、連続培養も
困難であった。
【0006】これらの問題点解決のために、人工光を当
てて攪拌培養する方法も検討されたが、内部への光の到
達が十分でないことと細胞への光の照射時間、照射量に
問題があり、さらに、人工光のコストの問題等もあっ
て、水素の大量生産へ向けての問題点が未解決のままで
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、微細藻と光合
成細菌とを用いて水素を生産する系において、光合成微
細藻の効率的な培養並びに光合成産物の発酵分解物を基
質とする光合成細菌の最適な水素生産条件の確立が待望
されていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために行われたものであり、光合成微細藻の効
率的な培養並びに光合成産物の発酵分解物を基質とする
光合成細菌の最適水素生産条件並びに微生物による水素
の大量生産方法を提供するものである。
【0009】本発明は、光合成能力を有する微細藻を明
好気条件下培養して光合成産物を得る工程、該微細藻を
暗嫌気条件下培養し、該光合成産物の発酵液を得る工
程、および該発酵液に、明嫌気条件下、光合成能力を有
する細菌を作用させる工程を含む水素の生産方法におい
て、該明好気条件下の微細藻の培養及び/又は明嫌気条
件下で該発酵液に細菌を作用させる工程が透明塔型エア
ーリフト培養槽で行われることを特徴とする水素の生産
方法に関する。
【0010】好適な実施態様においては、前記塔型エア
ーリフト培養槽が2重円筒構造を有する。
【0011】また、好適な実施態様においては、前記塔
型エアーリフト培養槽がヘリカルフローを生じる構造を
有する。
【0012】さらに好適な実施態様においては、前記光
合成能力を有する微細藻を明好気条件下培養して光合成
産物を得る工程、該微細藻を暗嫌気条件下培養し、該光
合成産物の発酵液を得る工程、および該発酵液に、明嫌
気条件下、光合成能力を有する細菌を作用させる工程が
連続で行われる。
【0013】また、好適な実施態様においては、前記発
酵液に、明嫌気条件下、光合成能力を有する細菌を作用
させる工程が、乳酸含有量を少なくとも0.3mMに調節
して行われる。
【0014】本発明は、また、光合成能力を有する微細
藻を明好気条件下培養して光合成産物を得る工程、該微
細藻を暗嫌気条件下培養し、該光合成産物の発酵液を得
る工程、および該発酵液に、明嫌気条件下、光合成能力
を有する細菌を作用させる工程を含む水素の生産方法に
おいて、該暗嫌気条件下の該発酵液の乳酸含量を少なく
ともに0.3mMに調節することを特徴とする方法に関す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる微細藻として
は、光合成能力を有する微細藻であれば、特に制限され
ることなく使用される。特に、緑藻、藍藻等が好適に用
いられる。緑藻としては、クラミドモナス(Chlamydomon
as)属に属するクラミドモナス・ラインハルディ(Chlamy
domonas reinhardtii)、クラミドモナス・モエブシイ(C
hlamydomonas moewusii)、クラミドモナス属のMGA16
1株、クラミドモナス ユーガメタス(Chlamydomonas eu
gametos)、クラミドモナス セグニス(Chlamydomonasse
gnis)、クロレラ(Chlorella)属に属するクロレラ ブル
ガリス(Chlorella vulgaris)、セネデスムス(Senedesmu
s)属に属するセネデスムス オブリガス(Senedesmus ob
liguus)およびデュナリエラ(Dunaliella)属に属するデ
ュナリエラ テルトロレクタ(Dunaliella tertrolecta)
等が挙げられる。藍藻類としては、アナべナ属(Anabae
na)に属するアナべナ・バリアビリス(Anabanena vari
abilis)ATCC 29413、シアノテセ(Cyanothece)属の Cy
anothece sp. ATCC 51142、シネノコッカス(Synechoco
