JP2000101862A - 画質調整装置及び画質調整方法並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画質調整装置及び画質調整方法並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000101862A
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So Takezawa
創 竹澤
Yoshinori Nagai
義典 長井
Ai Ito
愛 伊藤
Atsuo Matsuoka
篤郎 松岡
Ryushi Funayama
竜士 船山
Minehiro Konya
峰弘 紺矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が着目する全ての色に関してより美し
くし、また写真の色あせなどの特殊な入力画像に対して
も本来の色を取り戻し、またより美しく画質を調整す
る。 【解決手段】 原画像を入力する画像入力手段601
と、入力された原画像情報または使用者もしくはその両
方から複数の色情報を取得し調整後の色を決定する色調
整手段604と、前記色調整手段の調整結果を使用して
色変換関数を作成する色変換関数作成手段605と、前
記色変換関数を用いて前記原画像を変換する画像処理手
段606と、原画像及び変換後の画像を出力する画像出
力手段608を有する画質調整装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワープロ、パソコ
ン、ワークステーション、携帯型情報ツール、コピー
機、スキャナ装置、ファクシミリ、テレビ、ビデオ、ビ
デオカメラ、デジタルスチルカメラ等に用いられ、取り
込んだ画像を操作者の所望する状態、例えば写真の画質
を向上することのできる画質調整装置及び画質調整方法
並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色の調整には「ホワイトバラン
ス」という言葉があるように、本来白であったと思われ
る色がより白くなるよう調整する事が広く行なわれてい
る。特定の画面でのホワイトバランス調整についての先
行文献としては、例えば、特開平4−213291号公
報がある。
【0003】また上記を実現するために画像を構成する
画素の各画素値(一般にRGBがよく使われている)に
対し、定数の乗算やガンマ関数を適用する事が行なわれ
ている。また、同様に特定の色(例・肌色)がより美し
くなるよう調整する事も行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術では、ある単一の色(一般に白がよく用いられる)に
のみ着目し、その色がより美しくなるように決定したパ
ラメータで全画素の色を調整しているため、着目した色
は美しくなるものの、その他の部分で色がかえって悪化
する事があった。
【0005】また、例えば色あせた写真をスキャナ等の
デバイスで取り込み、本来の色を取り戻す目的で処理を
するような場合、印画紙の色あせによる色の変化には単
純な乗算やガンマ関数などでは対応できないため、その
目的を達成できないという問題があった。
【0006】図6は、従来の技術によって、色あせた写
真をスキャナで取り込んだ場合の典型的な画素値のヒス
トグラムを模式的に表したものである。図6において、
縦軸は三原色(R、G、B)の画素数を又横軸は三原色
(R、G、B)の色の濃さを示す画素値をそれぞれ表し
ている。
【0007】ヒストグラムの右側部がそろっていない事
から、画像上の白色部が真の白ではなく、少し赤みのか
かった色になっている事が推察される。またヒストグラ
ムの左側部がそろっていない事から画像上の黒色部が赤
黒い色になっている事が推察される。またRのヒストグ
ラムが右側に寄っている事から全体に赤っぽい画像にな
っている事が推察される。
【0008】図7は、図6のようなヒストグラムを持つ
画像の従来手法により白のみに着目して処理した結果の
ヒストグラムを模式的に表したものである。白にのみ着
目して処理されているため、ヒストグラムの右側部はそ
ろっているが、左側部はそろっておらず、また全体のバ
ランスも取れていない。図7から、画像上で白はより白
くなっているものの、黒であるべき箇所は赤黒い色のま
まであり、また全体的に赤っぽい画像のままである事が
推察できる。
【0009】また、仮に黒に注目したとしても今度は白
がそろわなくなり、全体のバランスもまたおかしいまま
である事も容易に推察できる。他の単一の色に着目して
処理したとしても同様に全体のバランスを取る事が不可
能である事が容易に推察でき、従来手法では本来の色を
取り戻す事は不可能である事がわかる。
【0010】上記のように、従来の単一の色に着目した
画質調整方式では着目した色は美しくなるものの、その
他の部分が改善されない、もしくはかえって悪化する事
