JP2000096982A - 地中埋設管路導通点検用可変型試験装置および試験装 置用複合型ケーブル - Google Patents
地中埋設管路導通点検用可変型試験装置および試験装 置用複合型ケーブルInfo
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Abstract
び作業のもとに、能率的に地中埋設管路導通点検を実施
することができる試験装置を提供すること、取扱の容易
な試験装置に好適な複合ケーブルを提供することにあ
る。 【解決手段】 試験器1を前後に3分割して伸縮機構4
により選択的に伸縮可能な構成にするほか、これら3分
割の各ユニット1a,1b,1cには、円弧状断面に数
個に分割したセグメント5,7を設けてこれらを拡縮機
構6により半径方向へ選択的に拡縮可能に構成したこと
を主要部とし、また試験器1用の複合型ケーブル9とし
ては、複数本のエアホース10とパイロットケーブル1
1と牽引用ロープ12とを共通の保護層14により被覆
して構成する。
Description
形がケーブルの敷設に適応する状態であるか否かを点検
するための試験装置およびその試験装置に使用する複合
型ケーブルに関するものである。
に敷設する場合には、保護管を埋設してその管路内にケ
ーブルを挿通して敷設するのであるが、ケーブルの挿通
に先立ちケーブル挿通が可能か否かを試験する方法とし
て、通常管路内径よりも一定程度に小径でかつ一定の長
さのボビン形の試験器を使用して、この試験器を管路内
に引き通すようにし、通過の可否により敷設ケーブルの
引入れの可否を判定するのが普通であり、なお保護管の
埋設に当っては、将来のケーブル増設等に備えて予備管
路を設け、この予備管路を常時即応状態に保つため、上
記試験器の挿通により、地盤の沈下,土圧による管路の
変形等、障害カ所を定期的に点検して補修するようにし
ている。
例えば内径が150mmの管路の点検の場合、外径が1
40mmで長さが600mmの試験器と、外径が140
mmで長さが400mmの試験器と、外径が130mm
で長さが600mmの試験器と、外径が130mmで長
さが400mmの試験器との、大きさが段階的に異なる
4種類の試験器を使用して、大型試験器から順次小型試
験器を適用して管路導通試験を行うようにし、しかも試
験器による管路導通試験は両側からの挿通が原則である
関係上、不通である場合には、引出して反対側からの挿
通を試み、障害による不通カ所が複数カ所あるか否かを
確認するようにしている。これにより上記4種類の試験
器中のいずれの試験器が不通であるか、またいずれの位
置において不通であるかにより、管路内の状態を確認す
るようにしている。
通による管路導通試験においては、各種サイズの試験器
を用意する必要があるばかりでなく、作業手順として大
型試験器から挿通するようにし、障害がある場合には、
次順位の試験器に交換して順次挿通するようにするので
あるから、いずれの試験器も通過しない最悪の場合に
は、4種類の試験器を交換しつつ合計8回の導通試験を
必要とし、著しく非能率的かつ不経済であり、しかも2
カ所の障害カ所が確認された場合においては、その両障
害カ所の中間部分の状態を試験器の導通により点検する
のが極めて困難である。
付近に工事専用の占有スペースを確保する必要があり、
通行を禁止もしくは制限した状態のもとに実施するので
あるから、短時間のもとに導通試験作業を終了すること
が強く望まれる。
要としない簡単な作業のもとに、かつ能率的に地中埋設
管路導通点検を実施することができる試験装置を提供す
ることにあり、他の目的は、取扱の容易な地中埋設管路
導通点検用試験装置に好適な複合型ケーブルを提供する
ことにある。
成するため、請求項1の発明は、試験器を中央部ユニッ
トと前後両端部ユニットとに3分割して中央部ユニット
に対して両端部ユニットを伸縮機構により軸方向に進退
させて選択的に伸縮することができる構成にすると共
