JP2000100072A - 情報信号処理方法及び装置 - Google Patents

情報信号処理方法及び装置

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JP2000100072A
JP2000100072A JP10270154A JP27015498A JP2000100072A JP 2000100072 A JP2000100072 A JP 2000100072A JP 10270154 A JP10270154 A JP 10270154A JP 27015498 A JP27015498 A JP 27015498A JP 2000100072 A JP2000100072 A JP 2000100072A
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data signal
signal
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JP10270154A
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Noboru Murabayashi
昇 村林
Takao Takahashi
孝夫 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報データ信号についての情報内容の判定を、
情報データ信号の種類の如何によらず、的確に行うこと
ができて、適切な判定出力信号を得ることができるよう
にする。 【解決手段】音声データ信号DAを周波数解析して、互
いに異なる周波数帯域に属する二つの情報データ信号周
波数成分であるエンベロープ検波出力データDLE及び
DHEを得、それらの間の相関関数を求め、求められた
相関関数の特徴を検出して、検出された特徴に基づき音
声データ信号DAについての情報内容の判定を行って判
定出力信号DXを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、音声データ信号
等の情報データ信号について、その特徴をとらえての情
報内容の判定、所定の処理を施したもとでの記録媒体へ
の記録、もしくは、記録媒体から再生した再生信号に所
定の処理を施すことによる、例えば、音声データ信号と
される情報データ信号の導出を行う情報信号処理方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声情報,映像情報等をあらわす情報信
号をディジタルデータ化して処理するディジタル技術の
進歩に伴い、現在にあっては、例えば、音声信号をアナ
ログ/ディジタル変換(A/D変換)して得られる音声
データ信号を、単独であるいは映像データ信号と共に、
安価で手軽に取り扱える記録媒体、例えば、比較的小型
な光学ディスク等に効率良く記録すること、及び、比較
的小型な光学ディスク等からそれに記録された音声デー
タ信号を、単独であるいは映像データ信号と共に、適正
に再生することが極めて容易に行えることとされた状況
にある。そして、比較的小型な光学ディスク等から再生
された音声データ信号、あるいは、音声データ信号及び
映像データ信号の夫々は、それに対してディジタル/ア
ナログ変換(D/A変換)が施されることにより、元の
音声信号、あるいは、音声信号及び映像信号に戻され
る。
【0003】このようなもとで、複数種の情報、例え
ば、アナウンス,解説,説明,会話等々の言語情報及び
各種の音楽情報を含んだ音声信号を、ディジタルデータ
化して人声情報データ,音楽情報データ、さらには、無
音であることをあらわす無音部分を含んだ音声データ信
号とし、その音声データ信号を、例えば、映像データ信
号と共に光学ディスク等の記録媒体に記録しておき、必
要に応じて、その記録媒体から音声データ信号を、例え
ば、映像データ信号と共に再生し、再生された音声デー
タ信号に基づく音声出力を得るようにする音声信号の記
録再生が、様々な分野で行われている。斯かる際におい
て、記録媒体から音声データ信号を再生するにあたり、
例えば、音楽情報データ及び無音部分については再生を
行わず、人声情報データのみについての再生を行うこ
と、もしくは、人声情報データ及び無音部分については
再生を行わず、音楽情報データのみについての再生を行
うことが望まれる場合がある。
【0004】そこで、斯かる要望に応えるべく、従来、
音声データ信号の光学ディスク等の記録媒体への記録に
あたり、音声データ信号におけるその特徴をあらわす特
徴部分、例えば、無音部分及び音楽情報データ部分もし
くは人声情報データ部分についての検出を行い、検出さ
れた無音部分及び音楽情報データ部分もしくは人声情報
データ部分に基づく情報識別データ信号を形成して、そ
の情報識別データ信号を音声データ信号と共に記録媒体
に記録するようになすことが提案されている。その場
合、音声データ信号と情報識別データ信号とは、情報識
別データ信号が音声データ信号に含まれる無音部分及び
音楽情報データもしくは人声情報データに対応している
関係にある。
【0005】このようにして音声データ信号と情報識別
データ信号とが記録された記録媒体が音声データ信号の
再生に供される場合には、記録媒体からの音声データ信
号の再生状態が、記録媒体から再生された情報識別デー
タ信号によって制御されて、例えば、音声データ信号に
含まれる無音部分及び音楽情報データもしくは人声情報
データについては実質的に再生が行われないようにさ
れ、その結果、音声データ信号に含まれる人声情報デー
タもしくは音楽情報データのみが再生される状態が得ら
れることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、光学デ
ィスク等の記録媒体からのそれに記録された音声データ
信号の再生にあたり、例えば、音声データ信号に含まれ
る人声情報データもしくは音楽情報データのみについて
の再生を行うことができるようにすべく、記録媒体に音
声データ信号と情報識別データ信号とが記録される場
合、情報識別データ信号を得るため、瞬時々々に音声デ
ータ信号の情報内容が人声情報データであるのか音楽情
報データであるのかについての識別が必要とされる。
【0007】このような音声データ信号の情報内容が人
声情報データであるのか音楽情報データであるのかにつ
いての識別については、例えば、音声データ信号につい
ての高速フーリエ変換(FFT)解析を行ってピーク周
波数を検出し、その検出結果に基づいて、音声データ信
号の情報内容が人声情報データであるか音楽情報データ
であるかを判別する手法が提案されている。斯かる手法
によれば、音声データ信号についてのFFT解析を行っ
て検出されたピーク周波数に基づいて検知されるリズム
周期が、人声情報データについてのリズム周期範囲内に
あるか、音楽情報データについてのリズム周期範囲内に
あるかに応じて、音声データ信号の情報内容が人声情報
データであるか音楽情報データであるかが判別される。
【0008】しかしながら、従来にあっては、音声デー
タ信号についてのFFT解析が行われるにあたり、音声
データ信号の種類によっては、それに対するFFT解析
の分解能が充分なものとされず、FFT解析により得ら
れるピーク周波数が適正に検出されないことになる事態
が生じる。そして、FFT解析により得られるピーク周
波数が適正に検出されないもとでは、例えば、音声デー
タ信号の情報内容が音楽情報データであるにもかかわら
ず、音楽情報データであるとの判定が適切になされない
ことになる。即ち、音声データ信号についてのFFT解
析により得られるピーク周波数に関する誤検出が生じ、
その結果、音声データ信号の情報内容についての判定が
正しく行われなくなってしまうのである。
【0009】斯かる点に鑑み、本願における特許請求の
範囲に記載された発明は、人声情報データ,音楽情報デ
ータ,無音部分等を含んだ音声データ信号の如くの情報
データ信号についての情報内容の判定を、情報データ信
号の種類の如何によらず、的確に行うことができて、適
切な判定出力信号を得ることができることになる情報信
号処理方法を提供する。
【0010】本願における特許請求の範囲に記載された
他の発明は、人声情報データ,音楽情報データ,無音部
分等を含んだ音声データ信号の如くの情報データ信号
を、記録媒体に記録するにあたり、当該情報データ信号
と共に、当該情報データ信号の情報内容についての判定
が的確に行われて得られる情報識別データ信号を記録す
ることができることになる情報信号処理方法を提供す
る。
【0011】本願における特許請求の範囲に記載された
他の発明は、人声情報データ,音楽情報データ,無音部
分等を含んだ音声データ信号の如くの情報データ信号が
記録された記録媒体から、情報データ信号を再生するに
あたり、再生された情報データ信号に含まれる特定のデ
ータについての選択的導出を、適正かつ確実に行うこと
ができることになる情報信号処理方法を提供する。
【0012】また、本願における特許請求の範囲に記載
されたさらに他の発明は、人声情報データ,音楽情報デ
ータ,無音部分等を含んだ音声データ信号の如くの情報
データ信号についての情報内容の判定を、情報データ信
号の種類の如何によらず、的確に行うことができて、適
切な判定出力信号を得ることができる情報信号処理装置
を提供する。
【0013】本願における特許請求の範囲に記載された
さらに他の発明は、人声情報データ,音楽情報データ,
無音部分等を含んだ音声データ信号の如くの情報データ
信号を、記録媒体に記録するにあたり、当該情報データ
信号と共に、当該情報データ信号の情報内容についての
判定が的確に行われて得られる情報識別データ信号を記
録することができる情報信号処理装置を提供する。
【0014】本願における特許請求の範囲に記載された
さらに他の発明は、人声情報データ,音楽情報データ,
無音部分等を含んだ音声データ信号の如くの情報データ
信号が記録された記録媒体から、情報データ信号を再生
するにあたり、再生された情報データ信号に含まれる特
定のデータについての選択的導出を、適正かつ確実に行
うことができる情報信号処理装置を提供する。
【0015】このような本願における特許請求の範囲に
記載された発明にあっては、例えば、情報データ信号が
音声データ信号である場合、その音声データ信号に含ま
れる人声情報データ及び音楽情報データの各々の元とな
る人声信号及び音楽信号との間における波形上の特性の
相違に着目が払われ、その特性の相違に基づいて、音声
データ信号の情報内容が人声情報データであるか音声情