があるという問題が有る。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であって、複数の着目した色がすべて同時により美しく
なるよう全体を調整する色調整関数を作成する、画質調
整装置及び画質調整方法並びにコンピュータ読み取り可
能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】更に、本発明は、単一色に着目した従来の
画質調整方式による色あせた写真から本来の色を取り戻
す事が不可能な問題を、白及び黒の二色に着目する事に
より本来の色を取り戻す事ができる画質調整装置及び画
質調整方法並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の画質調整装置
は、上記課題を解決するために、原画像を入力する画像
入力手段と、入力された原画像情報または使用者もしく
はその両方から複数の色情報を取得し調整後の色を決定
する色調整手段と、前記色調整手段の調整結果を使用し
て色変換関数を作成する色変換関数作成手段と、前記色
変換関数を用いて前記原画像を変換する画像処理手段
と、原画像及び変換後の画像を出力する画像出力手段を
備え、原画像の複数の色について原画像における色情報
と変換後の色情報との関係を求め、それらの関係を基に
原画像の全ての色情報を変換することによって画質を調
整することを特徴としている。
【0014】請求項2、請求項3の画質調整装置は、そ
れぞれ複数の色情報として白色と黒色を、白色と黒色の
他に少なくとも一つ以上の任意の色情報を使用する事を
特徴としている。
【0015】請求項4の画質調整方法は、原画像を入力
する第1ステップと、入力された原画像情報または使用
者もしくはその両方から複数の色情報を取得し調整後の
色を決定する第2のステップと、前記第2のステップで
得られた調整結果を使用して色変換関数を作成する第3
のステップと、前記色変換関数を用いて前記原画像を変
換する第4のステップと、原画像及び変換後の画像を出
力する第5のステップから成り、入力原画像の複数の色
情報についての色変換情報を基に原画像全体の色情報を
変換することを特徴としている。
【0016】請求項5記載のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、原画像を入力する第1の機能と、入力さ
れた原画像情報から複数の色情報を取得し調整後の色を
決定する第2の機能と、前記第2の機能で得られた調整
結果を使用して色変換関数を作成する第3の機能と、前
記色変換関数を用いて前記原画像を変換する第4のステ
ップと、原画像及び変換後の画像を出力する第5の機能
とをコンピュータに実行させるための画質調整プログラ
ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
能な記録媒体である。
【0017】本願発明では、原画像を読み取って得られ
たデジタル画像情報をもとに、所定の手順に従って白お
よび黒色について色の推定と調整後の色の決定を行うと
共にそれ以外の調整したい複数の色情報についてそれら
の色情報の取得と調整後の色を決定する。ついでそれら
を基に色変換関数を作成し、その作成した色変換関数を
用いて読み取った画像全体の画素情報を変換する事によ
り画質調整を行う。このように複数の画素値で色変換を
特定する事により画素値全体にわたってバランスのとれ
た画質調整が可能になるよう作用する。
【0018】本願発明に係る画質調整装置及び方法を用
いる事により、使用者が着目する全ての色に関してより
美しくし、また写真の色あせなどの特殊な入力画像に対
しても本来の色を取り戻し、またより美しく画質を調整
する事が可能となる。
【0019】また、請求項5記載のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体によれば、本願発明の画質調整方法を
実行するプログラムを記録した記録媒体を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の画
質調整装置及び方法並びにコンピュータ読み取り可能な
記録媒体について図面を参照しながら説明する。
【0021】図1は本願発明の一実施の形態の画質調整
装置の機能的なブロック図であり、具体的には図2に示
すように画像入出力を備えたコンピュータシステムに蓄
積プログラムを用いて実現される。
【0022】図1において、カラーイメージスキャナ、
デジタルカメラ等の画像入力部(601)で読み取られ
/入力されたデジタル画像情報は (R,G,B)の3
つの画素値を持つ画素単位にメモリ(607)のワーク
エリアに記憶されると共に、CRT、液晶等の画像出力
部(608)に表示される。白の推定及び調整後の色決
定部(602)と黒の推定及び調整後の色決定部(60
3)はメモリ(607)に記憶されているデジタル画像
情報の(R,G,B)信号を基に以下に述べる所定の算
出方法により白若しくは黒の推定と調整後の色を決定す
る。
【0023】白及び黒色以外に調整したい色情報がある
