JP2000097498A - 高温蓄熱槽 - Google Patents

高温蓄熱槽

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JP2000097498A
JP2000097498A JP10271061A JP27106198A JP2000097498A JP 2000097498 A JP2000097498 A JP 2000097498A JP 10271061 A JP10271061 A JP 10271061A JP 27106198 A JP27106198 A JP 27106198A JP 2000097498 A JP2000097498 A JP 2000097498A
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Tetsuyoshi Ishida
哲義 石田
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Hokuriku Electric Power Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H7/00Storage heaters, i.e. heaters in which the energy is stored as heat in masses for subsequent release
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体蓄熱材と液体蓄熱材を混合した蓄熱槽を
小型化すると共に装置コストを低減させる高温蓄熱槽を
提供する。 【構成】 本発明の高温蓄熱槽は、電気ヒータ1及び液
体が導入される伝熱管2を配設した槽内に、複数種類の
粒径を有している固体蓄熱材3A,3B又は/及び3C
と、液体蓄熱材3Dとを備えていることを特徴とする。
また、前記固体蓄熱材は粒径が2種類である場合、小粒
径は大粒径に対して0.4以下の粒径であることを特徴
とする。さらに、前記固体蓄熱材は粒径が3種類以上で
ある場合、小粒径になるにしたがって粒径が0.4以下
で且つ等比的に減少することを特徴とする。前記固体蓄
熱材は、マグネシア、マグネタイト、シリカ又は/及び
アルミナであることを特徴とする。また、固体蓄熱材の
うち小粒径の固体蓄熱材は金属であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は夜間電力を利用した
高温蓄熱槽に関し、さらに詳しくは給湯器や蒸気発生装
置あるいは冷暖房装置の熱源として適用できる高温蓄熱
槽に関する。
【0002】
【従来の技術】固体と液体の混合材を蓄熱材とした蓄熱
槽は、特開平3−282101号で公知になっている。
この公知例では、固体蓄熱材にはマグネシア等が用いら
れ、液体蓄熱材は硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、
硝酸カリウムの混合材の溶融塩等が用いられている。マ
グネシア等の固体蓄熱材は容積当たりの蓄熱量が多いこ
とから、液体蓄熱材は固体蓄熱材と電気ヒータの間の隙
間、固体蓄熱材相互の隙間に充填させるために用いられ
ている。これにより、固体単独の蓄熱材を用いた蓄熱槽
と比較して、入熱・出熱特性において優位な蓄熱槽とな
り、液体単独の蓄熱材を用いた蓄熱槽と比較して蓄熱量
が多い優位な蓄熱槽になる。しかし、この公知例の固体
蓄熱材と液体蓄熱材を混合した蓄熱槽は、改善された蓄
熱槽となっていたが、未だ装置寸法、装置コストにおい
て十分満足できるものになっていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、固体
蓄熱材と液体蓄熱材を混合した蓄熱槽を小型化すると共
