JP2000101600A - 帯域調整システム - Google Patents

帯域調整システム

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JP2000101600A
JP2000101600A JP10271077A JP27107798A JP2000101600A JP 2000101600 A JP2000101600 A JP 2000101600A JP 10271077 A JP10271077 A JP 10271077A JP 27107798 A JP27107798 A JP 27107798A JP 2000101600 A JP2000101600 A JP 2000101600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存ホストがネットワーク帯域を全て予約し
占有している場合でも新規ホストの帯域予約を可能にす
る。 【解決手段】 新規ホスト1Cは通信に先立ちネットワ
ークの新規帯域が予約できない場合は、通信宛先を示す
ホスト1Dへの経路上にあるルータの帯域管理テーブル
の情報をホスト1Dに入力させ、ホスト1Dはこのテー
ブル情報を入力すると帯域調整部に帯域の調整を行わせ
るとともに、その調整結果に基づき既存ホスト1A,1
Bに対して帯域削減を依頼する。そして、この依頼に対
し同意が得られると、帯域調整部の調整結果に基づく割
当帯域を予約し、かつホスト1Cに前記割当帯域を通知
して帯域を予約させ、既存ホスト及び新規ホスト1C,
1Dは自身の使用帯域をルータに送出してテーブルの情
報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
帯域予約を行うシステムに関し、特に帯域を予約する際
に帯域を調整する帯域調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】帯域予約プロトコル(RSVP:Res
ource ReSerVationProtoco
l)などの帯域予約技術を用いれば、指定したネットワ
ーク帯域を占有してアプリケーションを動かしネットワ
ークを介した通信を行うことができる。
【0003】図12はこのような帯域予約システムの構
成を示すブロック図である。図12において、1A〜1
Dは各ユーザA〜Dがそれぞれ用いるホストであり、各
ホスト1A〜1Dは図示しないネットワークを介して接
続されている。また、2はルータであり、各ホスト1A
〜1D間の接続を制御するものである。各ホスト1A〜
1Dには、それぞれアプリケーション(アプリケーショ
ンプログラム)11、帯域予約プロトコル制御部14、
及び帯域予約を行うための帯域予約プロトコル16が設
けられている。また、ルータ2にも帯域予約を行うため
の帯域予約プロトコル24が設けられている。なお、図
12には図示省略されているが、ハードウェアとしてC
PUが各ホスト及びルータにそれぞれ設けられており、
アプリケーション11や帯域予約プロトコル制御部14
等のソフトウェアはCPUにより実行される。
【0004】いま、ユーザAが帯域予約を使ってユーザ
Bと通信を行うために自身が使用するホスト1Aのアプ
リケーション11を起動すると、ホスト1Aの帯域予約
プロトコル制御部14は帯域予約プロトコル16に対し
帯域予約の指示を行う。すると、ホスト1Aの帯域予約
プロトコル16と、ルータ2の帯域予約プロトコル24
と、ホスト1Bの帯域予約プロトコル16とが実行され
てこの間でシグナリングが行われ、ホスト1A―ルータ
2―ホスト1B間のネットワーク帯域が予約される。一
方、ユーザBの使用するホスト1Bにおいても、ユーザ
BからユーザAと通信を行うためのアプリケーション1
1が起動されると、ホスト1Bの帯域予約プロトコル制
御部14から帯域予約プロトコル16に対し帯域予約の
指示が行われ、ホスト1Bの帯域予約プロトコル16
と、ルータ2の帯域予約プロトコル24と、ホスト1A
の帯域予約プロトコル16とが実行されてこの間でシグ
ナリングが行われ、ホスト1B―ルータ2―ホスト1A
間のネットワーク帯域が予約される。この結果、各ホス
ト1A,1B間においてネットワークの予約帯域を占有
した通信が行われる。
【0005】このようにして、各ホスト1A,1Bがネ
ットワークの帯域を予約して通信を行っているときに、
ユーザCが帯域予約を用いたユーザDと通信を行うため
に自身の使用するホスト1Cのアプリケーション11を
起動すると、ホスト1Cの帯域予約プロトコル制御部1
4は同様にホスト1Cの帯域予約プロトコル16に対し
帯域予約の指示を行う。この場合、ホスト1Cの帯域予
約プロトコル16と、ルータ2の帯域予約プロトコル2
4と、ホスト1Dの帯域予約プロトコル16とが実行さ
れてこの間でシグナリングが行われるが、ルータ2で帯
域に空きがない場合には、エラーが発生し帯域予約に失
敗する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、既存のホスト
(即ち、ホスト1A,1B)によりネットワーク帯域が
すべて予約され占有された場合には、そのネットワーク
を介して新たに通信を行うホスト(即ち、ホスト1C,
1D)はネットワークの帯域を予約できないという課題
