JP2000101676A - データ通信方式 - Google Patents
データ通信方式Info
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- JP2000101676A JP2000101676A JP10267889A JP26788998A JP2000101676A JP 2000101676 A JP2000101676 A JP 2000101676A JP 10267889 A JP10267889 A JP 10267889A JP 26788998 A JP26788998 A JP 26788998A JP 2000101676 A JP2000101676 A JP 2000101676A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝送誤りが発生しない、又は下位レイヤでの
誤り制御によってエラーフリーが保証される伝送路上で
複数のアプリケーションがデータ伝送を行うマルチポー
ト対応データ通信システムにおける、データ送達確認の
通知なしに通信オーバーヘッドの少ないポート単位フロ
ー制御を実現することを目的とする。 【解決手段】 データ受信局は、データ送信局(対局)
から受信したデータの蓄積量(レベル)をポートごとに
管理し、レベルの変化が発生した場合にデータ送信局
(対局)にレベルを通知する。データ送信局は、受信局
(対局)から通知を受けたレベルに応じて各ポートのデ
ータ伝送速度や伝送量(比率)を決定し、ポート単位の
フロー制御を実現する。
誤り制御によってエラーフリーが保証される伝送路上で
複数のアプリケーションがデータ伝送を行うマルチポー
ト対応データ通信システムにおける、データ送達確認の
通知なしに通信オーバーヘッドの少ないポート単位フロ
ー制御を実現することを目的とする。 【解決手段】 データ受信局は、データ送信局(対局)
から受信したデータの蓄積量(レベル)をポートごとに
管理し、レベルの変化が発生した場合にデータ送信局
(対局)にレベルを通知する。データ送信局は、受信局
(対局)から通知を受けたレベルに応じて各ポートのデ
ータ伝送速度や伝送量(比率)を決定し、ポート単位の
フロー制御を実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信ポート
がデータの伝送を行うデータ通信方式において、通信ポ
ートごとにデータ通信量を制御してフロー制御を実現す
る方式に関するものである。
がデータの伝送を行うデータ通信方式において、通信ポ
ートごとにデータ通信量を制御してフロー制御を実現す
る方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線の伝送品質は、有線の伝送品質と比
較して誤り発生率が高いため、レイヤ2(データリンク
層)で誤り検出/再送制御を行うのが一般的である。例
えば、図9に示すようにPHS(PersonalHa
ndyphoneSystem)を利用した無線通信端
末1と計算機2を相互に接続してデータ通信を行う場合
は、PIAFS(PHSInternetAccess
ForumStandard)というデータ通信規格を
利用している。これによって、レイヤ2プロトコルの終
端する無線通信端末1−計算機2間を条件として、誤り
の発生しないデータ通信を(レイヤ2より)上位レイヤ
に対して提供する。
較して誤り発生率が高いため、レイヤ2(データリンク
層)で誤り検出/再送制御を行うのが一般的である。例
えば、図9に示すようにPHS(PersonalHa
ndyphoneSystem)を利用した無線通信端
末1と計算機2を相互に接続してデータ通信を行う場合
は、PIAFS(PHSInternetAccess
ForumStandard)というデータ通信規格を
利用している。これによって、レイヤ2プロトコルの終
端する無線通信端末1−計算機2間を条件として、誤り
の発生しないデータ通信を(レイヤ2より)上位レイヤ
に対して提供する。
【0003】一方、フロー制御を実現するためには、ウ
ィンドウに基づくフロー制御方式が一般的に用いられて
いる。例えば、インターネットの世界で広く利用されて
いるTCP(TransmissionControl
Protocol)もこのフロー制御方式を用いてい
る。この方式では、確実にデータ転送を実現するため
に、送信側から送信されたデータに対して受信側がデー
タ送達確認(ACK)パケットを用いてデータパケット
を正しく受信したことを通知する。さらに、データ転送
の効率を高めるために、送信側はデータ送達確認(AC
K)を待つことなく複数のデータパケットを連続的に送
信することができる。この連続的に送信できるデータパ
ケットの数は、ウィンドウサイズと呼ばれている。
ィンドウに基づくフロー制御方式が一般的に用いられて
いる。例えば、インターネットの世界で広く利用されて
いるTCP(TransmissionControl
Protocol)もこのフロー制御方式を用いてい
る。この方式では、確実にデータ転送を実現するため
に、送信側から送信されたデータに対して受信側がデー
タ送達確認(ACK)パケットを用いてデータパケット
を正しく受信したことを通知する。さらに、データ転送
の効率を高めるために、送信側はデータ送達確認(AC
K)を待つことなく複数のデータパケットを連続的に送
信することができる。この連続的に送信できるデータパ
ケットの数は、ウィンドウサイズと呼ばれている。
【0004】図10を用いて、通信端末Aの通信ポート
A1から通信端末Bの通信ポートB1にデータを送信す
る手順を説明する。ウィンドウサイズを3とした場合、
通信ポートA1はデータの送達確認を待たずに連続的に
3つのデータパケット「データ1」から「データ3」を
送信できる。通信ポートB1は通信ポートA1からのデ
ータパケット「データ1」を受信すると、データ送達確
認「ACK1」を通信ポートA1に通知する。通信ポー
トA1は、「ACK1」を受信すると送達確認を受信し
ていないデータパケットの数が2となりウィンドウサイ
ズの3より小さくなるので、「データ4」を送信するこ
とができる。
A1から通信端末Bの通信ポートB1にデータを送信す
る手順を説明する。ウィンドウサイズを3とした場合、
通信ポートA1はデータの送達確認を待たずに連続的に
3つのデータパケット「データ1」から「データ3」を
送信できる。通信ポートB1は通信ポートA1からのデ
ータパケット「データ1」を受信すると、データ送達確
認「ACK1」を通信ポートA1に通知する。通信ポー
トA1は、「ACK1」を受信すると送達確認を受信し
ていないデータパケットの数が2となりウィンドウサイ
ズの3より小さくなるので、「データ4」を送信するこ
とができる。
【0005】このウィンドウに基づくフロー制御方式を
利用した場合、伝送路の伝送速度を考慮して次のように
ウィンドウサイズを決定すれば送達確認(ACK)待ち
の発生による伝送効率低下を防ぐことができる。送信側
が任意のデータパケットを送信してそのデータパケット
に対する送達確認(ACK)を受信するまでの時間は、
伝送路の往復の遅延時間+受信側でのデータ受信処理時
間である。そこで、「ウィンドウサイズ×データパケッ
トサイズ」が、「(往復の遅延時間+データ受信処理時
間)×伝送路の伝送速度」よりも大きくなるようにウィ
ンドウサイズおよびデータパケットサイズの値を設定す
れば、伝送誤りが起こらないことを条件として送信側が
連続的にデータパケットを送信することができる。
利用した場合、伝送路の伝送速度を考慮して次のように