に装置コストを低減させる高温蓄熱槽を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明の高温蓄熱槽は、
電気ヒータ及び液体が導入される伝熱管を配設した槽内
に、複数種類の粒径を有している固体蓄熱材と、液体蓄
熱材とを備えていることを特徴とする。
【0005】このように形成すると、固体蓄熱材と液体
蓄熱材の混合物中において、粒径の異なる2種類以上の
固体蓄熱材を用いることによって、液体蓄熱材に比し容
積当たりの蓄熱量及び熱伝導に優れ且つ低コストの固体
蓄熱材の槽内における充填比率を高めることができるの
で、蓄熱材の蓄熱量の増加と伝熱性能の向上が図られ、
延いては蓄熱槽の小型化及びコスト低減が可能になる。
尚、粒径の異なる固体蓄熱材の隙間には液体蓄熱材が充
填される。
【0006】固体蓄熱材の粒径は2種類以上の異なる粒
径であれば足りるが、請求項2記載の発明のように、粒
径が2種類の場合、小粒径は大粒径に対して0.4以下
の粒径にすれば、大粒径同士の固体蓄熱材の隙間に、小
粒径の固体蓄熱材が問題なく入り込むので都合がよい。
大粒径同士の隙間に入るための小粒径の固体蓄熱材の粒
径は、計算によって大粒径の固体蓄熱材の粒径に対して
数1以下であることから、約0.4以下である。
【数1】
【0007】ここで、0.4以下とは、大粒径同士の固
体蓄熱材の隙間に入るための条件であるから、粒径は小
さければ小さい程好ましく、前記隙間への充填が可能と
なり、したがって粉末状をなす粒径、例えば0.04m
m程度の粒径をも含む概念である。また、この際の大粒
径と小粒径の充填する手法は、大粒径の固体蓄熱材が充
填された後に、小粒径の固体蓄熱材を大粒径の固体蓄熱
材の隙間に入り込むようにする。
【0008】また、粒径が3種類以上の場合には、請求
項3記載の発明のように、小粒径になるにしたがって粒
径が0.4以下で且つ等比的に減少するように構成すれ
ば、それぞれの隙間にそれより小粒径の固体蓄熱材がス
ムーズに入り込む。小粒径の固体蓄熱材は中粒径の固体
蓄熱材の隙間に入り、さらに中粒径の固体蓄熱材が大粒
径の固体蓄熱材の隙間に入ることができるためには、計
算によれば、小粒径は中粒径に対して数2以下、すなわ
ち0.4以下であり、中粒径は大粒径に対して数3以
下、すなわち0.4以下である必要があるからである。
0.4以下とは、前述したと同様に粉末状の細かな粒
径、例えば0.04mm程度の粒径を含む概念である。
【数2】
【数3】
【0009】さらに、固体蓄熱材は、請求項4記載の発
明のように、マグネシア、マグネタイト、シリカ、アル
ミナのうち1種類でもよいし、或いは、これらの各固体
蓄熱材を粒径ごとに又は粒径とは関係なくそれぞれ相互
に複数種類を混合したものでもよいが、請求項5記載の
発明のように小粒径の固体蓄熱材に金属を使用すれば、
蓄熱量を大きく減少させずに蓄熱材のコストを抑制する
と共に熱伝導率を高めることができる。尚、液体蓄熱材
としては一般的に硝酸塩が用いられる。
【0010】
【発明の実施形態】図1の(イ)は本発明において使用
する蓄熱材のモデルを示す。この蓄熱材は、固体蓄熱材
と液体蓄熱材を混合しており、この固体蓄熱材は大と小
の2種類の粒径である。そして、大粒径の固体蓄熱材3
Aの隙間に小粒径の固体蓄熱材3Cが充填され、これら
固体蓄熱材の隙間に液体の蓄熱材3Dが充填される。固
体蓄熱材3A,3Cにはマグネシアを用い、液体蓄熱材
3Dには硝酸ナリトウムが約7%、亜硝酸ナリトウムが
約49%、硝酸カリウムが約44%の混合物である硝酸
塩を用いる。大粒径の固体蓄熱材3Aの径は10mm、
小粒径の固体蓄熱材3Cの径は2mmとした。
【0011】そして、蓄熱材の容積が1m3の蓄熱槽を
構成すると、大粒径のマグネシアは1650kg、小粒
