JP2000100324A - Fag収納パレット - Google Patents

Fag収納パレット

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JP2000100324A
JP2000100324A JP10268853A JP26885398A JP2000100324A JP 2000100324 A JP2000100324 A JP 2000100324A JP 10268853 A JP10268853 A JP 10268853A JP 26885398 A JP26885398 A JP 26885398A JP 2000100324 A JP2000100324 A JP 2000100324A
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JP
Japan
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fag
positioning
positioning pins
pallet
notch
Prior art date
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Pending
Application number
JP10268853A
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English (en)
Inventor
Kengo Fukuda
賢午 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の外周部に位置決め用の孔や切欠部など
を有しないFAGとの共用が可能で、しかも、外周部に
位置決め用の切欠部を有するFAGの位置決め精度の向
上と、FAGのパレットへの収納時に、FAGの逆方向
投入が確実に回避できるFAG収納パレットを提供す
る。 【解決手段】 パレットの上辺と下辺にそれぞれ対向し
て設けられた2対のFAG位置決めピンを、FAGの縦
方向の中心線に対して非対称に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰極線管におけ
る色選別機構の一つであるアパーチャグリルを収納する
パレットに係わり、詳しくは、簾状のアパーチャグリル
の周囲の形状が多少異なっていても共通に使用すること
が可能な収納パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】フェース表面が円筒面に形成装置された
カラーテレビジョン受像機やモニタ用陰極線管(例えば
トリニトロン:登録商標)の場合、FAG(フラット・
アパーチャ・グリル)の外周部とフレームとの溶接時
に、FAGと溶接用治具との位置決めのために、外周部
に位置決め用の孔や切欠部が設けられている(例えば特
開平9−7503号公報、特開平10−3855号公
報)。しかし、例えば外注品のように、ある種のFAG
には、必ずしもその外周部に位置決め用の孔や切欠部が
設けられていないものも存在している。一方、陰極線管
の種類は、画像品質の改善やフラット化に伴って増加す
る傾向にあり、FAGもその影響を受けざるを得ない。
そのため、陰極線管の組み立て工程においてフレームと
の溶接時に使用するFAG収納パレットの種類が増え、
また、設備(FAG溶接機)の年式、方式、仕様などの
相違により、その形状も多種多様である。
【0003】図3は、従来の外周部に位置決め用の孔や
切欠部が設けられていないFAGについて、その一例を
示す略正面図である。図の符号において、1はFAG、
aはその縦幅、bは横幅を示す。
【0004】この図3に示したFAG1は、例えばa=
550mm、b=570mmのような値である。このよ
うに、外周部に位置決め用の孔や切欠部が設けられてい
ないFAG1の場合には、次の図4に示すような収納パ
レットを使用している。
【0005】図4は、図3に示したFAG用の収納パレ
ットについて、その一例を示す略正面図である。図にお
ける符号は図3と同様であり、2は収納パレット、3は
FAG位置決めプレート、4〜9はFAG位置決めピン
を示す。
【0006】先の図3に示したように、外周部に位置決
め用の孔部等を有しないFAG1には、この図4に示し
たような収納パレット2を使用している。詳しくいえ
ば、この収納パレット2の場合、例えばその右辺の位置
を、1つのFAG位置決めプレート3によって決定し、
その他の3辺には、それぞれ2本のFAG位置決めピン
4〜9の合計6本のピンを使用している。この場合に、
収納パレット2の上辺と下辺にそれぞれ対向して設けら
れた2対のFAG位置決めピン4,9と5,8の取り付
け位置については、格別の制約はなく、図4において、
FAG1の中心線と、例えばFAG位置決めピン4,5
の各中心との距離x,x′、すなわち位置決めピンのピ
ッチ寸法は任意に決定可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、外周部に位置決め用の孔や切欠部が設けられてい
ないFAG1の場合には、図4に示したような収納パレ
ット2を使用して、溶接時の位置決めを行なっている。
この収納パレット2は、図3に示したようなFAG1、
すなわち、縦幅aと横幅bとが一定のFAG専用として
のみ有効である。ところが、FAG1の主要部、すなわ
ち、簾状のアパーチャ部分の寸法は同じでも、一部の設
計変更により、外周部の寸法が異なる場合がある。その