ウィンドウサイズを決定すれば送達確認(ACK)待ち
の発生による伝送効率低下を防ぐことができる。送信側
が任意のデータパケットを送信してそのデータパケット
に対する送達確認(ACK)を受信するまでの時間は、
伝送路の往復の遅延時間+受信側でのデータ受信処理時
間である。そこで、「ウィンドウサイズ×データパケッ
トサイズ」が、「(往復の遅延時間+データ受信処理時
間)×伝送路の伝送速度」よりも大きくなるようにウィ
ンドウサイズおよびデータパケットサイズの値を設定す
れば、伝送誤りが起こらないことを条件として送信側が
連続的にデータパケットを送信することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によるフロー制御方式では、伝送誤りが起こらない
ことを条件とした場合、以下のような問題が発生する。
図11に示すように、「ポートA1−ポートB1」およ
び「ポートA2−ポートB2」の同時データ通信を考え
る。データの流れはポートA1→ポートB1、ポートB
2→ポートA2とする。このとき、通信端末Aはポート
A1のデータパケットとポートA2のACKパケットの
両方を通信端末Bへ送信する。すなわち、ポートA2の
ACKパケット送信のため、ポートA1のデータパケッ
ト送信に待ち時間が発生してしまい、結果として通信実
効速度が低下してしまう。単に送達確認(ACK)の通
知頻度を下げる従来技術(例:ハイレベルデータリンク
制御手順HDLC)を利用するだけでは、送達確認(A
CK)の通知による伝送効率の低下は軽減するが、デー
タパケット送信側で送達確認(ACK)待ち状態が発生
してしまう。結果としてデータパケットの送信を絶えま
なく行うことができなくなり、全体の伝送効率が低下す
る。反対に、送達確認(ACK)の通知頻度を上げれ
ば、データパケットの送信側で送達確認(ACK)待ち
状態が発生することなく連続的にデータパケットを送信
できるが、送達確認(ACK)の通知によってデータ伝
送の伝送効率(実効速度)が低下してしまう。
来例によるフロー制御方式では、伝送誤りが起こらない
ことを条件とした場合、以下のような問題が発生する。
図11に示すように、「ポートA1−ポートB1」およ
び「ポートA2−ポートB2」の同時データ通信を考え
る。データの流れはポートA1→ポートB1、ポートB
2→ポートA2とする。このとき、通信端末Aはポート
A1のデータパケットとポートA2のACKパケットの
両方を通信端末Bへ送信する。すなわち、ポートA2の
ACKパケット送信のため、ポートA1のデータパケッ
ト送信に待ち時間が発生してしまい、結果として通信実
効速度が低下してしまう。単に送達確認(ACK)の通
知頻度を下げる従来技術(例:ハイレベルデータリンク
制御手順HDLC)を利用するだけでは、送達確認(A
CK)の通知による伝送効率の低下は軽減するが、デー
タパケット送信側で送達確認(ACK)待ち状態が発生
してしまう。結果としてデータパケットの送信を絶えま
なく行うことができなくなり、全体の伝送効率が低下す
る。反対に、送達確認(ACK)の通知頻度を上げれ
ば、データパケットの送信側で送達確認(ACK)待ち
状態が発生することなく連続的にデータパケットを送信
できるが、送達確認(ACK)の通知によってデータ伝
送の伝送効率(実効速度)が低下してしまう。
【0007】そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなさ
れたものであり、複数のポートに関するデータを送受信
するデータ通信方式であって、データ送達確認(AC
K)の通知によるデータ伝送効率の低下を削減するとと
もに、各ポートの受信バッファのデータ蓄積状況を考慮
しながら通信オーバーヘッドの少ないポート単位フロー
制御を実現するデータ通信方式を提供することを目的と
する。
れたものであり、複数のポートに関するデータを送受信
するデータ通信方式であって、データ送達確認(AC
K)の通知によるデータ伝送効率の低下を削減するとと
もに、各ポートの受信バッファのデータ蓄積状況を考慮
しながら通信オーバーヘッドの少ないポート単位フロー
制御を実現するデータ通信方式を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
伝送誤りが発生しない伝送路上で1つ以上のポートに関
するデータを送信局から受信局に伝送するデータ通信方
式において、前記受信局は前記送信局から送信されるデ
ータを受信するデータ受信部と、前記データ受信部が受
信したデータをポートごとに蓄積する受信バッファと、
前記受信バッファのデータ蓄積レベルをポートごとに管
理する蓄積レベル管理部と、前記データ蓄積レベルをポ
ートごとに前記送信局に通知する蓄積レベル通知部とを
備え、前記送信局は前記受信局に送信するデータをポー
トごとに蓄積する送信バッファと、前記データ蓄積レベ
ルを受信する蓄積レベル受信部と、前記蓄積レベル受信
部が受信した前記データ蓄積レベルに応じて前記送信バ
ッファに蓄積されたデータの送信量をポートごとに制御
するデータ送信制御部とを備えることを特徴とする。
伝送誤りが発生しない伝送路上で1つ以上のポートに関
するデータを送信局から受信局に伝送するデータ通信方
式において、前記受信局は前記送信局から送信されるデ
ータを受信するデータ受信部と、前記データ受信部が受
信したデータをポートごとに蓄積する受信バッファと、
前記受信バッファのデータ蓄積レベルをポートごとに管
理する蓄積レベル管理部と、前記データ蓄積レベルをポ
ートごとに前記送信局に通知する蓄積レベル通知部とを
備え、前記送信局は前記受信局に送信するデータをポー
トごとに蓄積する送信バッファと、前記データ蓄積レベ
ルを受信する蓄積レベル受信部と、前記蓄積レベル受信
部が受信した前記データ蓄積レベルに応じて前記送信バ
ッファに蓄積されたデータの送信量をポートごとに制御
するデータ送信制御部とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加えて、前記データ送信制御部は、前記データ蓄積
レベルに基づいてあらかじめ決められた送信速度以内で
前記送信バッファに蓄積されたデータの送信量をポート
ごとに制御する機能を備えることを特徴とする。
成に加えて、前記データ送信制御部は、前記データ蓄積
レベルに基づいてあらかじめ決められた送信速度以内で
前記送信バッファに蓄積されたデータの送信量をポート
ごとに制御する機能を備えることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の構
成に加えて、前記データ送信制御部は、前記データ蓄積
レベルに基づいてあらかじめ決められたポートごとのデ
ータ送信比率で前記送信バッファに蓄積された複数ポー
トのデータ送信量を制御する機能を備えることを特徴と
する。
成に加えて、前記データ送信制御部は、前記データ蓄積
レベルに基づいてあらかじめ決められたポートごとのデ
ータ送信比率で前記送信バッファに蓄積された複数ポー
トのデータ送信量を制御する機能を備えることを特徴と
する。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記蓄積レ
ベル管理部は、前記データ蓄積レベルを上げる場合のし
きい値と前記蓄積レベルを下げる場合のしきい値に差を
持たせることを特徴とする。
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記蓄積レ
ベル管理部は、前記データ蓄積レベルを上げる場合のし
きい値と前記蓄積レベルを下げる場合のしきい値に差を
持たせることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記蓄積レ
ベル管理部は、前記受信バッファの容量に応じて前記デ
ータ蓄積レベルのしきい値を変化させる機能を備えるこ
とを特徴とする。
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記蓄積レ
ベル管理部は、前記受信バッファの容量に応じて前記デ
ータ蓄積レベルのしきい値を変化させる機能を備えるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1または請
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記データ
受信部は、単位時間あたりのデータ受信量を測定する機
能を備え、前記蓄積レベル管理部は、前記単位時間あた
りのデータ受信量の測定結果に基づいて前記データ蓄積
レベルのしきい値を変化させる機能を備えることを特徴
とする。
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記データ
受信部は、単位時間あたりのデータ受信量を測定する機
能を備え、前記蓄積レベル管理部は、前記単位時間あた
りのデータ受信量の測定結果に基づいて前記データ蓄積
レベルのしきい値を変化させる機能を備えることを特徴
とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1または請
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記データ
受信部は、単位時間あたりのデータ受信量をポートごと
に測定する機能を備え、前記蓄積レベル管理部は、前記
単位時間あたりのデータ受信量の測定結果に基づいて前
記データ蓄積レベルのしきい値を変化させる機能を備え
ることを特徴とする。
求項2または請求項3記載の構成に加えて、前記データ
受信部は、単位時間あたりのデータ受信量をポートごと
に測定する機能を備え、前記蓄積レベル管理部は、前記
単位時間あたりのデータ受信量の測定結果に基づいて前
記データ蓄積レベルのしきい値を変化させる機能を備え
ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明のデータ通
信方式の実施の形態1を示すシステムブロック図であ
る。本発明によるデータ通信方式は、図1に示した構
成、すなわちデータの受信局100、データの送信局2
00、伝送誤りの発生しない伝送路300、送信局20
0に送信データをポートごとに入力するデータ入力部5
00−1〜500−n、受信局100が受信したデータ
をポートごとに出力するデータ出力部400−1〜40
0−nから構成される。さらに、受信局100は、デー
タ受信部110と、蓄積レベル管理部120と、蓄積レ
ベル通知部130と、受信バッファ150−1〜150
−nとから構成され、送信局200は、蓄積レベル受信
部210と、データ送信制御部220と送信バッファ2
50−1〜250−nとから構成される。なお、図1に
おいて、通信ポートA1−通信ポートB1間、通信ポー
トA2−通信ポートB2間、…および通信ポートAn−
通信ポートBn間で信頼性のあるコネクション型のデー
タ通信が行われるものとする。また、各ポート間の通信
開始手順は、TCP(TransmissionCon
trolProtocol)で用いられている3way
のコネクション開始手順などを用いるが、その手順につ
いては本発明では限定しない。
て、図面を参照して説明する。図1は本発明のデータ通
信方式の実施の形態1を示すシステムブロック図であ
る。本発明によるデータ通信方式は、図1に示した構
成、すなわちデータの受信局100、データの送信局2
00、伝送誤りの発生しない伝送路300、送信局20
0に送信データをポートごとに入力するデータ入力部5
00−1〜500−n、受信局100が受信したデータ
をポートごとに出力するデータ出力部400−1〜40
0−nから構成される。さらに、受信局100は、デー
タ受信部110と、蓄積レベル管理部120と、蓄積レ
ベル通知部130と、受信バッファ150−1〜150
−nとから構成され、送信局200は、蓄積レベル受信
部210と、データ送信制御部220と送信バッファ2
50−1〜250−nとから構成される。なお、図1に
おいて、通信ポートA1−通信ポートB1間、通信ポー
トA2−通信ポートB2間、…および通信ポートAn−
通信ポートBn間で信頼性のあるコネクション型のデー
タ通信が行われるものとする。また、各ポート間の通信
開始手順は、TCP(TransmissionCon
trolProtocol)で用いられている3way
のコネクション開始手順などを用いるが、その手順につ
いては本発明では限定しない。
【0016】以上の構成による本発明のデータ通信方式
の実施の形態1の動作を次に説明する。まず、受信局1
00の動作を説明する。データ受信部110は、送信局
200から送信される複数の通信ポートB1〜Bnに関
するデータパケットを受信し、該当するポートのRAM
等からなる受信バッファ150−1〜150−nに蓄積
する。図2にデータパケットのフォーマット例を示す。
データパケット20は、パケットの種別21と、通信ポ
ート情報22と、送信するデータのデータ長23および
送信するデータ23を含んでいる。蓄積レベル管理部1
20は、上記受信バッファに蓄積されたデータ蓄積レベ
ルと通信ポート情報の対応表をRAM等に管理する。デ
ータ蓄積レベルは、ポートごとに割り当てられる受信バ
ッファの空きにどの程度余裕があるかを表している。図
3は、任意のポートに割り当てられる受信バッファの蓄
積度合(%)とデータ蓄積レベルの関係を示した例であ
る。なお、バッファの蓄積度合は、データbyte数で
もデータパケット数でも良く、本発明では限定しない。
本実施の形態では、レベルを4段階として説明を進める
が、レベルは4段階である必要はなく、4より小さい数
でも大きい数でも良い。図3の例では、レベルが上がる
につれて、任意のポートに割り当てられる受信バッファ
30の空き容量が少なくなることを意味している。蓄積
レベル通知部130は、送信局200にポート単位でデ
ータ蓄積レベルの通知を行う。蓄積レベルの通知は、デ
ータ蓄積レベルが変化したときに行う。例えば、データ
受信部110がポートB1のデータパケットを受信して
150−1のデータ蓄積レベルが上がる場合や、ポート
B1のデータ出力部400−1が受信バッファ150−
1に蓄積されたデータを出力してデータ蓄積レベルが下
がる場合に、送信局200に対して変化後のデータ蓄積
レベルを通知する。データ蓄積レベルの通知はフロー制
御パケットを用いて行う。図4はフロー制御パケットの
フォーマット例であり、フロー制御パケット40はパケ
ット種別21と通信ポート情報22とデータ受信側ポー
トのデータ蓄積レベル情報41が格納されている。次に
送信局200の動作を説明する。蓄積レベル受信部21
0は、通信ポート情報と受信側データ蓄積レベルの対応
表50をRAM等に格納し、受信局100の蓄積レベル
通知部130から受信したフロー制御パケットに基づい
てこの対応表50を更新する。図5は蓄積レベル受信部
210が管理する通信ポート情報と受信側(対局)デー
タ蓄積レベル対応表50の例である。データ送信制御部
220は、蓄積レベル受信部210が管理する対応表に
基づいて、伝送路に流すデータパケットの送信制御を行
う。データ送信制御部220は、RAM等にあらかじめ
受信側の蓄積レベルと送信側の最大伝送レート対応表6