場合には調整したい色情報の取得及び調整後の色決定部
(605)を用いて調整したい色を手動若しくは自動的
に指定して調整後の色を決定する。白、黒及び調整した
い色についての調整情報を基に色変換関数作成部(60
5)で作成された色変換関数を用いて作成した関数によ
る画像変換部(606)で入力画像の画像調整処理を行
い変換結果の画像が画像出力装置(608)に出力され
る。
【0024】図2は、図1の機能ブロックを実際にイン
プリメントする場合に使用するシステムの構成例を示
す。CPU(703)、メモリ(704)、キーボード
(706)とマウス(705)および表示或いはプリン
タ等の画像出力部(702)で成るCPUシステムに画
像入力部(701)が接続された構成となる。
【0025】次に図3を用いて本願発明の動作について
原理も含めて説明する。
【0026】ステップ501で画像入力部で先ず画像を
入力する。入力手段としてはカラーイメージスキャナ、
デジタルスチルカメラ等様々な機器が考えられるが、デ
ジタル画像データを入力できる全ての機器が使用可能で
ある。
【0027】本実施例ではデジタル画像データは各画素
が(R,G,B)信号のの3つの画素値を持ち各画素値
は0〜255の値を持つもののみを扱うようにしている
が、他の形式の画像データでも同様に取扱う事が可能で
ある。
【0028】次にステップ502において入力画像デー
タを解析し、本来白であったと思われる色を推定する。
この本来白であったと思われる色の推定には様々な方法
が考えられるが、本実施例では入力画像中の白に近い画
素を取り出し、その画素群の画素値の平均を取る事で行
なっている。このような画素値の平均による色は統計的
に本来無彩色(この場合は白)であったと推定される事
が知られている。
【0029】この白に近い画素の判定には様々な方法が
考えられるが、本実施例においては画素値を(R,G,
B)として、 R>180 G>180 B>180 である画素を白に近いとしている。この推定結果の色の
画素値を(whiteR,whiteG,white
B)とする。
【0030】また、この色の調整後の色の画素値を算出
する。この調整後の色の画素値を(IwhiteR,I
whiteG,IwhiteB)とする。この算出には
様々な方法が考えられるが、本実施例では、 whiteI=max(whiteR,whiteG,
whiteB) IwhiteR=IwhiteG=IwhiteB=w
hiteI として算出している。
【0031】同様にステップ503において入力画像デ
ータを解析し、本来黒であったと思われる色を推定す
る。この本来黒であったと思われる色の推定には様々な
方法が考えられるが、本実施例では白の推定同様に、入
力画像中の黒に近い画素を取り出し、その画素群の画素
値の平均を取る事で行なっている。この黒に近い画素の
判定には様々な方法が考えられるが、本実施例において
は白の推定と同様に画素値を(R,G,B)として、 R<75 G<75 B<75 である画素を黒に近いとしている。この推定結果の色の
画素値を(blackR,blackG,black
B)とする。
【0032】また、この色の調整後の色の画素値を算出
する。この調整後の色の画素値を(IblackR,I
blackG,IblackB)とする。この算出には
様々な方法が考えられるが、本実施例では、 blackI=min(blackR,blackG,
blackB) IblackR=IblackG=IblackB=b
lackI として算出している。
【0033】また同様にステップ504において、白及
び黒色以外により美しく調整したい色の情報を取得す
る。これらの色情報の取得方法としては、画像全体から
特定の色相Hや彩度Sを持つ画素を抜きだし、その画素
値の平均を利用する方法等様々な方法が考えられる。こ
こで画素値RGBから上記色相Hや彩度S及び明度Iへ
の変換及び逆変換には様々な方法が知られており、例え
ば以下のような計算式がある。
【0034】(HSI変換) H=ArcTan((G−B)/(2R−G−B)) S=((B−R)2 +(R−G)2+(G−B)2)/
65536/3 I=(R+G+B)/256 (HSI逆変換) R=256(I/3+2Scos(H/6)) G=256(I/3−Scos(H/6)+Ssin
(H/2)) B=256(I/3−Scos(H/6)−Ssin
(H/2)) また上記特定の色相Hや彩度Sはとしては、例えば肌色
を対象にするのであれば、肌色の色相Hと彩度Sを中心
としたある範囲を適用する事が考えられる。肌色は、色
相H=0.3、彩度S=0.3付近を中心として分布し
ているので、 0<H<0.6 0<S<0.6 を満たす画素を抜き出し、その画素値の平均を取るなど
する事ができる。
【0035】本実施例では使用者がキーボード若しくは
マウス等を用いて画像上の範囲指定を行ない、その範囲
内の画素値の平均を使用している。この色の画素値を
(colorRi,colorGi,colorBi)
とする。ここでiは、0<i<=nの整数であり、nは