があった。したがって本発明は、既存のホストがネット
ワーク帯域を全て予約し占有している場合でも新たに通
信を行うホストに対しネットワークの帯域予約を許容し
通信させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ネットワークと、ネットワークを介
して接続される複数のホストと、ネットワーク上に配設
され各ホスト間の接続を制御するルータとからなるシス
テムにおいて、第1のホストは通信に先立ちネットワー
クの新規帯域が予約できない場合は、通信宛先を示す第
2のホストの経路上にあるルータに対し帯域削減依頼を
通知してそのルータの帯域管理テーブルの情報を第2の
ホストに出力させ、第2のホストはこの帯域管理テーブ
ルの情報を入力すると帯域調整部に帯域の調整を行わせ
るとともに、帯域調整部の調整結果に基づき、既にネッ
トワークの帯域を予約している既存ホストに対し前記帯
域の削減を依頼し、前記依頼に対する同意が得られる
と、帯域調整部の調整結果に基づく割当帯域を予約し、
かつ第1のホストに前記割当帯域を通知して帯域を予約
させ、既存ホスト,第1及び第2のホストは自身の使用
帯域をルータに送出して帯域管理テーブルの情報の更新
を行うようにしたものである。また、第1のホストは通
信に先立ちネットワークの新規帯域が予約できない場合
は、通信宛先を示す第2のホストの経路上にあるルータ
に対し帯域削減の依頼を行い、ルータはこの帯域削減依
頼を入力すると帯域調整部に帯域管理テーブルの情報に
基づく帯域調整を行わせるとともに、帯域調整結果を第
2のホストに出力し、この帯域調整結果の出力に対し第
2のホストから帯域削減の依頼を受けると、既にネット
ワークの帯域を予約している既存ホストに対し帯域調整
部の調整結果に基づく前記帯域の削減を依頼し、前記依
頼に対する同意が得られると、帯域調整部により割り当
てられた帯域を第1のホスト及び第2のホストに通知し
て帯域の予約を行わせ、かつ既存ホスト,第1及び第2
のホストからそれぞれ使用帯域を入力すると帯域管理テ
ーブルの情報を更新するようにしたものである。また、
ネットワークの帯域の変更を許可するサーバを備え、第
1のホストは新規帯域が予約できない場合は、サーバか
ら帯域の変更許可を示す変更許可書を入手したのち、帯
域調整部に帯域の調整を行わせるとともに、この調整結
果に基づいて帯域の予約を行うと変更許可書をサーバに
返却するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係る帯域調整システムの
構成を示すブロック図であり、ユーザAが使用するホス
ト1Aと、ユーザBが使用するホスト1Bと、各ホスト
1A,1Bとネットワーク4を介して接続されるルータ
2とからなる。ここで、図1及び後述する図2、図10
に示す各ブロック図には図示省略されているが、ハード
ウェアとしてCPUが各ホスト及びルータにそれぞれ設
けられており、後述のメイン処理部等のソフトウェアは
CPUにより実行されるものである。
【0009】ホスト1A及び1Bには、アプリケーショ
ン11と、メイン処理部12,帯域調整部13及び帯域
予約プロトコル制御部(以下、プロトコル制御部)から
なる帯域制御部15と、帯域予約を行うための帯域予約
プロトコル16とが設けられている。また、ルータ2に
は、メイン処理部21及び帯域管理テーブル22からな
る帯域制御部23と、帯域予約を行うための帯域予約プ
ロトコル24とが設けられている。ここで、帯域制御プ
ロセス3は、各ホスト1A,1Bの帯域制御部15及び
ルータ2の帯域制御部23に設けられ、ネットワーク4
の帯域を調整する機能を有するプログラムであって、ホ
スト1A,1B及びルータ2上で動作する。帯域制御部
15を構成するホスト1A,1B内のメイン処理部12
は、ユーザからのサービス起動要求を受け付けると、ア
プリケーション11を実行して他のホストのメイン処理
部12やルータ2のメイン処理部21と通信したり、同
一ホスト内の帯域調整部13及びプロトコル制御部14
を制御する。
【0010】また、ルータ2のメイン処理部21は、ホ
スト1A,1B内の各メイン処理部12と通信したり、
また、ルータ2内の帯域管理テーブル22の参照及び書
き替えなどを行う。ルータ2内の上記帯域管理テーブル
22は、ネットワーク4上で、どのホストがどのような
アプリケーションを実行して、どのくらい帯域を使用し
ているのかの情報を管理するためのテーブルである。
【0011】ホスト内に設けられた帯域調整部13は、
ルータ2の帯域管理テーブル22の情報をもとに、後述
する既存ホストの使用帯域の下げ方を算出するものであ
る。なお、システム内に複数のルータが存在している場
合は、帯域調整部13はそれぞれのルータ内に設けるよ
うにしても良い。。帯域予約プロトコル16,24は、
RSVP(Resource ReSerVation
Protocol)などの既存の帯域予約プロトコル
であり、各ホスト1A,1Bにおいてはプロトコル制御
部14により実行される。なお、ネットワーク4は、イ
ンターネット、イントラネットなどの既存のネットワー
クである。
【0012】[第1の実施の形態]図2は第1の実施の
形態の構成を示すブロック図であり、第1の実施の形態
のシステムは、ホスト1A〜1Dと、ホスト1A,1C
とネットワーク4を介して接続されるルータ2Aと、ホ