ccus)属に属するSynechococcus sp. PCC 7942およびア
ナシスティス(Anacystis)属に属するアナシスティス
ニデュランス(Anacystisnidulans)等が挙げられる。
【0016】この中でも、緑藻クラミドモナスMGA16
1株は、海水から常法により単離された株であり、明好
気条件下の光合成能力が高い上に、暗嫌気条件下におけ
る発酵が速く、また、明好気条件下に戻したときに、速
やかに光合成系に適応できるという優れた能力を有して
いるので、好適である。クラミドモナスMGA161株あ
るいはこれに相当する株は、海水サンプルから光合成能
力と分解能とで当業者が容易に単離することができる株
である。
【0017】明好気条件下での微細藻の培養は、無機成
分を含んだ培地中、太陽光および/または人工光の照射
下、透明塔型エアーリフト培養槽を用いて行う。培養温
度は約15℃〜40℃、好ましくは25〜35℃であ
る。
【0018】微細藻、特に、緑藻を培養する培地として
は、適切な窒素供給源と無機成分とを含む培地であれば
制限されない。無機成分を含む培地としては海水が好適
に用いられるが、以下の組成の改変岡本培地(以下、M
OM培地という): NaCl 30 g CaCl・2HO 200 mg MgSO・7HO 250 mg FeSO・7HO 20 mg KHPO 40.8mg KHPO 495 mg ビタミンB 100 μg ビタミンB12 1 μg 1M NHCl 5 ml 微量金属混合物A5 1.0 ml 蒸留水 1000 ml pH8.0 も用いられる。ここで、微量金属混合物A5の組成は、
以下の通りである。 HBO 2.85 g MnCl・4HO 1.81 g ZnSO・7HO 0.22 g CuSO・5HO 0.08 g NaMoO 0.021g CaCl・6HO 0.01 g EDTA・2Na 50 g 蒸留水 1000 ml
【0019】ところで、明嫌気条件下における光合成細
菌による水素生産は、一般的に、ニトロゲナーゼに依存
している。そして、このニトロゲナーゼ活性は、窒素源
(例えば、塩化アンモニウム、グルタミン酸)の濃度に
依存した阻害を受ける。本発明においては、明好気培養
液をそのままあるいは微細藻を濃縮して暗嫌気条件下、
光合成産物を発酵分解して、これを明嫌気条件下の水素
生産に用いる場合がある。そこで、明好気条件下の培地
の窒素源濃度はできるだけ低くする方がよく、塩化アン
モニウムの場合は5mM以下、好ましくは、2.5mM
以下、より好ましくは、0.5mM以下に調整する。そ
の他の窒素源の場合は、できるだけ濃度を低くしてニト
ロゲナーゼを阻害しないようにすることが好ましい。
【0020】従って、微細藻、特に緑藻の培養において
も、上記MOM培地(NHCl濃度:5mM)を改変
し、できるだけ低い塩化アンモニウム濃度、好ましくは
0.5mM以下に調整して行うことが好ましい。塩化ア
ンモニウム濃度を0.5mM以下に調整して行うことに
より、5mMの場合よりもデンプンの蓄積濃度を高くす
ることができる。
【0021】本発明においては、微細藻の培養には、炭
素源として、二酸化炭酸が必要であるので、空気あるい
は空気と二酸化炭素との混合気体を通気する。二酸化炭
素を混合する場合は、約2〜10%、好ましくは、約2〜
5%二酸化炭素を混合する。
【0022】本発明においては、透明塔型エアーリフト
培養槽を用いて太陽光を利用するので、光の照射は特に
必要ではないが、曇天、雨天等日照時間が不足すること
等を考慮して、光照射設備を設けてもよい。また、夜間
連続して培養する場合には、光照射設備を設ける必要が
ある。
【0023】透明塔型エアーリフト培養槽の材質は、透
明で太陽光および/または人工光を透過させることがで
きる材質であればどのようなものでも良い。例えば、
(強化)アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピ
レン、ポリテレフタレートなどの透明プラスチック、あ
るいはガラスなどが挙げられる。
【0024】また、培養槽の上部及び/又は下部に、培
養液の温度を調節するために、加熱及び/又は冷却装置
