JP2000100129A - 編集システム及び編集方法 - Google Patents

編集システム及び編集方法

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JP2000100129A
JP2000100129A JP10263688A JP26368898A JP2000100129A JP 2000100129 A JP2000100129 A JP 2000100129A JP 10263688 A JP10263688 A JP 10263688A JP 26368898 A JP26368898 A JP 26368898A JP 2000100129 A JP2000100129 A JP 2000100129A
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    • G11B2220/2508Magnetic discs
    • G11B2220/2512Floppy disks
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B2220/40Combinations of multiple record carriers
    • G11B2220/41Flat as opposed to hierarchical combination, e.g. library of tapes or discs, CD changer, or groups of record carriers that together store one title

Abstract

(57)【要約】 【課題】 編集処理の自由度を高くし、かつ、編集処理
の内容を視覚的に容易に把握する。 【解決手段】 エディッタウィンドウ40は、結果クリ
ップFCを取り扱う、換言すると結果クリップを生成す
るものである。タイムライン46は、合成処理を行う編
集対象のクリップを各レイヤに対して指定するためのエ
リアである。この編集システム1においては、その1つ
1つに合成処理の素材となるクリップを指定することが
できる。このタイムライン46においては、各レイヤの
1つ1つに合成処理の素材となるクリップが対応する。
オブジェクトエリア47には、タイムライン46を構成
する各レイヤの接続状態を示すオブジェクト52が表示
される。各オブジェクト52は、各レイヤに対応して1
つずつ存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像と画像を合成
し、それに特殊効果等を施して編集処理を行う編集シス
テム及び編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラから得られたビデオ
データを編集するポストプロダクションの分野において
は、素材のデータを記録する記録媒体としてディスクを
使用したノンリニア編集システムがある。このノンリニ
ア編集システムにおいて行われる編集処理としては、さ
まざまな種類の編集処理がある。例えば、複数の素材を
つなぎ合わせて所望のビデオプログラムを作成するため
のビデオ編集処理や、キー信号によって複数の素材を合
成するための合成処理や、素材に対して特殊効果処理を
施す特殊効果処理等が存在する。一般に、このビデオ編
集処理は編集装置で行われ、合成処理はビデオスイッチ
ャで行われ、特殊効果処理は特殊効果装置において行わ
れる。
【0003】今日、ディスク状記録媒体のランダムアク
セス性の向上によって、複数チャンネルのビデオデータ
に対して同時にアクセスできるようになり、この結果、
複数チャンネルのビデオデータをリアルタイムで処理す
る編集システムが要望されるようになってきた。例え
ば、テレビジョン放送のコマーシャル作成用の編集業界
や映画プログラム作成用の編集業界等では、数十から数
百の素材を使用して編集処理を行うと共に、異なる種類
の編集処理を組み合わせて使用することが要望されてい
る。さらに、これらの複数種類の編集処理を何度も繰り
返し行うことによって高度でかつ複雑な編集結果データ
を生成することが要求されてきた。
【0004】かかる編集処理を実現するために、編集処
理の内容を多層からなるレイヤ構造で示すタイムライン
を使った編集システムが提案されている。
【0005】かかる編集システムは、モニタに上記タイ
ムラインを表示することによって編集処理の内容をユー
ザに対して視覚的に分かりやすいように示すと共に、マ
ウス等のポインティングデバイスを使って編集処理も容
易に行うことができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来からの
編集システムでは、タイムラインはデータの値を制御す
ることはあってもデータの流れを制御することができな
かった。すなわち、レイヤ毎に処理する内容が決まって
いたため、レイヤ毎で単に所定の値に制御する処理が実
行されるだけで、各レイヤ毎にどのような処理を組み合
わせて実行をするという編集を行うことができず、編集
の自由度が低かった。
【0007】また、全体的な処理は、レイヤの下層から
上層の順に又は上層から下層の順に行われていたため、
レイヤの構成によって処理の内容が限定されていた。さ
らに、編集処理が複雑になるに従って、ユーザはその処
理の内容を容易に把握することができないようになって
いた。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであり、編集処理の自由度を高くし、かつ、編
集処理の内容を視覚的に容易に把握することができる編
集システム及び編集方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る編集システムは、複数の編集単位と
なるクリップを編集して編集処理済みの結果クリップを
生成する編集システムにおいて、時間を管理しながらク
リップに所定処理を施すクリップ処理層を複数有するク
リップ処理手段と、上記各クリップ処理層にそれぞれ対
応する複数のオブジェクトを有し、上記各オブジェクト
をそれぞれ接続して1つの階層構造を形成することで上
記各クリップ処理層の階層を決定する階層決定手段とを
備え、上記クリップ処理手段は、各クリップ処理層の時
間管理を行うとともに、一のクリップ処理層による所定
処理済みのクリップを当該一のクリップ層よりも上位の
階層にあるクリップ処理層に所定処理を行わせ、最上位
の階層のクリップ処理層から出力される所定処理済みの
クリップを結果クリップとして出力することを特徴とす
る。
【0010】本発明に係る編集方法は、複数の編集単位
となるクリップを編集して編集処理済みの結果クリップ
を生成する編集方法において、複数のクリップ処理層が
時間を管理しながらクリップに所定処理を施し、上記各
クリップ処理層にそれぞれ対応する複数のオブジェクト
を有し、上記各オブジェクトをそれぞれ接続して1つの
階層構造を形成することで上記各クリップ処理層の階層
を決定し、各クリップ処理層の時間管理を行うととも
に、一のクリップ処理層による所定処理済みのクリップ
を当該一のクリップ層よりも上位の階層にあるクリップ
処理層に所定処理を行わせ、最上位の階層のクリップ処
理層から出力される所定処理済みのクリップを結果クリ
ップとして出力することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0012】1.編集システムの全体構成 本発明は、例えば図1に示す構成の編集システム1に適
用される。編集システム1は、当該システム全体をコン
トロールするワークステーション2を備えている。ワー
クステーション2は、CPU(中央処理ユニット)や各
種処理回路、或いはフロッピーディスクドライブやハー
ドディスクドライブ等を備える本体2Aと、当該本体2
Aに接続されるディスプレイ2B、キーボード2C、マ
ウス2D及びペン・タブレット2Eとを有している。こ
のようなワークステーション2は、編集のためのアプリ
ケーション・ソフトウェアがハードディスクドライブに
予めインストールされており、オペレーティングシステ
ムの基で当該アプリケーション・ソフトウェアを動作さ
せることにより編集用のコンピュータとして起動する。
【0013】このアプリケーション・ソフトウェアを動
作させたときには、ディスプレイ2B上にGUI(グラ
フィカル・ユーザ・インターフェイス)のためのグラフ
ィック表示が表示されるようになされており、上述した
ペン・タブレット2Eやマウス2Dを使用して、当該デ
ィスプレイ2Bに表示される所望のグラフィック表示を
選択すれば、所望の編集コマンドをこのワークステーシ
ョン2に対して入力し得る。また編集に係わる各種数値
データ等も、キーボード2Cを介してこのワークステー
ション2に対して入力し得る。
【0014】なお、このワークステーション2は、編集
コマンドや各種数値データがユーザの操作により入力さ
れると、その編集コマンドや各種数値データに応じた制
御データを後述するデバイスコントローラ3に出力する
ようになされており、これによりデバイスコントローラ
3を介してこの編集システム1を構成する各機器を制御
し得る。但し、ビデオディスクレコーダ5に関しては、
デバイスコントローラ3を介さずとも、一部の機能を直
接制御することができる。
【0015】またこのワークステーション2には、その
デバイスコントローラ3を介してビデオデータが入力さ
れ、編集素材の画像や編集後の画像等をディスプレイ2
Bに表示し得る。
【0016】デバイスコントローラ3は、ワークステー
ション2からの制御データを受けて、実際に各機器を制
御する制御装置である。このデバイスコントローラ3に
対しては、ダイアル操作子やスライド操作子等を有した
専用コントローラ4が接続されており、これによりこの
編集システム1ではワークステーション2のキーボード