径のマグネシアは750kg、硝酸塩は372kgが投
入された。また、比較対象として、公知技術であるマグ
ネシアと硝酸塩を混合した容積が1m3の蓄熱槽を構成
した。このとき、マグネシアは1650kg、硝酸塩は
857kgが蓄熱槽内に投入された。
【0012】本発明の一実施例の蓄熱槽と公知例の蓄熱
槽の1℃あたりの蓄熱量及び有効熱伝導率並びにコスト
を比較した。その結果、本発明の一実施例の蓄熱槽は、
公知例の蓄熱槽に対して、1℃あたりの蓄熱量が107
%に、有効伝導率が158%に増加し、コストが56%
に減少した。表1に、このときの本発明の一実施例にお
ける蓄熱槽と公知例の蓄熱槽の比較を示す。
【0013】
【表1】
【0014】この本発明の一実施例の蓄熱槽は公知例の
蓄熱槽よりも蓄熱量が増加した等の効果が得られるが、
これは、容積当たりの蓄熱量が多く、熱伝導率が高く、
低コストであるマグネシアを多くして、硝酸塩を少なく
したことによる。表2に、マグネシアと硝酸塩の物性を
示す。
【0015】
【表2】
【0016】次に、本発明による蓄熱槽を利用した蓄熱
式給湯器の概略説明図を図1の(ロ)に示す。この蓄熱
式給湯器は、電気ヒータ1、伝熱管2、大粒径の固体蓄
熱材3A及び小粒径の固体蓄熱材3C並びに液体蓄熱材
3Dから成る蓄熱材3、外部ケーシング4、内部ケーシ
ング5、断熱材6、温度調節弁7から構成されている。
この内部ケーシング5内には、電気ヒータ1、伝熱管2
が設置され、蓄熱材3が投入されている。この蓄熱式給
湯器に供給される水道水8は、蓄熱槽の入り口において
分岐され、一部は蓄熱槽の伝熱管2内を流れ、加熱され
て蓄熱槽から出ていく。残りの水道水は、蓄熱槽に入ら
ず、蓄熱槽内部で加熱された温水または蒸気と混合し、
所定温度の温水10となる。
【0017】この蓄熱式給湯器において、前述した蓄熱
材のモデルを用いた結果、つぎのような効果が得られ
た。 (1)1℃あたりの蓄熱量が公知例の107%に増加す
るため、蓄熱材3の容積が減少でき、蓄熱槽が小型化さ
れる。 (2)有効熱伝導率が公知例の158%に増加するた
め、伝熱管2の伝熱面積を公知例の約2/3に減少でき
る。 (3)安価なアグネシアの使用量が増加し、高価な硝酸
塩の使用量が減少するため、蓄熱材3のコストが公知例
の56%に減少する。
【0018】なお、小粒径のマグネシアは大粒径のマグ
ネシアの隙間に入ることが必要な条件であり、したがっ
て小粒径のマグネシアの粒径は、計算によれば、大粒径
のマグネシアの粒径の数4以下である必要がある。この
ときの小粒径と大粒径のマグネシアの充填手法は、大粒
径のマグネシアが充填された後に小粒径のマグネシアが
大粒径の隙間に入り込むようにする。マグネシアに代わ
るものとして、従来より固体蓄熱材として採用されてい
るマグネタイト、シリカ、アルミナを用いることができ
る。
【数4】
【0019】図2に示す本発明の一実施例の蓄熱槽を応
用した蓄熱式給湯器において、蓄熱槽を短絡する導管を
なくす、または、温度調節弁7の開度を小さくして短絡
導管内を流れる水道水の流量を少なくすると、温水は蒸
気に代わり、蒸気発生装置を構成することができる。
【0020】この発明による蓄熱槽を用いた蓄熱式蒸気
発生装置、蓄熱式給湯器は、容積当たりの蓄熱量が大き
いことから装置が小型化され、蓄熱材の熱伝導率が高い
ことから入熱・出熱が容易になる。このため、油焚き
(ガス焚き)のボイラまたは給湯器と比較して、装置寸
法が同等になり、熱出力が同等レベルになる。また、電
気ヒータに使用する電力に割安な料金制度が設定されて
いる夜間電力を使用すると、油焚きのボイラまたは給湯
器と同レベルの経済性が得られる。本発明の一実施例の
蓄熱槽から発生される蒸気は、プロセスの加熱、吸収冷
凍機の熱源、洗浄用に使用される。
【0021】次いで、固体蓄熱材と液体蓄熱材の混合に