を設けることができる。
【0025】エアーリフト培養槽としては、ノズル、リ
ング状スパージャー、多孔板等の通気装置を有し、これ
により液体を循環させることができるものであれば形態
は問わない。エアーリフト培養槽に照射された光(太陽
光または人工光)は、培養槽の槽壁付近の細胞(微細
藻)に一番良く当たるが、細胞量が増加すると内部に到
達しにくくなるため光合成(増殖)が不十分となる。ま
た、あまりに光が当りすぎると細胞の生育に悪影響を及
ぼす。従って、適度な細胞の流動性と、槽の内側の細胞
と槽の外側(表面側)の細胞との適度な混合性とが要求
される。
【0026】本発明においては、透明塔型エアーリフト
培養槽の内部を2重円筒構造にすることが好ましい。以
下、図1に基づいて、説明する。本発明に用いる培養槽
1は、好ましくは円筒形であり、培養槽1の下部に、液
が流れる程度のスペースを持たせて、内部円筒2(以
下、単に「円筒」ということがある)を設置し、円筒2
の内側の培養液3と円筒2の外側の培養液4とが循環す
るように構成される。培養槽内に設けられた円筒2の内
側の下部から、通気装置5(例えば、リング状スパージ
ャー)から通気することにより、円筒2の内部の下部か
ら上部への培養液の流れを作り、円筒2の内側の上面か
ら円筒2の外側へ培養液が流れるようにする。そして、
この培養液が槽壁6と円筒2との間の空間に沿って培養
槽の下部へ流れることにより、培養液の循環状態を作り
出す。培養液は、槽壁6と円筒外壁7との間を流れる間
に最も強く、光(太陽光)の照射を受け、光合成が進行
する。このように、透明塔型エアーリフト培養槽1の内
部を2重円筒構造とすることにより、槽壁6と円筒外壁
7との間に微細藻培養液が流れ、微細藻への光照射時間
を長くできるとともに、微細藻が効率よく循環されるの
で、従来の攪拌型の培養槽を用いる場合に比べて、効率
よく、微細藻の光合成(増殖)が行われる。
【0027】本発明に用いる円筒も透明であることが好
ましい。材質は、透明な培養槽と同じ材質でもよいし、
異なる材質であってもよい。
【0028】本発明においては、塔型エアーリフト培養
槽にヘリカルフローを生じる構造を持たせることが好ま
しい。ヘリカルフローに関しては、メルチュク(Merchu
k)らの文献(3RD INERNATIONAL CONFERENCE ON Biorea
ctor and Bioprocess FluidDynamicsの第61〜68頁)に
記載されている。一般に、従来の循環式エアーリフト培
養槽では、槽内の流れは上下流のみであり、外部表面近
くの細胞は強い光を受け、増殖阻害が生じ、内部の細胞
は光合成に必要な光を受けることができない。そこで、
放射状の流れを与え、すべての細胞に光合成に必要な光
エネルギーを均等に与えるようにする。そのために、例
えば、ヘリカルフローを生じる装置(ヘリカルフロープ
ロモーター)8を用いることができる。この装置8は、
図1に示すように、数枚のひれあるいは邪魔板9を、水
中で回転させた場合に、螺旋状あるいは放射状の流れを
生み出すように配設したものであり、エアーリフト培養
槽1の内部円筒2の上部に取り付けることにより、下流
に向かって、放射状あるいは螺旋状に培養液を流し出
す。この装置を、内部円筒2の上部に配置すると、槽壁
6と円筒外壁7との間を流れる間にも攪拌が起こるため
に、微細藻が光(太陽光)を過度に浴びることなく、培
養液に、均一にかつ長時間、光が照射され、単に2重円
筒構造とした場合よりも、より効率的に光合成が進行す
る。
【0029】本発明のエアーリフト培養槽の大きさ、内
部円筒の大きさは、材質、培養スケールを考慮して適宜
決定すればよい。
【0030】本発明において、通気量は培養速度を考慮
して決定すればよい。一般にヘリカルフロー装置を用い
る場合には、ヘリカルフロー装置がない場合より通気量
が小さくても細胞が流動化できる。通気量があまり多す
ぎるとヘリカルフロー装置でエアーポケットが生じて好
ましくない。
【0031】この微細藻の培養工程では、できるだけ対
数増殖期の微細藻を集めることが望ましい。次の暗嫌気