2Cやマウス2D或いはペン・タブレット2Eでは入力
し得ないような漸次変化する制御データも入力し得る。
【0017】デバイスコントローラ3は、ワークステー
ション2や専用コントローラ4からの制御データを受
け、その制御データに対応する機器を制御する。例えば
ビデオディスクレコーダ5に対しては、デバイスコント
ローラ3は、素材の再生や編集後の素材の記録を指示す
る。この指示を受けたビデオディスクレコーダ5は、そ
の指示に応じて、内部のディスク状記録媒体に記録され
ている所望素材のビデオデータやオーディオデータを再
生して出力したり、或いは編集されたビデオデータやオ
ーディオデータを当該ディスク状記録媒体に記録する。
【0018】同様に、ビデオテープレコーダ(VTR)
6に対しても、デバイスコントローラ3は、素材の再生
を指示する。この指示を受けたビデオテープレコーダ6
は、その指示に応じて、内部のビデオテープに記録され
ている所望素材のビデオデータやオーディオデータを再
生して出力する。なお、この編集システム1の場合に
は、ビデオテープレコーダ6に記録されているビデオデ
ータは一旦ビデオディスクレコーダ5にダウンロードさ
れてから素材のビデオデータとして扱われる。
【0019】デバイスコントローラ3は、スイッチャ7
に対しては、ビデオディスクレコーダ5、ビデオテープ
レコーダ6又はビデオカメラ8から出力されるビデオデ
ータの選択を指示する。この指示を受けたスイッチャ7
は、その指示に応じて、入力される所望素材のビデオデ
ータを選択してディジタルマルチエフェクタ9に出力し
たり、デバイスコントローラ3を介してワークステーシ
ョン2に出力したり、或いは入力される所望素材のビデ
オデータを順次選択してつなぎ合わせたり、編集したビ
デオデータをモニタ10に出力して表示させたり、その
編集したビデオデータをビデオディスクレコーダ5に戻
して記録させたりする。
【0020】デバイスコントローラ3は、ディジタルマ
ルチエフェクタ9に対しては、各種エフェクト処理を指
示する。この指示を受けたディジタルマルチエフェクタ
9は、その指示に応じて、入力される所望素材のビデオ
データに対して、モザイク処理や3次元的な画像変換処
理等の特殊効果処理やトランジションエフェクト等のエ
フェクト処理、或いは画像合成処理等を施し、その結果
得られるビデオデータを再びスイッチャ7に戻してワー
クステーション2やモニタ10或いはビデオディスクレ
コーダ5等に出力する。
【0021】デバイスコントローラ3は、オーディオミ
キサ11に対しては、ビデオディスクレコーダ5やビデ
オテープレコーダ6から出力されるオーディオデータの
編集を指示する。オーディオミキサ11は、その指示に
応じて、所望のオーディオ素材を合成処理(ミキシン
グ)し、その合成処理されたオーディオデータを再びビ
デオディスクレコーダ5に戻して記録させる。
【0022】かくしてこのような構成を有する編集シス
テム1では、ワークステーション2を介して所望の編集
コマンドを入力することにより、ビデオディスクレコー
ダ5やビデオテープレコーダ6に記録されている多種多
様な複数の素材のビデオデータを使用して、高度でかつ
複雑な所望のビデオデータを容易に作成することができ
る。これにより従来のようにユーザが編集システムを構
成する各機器を直接操作しなくても、ワークステーショ
ン2を操作するだけで各種編集を行うことができる。
【0023】2.ワークステーションの構成 この項では、編集システム1の中心的存在であるワーク
ステーション2の構成について説明する。図2に示すよ
うに、ワークステーション2は、コマンドデータやビデ
オデータを伝送するためのシステムバス20、ワークス
テーション2の全体を制御するCPU21、デバイスコ
ントローラ3より供給されるビデオデータS1に対して
画像処理等を行うビデオプロセッサ22、ディスプレイ
2Bに表示されるビデオデータやGUIのためのグラフ
ィック表示を管理する表示コントローラ23、ローカル
ハードディスクドライブ(ローカルHDD)24Aを制
御するためのHDDインターフェイス24、フロッピー
ディスクドライブ(FDD)25Aを制御するためのF
DDインターフェイス25、キーボード2C、マウス2
D及びペン。タブレット2E等のポインティングデバイ
スからのコマンドに基づいて制御コマンドを生成するポ
インティングデバイスインターフェイス26、デバイス
コントローラ3に対して制御データS2を送出するため
のソフトウェアドライバを備えた外部インターフェイス
27を有している。
【0024】システムバス20は、ワークステーション
2内部でビデオデータやコマンドデータ、或いはアドレ
スデータ等の伝送を行うためのバスであり、ビデオデー
タを伝送するための画像データバス20Aと、コマンド
データやアドレスデータを伝送するためのコマンドデー
タバス20Bとからなる。
【0025】画像データバス20Aには、CPU21、
ビデオプロセッサ22、表示コントローラ23、HDD
インターフェイス24及びFDDインターフェイス25
がそれぞれ接続されている。当該CPU21、ビデオプ
ロセッサ22、表示コントローラ23、HDDインター
フェイス24及びFDDインターフェイス25はこの画
像データバス20Aを介してビデオデータの伝送を行
う。
【0026】一方、コマンドデータバス20Bには、C
PU21、ビデオプロセッサ22、表示コントローラ2
3、HDDインターフェイス24、FDDインターフェ
イス25、ポインティングデバイスインターフェイス2
6及び外部インターフェイス27がそれぞれ接続されて
おり(すなわちワークステーション2内部の全てのブロ
ックが接続されている)、当該コマンドデータバス20
Bを介してコマンドデータやアドレスデータの伝送を行
う。
【0027】CPU21は、ワークステーション2全体
の制御を行うブロックであり、ワークステーション2の
オペレーティングシステムが格納されているROM21
Aと、アップロードされたアプリケーション・ソフトウ
ェアやデータベース等が格納されるRAM21Bとを有
している。ワークステーション2を起動する場合には、
CPU21はROM21Aに記憶されているオペレーテ
ィングシステムに基づいて動作することにより起動す
る。またアプリケーション・ソフトウェアをこの起動中
のオペレーティングシステムの下で起動する場合には、
CPU21はまずハードディスクドライブ24Aのハー
ドディスクに記録されているアプリケーション・ソフト
ウェアを読み出してRAM21Bにアップロードし、そ
の後、当該アプリケーション・ソフトウェアを実行して
起動する。
【0028】なお、アプリケーション・ソフトウェアは
機能毎に分割されてモジュール化されており、後述する
ように大きく分けて、素材のつなぎ合わせ等を行うため
の編集モジュールと、素材の重ね合わせ等といった合成
処理を行うための合成モジュールと、素材の3次元的な
画像変換等といった特殊効果処理を行うための特殊効果
モジュールと、これらモジュールの起動やモジュール間
のデータの受け渡し等を管理する制御モジュールとによ
って構成されている。すなわちこのシステムの場合に
は、アプリケーション・ソフトウェアを起動したときに
は、まず制御モジュールが起動し、ユーザより編集指示
が入力されると、その制御モジュールの管理の下で対応
するモジュール(編集モジュール、合成モジュール又は
特殊効果モジュール)を適宜起動して、ユーザより指示
された編集を行う。
【0029】ビデオプロセッサ22は、ワークステーシ
ョン2に入力されるSDI(SerialDigital Interfac
e)規格のビデオデータS1を受け取り、当該ビデオデ
ータS1に対してデータ変換を施すと共に、その変換さ
れたビデオデータを一時的にバッファリングするための
ブロックである。具体的には、ビデオプロセッサ22
は、当該ビデオプロセッサ22の全体を制御するプロセ
ッサコントローラ22Aと、受け取ったビデオデータS
1のペイロード部からコンポジットビデオ信号を抽出
し、かつ当該コンポジットビデオ信号をディジタルのコ
ンポーネントビデオデータに変換するデータ変換部22
Bと、データ変換部22Bから送出される数フレーム分
のビデオデータを一時的に記憶するフレームメモリ22
Cとによって構成される。
【0030】プロセッサコントローラ22Aは、データ
変換部22Bに対して制御信号を送出することにより当
該データ変換蔀22Bのデータ変換動作を制御すると共
に、当該データ変換部22BにビデオデータSlからタ
イムコードを抽出させる。またプロセッサコントローラ
22Aは、フレームメモリ22Cに対して制御信号を送
出することにより当該フレームメモリ22Cのリード/
ライトタイミング及びリード/ライトアドレスを制御す
る。なお、リードタイミングに関しては、プロセッサコ
ントローラ22Aは、表示コントローラ23に送出する
タイムコードとビデオデータ(フレームデータ)とが対
応するようにフレームメモリ22Cのリードタイミング
を制御する。
【0031】データ変換部22Bは、プロセッサコント
ローラ22Aからの制御信号に基づいてコンポジットビ
デオ信号をディジタルのコンポーネントビデオデータに
変換する。なお、タイムコードはこの変換過程において
抽出される。この変換により得られたビデオデータは上
述したようにフレームメモリ22Cに送出され、また抽
出されたタイムコードはプロセッサコントローラ22A
に送出される。
【0032】フレームメモリ22Cは、データ変換部2
2Bから供給されるビデオデータを一時的に記憶する。
このフレームメモリ22Cのリード/ライトタイミング
は、上述したようにプロセッサコントローラ22Aによ
って制御される。このフレームメモリ22Cは少なくと
も2個のフレームメモリから構成され、少なくとも2フ
レーム分のビデオデータを記憶し得る。
【0033】このフレームメモリ22Cに記憶されたビ
