JP2000102023A - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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JP2000102023A
JP2000102023A JP10264402A JP26440298A JP2000102023A JP 2000102023 A JP2000102023 A JP 2000102023A JP 10264402 A JP10264402 A JP 10264402A JP 26440298 A JP26440298 A JP 26440298A JP 2000102023 A JP2000102023 A JP 2000102023A
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Hiroshi Ouchi
宏 大内
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補色市松カラ−フィルタ−を使用したカラー
撮像装置の直並列A/Dコンバータにおいて、各比較器
のオフセット誤差に起因する色信号のライン間誤差をな
くす。 【解決手段】 (1)各比較器を、特定のライン等で切り
替える。 (2)上記切り替えは、撮像素子からの色信号の処理に整
合させる。 (3)色信号の処理における、各画素信号の加算、減算で
各比較器のオフセット誤差を消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー撮像装置に
関し、特に補色市松カラーフィルタ撮像素子をプログレ
ッシブ走査した出力をアナログーデジタル変換して色差
信号を得るカラー撮像方式に関する。
【0002】
【従来技術】本発明は、カラー撮像装置に関するが、カ
ラー撮像装置のみならずカラー撮像一般については、例
えば、竹村 裕夫 著 「CCDカメラ技術入門」 コ
ロナ社 1997年刊等に記載されている周知技術であ
る。このため、それらの一般的技術についての説明は省
略し、本発明に関連の深い技術に絞って説明する。
【0003】カラー撮像方式には種々の方式があるが、
各方式の長短の概略説明及び補色単板方式の一例が特開
平7−7733号に記載されている。また補色市松カラ
ーフィルタ撮像素子のプログレッシブ単板方式の一例が
特願平9―142728号にて公開されている。
【0004】前者の構成を図7のaに、後者の構成を図
7のbに示す。a、bにおいて、1は、撮像光学系であ
る。2は、CCD(charge coupled d
evice、電荷結合素子)である。3は、CDS(相
関2重サンプリング回路)である。17は、マルチプレ
クサ(MPX)である。19は、処理系である。ただ
し、上述の如く、処理系を除く各部は周知技術であり、
また本願発明の趣旨に直接の関係は少ないため、その説
明は省略する。
【0005】以下、処理系にてなされる処理の内容を概
略説明する。まず、補色市松カラーフィルタのプログレ
ッシッブ単板方式について説明する。さて、この方式の
開発された背景であるが、近年、パソコン用の画像入力
装置の需要が高まっており、このためパソコンのモニタ
ーの走査方式であるプログレッシブ走査(順次走査)に
合った信号処理方式が必要とされてきている。それに応
じて、補色単板撮像素子をプログレッシブ走査で駆動し
て画像信号処理を行うべく開発されたものであり、また
上記の出願がなされたものである。
【0006】さて、今までにカラーフィルタは補色市松
方式以外にいろいろの形式のものが検討されており、ま
た信号処理も補色単板撮像素子をプログレッシブ走査で
駆動した場合には、TV受像機の画面に映し出す際、イ
ンターレス時に間を補完するため上下画素加算していた
動作を単純にCDS出力後に、CDSからの出力信号と
該CDS出力信号を1走査期間遅延させた信号とを加算
するもの考えられるが、ここでは、垂直の色情報の欠落
のない信号処理回路について説明をする。
【0007】CCDの固体撮像素子の結像面には色フィ
ルタが配置されている。その色フィルタの配列はたとえ
ば図4のaに示すように、シアン(Cy)、イエロー
(Ye)が順に繰り返す第1ラインと、グリーン
(G)、マゼンタ(Mg)が順に繰り返す第2ライン
と、上記第1ラインと同様にシアン(Cy)、イエロー
(Ye)、が順に繰り返す第3ラインと、マゼンタ(M