に、各部ユニットには、外郭部を円弧状断面に分割した
複数個のセグメントを軸心付近の基部に対し拡縮機構に
より半径方向に進退させて外径を選択的に拡縮すること
ができるように構成したことを主要部とする試験装置で
あり、請求項2の発明は、伸縮機構および拡縮機構とし
てエアシリンダ機構を採択すると共に、これらエアシリ
ンダ機構にエアホース並びに切換弁を介して加圧エア供
給源を接続した請求項1に記載の試験装置である。
のエアホースとパイロットケーブルとを束ねて共通の保
護層により被覆した複合型ケーブルを先端部において試
験器に接続すると共に、この複合型ケーブルの基部を巻
取ドラムに接続したまま、必要に応じて引き出しあるい
は巻き込むことができるように巻き付け、かつ巻取ドラ
ムに巻き付けた複合型ケーブルにおけるエアホースの基
端は切換弁並びにスイベルを介して加圧エア供給源に接
続するようにし、各エアシリンダ機構に加圧エアを供給
して遠隔操作のもとに試験器の長さおよび外径を適時的
にかつ各別に変更することができるようにした請求項2
記載の地中埋設管路導通点検用可変型試験装置であり、
請求項4の発明は、中央部ユニットにおけるセグメント
と前後両端部ユニットにおけるセグメントとの隣接部を
矩形波状またはジグザグ状に形成して相互に噛み合わせ
状態のまま軸方向にスライドすることができるようにし
た請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の試験
装置である。
伸縮可変状態を確認するための伸縮センサと、拡縮可変
状態を確認するための拡縮センサとを設けると共に、伸
縮センサと拡縮センサによる検出信号を制御盤に伝送し
て試験器がいずれの状態であるかを表示ランプにより表
示するようにした請求項1ないし請求項4のいずれか1
項に記載の試験装置であり、請求項6の発明は、掛段と
この掛段に対して適時的に進退する係合片とからなる係
合機構を、隣接ユニットとの間に設けて、試験器の短縮
状態を安定的に保つことができるように構成した請求項
1ないし請求項5のいずれか1項に記載の試験装置であ
る。
出した長さを計測するロータリー型計尺器を巻取ドラム
付近に付設した請求項3に記載の試験装置であり、請求
項8の発明は、試験器に対する伸縮および拡縮可変操作
のための切換スイッチおよび可変状態表示のための表示
ランプを設けた制御盤を巻取ドラムに内蔵した請求項5
に記載の試験装置であり、また請求項9の発明は、複数
本のエアホースとパイロットケーブルと牽引用ロープと
を共通の保護層により被覆して構成したことを特徴とす
る試験装置用の複合型ケーブルである。
アシリンダ機構に対する加圧エアの給排により、前後両
端部ユニットは中央部ユニットに対して離接し、3分割
された試験器は所定の長さに伸縮する。また切換弁の切
り換えのもとに拡縮機構用のエアシリンダ機構に対する
加圧エアの給排により、各部ユニットにおけるセグメン
トは半径方向に進退し、試験器は所定の外径に拡縮す
る。
ロットケーブルとを束ねて共通の保護層により被覆した
複合型ケーブルは、数本の紐状体が1本にまとまって引
き出しあるいは巻き込む等の取り扱いが簡単となり、か
つ遠隔操作のもとに試験器の長さおよび外径が変更さ
れ、また電気的信号が伝送される。
両端部ユニットにおけるセグメントとの隣接部を矩形波
状またはジグザグ状に形成されて相互に噛み合わせ状態
のまま、試験器の伸縮に当り、各部ユニットは相対的に
回転することなく軸方向にスライドする。
状態を検出し、巻取ドラムに内蔵された制御盤における
表示ランプにより試験器の長さが表示され、また拡縮セ
ンサは各セグメントの拡縮状態を検出し、巻取ドラムに
内蔵された制御盤における表示ランプにより試験器の外
径が表示される。
対して係合片を進出係合することにより、3分割の各部
ユニットはロックされる。また、ロータリー型計尺器
は、複合型ケーブルに圧接して回転するローラの回転に
より繰り出した複合型ケーブルの長さが計測表示され、