デオデータは、プロセッサコントローラ22Aの読み出
し制御に基づいて読み出される。その際、フレームメモ
リ22Cに記憶されたビデオデータの全画素を読み出す
のではなく、所定の間隔で間引いて読み出すことにより
画像サイズを原画像よりも小さくする。このようにして
画像サイズが小さく変換されたビデオデータは、素材又
は編集結果の確認用としてディスプレイ2Bの所定表示
エリアに表示されるため、画像データバス20Aを介し
て表示コントローラ23に送出される。
【0034】表示コントローラ23は、ディスプレイ2
Bに表示されるデータを制御するための制御ブロックで
ある。表示コントローラ23はメモリコントローラ23
AとVRAM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ)
23Bとを有している。メモリコントローラ23Aはワ
ークステーション2の内部同期に従ってVRAM23B
のリード/ライトタイミングを制御する。このVRAM
23Bには、ビデオプロセッサ22のフレームメモリ2
2Cから送出されたビデオデータ及びCPU21によっ
て生成されるイメージデータが、メモリコントローラ2
3Aからのタイミング制御信号に基づいて記憶される。
このVRAM23Bに記憶されたビデオデータやイメー
ジデータは、ワークステーション2の内部同期に基づい
たメモリコントローラ23Aからのタイミング制御信号
に基づいて読み出され、ディスプレイ2Bに表示され
る。
【0035】この場合、イメージデータによるグラフィ
ック表示がGUIのためのグラフィック表示となる。な
お、CPU21からVRAM23Bに送出さるイメージ
データは、例えばウィンドウやカーソル、或いはスクロ
ールバーやデバイスを示すアイコン等のイメージデータ
である。
【0036】かくしてこのワークステーション2におい
ては、これらのイメージデータやビデオデータをディス
プレイ2Bに表示することにより、当該ディスプレイ2
Bにユーザ操作のためのGUIや素材又は編集結果の画
像を表示する。HDDインターフェイス24は、ワーク
ステーション2内部に設けられたローカルハードディス
クドライブ24Aと通信するためのインターフェイスブ
ロックである。このHDDインターフェイス24とハー
ドディスクドライブ24Aとは、SCSl( Small Com
puter System Interface)の伝送フォーマットに基づい
て通信を行う。
【0037】ハードディスクドライブ24Aには、この
ワークステーション2で起動するアプリケーション・ソ
フトウェアがインストールされており、当該アプリケー
ション・ソフトウェアを実行する場合には、このハード
ディスクドライブ24Aから読み出されてCPU21の
RAM21Bにアップロードされる。またこのアプリケ
ーション・ソフトウェアを終了する際には、RAM21
Bに記憶されている編集オペレーションによって生成さ
れた各種情報(例えば編集素材に関するデータベースの
情報等)は、このハードディスクドライブ24Aを介し
てハードディスクにダウンロードされる。
【0038】FDDインターフェイス25は、ワークス
テーション2内部に設けられたフロッピーディスクドラ
イブ25Aと通信するためのインターフェイスブロック
である。このFDDインターフェイス25とフロッピー
ディスクドライブ25Aとは、SCSIの伝送フォーマ
ットに基づいて通信を行う。
【0039】ポインティングデバイスインターフェイス
26は、ワークステーション2に接続されたキーボード
2C、マウス2D及びペン・タブレット2Eからの情報
を受信するインターフェイスブロックである。ポインテ
ィングデバイスインターフェイス26はキーボード2C
に設けられたボタンからの入力情報を受け取り、受け取
った入力情報をデコードしてCPU21に送出する。同
様に、ポインティングデバイスインターフェイス26
は、マウス2Dに設けられた2次元ロータリーエンコー
ダの検出情報と、マウス2Dに設けられた左右のボタン
のクリック情報(すなわちボタン押下による選択指定情
報)とを当該マウス2Dから受け取り、受け取ったそれ
らの情報をデコードしてCIPU21に送出する。同様
に、ポインティングデバイスインターフェイス26は、
ペン・タブレット2Eからの2次元の位置データを受け
取り、受け取ったその位置データをデコードしてCPU
21に送出する。このようなポインティングデバイスイ
ンターフェイス26からの情報に基づいて、CPU21
は、ディスプレイ2Bに表示されるGUIのうちいずれ
のコマンドボタンが指示されたか認識し得ると共に、キ
ーボード2Cより入力された各種データを認識し得、そ
れらに対応する制御を行うことができる。
【0040】外部インターフェイス27は、ワークステ
ーション2の外部に接続されたデバイスコントローラ3
と通信するためのブロックである。外部インターフェイ
ス27はCPU21で生成された再生コマンドや記録コ
マンド等の各種制御コマンドを所定の通信プロトコルの
データに変換するドライバを有しており、当該ドライバ
を介して制御コマンドデータS2をデバイスコントロー
ラ3に送出する。
【0041】3.編集システムにおける編集の原理 この項では、編集システム1における編集の原理につい
て以下に順を追って説明する。
【0042】(3−1)編集用のアプリケーション・ソ
フトウェアの基本構成 まず始めにこの項では、ワークステーション2において
用意されている編集用のアプリケーション・ソフトウェ
アの基本構成について説明する。図3に示すように、こ
の編集システム1においては、機能毎にモジュール化さ
れた編集用のアプリケーション・ソフトウェアがワーク
ステーション2に用意されている。このモジュール化さ
れたアプリケーション・ソフトウェアは、大きく分け
て、素材のつなぎ合わせ処理等の編集処理を行う編集モ
ジュールEMと、素材の重ね合わせ処理等の合成処理を
行う合成モジュールCMと、素材に対する特殊効果処理
を行う特殊効果モジュールSMと、これら機能毎にモジ
ュール化された編集モジュールEM、合成モジュールC
M及び特殊効果モジュールSMの起動等を管理する制御
モジュールCNTMとによって構成される。このような
構成を有するアプリケーション・ソフトウェアは、ハー
ドディスクドライブ24AからRAM21Bにアップロ
ードされると、まず制御モジュールCNTMが起動し、
その制御モジュールCNTMの管理の下で、各モジュー
ルEM、CM及びSMがそれぞれユーザからの指示に応
じて適宜起動する。
【0043】クリップデータベースCDBは、ビデオデ
ィスクレコーダ5及びRAM21Bによって構成され、
素材のビデオデータや編集に関する各種データを記憶し
ている。各モジュールEM、CM及びSMは、ユーザよ
り指定された素材をクリップデータベースCDBから読
み出し、上述したスイッチャ7やディジタルマルチエフ
ェクタ9等のハードウェアを使用しながら、その素材に
対してユーザの指示に応じた編集を行い、その結果得ら
れる編集された後の素材をクリップデータベースCDB
に登録する。また各モジュールEM、CM及びSMは、
編集に使用した各種パラメータ等の編集に関するデータ
もクリップデータベースCDBに登録する。なお、クリ
ップデータベースCDBとしては、主に素材のビデオデ
ータをビデオディスクレコーダ5に記憶し、編集に関す
る各種データをRAM21Bに記憶する。
【0044】(3−2)クリップの定義 本発明による編集システム1では各素材はクリップと呼
ばれる単位で扱われる。この項では、このクリップにつ
いて定義する。本発明による編集システム1では、ビデ
オ動画データの1シーケンスをクリップビデオデータと
定義し、そのクリップビデオデータがどのようにして生
成されたものであるか管理するデータをクリップ管理デ
ータと定義し、さらにこれらのクリップビデオデータと
クリップ管理データからなるデータをクリップと定義す
る。また本発明による編集システム1では、ソースビデ
オデータから単に切り出すことにより生成された素材を
素材クリップ(MC:Material Clip)と呼び、その素
材クリップを編集することにより生成された素材を結果
クリップ(FC:Fat Clip)と呼ぶ。
【0045】本発明による編集システム1では、素材ク
リップMCや結果クリップFCからなる複数のクリップ
を、クリップ間の関係に基づいた階層構造によって管理
する。この様子を図4に示す例を参照しながら、以下に
説明する。
【0046】図4に示す例では、結果クリップFC−0
08は、素材クリップMC−001、素材クリップMC
−002及び素材クリップMC−003の3つの素材ク
リップを合成することによって生成されたクリップであ
る。すなわち、結果クリップFC−008と、素材クリ
ップMC−001、素材クリップMC−002及び素材
クリップMC−003との関係は、上下関係になってい
る。このような上下関係にある場合、素材クリップMC
−001、素材クリップMC−002及び素材クリップ
MC−003は結果クリップFC−008の配下にある
ことからそれぞれ下位クリップと呼ばれ、逆に結果クリ
ップFC−008はこれら下位クリップを統括して生成
されたものであることから上位クリップと呼ばれる。
【0047】同様に、結果クリップFC−009は、素
材クリップMC−004に対して特殊効果を施すことに
よって生成されたクリップである。このため素材クリッ
プMC−004は結果クリップFC−009の下位クリ
ップとなり、逆に結果クリップFC−009は素材クリ
ップMC−004の上位クリップとなる。
【0048】結果クリップFC−010は、結果クリッ
プFC−008と結果クリップFC−009とを編集す
る(この場合、例えばワイプ等によってつなぎ合わせ
る)ことによって生成された結果クリップである。この
ため結果クリップFC−008及び結果クリップFC−
