JP2000101558A - ユニークワード検出方法及び回路とデジタル通信装置 - Google Patents

ユニークワード検出方法及び回路とデジタル通信装置

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JP2000101558A
JP2000101558A JP10271783A JP27178398A JP2000101558A JP 2000101558 A JP2000101558 A JP 2000101558A JP 10271783 A JP10271783 A JP 10271783A JP 27178398 A JP27178398 A JP 27178398A JP 2000101558 A JP2000101558 A JP 2000101558A
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Yoshiaki Oki
良紀 大木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 許容誤りビット数を降雨、降雪計を基に決定
し、かつ、受信データの誤り率より許容誤りビット数を
修正することを課題とする。 【解決手段】 デジタル通信に用いる受信装置のユニー
クワード検出回路において、受信デジタル信号からベー
スバンド信号に復調する復調器と、該ベースバンド信号
を入力するシフトレジスタと、該シフトレジスタ内のデ
ータと予め定めたユニークワードパターンを格納した記
憶手段の出力データとを比較する比較器と、ベースバン
ド信号のデータ誤り率を測定するデータ誤り率測定器
と、受信デジタル信号を受信するアンテナの近傍の降雨
・降雪度合いを測定する降雨・降雪計と、降雨・降雪度
合いに応じて許容誤りビット数を決定する許容誤りビッ
ト数決定回路と、許容誤りビット数とデータ誤り率とに
より許容誤り偏差を出力する許容誤り偏差回路と、許容
誤り偏差に応じて許容誤りビット数を補正することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信にお
ける同期を確立する際に用いるユニークワードを検出す
るユニークワード検出方法及びそのユニークワード検出
回路とデジタル通信装置に関する。また、本発明は、降
雨・降雪計及び受信データの誤り率測定によるユニーク
ワード検出方法及びその回路及びユニークワード検出方
法及びその回路を用いるデジタル通信装置に係り、特に
伝送路上の信号対雑音電力比(C/N)の劣化を生ずる
衛星通信等において、高い受信効率及び利用効率を保持
する方式である。
【0002】
【従来の技術】衛星通信システムにおいては、所要電力
の低減あるいはアンテナの小型化を図るために、高い符
号化利得を有する誤り訂正符号や高能率音声符号化技術
を導入することが行われる。また、この衛星通信システ
ムは、極めて低いC/Nの下で運用される。従って、高
利得誤り訂正符号や高能率符号化技術が適用される衛星
通信システムでは、低C/N条件下においても受信効率
を高め、再送要求を押さえることが必要とされている。
【0003】近年の衛星通信システムは、大容量通信が
必要となっている。そのため、伝送レートを高くするた
めに、搬送波の周波数帯域がより高い方向へ動いてい
る。そのため、伝送路内に存在する水蒸気などによる電
磁波の吸収がC/N比の劣化すなわち回線の品質の劣化
になってしまう。
【0004】バースト信号の先頭部に付加されるプリア
ンブル、あるいはフレーム内に周期的に配置されている
ユニークワードは、回線網への接続上、受信フレーム基
準の設定や送信フレームタイミングの生成などを行う重
要な役割を果たす。また、フレーム同期に使用されるユ
ニークワードは、場合によって位相不確定性の除去、回
線の識別にも使用される。
【0005】従来のユニークワード等の符号誤り率の問
題を解決する方法として、特開平3−78338号公報
に示されているように、復調器によって復調処理された
データを使用して、誤り率を推定している。しかし、こ
の方法では、正確な誤り率を推定するために時間がかか
る。そのため、C/Nが急激に変化するような場所で
は、使用することが難しい。また、正確な誤り率を推定
する時間に対して設定する時間によって、計り得る誤り
率の精度が決定されてしまう。さらに、受信したデータ
及び復号されたデータもおのおの受信データに誤りを持
っているため、誤り率の推定が難しい。
【0006】また、特開平3−184439号公報に
は、時分割多重による衛星通信方式のバースト信号を受
信するために用いられるユニークワード検出方式に関