条件下での発酵(光合成産物の分解)がスムーズに行わ
れるからである。また、微細藻の培養を連続培養で行う
方が、微細藻が高い増殖速度を有し、対数増殖期を維持
できるので好ましい。
【0032】得られた微細藻は発酵槽に移送され、暗嫌
気条件下で光合成産物を発酵させる工程が行われる。こ
の工程では、光合成産物、例えばデンプンが分解され、
発酵されて、ぎ酸、酢酸、乳酸等の有機酸、エタノー
ル、グリセロール等のアルコールが微細藻体外に放出さ
れる。これらの有機物が電子供与体として、光合成細菌
による水素生産に用いられる。従って、この暗嫌気条件
は、いわゆる有機物の発酵生産がスムーズに行われる条
件が好ましく、特に、乳酸が多く発酵する条件が好まし
い。
【0033】暗嫌気条件下の発酵に用いられる発酵槽と
しては、特に制限はない。発酵槽の上部気相空間はでき
るだけ小さくすることが好ましい。嫌気条件維持のため
に、上部空間に二酸化炭素あるいは二酸化炭素と不活性
ガスとの混合気体を導入して、酸素がないか酸素が少な
い雰囲気にして光合成産物の分解を促進し、微細藻によ
る水素の発生をできるだけ抑制することが好ましい。不
活性ガスのバブリングは好ましくない。攪拌も非常に緩
やかでよい。
【0034】暗嫌気条件下での微細藻の発酵は、微細藻
濃度を高くして行う方が、次の明嫌気条件下における光
合成細菌の基質とされる分解液中の有機酸あるいはアル
コール濃度を高くする観点から、好ましい。従って、明
好気条件下の微細藻培養液を、例えば、膜分離、遠心分
離等の濃縮・分離手段を用いて濃縮することが好まし
い。また、明好気条件の培養を連続的に行う場合には、
連続的に微細藻を濃縮しながら、暗嫌気条件の発酵槽に
移送する。
【0035】暗嫌気下の微細藻の発酵温度は、約10℃
〜40℃、好ましくは約25〜35℃である。
【0036】暗嫌気条件下の微細藻の発酵は、分解液中
に乳酸が分泌されるようにすることが好ましい。本発明
において、乳酸がニトロゲナーゼの生産を誘導すること
が明らかにされた。すなわち、乳酸が存在して初めて水
素が発生する。乳酸濃度は、少なくとも0.3mM以上と
なることが好ましい。
【0037】また、暗嫌気条件下で発酵液を得る工程に
おいて、希釈率が比較的少ない、すなわち、滞留時間の
長い連続発酵を行うことにより、光合成産物の分解の程
度の高い発酵液を連続的に得ることができ、それを次の
明嫌気条件下の水素発生工程に連続的に供給できるので
好ましい。
【0038】暗嫌気条件下で微細藻を発酵させて得られ
た分解液(発酵液)は、微細藻から分離され、次の明嫌
気条件下における光合成細菌による水素生産の基質とさ
れる。微細藻の全部または一部は、再び、明好気条件下
の光合成のために用いられる。
【0039】明嫌気条件下、光合成細菌を作用させる工
程で用いられる透明塔型エアーリフト培養槽は、上記微
細藻の明好気条件での培養に用いられるのと同じ培養槽
が用いられる。
【0040】嫌気条件は、アルゴン等の不活性気体、水
素、あるいは二酸化炭素と水素の混合気体等を通気する
ことにより作り出す。発生する気体の回収という点から
は、水素か、二酸化炭素と水素との1:2の混合気体が
好ましい。水素は、一部抜き出しつつ、循環させる方が
好ましい。光合成細菌の培養温度は、約10℃〜40
℃、好ましくは約25〜35℃である。
【0041】光合成細菌としては、光合成無機栄養細菌
および光合成有機栄養細菌(紅色無硫黄細菌、緑色滑走
細菌等)が用いられる。本発明においては、光合成産物
を分解して生じる有機物を基質(電子供与体)とするの
で、光合成有機栄養細菌が好適に用いられる。光合成有
機栄養細菌としては、ロドスピリルム科(Rhodospirill
aceae)に属する紅色無硫黄細菌、クロロフレクスス科
(Chloflexaceae)に属する緑色滑走細菌等が挙げられ
る。
【0042】このような光合成有機栄養細菌は、例え
ば、海水サンプルから乳酸(例えば、0.3mM)を基質
として水素を発生する微生物を選択することにより選択
できる。光合成細菌としては、例えば、ロドシュードモ
ナス(Rhodopseudomonas)属に属するロドシュードモナス