009はそれぞれ結果クリップFC−010の下位クリ
ップとなり、結果クリップFC−010は結果クリップ
FC−008及び結果クリップFC−009の上位クリ
ップとなる。
【0049】このように各クリップ間には上下関係があ
り、この編集システム1では、クリップデータベースC
DBにおいてこのクリップ間の上下関係を基に当該クリ
ップを階層構造で管理する。なお、何ら編集処理に使用
されない素材クリップは他のクリップと関係し合ってい
ないが、そのような素材クリップはリンク先がないもの
として管理される。またここで示した例は、あくまで一
例であってクリップ間の上下関係としてはその他の組み
合わせも当然存在する。
【0050】(3−3)合成処理の概念 続いてこの項では、合成モジュールCMで行う合成処理
の概念について説明する。図4に示した結果クリップF
C−008のビデオイメージは、素材クリップMC−0
01、素材クリップMC−002及び素材クリップMC
−003のビデオイメージを合成処理(すなわちコンポ
ジット処理)することによって生成される。この合成処
理の概念を図5及び図6に示す。図5は、3つの素材ク
リップMC−001、MC−002及びMC−003の
ビデオイメージを合成する様子を示しており、図6は、
合成処理によって生成される結果クリップFC−008
のビデオイメージを表している。
【0051】本発明による編集システム1においては、
複数のクリップの合成を行う場合、各クリップを1つの
レイヤ(層)とみなし、そのレイヤを重ねることにより
合成処理を行う。図5に示す例では、第1のレイヤL1
として素材クリップMC−003を指定し、第2のレイ
ヤL2として素材クリップMC−002を指定し、第3
のレイヤL3として素材クリップMC−001を指定し
ている。各レイヤL1、L2及びL3に割り当てられた
素材クリップを合成する場合には、レイヤL1を最下層
としてその上に順次各レイヤL2、L3を重ねて行くこ
とにより行われる。すなわち第1のレイヤL1として指
定された素材クリップMC−003のビデオイメージ
(例えば背景を表すイメージ)の上に、第2のレイヤL
2として指定された素材クリップMC−002のビデオ
イメージ(例えば人物を表すイメージ)を重ね合わせて
合成し、さらにその合成したビデオイメージの上に第3
のレイヤL3として指定された素材クリップMC−00
1のビデオイメージ(例えばキャラクタを表すイメー
ジ)を重ね合わせて合成する。このような合成処理によ
り、図6に示すような3つの素材が重なり合ったような
ビデオイメージの結果クリップFC−008を生成する
ことができる。
【0052】なお、この図5に示す例では、3つのレイ
ヤL1〜L3にそれぞれ割り当てられた素材クリツブM
C−003、MC−002及びMC−001を合成する
例を示したが、本発明による編集システム1では、レイ
ヤの数は特に限定されるものではない。
【0053】4.GUI表示 各モジュールを起動したときにワークステーション2の
ディスプレイ2Bに表示されるGUI画面について説明
する。
【0054】(4−1)メインウィンドウの構成 ディスプレイ2Bには、図7に示すように、メインウィ
ンドウ30が表示される。上記メインウィンドウ30
は、編集に必要な機能をメニュー表示したメニュー(Me
nu)ウィンドウ31と、使用頻度の高い機能のメニュー
のみを表示したツールバー(Tool Bar)ウィンドウ32
と、ビンツリー(Bin Tree)ウィンドウ33を有し、さ
らに、必要に応じて、ビン(Bin)ウィンドウ34,ラ
ンコントロール(Run Control)ウィンドウ35,素材
クリップMC等の画像を編集前にプレビューして確認す
るためのプレビュー(Preview)ウィンドウ36,結果
クリップFCを作成するためのエディッタ(Editor)ウ
ィンドウ40とを有する。
【0055】メニューウィンドウ31は、画像の編集処
理に必要な全ての機能のメニューを有し、例えば新規に
結果クリップFCを作成するためのニュー(New)メニ
ュー、作成終了した結果クリップFCに名前を付けて保
存するためのセイブ(Save)メニュー、中間結果を生成
するためのインターリム・メイク(Interim Make)メニ
ュー等を有する。
【0056】ビンツリーウィンドウ33は、ビンウィン
ドウ34の中に入っている素材クリップMC,結果クリ
ップFC等がどのような場所に入っているかをツリー構
造によって示すものである。
【0057】ビンウィンドウ34の中には、カット編集
等に使用される様々な画像の素材クリップMC、既にあ
る程度編集された結果クリップFC、画像を加工処理等
するためのオブジェクトが入っている。
【0058】ランコントロールウィンドウ35は、現在
の再生時刻であるカレントタイムを示す後述するカレン
トバーの位置を移動させるものである。なお、この詳細
な説明については後述する。
【0059】プレビューウィンドウ36は、図示しない
プレビューボタン、ビューボタン、オールプレビューボ
タン又はオールビューボタンを操作したときに、素材ク
リップMC又は結果クリップFCのビデオデータによる
画像を表示するエリアである。このような表示エリアを
設けたことにより、編集作業をしながら素材クリップM
C又は編集の結果生成された結果クリップFCのビデオ
イメージを確認することができる。
【0060】(4−2)エディッタウィンドウの構成 エディッタウィンドウ40は、結果クリップFCを取り
扱う、換言すると結果クリップを生成するものである。
エディッタウィンドウ40は、図8に示すように、現在
の時刻等を表示するカレントタイム(Current Time)エ
リア41、編集開始点や編集終了点の時刻を表示するイ
ンアウトタイム(In Out Time)エリア42、スケール
セレクト(Scale Select)エリア43、コ・タイムライ
ン(Co Timeline)44、タイムスケール(Time Scal
e)エリア45、各オブジェクトの時間的位置を表示編
集するタイムライン(Time Line)46、データの流れ
を示すオブジェクトが表示されるオブジェクト(Objec
t)エリア47とを有する。
【0061】カレントタイムエリア41には、現在の時
刻であるカレントタイム(例えば「00:00:01:02」:0
時間0分1秒2フレーム)が表示される。なお、このカ
レントタイムは、タイムライン46上でカレントタイム
バー51が位置する時刻である。カレントタイムバー5
1の位置は、上述したランコントロールウィンドウ35
を用いて変更することができる。
【0062】ランコントロールウィンドウ35は、図9
に示すように、10個のGUI表示されたボタンによっ
て構成される。各ボタンは、それぞれクリックされるこ
とによって以下のようにカレントバーの位置を移動させ
る機能を有する。
【0063】トップ(Top)ボタン201は、先頭の結
果クリップFCにカレントタイムバー51を移動させ
る。プレビアス・キーフレーム(Previous KF)ボタン
202は、現在のカレントタイムバー51が示す時刻の
直前のキーフレームKFに、カレントタイムバー51を
移動させる。プレビアス・フレーム(Previous Frame)
ボタン203は、現在のカレントタイムバー51が示す
時刻の直前のフレームにカレントタイムバー51を移動
させる。ストップボタン204は、即時にカレントタイ
ムバー51の動きを停止させる。ラン(Run)ボタン2
05は、1倍速でカレントタイムバー51を動かす。ネ
クストフレーム(Next Frame)ボタン206は、現在の
カレントタイムバー51が示す時刻の直後のフレームに
カレントタイムバー51を移動させる。ネクストキーフ
レーム(Next KF)ボタン207は、現在のカレントタ
イムバー51が示す時刻の直後のキーフレームにカレン
トタイムバー51を移動させる。ゴーツー(Goto)ボタ
ン208は、指定されるキーフレーム番号のキーフレー
ムKF、又は指定される時刻にカレントタイムバー51
を移動させる。エンド(End)ボタン209は、最後の
結果クリップFCの終わりの部分にカレントタイムバー
51を移動させる。クリエイト・キーフレーム(Create
KF)ボタン210は、現在のカレントタイムバー51
が示す位置(時刻)に新しいキーフレームKFを作成す
る。これにより、クリップの制御とキーフレームKFに
関連する制御を行うことができる。
【0064】インアウトタイムエリア42は、編集開始
点たるイン点の時刻(例えば「00:00:01:02」)と、編
集終了点たるアウト点の時刻(例えば「00:00:01:2
2」)が表示される。イン点とアウト点は、選択状態す
なわち編集処理の対象となっている素材クリップMC又
は結果クリップFCの先頭と終点を示す。なお、タイム
ライン46上の各レイヤLにおいて、イン点からアウト
点までの範囲を「セル」という。
【0065】スケールセレクトエリア43は、タイムラ
イン46の時間方向の大きさ(スケール)を設定するも
のであり、図8に示すように、タイムライン46上の1
フレームの大きさを設定する「Frame」、1秒間の大き
さを設定する「Second」、1分間の大きさを設定する
「Min」とがある。「Frame」は、4つのチェックボック
スを有し、左から順に、単位時間1フレーム,2フレー
ム,5フレーム,10フレームを意味する。「Second」
は、5つのチェックボックスを有し、左から順に、単位
時間1秒,2秒,5秒,10秒,20秒を意味する。
「Min」は、4つのチェックボックスを有し、左から順
に、単位時間1分,2分,5分,10分を意味する。
【0066】ここで、図10に示すタイムスケールの表
を用いて、単位時間当たりの表示ステップについて説明
する。例えば図8に示すように、「Frame」の単位時間
1フレームのチェックボックスがチェックされると、ビ
デオデータのレイヤLにはサムネイルピクチャ(Thumbn