し、バースト信号中の定位置にデータ信号との相関関係
が極めて少ないパターンのユニークワード信号を挿入し
て受信タイミングを得るため、許容ビット誤り数を予め
決めておき、ユニークワードパターン中のビット誤り数
がその許容ビット誤り数以下の時、ユニークワードが検
出するようにしている。かかる許容ビット誤り数とユニ
ークワードの誤検出確立とは反比例の関係があり、特に
降雨や降雪等による環境変化によって許容ビット誤り数
を変化させる必要があり、復調信号からユニークワード
の回線誤り率を測定し、この測定結果から許容ビット誤
り数を算出し、現実に計数されたビット誤り数とを比較
して、ユニークワードを検出することを特徴としてい
る。
【0007】また、特開平9−116483号公報に
は、受信電界強度及び干渉の変化があってもユニークワ
ードを適切に検出して最適なフレーム同期を確立するこ
とを課題として、無線受信信号中に含まれる連続する所
定の複数ビットのデータについて、当該データのうちの
許容誤りビット数を除く数のビットが予め設定されたユ
ニークワードの対応ビットと一致するときをユニークワ
ードの検出時とする際に、許容誤りビット数を時間帯内
のデータ誤り率又は受信電界強度に応じて設定すること
を特徴としている。かかる特徴により、受信電界強度及
び干渉の変化があってもユニークワードを適切に検出で
き、これにより受信電界強度及び干渉の変化があっても
最適なフレーム同期を確立することができる、としてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、C/N
が急激に変化するような場所では、正確な誤り率を推定
して、その推定値によってユニークワードを適切に検出
する点に関しては、未だ確立した方式が提供されていな
い。また、そのユニークワード中の誤り率を検出して適
切な許容誤りビット数を推定するためには相当な時間を
有することから、さらに適切な許容誤りビット数を検出
することすら未だ解決されていない。このように、計り
得る誤り率の精度を決定することが困難であり、さら
に、受信したデータ及び復号されたデータもおのおの受
信データに誤りを持っているため、誤り率の推定が極め
て困難である。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するもので、
許容誤りビット数を降雨、降雪計を基に決定し、かつ、
受信データの誤り率より許容誤りビット数を修正する方
法及び回路を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタル通信
に用いる受信装置のユニークワード検出回路において、
受信デジタル信号からベースバンド信号に復調する復調
器と、該ベースバンド信号を入力するシフトレジスタ
と、該シフトレジスタ内のデータと予め定めたユニーク
ワードパターンを格納した記憶手段の出力データとを比
較する比較器と、前記ベースバンド信号のデータ誤り率
を測定するデータ誤り率測定器と、前記受信デジタル信
号を受信するアンテナの近傍の降雨・降雪度合いを測定
する降雨・降雪計と、前記降雨・降雪度合いに応じて許
容誤りビット数を決定する許容誤りビット数決定回路
と、前記許容誤りビット数と前記データ誤り率とにより
許容誤り偏差を出力する許容誤り偏差回路と、前記許容
誤り偏差に応じて前記許容誤りビット数を補正すること
を特徴とする。
【0011】また、上記ユニークワード検出回路におい
て、前記許容誤りビット数決定回路は、前記降雨・降雪
計の前記降雨・降雪度合いに従って許容誤りビット数を
出力するテーブルと、前記テーブルの許容誤りビット数
に前記許容誤り偏差を加算して前記テーブルの許容誤り
ビット数を補正する加算器とから構成されることを特徴
とする。
【0012】また、上記ユニークワード検出回路におい
て、前記許容誤り偏差回路は、前記比較器の出力から前
記ユニークワードパターンを検出したか否かを判断し、
前記ユニークワードパターンを検出しなければ、前記誤
り率測定器の誤り率出力に従って許容誤り推定回路で許
容誤り度合いの許容誤りビット数を推定し、推定した前
記許容誤りビット数と前記降雨・降雪度合いに応じた所
定の許容誤りビット数とから偏差回路で前記許容誤り偏
差を出力することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、デジタル通信に用いる受
信装置のユニークワード検出方法において、復調器で復
調されたデジタル信号は、シフトレジスタに供給され、
前記シフトレジスタに供給されたデジタル信号は比較器