g)、グリーン(G)が順に繰り返す第4ラインとの配
列が以降同様に繰り返すようになっている。なお、カラ
ーフィルターについては周知技術であるため、その説明
は省略する。
【0008】このような配列の色フィルタを有する撮像
素子を用いた信号処理のうち、まず色信号について説明
をする。撮像素子でプログレッシブ走査を行い、その信
号をCDS回路に送り、その出力をアナログ/デジタル
変換した後に色信号処理を行う。まず、第1ラインと第
2ラインの色フィルターの隅のCy+Gが信号処理で加
算され、その次のタイミングではYe+Mgが加算され
る。
【0009】これらを減算して (Cy+G)−(Ye+Mg)=B+G+G―(R+G+B+R) = ―(2R―G) という結果になり、赤成分(R)を含んだ色差信号を得
る。また、ここでは計算の途中で近似演算を行ってい
る。
【0010】次に、第2ラインと第3ラインにおいても
同様に (Cy+G)−(Ye+Mg)=B+G+G―(R+G+B+R) = ―(2R―G) を得る。
【0011】第3ラインと第4ラインにおいては、単純
に上下加算を行えば (Cy+Mg)―(Ye+G)=(B+G+B+R)―(R+G+G) = 2B―G となり、青(B)信号の含んだ色差信号を得る。
【0012】第4ラインと第5ラインについても同様に (Cy+Mg)―(Ye+G)=(B+G+B+R)―(R+G+G) = 2B―G を得る。
【0013】これにより、上下加算ではR、R、B、
B、R、R、・・・・・・となり、2ライン毎にー(2
R−G)と2B−Gが出力されて間欠的なものになり、
従来に比べて色情報が失われてしまい、垂直の色解像度
が1/2になってしまう。(途中は、あえて上下を加え
て2で割る等の処理が必要となる。)
【0014】そこで、特開平7−7733号では、図4
のbに示すように1画素遅延をも用いている。即ち、第
1ラインと第2ラインでは、第2ラインが1画素右にず
れる(遅延している)ために (Cy+Mg)―(Ye+G)=(B+G+B+R)−(R+G+G) =2B−G を得る。
【0015】第2ラインと第3ラインでは、同様に (Cy+Mg)―(Ye+G)=(B+G+B+R)−(R+G+G) =2B−G を得る。
【0016】第3ラインと第4ラインでは、同様に (Cy+G)―(Ye+Mg)=(B+G+G)−(R+G+B+R) =−(2R−G) を得る。 第4ラインと第5ラインでも同様に、 (Cy+G)―(Ye+Mg)=(B+G+G)−(R+G+B+R) =―(2R−G) を得る。
【0017】これらにより、1画素ずらしではB、B、
R、R、B、B・・・・となる。これらを符号変換を行
った後、(上下加算のデータと合わせて)マルチプレク
サ回路で2R−G系と2B−G系に分離すれば、情報量
が欠落することなく信号処理することができる。
【0018】つぎに、輝度信号は (Cy+G)+(Ye+Mg)=B+G+G+R+G+B+R =2R+2B+3G
【0019】 (Cy+Mg)+(Ye+G)=B+G+B+R+R+G+G =2R+2B+3G となり、どのラインでも同じ、そして人の視感度特性に
近似した輝度信号が得られる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上は、補色単板撮像
素子をプログレッシッブ走査で駆動したときに、上下画
素の加算に際して1画素ずらしを行って所望の信号を得
ようとした場合の一例である。
【0021】ところで、最近は撮像素子を用いたカメラ
システムにおいてはデジタル信号処理が主流を占めつつ
あり、アナログ/デジタル変換(A/Dコンバート)を
することが必要不可欠になっている。
【0022】その際、前掲の特開平7ー7733号に示
すように信号処理の規模に応じて、直並列型A/Dコン
バータは、入力されるアナログ信号をデジタル値にする
ためにこれを基準電圧とを比較する比較器を、複数有し
ていることが多い。しかしながらこの場合には、各比較
器のオフセットばらつき(誤差)により2ライン毎に色
信号のレベルの大小(ライン間誤差)が発生する。
【0023】たとえば、比較器A、Bの誤差がA>Bで
あるとし、一律αという誤差が付いているとする。この
場合、図5に示す如く、上段のクロック信号に応じて次
段のコンパレータ切り換えパルスが発生したとする。こ
のとき、中段の如くアナログ入力があったとすると、実
際には最左端の測定時点t1とその右の測定時点t2で
はアナログ値(すなわち、本来の値)は同じであるの