ail Picture)が1フレーム毎に表示され、表示される
単位ステップ(Show Time Step)は5フレームになる。
サムネイルピクチャとは、画像の素材クリップMCがあ
るレイヤLに設定されている場合において当該レイヤに
表示される簡易画像をいう。例えば図8に示すレイヤL
3に表示されている画像が該当する。なお、サムネイル
ピクチャの横対縦の比は4対3であり、例えばタイムラ
イン46の各レイヤの幅が30ピクセルの場合には、サ
ムネイルピクチャは40×30ピクセルの縮小画像とな
る。このとき、タイムスケールエリア45では、「00:0
0:01:00」の次に「00:00:01:05」が表示されていること
から、5フレーム単位で表示されている。同様に図10
によると、例えば「Second」の単位時間2秒のチェック
ボックスがチェックされると、ビデオデータのレイヤL
にはサムネイルピクチャが60フレーム毎に表示され、
表示される単位ステップは10秒になる。
【0067】コ・タイムライン44は、タイムライン4
6によって指定した編集内容を表示したものである。こ
の場合、タイムライン46においては、画面の制約上、
全ての編集内容を一度に全部表示することができないの
で、このコ・タイムライン44においてその編集内容を
縮小したグラフィックイメージを表示することにより、
全体としてどのような編集内容を指定しているのかを容
易に把握し得るようになされている。例えばタイムライ
ン46においていくつかの素材クリップMCを合成する
ような編集内容を指定した場合には、その編集内容に合
わせて、各レイヤに指定されたクリップを示す棒状グラ
フィックイメージがそれぞれ重なったようなグラフィッ
クイメージがコ・タイムラインに表示される。
【0068】これによりユーザはこの表示を見て、指定
されている編集内容の全貌を把握し得ると共に、その内
容がいくつかのクリップの合成処理であることを容易に
把握し得る。
【0069】タイムスケールエリア45には、プレビュ
ーエリア45aとインアウトエリア45bとがあり、上
述した単位ステップ当たりの時間が表示される。プレビ
ューエリア45aには、図示しないプレビューボタンを
操作したとき、プレビューの対象画像のビデオデータの
範囲を示す青色のバーが表示される。インアウトエリア
45bには、編集開始点から編集終了点までの範囲を示
す黄色のバーが表示される。
【0070】タイムライン46は、合成処理を行う編集
対象のクリップを各レイヤに対して指定するためのエリ
アである。この編集システム1においては、その1つ1
つに合成処理の素材となるクリップを指定することがで
きる。なお、このタイムライン46としては表示範囲が
限られており、一度に全てのレイヤLを表示することが
できない。しかしながらこのタイムライン46の右端に
表示されているスクロールボタンを操作することによ
り、タイムライン46を上下方向にスクロールさせるこ
とができるので、これによって所望のレイヤを表示させ
ることができるようになっている。このタイムライン4
6においては、各レイヤの1つ1つに合成処理の素材と
なるクリップが対応する。
【0071】オブジェクトエリア47には、タイムライ
ン46を構成する各レイヤの接続状態を示すオブジェク
ト52が表示される。各オブジェクト52は、各レイヤ
に対応して1つずつ存在する。
【0072】このオブジェクト52は、ビンウィンドウ
34からドラッグ・アンド・ドロップによりオブジェク
トエリア47に貼り付けられる。オブジェクト52は、
垂直方向においてはタイムライン46の行単位(各レイ
ヤ単位)に位置し、水平方向においては自由に位置する
ことができる。
【0073】5.操作方法 (5−1)エディッタウィンドウの起動 図7に示すビンウィンドウ34には、上述したように、
複数の素材クリップMCや結果クリップFCが入ってい
る。ユーザが結果クリップFCをダブルクリックする
と、当該結果クリップFCを編集するためのエディッタ
ウィンドウ40が表示される。また、タイムライン46
の各レイヤ上のいずれかのセル(クリップ)をダブルク
リックしても、当該クリップを編集するためのエディッ
タウィンドウ40が表示される。
【0074】なお、新たに結果クリップFCを生成する
場合は、ビンウィンドウ34に空の結果クリップFCを
予め作成しておく必要がある。以下の説明では、空の結
果クリップFCのエディッタウィンドウ40を用いて、
結果クリップFCの実体を作成する場合について説明す
る。
【0075】(5−2)タイムラインの作成 上記エディッタウィンドウ40が起動すると、上述の図
7に示すように、空のタイムライン46及びオブジェク
トエリア47が表示される。
【0076】ユーザは、ビンウィンドウ34の中から所
望の素材クリップMC(又は結果クリップFCやオブジ
ェクト等)をクリックすることにより、当該素材クリッ
プMCを選択する。このような処理を行うと、素材クリ
ップMCのセルが表示される。そして、これをドラッグ
・アンド・ドロップにより所望の位置に置けば、その位
置にレイヤが形成され、当該レイヤに対して素材クリッ
プMCが設定される。なお、素材クリップMCは、垂直
方向ではレイヤ単位で、水平方向ではフレーム単位で設
定される。
【0077】また、タイムライン46にセルを設定した
後、当該セルをドラッグして水平方向のみに移動させる
こともできる。さらに、セルのイン点やアウト点をドラ
ッグ・アンド・ドロップして、その設定位置を変更する
こともできる。
【0078】なお、クリップを示すセルの長さは、その
クリップのデュレーション(クリップの始まりから終わ
りまでの時間)に対応した長さになっている。また、各
セルの中には、クリップ名又はキー処理名を示す文字が
表示されるようになされており、これによりどのクリッ
プ又はキー処理が設定された一目で分かるようになって
いる。
【0079】(5−3)オブジェクトの作成 ユーザは、ビンウィンドウ34の中から所望のオブジェ
クトをクリックすることにより、当該オブジェクトを選
択する。そして、これをドラッグ・アンド・ドロップに
よりオブジェクトエリア47の所望の位置に置けば、オ
ブジェクトが設定される。このとき、オブジェクトは、
垂直方向においてはレイヤ単位で設定される。すなわ
ち、オブジェクトは、各レイヤの水平線上に設定され
る。
【0080】なお、オブジェクトは、オブジェクトエリ
ア47に設定された後であっても、ドラッグすることに
よって移動することができる。かくして、オブジェクト
エリア47に、複数のオブジェクトを設定することがで
きる。
【0081】オブジェクトエリア47に複数のオブジェ
クトを設定すると、次に、各オブジェクトを結線する必
要がある。
【0082】ここで、図11に示すように、オブジェク
ト52は、オブジェクトボディ53に入力用コネクタ5
4(54a,54b)、ビュースイッチ55(55a,
55b)、出力用コネクタ56を備え、入力用コネクタ
54にビデオデータ又はパラメータが入力する入力ライ
ン57(57a,57b)が接続され、出力用コネクタ
56に出力用ライン58が接続されて構成される。な
お、オブジェクト52は、各入力用コネクタ54のうち
主要なものを、詳しくは後述するように、主要入力用コ
ネクタとして取り扱っている。
【0083】出力用コネクタ56をクリックすると、当
該出力用コネクタ56を起点とする配線モードに移行す
る。そして、他のオブジェクト52の入力用コネクタ5
4をクリックすると、これらのコネクタ間で結線され、
配線モードが終了する。なお、ここでは、出力用コネク
タ56を起点として結線する場合について説明したが、
入力用コネクタ54を起点とする場合も同様にして結線
することができる。
【0084】このようにして結線されたオブジェクト5
2には、ビデオデータやパラメータ等がオブジェクトボ
ディ53の下方から入力される。そして、オブジェクト
52は、上記ビデオデータやパラメータ等をオブジェク
トボディ53の右方から出力する。なお、入力用ライン
57及び出力用ライン58の色は、信号の種類によって
異なっている。例えば、ビデオデータ入出力ラインは青
色、キーの入出力ラインは赤色、ビデオデータとキーの
入出力ラインマゼンダ色、パラメータの入出力ラインは
緑色である。
【0085】また、例えばビュースイッチ55bをクリ
ックすると、図12に示すように、入力用コネクタ54
b及びこれに接続している入力用ライン57bが消え
る。但し、単に、入力用ライン57bが表示されなくな
るだけで、入力用ライン57bを介して接続されている
他のオブジェクトとの関係がなくなるわけではない。こ
れにより、多くのオブジェクト52があるときは、ビュ
ースイッチ55をクリックすることによって、オブジェ
クト構成を簡易に表示することができる。
【0086】図13は、オブジェクトボディ53に多く
の入力用ライン57及び出力用ライン58が接続されて
いるときのオブジェクト52を示す図である。上記オブ
ジェクト52は、図示しない他のオブジェクトと入力用
ライン57a〜57c,57eを介して接続されてい
る。なお、ビュースイッチ55dがクリックされている
ことから、入力用コネクタ54dと接続している入力用
ラインは存在しているものの、その入力用ラインは表示
されていない。さらに、上記オブジェクト52は、4つ
の出力用コネクタ56a,56b,56c,56dを有
し、これらのそれぞれに出力用ライン58a,58b,
58c,58dが接続されている。
【0087】(5−4)信号のプロパティ また、入力用コネクタ54がダブルクリックされると、
当該入力用コネクタ54に接続される入力用ライン57
の信号のダイアログボックスが表示される。例えば図1
1に示すオブジェクト52において、入力用コネクタ5
4aがダブルクリックされると、図14に示すように、
入力用コネクタ54aに入力される信号のダイアログボ
ックス60が表示される。