おいて、更に容積当たりの蓄熱量が多く、熱伝導率が高
く、低コスト化を図ることを目的に固体蓄熱材の充填率
を更に高めるモデルを説明する。
【0022】固体蓄熱材の充填率の更なる増加は、大、
中、小の3種類の粒径の固体蓄熱材を用い、大粒径の固
体蓄熱材の隙間に中粒径の固体蓄熱材が充填され、中粒
径の固体蓄熱材の隙間に小粒径の固体蓄熱材が充填する
ことにより達成できる。なお、これら大、中、小粒径の
固体蓄熱材の隙間に液体の蓄熱材が充填される。
【0023】図2はこの場合における蓄熱材のモデルを
示す。この蓄熱材は、固体蓄熱材と液体蓄熱材を混合し
ており、この固体蓄熱材は大、中、小の3種類の粒径が
ある。そして、大粒径の固体蓄熱材3Aの隙間に中粒径
の固体蓄熱材3Bが充填され、中粒径の固体蓄熱材3B
の隙間に小粒径の固体蓄熱材3Cが充填され、これら固
体蓄熱材の隙間に液体の蓄熱材3Dが充填される。固体
蓄熱材にはマグネシアを用い、液体蓄熱材には前記硝酸
塩を用いる。大粒径の固体蓄熱材3Aの径は25mm、
中粒径の固体蓄熱材3Bの径は5mm、小粒径の固体蓄
熱材3Cの径は1mmとした。そして、蓄熱材の容積が
1m3の蓄熱槽を構成すると、大粒径のマグネシアは1
650kg、中粒径のマグネシアは750kg、小粒径
のマグネシアは330kg、硝酸塩は167kgが投入
された。
【0024】本発明の他の一実施例の蓄熱槽と公知例の
蓄熱槽を比較すると、本発明の他の一実施例の蓄熱槽
は、1℃あたりの蓄熱量は公知例の蓄熱槽の109%に
増加し、有効熱伝導率は219%に増加し、コストは3
6%に減少した。表3に本発明の他の一実施例の蓄熱槽
と公知例の蓄熱槽との比較を示す。
【0025】
【表3】
【0026】本発明の他の一実施例の蓄熱槽を応用した
蓄熱式給湯器は、更に、蓄熱槽が小型化され、伝熱管2
の伝熱面積を公知例の約1/2に減少でき、蓄熱材のコ
ストが36%に減少できる。
【0027】尚、小粒径のマグネシアは中粒径のマグネ
シアの隙間に入り、中粒径のマグネシアは大粒径のマグ
ネシアの隙間に入ることが必要な条件であり、したがっ
て、計算によれば、小粒径は中粒径数5以下であり、中
粒径は大粒径数6以下である必要がある。また、粒径が
3種類以上の場合、小粒径になるにしたがい粒径が数7
以下で等比的に減少することが条件となる。
【数5】
【数6】
【数7】
【0028】さらに次いで、固体蓄熱材と液体蓄熱材の
混合において、熱伝導率を高め、蓄熱槽内の伝熱管の面
積を減少する場合を説明する。
【0029】蓄熱材の熱伝導率の向上は、固体蓄熱材に
金属を用いることにより達成できる。特に、小粒径の固
体蓄熱材をマグネシアから金属に代えると、蓄熱量を大
きく減少させず、蓄熱材コストの上昇を抑制しながら、
熱伝導率を高めることができる。金属には、硝酸塩に侵
されないアルミニウムが適する。図3に、2種類の粒径
の固体蓄熱材を用いたとき、3種類の粒径固体蓄熱材を
用いたときにおいて、小粒子または中粒子にアルミを用
いたときの有効熱伝導率の変化を示す。マグネシアに代
わってアルミを使用すると、有効熱伝導率が10〜20
%増加し、蓄熱槽内の伝熱管の面積を縮小できる効果が
得られる。
【0030】
【発明の効果】本発明のうち請求項1乃至4記載の発明
は、固体蓄熱材による槽内の充填比率を高めることによ
って、蓄熱材の蓄熱量の増加と伝熱性能の向上が図ら
れ、延いては蓄熱槽の小型化及び装置コストの低減を可
能にする効果が得られる。
【0031】さらに、請求項5記載の発明は、熱伝導率
を高めることにより蓄熱槽内の伝熱管の面積を縮小でき
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ)本発明において使用する蓄熱材の
モデルを示す説明図と、この蓄熱材を用いた高温蓄熱槽