より美しく調整したい色の数である。また0<=nであ
り、n=0の場合は、白と黒によってのみ色調整が行な
われることになる。
【0036】また、この色の調整後の色を決定する。こ
の調整後の色の決定にも、使用者が入力画像もしくは別
の画像上で範囲指定を行ないその範囲内の画素値の平均
を使用する等様々な方法が考えられるが、本実施例で
は、その色の記憶色、例えば調整したい色が肌色であれ
ば人間がより美しいと感じる肌色、を使用する。
【0037】上記人間がより美しいと感じる肌色は、目
的により様々な色を適用する必要性が生じるが、本実施
例においては肌色の分布の中心である色相H=0.3、
彩度S=0.3となり、明度Iが調整前の色(colo
rRi,colorGi,colorBi)と同じとな
るようHSI逆変換を用いて計算した色を使用する。こ
の色の画素値を(IcolorRi,IcolorG
i,IcolorBi)とする。
【0038】次いでステップ505において、上記に基
づき色を調整するため色の変換関数を作成する。本実施
例においては以下の形式の関数を作成、使用している。
【0039】R’ = fr(R) G’ = fg(G) B’ = fb(B) ここで(R,G,B)が変換前の画像の画素値、
(R’,G’,B’)が色調整後の画素値である。即
ち、色調整後の画素値(R’,G’,B’)は変換前の
画素値(R,G,B)の関数として与えられる。
【0040】本実施例において、この関数は次の5つの
条件を満たすよう作成される。
【0041】<条件1> IwhiteR = fr(whiteR) IwhiteG = fg(whiteG) IwhiteB = fb(whiteB) <条件2> IblackR = fr(blackR) IblackG = fg(blackG) IblackB = fb(blackB) <条件3> IcolorRi = fr(colorRi) IcolorGi = fg(colorGi) IcolorBi = fb(colorBi) ここでiは0<i<=nの整数であり、nはより美しく
調整したい色の数である。
【0042】また、0<=nであり、n=0の場合は、
白と黒によってのみ色調整が行なわれ、この条件は適用
されない。
【0043】<条件4> 0 = fr(0) 0 = fg(0) 0 = fb(0) <条件5> 255 = fr(255) 255 = fg(255) 255 = fb(255) 上記の5つの条件を同時に満たす変換関数は無限に存在
し得るが、本実施例においては、各関数上の上記の条件
による点を直線で結んだものを使用している。尚、図4
は、横軸が画素値であることから、特定の画素値につい
て変換条件を決めた後、その条件を満足する点を直線ま
たは曲線で結ぶものが色変換関数ということである。
【0044】図4は、n=1の場合の上記条件に従って
作成されたfr(x)のグラフの例である。fg(x)
及びfb(x)も同様であるので、特に図を示す事はし
ない。
【0045】ステップ506において、上記により作成
した変換関数を使用して入力画像の全画素を処理する。
これにより、複数の色が同時により美しくなる色調整が
行なわれる。また従来方式では本来の色を取り戻すこと
が難しかった色あせた写真も上記により本来の色を取り
戻すと同時により美しくなる。
【0046】図5は、図6のようなヒストグラムを持つ
画像を本願発明に係る手法により白と黒に着目して処理
した結果のヒストグラムを模式的に表したものである。
この図ではヒストグラムの右側部も左側部もそろってい
る事から画像上で白が白に黒が黒になっている事がわか
る。また全体のバランスが取れている事から、本来の色
が取り戻せているであろう事がわかる。さらには他の色
にも着目するようにすれば全体のバランスを崩すことな
く着目した色をより美しくする事が可能である。 即
ち、本願発明により、複数の色情報からその全てがより
望ましい色となるよう全体の色調整関数を作成し、それ
を使用して色調整を行なう事により、従来方式の欠点を
除去した画質調整装置及び方法の提供できたことが示さ
れる。
【0047】また、本発明の図1の、601〜608の
全ての構成は、コンピュータを上記画質調整装置として
機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な、画質調整装置本体に対し着脱自在な記録
媒体であってもよく、例えば、磁気テープ、CD−RO
M、ICカード、RAMカード等のいかなるタイプの記
録媒体であってもよい。
【0048】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施の形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変形して実施できることは勿論であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の画素値における変換情報を基準に色変換関数を決
めるようにしたから、従来不可能であった複数の着目し