【0088】上記ダイアログボックス60は、入力用コ
ネクタ54aに入力される信号がビデオデータであるこ
とを示すビデオ(Video)チェックボックス61と、そ
れがキーであることを示すキー(Key)ボックス62
と、ビデオ信号及びキーであることを示すビデオ・アン
ド・キー(Video and Key)チェックボックス63とを
有する。上記ダイアログボックス60は、3つのチェッ
クボックスのうちいずれか1つにチェック印を付すこと
によって、入力用コネクタ54aに入力される信号の種
類を明示し、図14の場合、上記入力用ライン57の信
号はビデオデータであることを示している。
【0089】但し、上記ダイアログボックス60が開い
ているときに、他のチェックボックス、例えばキーチェ
ックボックスにクリックしてチェック印を付してもよ
い。これにより、入力用ライン57の信号はキー信号に
変更される。
【0090】また、ダイアログボックス60は、入力用
コネクタ54aに入力される信号がパラメータの時はそ
のパラメータの内容を示すことがあり、例えば図15に
示すように、3次元パラメータである「3D Transform」
を表示することもある。
【0091】また、オブジェクト52のオブジェクトボ
ディ53がダブルクリックされると、図16に示すよう
に、当該オブジェクト52のプロパティを示すオブジェ
クト・ダイアログボックス70が表示される。
【0092】オブジェクト・ダイアログボックス70
は、当該オブジェクト52の名前、入力用コネクタ54
及び出力用コネクタ56の一覧、キーフレームに入らな
いパラメータの表示及び設定を行うためのものである。
上記オブジェクト・ダイアログボックス70は、具体的
には図16に示すように、入力用コネクタ54に入力さ
れる信号として「Layer1」,「BackGround」,「3D」,
「Parameter」のスイッチボックスを示し、出力用コネ
クタ56から出力される信号として「Layered」,「Par
ameter」のスイッチボックスを表示している。スイッチ
ボックスをクリックしてチェック印を取ると、そのスイ
ッチボックスに対応する入力用コネクタ54に信号が入
力されないようになる。なお、再び上記スイッチボック
スをクリックしてチェック印を付けると、上記入力用コ
ネクタ54に信号が入力されるようになる。
【0093】また、オブジェクト・ダイアログボックス
70は、バイパス(Bypass)スイッチボックス71を有
する。バイパススイッチボックス71は、上記オブジェ
クト51の上述した主要入力用コネクタ54から入力さ
れる信号をそのまま出力(バイパス)するか否かの切り
替えを行うものである。すなわち、オブジェクト52
は、バイパススイッチボックス71がチェックされる
と、上記主要入力用コネクタ54に入力される信号をそ
のまま外部に出力するようになっている。
【0094】6.結果クリップFCの生成 (6−1)文字の映像化 つぎに、図17に示す簡単な構成のタイムライン46及
びオブジェクトを用いて、文字を映像化する結果クリッ
プFCを生成する場合について説明する。上記タイムラ
イン46は、レイヤL1とレイヤL2とによって構成さ
れる。レイヤL1は、文字データからその文字の画像を
生成するレイヤである。レイヤL2は、所定の文字デー
タを所定の時刻に出力するレイヤであり、ここでは3つ
のキーフレームKFを有する。ここでは、キーフレーム
KF1は「今日は」、キーフレームKF2は「天気
が」、キーフレームKF3は「よい。」の文字データで
ある。
【0095】また、各レイヤL1,L2に対応して、オ
ブジェクトが設けられている。第1のオブジェクト71
は、レイヤL2に対応し、キーフレームKF1〜KF3
による所定の時刻になると「今日は」,「天気が」「よ
い。」の文字データを、それぞれ出力用コネクタを介し
て第2のオブジェクト72に供給する。第2のオブジェ
クト72は、レイヤL1に対応し、上記文字データに基
づいて、順次その文字の画像を生成して出力する。これ
により、「今日は天気がよい。」という画像(テロッ
プ)が生成される。
【0096】以上のように、タイムラインと当該タイム
ラインの各レイヤに対応するオブジェクトとを用いるこ
とによって、タイムラインに従って画像の時間管理を行
うことができ、オブジェクトの接続関係によって各レイ
ヤの接続関係を容易に認識することができ、ユーザは容
易に編集作業を行うことができる。
【0097】(6−2)中間結果の生成 上述したエディッタウィンドウ40は、タイムラインや
オブジェクトを用いて編集処理を行って、最終のオブジ
ェクトから出力される編集結果を結果クリップFCとし
て出力する。タイムライン46がレイヤの多層構造とな
り、それに伴ってオブジェクトの数が非常に大きくなる
と、オブジェクトの途中の段階でどのような画像が生成
されているのか確認する必要が生じる。そこで、途中の
オブジェクトであっても、その中間結果を生成して画像
を確認することができるようになっている。
【0098】ここで、図18に示すように、タイムライ
ン46及びオブジェクトが構成されている場合を例に挙
げて説明する。タイムライン46において、レイヤL5
は、”Take12”という名前のカット画像のレイヤであ
る。レイヤL4は、画像の動きから3次元パラメータを
生成するレイヤである。なお、ここでは、オブジェクト
82の中間結果の生成について説明するため、他のレイ
ヤについては記載を省略する。一方、オブジェクト81
は、レイヤL5に対応するものであり、”Take12”の画
像をオブジェクト82に供給する。オブジェクト82
は、供給される画像に基づいてその画像の動きを示す3
次元パラメータを生成して出力する。
【0099】ここで、中間結果を生成すべく、オブジェ
クト82をクリックし、さらに、図7に示すメニューウ
ィンドウ31の中からインターリム・メイク・メニュー
を選択すると、オブジェクト82がアイコン化される。
オブジェクト82がアイコン化されると、図19に示す
ように、レイヤL4,L5のクリップが真っ黒になり、
オブジェクト82は編集することができなくなる。な
お、中間結果によって生成されたものが画像である場合
は、アイコン化されたオブジェクト82の内容をプレビ
ュー等することにより、オブジェクト82の出力内容を
確認することができる。
【0100】さらに、オブジェクト82を選択(クリッ
ク)した状態でメニューウィンドウ31の中から”Save
As(名前を付けて保存)”を選択すると、上記オブジ
ェクト82の内容が保存され、オブジェクト82の出力
内容の結果クリップFCが生成される。
【0101】そして、中間結果を破棄して再度編集作業
を行うときは、上記オブジェクト82を選択し、さら
に、メニューウィンドウの中からアン・メイク(UnMak
e)メニューを選択すればよい。このとき、中間結果が
破棄され、オブジェクト82以降のオブジェクトについ
ての編集処理が可能になる。
【0102】(6−3)ユーザ定義による結果クリップ
FCの生成 また、単に中間結果を生成するのではなく、途中のオブ
ジェクトの出力を結果クリップFCとして生成すること
もできる。
【0103】ここで、図20に示すように、タイムライ
ン46及びオブジェクトが構成されている場合を例に挙
げて説明する。タイムライン46において、レイヤL6
は、”Take12”という名前のカット画像のレイヤであ
る。レイヤL5は、キーフレームKF1,KF2,KF
3のタイミングで画像の色に変化を与えるレイヤであ
る。なお、他のレイヤについては記載を省略する。一
方、オブジェクト83は、レイヤL6に対応するもので
あり、”Take12”の画像をオブジェクト84に供給す
る。オブジェクト84は、供給される画像に対して、上
記各キーフレームKFのタイミングに従って、色に変化
を与えて出力する。
【0104】そして、オブジェクト84又はレイヤL5
のクリップを選択した状態でメニューウィンドウ31の
中から”Save As”を選択すると、タイムラインを持っ
たイフェクトとして結果クリップFCを生成することが
できる。このようにして生成された結果クリップFC
は、ビンウィンドウ34のなかに現れ、他の結果クリッ
プFCを生成するために再利用することができるように
なる。
【0105】(6−4)その他の例 以下、タイムライン46及びオブジェクトエリア47に
配置されるオブジェクトの構成の一例を示し、その内容
について説明する。
【0106】図21に、メイン画像にタイトル画像を乗
せる場合における、タイムライン46及びオブジェクト
エリア47に配置されたオブジェクトの一例要の部構成
図を示す。タイムライン46は、レイヤL1からレイヤ
L4までの4つのレイヤによって構成される。レイヤL
4は、画像”XXX”のビデオデータのレイヤである。
レイヤL3は、上記画像”XXX”に表示されるタイト
ル画像”ZZZ”の文字データを示すレイヤである。レ
イヤL2は、合成処理を行うレイヤであり、ここでは、
画像”XXX”にタイトル画像”ZZZ”を合成する。
レイヤL1は、出力を示すレイヤである。
【0107】オブジェクトエリア47には、各レイヤに
対応したオブジェクト101〜104が設けられてい
る。オブジェクト101は、レイヤL4の真横に設けら
れ、当該レイヤL4に対応している。オブジェクト10
2は、レイヤL3の真横に設けられ、当該レイヤL3に
対応している。オブジェクト103は、レイヤL2の水
平線上に設けられ当該レイヤL2に対応していると共
に、オブジェクト101,102からのラインと接続し
ている。オブジェクト104は、レイヤL4の水平線上
に設けられ当該レイヤL4に対応していると共に、オブ
ジェクト103からのラインと接続している。
【0108】そして、オブジェクト101は、時刻「0
0:01:00」になると、画像”XXX”のビデオデータを
出力する。オブジェクト102は、時刻「00:01:10」に