を利用した蓄熱式給湯器の概略説明図である。
【図2】他の蓄熱材のモデルを示す説明図である。
【図3】金属粒子を含む固体蓄熱材の有効熱伝導率を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 電気ヒータ 2 伝熱管 3A 大粒径の固体蓄熱材 3B 中粒径の固体蓄熱材 3C 小粒径の固体蓄熱材 3D 液体蓄熱材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月10日(1999.8.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 高温蓄熱槽
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は夜間電力を利用した
高温蓄熱槽に関し、さらに詳しくは給湯器や蒸気発生装
置あるいは冷暖房装置の熱源として適用できる高温蓄熱
槽に関する。
【0002】
【従来の技術】固体と液体の混合材を蓄熱材とした蓄熱
槽は、特開平3−282101号で公知になっている。
この公知例では、固体蓄熱材にはマグネシア等が用いら
れ、液体蓄熱材は硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、
硝酸カリウムの混合材の溶融塩等が用いられている。マ
グネシア等の固体蓄熱材は容積当たりの蓄熱量が多いこ
とから、液体蓄熱材は固体蓄熱材と電気ヒータの間の隙
間、固体蓄熱材相互の隙間に充填させるために用いられ
ている。これにより、固体単独の蓄熱材を用いた蓄熱槽
と比較して、入熱・出熱特性において優位な蓄熱槽とな
り、液体単独の蓄熱材を用いた蓄熱槽と比較して蓄熱量
が多い優位な蓄熱槽になる。しかし、この公知例の固体
蓄熱材と液体蓄熱材を混合した蓄熱槽は、改善された蓄
熱槽となっていたが、未だ装置寸法、装置コストにおい
て十分満足できるものになっていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、固体
蓄熱材と液体蓄熱材を混合した蓄熱槽を小型化すると共
に装置コストを低減させる高温蓄熱槽を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の高温蓄熱槽は、電気ヒータ及び液体が導入
される伝熱管を配設した槽内に、複数種類の粒径を有し
ている固体蓄熱材と、液体蓄熱材とを備えていることを
特徴とする。
【0005】このように形成すると、固体蓄熱材と液体
蓄熱材の混合物中において、粒径の異なる2種類以上の
固体蓄熱材を用いることによって、液体蓄熱材に比し容
積当たりの蓄熱量及び熱伝導に優れ且つ低コストの固体
蓄熱材の槽内における充填比率を高めることができるの
で、蓄熱材の蓄熱量の増加と伝熱性能の向上が図られ、
延いては蓄熱槽の小型化及びコスト低減が可能になる。
尚、粒径の異なる固体蓄熱材の隙間には液体蓄熱材が充
填される。
【0006】固体蓄熱材の粒径は2種類以上の異なる粒
径であれば足りるが、粒径が2種類の場合、小粒径は大
粒径に対して0.4以下の粒径にすれば、大粒径同士の
固体蓄熱材の隙間に、小粒径の固体蓄熱材が問題なく入
り込むので都合がよい。大粒径同士の隙間に入るための
小粒径の固体蓄熱材の粒径は、計算によって大粒径の固
体蓄熱材の粒径に対して数1以下であることから、約
0.4以下である。
【数1】
【0007】ここで、0.4以下とは、大粒径同士の固
体蓄熱材の隙間に入るための条件であるから、粒径は小
さければ小さい程好ましく、前記隙間への充填が可能と
なり、したがって粉末状をなす粒径、例えば0.04m
m程度の粒径をも含む概念である。また、この際の大粒
径と小粒径の充填する手法は、大粒径の固体蓄熱材が充
填された後に、小粒径の固体蓄熱材を大粒径の固体蓄熱