パラストリス(Rhodopseudomonas palustris)および
ロドシュードモナス アシドフィラ(Rhodopseudomonas
acidophila)、ロドスピリラム(Rhodospirillum)属
に属するロドスピリラム ルブラム(Rhodospirillum r
ubrum)ATCC 11170、同IFO 3986等、ロドバクター(Rhod
obacter)属に属するロドバクター スフェロイデス(Rh
odobacter sphaeroides)、ロドバクターカプスレイタ
ス(Rhodobacter capsulatus)ATCC 23782、ATCC 17013
等、ロドブラム(Rhodovulum)属に属するロドブラム
ストリクタム(Rhodovulum strictum)ロドブラム
アドリアティカム(Rhodovulum adriaticum)、ロドブ
ラム・サルフィドフィラム(Rhodovulum sulfidophilu
m)等が挙げられる。本発明においては、海水サンプル
から単離したロドブラム・サルフィドフィラムW-1S(以
下、単にW-1Sということがある)と名付けた株およびこ
れと同等の活性を有する光合成細菌が好適に用いられ
る。
【0043】明嫌気条件下の光合成細菌は、担体に固定
化されていることが好ましい。リサイクル可能であり、
特に生育を必要とせず、かつ、発酵液を連続的に処理す
る上で好ましいからである。
【0044】光合成細菌の固定化には、例えば、担体結
合法、架橋法および包括法等の公知の方法が適用でき
が、担体結合法が最適である。担体結合法には、イオン
交換性の樹脂に吸着させる化学的吸着法あるいは物理的
吸着法が含まれる。本発明に用いる担体の材質として
は、例えば、多孔質ガラスビーズ、ポリビニルアルコー
ル、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポ
リアクリルアミド、ポリビニルフォルマール樹脂多孔質
体、シリコンフォーム、セルロース多孔質体等の発泡体
あるいは樹脂が好ましい。多孔質体の開口部の大きさ
は、約10μm〜500μmが好適である。
【0045】また、担体の形状は問わないが、担体の強
度、培養効率等を考慮すると、球状あるいは立方体状
で、大きさは、球状の場合、直径が2mm〜50mm、
立方体状の場合、2mm〜50mm角が好ましい。
【0046】さらに、上記のように、光合成細菌の水素
生産に関与するニトロゲナーゼは窒素により阻害を受け
るので、明嫌気条件下での反応液中の窒素源濃度はでき
るだけ低い方が好ましい。
【0047】また、暗嫌気条件下での発酵液には、光合
成産物の分解物である有機酸(ギ酸、酢酸、乳酸等)、
アルコール類(エチルアルコール、グリセロール等)が
含まれており、これらが電子供与体となって、水素が発
生する。中でも、実施例1に示すように、乳酸が水素の
発生に関与するニトロゲナーゼの誘導剤であることが、
本発明者によって見出され、特定の乳酸濃度(約0.3m
M)まで、濃度に比例してニトロゲナーゼが誘導される
ことが確認された。従って、乳酸濃度を少なくとも0.3
mM以上に保つことが、水素の発生を促進する上で好ま
しい。従って、乳酸を添加しつつ、明嫌気条件下、水素
を発生させる形態も、本発明の範囲に含まれる。
【0048】さらに、乳酸以外の有機酸、例えば、リン
ゴ酸、コハク酸もニトロゲナーゼを誘導し得るので、リ
ンゴ酸、コハク酸も乳酸の代わりに使用でき、また、乳
酸と併用してもよい。
【0049】さらに、明好気条件下の微細藻の培養を連
続的に行い(すなわち、夜間は光を照射し)、得られた
微細藻藻体を順次、暗嫌気条件下の発酵に供給し、つい
で、暗嫌気条件下の発酵液を連続的に明嫌気条件下の光
合成細菌に供給することにより、連続的な培養および水
素生産が可能となる。
【0050】
【実施例】以下、微細藻として緑藻を用いる実施例を挙
げて本発明を説明するが、本発明はこの実施例に限定さ
れない。 (実施例1) (透明塔型エアーリフト培養槽を用いる緑藻の培養)図
1に、本発明で用いた明好気及び明嫌気条件下に用いた
培養槽1を示す。内径28cm、高さ380cm(容積約2