なると、タイトル画像”ZZZ”の文字データを出力す
る。オブジェクト103は、オブジェクト101からの
ビデオデータを出力すると共に、キーフレームKF1
(時刻「00:01:40」),KF2(時刻「00:02:50」),
KF3(時刻「00:03:15」)のタイミングで”ZZZ”
の文字データを合成して出力する。オブジェクト104
は、オブジェクト103からのビデオデータを外部に出
力する。
【0109】このように、タイムライン46は各レイヤ
Lの時間を管理し、各オブジェクトは各レイヤLの接続
関係を構成することによって、レイヤLの順番に関係な
く、柔軟にデータの加工処理を行うことができる。
【0110】図22に、メイン画像にタイトル画像を乗
せてそのタイトル画像をモーションキャプチャーで動か
す場合における、タイムライン46及び各オブジェクト
の要部構成図を示す。
【0111】タイムライン46は、レイヤL1〜レイヤ
L6までの6つのレイヤLによって構成される。レイヤ
L6は、物体の動きを検出してその動きのパラメータを
出力するモーション・キャプチャー(Motion Capture)
のレイヤである。レイヤL3は、入力される3次元のパ
ラメータに基づいて入力画像を移動する3Dトランスフ
ォーム(3D Transform )のレイヤである。なお、レイ
ヤL1,L2は、上述した図21に示すレイヤL1,L
2と同じである。レイヤL4,L5は、それぞれ図21
に示すレイヤL3,L4と同じである。
【0112】オブジェクトエリア47には、各レイヤL
6〜L1にそれぞれ対応したオブジェクト105〜11
0が設けられている。オブジェクト105は、ある画像
の動きをとらえてその動きを示す3次元パラメータを出
力するものである。オブジェクト106は、メイン画
像”XXX”のビデオデータを出力する。オブジェクト
107は、タイトル画像”ZZZ”の文字データを出力
する。オブジェクト108は、オブジェクト105及び
オブジェクト107の出力ラインに接続されている。オ
ブジェクト109は、オブジェクト106及びオブジェ
クト108の出力ラインに接続されている。オブジェク
ト110は、オブジェクト109の出力ラインに接続さ
れ、このラインからの画像を外部に出力する。
【0113】そして、オブジェクト108は、オブジェ
クト105からの3次元パラメータに基づいて、オブジ
ェクト107からのタイトル画像”ZZZ”を動かし
て、この動きのあるタイトル画像をオブジェクト109
に供給する。オブジェクト109は、オブジェクト10
6から供給される画像”XXX”を出力すると共に、キ
ーフレームKF1,KF2,KF3のタイミングになる
と、オブジェクト108からのタイトル画像を合成して
オブジェクト110に供給する。オブジェクト110
は、オブジェクト109からの画像を外部に出力する。
【0114】このように、メイン画像に単なるタイトル
画像を合成するだけでなく、動きのあるタイトル画像を
容易に合成することができる。
【0115】図23に、メイン画像にタイトル画像を乗
せて当該タイトル画像をモーションキャプチャーと3D
で動かす場合における、タイムライン46及び各オブジ
ェクトの要部構成図を示す。
【0116】タイムライン46は、レイヤL1〜レイヤ
L7までの7つのレイヤLによって構成される。レイヤ
L7は、任意の物体が動いていることを示すレイヤであ
る。なお、レイヤL1〜L6は、図22に示すレイヤL
1〜L6と同じである。
【0117】オブジェクトエリア47には、各レイヤL
7〜L1にそれぞれ対応したオブジェクト111〜11
7が設けられている。オブジェクト111は、3次元パ
ラメータを出力する。オブジェクト112は、オブジェ
クト111の出力ラインに接続されている。オブジェク
ト113は、メイン画像”XXX”のビデオデータを出
力する。オブジェクト114は、タイトル画像”ZZ
Z”の文字データを出力する。オブジェクト115は、
オブジェクト112及びオブジェクト114の出力ライ
ンに接続されている。オブジェクト116は、オブジェ
クト112及びオブジェクト115の出力ラインに接続
されている。オブジェクト117は、オブジェクト11
6の出力ラインに接続され、このラインからの画像を外
部に出力する。
【0118】そして、オブジェクト112は、オブジェ
クト111からの任意の物体の動きに基づいて、3次元
パラメータを出力する。オブジェクト115は、オブジ
ェクト112からの3次元パラメータに基づいてオブジ
ェクト114からのタイトル画像”ZZZ”を動かし
て、この動きのあるタイトル画像をオブジェクト116
に供給する。オブジェクト116は、オブジェクト11
3から供給される画像”XXX”を出力すると共に、キ
ーフレームKF1,KF2,KF3のタイミングになる
と、オブジェクト115からのタイトル画像を合成して
オブジェクト117に供給する。オブジェクト117
は、オブジェクト116からの画像を外部に出力する。
【0119】このように、ある任意の物体の動きと共に
メイン画像に合成されるタイトル画像を動かすことがで
きる。
【0120】図24に、図23と同様の機能を有するタ
イムライン46及び各オブジェクトの要部構成図を示
す。具体的には図23において、オブジェクト115の
ビュースイッチ115aをクリックすることによってオ
ブジェクト114及びレイヤL4を消去し、さらに、オ
ブジェクト116のビュースイッチ116aをクリック
することによってオブジェクト113及びレイヤL5を
消去している。
【0121】したがって、タイムライン46は、レイヤ
L1〜L5の5つのレイヤLによって構成されている。
【0122】このように、所定のビュースイッチをクリ
ックすることによって、当該ビュースイッチに対応する
入力用コネクタに、入力されるライン以下のオブジェク
ト及びレイヤLを消去して、簡易な表示を行っている。
【0123】図25に、6面体を表示する場合におけ
る、タイムライン46及び各オブジェクトの要部構成図
を示す。
【0124】タイムライン46は、レイヤL1〜L18
までも18個のレイヤLによって構成されている。レイ
ヤL18は、立方体の全体の動きを示すグローブ・ムー
ブ(Global Move)のレイヤである。レイヤL15〜L
17は、立方体の各面のパラメータを示すキューブ(Cu
be)のレイヤである。レイヤL14は、立方体の一面で
ある画像”Video Side-1”を示すビデオデータのレイヤ
である。レイヤL13は、3次元パラメータに基づいて
画像を動かす3Dトランスフォーム(3D Transform)の
レイヤである。また、レイヤL12,L11、レイヤL
10,レイヤL9、レイヤL8,L7、レイヤL6,L
5、レイヤL4,L3は、上述したレイヤL14,L1
3と同様である。レイヤL2は、画像の合成を示すコン
バイン(Combine)のレイヤである。レイヤL1は、出
力処理を行うアウトプット(Output)のレイヤである。
【0125】オブジェクトエリア47には、図25に示
すように、各レイヤL18〜L1にそれぞれ対応したオ
ブジェクト118〜133が設けられている。なお、レ
イヤL115〜L17には、オブジェクト119が対応
している。
【0126】オブジェクト118は、レイヤL18に対
応し、延滞の動きを示すパラメータを出力する。オブジ
ェクト119は、レイヤL15,L16,L17に対応
し、オブジェクト118からのパラメータに基づいて、
立方体の6面のそれぞれについてのパラメータを出力す
る。オブジェクト120は、レイヤL14に対応し、6
面体の1面のビデオデータを出力する。オブジェクト1
21は、オブジェクト120からのビデオデータ及びオ
ブジェクト119からの2つのパラメータに基づいて、
上記6面体の1面を動かして、このビデオデータを出力
する。また、オブジェクト122,123、オブジェク
ト124,125、オブジェクト126,127,オブ
ジェクト128,129、オブジェクト130,131
は、それぞれ上述したオブジェクト120,121と同
様の処理をする。オブジェクト132は、レイヤL2に
対応し、オブジェクト121,123,125,12
7,129,131からの各6面体のビデオデータを合
成して出力する。オブジェクト133は、レイヤL1に
対応し、オブジェクト132からの動く立方体の画像を
外部に出力する。
【0127】このように、タイトル画像のみならず、各
画像に動きを与えてこれらを合成して出力することがで
きる。
【0128】図26に、画面の全部又は一部を所定の色
に付するペイント機能を有する場合における、タイムラ
イン46及び各オブジェクトの要部構成図を示す。
【0129】タイムライン46は、レイヤL1〜L4ま
での4つのレイヤLによって構成されている。レイヤL
4は、上述したモーション・キャプチャーのレイヤであ
る。レイヤL3は、背景の画像であるバックグランドビ
デオ(Background Video)のレイヤである。レイヤL2
は、画像に所定の色を付するペイント(Paint)のレイ
ヤである。レイヤL1は、アウトプットのレイヤであ
る。
【0130】オブジェクトエリア47には、レイヤL4
〜L1にそれそれ対応したオブジェクト134〜137
が設けられている。オブジェクト134は、レイヤL4
に対応し、物体の動きを示すパラメータを出力する。オ
ブジェクト135は、レイヤL3に対応し、背景となる
画像のビデオデータを出力する。オブジェクト136
は、レイヤL2に対応し、オブジェクト135からの背
景画像に対して、オブジェクト134からのパラメータ
に基づいて色の変化が動くようにする処理をする。オブ
ジェクト137は、レイヤL1に対応し、オブジェクト
136からの色が変化する背景画像を外部に出力する。
【0131】このように、物体だけでなく、色の変化等
を与えることができる。
【0132】図27に、3次元データを生成する場合に