材の隙間に入り込むようにする。
【0008】また、粒径が3種類以上の場合には、小粒
径になるにしたがって粒径が0.4以下で且つ等比的に
減少するように構成すれば、それぞれの隙間にそれより
小粒径の固体蓄熱材がスムーズに入り込む。小粒径の固
体蓄熱材は中粒径の固体蓄熱材の隙間に入り、さらに中
粒径の固体蓄熱材が大粒径の固体蓄熱材の隙間に入るこ
とができるためには、計算によれば、小粒径は中粒径に
対して数2以下、すなわち0.4以下であり、中粒径は
大粒径に対して数3以下、すなわち0.4以下である必
要があるからである。0.4以下とは、前述したと同様
に粉末状の細かな粒径、例えば0.04mm程度の粒径
を含む概念である。
【数2】
【数3】
【0009】さらに、固体蓄熱材は、マグネシア、マグ
ネタイト、シリカ、アルミナのうち1種類でもよいし、
或いは、これらの各固体蓄熱材を粒径ごとに又は粒径と
は関係なくそれぞれ相互に複数種類を混合したものでも
よいが、小粒径の固体蓄熱材に金属を使用すれば、蓄熱
量を大きく減少させずに蓄熱材のコストを抑制すると共
に熱伝導率を高めることができる。液体蓄熱材としては
一般的に硝酸塩が用いられる。
【0010】
【発明の実施形態】図1の(イ)は本発明において使用
する蓄熱材のモデルを示す。この蓄熱材は、固体蓄熱材
と液体蓄熱材を混合しており、この固体蓄熱材は大と小
の2種類の粒径である。そして、大粒径の固体蓄熱材3
Aの隙間に小粒径の固体蓄熱材3Cが充填され、これら
固体蓄熱材の隙間に液体の蓄熱材3Dが充填される。固
体蓄熱材3A,3Cにはマグネシアを用い、液体蓄熱材
3Dには硝酸ナリトウムが約7%、亜硝酸ナリトウムが
約49%、硝酸カリウムが約44%の混合物である硝酸
塩を用いる。大粒径の固体蓄熱材3Aの径は10mm、
小粒径の固体蓄熱材3Cの径は2mmとした。
【0011】そして、蓄熱材の容積が1m3の蓄熱槽を
構成すると、大粒径のマグネシアは1650kg、小粒
径のマグネシアは750kg、硝酸塩は372kgが投
入された。また、比較対象として、公知技術であるマグ
ネシアと硝酸塩を混合した容積が1m3の蓄熱槽を構成
した。このとき、マグネシアは1650kg、硝酸塩は
857kgが蓄熱槽内に投入された。
【0012】本発明の一実施例の蓄熱槽と公知例の蓄熱
槽の1℃あたりの蓄熱量及び有効熱伝導率並びにコスト
を比較した。その結果、本発明の一実施例の蓄熱槽は、
公知例の蓄熱槽に対して、1℃あたりの蓄熱量が107
%に、有効伝導率が158%に増加し、コストが56%
に減少した。表1に、このときの本発明の一実施例にお
ける蓄熱槽と公知例の蓄熱槽の比較を示す。
【0013】
【表1】
【0014】この本発明の一実施例の蓄熱槽は公知例の
蓄熱槽よりも蓄熱量が増加した等の効果が得られるが、
これは、容積当たりの蓄熱量が多く、熱伝導率が高く、
低コストであるマグネシアを多くして、硝酸塩を少なく
したことによる。表2に、マグネシアと硝酸塩の物性を
示す。
【0015】
【表2】
【0016】次に、本発明による蓄熱槽を利用した蓄熱
式給湯器の概略説明図を図1の(ロ)に示す。この蓄熱
式給湯器は、電気ヒータ1、伝熱管2、大粒径の固体蓄
熱材3A及び小粒径の固体蓄熱材3C並びに液体蓄熱材
3Dから成る蓄熱材3、外部ケーシング4、内部ケーシ
ング5、断熱材6、温度調節弁7から構成されている。
この内部ケーシング5内には、電気ヒータ1、伝熱管2
が設置され、蓄熱材3が投入されている。この蓄熱式給
湯器に供給される水道水8は、蓄熱槽の入り口において
分岐され、一部は蓄熱槽の伝熱管2内を流れ、加熱され
て蓄熱槽から出ていく。残りの水道水は、蓄熱槽に入ら
ず、蓄熱槽内部で加熱された温水または蒸気と混合し、
所定温度の温水10となる。
【0017】この蓄熱式給湯器において、前述した蓄熱