報データであるかについての識別が行われる。
【0016】例えば、図6は人声信号(人の会話をあら
わす)をカットオフ周波数を略1kHzとする低域通過
フィルタ(LPF)を通じて得られた信号波形であり、
図7は同じ人声信号をカットオフ周波数を0.5〜2k
Hz程度とする高域通過フィルタ(HPF)を通じて得
られた信号波形である。また、図8は音楽信号(ピアノ
の音をあらわす)をカットオフ周波数を略1kHzとす
るLPFを通じて得られた信号波形であり、図9は同じ
音楽信号をカットオフ周波数を0.5〜2kHz程度と
するHPFを通じて得られた信号波形である。
【0017】これらの図6〜図9に示される信号波形か
らも、人声信号の場合には、LPFを通じて得られた信
号波形とHPFを通じて得られた信号波形との間に見ら
れる相関性が小であるのに対して、音楽信号の場合に
は、LPFを通じて得られた信号波形とHPFを通じて
得られた信号波形との間に比較的強い相関性が見られる
ことが分かる。そして、このような両者間の相違が巧み
に利用されて、音声データ信号の情報内容が人声情報デ
ータであるか音声情報データであるかについての識別が
行われるのである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1に記載された発明に係る情報信号処理方
法は、情報データ信号を周波数解析して互いに異なる周
波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分を
得、それらの複数の情報データ信号周波数成分間の相関
関数を求め、求められた相関関数の特徴を検出して、検
出された特徴に基づき情報データ信号についての情報内
容の判定を行って判定出力信号を得るものとされる。
【0019】本願の特許請求の範囲における請求項2ま
たは請求項3に記載された発明に係る情報信号処理方法
は、情報データ信号を周波数解析して互いに異なる周波
数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分を得、
それらの複数の情報データ信号周波数成分間の相関関数
を求め、求められた相関関数の特徴を検出して、検出さ
れた特徴に基づき情報データ信号についての情報内容の
判定を行って判定出力信号を得、その判定出力信号に応
じた情報識別データ信号を形成し、情報データ信号及び
情報識別データ信号を含む複数の信号に多重処理を施し
て情報多重データ信号を得、その情報多重データ信号に
記録用処理を施して記録媒体に記録するものとされる。
【0020】本願の特許請求の範囲における請求項4か
ら請求項10までのいずれかに記載された発明に係る情
報信号処理方法は、上述の請求項1に記載された発明に
係る情報信号処理方法及び請求項2または請求項3に記
載された発明に係る情報信号処理方法のいずれにも従属
するものである。
【0021】本願の特許請求の範囲における請求項11
または請求項12のいずれかに記載された発明に係る情
報信号処理方法は、記録媒体から、情報データ信号及び
それについての情報内容に応じた情報識別データ信号が
多重処理されて含まれる情報多重データ信号を再生して
再生信号を得、その再生信号から情報多重データ信号に
含まれた情報データ信号と情報識別データ信号との導出
を行うようになし、情報データ信号と情報識別データ信
号との導出にあたり、導出された情報識別データ信号に
よって情報データ信号の導出状態を制御するものとされ
る。
【0022】本願の特許請求の範囲における請求項13
から請求項19のいずれかに記載された発明に係る情報
信号処理方法は、記録媒体から情報データ信号を再生し
てその情報データ信号を含む再生信号を得、その再生信
号から情報データ信号の導出を行うとともに、情報デー
タ信号を周波数解析して互いに異なる周波数帯域に属す
る複数の情報データ信号周波数成分を得、それらの複数
の情報データ信号周波数成分間の相関関数を求め、求め
られた相関関数の特徴を検出して、検出された特徴に基
づき情報データ信号についての情報内容の判定を行って
判定出力信号を得、その判定出力信号に応じた情報識別
データ信号を形成するようになし、情報識別データ信号
によって情報データ信号の導出状態を制御するものとさ
れる。
【0023】本願の特許請求の範囲における請求項20
に記載された発明に係る情報信号処理装置は、情報デー
タ信号を周波数解析して互いに異なる周波数帯域に属す
る複数の情報データ信号周波数成分を得る周波数解析部
と、周波数解析部から得られる複数の情報データ信号周
波数成分間の相関関数を求める相関関係検出部と、相関
関係検出部により求められた相関関数の特徴を検出する
特徴検出部と、特徴検出部により検出された相関関数の
特徴に基づき情報データ信号についての情報内容の判定
を行って判定出力信号を得る情報判定部と、を備えて構
成される。
【0024】本願の特許請求の範囲における請求項21
または請求項22に記載された発明に係る情報信号処理
装置は、情報データ信号を周波数解析して互いに異なる
周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分を
得る周波数解析部と、周波数解析部から得られる複数の
情報データ信号周波数成分間の相関関数を求める相関関
係検出部と、相関関係検出部により求められた相関関数
の特徴を検出する特徴検出部と、特徴検出部により検出
された相関関数の特徴に基づき情報データ信号について
の情報内容の判定を行って判定出力信号を得る情報判定
部と、情報判定部から得られる判定出力信号に応じた情
報識別データ信号を形成する情報識別データ形成部と、
情報データ信号及び情報識別データ信号を含む複数の信
号に多重処理を施して情報多重データ信号を得るデータ
多重処理部と、データ多重処理部から得られる情報多重
データ信号に記録用処理を施す記録用処理部と、記録用
処理部から得られる記録用処理が施された情報多重デー
タ信号を記録媒体に記録する情報記録部と、を備えて構
成される。
【0025】本願の特許請求の範囲における請求項23
から請求項28までのいずれかに記載された発明に係る
情報信号処理装置は、上述の請求項20に記載された発
明に係る情報信号処理装置及び請求項21または請求項
22に記載された発明に係る情報信号処理装置のいずれ
にも従属するものである。
【0026】本願の特許請求の範囲における請求項29
または請求項30に記載された発明に係る情報信号処理
装置は、記録媒体から、情報データ信号及びそれについ
ての情報内容に応じた情報識別データ信号が多重処理さ
れて含まれる情報多重データ信号を再生して再生信号を
得る情報再生部と、情報再生部から得られる再生信号よ
り情報多重データ信号を得る再生信号処理部と、再生信
号処理部から得られる情報多重データ信号から情報デー
タ信号と情報識別データ信号との導出を行うデータ信号
導出部と、データ信号導出部における情報データ信号の
導出状態をデータ信号導出部により導出された情報識別
データ信号によって制御する制御部と、を備えて構成さ
れる。
【0027】本願の特許請求の範囲における請求項31
から請求項37のいずれかに記載された発明に係る情報
信号処理装置は、記録媒体から情報データ信号を再生し
てその情報データ信号を含む再生信号を得る情報再生部
と、情報再生部から得られる再生信号より情報データ信
号の導出を行うデータ信号導出部と、データ信号導出部
から導出される情報データ信号を周波数解析して互いに
異なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数
成分を得、それらの複数の情報データ信号周波数成分間
の相関関数を求め、求められた相関関数の特徴を検出し
て、検出された特徴に基づき情報データ信号についての
情報内容の判定を行って判定出力信号を得る信号情報識
別部と、信号情報識別部から得られる判定出力信号に応
じた情報識別データ信号を形成する情報識別データ形成
部と、データ信号導出部における情報データ信号の導出
状態を情報識別データ形成部により形成された情報識別
データ信号によって制御する制御部と、を備えて構成さ
れる。
【0028】このような本願の特許請求の範囲における
請求項1に記載された発明に係る情報信号処理方法が実
施されるもとにあっては、情報データ信号が周波数解析
されて得られる互いに異なる周波数帯域に属する複数の
情報データ信号周波数成分について、それらの間の相関
関数が求められるとともにその特徴が検出され、検出さ
れた特徴に基づいて情報データ信号についての情報内容
の判定が行われて、判定出力信号が得られることにな
る。それにより、例えば、人声情報データ,音楽情報デ
ータ,無音部分等を含んだ音声データ信号とされる情報
データ信号についての情報内容の判定を、情報データ信
号の種類の如何によらず、的確に行うことができて、適
切な判定出力信号を得ることができる。
【0029】本願の特許請求の範囲における請求項2ま
たは請求項3に記載された発明に係る情報信号処理方法
が実施されるもとにあっては、情報データ信号が記録媒
体に記録されるに際して、情報データ信号が周波数解析
されて得られる互いに異なる周波数帯域に属する複数の
情報データ信号周波数成分について、それらの間の相関
関数が求められるとともにその特徴が検出され、検出さ
れた特徴に基づいて情報データ信号についての情報内容
の判定が行われ、それにより得られる判定出力信号に応
じた情報識別データ信号が形成されて、その情報識別デ
ータ信号が情報データ信号と共に記録媒体に記録され
る。それにより、例えば、人声情報データ,音楽情報デ
ータ,無音部分等を含んだ音声データ信号とされる情報
データ信号を記録媒体に記録するに際し、当該情報デー
タ信号と共に、当該情報データ信号の情報内容について
の判定が的確に行われて得られる情報識別データ信号を
記録することができる。
【0030】本願の特許請求の範囲における請求項11
または請求項12に記載された発明に係る情報信号処理
方法が実施されるもとにあっては、記録媒体から情報デ
ータ信号及びそれについての情報内容に応じた情報識別
データ信号を含む情報多重データ信号が再生されて得ら
れる再生信号から、情報多重データ信号に含まれた情報
データ信号と情報識別データ信号とが導出されるにあた
り、導出された情報識別データ信号によって情報データ
信号の導出状態が制御される。それにより、例えば、人
声情報データ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音
声データ信号とされる情報データ信号が記録された記録