管路内における試験器の位置を測定し不通位置が確認さ
れる。
細に説明する。図1ないし図3は、試験器本体を示すも
のであって、大体において、試験器1として前後両端寄
りに先細テーパ部がある直円筒ボビン形の外郭を有し、
かつ前後両端に牽引用ロープの接続部2および3を設け
たことにおいて、従来のこの種試験器の型式におけると
異なるところはない。
試験器1を前端部ユニット1aと中央部ユニット1bと
後端部ユニット1cとに3分割して中央部ユニット1b
に対して前後両端部ユニット1a,1cをエアシリンダ
等の伸縮機構4により軸方向に進退させて選択的に伸縮
することができる構成にし、かつ前端部ユニット1aと
後端部ユニット1cとには、試験機1の外郭を形成する
テーパ部を含む円筒状部分を縦割りのもとに6個の矢形
のセグメント5に6分割し、これら各セグメント5をエ
アシリンダ等の拡縮機構6により半径方向に一斉に進退
させて選択的に外径を拡縮することができる構成にする
と共に、中央部ユニット1bには試験機1の外郭を形成
する円筒状部分を縦割りのもとに6個の+形のセグメン
ト7に6分割し、これら各セグメント7をエアシリンダ
等の拡縮機構6により前記セグメント5と同期して半径
方向に一斉に進退させて選択的に外径を拡縮することが
できる構成とし、なお前後両端部ユニット1a,1cに
おけるセグメント5と中央部ユニット1bにおけるセグ
メント7との隣接部は、これらを相互に噛み合わせたま
ま軸方向にスライドすることができるようにする。
続部2には、牽引用ワイヤロープ8を繋束するためのリ
ングを設けるほか、後端部ユニット1cの端部における
接続部3には、牽引用ロープを一体化した複合型ケーブ
ル9を繋束するのであるが、複合型ケーブル9として
は、図7に詳示するように、4本のエアホース10とパ
イロットケーブル11とアラミド繊維製の牽引用ロープ
12と充填ヤーン13とを牽引用ロープ12が中心に位
置する状態のもとに、共通の保護層14により被覆した
型式を採択する。
ラム15に巻き付けて必要に応じて繰り出しあるいは巻
き込むようにするのであるが、巻取ドラム15として
は、キャスタ付の架台16に回転可能に軸支するほか、
巻取ドラム15には試験器1に対する伸縮および拡縮可
変操作,可変状態表示のための制御盤17を内蔵し、か
つ架台16には、複合型ケーブル9の繰り出し長測定用
のロータリー型計尺器18を付設すると共に、複合型ケ
ーブル9を整列状態に巻き付けるためのトラバーサ19
を付設する。
される複合型ケーブル9に外周面を接触したまま回転す
るローラの回転数から繰り出す複合型ケーブル9の長さ
を計測してデジタル表示する型式が望ましい。
加圧エアの給排については、図4のように、巻取ドラム
15における制御盤17に、電磁式4ポート2位置切換
型等の伸縮用切換弁20と拡縮用切換弁21とを設けて
両切換弁20,21を各別の切換スイッチ22,23に
対する操作により個々に切り換えるようにすると共に、
両切換弁20,21にはコンプレッサあるいは加圧エア
ボンベ等の加圧エア供給源24からスイベル25を介し
て加圧エアを供給するようにし、また切換弁20,21
から伸縮機構4および拡縮機構6へは前記4本のエアホ
ース10を介してそれぞれ伸縮機構4および拡縮機構6
としてのエアシリンダにおけるピストンの前後部に連通
するようにし、両切換弁20,21による選択のもとに
ピストンを進退させ、これにより試験器1を伸縮および
拡縮するようにする。
可変状態を確認するための伸縮センサ26と、拡縮可変
状態を確認するための拡縮センサ27とを設けて、その
検出信号を制御盤17に伝送して試験器1が前記4種類
のいずれの状態であるかを表示ランプ28により表示す
るようにし、制御装置を構成する。
26としては、図1のように中央部ユニット1bにおけ
る基体部分の2カ所に近接スイッチ26a,26bをス
トロークにほぼ一致した間隔のもとに設けると共に、後