材のモデルを用いた結果、つぎのような効果が得られ
た。 (1)1℃あたりの蓄熱量が公知例の107%に増加す
るため、蓄熱材3の容積が減少でき、蓄熱槽が小型化さ
れる。 (2)有効熱伝導率が公知例の158%に増加するた
め、伝熱管2の伝熱面積を公知例の約2/3に減少でき
る。 (3)安価なアグネシアの使用量が増加し、高価な硝酸
塩の使用量が減少するため、蓄熱材3のコストが公知例
の56%に減少する。
【0018】なお、小粒径のマグネシアは大粒径のマグ
ネシアの隙間に入ることが必要な条件であり、したがっ
て小粒径のマグネシアの粒径は、計算によれば、大粒径
のマグネシアの粒径の数4以下である必要がある。この
ときの小粒径と大粒径のマグネシアの充填手法は、大粒
径のマグネシアが充填された後に小粒径のマグネシアが
大粒径の隙間に入り込むようにする。マグネシアに代わ
るものとして、従来より固体蓄熱材として採用されてい
るマグネタイト、シリカ、アルミナを用いることができ
る。
【数4】
【0019】図2に示す本発明の一実施例の蓄熱槽を応
用した蓄熱式給湯器において、蓄熱槽を短絡する導管を
なくす、または、温度調節弁7の開度を小さくして短絡
導管内を流れる水道水の流量を少なくすると、温水は蒸
気に代わり、蒸気発生装置を構成することができる。
【0020】この発明による蓄熱槽を用いた蓄熱式蒸気
発生装置、蓄熱式給湯器は、容積当たりの蓄熱量が大き
いことから装置が小型化され、蓄熱材の熱伝導率が高い
ことから入熱・出熱が容易になる。このため、油焚き
(ガス焚き)のボイラまたは給湯器と比較して、装置寸
法が同等になり、熱出力が同等レベルになる。また、電
気ヒータに使用する電力に割安な料金制度が設定されて
いる夜間電力を使用すると、油焚きのボイラまたは給湯
器と同レベルの経済性が得られる。本発明の一実施例の
蓄熱槽から発生される蒸気は、プロセスの加熱、吸収冷
凍機の熱源、洗浄用に使用される。
【0021】次いで、固体蓄熱材と液体蓄熱材の混合に
おいて、更に容積当たりの蓄熱量が多く、熱伝導率が高
く、低コスト化を図ることを目的に固体蓄熱材の充填率
を更に高めるモデルを説明する。
【0022】固体蓄熱材の充填率の更なる増加は、大、
中、小の3種類の粒径の固体蓄熱材を用い、大粒径の固
体蓄熱材の隙間に中粒径の固体蓄熱材が充填され、中粒
径の固体蓄熱材の隙間に小粒径の固体蓄熱材が充填する
ことにより達成できる。なお、これら大、中、小粒径の
固体蓄熱材の隙間に液体の蓄熱材が充填される。
【0023】図2はこの場合における蓄熱材のモデルを
示す。この蓄熱材は、固体蓄熱材と液体蓄熱材を混合し
ており、この固体蓄熱材は大、中、小の3種類の粒径が
ある。そして、大粒径の固体蓄熱材3Aの隙間に中粒径
の固体蓄熱材3Bが充填され、中粒径の固体蓄熱材3B
の隙間に小粒径の固体蓄熱材3Cが充填され、これら固
体蓄熱材の隙間に液体の蓄熱材3Dが充填される。固体
蓄熱材にはマグネシアを用い、液体蓄熱材には前記硝酸
塩を用いる。大粒径の固体蓄熱材3Aの径は25mm、
中粒径の固体蓄熱材3Bの径は5mm、小粒径の固体蓄
熱材3Cの径は1mmとした。そして、蓄熱材の容積が
1m3の蓄熱槽を構成すると、大粒径のマグネシアは1
650kg、中粒径のマグネシアは750kg、小粒径
のマグネシアは330kg、硝酸塩は167kgが投入
された。
【0024】本発明の他の一実施例の蓄熱槽と公知例の
蓄熱槽を比較すると、本発明の他の一実施例の蓄熱槽
は、1℃あたりの蓄熱量は公知例の蓄熱槽の109%に
増加し、有効熱伝導率は219%に増加し、コストは3
6%に減少した。表3に本発明の他の一実施例の蓄熱槽
と公知例の蓄熱槽との比較を示す。
【0025】
【表3】
【0026】本発明の他の一実施例の蓄熱槽を応用した
蓄熱式給湯器は、更に、蓄熱槽が小型化され、伝熱管2