媒体から、その情報データ信号を再生するにあたり、再
生された情報データ信号に含まれる特定のデータについ
ての選択的導出を、適正かつ確実に行うことができる。
【0031】本願の特許請求の範囲における請求項13
から請求項19までのいずれかに記載された発明に係る
情報信号処理方法が実施されるもとにあっては、記録媒
体から情報データ信号が再生されて得られる再生信号か
ら情報データ信号が導出されるとともに、導出された情
報データ信号が周波数解析されて得られる互いに異なる
周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分に
ついて、それらの間の相関関数が求められるとともにそ
の特徴が検出され、検出された特徴に基づいて情報デー
タ信号についての情報内容の判定が行われて得られる判
定出力信号に応じた情報識別データ信号が形成され、再
生信号から情報データ信号が導出されるにあたり、形成
された情報識別データ信号によって情報データ信号の導
出状態が制御される。それにより、例えば、人声情報デ
ータ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音声データ
信号とされる情報データ信号が記録された記録媒体か
ら、その情報データ信号を再生するにあたり、再生され
た情報データ信号に含まれる特定のデータについての選
択的導出を、適正かつ確実に行うことができる。
【0032】また、本願の特許請求の範囲における請求
項20に記載された発明に係る情報信号処理装置が作動
するもとにあっては、情報データ信号が周波数解析され
て得られる互いに異なる周波数帯域に属する複数の情報
データ信号周波数成分について、それらの間の相関関数
が求められるとともにその特徴が検出され、検出された
特徴に基づいて情報データ信号についての情報内容の判
定が行われて、判定出力信号が得られる。従って、本願
の特許請求の範囲における請求項20に記載された発明
に係る情報信号処理装置によれば、例えば、人声情報デ
ータ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音声データ
信号とされる情報データ信号についての情報内容の判定
を、情報データ信号の種類の如何によらず、的確に行う
ことができて、適切な判定出力信号を得ることができ
る。
【0033】本願の特許請求の範囲における請求項21
または請求項22に記載された発明に係る情報信号処理
装置が作動するもとにあっては、情報データ信号が記録
媒体に記録されるに際して、情報データ信号が周波数解
析されて得られる互いに異なる周波数帯域に属する複数
の情報データ信号周波数成分について、それらの間の相
関関数が求められるとともにその特徴が検出され、検出
された特徴に基づいて情報データ信号についての情報内
容の判定が行われ、それにより得られる判定出力信号に
応じた情報識別データ信号が形成されて、その情報識別
データ信号が情報データ信号と共に記録媒体に記録され
る。従って、本願の特許請求の範囲における請求項21
または請求項22に記載された発明に係る情報信号処理
装置によれば、例えば、人声情報データ,音楽情報デー
タ,無音部分等を含んだ音声データ信号とされる情報デ
ータ信号を記録媒体に記録するに際し、当該情報データ
信号と共に、当該情報データ信号の情報内容についての
判定が的確に行われて得られる情報識別データ信号を記
録することができる。
【0034】本願の特許請求の範囲における請求項29
または請求項30に記載された発明に係る情報信号処理
装置が作動するもとにあっては、記録媒体から情報デー
タ信号及びそれについての情報内容に応じた情報識別デ
ータ信号を含む情報多重データ信号が再生されて得られ
る再生信号から、情報多重データ信号に含まれた情報デ
ータ信号と情報識別データ信号とが導出されるにあた
り、導出された情報識別データ信号によって情報データ
信号の導出状態が制御される。従って、本願の特許請求
の範囲における請求項29または請求項30に記載され
た発明に係る情報信号処理装置によれば、例えば、人声
情報データ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音声
データ信号とされる情報データ信号が記録された記録媒
体から、その情報データ信号を再生するにあたり、再生
された情報データ信号に含まれる特定のデータについて
の選択的導出を、適正かつ確実に行うことができる。
【0035】本願の特許請求の範囲における請求項31
から請求項37までのいずれかに記載された発明に係る
情報信号処理装置が作動するもとにあっては、記録媒体
から情報データ信号が再生されて得られる再生信号から
情報データ信号が導出されるとともに、導出された情報
データ信号が周波数解析されて得られる互いに異なる周
波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分につ
いて、それらの間の相関関数が求められるとともにその
特徴が検出され、検出された特徴に基づいて情報データ
信号についての情報内容の判定が行われて得られる判定
出力信号に応じた情報識別データ信号が形成され、再生
信号から情報データ信号が導出されるにあたり、形成さ
れた情報識別データ信号によって情報データ信号の導出
状態が制御される。従って、本願の特許請求の範囲にお
ける請求項31から請求項37までのいずれかに記載さ
れた発明に係る情報信号処理装置によれば、例えば、人
声情報データ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音
声データ信号とされる情報データ信号が記録された記録
媒体から、その情報データ信号を再生するにあたり、再
生された情報データ信号に含まれる特定のデータについ
ての選択的導出を、適正かつ確実に行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項20及び請求項23から請求項28までの
いずれかに記載された発明に係る情報信号処理装置の第
1の例を示し、この第1の例において本願の特許請求の
範囲における請求項1及び請求項4から請求項10まで
のいずれかに記載された発明に係る情報信号処理方法の
一例が実施される。
【0037】図1に示される第1の例にあっては、情報
データ信号として、音声信号がA/D変換されて得ら
れ、人声情報データ,音楽情報データ及び無音部分を含
む音声データ信号DAについての処理が行われる。音声
データ信号DAは、例えば、サンプリング周波数を48
kHzとし、量子化ビット数を16ビットとするA/D
変換により得られたものとされる。
【0038】音声データ信号DAは、入力端子11を通
じて、周波数解析部12に供給される。周波数解析部1
2においては、音声データ信号平均化処理部13が、入
力端子11からの音声データ信号DAに対するデータ平
均化処理を行う。斯かるデータ平均化の程度は1/n
(nは2〜12程度の自然数)とされ、例えば、n=8
に選定される。音声データ信号DAは、サンプリング周
波数を、例えば、48kHzとして得られたものとされ
るので、その際には、音声データ信号平均化処理部13
から得られるデータ平均化処理後の音声データ信号DA
Aの1秒間当たりのサンプルデータ数は、48,000
個/8=6,000個となる。
【0039】音声データ信号平均化処理部13からの音
声データ信号DAAは、互いに通過周波数帯域を異にす
るLPF14及びHPF15に供給される。そして、L
PF14の出力側に音声データ信号DAAの低域成分で
ある音声データ信号低域成分DALが得られるととも
に、HPF15の出力側に音声データ信号DAAの高域
成分である音声データ信号高域成分DAHが得られる。
【0040】なお、LPF14及びHPF15に代え
て、互いに通過周波数帯域を異にする2個の帯域通過フ
ィルタ(BPF)が用いられてもよい。
【0041】LPF14から得られる音声データ信号低
域成分DALは、区間平均レベル検出部16に供給され
て、その所定の区間毎の平均レベルが検出され、区間平
均レベル検出部16から、区間平均レベルデータDLL
が得られて、エンベロープ検出部17に供給される。エ
ンベロープ検出部17は、区間平均レベルデータDLL
についての、例えば、時定数を数十〜数百サンプル程度
としたもとでのエンベロープ検波を行い、エンベロープ
検波出力データDLEを得る。
【0042】エンベロープ検出部17から得られるエン
ベロープ検波出力データDLEは、レベル制御部18に
よるレベル調整が行われて周波数解析部12から送出さ
れ、相関関係検出部19に供給される。
【0043】同様に、HPF15から得られる音声デー
タ信号高域成分DAHは、区間平均レベル検出部20に
供給されて、その所定の区間毎の平均レベルが検出さ
れ、区間平均レベル検出部20から、区間平均レベルデ
ータDHLが得られて、エンベロープ検出部21に供給
される。エンベロープ検出部21は、区間平均レベルデ
ータDHLについての、例えば、時定数を数十〜数百サ
ンプル程度としたもとでのエンベロープ検波を行い、エ
ンベロープ検波出力データDHEを得る。
【0044】エンベロープ検出部21から得られるエン
ベロープ検波出力データDHEは、レベル制御部22に
よるレベル調整が行われて周波数解析部12から送出さ
れ、相関関係検出部19に供給される。斯かる際、レベ
ル制御部22によるレベル調整が行われて相関関係検出
部19に供給されるエンベロープ検波出力データDHE
のレベルは、レベル制御部18によるレベル調整が行わ
れて相関関係検出部19に供給されるエンベロープ検波
出力データDLEのレベルと同等とされる。
【0045】相関関係検出部19は、エンベロープ検波
出力データDLEとエンベロープ検波出力データDHE
とについての相関演算を行い、エンベロープ検波出力デ
ータDLEとエンベロープ検波出力データDHEとに関
する相関関数を求める。そして、相関関係検出部19
は、求められた相関関数をあらわす相関関数データDM
Rを形成して、それを送出する。相関関係検出部19か
らの相関関数データDMRは、LPF23を通じてノイ
ズ成分が除去された後、特徴検出部24に供給されて、
その特徴が検出される。
【0046】特徴検出部24においては、LPF23を
通じた相関関数データDMRが、微分処理部25及びF
FT処理部26に供給される。微分処理部25は、相関
関数データDMRに微分処理を施して、微分出力データ
DDRを送出する。微分処理部25からの微分出力デー
タDDRは、微分係数変化点検出部27に供給される。