おけるタイムライン46及び各オブジェクトの要部構成
図を示す。
【0133】タイムライン46は、レイヤL1〜L3ま
での3つのレイヤLによって構成されている。レイヤL
3は、生成すべき3次元パラメータの元となる、移動物
体のビデオデータを示すソースビデオ(Source Video)
のレイヤである。レイヤL2は、移動物体のビデオデー
タから3次元パラメータを生成するモーション・キャッ
プチャ・パラメータ(Motion Capture Parameter)のレ
イヤである。レイヤL1は、アウトプットのレイヤであ
る。
【0134】オブジェクトエリア47には、レイヤL3
〜L1にそれそれ対応したオブジェクト138〜140
が設けられている。オブジェクト138は、移動物体の
ビデオデータを出力する。オブジェクト139は、オブ
ジェクト138からのビデオデータに基づいて移動物体
の3次元パラメータを生成して出力する。オブジェクト
140は、オブジェクト139からの3次元パラメータ
を外部に出力する。
【0135】このように、タイムライン46及びオブジ
ェクト138〜140の構成によって、3次元パラメー
タを生成することができる。
【0136】以上詳細に説明したように、本発明を適用
した編集システム1は、タイムラインによってデータや
パラメータの時間管理を行い、オブジェクトによってタ
イムラインを構成する各レイヤの接続関係を示すことに
よって、複雑で手間のかかる編集作業を容易に行うこと
ができる。
【0137】このとき、途中のオブジェクトが出力する
中間結果を生成したり、ユーザ定義による結果クリップ
FCを生成することができ、従来より容易に編集作業を
行うことができる。
【0138】また、一部のオブジェクトを消去すること
によって視覚的に編集処理の内容を容易に把握すること
ができ、また、オブジェクトのプロパティを表示するよ
うにして、オブジェクトに対して入出力する信号の設定
も容易に行うことができる。
【0139】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範
囲内で設計の変更等をすることができ、例えばメインウ
ィンドウ30やエディッタウィンドウ40の構成は図7
及び図8の構成に限定されるものではないのは勿論であ
る。
【0140】
【発明の効果】本発明に係る編集システム及び編集方法
によれば、各クリップ処理層の時間管理を行うととも
に、一のクリップ処理層による所定処理済みのクリップ
を当該一のクリップ層よりも上位の階層にあるクリップ
処理層に所定処理を行わせ、最上位の階層のクリップ処
理層から出力される所定処理済みのクリップを結果クリ
ップとして出力することによって、編集処理の自由度を
高くし、かつ、編集処理の内容を視覚的に容易に把握す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した編集システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】上記編集システムの主要構成であるワークステ
ーションの内部構成を示すブロック図である。
【図3】上記編集システムが有する各モジュール及びク
リップデータベースの構成図である。
【図4】クリップの階層的管理を説明するための図であ
る。
【図5】合成処理の内容を説明するための図である。
【図6】合成処理によって生成されるビデオイメージを
説明するための図である。
【図7】上記ワークステーションのディスプレイに表示
されるメニューウィンドウを説明するための図である。
【図8】上記メニューウィンドウ内のエディッタウィン
ドウを説明するための図である。
【図9】エディッタウィンドウに表示されるカレントタ
イムバーを調整する機能を有するランコントロールウィ
ンドウを説明する図である。
【図10】単位時間当たりの表示ステップについて説明
するためのタイムスケールの図である。
【図11】エディッタウィンドウ内のオブジェクトエリ
アに設けられるオブジェクトの構成を説明するための図
である。
【図12】上記オブジェクトの構成を説明するための図
である。
【図13】上記オブジェクトの構成を説明するための図
である。
【図14】入力用コネクタに入力される信号のダイアロ
グボックスを説明するための図である。
【図15】入力用コネクタに入力される信号がパラメー
タである場合のダイアログボックスを説明するための図
である。
【図16】オブジェクトのプロパティを示すオブジェク
ト・ダイアログボックスを説明するための図である。
【図17】タイムラインとオブジェクトの構成の一例を
示す図である。
【図18】オブジェクトの中間結果の生成を説明するた
めに用いられるタイムラインとオブジェクトの構成を示
す図である。
【図19】オブジェクトの中間結果の生成を説明するた
めに用いられるタイムラインとオブジェクトの構成を示
す図である。
【図20】ユーザ定義による結果クリップの生成を説明
するために用いられるタイムラインとオブジェクトの構
成を示す図である。
【図21】ビデオにタイトルをのせる場合のタイムライ
ン及びオブジェクトの構成を示す図である。
【図22】メイン画像にタイトル画像を乗せてそのタイ
トル画像をモーションキャプチャーで動かす場合におけ
るタイムライン及び各オブジェクトの要部構成図であ
る。
【図23】メイン画像にタイトル画像を乗せて当該タイ
トル画像をモーションキャプチャーと3Dで動かす場合
におけるタイムライン及び各オブジェクトの要部構成図
である。
【図24】メイン画像にタイトル画像を乗せて当該タイ
トル画像をモーションキャプチャーと3Dで動かす場合
におけるタイムライン及び各オブジェクトの要部構成図
である。
【図25】6面体を表示する場合におけるタイムライン
及び各オブジェクトの要部構成図である。
【図26】画面の全部又は一部を所定の色に付するペイ
ント機能を有する場合におけるタイムライン及び各オブ
ジェクトの要部構成図である。
【図27】3次元データを生成する場合におけるタイム
ライン及び各オブジェクトの要部構成図である。
【符号の説明】
1 編集システム、2 ワークステーション、30 メ
ニューウィンドウ、40 エディッタウィンドウ、46
タイムライン、47 オブジェクトエリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 健志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA14 FA21 FA23 KA08 KA24 LA01 LA06 LA11 5D110 BB20 CA05 CA42 CA46 CC04 CD02 CD05 CF11 CF13 CJ14 FA02 FA04 FA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の編集単位となるクリップを編集し
    て編集処理済みの結果クリップを生成する編集システム
    において、 時間を管理しながらクリップに所定処理を施すクリップ
    処理層を複数有するクリップ処理手段と、 上記各クリップ処理層にそれぞれ対応する複数のオブジ
    ェクトを有し、上記各オブジェクトをそれぞれ接続して
    1つの階層構造を形成することで上記各クリップ処理層
    の階層を決定する階層決定手段とを備え、 上記クリップ処理手段は、各クリップ処理層の時間管理
    を行うとともに、一のクリップ処理層による所定処理済
    みのクリップを当該一のクリップ層よりも上位の階層に
    あるクリップ処理層に所定処理を行わせ、最上位の階層
    のクリップ処理層から出力される所定処理済みのクリッ
    プを結果クリップとして出力することを特徴とする編集
    システム。
  2. 【請求項2】 上記クリップ処理手段による処理内容を
    タイムラインとして表示し、上記階層決定手段による階
    層構造をオブジェクト間で結線することによって表示す
    る表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の編
    集システム。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、各クリップ処理層の処
    理対象に応じて、各オブジェクト間の結線の色を変えて
    表示することを特徴とする請求項1記載の編集システ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数の編集単位となるクリップを編集し
    て編集処理済みの結果クリップを生成する編集方法にお
    いて、 複数のクリップ処理層が時間を管理しながらクリップに
    所定処理を施し、 上記各クリップ処理層にそれぞれ対応する複数のオブジ
    ェクトを有し、上記各オブジェクトをそれぞれ接続して
    1つの階層構造を形成することで上記各クリップ処理層
    の階層を決定し、 各クリップ処理層の時間管理を行うとともに、一のクリ
    ップ処理層による所定処理済みのクリップを当該一のク
    リップ層よりも上位の階層にあるクリップ処理層に所定
    処理を行わせ、 最上位の階層のクリップ処理層から出力される所定処理
    済みのクリップを結果クリップとして出力することを特
    徴とする編集方法。
  5. 【請求項5】 上記各クリップ処理層の処理内容をタイ
    ムラインとして表示し、 形成された階層構造をオブジェクト間で結線することに
    よって表示することを特徴とする請求項4記載の編集方
    法。
  6. 【請求項6】 各クリップ処理層の処理対象に応じて、
    各オブジェクト間の結線の色を変えて表示することを特
    徴とする請求項4記載の編集方法。
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