30L)の、円筒形のアクリル樹脂製の培養槽1の、底
面から4cmのところに、内径17.5cm、高さ346cm
のアクリル樹脂製の円筒2を配置し、培養槽1内の培養
液が円筒内部と外部(培養槽壁6と円筒の外表面7とで
構成される空間)との間で循環することができる、2重
円筒構造とした。この円筒の内部の、底面から10cmの
所に、直径12cmのリング状スパージャー5を配置し
た。このスパージャーは、直径1cmの管であり、1mmの
孔が、50個開けられていた。円筒上部にはヘリカルフロ
ープロモーター8を配置し、培養槽上部から下部に向か
って、培養槽の内壁6と内部円筒の外壁7との間の空間
にヘリカルフローが生じるようにした。
【0051】明好気条件は、太陽光と光源(18W/m
)とを用いて行った。培地は、改変岡本培地をさらに
改変し、塩化アンモニウムを0.5mMとなるように溶解し
て用いた。200Lの培地に緑藻クラミドモナスMGA
161株を3.5μg乾燥菌体量/mlの割合で植菌
し、二酸化炭素を5%含む空気を0.3vvm通気して、
培養を開始し、対数増殖期に入ったときに連続培養を開
始した。希釈率は0.083/hrであった。
【0052】この培養における緑藻MGA161株の増
殖速度は0.267g/L/hrであった。この値は、
同じ容量の培養液を、18W/mの光照射しながら、
深さ35cmのレースウエイ型培養槽(実容積200
L)で、二酸化炭素を5%含む空気を0.3vvm通気し
ながら培養したときの値の約2倍に相当した。また、本
実験に用いた透明エアーリフト型培養槽の床面積は、レ
ースウエイ型培養槽の約1/10であった。従って、透
明エアーリフト型培養槽の単位床面積あたりの藻体生産
量は、レースウエイ型培養槽の約20倍となり、透明エ
アーリフト型培養槽の有効性が示された。
【0053】(光合成産物の分解と明嫌気条件下の水素
生産)連続培養で抜き出した培養液を小型の連続膜分離
器にかけ、緑藻の濃度を約2倍に濃縮しつつ、暗嫌気条
件下の発酵槽に移した。この発酵槽は、ステンレス製の
100L容であり、攪拌翼が1枚ついていた。暗嫌気下
の発酵は、約30℃で行い、二酸化炭素を気相中に循環
させつつ、極めて緩やかに攪拌して行った。
【0054】暗嫌気条件下の発酵は12時間行い、発酵
終了後緑藻と発酵液とを分離し、緑藻は、一部を明好気
下の培養に戻して、さらに光合成を行わせた。一方、発
酵液の乳酸濃度は、0.32mMであった。なお、乳酸濃度
は、HPLC(高速液体クロマトグラム)で分離し、210nm
の吸光度で定量分析して求めた。
【0055】明嫌気条件に用いた光合成細菌は、W-1S
であり、予め、コハク酸ナトリウム1.0g/l、酢酸
ナトリウム1.0g/l、リンゴ酸ナトリウム1.0g
/l、ピルビン酸ナトリウム1.0g/l、塩化アンモ
ニウム1mMを含む改変岡本培地で、30℃、24時間
好気的に培養して得られたものである。この光合成細菌
(W-1S)を、発酵液1L当り、2gの乾燥菌体量となる
ように添加した。明嫌気条件下の培養は、二酸化炭素と
水素の1:2の混合ガスを1vvmで通気循環させなが
ら、30℃で行った。発生した水素はアルカリ溶液を通
過させる方法で二酸化炭素から分離して、回収した。
【0056】用いた培養槽は、実施例1の緑藻の培養に
用いたものと同型であり、添加する発酵液の量、ヘリカ
ルフロープロモーターの位置も同じであった。
【0057】12時間の反応の結果、水素は、585m
l/g乾燥菌体量、発生した。この水素発生量は、同一
条件下で、高さ50cmの同容積のパラレルプレート型
フォトバイオリアクターを用いて水素を発生させた場合
の約2.6倍に相当した。また、透明エアーリフト型培
養槽の床面積は、パラレルプレート型フォトバイオリア
クターの約1/7.5であった。従って、透明エアーリ
フト型培養槽の単位床面積あたりの水素発生量は、パラ
レルプレート型フォトバイオリアクターの約19倍とな
り、透明エアーリフト型培養槽の有効性が示された。
【0058】(実施例2)有機酸の、光合成細菌による
明嫌気条件下の水素生産に及ぼす影響について検討し
た。0.6mMの酢酸、1.5mMのエタノールおよび0.5m