微分係数変化点検出部27は、微分出力データDDRに
おける微分係数変化点の検出を行い、微分出力データD
DRについての極大点もしくは極小点を、相関関数デー
タDMRの特徴として検出する。そして、微分係数変化
点検出部27から、それにより検出された極大点もしく
は極小点をあらわす微分係数変化点データDPMが得ら
れて、特徴検出部24から送出され、情報判定部30に
供給される。
【0047】また、FFT処理部26は、相関関数デー
タDMRにFFT解析を施して、FFT解析出力データ
DFTを送出する。FFT処理部26からのFFT解析
出力データDFTは、ピーク周波数検出部28に供給さ
れる。ピーク周波数検出部28は、FFT解析出力デー
タDFTにおけるピーク周波数を、相関関数データDM
Rの特徴として検出し、検出されたピーク周波数をあら
わすピーク周波数データDPFを形成する。そして、ピ
ーク周波数検出部28から得られるピーク周波数データ
DPFが、特徴検出部24から送出されて、情報判定部
30に供給される。
【0048】情報判定部30は、微分係数変化点検出部
27からの微分係数変化点データDPMがあらわす極大
点もしくは極小点の間隔を計測して、その安定度を検出
するとともに、ピーク周波数検出部28からのピーク周
波数データDPFがあらわすピーク周波数を検出して、
エンベロープ検波出力データDLEとエンベロープ検波
出力データDHEとについての相関性に関連したリズム
周期を検出する。そして、検出された極大点もしくは極
小点の間隔に関する安定度及びリズム周期に基づいて、
瞬時々々における音声データ信号DAの情報内容が人声
情報データであるのか音楽情報データであるのかを判定
する。
【0049】例えば、検出された極大点もしくは極小点
の間隔に関する安定度が、所定以上であれば音声データ
信号DAの情報内容は音楽情報データであると判定し、
所定未満であれば音声データ信号DAの情報内容は人声
情報データであると判定する。また、検出されたリズム
周期が、音楽情報データについてのリズム周期範囲内、
例えば、2〜10Hz程度の範囲内にあれば音声データ
信号DAの情報内容は音楽情報データであると判定し、
人声情報データについてのリズム周期範囲内にあれば音
声データ信号DAの情報内容は人声情報データであると
判定する。
【0050】そして、情報判定部30は、判定結果に応
じた判定出力信号DX、例えば、音声データ信号DAの
情報内容が人声情報データであること、あるいは、音声
データ信号DAの情報内容が音楽情報データであること
をあらわす判定出力信号DXを送出する。
【0051】このようにして、図1に示される第1の例
にあっては、音声データ信号DAが周波数解析されて得
られる互いに異なる周波数帯域に属する複数の情報デー
タ信号周波数成分であるエンベロープ検波出力データD
LEとエンベロープ検波出力データDHEとについて、
それらの間の相関関数が求められるとともにその特徴が
検出され、検出された特徴に基づいて音声データ信号D
Aについての情報内容の判定が行われて、判定出力信号
DXが得られる。従って、図1に示される第1の例によ
れば、例えば、人声情報データ,音楽情報データ及び無
音部分を含んだ音声データ信号DAの情報内容が人声情
報データであるのか音楽情報データであるのかについて
の判定が的確に行われて、適切な判定出力信号DXが得
られることになる。
【0052】図2は、本願の特許請求の範囲における請
求項20及び請求項23から請求項28までのいずれか
に記載された発明に係る情報信号処理装置の第2の例を
示し、この第2の例においても本願の特許請求の範囲に
おける請求項1及び請求項4から請求項10までのいず
れかに記載された発明に係る情報信号処理方法の一例が
実施される。
【0053】図2に示される第2の例にあっても、情報
データ信号として、音声信号がA/D変換されて得ら
れ、人声情報データ,音楽情報データ及び無音部分を含
む音声データ信号DAについての処理が行われる。音声
データ信号DAは、例えば、サンプリング周波数を48
kHzとし、量子化ビット数を16ビットとするA/D
変換により得られたものとされる。
【0054】音声データ信号DAは、入力端子31を通
じて、周波数解析部を形成するウエーブレット解析処理
部32に供給される。ウエーブレット解析処理部32に
おいては、音声データ信号DAについてのウエーブレッ
ト解析が、例えば、マザーウエーブレットとして、分解
能が比較的良好なものとされるスプライン関数が用いら
れるもとで行われ、いくつかの解析レベルに応じた解析
出力データDW1及びDW2が得られる。解析出力デー
タDW1及びDW2の夫々は、複数の解析データが集合
したものである。
【0055】ウエーブレット解析処理部32から得られ
る解析出力データDW1は、相関関係検出部33に供給
される。相関関係検出部33は、解析出力データDW1
を形成する複数の解析データについての相関演算を行っ
て、複数の解析データに関する相関関数を求める。そし
て、相関関係検出部33は、求められた相関関数をあら
わす相関関数データDMR’を形成して、それを送出す
る。相関関係検出部33からの相関関数データDMR’
は、LPF34を通じてノイズ成分が除去された後、特
徴検出部35に供給されて、その特徴が検出される。
【0056】また、ウエーブレット解析処理部32から
得られる解析出力データDW2は、直接に、特徴検出部
35に供給される。
【0057】特徴検出部35においては、LPF34を
通じた相関関数データDMR’が、導関数演算処理部
(微分処理部)36に供給される。導関数演算処理部3
6は、相関関数データDMR’に微分処理を施し、微分
出力データDDR’を送出する。導関数演算処理部36
からの微分出力データDDR’は、極大/極小値検出部
37に供給される。極大/極小値検出部37は、微分出
力データDDR’における微分係数変化点の検出を行っ
て、微分出力データDDR’についての極大点もしくは
極小点を、相関関数データDMR’の特徴として検出す
る。そして、極大/極小値検出部37から、それにより
検出された極大点もしくは極小点をあらわす微分係数変
化点データDPM’が得られて、特徴検出部35から送
出され、情報判定部38に供給される。
【0058】また、特徴検出部35においては、ウエー
ブレット解析処理部32からの解析出力データDW2
が、FFT処理部39に供給される。FFT処理部39
は、解析出力データDW2にFFT解析を施し、FFT
解析出力データDFT’を送出する。FFT処理部39
からのFFT解析出力データDFT’は、ピーク周波数
検出部40に供給される。ピーク周波数検出部40は、
FFT解析出力データDFT’におけるピーク周波数
を、解析出力データDW2の特徴として検出し、検出さ
れたピーク周波数をあらわすピーク周波数データDP
F’を形成する。そして、ピーク周波数検出部40から
得られるピーク周波数データDPF’が、特徴検出部3
5から送出されて、情報判定部38に供給される。
【0059】情報判定部38は、極大/極小値検出部3
7からの微分係数変化点データDPM’があらわす極大
点もしくは極小点の間隔を計測して、その安定度を検出
するとともに、ピーク周波数検出部40からのピーク周
波数データDPF’があらわすピーク周波数を検出し
て、解析出力データDW2を形成する複数の解析データ
についての相関性に関連したリズム周期を検出する。そ
して、情報判定部38は、検出された極大点もしくは極
小点の間隔に関する安定度及びリズム周期に基づいて、
瞬時々々における音声データ信号DAの情報内容が人声
情報データであるのか音楽情報データであるのかを判定
し、判定出力信号DXを送出する。
【0060】斯かる情報判定部38における判定は、図
1に示される第1の例における情報判定部30により行
われる判定と同様に行われる。
【0061】このようにして、図2に示される第2の例
にあっても、音声データ信号DAが周波数解析されて得
られる互いに異なる周波数帯域に属する複数の情報デー
タ信号周波数成分について、それらの間の相関関数が求
められるとともにその特徴が検出され、検出された特徴
に基づいて音声データ信号DAについての情報内容の判
定が行われて、判定出力信号DXが得られる。従って、
図2に示される第2の例によれば、図1に示される第1
の例の場合と同様に、例えば、人声情報データ,音楽情
報データ及び無音部分を含んだ音声データ信号DAの情
報内容が人声情報データであるのか音楽情報データであ
るのかについての判定が的確に行われて、適切な判定出
力信号DXが得られることになる。
【0062】図3は、本願の特許請求の範囲における請
求項21から請求項28までのいずれかに記載された発
明に係る情報信号処理装置の例を示し、この例におい
て、本願の特許請求の範囲における請求項2から請求項
10までのいずれかに記載された発明に係る情報信号処
理方法の一例が実施される。
【0063】図3に示される例においては、図1に示さ
れる、本願の特許請求の範囲における請求項20及び請
求項23から請求項28までのいずれかに記載された発
明に係る情報信号処理装置の第1の例、もしくは、図2
に示される、本願の特許請求の範囲における請求項20
及び請求項23から請求項28までのいずれかに記載さ
れた発明に係る情報信号処理装置の第2の例が、信号情
報識別部50を形成するものとして適用されている。
【0064】この図3に示される例にあっては、情報信
号である音声信号SAについての、映像信号SVと共に
記録媒体に記録される処理が行われる。
【0065】音声信号SAは、入力端子51を通じてA
/D変換部52に供給される。A/D変換部52は、音
声信号SAについてのディジタル化を行い、音声信号S
Aに含まれる言語情報をあらわす人声情報データ,音声
信号SAに含まれる音楽情報をあらわす音楽情報デー
タ、及び、無音状態をあらわす無音部分を含んだ音声デ
ータ信号DAを、ディジタル化された情報データ信号と
して形成する。斯かる音声データ信号DAは、例えば、
サンプリング周波数を48kHzとし、量子化ビット数
を16ビットとするA/D変換により得られたものとさ
れる。
【0066】A/D変換部52から得られる音声データ
信号DAは、音声データ信号処理部53及び信号情報識
別部50に供給される。音声データ信号処理部53は、
音声データ信号DAにデータ圧縮処理等の所定のエンコ
ード処理を施して、音声データ信号DAに基づくエンコ
ード音声データ信号DA’を形成し、それをデータ多重
処理部54に供給する。
【0067】信号情報識別部50は、図1に示される、