によって、予めユニークワードが格納されている記憶手
段の内容と比較し、前記ユニークワードが検出されたか
否かを判定し、前記比較器の前記ユニークワードの検出
の判断基準の1つである許容誤りビット数は降雨・降雪
計で測定された降雨・降雪度合いを基に許容誤りビット
数決定回路により決定され、前記許容誤りビット数決定
回路で決定された許容誤りビット数を用いて前記比較器
で前記ユニークワード検出を行い、前記ユニークワード
が検出された場合前記デジタル信号の受信データをデー
タ処理部にて解析処理を行うことを特徴とする。
【0014】また、上記ユニークワード検出方法におい
て、前記比較器で前記ユニークワードが誤検出及び不検
出された場合、前記デジタル信号を用いて前記データ誤
り率を誤り率測定器で測定し、前記誤り率測定器で測定
されたデータ誤り率、及び前記許容誤りビット数より許
容誤り偏差回路で許容誤り偏差を決定し、前記許容誤り
偏差回路で決定された前記許容誤り偏差を前記許容誤り
ビット数決定回路にフィードバックすることによって、
前記許容誤りビット数の内容を変更することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】[本実施形態の構成]図1は本発明の一実
施形態のユニークワード検出回路のブロック図を示す。
図1において、TDMA等のデジタル通信の受信部でベ
ースバンド信号に復調する復調器3と、該復調器3のデ
ジタル出力を順次入力するシフトレジスタ4と、シフト
レジスタ4に格納されたデジタルデータと一括して、R
OM5の予め定められたユニークワードパターンのデー
タと比較する比較器6と、シフトレジスタ4の出力を順
次送出して信号処理するデータ処理部7と、復調器3の
ベースバンド信号からデータ誤り率を測定するデータ誤
り率測定器8と、検出した誤り率81と比較器6の比較
結果と許容誤りビット数決定回路2の出力とから許容誤
り偏差91を検出する許容誤り偏差回路9と、アンテナ
の環境変化の一つとして降雨・降雪の時間当たりの降雨
量・降雪量を計測して降雨・降雪度合いとし、即ち環境
度合いとして検出する降雨・降雪計1と、降雨・降雪計
1の出力11と許容誤り偏差91とから許容誤りビット
数を決定する許容誤りビット数決定回路2と、から構成
される。
【0017】この受信信号は所定のフレームフォーマッ
トの信号で、搬送波を例えば位相変調(PSK:Phase
Shift Keying)して得られた被変調波であり、入力され
た受信変調波は復調器3により、図4に示すフレームフ
ォーマットのデータに復調される。図4において、フレ
ームデータフォーマットは一定の長さであり、N個のバ
ーストデータ1〜Nで構成されている。1つのバースト
データは、プリアンブル部PAのXbitと、ユニークワ
ード部UWのLbitと、データ部とで構成されている。
【0018】また、上記のプリアンブル部PAは予め決
められた信号であり、Xビットの長さを持つ。ちなみ
に、プリアンブル部PAの長さは衛星のシステムによっ
て決定される。また、ユニークワードUWはユニークワ
ード前後やユニークワード自身の相関により決められる
Lビットの固定パターンである。ちなみに、UWと図1
のROM5に格納されたデータの内容は一致する。
【0019】図1の復調器3により復調された受信デー
タ31が図4に示すプリアンブル部PAからシフトレジ
スタ4に供給される。前記シフトレジスタ4へ供給され
たデータは、ROM5の内容と比較器6において比較さ
れる。なお、前記比較器6の比較関数f(tn)(n=
1、…、d)は下記式で表される。 f(tn)= Σ X[UW(i)、b(tn、i)]……(1) ただし、Σは、i=1、2・・・、Lまでを和算する。
また、b(tn、i)は、時刻tnにおいて、シフトレ
ジスタ4内に供給される復調データで、一クロック毎
に、つまり一時刻毎に変化するビット列であり、UW
(i)はROM5の内容であって、固定したビット列で
あり、X[UW(i)、b(tn、i)]は、UW
(i)=b(tn、i)のとき、”0”を出力し、UW
(i)≠b(tn、i)のとき、”1”を出力する。従
って、比較器6と、ROM5と、ビット入力されるシフ
トレジスタ4とで、いわゆるマッチドフィルタを構成す
ることになり、比較関数f(tn)としては、シフトレ
ジスタ4のビット列がROM5のビット列と一致したと
き、最大レベルの出力を得ることができる。例えばシフ
トレジスタ4が64ビット列である場合、ROM5の6
4ビット列と一致していれば、例えば最大値としての”
0”の値が得られ、64ビット列中4ビットに差異があ
れば”4”の値が出力される。