に、次段に示す様にその出力はオフセット値だけ相違す
る。t3時点とt4時点においても同様である。また、
AとBの切り換えが逆であっても、本図の最下段に示す
如く同様な相違がでる。そして、図6に示すように、そ
のA/D変換値がそのまま出力されていく。
【0024】これを、実際の処理で数値的に示せば、以
下の様になる。赤成分に注目すれば、第1ラインと第2
ラインでは (Cy”+G)−(Ye+Mg”)=B+α+G+α+G―(R+G+B+α+ R+α) =―(R+α+R―G―α)=−(2R−G) (ここに、「”」は、誤差を含む。また、「α」は、誤差。)
【0025】第2ラインと第3ラインでは同様に (Cy”+G)−(Ye+Mg”)= ―(2R−G)
【0026】第3ラインと第4ラインは、1画素ずらし
を行い2R−Gを得ているので (Cy”+G”)−(Ye+Mg)=B+α+G+α+G+α―(R+G+B+ R) = ―(2R―G)+3α ということになり、オフセット誤差は増幅されるため、
小さなレベル差も問題を有することになる。
【0027】このため、補色市松カラーフィルタ撮像素
子をプログレッシブ走査した出力をアナログ/デジタル
変換して色差信号を得るカラー撮像装置においては特に
そうであるが、比較器のオフセットの如何、即ち誤差の
有無、にかかわらずそのレベル差の誤差が問題とならな
い技術の開発が望まれている。
【0028】
【問題を解決するための手段】本発明は、かかる課題に
鑑みなされたものである。上記課題を解決するため、本
発明においては、A/D変換に使用する各比較機を、水
平、垂直方向の解像度や感度の向上、迅速な映像処理等
を目的としての信号処理方式に応じて適切に切り替え、
更にこの際の加算、減算を利用してオフセットの誤差を
補償するものとしている。具体的には、以下のごとくし
ている。
【0029】請求項1記載の発明においては、カラーフ
ィルタを有してプログレッシブ走査で駆動する撮像素子
と、上述の各種信号処理の規模に応じて複数設けられ
(例えば、10bitのときは、1024個)、そして
前記撮像素子から出力される個々の(画素についての)
アナログ信号をデジタル変換する際に分担して該信号を
基準値と比較する比較器と、前記比較器の個々のオフセ
ットの相違を補償する等の目的で、上記信号処理の内容
に応じて前記複数の比較器の処理対象とする個々の(個
々の撮像素子からの)アナログ信号を所定の手順で切り
換える切り換え手段と、前記複数の比較器からの出力を
利用して前記撮像素子の出力信号をアナログ/デジタル
変換する直並列(型)A/Dコンバータと、前記A/D
コンバータによりデジタル変換されたデータを、上記信
号処理の内容に応じて画素を単位として加算する加算手
段と、前記加算手段からの出力信号を色差信号、R−Y
信号系、B−Y信号系に分けて出力する出力手段とを有
していることを特徴としている。
【0030】上記構成により以下の作用がなされる。撮
像素子は、カラーフィルタを有し、更にプログレッシブ
走査で駆動する。比較器は、加算等の信号処理の規模に
応じて(都合で)複数設けられ、そして前記撮像素子か
ら出力される個々の(各画素についての)アナログ信号
をデジタル変換する際に、例えば交互に等所定の規則で
分担して該(電気)信号を基準(電圧)値と比較する。
【0031】切り換え手段は、前記比較器の個々の感度
の相違をプラス、マイナス、ゼロ等で補償すべく、上記
信号処理の内容に応じて前記複数の比較器の処理対象と
する個々の(含む、ライン毎の)アナログ信号を所定の
手順で切り換える。直並列A/Dコンバータは、前記複
数の比較器からの出力を利用して(含む、下位ビットの
みの利用)前記撮像素子からの出力信号を、正しくアナ
ログ/デジタル変換する。
【0032】加算手段は、前記A/Dコンバータにより
デジタル変換されたデータを、上記信号処理の内容に応
じて(画素毎に)加算する。マルチプレクサ等の出力手
段は、(少なくも)前記加算手段からの出力信号(含
む、他の処理手段により更に処理された信号)をハー
ド、ソフトを問わず所定の手順に従って色差信号、R−
Y信号系、B−Y信号系に分けて出力する。
【0033】請求項2記載の発明においては、補色市松
カラーフィルタを有してプログレッシブ走査で駆動する
撮像素子と、信号処理の規模に応じて複数設けられ、そ
して前記撮像素子から出力される個々のアナログ信号を
デジタル変換する際に分担して該信号を基準値と比較す