0を持っており、データ蓄積レベル別の送信制御はこの
対応表60にしたがって行う。図6は、受信側のデータ
蓄積レベルと送信側の最大伝送レート対応表の一例であ
る。対応表50および対応表60にしたがって、データ
送信制御部220は各通信ポートの伝送レートの制御を
行う。例えば、蓄積レベル受信部210が管理する図5
の対応表50ではポートA2−B2のデータ蓄積レベル
は3となっている。また、データ送信制御部220が管
理する図6の対応表60ではデータ蓄積レベル3におけ
る最大伝送速度は32Kbpsとなっている。このた
め、データ送信制御部220はポートA2からB2への
最大伝送速度を16Kbpsとしてデータパケット20
の伝送を行う。なお、図6におけるレベル2の最大送信
レート16Kbpsの制御は、定期的に最大長の決まっ
たデータパケットを送信して実現することができる
(例:40msecに一度、最大80byteのデータ
パケットを送信する)。また、不定期にデータパケット
を送信する場合には任意のデータパケットを送信してか
ら次のデータパケットを送信するまでの待ち時間を次の
ように計算することによってトータルで16kbpsを
越えないようにデータパケットを送信制御することがで
きる。待ち時間(msec)=前回送信したデータパケ
ット長(bit)÷16(kbps)。ここで、受信局
100においてレベル変化のしきい値設定方法について
説明する。例として、図3の蓄積レベル3から蓄積レベ
ル4に変化させるしきい値を考える。図6の表によれ
ば、データ蓄積レベル3におけるデータ最大伝送速度1
6kbpsであり、蓄積レベル4においてはデータ送信
禁止となっている。ただし、この蓄積レベルと最大伝送
速度との対応表は、システム固定でありデータ受信局も
この値を知っているものとする。このとき、蓄積レベル
送信局200での処理遅延を無視すると、レベル4変化
時に必要な受信バッファの空き容量は次の式て求められ
る。レベル4変化時のポート受信バッファの空き容量=
伝送路の往復遅延×レベル3の最大伝送速度。すなわ
ち、伝送路の往復遅延を200mec、レベル3の最大
伝送速度を16kbpsとすると200msec×16
kbps=400byte以上の空き容量を確保してレ
ベル4(送信禁止)を送信局200に通知すれば任意の
受信ポートにおけるオーバーフローを防ぐことができ
る。なお、データ蓄積レベルと最大伝送速度との対応表
60はシステム固定としたが、各ポートの通信開始時
(コネクション開設時)にこの対応表60を交換するこ
とによって動的に設定することも可能である。
の実施の形態1の動作を次に説明する。まず、受信局1
00の動作を説明する。データ受信部110は、送信局
200から送信される複数の通信ポートB1〜Bnに関
するデータパケットを受信し、該当するポートのRAM
等からなる受信バッファ150−1〜150−nに蓄積
する。図2にデータパケットのフォーマット例を示す。
データパケット20は、パケットの種別21と、通信ポ
ート情報22と、送信するデータのデータ長23および
送信するデータ23を含んでいる。蓄積レベル管理部1
20は、上記受信バッファに蓄積されたデータ蓄積レベ
ルと通信ポート情報の対応表をRAM等に管理する。デ
ータ蓄積レベルは、ポートごとに割り当てられる受信バ
ッファの空きにどの程度余裕があるかを表している。図
3は、任意のポートに割り当てられる受信バッファの蓄
積度合(%)とデータ蓄積レベルの関係を示した例であ
る。なお、バッファの蓄積度合は、データbyte数で
もデータパケット数でも良く、本発明では限定しない。
本実施の形態では、レベルを4段階として説明を進める
が、レベルは4段階である必要はなく、4より小さい数
でも大きい数でも良い。図3の例では、レベルが上がる
につれて、任意のポートに割り当てられる受信バッファ
30の空き容量が少なくなることを意味している。蓄積
レベル通知部130は、送信局200にポート単位でデ
ータ蓄積レベルの通知を行う。蓄積レベルの通知は、デ
ータ蓄積レベルが変化したときに行う。例えば、データ
受信部110がポートB1のデータパケットを受信して
150−1のデータ蓄積レベルが上がる場合や、ポート
B1のデータ出力部400−1が受信バッファ150−
1に蓄積されたデータを出力してデータ蓄積レベルが下
がる場合に、送信局200に対して変化後のデータ蓄積
レベルを通知する。データ蓄積レベルの通知はフロー制
御パケットを用いて行う。図4はフロー制御パケットの
フォーマット例であり、フロー制御パケット40はパケ
ット種別21と通信ポート情報22とデータ受信側ポー
トのデータ蓄積レベル情報41が格納されている。次に
送信局200の動作を説明する。蓄積レベル受信部21
0は、通信ポート情報と受信側データ蓄積レベルの対応
表50をRAM等に格納し、受信局100の蓄積レベル
通知部130から受信したフロー制御パケットに基づい
てこの対応表50を更新する。図5は蓄積レベル受信部
210が管理する通信ポート情報と受信側(対局)デー
タ蓄積レベル対応表50の例である。データ送信制御部
220は、蓄積レベル受信部210が管理する対応表に
基づいて、伝送路に流すデータパケットの送信制御を行
う。データ送信制御部220は、RAM等にあらかじめ
受信側の蓄積レベルと送信側の最大伝送レート対応表6
0を持っており、データ蓄積レベル別の送信制御はこの
対応表60にしたがって行う。図6は、受信側のデータ
蓄積レベルと送信側の最大伝送レート対応表の一例であ
る。対応表50および対応表60にしたがって、データ
送信制御部220は各通信ポートの伝送レートの制御を
行う。例えば、蓄積レベル受信部210が管理する図5
の対応表50ではポートA2−B2のデータ蓄積レベル
は3となっている。また、データ送信制御部220が管
理する図6の対応表60ではデータ蓄積レベル3におけ
る最大伝送速度は32Kbpsとなっている。このた
め、データ送信制御部220はポートA2からB2への
最大伝送速度を16Kbpsとしてデータパケット20
の伝送を行う。なお、図6におけるレベル2の最大送信
レート16Kbpsの制御は、定期的に最大長の決まっ
たデータパケットを送信して実現することができる
(例:40msecに一度、最大80byteのデータ
パケットを送信する)。また、不定期にデータパケット
を送信する場合には任意のデータパケットを送信してか
ら次のデータパケットを送信するまでの待ち時間を次の
ように計算することによってトータルで16kbpsを
越えないようにデータパケットを送信制御することがで
きる。待ち時間(msec)=前回送信したデータパケ
ット長(bit)÷16(kbps)。ここで、受信局
100においてレベル変化のしきい値設定方法について
説明する。例として、図3の蓄積レベル3から蓄積レベ
ル4に変化させるしきい値を考える。図6の表によれ
ば、データ蓄積レベル3におけるデータ最大伝送速度1
6kbpsであり、蓄積レベル4においてはデータ送信
禁止となっている。ただし、この蓄積レベルと最大伝送
速度との対応表は、システム固定でありデータ受信局も
この値を知っているものとする。このとき、蓄積レベル
送信局200での処理遅延を無視すると、レベル4変化
時に必要な受信バッファの空き容量は次の式て求められ
る。レベル4変化時のポート受信バッファの空き容量=
伝送路の往復遅延×レベル3の最大伝送速度。すなわ
ち、伝送路の往復遅延を200mec、レベル3の最大
伝送速度を16kbpsとすると200msec×16
kbps=400byte以上の空き容量を確保してレ
ベル4(送信禁止)を送信局200に通知すれば任意の