一例を、次の図5によって説明する。
【0008】図5は、図3に示したFAG1において、
縦方向の幅を一部変更したFAGについて、その一例を
示す略正面図である。図における符号は図3であり、1
1はFAG、cはその縦幅、dは切欠部の幅を示す。
【0009】この図5に示すFAG11は、その縦幅c
が大きくなっている。例えば、先の図3における縦幅a
=550mmに対して、数mm程度大きくなっており、
一例としてc=554mmとする。なお、横幅bは一定
とする場合である。また、切欠部の幅d=30mmとす
る。この場合には、図4に示した従来の収納パレット2
の上辺と下辺に設けられているそれぞれ2本のFAG位
置決めピン、すなわち、上辺のFAG位置決めピン8,
9と、下辺のFAG位置決めピン4,5とに対応する位
置に、位置決めピンの径より大きな幅dを有する切欠部
を設ければ、比較的容易に対応することができる。な
お、FAG11の上辺と下辺に設けられる切欠部の深さ
は、FAG11の縦幅cとFAG1の縦幅aとの差を2
で割った値、式で示せば、(c−a)/2に設定すれば
よい。FAG11の形状を、この図5のようにすれば、
図4に示した従来のFAG収納パレット、すなわち、F
AG1のように外周部に位置決め用の孔部などを有しな
いFAG収納パレットと共用することが可能になる。
【0010】図6は、図4に示した収納パレット2に、
簾状のアパーチャ部分の寸法が同一で外周部の寸法が一
部異なるFAGを収納する場合について、その一例を示
す略正面図である。図における符号は、図4および図5
と同様である。
【0011】しかし、異なる規格のFAG1,11につ
いて、同一の収納パレット2を使用するので、組み立て
工程においてFAGの種類を誤認する、というケースも
想定される。この発明は、従来の外周部に位置決め用の
孔や切欠部などを有しないFAG1との共用が可能で、
しかも、図5に示した外周部に位置決め用の切欠部を有
するFAG11の位置決め精度の向上と、FAGのパレ
ットへの投入時に、FAG11の逆方向投入(作業上の
ミス)が回避できるようにしたFAG収納パレットを実
現することを課題とする。また、FAG収納パレットへ
の逆方向投入を不可能にしたFAGを同時に提案する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のFAG収納パ
レットでは、パレットの上辺と下辺にそれぞれ対向して
設けられた2対のFAG位置決めピンを、FAGの縦方
向の中心線に対して非対称に取り付けるようにしてい
る。
【0013】請求項2のFAG収納パレットでは、2対
のFAG位置決めピンの取り付け位置の差を、FAGの
縦方向の中心線に対して、パレットに収納されるFAG
の外周部に設けられた切欠部の幅より大きくしている。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、従来のFAG収納パ
レットにおける位置決めピンの位置を変更することによ
り、外周部に位置決め用の孔部などを有しないFAG
と、FAGの外周部の寸法が多少異なるとともに、位置
決め用の切欠部を有するFAGとの共通使用を可能にし
た点に特徴を有している。具体的にいえば、図4に示し
たFAG収納パレットにおいて、その下辺のFAG位置
決めピン4,5の一方、例えばFAG位置決めピン5の
位置を、他方のFAG位置決めピン4側へ移動させるこ
とにより、FAG11の縦方向の中心線に対して非対称
に配置している。なお、上辺に設けられたFAG位置決
めピン5と対向するFAG位置決めピン8についても、
同様である。
【0015】図1は、この発明のFAG収納パレットに
逆投入することが不可能なFAGについて、その実施の
形態の一例を示す略正面図である。図の符号において、
21はFAGを示す。
【0016】この図1に示したFAG21も、その縦横
の寸法(a〜c)は、先の図5に示したFAG11と同
様であり、また、上辺と下辺に、それぞれ幅dの切欠部
が設けられているが、左側の切欠部の位置が図5と異な
っている。
【0017】図2は、この発明のFAG収納パレットに
ついて、位置決め用の切欠部を有するFAG21を投入
した場合の実施の形態の一例を示す略正面図である。図
における符号は図1および図6と同様であり、22は収
納パレット、23と24はFAG位置決めピンを示す。
【0018】この図2では、先の図6に示した収納パレ
ット12の上辺に設けられたFAG位置決めピン8と、
下辺に設けられたFAG位置決めピン5の代りに、FA
G位置決めピン24,23を、FAG21の縦方向の中
心線に対して非対称となるように取り付けた点が異なっ
ている。この図2において、1対のFAG位置決めピン
は、FAG位置決めピン9,4であり、他の1対のFA
G位置決めピンは、FAG位置決めピン24,23であ
る。この場合には、先の図6に示したFAG12の縦方
向の中心線からFAG位置決めピン5までの距離xが、
図2では、距離yに変更されている。
【0019】ここで、距離x′と距離yとの関係につい
て説明すると、両者が異なれば逆投入の防止には十分な
効果が得られるが、位置決め用の切欠部を有するFAG
21をより確実に収納するためには、x′−y≧dとす
るのが好ましい。例えば、x′=215mm、y=18
5mmとすれば、その差は30mmであり、切欠部の幅
dに相当する。なお、図2は一例であり、図6のFAG
12において、上辺に設けられたFAG位置決めピン8
と、下辺に設けられたFAG位置決めピン5の取り付け