る比較器と、前記比較器の個々の感度の相違を補償する
等の目的で、上記信号処理の内容に応じて前記複数の比
較器の処理対象とする個々のアナログ信号を所定の手順
で切り換える切り換え手段と、前記複数の比較器からの
出力を利用して前記撮像素子からの出力信号をアナログ
/デジタル変換する直並列A/Dコンバータと、前記A
/Dコンバータからの出力信号を1水平同期信号(いわ
ゆる、1H)の期間(その分の時間)記憶して後出力す
るラインメモリと、前記ラインメモリに記憶された信号
と前記A/Dコンバータからの出力信号を加算する(従
って、この前提として、A/Dコンバータからの出力信
号は分岐されている。他の場合も同様である。)第1加
算器と、前記ラインメモリに記憶された信号を1画素分
遅延させた信号と前記A/Dコンバータからの出力信号
を加算する第2加算器と、前記第1加算器からの出力信
号と該出力信号を1画素分遅延させた信号とを減算する
第1減算器と、前記第2加算器からの出力信号と該出力
信号を1画素分遅延させた信号とを減算する第2減算器
と、前記第1減算器からの出力信号と前記第2減算器か
らの出力信号との出力を後段の信号出力処理に応じて切
り換える符号切り換え手段と、前記符号切り換え手段か
らの出力信号を色差信号、R−Y信号系、B−Y信号系
に区分けして出力する出力手段とを有していることを特
徴としている。
【0034】上記構成により以下の作用がなされる。撮
像素子は、補色市松カラーフィルタを有しており、更に
プログレッシブ走査で駆動する。比較器は、信号処理の
規模に応じて複数設けられ、そして前記撮像素子から出
力される個々のアナログ信号をデジタル変換する際に分
担等して該信号を基準値と比較する。
【0035】切り換え手段は、前記比較器の個々の感度
の相違を補償すべく、上記信号処理の内容に応じて前記
複数の比較器の処理対象とする個々のアナログ信号を、
例えば4画素や4ライン毎等に所定の手順で切り換え
る。直並列A/Dコンバータは、前記複数の比較器から
の出力(比較結果)を利用して前記撮像素子からの出力
信号をアナログ/デジタル変換する。
【0036】FIFO等からなるラインメモリは、前記
A/Dコンバータからの出力信号を後述の処理のため1
水平同期信号の期間(時間)記憶する。第1加算器は、
前記ラインメモリに記憶された(そして、1水平同期信
号の期間遅延された)信号と前記A/Dコンバータから
の出力信号を加算する。第2加算器は、前記ラインメモ
リに記憶された信号を1画素分遅延させた信号と前記A
/Dコンバータからの出力信号を加算する。
【0037】第1減算器は、前記第1加算器からの出力
信号と該出力信号を1画素分遅延させた信号とを減算す
る。第2減算器は、前記第2加算器からの出力信号と該
出力信号を1画素分遅延させた信号とを減算する。
【0038】符号切り換え手段は、前記第1減算器から
の出力信号と前記第2減算器からの出力信号との出力の
符号をを後段の映像化等の信号出力処理の内容に応じて
切り換える。出力手段は、前記符号切り換え手段からの
出力信号を色差信号、R−Y信号系、B−Y信号系に区
分けして出力する。
【0039】請求項3記載の発明においては、請求項1
若しくは請求項2記載のカラー撮像装置において、前記
切り換え手段は、外部より入力されるクロック(含む、
均等な信号)を分周する分周小手段と、前記分周小手段
にて分周されたクロックを反転させる反転小手段と、1
走査毎に外部より入力される水平同期信号を基準として
所定の走査間隔で信号を発生させる信号発生小手段と、
前記信号発生小手段からの信号及び上記信号処理の内容
に基づいて上記正転クロック、反転クロックの出力を比
較器の誤差の補償がなされるように選択して、切り換え
信号として出力する選択小手段とを有し、前記複数の比
較器は、上記選択小手段からの正転クロック、反転クロ
ックにより、処理対象のアナログ信号あるいはそのライ
ンや列の切り換えがなされるクロック追随型であること
を特徴としている。
【0040】上記構成により以下の作用がなされる。前
記切り換え手段の(構成要素の)分周小手段は、外部よ
り入力されるクロックを、究極的には信号処理の内容や
比較器の切り換え内容から定まる手順に従って、分周す
る。同じく構成要素の反転小手段は、前記分周小手段に
て分周されたクロックを反転させる。
【0041】同じく信号発生小手段は、1走査毎に外部
より入力される水平同期信号を基準として上記切り換え
に関係ある所定の走査間隔で信号を発生させる。同じく