Mのグリセロールを含む改変岡本培地に、乳酸をそれぞ
れ、0、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5および1mM添加し
て、W-1Sの水素の発生量を測定した。結果を図2に示
す。図2において、乳酸無添加の培地では全く水素が発
生しなかったのに対し、乳酸を添加した培地は、水素を
発生した。この結果から、乳酸は、ニトロゲナーゼの生
産を誘導することがわかった。水素の発生は、0.3m
Mまでは、濃度依存的に増加したが、それ以上は増加し
なかった。従って、少なくとも0.3mM以上の乳酸が
含まれれば、水素は、ほぼ一定した発生量を示すことが
わかった。
【0059】なお、データとしては記載していないが、
リンゴ酸、コハク酸でもニトロゲナーゼの生産が誘導さ
れることが明らかになった。
【0060】
【発明の効果】微生物を用いる水素の生産において、明
好気的条件下における微細藻の培養及び/又は明嫌気条
件下における光合成細菌による水素生産を、透明塔型エ
アーリフト培養槽を用いることにより、効率よく行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる培養槽の模式図である。
【図2】乳酸が水素生産に必須であることおよび最適乳
酸濃度が0.3mM以上であることを示す図である。
【符号の説明】
1 培養槽 2 内部円筒 3 内部円筒の内側の培養液 4 内部円筒の外側の培養液 5 通気装置 6 培養槽の槽壁 7 内部円筒の外壁 8 ヘリカルフロープロモーター 9 邪魔板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:89)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光合成能力を有する微細藻を明好気条件
    下培養して光合成産物を得る工程、該微細藻を暗嫌気条
    件下培養し、該光合成産物の発酵液を得る工程、および
    該発酵液に、明嫌気条件下、光合成能力を有する細菌を
    作用させる工程を含む水素の生産方法において、該明好
    気条件下の微細藻の培養及び/又は明嫌気条件下で該発
    酵液に細菌を作用させる工程が透明塔型エアーリフト培
    養槽で行われることを特徴とする、水素の生産方法。
  2. 【請求項2】 前記塔型エアーリフト培養槽が2重円筒
    構造を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記塔型エアーリフト培養槽がヘリカル
    フローを生じる構造を有する、請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記光合成能力を有する微細藻を明好気
    条件下培養して光合成産物を得る工程、該微細藻を暗嫌
    気条件下培養し、該光合成産物の発酵液を得る工程、お
    よび該発酵液に、明嫌気条件下、光合成能力を有する細
    菌を作用させる工程が連続で行われる、請求項1ないし
    3いずれかの項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記発酵液に、明嫌気条件下、光合成能
    力を有する細菌を作用させる工程が、乳酸含有量を少な
    くとも0.3mMに調節して行われる、請求項1ないし4
    いずれかの項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 光合成能力を有する微細藻を明好気条件
    下培養して光合成産物を得る工程、該微細藻を暗嫌気条
    件下培養し、該光合成産物の発酵液を得る工程、および
    該発酵液に、明嫌気条件下、光合成能力を有する細菌を
    作用させる工程を含む水素の生産方法において、該暗嫌
    気条件下の該発酵液の乳酸含量を少なくともに0.3mM
    に調節することを特徴とする、方法。
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