スト1B,1Dとネットワーク4を介して接続されるル
ータ2Bと、ネットワーク4上に配置されネットワーク
帯域の変更許可を管理するサーバ5とからなる。そして
各ホストの帯域制御部15には帯域制御プロセス3A
が、また各ルータの帯域制御部23には帯域制御プロセ
ス3Bがそれぞれ、ネットワーク4の帯域調整機能を有
するプログラムとして常駐する。ここで、便宜上、ネッ
トワークはイーサネットとし、扱える最大帯域は10M
bit/sとする。
【0013】次に、図3は図2に示すシステムの動作を
示すフローチャート、図4は各ホストの図示しないディ
スプレイに表示される表示画面である。図2のブロック
図、図3のフローチャートおよび図4の表示画面を参照
しながら本システムの動作を説明する。帯域制御プロセ
ス3A,3Bはそれぞれ各ホスト、及びルータ上であら
かじめ起動されており、したがって各ホストのメイン処
理部12及び各ルータのメイン処理部21も起動されて
いる。この場合、ホスト1Aのメイン処理部12は、ホ
スト1Aの図示しないディスプレイ上に図4(a)に示
すサービス起動画面を表示している。
【0014】ホスト1Aを使用しているユーザAは、こ
のサービス起動画面中の該当部分をクリックして自身が
使用するサービス、通信先、及び帯域予約の有無をそれ
ぞれ設定し、さらにサービス起動画面中のサービス開始
を示す黒丸印をクリックしてメイン処理部12にサービ
ス開始を依頼する。この場合、通信先としてユーザBが
使用するホスト1Bが設定されたものとする。ホスト1
Aのメイン処理部12は、このときネットワーク4を介
して通信先ホスト1Bのメイン処理部12に働きかけ、
ホスト1Bの図示しないディスプレイ上に図4(b)に
示す通信要求画面を表示させ、通信相手であるユーザB
の同意を得る。ここで、同意が得られなかった場合は図
3のステップS1の判定が「N」となり、この場合は、
ステップS16でディスプレイ上に図4(c)に示す通
話拒否画面を表示して通信サービスの失敗の旨のメッセ
ージを出力し、サービスを終了する。
【0015】一方、ユーザBの同意が得られその旨の信
号(即ち、図4(b)の通信要求画面中の「はい」に該
当する黒丸印をクリックした信号)をホスト1Bから受
信しステップS1の判定が「Y」となると、図3のステ
ップS2へ処理を進める。なお、ユーザAは、図5
(a)のサービス起動画面上で帯域予約使用を選択設定
しているとする。ホスト1A,1Bの各メイン処理部1
2は、それぞれ自身のプロトコル制御部14に働きか
け、帯域予約プロトコル16を実行させ、かつこれによ
りルータの帯域予約プロトコル24も実行させて、使用
するネットワーク4上の伝送路(この場合の伝送路は、
ホスト1A―ルータ2A―ルータ2B―ホスト1B)の
帯域の予約を行う。この場合は、他のホストがネットワ
ーク帯域を使用していないため、ネットワーク帯域に空
きがありしたがって図3のステップS2の判定が「Y」
となるため、ホスト1A,1Bでは帯域の予約が行わ
れ、さらにホスト1A,1Bではそれぞれアプリケーシ
ョン11が起動され各メイン処理部12により実行され
る(図3のステップS3)。
【0016】次に、アプリケーション11を実行するホ
スト1A,1Bの各メイン処理部12は、それぞれ自身
が使用する伝送路上にある各ルータ2A,2Bのメイン
処理部21に働きかけ、送信するデータについての使用
帯域情報を通知する(図3のステップS4)。各ルータ
2A,2Bのメイン処理部21は、この帯域情報を自身
の帯域管理テーブル22に記憶する。図5(a),
(b)にそれぞれ、ルータ2A,2Bの各帯域管理テー
ブル22のデータ構造例を示す。
【0017】こうしてホスト1A,1B間でネットワー
ク4の帯域が予約される。そして、ホスト1Aからホス
ト1Bへの通信に関しては予約帯域5M(bit/s)
を用いた通信が行われ、またホスト1Bからホスト1A
への通信に関しては予約帯域5M(bit/s)を用い
た通信が行われるため、予約帯域の合計は10M(bi
t/s)となり一杯になる。こうしたホスト1A,1B
間の通信中に、新たにユーザCがユーザDと帯域予約を
使用する通信を希望したとする。すると、ユーザDが使
用するホスト1Dのディスプレイ上に同様に図4(b)
に示す通信要求画面が表示される。ここで、ユーザDの
同意を得られると、図3のステップS1の判定が同様に
「Y」となる。
【0018】この場合、ホスト1C,1Dのメイン処理
部12は、同様に自身のプロトコル制御部14に働きか
け、帯域予約プロトコル16を実行させて自身が使用す
る伝送路の帯域予約を行うが、その際に伝送路の帯域に
あまりがなく帯域予約に失敗したとする。即ち、ホスト
1C,1Dのメイン処理部12は、帯域予約時に自身が
使用する伝送路の帯域にあまりがなく帯域予約に失敗し
たことをプロトコル制御部14を介して認識すると、図
3のステップS2の「帯域に空きあり?」を「N」と判
定する。
【0019】この場合、通信を希望するユーザCが用い
るホスト1Cのメイン処理部12では、既存ホスト1
A,1Bが通信に使用している帯域を減らしてもらう帯
域変更依頼処理に入るが、その前にネットワーク帯域の
変更許可を管理するサーバ5に働きかけ、帯域変更依頼
の許可書をもらう。ここで、ネットワーク4内では、一
度に1つのメイン処理部しかこの許可書をもらえないと