端部ユニット1cの基体部分には近接スイッチ26a,
26bに対応する状態にロッドを延設してその先端に被
検出部材26cを設け、被検出部材26cと近接スイッ
チ26a,26bとの位置関係に基づいて近接スイッチ
26a,26bを動作させ、これにより試験器1が伸長
状態か短縮状態かを検出するようにし、なお、図示の実
施形態においては後端部ユニット1cに被検出部材26
cを設けているが、前端部ユニット1a側に設けてもよ
く、後端部ユニット1cと前端部ユニット1aとの両側
に設けてもよいのであり、更に近接スイッチ26a,2
6bと被検出部材26cとの設置関係を逆にしてもよ
く、即ち近接スイッチ26a,26bを後端部ユニット
1cあるいは前端部ユニット1aに設けると共に、被検
出部材26cを中央部ユニット1bに設けるようにして
もよい。
端部ユニット1cにおける基体の2カ所に近接スイッチ
27a,27bをセグメント5の半径方向ストロークに
ほぼ一致した間隔のもとに設けると共に、セグメント5
には近接スイッチ27a,27bに対応する被検出部材
27cを設け、被検出部材27cと近接スイッチ27
a,27bとの位置関係に基づいて近接スイッチ27
a,27bを動作させ、これにより試験器1が拡径状態
か縮径状態かを検出する。なお、図示の実施形態におい
ては後端部ユニット1cに拡縮センサ27を設けている
が、前端部ユニット1aあるいは中央部ユニット1bに
設けてもよく、またそれら各ユニット1a,1b,1c
の全部あるいはいずれか2つのユニットに設けるように
してもよいのであり、更に近接スイッチ27a,27b
と被検出部材27cとの設置関係を逆にしてもよく、即
ち近接スイッチ27a,27bをセグメント側に設ける
と共に、被検出部材27cをユニットの基体側に設ける
ようにしてもよい。
管路内に挿通する場合に試験器1が伸長しないようにす
ることが重要であるが、そのための装備として試験器1
の短縮状態を安定的に保つため、図1のように掛段29
aとエアシリンダ機構により進退する係合片29bとか
らなる係合機構29を、前端部ユニット1aと中央部ユ
ニット1bとの間並びに後端部ユニット1cと中央部ユ
ニット1bとの間に設けるのが適当で、例えば前端部ユ
ニット1aと後端部ユニット1cとには掛段29aを設
けると共に、この掛段29aに対応して進出により係合
する係合片29bを設ければよく、なお掛段29aと係
合片29bとの設置位置関係を逆にしてもよいこと当然
である。
せず)を設けて複合型ケーブル9を繰り出す過程におい
て、繰り出しの急停止時に巻取ドラム15の慣性に起因
する複合型ケーブル9の弛緩を防止するのが適当で、ま
た架台16にはモータ30および減速機31を設けてこ
れにより巻取ドラム15の比較的低速のもとに回転させ
つつ複合型ケーブル9を巻き込むようにする。
1bと後端部ユニット1cにおける各セグメント5,7
の分割数については、検査精度上は多い方がよいが、多
すぎると構造が複雑化し、また構造的強度的には少ない
方がよい等、分割数は自ずと制約されるのであり、実施
の結果は6分割程度が望ましい。
する場合について述べると、図6のように、先後位置関
係の両マンホール32と33との間の埋設管路34に、
先ず先方側から牽引用ワイヤロープ8をドラム35から
引き出しつつ通常の方法により後方側に通線し、その端
部に清掃用ブラシ36を介設した状態のもとに、試験器
1の接続部2におけるリングに繋束し、試験器1を伸長
状態でかつ拡径状態(長さ600mm×外径140m
m)に設定してこの試験器1を後方側から導入するよう
にし、先方側のマンホール32において手作業のもとに
牽引用ワイヤロープ8を引き寄せることにより、巻取ド
ラム15から複合ケーブル9を計尺器18により繰り出
す長さを測定しつつ順次繰り出し、試験器1を埋設管路
34内に挿通し、一側からの挿通が行われた後は、他側
方向へ折り返し挿通する。
カ所が存在した場合には、牽引用ワイヤロープ8の引き
寄せを停止して制御盤17における切換スイッチ22に