受信ポートにおけるオーバーフローを防ぐことができ
る。なお、データ蓄積レベルと最大伝送速度との対応表
60はシステム固定としたが、各ポートの通信開始時
(コネクション開設時)にこの対応表60を交換するこ
とによって動的に設定することも可能である。
【0017】次に、実施の形態1において、データ受信
部110が任意のポートBmのデータを単位時間あたり
に受信する量をXとし、ポートBmのデータ出力部が単
位時間あたりに受信バッファ150−mから出力する量
をYとしたときの一連の動作を以下に説明する。・X>
Yならば、(1)受信局100において、時間が経つに
連れ受信バッファ150−mのデータ蓄量が増える。
(2)受信局100は、フロー制御パケットを利用して
データ蓄積蓄積レベルが上がったことを送信局200に
通知する。(3)データ送信局200は、対応するポー
トのデータ伝送レートを下げる。(4)受信局100に
おいて、データ蓄積レベル通知後の対応するポートにお
ける単位時間あたりのデータ受信量X’が減る(X’<
X)。・X=Yならば、(1)受信局100において、
時間が経つに連れ受信バッファ150−mのデータ蓄積
量は一定(フロー制御パケットの通知はなし)。・X<
Yならば、(1)受信局100において、時間が経つに
連れ受信バッファ150−mのデータ蓄積量が減る。
(2)受信局100は、フロー制御パケットを利用して
データ蓄積蓄積レベルが下がったことを送信局200に
通知する。(3)データ送信局200は、対応するポー
トのデータ伝送レートを上げる。(4)受信局100に
おいて、データ蓄積レベル通知後の対応するポートにお
ける単位時間あたりのデータ受信量X’が増す(X’>
X)。
部110が任意のポートBmのデータを単位時間あたり
に受信する量をXとし、ポートBmのデータ出力部が単
位時間あたりに受信バッファ150−mから出力する量
をYとしたときの一連の動作を以下に説明する。・X>
Yならば、(1)受信局100において、時間が経つに
連れ受信バッファ150−mのデータ蓄量が増える。
(2)受信局100は、フロー制御パケットを利用して
データ蓄積蓄積レベルが上がったことを送信局200に
通知する。(3)データ送信局200は、対応するポー
トのデータ伝送レートを下げる。(4)受信局100に
おいて、データ蓄積レベル通知後の対応するポートにお
ける単位時間あたりのデータ受信量X’が減る(X’<
X)。・X=Yならば、(1)受信局100において、
時間が経つに連れ受信バッファ150−mのデータ蓄積
量は一定(フロー制御パケットの通知はなし)。・X<
Yならば、(1)受信局100において、時間が経つに
連れ受信バッファ150−mのデータ蓄積量が減る。
(2)受信局100は、フロー制御パケットを利用して
データ蓄積蓄積レベルが下がったことを送信局200に
通知する。(3)データ送信局200は、対応するポー
トのデータ伝送レートを上げる。(4)受信局100に
おいて、データ蓄積レベル通知後の対応するポートにお
ける単位時間あたりのデータ受信量X’が増す(X’>
X)。
【0018】以上のように、実施の形態1によれば、受
信バッファの蓄積レベルが変化したときにフロー制御パ
ケットの通知を行うことにより、伝送路上を流れるフロ
ー制御パケットの量を抑えることができる。また、送信
側ではポートごとに管理される受信側のデータ蓄積レベ
ルに基づいてデータの伝送速度を調整することにより、
任意ポートにおける受信オーバーフローを防ぐことがで
きる。すなわち、本実施の形態によれば、フロー制御に
よるオーバーヘッドを少なくして任意のポートの受信オ
ーバーフロー発生を防ぎつつ、各ポートの通信状況を考
慮してシステムとして効率の良いマルチポート対応デー
タ通信を実現する。なお、図1では簡単のため伝送路3
00を流れるデータパケットは通信端末Aから通信端末
Bへの一方向としたが、通信端末A、Bそれぞれに送信
局と受信局の両方を備えることにより、両方向のデータ
通信が実現できる。このとき、図7に示すようにデータ
蓄積レベル情報を含むデータパケット70を利用するこ
とにより、フロー制御パケット単独で通知を行うのに比
べて通信効率の向上をはかることができる。
信バッファの蓄積レベルが変化したときにフロー制御パ
ケットの通知を行うことにより、伝送路上を流れるフロ
ー制御パケットの量を抑えることができる。また、送信
側ではポートごとに管理される受信側のデータ蓄積レベ
ルに基づいてデータの伝送速度を調整することにより、
任意ポートにおける受信オーバーフローを防ぐことがで
きる。すなわち、本実施の形態によれば、フロー制御に
よるオーバーヘッドを少なくして任意のポートの受信オ
ーバーフロー発生を防ぎつつ、各ポートの通信状況を考
慮してシステムとして効率の良いマルチポート対応デー
タ通信を実現する。なお、図1では簡単のため伝送路3
00を流れるデータパケットは通信端末Aから通信端末
Bへの一方向としたが、通信端末A、Bそれぞれに送信
局と受信局の両方を備えることにより、両方向のデータ
通信が実現できる。このとき、図7に示すようにデータ
蓄積レベル情報を含むデータパケット70を利用するこ
とにより、フロー制御パケット単独で通知を行うのに比
べて通信効率の向上をはかることができる。
【0019】(実施の形態2)次に実施の形態2につい
て説明する。実施の形態2のシステム構成は、実施の形
態1と同じである。実施の形態1と異なる点は、送信局
200のデータ送信制御部220の動作およびデータ送
信制御部200の内部構成要素だけである。したがっ
て、実施の形態1と動作が共通する構成要素100、1
10、120、130、150−1〜150−n、20
0、210、250−1〜250−n、300、400
−1〜400−n、500−1〜500−nについての
説明は省略する。データ送信制御部220は、RAM等
にあらかじめ受信側の蓄積レベルと送信側の伝送比率の
対応表80を持っている。図8は、受信側のデータ蓄積
レベルと送信側の伝送比率対応表の一例である。この対
応表80にしたがって、データ送信制御部220は各ポ
ートの伝送比率の制御を行う。図8の例では、各通信ポ
ートの伝送比率は、レベル1:レベル2:レベル3:レ
ベル4=4:2:1:0(伝送禁止)となっている。デ
ータ送信制御部220は、この伝送比率にしたがって、
複数ポートのデータ伝送を実現する。例えば、レベル1
の通信ポートA1とレベル3の通信ポートA2のデータ
パケット伝送を仮定する。このとき、データ送信制御部
220の動作は、例えば以下のようになる。(1)通信
ポートA1のデータパケット×2を送信(2)通信ポー
トA2のデータパケット×1を送信(3)通信ポートA
1のデータパケット×2を送信(4)(1)へ戻るな
お、上記例では伝送比率は、データパケット単位での伝
送頻度としたが、データパケットの伝送量(byte
数)でも良い。ここで、受信局100においてレベル変
化のしきい値設定方法について説明する。例として、図
8におけるレベル3からレベル4(送信禁止)に変化さ
せるしきい値を考える。送信局200での処理遅延を無
視すると、レベル4変化時に必要な受信バッファの空き
容量は次の式て求められる。レベル4変化時のポート受
信バッファの空き容量=伝送路の往復遅延×伝送路の伝
送速度(伝送路の伝送速度を64kbpsとすると、通
信ポートの数が1つしかない場合は、レベル3でも64
kbpsで送信される。)すなわち、伝送路の往復遅延
を200mec、伝送路の伝送速度を64kbpsとす
ると200msec×64kbp=1600byte以
上の空き容量を確保してレベル4(送信禁止)を送信局
200に通知すれば任意の受信ポートにおけるオーバー