し、この許可書を入手しないと、以下に続く帯域変更依
頼の処理に入れないとする。また、ホスト1Cは後述す
るように帯域変更依頼の処理がすべて終わったらこの許
可書をサーバに返すものとする。
【0020】サーバ5から上記許可書を入手し図3のス
テップS5の判定が「Y」となると、ホスト1Cのメイ
ン処理部12は通信先ホスト1Dまでの伝送路の帯域を
どのホストがどれだけ使用しているのかを調査する。以
下、その手順を示す。ホスト1Cのメイン処理部12
は、自身が使用する伝送路上(この場合の伝送路は、ホ
スト1C―ルータ2A―ルータ2B―ホスト1Dとな
る)の、すべてのルータのメイン処理部21に働きか
け、それぞれの帯域管理テーブルを参照させる(図3の
ステップS6)。まず1つのルータ2Aでの前記参照が
終わると、通信先ホスト1Dに向かって、次のルータ2
Bで同様に帯域管理テーブルの参照が行われ(図3のス
テップS8,S6)、最終的にホスト1Dまで達すると
ステップS7の「目的ホストに到着?」が「Y」とな
る。この結果、ホスト1Dのメイン処理部12には、ル
ータ2A,2Bにおける帯域管理テーブルの内容(情
報)が伝達され、ホスト1Dのメイン処理部12はホス
ト1Cからホスト1Dまでの伝送路帯域をどのホストが
どれだけ使用しているのかといった図6に示すような自
身の伝送路の帯域情報を知ることができる。
【0021】この場合、ホスト1Dのメイン処理部12
は、あらかじめネットワーク全体で合意の取れたポリシ
ーに沿って、帯域調整部13を用いて既存の帯域をどの
ように削減するかを算出する(図3のステップS9)。
ネットワーク全体で合意の取れたポリシーの1つの例と
して、物理的に使用可能な帯域を、これを使用したいア
プリケーションの頭数で割った値が個々のアプリケーシ
ョンに割り振られる。
【0022】いま、ネットワークの使用可能な帯域は、
最大10Mbit/sとする。既存のホスト(ホスト1
A,1B)のアプリケーションに加えて、新規ホスト
(ホスト1C,1D)のアプリケーションが入ること
で、合計4つのアプリケーションで帯域を分け合うこと
になる。このため、1つのアプリケーション当たり 10Mbit/s÷4=2.5Mbit/s の帯域を割り振る。この結果、既存ホスト1A,1B
は、それぞれ5Mbit/sから2.5Mbit/sに
帯域が削減されることになる。こうした帯域調整部13
による帯域削減算出動作のフローチャートを図7に、帯
域削減算出結果のデータ構造例を図8に示す。
【0023】即ち、図7において、帯域調整部13は、
まずメイン処理部12からルータの帯域管理テーブルの
情報を入手(ステップS51)すると、ネットワーク上
で帯域を使用し通信を行っている既存ホストのアプリケ
ーション数を把握する(ステップS52)。次に、ネッ
トワーク4の最大帯域を既存及び新規の各アプリケーシ
ョン数で割って1アプリケーション当たりの割当帯域を
算出する(ステップS53)。そして、この算出結果を
メイン処理部12に伝達する(ステップS54)。
【0024】即ち、新規ホスト1Dの帯域調整部13
は、ネットワーク4の最大帯域を既存及び新規の各アプ
リケーション数で割って1アプリケーション当たりの割
当帯域を算出し既存ホストに対する帯域削減算出結果を
メイン処理部12に送出する。ホスト1Dのメイン処理
部12は、入力した算出結果に基づき既存ホスト1A,
1Bのメイン処理部12に対し、いくらに帯域を再設定
してほしい旨の帯域削減依頼を出力する(図3のステッ
プS10)。
【0025】新規ホストであるホスト1Dのメイン処理
部12から帯域削減依頼通知を受けた既存ホスト1A,
1Bのメイン処理部12は、ホスト1A,1Bの各ディ
スプレイに図4(d)に示す画面を表示し、ユーザA,
Bの同意を得るようにする。そして、帯域の削減につい
てユーザAまたはユーザBの同意が得られなければ、こ
の帯域削減要求は失敗し、既存ホストのメイン処理部1
2はホスト削減要求を行ったホスト1Dのメイン処理部
12に失敗の結果を知らせる。この結果、図3のステッ
プS11の判定は「N」となり、ホスト1Dのメイン処
理部12はホスト1Cのメイン処理部12に働きかけ、
ホスト1Cのディスプレイ上に図4(c)に示す通話拒
否画面を表示して通信サービスの失敗の旨のメッセージ
を出力してユーザCに帯域確保に失敗したことを伝え、
サービスを終了する(図3のステップS15)。
【0026】一方、ユーザA,B双方の同意に基づくホ
スト1A,1Bからの了解操作情報(即ち、図4(d)
の帯域削減依頼画面中の「了解する」に該当する黒丸印
がクリックされた信号)が得られれば図3のステップS
11の判定は「Y」となる。この場合、ホスト1A,1
Bのメイン処理部12は、それぞれプロトコル制御部1
4を介して帯域の値を減らし再度帯域予約を実行する。
続いて、ホスト1A,1Bのメイン処理部12は、それ
ぞれ使用している伝送路上にある各ルータのメイン処理
部21に働きかけ、使用している帯域情報を再度通知す
る。各ルータのメイン処理部21は、この使用帯域情報
を帯域管理テーブル22に記憶する。
【0027】その後、新規ホスト1Dは自身の帯域調整
部13で割り当てた割当帯域を新規ホスト1Cに送り、
新規ホスト1C,1Dのメイン処理部12は、それぞれ
プロトコル制御部14に働きかけ、帯域予約プロトコル