【0020】また、降雨、降雪計1にて測定されたデー
タ11を許容誤りビット数決定回路2に供給する。ここ
で、降雨、降雪計1は、降雨計として、又は降雪計とし
て、それぞれの場合における測定方法が異なるので、降
雨又は降雪時における電波の減衰度の度合いに対しての
計数値を測定する。
【0021】ちなみに、図2は許容誤りビット数決定回
路2の回路例を示しており、降雨・降雪計1の電波環境
度合い11と本テーブルの出力に許容誤り偏差信号91
を加算した信号に従って、所定の許容誤りビット数21
を出力するテーブル201と、許容誤り偏差信号91と
テーブル201の出力を加算する加算器22と、から構
成される。前記許容誤りビット数決定回路2内の図2に
示すテーブル201は降雨・降雪量11と許容誤りビッ
ト数ε0との関係が記されたテーブルである。前記許容
誤りビット数ε0と前記f(tn)を比較した結果、ユ
ニークワードの検出が正しく行われた際には、前記許容
誤りビット数決定回路2で決定された許容誤りビット数
ε0の変更は行わないものとする。
【0022】この許容誤りビット数決定回路2で、許容
誤りビット数ε0を不検出及び誤検出が発生した際に
は、復調器3で復調された復調データ31より誤り率8
1を誤り率測定器8を用いて測定する。前記測定された
誤り率81を許容誤り偏差回路9へ供給する。
【0023】図3は、許容誤り偏差回路9のブロックフ
ローチャートを示し、比較器6の出力61からユニーク
ワードを検出したか否かを判断し、ユニークワードを検
出したならば、以後処理はなく、ユニークワードを検出
しなければ、誤り率測定器8の誤り率出力に従って許容
誤り推定回路901で許容誤り度合いの許容誤りビット
数9011を推定し、許容誤りビット数9011と所定
の許容誤りビット数21とから偏差回路902で許容誤
り偏差91を出力する。
【0024】誤り率測定器8から供給された誤り率81
は、図3の許容誤り推定回路901に供給され、誤り率
81から許容誤りビット数9011を推定する。前記推
定された許容誤りビット数9011と許容誤りビット数
決定回路2によって決定された許容誤りビット数21を
用いて偏差回路902によって、許容誤り偏差91が決
定される。
【0025】前記決定された許容誤り偏差91を、図2
に示す許容誤りビット数決定回路2の加算器22に供給
し、その後、図2に示すテーブル201内のデータを更
新する。
【0026】[本実施形態の動作の説明]次に、図1に
示す本実施形態の動作について、図5を使って説明す
る。いま、復調器3の出力31が、シフトレジスタ4に
デジタルデータとして供給される。前記供給されたデジ
タルデータが図5(A)に示す時刻t1に達したとき、
比較器6によって比較関数f(tn)の計算を開始す
る。時刻t1の前に、誤り許容ビット数21は決定して
いる。
【0027】次に、図5(B)に示す時刻tnにおい
て、比較器6で比較関数f(tn)を求め、f(tn)
>ε0の時は、ユニークワード検出失敗と判断し、n=
n+1として、前記操作をユニークワード検出されるま
で繰り返し行う。
【0028】ただし、比較器6は最初にf(tn)≦ε
0になった時を、ユニークワード検出と認識する。最初
にユニークワードが検出された直後から、図4に示すデ
ータ部と認識され、図1に示すデータ処理部7によっ
て、プリアンブルPAとユニークワードとにより同期が
確立されたとして、データ処理が開始される。
【0029】ちなみに、d=X+1で初めて、f(t
d)≦ε0とならなければ、誤検出もしくは不検出した
と判断される。このとき、図1に示す誤り率測定器8、
許容誤り偏差回路9により許容誤り偏差91が決定さ
れ、図2に示すテーブル201内の選択データの内容が
変更される。
【0030】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
るものではなく、例えば、降雨、降雪計でなく温度計、
湿度計のような伝送路上に存在する回線品質を劣化させ
るファクターから許容誤りビット数ε0を制御、決定す
るような装置に適用することができる。
【0031】さらに、本発明は、ユニークワード部のみ
の操作であるため、ユニークワードを有するフレームフ
ォーマットであれば、いかなるフォーマットであっても
実施することができる。
【0032】上記実施形態では、ユニークワードの検出
を所定のユニークワード列と比較した例を示したが、所
定のパターンを有したマッチングフィルタを用いてもよ
く、その際許容誤りビット数決定回路からの許容誤りビ
ット数をマッチングフィルタのしきい値として持ち得れ
ば、同様な結果を得ることができる。