フローを防ぐことができる。
て説明する。実施の形態2のシステム構成は、実施の形
態1と同じである。実施の形態1と異なる点は、送信局
200のデータ送信制御部220の動作およびデータ送
信制御部200の内部構成要素だけである。したがっ
て、実施の形態1と動作が共通する構成要素100、1
10、120、130、150−1〜150−n、20
0、210、250−1〜250−n、300、400
−1〜400−n、500−1〜500−nについての
説明は省略する。データ送信制御部220は、RAM等
にあらかじめ受信側の蓄積レベルと送信側の伝送比率の
対応表80を持っている。図8は、受信側のデータ蓄積
レベルと送信側の伝送比率対応表の一例である。この対
応表80にしたがって、データ送信制御部220は各ポ
ートの伝送比率の制御を行う。図8の例では、各通信ポ
ートの伝送比率は、レベル1:レベル2:レベル3:レ
ベル4=4:2:1:0(伝送禁止)となっている。デ
ータ送信制御部220は、この伝送比率にしたがって、
複数ポートのデータ伝送を実現する。例えば、レベル1
の通信ポートA1とレベル3の通信ポートA2のデータ
パケット伝送を仮定する。このとき、データ送信制御部
220の動作は、例えば以下のようになる。(1)通信
ポートA1のデータパケット×2を送信(2)通信ポー
トA2のデータパケット×1を送信(3)通信ポートA
1のデータパケット×2を送信(4)(1)へ戻るな
お、上記例では伝送比率は、データパケット単位での伝
送頻度としたが、データパケットの伝送量(byte
数)でも良い。ここで、受信局100においてレベル変
化のしきい値設定方法について説明する。例として、図
8におけるレベル3からレベル4(送信禁止)に変化さ
せるしきい値を考える。送信局200での処理遅延を無
視すると、レベル4変化時に必要な受信バッファの空き
容量は次の式て求められる。レベル4変化時のポート受
信バッファの空き容量=伝送路の往復遅延×伝送路の伝
送速度(伝送路の伝送速度を64kbpsとすると、通
信ポートの数が1つしかない場合は、レベル3でも64
kbpsで送信される。)すなわち、伝送路の往復遅延
を200mec、伝送路の伝送速度を64kbpsとす
ると200msec×64kbp=1600byte以
上の空き容量を確保してレベル4(送信禁止)を送信局
200に通知すれば任意の受信ポートにおけるオーバー
フローを防ぐことができる。
【0020】以上のように、実施の形態2によれば、受
信局100から通知される受信側のバッファ蓄積レベル
に基づいて比較的通信状況に余裕のある通信ポートのデ
ータ伝送を優先することにより、システムとして効率の
良いマルチポート対応データ通信を実現する。また、デ
ータ送信制御部220は、実施の形態1で説明した「伝
送レート制御」と実施の形態2で説明した「伝送比率の
制御」を組み合わせることにより、さらに伝送効率のよ
いデータ通信を実現することができる。例えば、通常は
「伝送レート制御」のみを行い、通信ポートが2つ以上
存在して『各ポートの最大伝送レートの総和>伝送路の
伝送速度』となった場合に「伝送比率の制御」に切替え
るといった制御が可能である。なお、実施の形態1及び
実施の形態2において、受信局100の任意ポートの受
信バッファのデータ蓄積量が任意の蓄積レベル変化のし
きい値を中心として頻繁に上下する場合には、フロー制
御パケットが頻繁に通知されてしまう。そこで、受信局
100の蓄積レベル管理部120が管理するデータ蓄積
レベルを上げる場合のしきい値と下げる場合のしきい値
に差を持たせることにより、フロー制御パケットの通知
量を減らすこともできる。さらに、実施の形態1及び実
施の形態2において、ポートごとに受信バッファの容量
が異なる場合は、受信局100の蓄積レベル管理部12
0が受信バッファの容量に応じてそれぞれ個別のしきい
値を定めることにより、柔軟なポート単位のフロー制御
を実現することができる。すなわち、受信バッファの容
量が少ないポートは、レベル変化が発生しやすいしきい
値を設定して頻繁にフロー制御パケットを通知し、受信
オーバーフローが発生しないように細やかなフロー制御
を行う。反対に受信バッファの容量が大きいポートは、
レベル変化が発生しにくいしきい値を設定してフロー制
御パケットの通知量を減らして伝送効率の向上をはか
る。なお、ポートごとに割り当てられる受信バッファの
容量は、データ通信を行うユーザが通信開始時に指定す
る方法や、システムが動的にバッファを割り当てる方法
などがあるが、本発明ではその方法について特に限定し
ない。また、実施の形態1及び実施の形態2において、
受信局100のデータ受信部110は、データ伝送路か
ら受信する単位時間あたりの受信量(通信速度)を測定
しその測定結果に基づいて各ポートのデータ蓄積レベル
のしきい値を決定することにより、データ伝送路の伝送
速度が一定でない場合においても、効果的にポート単位
のフロー制御を実現することができる。さらに、実施の
形態1及び実施の形態2において、受信局100のデー
タ受信部110は、データ伝送路から受信する単位時間
あたりの受信量(通信速度)をポートごとに測定しその
測定結果に基づいて各ポートのデータ蓄積レベルのしき
い値を決定することにより、ポートごとの通信量を考慮
した最適なフロー制御を実現することもできる。なお、
本実施の形態において伝送路300は誤りの発生しない
伝送路としたが、本発明データ通信方式の下位に位置す
るレイヤで誤り検出/再送制御をおこなうPIAFS
(PHSInternetAccessForumSt
andard)などの通信プロトコルを実装して、送信
局200−受信局100間のデータ伝送において誤りの
ない伝送路を実現することもできる。
信局100から通知される受信側のバッファ蓄積レベル
に基づいて比較的通信状況に余裕のある通信ポートのデ
ータ伝送を優先することにより、システムとして効率の
良いマルチポート対応データ通信を実現する。また、デ
ータ送信制御部220は、実施の形態1で説明した「伝
送レート制御」と実施の形態2で説明した「伝送比率の
制御」を組み合わせることにより、さらに伝送効率のよ
いデータ通信を実現することができる。例えば、通常は
「伝送レート制御」のみを行い、通信ポートが2つ以上
存在して『各ポートの最大伝送レートの総和>伝送路の
伝送速度』となった場合に「伝送比率の制御」に切替え
るといった制御が可能である。なお、実施の形態1及び
実施の形態2において、受信局100の任意ポートの受
信バッファのデータ蓄積量が任意の蓄積レベル変化のし
きい値を中心として頻繁に上下する場合には、フロー制
御パケットが頻繁に通知されてしまう。そこで、受信局
100の蓄積レベル管理部120が管理するデータ蓄積
レベルを上げる場合のしきい値と下げる場合のしきい値
に差を持たせることにより、フロー制御パケットの通知
量を減らすこともできる。さらに、実施の形態1及び実
施の形態2において、ポートごとに受信バッファの容量
が異なる場合は、受信局100の蓄積レベル管理部12
0が受信バッファの容量に応じてそれぞれ個別のしきい
値を定めることにより、柔軟なポート単位のフロー制御
を実現することができる。すなわち、受信バッファの容
量が少ないポートは、レベル変化が発生しやすいしきい
値を設定して頻繁にフロー制御パケットを通知し、受信
オーバーフローが発生しないように細やかなフロー制御
を行う。反対に受信バッファの容量が大きいポートは、
レベル変化が発生しにくいしきい値を設定してフロー制
御パケットの通知量を減らして伝送効率の向上をはか
る。なお、ポートごとに割り当てられる受信バッファの