選択小手段は、前記信号発生小手段からの信号及び上記
信号処理の内容に基づいて上記正転クロック、反転クロ
ックの比較器への出力を選択する。
【0042】前記複数の比較器は、上記正転クロック、
反転クロック(含む、均等な切り換え信号)により処理
対象のアナログ信号の切り換えがなされるクロック追随
型である。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
基づいて説明する。 (実施の形態)図1は、本発明に係るカラー撮像装置の
実施の形態の信号処理回路の概念的な構成図である。
【0044】本図において、1はレンズである。2は、
CCDである。3は、CDSである。4は、A/Dコン
バータであり、5と6は各々A/Dコンバータ内の比較
器(コンパレータ)である。7は、選択器である。8
は、1H(水平走査時間)遅延回路である。9と13
は、加算回路である。10と12と14は、1画素遅延
回路である。11と15は、減算器である。16は、符
号変換部である。17は、マルチプレクサである。
【0045】図2は、比較器(コンパレータ)を制御す
る選択器の構成図である。本図において、21は基準電
圧発生回路である。22は、上位コンパレータである。
23は、下位コンパレータである。24は、エンコーダ
(符号変換器)である。25は、データラッチである。
26は、選択器である。27は、分周器である。28
は、セレクタである。29は、Hリセット回路である。
【0046】そして、図の左側より入力されたアナログ
信号(AIN)は、図の右上側よりD0〜DNよりなる
N+1ビットのディジタルデータに変換されて出力され
る。さて、下位コンパレータであるが、本図に示すよう
に画像処理の規模に応じて複数(2)の比較器5、6を
有している。
【0047】また、選択器26であるが、本図に示すよ
うにクロック信号(ADCK)及び水平走査同期(H
D)信号を入力され、これを基に所定の水平ライン毎に
下位コンパレータ内の比較器5、6を切り替えるように
なっている。
【0048】図3は、そのときの各部の動作を切り替え
る各信号のタイミングを示すチャートである。本図にお
いて、下部の5種(本)の信号線は、各々上部の5種
(本)の信号線(図では、一部帯状である)の内、密な
クロック信号に応じてのコンパレータの切替えと反転の
ための出力信号の内容を理解し易いように示したもので
ある。本図の下部においては、クロック信号の立ち上が
り2回毎にコンパレータ切替えパルスのHigh、Lo
wの切替えがなされるのを示している。また逆に、コン
パレータ切替え反転パルスのLow、Highの切替え
もなされているのも示している。ただし、Hリセットパ
ルスが切り替わったときには、コンパレータ切替え反転
パルスに従ってのセレクト出力がなされる。
【0049】また、補色市松カラーフィルタは、図4の
aに示すものと同じである。以下、これらの図を参照し
つつ本実施の形態を説明する。図1に示すように、被写
体からの光は光学系(レンズ)を介して固体撮像素子の
CCDに入力され、次にランダム雑音低減等の目的で相
関2重サンプリングを行うためCDSに入力される。更
に、CDSの出力信号はアナログ/デジタル変換のため
A/Dコンバータに入力される。
【0050】その処理内容であるが、第1ラインにおい
てはCyが比較器5で、Yeが比較器6で参照され、第
2ラインにおいてはMgが比較器5で、Gが比較器6で
参照され、第3ラインにおいては第1ラインと同様の分
担での参照がなされる。
【0051】次に、第4ラインの参照内容であるが、従
来においては図4のbに示すようにMgは比較器6で、
Gは比較器5で参照されることとなる。なお、本図のb
とcにおいて、点々部のアナログ信号は比較器5で参照
され、白部のアナログ信号は比較器6で参照されること
を示す。このため、前述の如くライン間誤差が生じてし
まう。従って、本実施の形態のカラー撮像装置では、M
gが比較器5で、Gが比較器6で参照されるよう切り換
えの制御がなされる。
【0052】そのため、水平走査同期信号(HD)より
4、8、12…と、3ライン置きにHリセット回路より
リセットパルスを発生させてセレクタに入力し、その期
間コンパレータ切り換えパルスを反転させる。そしてこ
れにより、図4のcに示すようにMgが比較器5で、G
が比較器6で参照されるようになる。
【0053】次に、以上の操作(切り換え制御)のもと