位置を変更する場合であるが、上辺に設けられたFAG
位置決めピン9と、下辺に設けられたFAG位置決めピ
ン4の取り付け位置を変更しても、同様の効果が得られ
ることは明らかである。先の図1のように、FAG21
の外周部に切欠部を設けることによって、図3に示した
切欠部などを有しないFAG1との共用化が実現される
とともに、パレットへの逆投入が不可能な収納パレット
22を得ることができる。
【0020】なお、逆投入を防止することのみを目的と
するのであれば、必ずしも上下両辺に設けられるFAG
位置決めピン(4,5,8,9)の計4本の内、いずれ
か1つだけ、その位置を異ならせれば十分である。しか
し、FAG21の外周部に設ける切欠部の位置も同時に
変更する必要があるので、図2に示した収納パレット2
2のように、1対のFAG位置決めピン24,23につ
いて、FAG21の縦方向の中心線から等しい距離yと
することがコスト面等からも好適であり、FAG21の
製造コストも低減される。以上のように、この発明のF
AG収納パレットでは、収納パレット22の上辺と下辺
にそれぞれ対向して設けられた2対のFAG位置決めピ
ン(9,4と、24,23)について、FAG21の中
心線に対して非対称に取り付けている。したがって、従
来の外周部に位置決め用の孔や切欠部などを有しないF
AG1との共用が可能で、しかも、図1に示した外周部
の寸法は一部異なるが、外周部に位置決め用の切欠部を
有するFAG21の逆投入も未然に回避される。しか
も、1対のFAG位置決めピンによって、FAG21の
上下方向の位置決めが行なわれるため、取り付け誤差も
2分されるので、図4に示した従来の収納パレット2に
比べて、上下両辺に切欠部を有する図1のFAG21の
取り付け精度も同時に向上される。例えば、従来の収納
パレット2の取り付け誤差が0.5mmのとき、図2に
示した収納パレット22の取り付け誤差は0.2mm程
度になる。
【0021】
【発明の効果】請求項1のFAG収納パレットでは、パ
レットの上辺と下辺にそれぞれ対向して設けられた2対
のFAG位置決めピンを、収納されるFAGの縦方向の
中心線に対して非対称に取り付けている。したがって、
図1に示した外周部に位置決め用の切欠部を有するFA
G21の逆投入が不可能になり、作業上のミスが未然に
防止されるとともに、FAG位置決めプレートやFAG
位置決めピンの内側に収納可能な外周部に位置決め用の
孔や切欠部などを有しないFAG、例えば図3に示した
従来のFAG1との共用が可能になる。
【0022】請求項2のFAG収納パレットでは、請求
項1のFAG収納パレットにおいて、2対のFAG位置
決めピンの取り付け位置の差を、FAGの縦方向の中心
線に対して、パレットに収納されるFAGの外周部に設
けられた切欠部の幅より大きくしている。したがって、
請求項1のFAG収納パレットによる効果に加えて、図
1に示した外周部に位置決め用の切欠部を有するFAG
21の逆投入が全くできなくなるので、作業上のミスを
より確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のFAG収納パレットに逆投入するこ
とが不可能なFAGについて、その実施の形態の一例を
示す略正面図である。
【図2】この発明のFAG収納パレットについて、位置
決め用の切欠部を有するFAG21を投入した場合の実
施の形態の一例を示す略正面図である。
【図3】従来の外周部に位置決め用の孔や切欠部が設け
られていないFAGについて、その一例を示す略正面図
である。
【図4】図3に示したFAG用の収納パレットについ
て、その一例を示す略正面図である。
【図5】図3に示したFAG1において、縦方向の幅を
一部変更したFAGについて、その一例を示す略正面図
である。
【図6】図4に示した収納パレット2に、簾状のアパー
チャ部分の寸法が同一で外周部の寸法が一部異なるFA
Gを収納する場合について、その一例を示す略正面図で
ある。
【符号の説明】
3……FAG位置決めプレート、4〜9……FAG位置
決めピン、11……FAG、21……FAG、22……
収納パレット、23と24……FAG位置決めピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FAGの位置決めプレートと複数の位置
    決めピンとを有し、FAGを収納するパレットにおい
    て、 前記パレットの上辺と下辺にそれぞれ対向して設けられ
    た2対のFAG位置決めピンを、前記FAGの縦方向の
    中心線に対して非対称に取り付けたことを特徴とするF
    AG収納パレット。
  2. 【請求項2】 前記2対のFAG位置決めピンの取り付
    け位置の差は、前記FAGの縦方向の中心線に対して、
    前記パレットに収納されるFAGの外周部に設けられた
    切欠部の幅より大きいことを特徴とする上記請求項1記
    載のFAG収納パレット。
JP10268853A 1998-09-24 1998-09-24 Fag収納パレット Pending JP2000100324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077442A (ja) * 2001-09-03 2003-03-14 Gs-Melcotec Co Ltd 電池及び電池の製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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