本願の特許請求の範囲における請求項20及び請求項2
3から請求項28までのいずれかに記載された発明に係
る情報信号処理装置の第1の例、もしくは、図2に示さ
れる、本願の特許請求の範囲における請求項20及び請
求項23から請求項28までのいずれかに記載された発
明に係る情報信号処理装置の第2の例が適用されて構成
されたものとされている。従って、信号情報識別部50
は、A/D変換部52から得られる音声データ信号DA
に、前述の図1に示される第1の例もしくは図2に示さ
れる第2の例についての説明の如くにして所定の処理を
施し、音声データ信号DAについての判定出力信号DX
を得る。
【0068】信号情報識別部50から得られる判定出力
信号DXは、情報識別データ形成部55に供給される。
情報識別データ形成部55は、判定出力信号DXに応じ
た情報識別データ信号DIDを形成して、その情報識別
データ信号DIDをデータ多重処理部54に供給する。
【0069】また、図3に示される例にあっては、映像
信号SVが入力端子56を通じてA/D変換部57に供
給される。A/D変換部57は、映像信号SVについて
のディジタル化を行い、映像信号SVに基づくディジタ
ル化された情報データ信号である映像データ信号DVを
形成する。斯かる映像データ信号DVは、例えば、サン
プリング周波数を13.5MHzとし、量子化ビット数
を輝度信号成分及び色差信号成分の夫々について8ビッ
トとするA/D変換により得られたものとされる。
【0070】A/D変換部57から得られる映像データ
信号DVは、映像データ信号処理部58に供給される。
映像データ信号処理部58は、映像データ信号DVにデ
ータ圧縮等の所定のエンコード処理を施して、映像デー
タ信号DVに基づくエンコード映像データ信号DV’を
形成し、それをデータ多重処理部54に供給する。
【0071】データ多重処理部54は、音声データ信号
処理部53からのエンコード音声データ信号DA’,情
報識別データ形成部55からの情報識別データ信号DI
D、及び、映像データ信号処理部58からのエンコード
映像データ信号DV’に対する多重処理を行って、情報
多重データ信号DZを形成する。そして、データ多重処
理部54から得られる情報多重データ信号DZは、記録
用処理部59に供給され、エラー訂正コードの付加,所
定の変調方式に基づく変調処理等の記録用処理が施され
て記録データ信号DZRとされた後、情報記録部60に
供給される。
【0072】情報記録部60は、入力操作部61から送
出される指令信号CKに応じた制御動作を行う制御ユニ
ット62からの制御信号CRによる制御のもとに動作
し、記録用処理部59からの記録データ信号DZRを、
光学ディスク等の記録媒体に記録する。
【0073】このようにして、図3に示される例によれ
ば、A/D変換部52から得られる、例えば、人声情報
データ,音楽情報データ及び無音部分等を含んだものと
される音声データ信号DAが、信号情報識別部50から
得られる、音声データ信号DAの情報内容についての判
定が的確に行われて得られる判定出力信号DXと共に、
さらに、A/D変換部57から得られる映像データ信号
DVを伴って、光学ディスク等の記録媒体に記録される
ことになる。
【0074】図4は、本願の特許請求の範囲における請
求項29または請求項30に記載された発明に係る情報
信号処理装置の例を示し、この例において、本願の特許
請求の範囲における請求項11または請求項12に記載
された発明に係る情報信号処理方法の一例が実施され
る。
【0075】図4に示される例にあっては、光学ディス
ク等の記録媒体に記録された情報を再生する情報再生を
行う情報再生部65が備えられている。そして、情報再
生部65によって情報再生が行われる記録媒体は、図3
に示される例における情報記録部60により記録媒体に
記録される記録データ信号DZRと同様な記録データ信
号DZRが記録されたものとされる。
【0076】情報再生部65は、入力操作部66から送
出される指令信号CKに応じた制御動作を行う制御ユニ
ット67から送出される制御信号CPが供給されてお
り、制御信号CPによる制御のもとで動作して、記録媒
体に記録された記録データ信号DZRの再生を行い、再
生された記録データ信号DZRを再生信号として導出す
る。情報再生部65からの再生された記録データ信号D
ZR(再生信号)は、再生信号処理部68に供給され
る。
【0077】再生信号処理部68は、情報再生部65か
らの再生信号である記録データ信号DZRに、所定の復
調方式に基づく復調処理,エラー訂正用コードデータを
用いたエラー訂正処理等の再生処理を施して、情報多重
データ信号DZを得る。そして、再生信号処理部68か
ら得られる情報多重データ信号DZが、データ信号導出
部70に供給される。
【0078】データ信号導出部70においては、再生信
号処理部68から得られる情報多重データ信号DZがデ
ータ分離処理部71に供給される。データ分離処理部7
1は、情報多重データ信号DZから、エンコード映像デ
ータ信号DV’,エンコード音声データDA’及び情報
識別データ信号DIDを分離して取り出す。
【0079】データ分離処理部71から得られるエンコ
ード映像データ信号DV’は、映像データ信号加工処理
部72に供給される。映像データ信号加工処理部72
は、エンコード映像データ信号DV’に制御ユニット6
7からの制御信号CCVに応じた加工処理を施し、加工
されたエンコード映像データ信号DV’を映像データ信
号処理部73に供給する。映像データ信号処理部73
は、データ信号加工処理部72によって加工処理が施さ
れたエンコード映像データ信号DV’に、データ伸長等
の所定のデコード処理を施して、エンコード映像データ
信号DV’に基づく映像データ信号DVを得、その映像
データ信号DVをデータ信号導出部70から導出される
ものとなす。
【0080】データ信号導出部70から導出された映像
データ信号DVは、D/A変換部74によってアナログ
化され、再生された映像信号SVとしてD/A変換部7
4から送出される。
【0081】また、データ分離処理部71から得られる
エンコード音声データ信号DA’は、音声データ信号処
理部75に供給される。音声データ信号処理部75は、
制御ユニット67からの制御信号CCAによる制御のも
とにおいて、エンコード音声データ信号DA’にデータ
伸長等の所定のデコード処理を施し、エンコード音声デ
ータ信号DA’に基づく音声データ信号DAを得て、そ
の音声データ信号DAをデータ信号導出部70から導出
されるものとなす。
【0082】データ信号導出部70から導出された音声
データ信号DAは、D/A変換部76によってアナログ
化され、再生された音声信号SAとしてD/A変換部7
6から送出される。
【0083】さらに、データ分離処理部71から得られ
る情報識別データ信号DIDは、データ信号導出部70
から導出されて、情報識別データ処理部77に供給され
る。情報識別データ処理部77は、情報識別データ信号
DIDに応じた指令信号CIDを形成して、それを制御
ユニット67に供給する。情報識別データ処理部77か
らの指令信号CIDを受けた制御ユニット67は、音声
データ信号処理部75に供給される制御信号CCA及び
映像データ信号加工処理部72に供給される制御信号C
CVを、指令信号CIDに応じたものとして送出する。
【0084】それにより、音声データ信号処理部75に
おいては、エンコード音声データ信号DA’にデータ伸
長等の所定のデコード処理を施して音声データ信号DA
を得る動作が、指令信号CIDに応じたものとされた制
御信号CCAによる制御のもとに行われ、例えば、エン
コード音声データ信号DA’における選択された部分、
例えば、人声情報データ部分もしくは音楽情報データ部
分のみが、それにデータ伸長等の所定のデコード処理が
施されて音声データ信号DAが得られるものとされる。
それにより、データ信号導出部70から導出される音声
データ信号DAは、例えば、人声情報データのみを含む
もの、もしくは、音楽情報データのみを含むものとさ
れ、D/A変換部76から送出される音声信号SAが、
再生された言語情報もしくは音楽情報をあらわすものと
される。
【0085】また、映像データ信号加工処理部72にお
いては、エンコード映像データ信号DV’に施される加
工処理が、指令信号CIDに応じたものとされた制御信
号CCVによる制御のもとに、エンコード映像データ信
号DV’を、データ信号導出部70から導出される映像
データ信号DVがデータ信号導出部70から導出される
音声データ信号DAに同期するようになすものとされ
る。それにより、D/A変換部74から送出される映像
信号SVが、D/A変換部76から、例えば、再生され
た言語情報もしくは音楽情報をあらわすものとして送出
される音声信号SAに、適正に対応するものとされるこ
とになる。
【0086】このようにして、図4に示される例によれ
ば、情報再生部65において、記録媒体から音声信号S
A及び映像信号SVに基づく記録データ信号DZRを再
生し、それにより得られる再生信号に基づいて、再生さ
れた音声信号SA及び映像信号SVを得るにあたり、得
られる再生された音声信号SA及び映像信号SVを、元
の音声信号SA及び映像信号SVのうちの選択されれた
部分に相当するもの、例えば、元の音声信号SAのうち
の言語情報もしくは音楽情報をあらわす部分、及び、元
の映像信号SVのうちの、元の音声信号SAのうちの言
語情報もしくは音楽情報をあらわす部分に対応する部分
に夫々相当するものとなすことができる。
【0087】図5は、本願の特許請求の範囲における請
求項31から請求項37までのいずれかに記載された発
明に係る情報信号処理装置の例を示し、この例におい
て、本願の特許請求の範囲における請求項13から請求
項19までのいずれかに記載された発明に係る情報信号
処理方法の一例が実施される。
【0088】図5に示される例においては、図1に示さ
れる、本願の特許請求の範囲における請求項20及び請
求項23から請求項28までのいずれかに記載された発
明に係る情報信号処理装置の第1の例、もしくは、図2
に示される、本願の特許請求の範囲における請求項20
及び請求項23から請求項28までのいずれかに記載さ
れた発明に係る情報信号処理装置の第2の例が、信号情
報識別部80を形成するものとして適用されている。
【0089】そして、図5に示される例は、図4に示さ
れる例と同様に構成された部分を多々含んでおり、図5
において、図4に示される例の各部及び各信号に対応す
る部分及び信号については、図4と共通の符号が付され