16を実行させて自身が使用する伝送路の帯域予約を行
う。さらにホスト1C,1Dのメイン処理部12はそれ
ぞれアプリケーション11の起動を行う(図3のステッ
プS12)。次に、ホスト1C、1Dのメイン処理部1
2は、それぞれ使用している伝送路上にある各ルータの
メイン処理部21に働きかけ、使用している帯域情報を
通知する。各ルータのメイン処理部21はこの使用帯域
情報を、帯域管理テーブル22に記憶する(図3のステ
ップS13)。図9(a),(b)に、更新されたルー
タ2A,2Bの帯域管理テーブル22のデータ構造例を
示す。最後に、ホスト1Cのメイン処理部12はネット
ワーク帯域の変更許可を管理するサーバ5に帯域変更依
頼の許可書を返し(図3のステップS14)、一連の処
理を終了する。
【0028】[第2の実施の形態]次に図10は本発明
の第2の実施の形態を示すブロック図である。図1のシ
ステムでは、各ホスト1A〜1Dに帯域調整部13を設
けていたが、図10のシステムでは各ルータ2A,2B
に帯域調整部25を設けている。図10のブロック図及
び図11のフローチャートに基づいて第2の実施の形態
のシステムの動作を説明する。
【0029】ここで図11のフローチャートのステップ
S21〜S25及びステップS40に示す動作は、既に
説明した図3のフローチャートのステップS1〜S5及
びステップS16に示す動作と同等であるので、それら
の各ステップについては詳細な動作説明は省略し、概略
動作について説明する。ユーザAが、図4(a)のサー
ビス起動画面を介して、使用するサービス、通信先、帯
域予約の有無をそれぞれ設定し、サービス開始をメイン
処理部12に依頼したときに、通信先であるユーザBの
同意が得られると、ホスト1A,1Bの各メイン処理部
12は、それぞれ自身のプロトコル制御部14に働きか
け、帯域予約プロトコル16を実行させて、使用するネ
ットワーク4上の伝送路(ホスト1A―ルータ2A―ル
ータ2B―ホスト1B)の帯域の予約を行う。そしてさ
らにホスト1A,1Bの各メイン処理部12は、それぞ
れ自身のアプリケーション11の起動を行う(図11の
ステップS23)。続いて、アプリケーション11を実
行したホスト1A,1Bの各メイン処理部12は、使用
している伝送路上にある各ルータ2A,2Bのメイン処
理部21に働きかけ、送信するデータについての使用帯
域情報を通知する(図11のステップS24)。各ルー
タ2A,2Bのメイン処理部21はこの帯域情報を自身
の帯域管理テーブル22に記憶する。
【0030】こうしてホスト1A,1B間で帯域予約が
行われた後に、新たにユーザCが、帯域予約を用いてユ
ーザDと通信を希望し、ユーザDの同意が得られると、
同様にホスト1C,1Dのメイン処理部12は、自身の
プロトコル制御部14に働きかけ、帯域予約プロトコル
16を実行させて自身が使用する伝送路の帯域予約を行
うが、その際に伝送路の帯域にあまりがなく帯域予約に
失敗したとする。すると、ホスト1Cのメイン処理部1
2は、既存ホスト1A,1Bが通信に用いている帯域を
減らしてもらう帯域変更依頼処理に入るが、その前にネ
ットワーク帯域の変更許可を管理するサーバ5に働きか
け、帯域変更依頼の許可書をもらう。
【0031】サーバ5から上記許可書を入手し図11の
ステップS25の判定が「Y」となると、ホスト1Cの
メイン処理部12は、まず通信先ホスト1Dまでの伝送
路上に存在する、第1のノードであるルータ2Aに対し
帯域変更依頼を出力する(図11のステップS26)。
【0032】ルータ2Aのメイン処理部21は自身が保
有する帯域管理テーブル22の情報から、どのホストが
どれだけ帯域を使用しているのかを認識する。ルータ2
Aのメイン処理部21は、あらかじめネットワーク全体
で合意の取れたポリシーに沿って、帯域調整部25を用
いて既存の帯域をどのように削減するかを算出する。こ
こで、ネットワーク全体で合意の取れたポリシーの1つ
の例としては既に説明した物理的に使用可能な帯域を、
帯域を使用したいアプリケーション数で割った値が割り
振られる。この算出された帯域値は新規ホスト1Cから
の帯域変更依頼と一緒に、ルータ2Aのメイン処理部2
1から第2のノードであるルータ2Bに送られる(図1
1のステップS27)。
【0033】この時点では、まだ目的ホスト1Dにその
帯域値が到着していないため、図11のステップS28
の「N」を経てステップS29で次のルータ2Bへ進
み、次のルータ2Bでは同様に帯域管理テーブル22及
び帯域調整部25を用いて既存の帯域をどのように削減
するかを算出する。そしてこの算出結果と、ルータ2A
からの算出結果とを比較して削減量が大きい帯域値の方
を選択する。このようにして、目的ホスト1Dに達する
まで帯域変更依頼に基づく各ルータでの帯域削減算出処
理が行われ、図8に示すような最終的な算出結果がホス
ト1Dに伝達される。また、この際には各ルータ2A,
2Bの帯域管理テーブル22はそれぞれ図9(a),
(b)に示すような内容になる。
【0034】以上の動作は、ホスト1Cからホスト1D
に向けて帯域削減依頼を送出する動作であるが、図11
のステップS30以降の動作では、今度はルータ2Bか
らの帯域削減結果を得たホスト1Dがホスト1Cに向か
って帯域削減依頼メッセージを出力する(ステップS3