で出力されたディジタル信号の処理について説明する。
CRであるが、図1に示すように、上記A/Dコンバー
タ4の出力信号が分岐され、その一方は1H遅延器(H
DL)8を通過し、この信号とA/Dコンバータ4から
出力したままの信号(分岐したもう一方の信号)とが加
算器9により加算されることにより上下画素加算が行わ
れる。
【0054】そして、上下画素加算後の信号はまた分岐
され、分岐した一方の信号は1画素遅延器(1T)10
に入力され、その出力信号ともう一方の分岐した上下画
素加算後の、そして遅延していない信号との差分が減算
器11にて取られ、これによりCR(色信号2R−G)
を得る。
【0055】また、CBであるが、1H遅延器8の出力
信号が1画素遅延器12を通過して1画素分の時間遅延
した信号とA/D変換器4から出力されたそのままの信
号を加算器13で加算する。さらに、この信号を分岐さ
せて、その一方を1画素遅延器14に入力する。そし
て、この出力信号と分岐したもう一方の加算器13から
の信号を減算器15に入力して、両信号の差分をとるこ
とにより、CB(色信号2B−G)を得る。
【0056】そして更に、後段の信号処理に応じて必要
とする信号を作成するために、CRとCBは符号変換部
16、次いでマルチプレクサ17へ入力されて符号の切
り換え等の処理が行なわれ、色差信号として出力される
こととなる。
【0057】すなわち、従来は図4のbのように (Cy”+G”)−(Ye+Mg)=B+α+G+α+G+α―(R+G+B+ = ―(2R―G)+3α であったが、本実施の形態では、図4のcのように
【0058】 (Cy”+G)−(Ye+Mg”)=B+α+G+α+G―(R+G+B+α+ R+α) = −(2R−G) となる。
【0059】このため、下位コンパレータ内の比較器の
オフセットの誤差が消去されることとなる。
【0060】図8に、CR=2R−G、CB=2B−G
として出力する場合の、各部における1から2ライン目
のタイミングチャートを示す。2ライン目以降のライン
毎の時系列を図9に示す。本図において、2RーG系、
2BーG系は切り換えによるCR”、CB”によりライ
ン間誤差が補償され、CR、CBとして出力されている
のがわかる。
【0061】以上、本発明をその実施の形態に基づき説
明してきたが、本発明は何も以上の実施の形態に限定さ
れないのは勿論である。すなわち、例えば以下のように
してもよい。 (1)製造の便宜等のため、本の1の構成要素(発明特
定事項)を、機械的、物理的に複数のものとしたり、逆
に複数の構成要素を一体としたりしている。
【0062】(2)下流側は、パソコン、TV受像機等
各種の機器に接続している。 (3)迅速な処理等の目的で多数の比較器を使用する場
合に、減算や加算にて、各比較機のオフセットを補償し
あうようにしている。同じく、各比較器からの出力を平
均して、誤差の均一化をはかることをも併用している。 (4)上位コンレータと下位コンレータとを一体として
いる。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ライン間レベル誤差のない同時化された色差信号を
容易に生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるカラー撮像装置の実施の形態
の構成図である。
【図2】 上記実施の形態における比較器の切り換えを
制御する部分の構成図である。
【図3】 上記実施の形態におけるカラー撮像装置の選
択器の動作を切り替える各信号のタイミングを示す図
(チャート)である。
【図4】 補色単板式のCCDに設けられている色フィ
ルタの配列を示す図である。本図のaは、各ラインにお
ける色フィルタの配列を示したものである。bは、aの
内容に併せて従来における比較器の処理の分担の様子を
示したものである。cは、aの内容に併せて本発明の実
施の形態における比較器の処理の分担の様子を、ひいて
はその切り換えの様子を示したものである。
【図5】 アナログ/デジタル変換の際に、比較器A、
Bのオフセットのばらつきにより生じる誤差の内容を模
式的に示す図である。
【図6】 従来におけるアナログ/デジタル変換の際の
出力の内容を概念的に示した図である。
【図7】 従来の各種カラー撮像装置の構成を概念的に
示した図である。
【図8】 本発明の実施の形態におけるカラー撮像装置
の信号成分のタイミングを示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態におけるカラー撮像装置