て示されていて、それらについての重複説明は省略され
る。
【0090】図5に示される例においては、データ分離
処理部71から得られるエンコード映像データ信号D
V’が映像データ信号加工処理部72に供給されるとと
もに、データ分離処理部71から得られるエンコード音
声データ信号DA’が音声データ信号処理部75に供給
される。そして、音声データ信号処理部75から得ら
れ、データ信号導出部70から導出されてD/A変換部
76に供給される音声データ信号DAが、信号情報識別
部80にも供給される。
【0091】信号情報識別部80は、図1に示される、
本願の特許請求の範囲における請求項20及び請求項2
3から請求項28までのいずれかに記載された発明に係
る情報信号処理装置の第1の例、もしくは、図2に示さ
れる、本願の特許請求の範囲における請求項20及び請
求項23から請求項28までのいずれかに記載された発
明に係る情報信号処理装置の第2の例が適用されて構成
されたものとされている。従って、信号情報識別部80
は、データ信号導出部70から導出される音声データ信
号DAに、前述の図1に示される第1の例もしくは図2
に示される第2の例についての説明の如くにして所定の
処理を施し、音声データ信号DAについての判定出力信
号DXを得る。
【0092】信号情報識別部80から得られる判定出力
信号DXは、判定出力信号処理部81に供給される。判
定出力信号処理部81は、判定出力信号DXに応じた指
令信号CDXを形成して、それを制御ユニット67に供
給する。
【0093】判定出力信号処理部81からの指令信号C
DXを受けた制御ユニット67は、音声データ信号処理
部75に供給される制御信号CCA及び映像データ信号
加工処理部72に供給される制御信号CCVを、指令信
号CDXに応じたものとして送出する。
【0094】それにより、音声データ信号処理部75に
おいては、エンコード音声データ信号DA’にデータ伸
長等の所定のデコード処理を施して音声データ信号DA
を得る動作が、指令信号CDXに応じたものとされた制
御信号CCAによる制御のもとに行われ、例えば、エン
コード音声データ信号DA’における選択された部分、
例えば、人声情報データ部分もしくは音楽情報データ部
分のみが、それにデータ伸長等の所定のデコード処理が
施されて音声データ信号DAが得られるものとされる。
それにより、データ信号導出部70から導出される音声
データ信号DAは、例えば、人声情報データのみを含む
もの、もしくは、音楽情報データのみを含むものとさ
れ、D/A変換部76から送出される音声信号SAが、
再生された言語情報もしくは音楽情報をあらわすものと
される。
【0095】また、映像データ信号加工処理部72にお
いては、エンコード映像データ信号DV’に施される加
工処理が、指令信号CDXに応じたものとされた制御信
号CCVによる制御のもとに、エンコード映像データ信
号DV’を、データ信号導出部70から導出される映像
データ信号DVがデータ信号導出部70から導出される
音声データ信号DAに同期するようになすものとされ
る。それにより、D/A変換部74から送出される映像
信号SVが、D/A変換部76から、例えば、再生され
た言語情報もしくは音楽情報をあらわすものとして送出
される音声信号SAに、適正に対応するものとされるこ
とになる。
【0096】このようにして、図5に示される例によっ
ても、情報再生部65において、記録媒体から音声信号
SA及び映像信号SVに基づく記録データ信号DZRを
再生し、それにより得られる再生信号に基づいて、再生
された音声信号SA及び映像信号SVを得るにあたり、
得られる再生された音声信号SA及び映像信号SVを、
元の音声信号SA及び映像信号SVのうちの選択されれ
た部分に相当するもの、例えば、元の音声信号SAのう
ちの言語情報もしくは音楽情報をあらわす部分、及び、
元の映像信号SVのうちの、元の音声信号SAのうちの
言語情報もしくは音楽情報をあらわす部分に対応する部
分に夫々相当するものとなすことができる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1に記載された発明に係る
情報信号処理方法によれば、情報データ信号が周波数解
析されて得られる互いに異なる周波数帯域に属する複数
の情報データ信号周波数成分について、それらの間の相
関関数が求められるとともにその特徴が検出され、検出
された特徴に基づいて情報データ信号についての情報内
容の判定が行われて、判定出力信号が得られることにな
り、従って、例えば、人声情報データ,音楽情報デー
タ,無音部分等を含んだ音声データ信号とされる情報デ
ータ信号についての情報内容の判定を、情報データ信号
の種類の如何によらず、的確に行うことができて、適切
な判定出力信号を得ることができる。
【0098】本願の特許請求の範囲における請求項2ま
たは請求項3に記載された発明に係る情報信号処理方法
によれば、情報データ信号が記録媒体に記録されるに際
して、情報データ信号が周波数解析されて得られる互い
に異なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波
数成分について、それらの間の相関関数が求められると
ともにその特徴が検出され、検出された特徴に基づいて
情報データ信号についての情報内容の判定が行われ、そ
れにより得られる判定出力信号に応じた情報識別データ
信号が形成されて、その情報識別データ信号が情報デー
タ信号と共に記録媒体に記録されることになり、従っ
て、例えば、人声情報データ,音楽情報データ,無音部
分等を含んだ音声データ信号とされる情報データ信号を
記録媒体に記録するに際し、当該情報データ信号と共
に、当該情報データ信号の情報内容についての判定が的
確に行われて得られる情報識別データ信号を記録するこ
とができる。
【0099】本願の特許請求の範囲における請求項11
または請求項12に記載された発明に係る情報信号処理
方法によれば、記録媒体から情報データ信号及びそれに
ついての情報内容に応じた情報識別データ信号を含む情
報多重データ信号が再生されて得られる再生信号から、
情報多重データ信号に含まれた情報データ信号と情報識
別データ信号とが導出されるにあたり、導出された情報
識別データ信号によって情報データ信号の導出状態が制
御されることになり、従って、例えば、人声情報デー
タ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音声データ信
号とされる情報データ信号が記録された記録媒体から、
その情報データ信号を再生するにあたり、再生された情
報データ信号に含まれる特定のデータについての選択的
導出を、適正かつ確実に行うことができる。
【0100】本願の特許請求の範囲における請求項13
から請求項19までのいずれかに記載された発明に係る
情報信号処理方法によれば、記録媒体から情報データ信
号が再生されて得られる再生信号から情報データ信号が
導出されるとともに、導出された情報データ信号が周波
数解析されて得られる互いに異なる周波数帯域に属する
複数の情報データ信号周波数成分について、それらの間
の相関関数が求められるとともにその特徴が検出され、
検出された特徴に基づいて情報データ信号についての情
報内容の判定が行われて得られる判定出力信号に応じた
情報識別データ信号が形成され、再生信号から情報デー
タ信号が導出されるにあたり、形成された情報識別デー
タ信号によって情報データ信号の導出状態が制御される
ことになり、従って、例えば、人声情報データ,音楽情
報データ,無音部分等を含んだ音声データ信号とされる
情報データ信号が記録された記録媒体から、その情報デ
ータ信号を再生するにあたり、再生された情報データ信
号に含まれる特定のデータについての選択的導出を、適
正かつ確実に行うことができる。
【0101】また、本願の特許請求の範囲における請求
項20に記載された発明に係る情報信号処理装置によれ
ば、情報データ信号が周波数解析されて得られる互いに
異なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数
成分について、それらの間の相関関数が求められるとと
もにその特徴が検出され、検出された特徴に基づいて情
報データ信号についての情報内容の判定が行われて、判
定出力信号が得られることになり、従って、例えば、人
声情報データ,音楽情報データ,無音部分等を含んだ音
声データ信号とされる情報データ信号についての情報内
容の判定を、情報データ信号の種類の如何によらず、的
確に行うことができて、適切な判定出力信号を得ること
ができる。
【0102】本願の特許請求の範囲における請求項21
または請求項22に記載された発明に係る情報信号処理
装置によれば、情報データ信号が記録媒体に記録される
に際して、情報データ信号が周波数解析されて得られる
互いに異なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号
周波数成分について、それらの間の相関関数が求められ
るとともにその特徴が検出され、検出された特徴に基づ
いて情報データ信号についての情報内容の判定が行わ
れ、それにより得られる判定出力信号に応じた情報識別
データ信号が形成されて、その情報識別データ信号が情
報データ信号と共に記録媒体に記録されることになり、
従って、例えば、人声情報データ,音楽情報データ,無
音部分等を含んだ音声データ信号とされる情報データ信
号を記録媒体に記録するに際し、当該情報データ信号と
共に、当該情報データ信号の情報内容についての判定が
的確に行われて得られる情報識別データ信号を記録する
ことができる。
【0103】本願の特許請求の範囲における請求項29
または請求項30に記載された発明に係る情報信号処理
装置が作動するもとにあっては、記録媒体から情報デー
タ信号及びそれについての情報内容に応じた情報識別デ
ータ信号を含む情報多重データ信号が再生されて得られ
る再生信号から、情報多重データ信号に含まれた情報デ
ータ信号と情報識別データ信号とが導出されるにあた
り、導出された情報識別データ信号によって情報データ
信号の導出状態が制御されることになり、従って、例え
ば、人声情報データ,音楽情報データ,無音部分等を含
んだ音声データ信号とされる情報データ信号が記録され
た記録媒体から、その情報データ信号を再生するにあた
り、再生された情報データ信号に含まれる特定のデータ
についての選択的導出を、適正かつ確実に行うことがで
きる。
【0104】本願の特許請求の範囲における請求項31
から請求項37までのいずれかに記載された発明に係る