0)。このとき、ホスト1Dに伝達された図8に示す最
終的な算出結果もその帯域削減依頼に添付される。帯域
削減依頼を受けとった各ルータは、自身が関係する既存
ホストがあれば帯域削減依頼を出力する(図11のステ
ップS31,S32)。
【0035】即ち、まずルータ2Bのメイン処理部21
は、図8の最終関連ルータ欄に基づき自身が関連する既
存ホスト1A,1Bに帯域削減依頼を出力する。帯域削
減依頼を受けたホスト1A,1Bのメイン処理部12は
ホスト1A,1Bの各ディスプレイを通して、図4
(d)に示す画面を提示し、ユーザA,Bの同意を得
る。ここで、ユーザA,Bの同意が得られステップS3
3の判定が「Y」となると、ホスト1A,1Bのメイン
処理部12は、それぞれプロトコル制御部14を通し
て、帯域の値を減らして再度、帯域予約を実行する。ま
た、ホスト1A,1Bのメイン処理部12は、それぞれ
使用している伝送路上にある各ルータのメイン処理部2
1に働きかけ、使用帯域情報を通知する。各ルータのメ
イン処理部21は、この使用帯域情報を帯域管理テーブ
ル22に記憶する。
【0036】一方、帯域の削減についてユーザAあるい
はユーザBの同意が得られない場合はこの帯域削減要求
は失敗し、既存ホストのメイン処理部12は帯域削減要
求を出力したルータ2Bのメイン処理部21に失敗の結
果を知らせる。この結果、図11のステップS33の判
定は「N」となる。この場合、ルータ2Bはルータ2B
のメイン処理部21を介してホスト1Cのメイン処理部
12に働きかけ、ホスト1Cのディスプレイを通してユ
ーザCに帯域確保に失敗したことを伝える(図11のス
テップS34)。
【0037】ルータ2Bでは、既存ホストのユーザA,
Bから帯域削減の同意が得られた場合、帯域削減の成功
の旨を図8のルータチェック欄に記録し、次のルータ2
Aに対し帯域削減要求を通知する。その後、図11のス
テップS35の「N」を経てステップS36で次のルー
タ2Aに処理が進むが、次のルータ2Aは既存ホスト1
Aと物理的に接続されているものの、既にルータ2Bが
既存ホスト1Aを介してユーザAの同意を得ているた
め、ルータ2Aに関係する既存ホストはなく、したがっ
てルータ2Aの処理対象となる既存ホストは存在しない
ため、ステップS31の判定が「N」となる。このた
め、帯域削減情報はそのまま新規ホスト1Cに伝達され
る。こうして帯域削減依頼を行ったホスト1Cまで帯域
削減情報が通知されステップS35の判定が「Y」とな
ると、新規ホスト1Cはその帯域削減情報をホスト1D
に通知し、この結果、新規ホスト1C,1Dのメイン処
理部12はそれぞれプロトコル制御部14に働きかけ、
帯域予約プロトコル16を用いて、自身が使用する伝送
路の帯域予約を行う。そしてさらに、アプリケーション
11の起動を行う(図11のステップS37)。
【0038】その後、新規ホスト1C,1Dのメイン処
理部21は、それぞれ使用している伝送路上にある各ル
ータのメイン処理部21に働きかけ、使用している帯域
情報を通知する。各ルータのメイン処理部21はこの使
用帯域情報を、帯域管理テーブル22に記憶する(図1
1のステップS38)。その後、ホスト1Cのメイン処
理部12は、ネットワーク帯域の変更許可を管理するサ
ーバ5に、帯域変更依頼の許可書を返し(図11のステ
ップS39)、一連の処理を終了する。なお、第2の実
施の形態では、新規ホストから帯域削減依頼が行われた
場合、ルータ2Bが全ての既存ホスト1A,1Bに対し
帯域削減依頼を行っているが、この場合、まずルータ2
Bが既存ホスト1Bに帯域削減依頼を行い、これに対す
る同意が得られるとその同意情報と帯域削減情報とをル
ータ2Aに通知して、ルータ2Aに既存ホスト1Aに対
する帯域削減依頼を行わせ、それに対する同意が得られ
ると新規ホスト1Cに帯域削減情報を伝達させて伝送路
の帯域予約を行わせるように構成しても良い。この場
合、図8の最終関連ルータ欄には、ルータ2Aに対応し
てホスト1Aが、ルータ2Bに対応してホスト1Bがそ
れぞれ記憶される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1のホストは通信に先立ちネットワークの新規帯域が予
約できない場合は、通信宛先を示す第2のホストの経路
上にあるルータの帯域管理テーブルの情報を第2のホス
トに出力させ、第2のホストはこのテーブルの情報を入
力すると帯域調整部に帯域の調整を行わせるとともに、
帯域調整部の調整結果に基づき、既にネットワークの帯
域を予約している既存ホストに対し帯域の削減を依頼
し、この依頼に対する同意が得られると、帯域調整部の
調整結果に基づく割当帯域を予約し、かつ第1のホスト
に前記割当帯域を通知して帯域を予約させ、既存ホス
ト,第1及び第2のホストは自身の使用帯域をルータに
送出して帯域管理テーブルの情報を更新するようにした
ので、ネットワーク帯域が他の既存ホストに占有されて
いても、新規ホストは帯域予約を行うことができる。ま
た、第1のホストは新規帯域が予約できない場合は、第
2のホストの経路上にあるルータに対し帯域削減の依頼
を行い、ルータはこの帯域削減依頼を入力すると帯域調
整部に帯域管理テーブルの情報に基づく帯域調整を行わ
せるとともに、帯域調整部の調整結果を第2のホストに
出力し、第2のホストから帯域削減の依頼を受けると、