対する操作により伸縮用切換弁20を切り換えて試験器
1を短縮(長さ400mm×外径140mm)し、牽引
用ワイヤロープ8の引き寄せのもとに通過が可能か否か
を確認し、障害により不通であれば切換スイッチ22に
対する操作により伸縮用切換弁20を切り換えて試験器
1を伸長状態に戻すと同時に、切換スイッチ23に対す
る操作により拡縮用切換弁21を切り換えて試験器1を
縮径状態(長さ600mm×外径130mm)にし、牽
引用ワイヤロープ8の引き寄せのもとに通過が可能か否
かを確認し、更に障害により不通である場合には、切換
スイッチ22に対する操作により伸縮用切換弁20を切
り換えて試験器1を短縮(長さ400mm×外径130
mm)し、牽引用ワイヤロープ8の引き寄せのもとに通
過が可能か否かを確認する。
3において複合ケーブル9を手作業により引き寄せるこ
とにより、試験器1を折り返し状態のもとに移動させつ
つ障害カ所において前回と同様に試験器1を可変しつつ
挿通するようにし、従って複数の障害カ所が存在する場
合においても一往復のもとに、その状況を確認すること
ができる。
次のような効果がある。
ることができる構成にするほか、各部ユニットはその外
郭部を円弧状断面の複数個のセグメントに分割して外径
を選択的に拡縮するように構成したから、これにより1
個の試験器により、少なくとも4通りのサイズの試験器
に適時的に変更することができ、従って4種の試験器を
用意する必要がないばかりでなく、作業現場において試
験器を交換する必要がなく、管路導通点検作業を高能率
化することができる。
アシリンダ機構を採択すると共に、これらエアシリンダ
機構にエアホース並びに切換弁を介して加圧エア供給源
からの加圧エアを給排するようにしたから、遠隔操作の
もとに試験器に対する伸縮および拡縮等の寸法変更を迅
速に行うことができ、従って試験器が埋設管路内の障害
カ所に遭遇した場合、試験器を引き戻すことなく、即座
に寸法を段階的に変更して通過させ、しかもその障害カ
所を通過した後には試験器の寸法を復元して更に導通点
検を継続することができる。
ロットケーブルとを束ねて共通の保護層により被覆した
複合型ケーブルを構成したから、これにより多機能を備
えた一本の複合型ケーブルを巻取ドラムに巻き付けたま
ま、必要に応じて引き出しあるいは巻き込むことができ
る等、複数本を分散状態に取り扱う必要があった従来構
造に比較して取り扱いが著しく容易であるばかりでな
く、作業の安全性およびケーブル等の耐久性を向上する
ことができる。
両端部ユニットにおけるセグメントとの隣接部を矩形波
状またはジグザグ状に形成して相互に噛み合わせ状態の
まま軸方向にスライドすることができるようにしたか
ら、これにより試験器における各部ユニットを互いに相
対的に回転させることなく、試験器の捻れを防止した状
態のもとに軸方向のスライドを可能とし、しかも伸長状
態においても試験器を可及的に円筒状に保つことができ
る。
設けて、伸縮センサと拡縮センサによる検出信号を制御
盤に伝送するようにしたから、これにより試験器がいず
れの状態であるかを制御盤における表示ランプにより容
易に確認することができるばかりでなく、試験器の伸縮
機構および拡縮機構が正常に機能しているか否かを確認
することができる。
ットとの間に、適時的に係合する係合機構を設けたか
ら、これにより試験器の短縮状態を安定的に保つことが
でき、従って埋設管路内において短縮状態の試験器の牽
引に際して試験器自体が伸長するのを確実に防止するこ
とができる。
るロータリー型計尺器を巻取ドラム付近に付設したこと
により、埋設管路内の試験器の位置を容易に測定するこ
とができ、従って埋設管路の不通位置,障害位置を正確
に確認することができる。
ための切換スイッチおよび可変状態表示のための表示ラ
ンプを設けた制御盤を巻取ドラムに内蔵したから、巻取
ドラム付近において伸縮,拡縮可変操作および可変の確
認をすることができるほか、装備をコンパクトに構成す