情報信号処理装置によれば、記録媒体から情報データ信
号が再生されて得られる再生信号から情報データ信号が
導出されるとともに、導出された情報データ信号が周波
数解析されて得られる互いに異なる周波数帯域に属する
複数の情報データ信号周波数成分について、それらの間
の相関関数が求められるとともにその特徴が検出され、
検出された特徴に基づいて情報データ信号についての情
報内容の判定が行われて得られる判定出力信号に応じた
情報識別データ信号が形成され、再生信号から情報デー
タ信号が導出されるにあたり、形成された情報識別デー
タ信号によって情報データ信号の導出状態が制御される
ことになり、従って、例えば、人声情報データ,音楽情
報データ,無音部分等を含んだ音声データ信号とされる
情報データ信号が記録された記録媒体から、その情報デ
ータ信号を再生するにあたり、再生された情報データ信
号に含まれる特定のデータについての選択的導出を、適
正かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項20及
び請求項23から請求項28までのいずれかに記載され
た発明に係る情報信号処理装置の第1の例を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項20及
び請求項23から請求項28までのいずれかに記載され
た発明に係る情報信号処理装置の第2の例を示すブロッ
ク構成図である。
【図3】 本願の特許請求の範囲における請求項21か
ら請求項28までのいずれかに記載された発明に係る情
報信号処理装置の例を示すブロック構成図である。
【図4】 本願の特許請求の範囲における請求項29ま
たは請求項30に記載された発明に係る情報信号処理装
置の例を示すブロック構成図である。
【図5】 本願の特許請求の範囲における請求項31か
ら請求項37までのいずれかに記載された発明に係る情
報信号処理装置の例を示すブロック構成図である。
【図6】 人声信号をLPFを通じて得られる信号波形
の例を示す波形図である。
【図7】 人声信号をHPFを通じて得られる信号波形
の例を示す波形図である。
【図8】 音楽信号をLPFを通じて得られる信号波形
の例を示す波形図である。
【図9】 音楽信号をHPFを通じて得られる信号波形
の例を示す波形図である。
【符号の説明】
12・・・周波数解析部,13・・・音声データ信号平
均化処理部,14,23,34・・・LPF,15・・
・HPF,16,20・・・区間平均レベル検出部,1
7,21・・・エンベロープ検出部,18,22・・・
レベル制御部,19,33・・・相関関係検出部,2
4,35・・・特徴検出部,25・・・微分処理部,2
6,39・・・FFT処理部,27・・・微分係数変化
点検出部,28,40・・・ピーク周波数検出部,3
0,38・・・情報判定部,32・・・ウエーブレット
解析処理部,36・・・導関数演算処理部,37・・・
極大/極小値検出部,50,80・・・信号情報識別
部,52,57・・・A/D変換部,53,75・・・
音声データ信号処理部,54・・・データ多重処理部,
55・・・情報識別データ形成部,58,73・・・映
像データ信号処理部,59・・・記録用処理部,60・
・・情報記録部,61,66・・・入力操作部,62,
67・・・制御ユニット,65・・・情報再生部,68
・・・再生信号処理部,70・・・データ信号導出部,
71・・・データ分離処理部,72・・・映像データ信
号加工処理部,74,76・・・D/A変換部,77・
・・情報識別データ処理部,81・・・判定出力信号処
理部

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報データ信号を周波数解析して互いに異
    なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成
    分を得、該複数の情報データ信号周波数成分間の相関関
    数を求め、求められた相関関数の特徴を検出して、検出
    された特徴に基づき上記情報データ信号についての情報
    内容の判定を行って判定出力信号を得る情報信号処理方
    法。
  2. 【請求項2】情報データ信号を周波数解析して互いに異
    なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成
    分を得、該複数の情報データ信号周波数成分間の相関関
    数を求め、求められた相関関数の特徴を検出して、検出
    された特徴に基づき上記情報データ信号についての情報
    内容の判定を行って判定出力信号を得、該判定出力信号
    に応じた情報識別データ信号を形成し、上記情報データ
    信号及び上記情報識別データ信号を含む複数の信号に多
    重処理を施して情報多重データ信号を得、該情報多重デ
    ータ信号に記録用処理を施して記録媒体に記録する情報
    信号処理方法。
  3. 【請求項3】多重処理が施される複数の信号が、情報デ
    ータ信号及び情報識別データ信号に加えて、上記情報デ
    ータ信号とは別の他の情報データ信号も含むことを特徴
    とする請求項2記載の情報信号処理方法。
  4. 【請求項4】情報データ信号を音声データ信号とするこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載の情報信号処
    理方法。
  5. 【請求項5】情報データ信号を音声データ信号とすると
    ともに、別の他の情報データ信号を映像データ信号とす
    ることを特徴とする請求項3記載の情報信号処理方法。
  6. 【請求項6】互いに異なる周波数帯域に属する複数の情
    報データ信号周波数成分を、情報データ信号を互いに通
    過周波数帯域を異にする第1及び第2のフィルタを通す
    ことにより夫々形成される第1及び第2のフィルタ出力
    信号に基づいて得ることを特徴とする請求項1から請求
    項5までのいずれかに記載の情報信号処理方法。
  7. 【請求項7】第1及び第2のフィルタを夫々低域通過フ
    ィルタ及び高域通過フィルタとすることを特徴とする請
    求項6記載の情報信号処理方法。
  8. 【請求項8】相関関数の特徴に基づく情報データ信号に
    ついての情報内容の判定を、上記相関関数についての極
    大点または極小点間の間隔、もしくは、上記相関関数に
    ついてのリズム周期に基づいて行うことを特徴とする請
    求項1から請求項7までのいずれかに記載の情報信号処
    理方法。
  9. 【請求項9】相関関数についての極大点または極小点間
    の間隔を、上記相関関数に微分処理を施して微分出力信
    号を得、該微分出力信号における微分係数変化点として
    上記極大点または極小点を求めて算出することを特徴と
    する請求項8記載の情報信号処理方法。
  10. 【請求項10】相関関数についてのリズム周期を、上記
    相関関数に高速フーリエ変換処理を施して高速フーリエ
    変換出力信号を得、該高速フーリエ変換出力信号におけ
    るピーク周波数を検出して求めることを特徴とする請求
    項8または9記載の情報信号処理方法。
  11. 【請求項11】記録媒体から、情報データ信号及び該情
    報データ信号についての情報内容に応じた情報識別デー
    タ信号が多重処理されて含まれる情報多重データ信号を
    再生して再生信号を得、該再生信号から上記情報多重デ
    ータ信号に含まれた情報データ信号と情報識別データ信
    号との導出を行うようになし、該情報データ信号と情報
    識別データ信号との導出にあたり、導出された情報識別
    データ信号によって上記情報データ信号の導出状態を制
    御する情報信号処理方法。
  12. 【請求項12】導出された情報識別データ信号による情
    報データ信号の導出状態についての制御を、上記情報デ
    ータ信号に対するデータ処理状態を上記導出された情報
    識別データ信号によって制御することにより行うことを
    特徴とする請求項11記載の情報信号処理方法。
  13. 【請求項13】記録媒体から情報データ信号を再生して
    該情報データ信号を含む再生信号を得、該再生信号から
    上記情報データ信号の導出を行うとともに、該情報デー
    タ信号を周波数解析して互いに異なる周波数帯域に属す
    る複数の情報データ信号周波数成分を得、該複数の情報
    データ信号周波数成分間の相関関数を求め、求められた
    相関関数の特徴を検出して、検出された特徴に基づき上
    記情報データ信号についての情報内容の判定を行って判
    定出力信号を得、該判定出力信号に応じた情報識別デー
    タ信号を形成するようになし、該情報識別データ信号に
    よって上記情報データ信号の導出状態を制御する情報信
    号処理方法。
  14. 【請求項14】情報識別データ信号による情報データ信
    号の導出状態の制御を、上記情報データ信号に対するデ
    ータ処理状態を上記情報識別データ信号によって制御す
    ることにより行うことを特徴とする請求項13記載の情
    報信号処理方法。
  15. 【請求項15】互いに異なる周波数帯域に属する複数の
    情報データ信号周波数成分を、情報データ信号を互いに
    通過周波数帯域を異にする第1及び第2のフィルタを通
    すことにより夫々形成される第1及び第2のフィルタ出
    力信号に基づいて得ることを特徴とする請求項13また
    は14記載の情報信号処理方法。
  16. 【請求項16】第1及び第2のフィルタを夫々低域通過
    フィルタ及び高域通過フィルタとすることを特徴とする
    請求項15記載の情報信号処理方法。
  17. 【請求項17】相関関数の特徴に基づく情報データ信号
    についての情報内容の判定を、上記相関関数についての
    極大点または極小点間の間隔、もしくは、上記相関関数
    についてのリズム周期に基づいて行うことを特徴とする
    請求項13,14または15記載の情報信号処理方法。
  18. 【請求項18】相関関数についての極大点または極小点
    間の間隔を、上記相関関数に微分処理を施して微分出力
    信号を得、該微分出力信号における微分係数変化点とし
    て上記極大点または極小点を求めて算出することを特徴
    とする請求項17記載の情報信号処理方法。
  19. 【請求項19】相関関数についてのリズム周期を、上記