のライン毎の信号成分のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 撮像光学系(レンズなど) 2 CCD 3 CDS 4 A/D コンバータ 5 比較器A(コンパレータA) 6 比較器B(コンパレータB) 7 比較器制御パルス発生回路(選択
器) 8 1H遅延回路 9、13 加算回路 10、12、14 1画素遅延回路 11、15 減算器 16 符号変換部 17 マルチプレクサ 21 基準電圧発生回路 22 上位コンパレータ 23 下位コンパレータ 24 エンコーダ 25 データラッチ 26 選択器 27 分周器 28 セレクタ 29 Hリセット回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーフィルタを有してプログレッシブ
    走査で駆動する撮像素子と、 信号処理の規模に応じて複数設けられ、そして前記撮像
    素子から出力される個々のアナログ信号をデジタル変換
    する際に分担して該信号を基準値と比較する比較器と、 前記比較器の個々の感度の相違を補償する等の目的で、
    上記信号処理の内容に応じて前記複数の比較器の処理対
    象とする個々のアナログ信号を所定の手順で切り換える
    切り換え手段と、 前記複数の比較器からの出力を利用して前記撮像素子の
    出力信号をアナログ/デジタル変換する直並列A/Dコ
    ンバータと、 前記A/Dコンバータによりデジタル変換されたデータ
    を、上記信号処理の内容に応じて加算する加算手段と、 前記加算手段からの出力信号を色差信号、R−Y信号
    系、B−Y信号系に分けて出力する出力手段とを有して
    いることを特徴とするカラー撮像装置。
  2. 【請求項2】 補色市松カラーフィルタを有してプログ
    レッシブ走査で駆動する撮像素子と、 信号処理の規模に応じて複数設けられ、そして前記撮像
    素子から出力される個々のアナログ信号をデジタル変換
    する際に分担して該信号を基準値と比較する比較器と、 前記比較器の個々の感度の相違を補償する等の目的で、
    上記信号処理の内容に応じて前記複数の比較器の処理対
    象とする個々のアナログ信号を所定の手順で切り換える
    切り換え手段と、 前記複数の比較器からの出力を利用して前記撮像素子か
    らの出力信号をアナログ/デジタル変換する直並列A/
    Dコンバータと、 前記A/Dコンバータからの出力信号を1水平同期信号
    の期間記憶するラインメモリと、 前記ラインメモリに記憶された信号と前記A/Dコンバ
    ータからの出力信号を加算する第1加算器と、 前記ラインメモリに記憶された信号を1画素分遅延させ
    た信号と前記A/Dコンバータからの出力信号を加算す
    る第2加算器と、 前記第1加算器からの出力信号と該出力信号を1画素分
    遅延させた信号とを減算する第1減算器と、 前記第2加算器からの出力信号と該出力信号を1画素分
    遅延させた信号とを減算する第2減算器と、 前記第1減算器からの出力信号と前記第2減算器からの
    出力信号との出力を後段の信号出力処理に応じて切り換
    える符号切り換え手段と、 前記符号切り換え手段からの出力信号を色差信号、R−
    Y信号系、B−Y信号系に区分けして出力する出力手段
    とを有していることを特徴とするカラー撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記切り換え手段は、 外部より入力されるクロックを分周する分周小手段と、 前記分周小手段にて分周されたクロックを反転させる反
    転小手段と、 1走査毎に外部より入力される水平同期信号を基準とし
    て所定の走査間隔で信号を発生させる信号発生小手段
    と、 前記信号発生小手段からの信号及び上記信号処理の内容
    に基づいて上記正転クロック、反転クロックの出力を選
    択して比較器へ出力する選択小手段とを有し、 前記複数の比較器は、上記正転クロック、反転クロック
    により切り換えがなされるクロック追随型であることを
    特徴とする請求項1若しくは請求項2記載のカラー撮像
    装置。
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