既にネットワークの帯域を予約している既存ホストに対
し帯域調整部の調整結果に基づく帯域の削減を依頼し、
この依頼に対する同意が得られると、帯域調整部により
割り当てられた帯域を第1及び第2のホストに通知して
帯域の予約を行わせ、かつ既存ホスト,第1及び第2の
ホストから使用帯域を入力すると帯域管理テーブルの情
報を更新するようにしたので、ネットワーク帯域が他の
既存ホストに占有されていても、新規ホストは同様に帯
域予約を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステムの基本的な構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 前記システムの第1の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図3】 図2のシステムの要部動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 前記システムを構成するホストのディスプレ
イに表示される表示画面の例を示す図である。
【図5】 前記システムを構成するルータに設けられた
帯域管理テーブルの設定内容を示す図である。
【図6】 ホストが入手する上記帯域管理テーブルの情
報を示す図である。
【図7】 前記システムに設けられた帯域調整部による
新規帯域割当の算出動作を示すフローチャートである。
【図8】 新規帯域割当の算出結果例を示す図である。
【図9】 ルータの帯域管理テーブルの更新例を示す図
である。
【図10】 前記システムの第2の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図11】 図10のシステムの要部動作を示すフロー
チャートである。
【図12】 従来システムの動作を示す図である。
【符号の説明】
1A〜1D…ホスト、2A,2B…ルータ、3A,3B
…帯域制御プロセス、4…ネットワーク、5…サーバ、
11…アプリケーション、12,21…メイン処理部、
13,25…帯域調整部、14…プロトコル制御部、1
5,23…帯域制御部、16,24…帯域予約プロトコ
ル、22…帯域管理テーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークと、前記ネットワークを介
    して接続される複数のホストと、前記ネットワーク上に
    配設され各ホスト間の接続を制御するルータとからなる
    システムにおいて、 前記ホストは、アプリケーションプログラムと、前記ア
    プリケーションプログラムを実行して通信処理を行う第
    1のメイン処理部と、前記ネットワークの帯域を予約す
    るための第1の帯域予約プロトコルと、前記第1のメイ
    ン処理部の制御に基づき第1の帯域予約プロトコルを実
    行して帯域の予約を行うプロトコル制御部と、前記第1
    のメイン処理部の制御に基づき前記ネットワークの帯域
    を調整する帯域調整部とを有し、 前記ルータは、第1の帯域予約プロトコルと協同して前
    記ネットワークの帯域を予約する第2の帯域予約プロト
    コルと、各ホストのネットワークの使用帯域を管理する
    帯域管理テーブルと、各ホストの第1のメイン処理部と
    通信を行い、前記帯域管理テーブルの情報を各ホストに
    伝達するとともに前記第1のメイン処理部からの更新要
    求に応じ前記帯域管理テーブルの情報を更新する第2の
    メイン処理部とを有し、 通信を開始する第1のホストは前記通信に先立ちネット
    ワークの新規帯域が予約できない場合は、通信宛先を示
    す第2のホストの経路上にある前記ルータに対し帯域削
    減依頼を通知してそのルータの帯域管理テーブルの情報
    を第2のホストに出力させ、第2のホストはこの帯域管
    理テーブルの情報を入力すると帯域調整部に帯域の調整
    を行わせるとともに、帯域調整部の調整結果に基づき、
    既にネットワークの帯域を予約している既存ホストに対
    し前記帯域の削減を依頼し、前記依頼に対する同意が得
    られると、帯域調整部の調整結果に基づく割当帯域を予
    約し、かつ前記第1のホストに前記割当帯域を通知して
    帯域を予約させ、前記既存ホスト,前記第1及び第2の
    ホストは自身の使用帯域をルータに送出して帯域管理テ
    ーブルの情報の更新を行うことを特徴とする帯域調整シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1のホストと前記第1のホスト間には複数のルー
    タが配置され、 前記第1のホストに接続される第1のルータは、第1の
    ホストから帯域削減依頼を入力すると自身に接続される
    第2のルータに対し自身の帯域管理テーブルの情報を送
    信し、第2のルータは、自身に前記第2のホストが接続
    されている場合は自身の帯域管理テーブルの情報と第1
    のルータの帯域管理テーブルの情報とを第2のホストに
    送信することを特徴とする帯域調整システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークと、前記ネットワークを介
    して接続される複数のホストと、前記ネットワーク上に