の伝熱面積を公知例の約1/2に減少でき、蓄熱材のコ
ストが36%に減少できる。
【0027】尚、小粒径のマグネシアは中粒径のマグネ
シアの隙間に入り、中粒径のマグネシアは大粒径のマグ
ネシアの隙間に入ることが必要な条件であり、したがっ
て、計算によれば、小粒径は中粒径数5以下であり、中
粒径は大粒径数6以下である必要がある。また、粒径が
3種類以上の場合、小粒径になるにしたがい粒径が数7
以下で等比的に減少することが条件となる。
【数5】
【数6】
【数7】
【0028】さらに次いで、固体蓄熱材と液体蓄熱材の
混合において、熱伝導率を高め、蓄熱槽内の伝熱管の面
積を減少する場合を説明する。
【0029】蓄熱材の熱伝導率の向上は、固体蓄熱材に
金属を用いることにより達成できる。特に、小粒径の固
体蓄熱材をマグネシアから金属に代えると、蓄熱量を大
きく減少させず、蓄熱材コストの上昇を抑制しながら、
熱伝導率を高めることができる。金属には、硝酸塩に侵
されないアルミニウムが適する。図3に、2種類の粒径
の固体蓄熱材を用いたとき、3種類の粒径固体蓄熱材を
用いたときにおいて、小粒子または中粒子にアルミを用
いたときの有効熱伝導率の変化を示す。マグネシアに代
わってアルミを使用すると、有効熱伝導率が10〜20
%増加し、蓄熱槽内の伝熱管の面積を縮小できる効果が
得られる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、固体蓄熱材による槽内の充填
比率を高めることによって、蓄熱材の蓄熱量の増加と伝
熱性能の向上が図られ、延いては蓄熱槽の小型化及び装
置コストの低減を可能にする効果が得られる。
【0031】さらに、熱伝導率を高めることにより蓄熱
槽内の伝熱管の面積を縮小できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ)本発明において使用する蓄熱材の
モデルを示す説明図と、この蓄熱材を用いた高温蓄熱槽
を利用した蓄熱式給湯器の概略説明図である。
【図2】他の蓄熱材のモデルを示す説明図である。
【図3】金属粒子を含む固体蓄熱材の有効熱伝導率を示
すグラフである。
【符号の説明】 1 電気ヒータ 2 伝熱管 3A 大粒径の固体蓄熱材 3B 中粒径の固体蓄熱材 3C 小粒径の固体蓄熱材 3D 液体蓄熱材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気ヒータ(1)及び液体が導入される
    伝熱管(2)を配設した槽内に、複数種類の粒径を有し
    ている固体蓄熱材(3A,3B又は/及び3C)と、液
    体蓄熱材(3D)とを備えていることを特徴とする高温
    蓄熱槽。
  2. 【請求項2】 前記固体蓄熱材は粒径が2種類である場
    合、小粒径は大粒径に対して0.4以下の粒径であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の高温蓄熱槽。
  3. 【請求項3】 前記固体蓄熱材は粒径が3種類以上であ
    る場合、小粒径になるにしたがって粒径が0.4以下で
    且つ等比的に減少することを特徴とする請求項1記載の
    高温蓄熱槽。
  4. 【請求項4】 前記固体蓄熱材は、マグネシア、マグネ
    タイト、シリカ又は/及びアルミナであることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の高温蓄熱槽。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の固体蓄熱材のうち
    小粒径の固体蓄熱材は金属であることを特徴とする高温
    蓄熱槽。
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