ることができる。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 試験器を中央部ユニットと前後両端部ユ
ニットとに3分割して中央部ユニットに対して前後両端
部ユニットを伸縮機構により軸方向に進退させて選択的
に伸縮することができる構成にすると共に、前記各部ユ
ニットには、外郭部を円弧状断面に分割した複数個のセ
グメントを軸心付近の基部に対し拡縮機構により半径方
向に進退させて外径を選択的に拡縮することができるよ
うに構成したことを特徴とする地中埋設管路導通点検用
可変型試験装置。 - 【請求項2】 伸縮機構および拡縮機構としてエアシリ
ンダ機構を採択すると共に、これらエアシリンダ機構に
エアホース並びに伸縮用切換弁,拡縮用切換弁を介して
加圧エア供給源を接続した請求項1に記載の地中埋設管
路導通点検用可変型試験装置。 - 【請求項3】 牽引用ロープと複数本のエアホースとパ
イロットケーブルとを束ねて共通の保護層により被覆し
た複合型ケーブルを先端部において試験器に接続すると
共に、この複合型ケーブルの基部を巻取ドラムに接続し
たまま、必要に応じて引き出しあるいは巻き込むことが
できるように巻き付け、かつ巻取ドラムに巻き付けた複
合型ケーブルにおけるエアホースの基端は伸縮用切換
弁,拡縮用切換弁並びにスイベルを介して加圧エア供給
源に接続するようにし、各エアシリンダ機構に加圧エア
を供給して遠隔操作のもとに試験器の長さおよび外径を
適時的にかつ各別に変更することができるようにした請
求項2記載の地中埋設管路導通点検用可変型試験装置。 - 【請求項4】 中央部ユニットにおけるセグメントと前
後両端部ユニットにおけるセグメントとの隣接部を矩形
波状またはジグザグ状に形成して相互に噛み合わせ状態
のまま軸方向にスライドすることができるようにした請
求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の地中埋設
管路導通点検用可変型試験装置。 - 【請求項5】 試験器内に、試験器の伸縮可変状態を確
認するための伸縮センサと、拡縮可変状態を確認するた
めの拡縮センサとを設けると共に、伸縮センサと拡縮セ
ンサによる検出信号を制御盤に伝送して試験器がいずれ
の状態であるかを表示ランプにより表示するようにした
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の地中埋
設管路導通点検用可変型試験装置。 - 【請求項6】 掛段とこの掛段に対して適時的に進退す
る係合片とからなる係合機構を、前端部ユニットと中央
部ユニットとの間並びに後端部ユニットと中央部ユニッ
トとの間に設けて、試験器の短縮状態を安定的に保つこ
とができるように構成した請求項1ないし請求項5のい
ずれか1項に記載の地中埋設管路導通点検用可変型試験
装置。 - 【請求項7】 複合型ケーブルの繰り出した長さを計測
するロータリー型計尺器を巻取ドラム付近に付設した請
求項3に記載の地中埋設管路導通点検用可変型試験装
置。 - 【請求項8】 試験器に対する伸縮および拡縮可変操作
のための切換スイッチおよび可変状態表示のための表示
ランプを設けた制御盤を巻取ドラムに内蔵した請求項5
に記載の地中埋設管路導通点検用可変型試験装置。 - 【請求項9】 複数本のエアホースとパイロットケーブ
ルと牽引用ロープとを共通の保護層により被覆して構成
したことを特徴とする地中埋設管路導通点検用可変型試
験装置に使用する複合型ケーブル。
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JP30027098A JP4103019B2 (ja) | 1998-09-17 | 1998-09-17 | 地中埋設管路導通点検用可変型試験装置 |
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