た色が同時により美しくなる色調整が可能となり、また
従来不可能であった色あせた写真の本来の色を取り戻す
事が可能となると同時にさらにより美しく色調整する事
が可能となるという効果を奏することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の画質調整装置の機能ブロック図の一
例を示す図である。
【図2】図1の機能ブロックを実現する物理的な構成の
一例を示す図である。
【図3】本願発明の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本願発明による色変換関数のグラフの1例(R
のみ)を示す図である。
【図5】図6に示す色あせた画像のヒストグラムを本願
発明の手法により処理した場合のヒストグラムを模式的
に表した図である。
【図6】従来の色あせ画像の典型的な画素値のヒストグ
ラムを模式的に表した図である。
【図7】図6に示す色あせた画像のヒストグラムを従来
技術で処理した場合のヒストグラムを模式的に表した図
である。
【符号の説明】
601 画像入力部 602 白の推定及び調整後の色決定部 603 黒の推定及び調整後の色決定部 604 調整したい色情報の取得及び調整後の色決定部 605 色変換関数の作成部 606 作成した関数による画像処理部 607 メモリ 608 画像出力部 701 画像入力部 702 画像出力部 703 CPU 704 メモリ 705 マウス 706 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 愛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 松岡 篤郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 船山 竜士 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 紺矢 峰弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C066 AA01 BA20 CA17 EA05 EA07 EA13 EB01 EC05 EE04 GA01 GA02 GA05 HA02 KD06 KE02 KE03 KE04 KE05 KE09 KE17 KF05 5C077 LL19 PP09 PP15 PP32 PP35 PQ19 PQ22 SS01 SS05 TT09 5C079 HB01 LA02 LA12 LB00 LB02 MA01 MA19 NA03 PA02 PA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を入力する画像入力手段と、 入力された原画像情報または使用者もしくはその両方か
    ら複数の色情報を取得し調整後の色を決定する色調整手
    段と、 前記色調整手段の調整結果を使用して色変換関数を作成
    する色変換関数作成手段と、 前記色変換関数を用いて前記原画像を変換する画像処理
    手段と、 原画像及び変換後の画像を出力する画像出力手段を有す
    ることを特徴とする画質調整装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の色情報が白及び黒である事を
    特徴とする請求項1記載の画質調整装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の色情報が白、黒及びひとつ以
    上の任意の色である事を特徴とする請求項1記載の画質
    調整装置。
  4. 【請求項4】 原画像を入力する第1ステップと、 入力された原画像情報または使用者もしくはその両方か
    ら複数の色情報を取得し調整後の色を決定する第2のス
    テップと、 前記第2のステップで得られた調整結果を使用して色変
    換関数を作成する第3のステップと、 前記色変換関数を用いて前記原画像を変換する第4のス
    テップと、 原画像及び変換後の画像を出力する第5のステップを含
    むことを特徴とする画質調整方法。
  5. 【請求項5】 原画像を入力する第1の機能と、 入力された原画像情報から複数の色情報を取得し調整後
    の色を決定する第2の機能と、 前記第2の機能で得られた調整結果を使用して色変換関
    数を作成する第3の機能と、 前記色変換関数を用いて前記原画像を変換する第4のス
    テップと、原画像及び変換後の画像を出力する第5の機
    能とをコンピュータに実行させるための画質調整プログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100537509B1 (ko) * 2002-07-20 2005-12-19 삼성전자주식회사 칼라 영상에서의 적응적 색 향상 방법 및 장치
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