容量は、データ通信を行うユーザが通信開始時に指定す
る方法や、システムが動的にバッファを割り当てる方法
などがあるが、本発明ではその方法について特に限定し
ない。また、実施の形態1及び実施の形態2において、
受信局100のデータ受信部110は、データ伝送路か
ら受信する単位時間あたりの受信量(通信速度)を測定
しその測定結果に基づいて各ポートのデータ蓄積レベル
のしきい値を決定することにより、データ伝送路の伝送
速度が一定でない場合においても、効果的にポート単位
のフロー制御を実現することができる。さらに、実施の
形態1及び実施の形態2において、受信局100のデー
タ受信部110は、データ伝送路から受信する単位時間
あたりの受信量(通信速度)をポートごとに測定しその
測定結果に基づいて各ポートのデータ蓄積レベルのしき
い値を決定することにより、ポートごとの通信量を考慮
した最適なフロー制御を実現することもできる。なお、
本実施の形態において伝送路300は誤りの発生しない
伝送路としたが、本発明データ通信方式の下位に位置す
るレイヤで誤り検出/再送制御をおこなうPIAFS
(PHSInternetAccessForumSt
andard)などの通信プロトコルを実装して、送信
局200−受信局100間のデータ伝送において誤りの
ない伝送路を実現することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明は、受信バッファ
のデータ蓄積レベルが変化したときにのみフロー制御パ
ケットの通知を行うことにより、伝送路上を流れるフロ
ー制御パケットの量を抑えることができる。また、送信
側ではポートごとに管理される受信側のデータ蓄積レベ
ルに基づいてデータの伝送速度を段階的に調整したり、
データの伝送比率を変化させることにより、任意ポート
における受信オーバーフローを防ぐことができる。すな
わち、本実施の形態によれば、フロー制御によるオーバ
ーヘッドを少なくして任意のポートの受信オーバーフロ
ー発生を防ぎつつ、各ポートの通信状況を考慮してシス
テムとして効率の良いマルチポート対応データ通信を実
現する。更に、本発明は、受信局の蓄積レベル管理部が
管理するデータ蓄積レベルを上げる場合のしきい値と下
げる場合のしきい値に差を持たせることにより、フロー
制御パケットの通知頻度を減らすことができる。更に、
本発明は、受信バッファの容量に応じてデータ蓄積レベ
ルのしきい値を変化させることにより、以下の効果を得
ることができる。すなわち、受信バッファの容量が少な
いポートは、レベル変化が発生しやすいしきい値を設定
して頻繁にフロー制御パケットを通知し、受信オーバー
フローが発生しないように細やかなフロー制御を行う。
反対に受信バッファの容量が大きいポートは、レベル変
化が発生しにくいしきい値を設定してフロー制御パケッ
トの通知量を減らして伝送効率の向上をはかる。更に、
本発明は、データ伝送路から受信する単位時間あたりの
受信量(通信速度)を測定しその測定結果に基づいて各
ポートのデータ蓄積レベルのしきい値を決定することに
より、データ伝送路の伝送速度が一定でない場合におい
ても、効果的にポート単位のフロー制御を実現する。更
に、本発明は、データ伝送路から受信する単位時間あた
りの受信量(通信速度)をポートごとに測定しその測定
結果に基づいて各ポートのデータ蓄積レベルのしきい値
を決定することにより、ポートごとの通信量を考慮した
最適なフロー制御を実現する。
のデータ蓄積レベルが変化したときにのみフロー制御パ
ケットの通知を行うことにより、伝送路上を流れるフロ
ー制御パケットの量を抑えることができる。また、送信
側ではポートごとに管理される受信側のデータ蓄積レベ
ルに基づいてデータの伝送速度を段階的に調整したり、
データの伝送比率を変化させることにより、任意ポート
における受信オーバーフローを防ぐことができる。すな
わち、本実施の形態によれば、フロー制御によるオーバ
ーヘッドを少なくして任意のポートの受信オーバーフロ
ー発生を防ぎつつ、各ポートの通信状況を考慮してシス
テムとして効率の良いマルチポート対応データ通信を実
現する。更に、本発明は、受信局の蓄積レベル管理部が
管理するデータ蓄積レベルを上げる場合のしきい値と下
げる場合のしきい値に差を持たせることにより、フロー
制御パケットの通知頻度を減らすことができる。更に、
本発明は、受信バッファの容量に応じてデータ蓄積レベ
ルのしきい値を変化させることにより、以下の効果を得
ることができる。すなわち、受信バッファの容量が少な
いポートは、レベル変化が発生しやすいしきい値を設定
して頻繁にフロー制御パケットを通知し、受信オーバー
フローが発生しないように細やかなフロー制御を行う。
反対に受信バッファの容量が大きいポートは、レベル変
化が発生しにくいしきい値を設定してフロー制御パケッ
トの通知量を減らして伝送効率の向上をはかる。更に、
本発明は、データ伝送路から受信する単位時間あたりの
受信量(通信速度)を測定しその測定結果に基づいて各
ポートのデータ蓄積レベルのしきい値を決定することに
より、データ伝送路の伝送速度が一定でない場合におい
ても、効果的にポート単位のフロー制御を実現する。更
に、本発明は、データ伝送路から受信する単位時間あた
りの受信量(通信速度)をポートごとに測定しその測定
結果に基づいて各ポートのデータ蓄積レベルのしきい値
を決定することにより、ポートごとの通信量を考慮した
最適なフロー制御を実現する。
【図1】本発明のデータ通信方式の実施の形態を示すシ
ステムブロック図
ステムブロック図
【図2】本発明のデータ通信方式におけるデータパケッ
トの例を示す説明図
トの例を示す説明図
【図3】任意のポートに割り当てられる受信バッファの
データ蓄積度合(%)とデータ蓄積レベルの関係を示す
説明図
データ蓄積度合(%)とデータ蓄積レベルの関係を示す
説明図
【図4】本発明のデータ通信方式におけるフロー制御パ
ケットの例を示す説明図
ケットの例を示す説明図
【図5】通信ポート情報と受信側(対局)データ蓄積レ
ベル対応表の一例を示す説明図
ベル対応表の一例を示す説明図
【図6】受信側のデータ蓄積レベルと送信側の最大伝送
レート対応表の一例を示す説明図
レート対応表の一例を示す説明図
【図7】データ蓄積レベル情報を付加したデータパケッ
トの例を示す説明図
トの例を示す説明図
【図8】受信側のデータ蓄積レベルと送信側の伝送比率
対応表の一例を示す説明図
対応表の一例を示す説明図
【図9】従来のPHSを利用したデータ通信システムの
例を示す説明図
例を示す説明図
【図10】従来例によるデータ通信時のシーケンス説明
図
図
【図11】従来例によるデータ通信時のシーケンス説明
図
図
1 無線通信端末 2 計算機 20 データパケット 21 種別 22 通信ポート情報 23 データ長 24 データ 30 任意ポートの受信バッファ 40 フロー制御パケット 41 データ蓄積レベル情報 50 通信ポート情報と受信側データ蓄積レベル対応表 60 受信側のデータ蓄積レベルと送信側の最大伝送レ
ート対応表 70 データ蓄積レベル情報を含むデータパケット 80 受信側のデータ蓄積レベルと送信側の伝送比率対
応表 100 データ受信局 110 データ受信部 120 蓄積レベル管理部 130 蓄積レベル通知部 150−1,150−n,150−n 受信バッファ 200 データ送信局 210 蓄積レベル受信部 220 データ送信制御部 250−1,250−2,250−n 送信バッファ 300 伝送誤りの発生しない伝送路 400−1,400−2,400−n データ出力部 500−1,500−2,500−n データ入力部 A,B 通信端末 A1,A2,An,B1,B2,Bn 通信ポート