【0033】また、図4に示したフレームデータフォー
マット中、各バーストデータにプリアンブルPAとユニ
ークワードUWとを備えた例を示したが、プリアンブル
PAとユニークワードUWはフレームデータフォーマッ
トの先頭のバーストデータにより同期が確立されるとし
て、他のバーストデータにはヘッダー部とデータ部とで
構成するとしてもよい。
【0034】また、送受信装置を備えたデジタル通信装
置として、送信装置と受信装置との連携で、プリアンブ
ルPAとユニークワードUWとデータとを含めたフレー
ムを伝送する場合に、上述したユニークワード検出方法
によって受信データの同期を取ることにより、ベースバ
ンド信号によるデータ誤り率と共に、降雨、降雪、気
圧、温度等の電波環境の変化に対応したユニークワード
を検出しているので、ユニークワードの誤検出を避け、
不用意な不検出を防止し、当該誤りビットの少ない安定
したデータ送受信を相互にやりとりすることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信時の降雨量及び降雪量により許容誤りビット数ε0
が制御されるため、従来用いられている固定された許容
誤りビット数を採用した方式に比べ、ユニークワードの
誤検出や不検出を防止することができる。
【0036】さらに、誤検出の防止によりユニークワー
ドの検出後の処理であるデータ処理部7において、デー
タの再送要求の回数を減らすことも可能となる。そのた
め、回線の信頼性向上に寄与するところ大であるという
特長を有するものである。
【0037】さらに、本発明は、降雨及び降雪量を測定
することによって、許容誤りビット数ε0が決定された
後に、受信データの誤り率によって許容誤りビット数を
変更する方法も、同時に備えているため、全ての伝送路
上であらゆる条件で降雨降雪量と許容誤りビット数のテ
ーブルを作る必要もない。そのため、図2のテーブル2
01を作成する時間の大幅な短縮も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるユニークワード検出回路の構成ブ
ロック図である。
【図2】本発明によるユニークワード検出回路の許容誤
りビット数決定回路の構成ブロック図である。
【図3】本発明によるユニークワード検出回路の許容誤
り偏差回路の構成ブロック図である。
【図4】本発明によるユニークワード検出回路に用いる
ユニークワードのフォーマット構成図である。
【図5】本発明によるユニークワード検出回路の動作説
明図である。
【符号の説明】
1 降雨・降雪計 2 許容誤りビット数決定回路 3 復調器 4 シフトレジスタ 5 ROM 6 比較器 7 データ処理部 8 誤り率測定部 9 許容誤り偏差回路 22 加算器 201 テーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル通信に用いる受信装置のユニー
    クワード検出回路において、 受信デジタル信号からベースバンド信号に復調する復調
    器と、該ベースバンド信号を入力するシフトレジスタ
    と、該シフトレジスタ内のデータと予め定めたユニーク
    ワードパターンを格納した記憶手段の出力データとを比
    較する比較器と、前記ベースバンド信号のデータ誤り率
    を測定するデータ誤り率測定器と、前記受信デジタル信
    号を受信するアンテナの近傍の降雨・降雪度合いを測定
    する降雨・降雪計と、前記降雨・降雪度合いに応じて許
    容誤りビット数を決定する許容誤りビット数決定回路
    と、前記許容誤りビット数と前記データ誤り率とにより
    許容誤り偏差を出力する許容誤り偏差回路と、前記許容
    誤り偏差に応じて前記許容誤りビット数を補正すること
    を特徴とするユニークワード検出回路。
  2. 【請求項2】 前記許容誤りビット数決定回路は、前記
    降雨・降雪計の前記降雨・降雪度合いに従って許容誤り
    ビット数を出力するテーブルと、前記テーブルの許容誤
    りビット数に前記許容誤り偏差を加算して前記テーブル
    の許容誤りビット数を補正する加算器とから構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のユニークワード検出
    回路。
  3. 【請求項3】 前記許容誤り偏差回路は、前記比較器の
    出力から前記ユニークワードパターンを検出したか否か
    を判断し、前記ユニークワードパターンを検出しなけれ
    ば、前記誤り率測定器の誤り率出力に従って許容誤り推
    定回路で許容誤り度合いの許容誤りビット数を推定し、