    配設され各ホスト間の接続を制御するルータとからなる
    システムにおいて、 前記ホストは、アプリケーションプログラムと、前記ア
    プリケーションプログラムを実行して通信処理を行う第
    1のメイン処理部と、前記ネットワークの帯域を予約す
    るための第1の帯域予約プロトコルと、前記第1のメイ
    ン処理部の制御に基づき第1の帯域予約プロトコルを実
    行して帯域の予約を行うプロトコル制御部とを有し、 前記ルータは、第1の帯域予約プロトコルと協同して前
    記ネットワークの帯域を予約する第2の帯域予約プロト
    コルと、各ホストのネットワークの使用帯域を管理する
    帯域管理テーブルと、各ホストの第1のメイン処理部と
    通信を行うとともに前記第1のメイン処理部からの更新
    要求に応じ前記帯域管理テーブルの情報を更新する第2
    のメイン処理部と、前記第2のメイン処理部の制御に基
    づき前記ネットワークの帯域を調整する帯域調整部とを
    有し、 通信を開始する第1のホストは前記通信に先立ちネット
    ワークの新規帯域が予約できない場合は、通信宛先を示
    す第2のホストの経路上にある前記ルータに対し帯域削
    減の依頼を行い、前記ルータはこの帯域削減依頼を入力
    すると帯域調整部に帯域管理テーブルの情報に基づく帯
    域調整を行わせるとともに、帯域調整結果を第2のホス
    トに出力し、この帯域調整結果の出力に対し第2のホス
    トから帯域削減の依頼を受けると、既にネットワークの
    帯域を予約している既存ホストに対し帯域調整部の調整
    結果に基づく前記帯域の削減を依頼し、前記依頼に対す
    る同意が得られると、帯域調整部により割り当てられた
    帯域を第1のホスト及び第2のホストに通知して帯域の
    予約を行わせ、かつ前記既存ホスト,第1及び第2のホ
    ストからそれぞれ使用帯域を入力すると帯域管理テーブ
    ルの情報を更新することを特徴とする帯域調整システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1のホストと第2のホスト間には複数のルータが
    配置され、 前記第1のホストに接続される第1のルータは第1のホ
    ストから帯域削減依頼を入力すると、自身の帯域調整部
    に帯域調整を行わせこの帯域調整結果と前記帯域削減依
    頼とを自身に接続される第2のルータに送信し、第2の
    ルータは第1のルータから帯域削減依頼を入力すると自
    身の帯域調整部に帯域調整を行わせるとともにこの帯域
    調整結果と第1のルータからの帯域調整結果とを比較し
    て削減量の大きい帯域調整結果を選択し、自身に前記第
    2のホストが接続されている場合は前記選択した帯域調
    整結果を第2のホストに出力する一方、この帯域調整結
    果の出力に対し第2のホストから帯域削減の依頼を受け
    ると、自身に接続される前記既存ホストに対し前記選択
    した帯域調整結果に基づく前記帯域の削減を依頼し、前
    記依頼に対する同意が得られると、前記選択した帯域調
    整結果を第1のルータに通知し、第1のルータは自身の
    処理対象となる既存ホストがない場合は第2のルータか
    ら通知された帯域調整結果に基づく帯域を第1のホスト
    に通知して帯域の予約を行わせ、かつ第1のホストは第
    1のルータから通知された帯域調整結果に基づく帯域を
    第2のホストに通知して帯域の予約を行わせるととも
    に、第1及び第2のルータは、それぞれ自身に接続され
    る前記既存ホスト,第1及び第2のホストから使用帯域
    を入力すると自身の帯域管理テーブルの情報を更新する
    ことを特徴とする帯域調整システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかの請求
    項において、 前記ネットワークの帯域の変更を許可するサーバを備
    え、前記第1のホストは通信に先立ち前記ネットワーク
    の新規帯域が予約できない場合は、前記サーバから帯域
    の変更許可を示す変更許可書を入手したのち、前記帯域
    調整部に帯域の調整を行わせるとともに、この帯域調整
    結果に基づいて帯域の予約を行うと前記変更許可書を前
    記サーバに返却することを特徴とする帯域調整システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004023744A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Sharp Corp 通信システムおよび通信帯域制御方法
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JP2008154029A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Nec Corp 帯域利用制御システム、帯域利用制御方法、装置及びそのプログラム

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