ート対応表 70 データ蓄積レベル情報を含むデータパケット 80 受信側のデータ蓄積レベルと送信側の伝送比率対
応表 100 データ受信局 110 データ受信部 120 蓄積レベル管理部 130 蓄積レベル通知部 150−1,150−n,150−n 受信バッファ 200 データ送信局 210 蓄積レベル受信部 220 データ送信制御部 250−1,250−2,250−n 送信バッファ 300 伝送誤りの発生しない伝送路 400−1,400−2,400−n データ出力部 500−1,500−2,500−n データ入力部 A,B 通信端末 A1,A2,An,B1,B2,Bn 通信ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永長 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福嶋 秀晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K034 AA01 DD01 HH01 HH02 HH14 HH26 HH37 HH50 HH57 HH63 JJ11 MM08 MM39 TT02
Claims (7)
- 【請求項1】 伝送誤りが発生しない伝送路上で1つ以
上のポートに関するデータを送信局から受信局に伝送す
るデータ通信方式において、前記受信局は前記送信局か
ら送信されるデータを受信するデータ受信部と、前記デ
ータ受信部が受信したデータをポートごとに蓄積する受
信バッファと、前記受信バッファのデータ蓄積レベルを
ポートごとに管理する蓄積レベル管理部と、前記データ
蓄積レベルをポートごとに前記送信局に通知する蓄積レ
ベル通知部とを備え、前記送信局は前記受信局に送信す
るデータをポートごとに蓄積する送信バッファと、前記
データ蓄積レベルを受信する蓄積レベル受信部と、前記
蓄積レベル受信部が受信した前記データ蓄積レベルに応
じて前記送信バッファに蓄積されたデータの送信量をポ
ートごとに制御するデータ送信制御部とを備えることを
特徴とするデータ通信方式。 - 【請求項2】 前記データ送信制御部は、前記データ蓄
積レベルに基づいてあらかじめ決められた送信速度以内
で前記送信バッファに蓄積されたデータの送信量をポー
トごとに制御する機能を備えることを特徴とする請求項
1記載のデータ通信方式。 - 【請求項3】 前記データ送信制御部は、前記データ蓄
積レベルに基づいてあらかじめ決められたポートごとの
データ送信比率で前記送信バッファに蓄積された複数ポ
ートのデータ送信量を制御する機能を備えることを特徴
とする請求項1記載のデータ通信方式。 - 【請求項4】 前記蓄積レベル管理部は、前記データ蓄
積レベルを上げる場合のしきい値と前記蓄積レベルを下
げる場合のしきい値に差を持たせることを特徴とする請
求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ通信方
式。 - 【請求項5】 前記蓄積レベル管理部は、前記受信バッ
ファの容量に応じて前記データ蓄積レベルのしきい値を
変化させる機能を備えることを特徴とする請求項1から
請求項3のいずれかに記載のデータ通信方式。 - 【請求項6】 前記データ受信部は、単位時間あたりの
データ受信量を測定する機能を備え、前記蓄積レベル管
理部は、前記単位時間あたりのデータ受信量の測定結果
に基づいて前記データ蓄積レベルのしきい値を変化させ
る機能を備えることを特徴とする請求項1から請求項3
いずれかに記載のデータ通信方式。 - 【請求項7】 前記データ受信部は、単位時間あたりの
データ受信量をポートごとに測定する機能を備え、前記
蓄積レベル管理部は、前記単位時間あたりのデータ受信
量の測定結果に基づいて前記データ蓄積レベルのしきい
値を変化させる機能を備えることを特徴とする請求項1
から請求項3何れかに記載のデータ通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10267889A JP2000101676A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | データ通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10267889A JP2000101676A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | データ通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000101676A true JP2000101676A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17451040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10267889A Pending JP2000101676A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | データ通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000101676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006270471A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Kyocera Mita Corp | ネットワーク機器 |
US7137122B2 (en) | 2000-10-18 | 2006-11-14 | Xyratex Technology Limited | Methods and apparatus for regulating process state control messages |
US7190675B2 (en) | 2001-11-14 | 2007-03-13 | Nec Communications Systems Ltd. | Adaptive access control in LAN relaying apparatus |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP10267889A patent/JP2000101676A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7137122B2 (en) | 2000-10-18 | 2006-11-14 | Xyratex Technology Limited | Methods and apparatus for regulating process state control messages |
US7190675B2 (en) | 2001-11-14 | 2007-03-13 | Nec Communications Systems Ltd. | Adaptive access control in LAN relaying apparatus |
JP2006270471A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Kyocera Mita Corp | ネットワーク機器 |
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