    相関関数に高速フーリエ変換処理を施して高速フーリエ
    変換出力信号を得、該高速フーリエ変換出力信号におけ
    るピーク周波数を検出して求めることを特徴とする請求
    項17または18記載の情報信号処理方法。
  20. 【請求項20】情報データ信号を周波数解析して互いに
    異なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数
    成分を得る周波数解析部と、 該周波数解析部から得られる複数の情報データ信号周波
    数成分間の相関関数を求める相関関係検出部と、 該相関関係検出部により求められた相関関数の特徴を検
    出する特徴検出部と、 該特徴検出部により検出された相関関数の特徴に基づき
    上記情報データ信号についての情報内容の判定を行って
    判定出力信号を得る情報判定部と、を備えて構成される
    情報信号処理装置。
  21. 【請求項21】情報データ信号を周波数解析して互いに
    異なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数
    成分を得る周波数解析部と、 該周波数解析部から得られる複数の情報データ信号周波
    数成分間の相関関数を求める相関関係検出部と、 該相関関係検出部により求められた相関関数の特徴を検
    出する特徴検出部と、 該特徴検出部により検出された相関関数の特徴に基づき
    上記情報データ信号についての情報内容の判定を行って
    判定出力信号を得る情報判定部と、 該情報判定部から得られる判定出力信号に応じた情報識
    別データ信号を形成する情報識別データ形成部と、 上記情報データ信号及び上記情報識別データ信号を含む
    複数の信号に多重処理を施して情報多重データ信号を得
    るデータ多重処理部と、 該データ多重処理部から得られる情報多重データ信号に
    記録用処理を施す記録用処理部と、 該記録用処理部から得られる記録用処理が施された情報
    多重データ信号を記録媒体に記録する情報記録部と、を
    備えて構成される情報信号処理装置。
  22. 【請求項22】データ多重処理部が、情報データ信号及
    び情報識別データ信号に加えて、上記情報データ信号と
    は別の他の情報データ信号も含む複数の信号に多重処理
    を施して、情報多重データ信号を得ることを特徴とする
    請求項21記載の情報信号処理装置。
  23. 【請求項23】情報データ信号が、音声データ信号とさ
    れることを特徴とする請求項20,21または22記載
    の情報信号処理装置。
  24. 【請求項24】情報データ信号が、音声データ信号とさ
    れるとともに、別の他の情報データ信号が、映像データ
    信号とされることを特徴とする請求項22記載の情報信
    号処理装置。
  25. 【請求項25】周波数解析部が、情報データ信号が供給
    される互いに通過周波数帯域を異にする第1及び第2の
    フィルタを含み、上記情報データ信号が上記第1のフィ
    ルタを通過して得られる第1のフィルタ出力信号と、上
    記情報データ信号が上記第2のフィルタを通過して得ら
    れる第2のフィルタ出力信号とに基づいて、互いに異な
    る周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分
    を得ることを特徴とする請求項20から請求項24まで
    のいずれかに記載の情報信号処理装置。
  26. 【請求項26】第1及び第2のフィルタが、夫々低域通
    過フィルタ及び高域通過フィルタとされることを特徴と
    する請求項25記載の情報信号処理装置。
  27. 【請求項27】特徴検出部が、相関関係検出部により求
    められた相関関数に微分処理を施して微分出力信号を得
    る微分処理部と、該微分処理部から得られる微分出力信
    号における極大点または極小点を検出する微分係数変化
    点検出部と、上記相関関数に高速フーリエ変換処理を施
    して高速フーリエ変換出力信号を得る高速フーリエ変換
    処理部と、該高速フーリエ変換処理部から得られる高速
    フーリエ変換出力信号におけるピーク周波数を検出する
    ピーク周波数検出部と、を備えて構成されることを特徴
    とする請求項20から請求項26までのいずれかに記載
    の情報信号処理装置。
  28. 【請求項28】情報判定部が、微分係数変化点検出部に
    より検出された極大点または極小点間の間隔を計測し
    て、計測された間隔に基づき、あるいは、ピーク周波数
    検出部により検出されたピーク周波数に応じてリズム周
    期を検出し、検出されたリズム周期に基づいて、情報デ
    ータ信号についての情報内容の判定を行うことを特徴と
    する請求項27記載の情報信号処理装置。
  29. 【請求項29】記録媒体から、情報データ信号及び該情
    報データ信号についての情報内容に応じた情報識別デー
    タ信号が多重処理されて含まれる情報多重データ信号を
    再生して再生信号を得る情報再生部と、 該情報再生部から得られる再生信号より上記情報多重デ
    ータ信号を得る再生信号処理部と、 該再生信号処理部から得られる情報多重データ信号から
    上記情報データ信号と上記情報識別データ信号との導出
    を行うデータ信号導出部と、 該データ信号導出部における上記情報データ信号の導出
    状態を上記データ信号導出部により導出された情報識別
    データ信号によって制御する制御部と、を備えて構成さ
    れる情報信号処理装置。
  30. 【請求項30】制御部が、データ信号導出部における情
    報データ信号の導出状態についての導出された情報識別
    データ信号による制御を、上記データ信号導出部におけ
    る上記情報データ信号に対するデータ処理状態を上記導
    出された情報識別データ信号によって制御することによ
    り行うことを特徴とする請求項29記載の情報信号処理
    装置。
  31. 【請求項31】記録媒体から情報データ信号を再生して
    該情報データ信号を含む再生信号を得る情報再生部と、 該情報再生部から得られる再生信号より上記情報データ
    信号の導出を行うデータ信号導出部と、 該データ信号導出部から導出される情報データ信号を周
    波数解析して互いに異なる周波数帯域に属する複数の情
    報データ信号周波数成分を得、該複数の情報データ信号
    周波数成分間の相関関数を求め、求められた相関関数の
    特徴を検出して、検出された特徴に基づき上記情報デー
    タ信号についての情報内容の判定を行って判定出力信号
    を得る信号情報識別部と、 該信号情報識別部から得られる判定出力信号に応じた情
    報識別データ信号を形成する情報識別データ形成部と、 上記データ信号導出部における上記情報データ信号の導
    出状態を上記情報識別データ形成部により形成された情
    報識別データ信号によって制御する制御部と、を備えて
    構成される情報信号処理装置。
  32. 【請求項32】信号情報識別部が、データ信号導出部か
    ら導出される情報データ信号を周波数解析して互いに異
    なる周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成
    分を得る周波数解析部と、該周波数解析部から得られる
    複数の情報データ信号周波数成分間の相関関数を求める
    相関関係検出部と、該相関関係検出部により求められた
    相関関数の特徴を検出する特徴検出部と、該特徴検出部
    により検出された相関関数の特徴に基づき上記情報デー
    タ信号についての情報内容の判定を行って判定出力信号
    を得る情報判定部と、を備えて構成されることを特徴と
    する請求項31記載の情報信号処理装置。
  33. 【請求項33】制御部が、データ信号導出部における情
    報データ信号の導出状態についての情報識別データ形成
    部により形成された情報識別データ信号による制御を、
    上記データ信号導出部における上記情報データ信号に対
    するデータ処理状態を上記情報識別データ信号によって
    制御することにより行うことを特徴とする請求項31ま
    たは32記載の情報信号処理装置。
  34. 【請求項34】周波数解析部が、情報データ信号が供給
    される互いに通過周波数帯域を異にする第1及び第2の
    フィルタを含み、上記情報データ信号が上記第1のフィ
    ルタを通過して得られる第1のフィルタ出力信号と、上
    記情報データ信号が上記第2のフィルタを通過して得ら
    れる第2のフィルタ出力信号とに基づいて、互いに異な
    る周波数帯域に属する複数の情報データ信号周波数成分
    を得ることを特徴とする請求項32記載の情報信号処理
    装置。
  35. 【請求項35】第1及び第2のフィルタが、夫々低域通
    過フィルタ及び高域通過フィルタとされることを特徴と
    する請求項34記載の情報信号処理装置。
  36. 【請求項36】特徴検出部が、相関関係検出部により求
    められた相関関数に微分処理を施して微分出力信号を得
    る微分処理部と、該微分処理部から得られる微分出力信
    号における極大点または極小点を検出する微分係数変化
    点検出部と、上記相関関数に高速フーリエ変換処理を施
    して高速フーリエ変換出力信号を得る高速フーリエ変換
    処理部と、該高速フーリエ変換処理部から得られる高速
    フーリエ変換出力信号におけるピーク周波数を検出する
    ピーク周波数検出部と、を備えて構成されることを特徴
    とする請求項32,34または35 記載の情報信号処理
    装置。
  37. 【請求項37】情報判定部が、微分係数変化点検出部に
    より検出された極大点または極小点間の間隔を計測し
    て、計測された間隔に基づき、あるいは、ピーク周波数
    検出部により検出されたピーク周波数に応じてリズム周
    期を検出し、検出されたリズム周期に基づいて、情報デ
    ータ信号についての情報内容の判定を行うことを特徴と
    する請求項36記載の情報信号処理装置。
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