    推定した前記許容誤りビット数と前記降雨・降雪度合い
    に応じた所定の許容誤りビット数とから偏差回路で前記
    許容誤り偏差を出力することを特徴とする請求項1又は
    2に記載のユニークワード検出回路。
  4. 【請求項4】 デジタル通信に用いる受信装置のユニー
    クワード検出方法において、 復調器で復調されたデジタル信号は、シフトレジスタに
    供給され、前記シフトレジスタに供給されたデジタル信
    号は比較器によって、予めユニークワードが格納されて
    いる記憶手段の内容と比較し、前記ユニークワードが検
    出されたか否かを判定し、前記比較器の前記ユニークワ
    ードの検出の判断基準の1つである許容誤りビット数は
    降雨・降雪計で測定された降雨・降雪度合いを基に許容
    誤りビット数決定回路により決定され、前記許容誤りビ
    ット数決定回路で決定された許容誤りビット数を用いて
    前記比較器で前記ユニークワード検出を行い、前記ユニ
    ークワードが検出された場合前記デジタル信号の受信デ
    ータをデータ処理部にて解析処理を行うことを特徴とす
    るユニークワード検出方法。
  5. 【請求項5】 前記許容誤りビット数決定回路は、前記
    降雨・降雪計の前記降雨・降雪度合いに従って所定のテ
    ーブルから許容誤りビット数を出力し、前記所定のテー
    ブルの許容誤りビット数に前記許容誤り偏差を加算器で
    加算して前記テーブルの許容誤りビット数を補正するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のユニークワード検出方
    法。
  6. 【請求項6】 前記許容誤り偏差回路は、前記比較器の
    出力から前記ユニークワードを検出したか否かを判断
    し、前記ユニークワードを検出しなければ前記デジタル
    信号からデータ誤り率を測定する誤り率測定器からデー
    タ誤り率を出力し、該出力に従って許容誤り推定回路で
    許容誤り度合いの許容誤りビット数を推定し、推定した
    前記許容誤りビット数と前記降雨・降雪度合いに応じた
    所定の許容誤りビット数とから偏差回路で前記許容誤り
    偏差を出力することを特徴とする請求項4又は5に記載
    のユニークワード検出方法。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5に記載のユニークワード
    検出方法において、 前記比較器で前記ユニークワードが誤検出及び不検出さ
    れた場合、前記デジタル信号を用いて前記データ誤り率
    を誤り率測定器で測定し、前記誤り率測定器で測定され
    たデータ誤り率、及び前記許容誤りビット数より許容誤
    り偏差回路で許容誤り偏差を決定し、前記許容誤り偏差
    回路で決定された前記許容誤り偏差を前記許容誤りビッ
    ト数決定回路にフィードバックすることによって、前記
    許容誤りビット数の内容を変更することを特徴とするユ
    ニークワード検出方法。
  8. 【請求項8】 ユニークワード検出回路を有するデジタ
    ル通信装置において、 アンテナから受信信号を受信す
    る受信部と、前記受信信号からベースバンド信号に復調
    する復調器と、該ベースバンド信号を入力するシフトレ
    ジスタと、該シフトレジスタ内のデータと予め定めたユ
    ニークワードパターンを格納した記憶手段の出力データ
    とを比較する比較器と、前記ベースバンド信号のデータ
    誤り率を測定するデータ誤り率測定器と、前記受信信号
    を受信する前記アンテナの近傍の降雨・降雪度合いを測
    定する降雨・降雪計と、前記降雨・降雪度合いに応じて
    許容誤りビット数を決定する許容誤りビット数決定回路
    と、前記許容誤りビット数と前記データ誤り率とにより
    許容誤り偏差を出力する許容誤り偏差回路と、前記許容
    誤り偏差に応じて前記許容誤りビット数を補正すること
    を特徴とするデジタル通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152604A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mitsubishi Electric Corp デジタル信号処理装置、通信装置および誤り制御方法

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