JP2000096948A - 既存の出窓に、雨戸を取り付けるための枠組 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の出窓に雨戸を取り付けられるようにす
る。 【解決手段】 取付板２を既存の出窓に取付け、それに
レールを固定し、雨戸を装着できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、現存する住宅に組
み込まれている出窓に雨戸を取り付けるための枠組に関
する。

【０００２】

【従来の技術】既に、住宅に組み込まれている出窓に、
雨戸を取り付けるための枠組等は、市場に存在しなかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】現在、既存の出窓に
は、雨戸を取り付ける方策が無いため、一般的には、台
風などの災害が発生する恐れがある場合でも、不安な心
をかかえた状態で過ごさなければならない。

【０００４】又、ガムテープ等をガラス面に貼りつけて
補強や、ガラスの破砕防止としている家屋も、見受けら
れるが、美観を損なうばかりでなく、根本的な防災対策
とは言い難い。

【０００５】あるいは、木組等を用いて雨戸を取り付け
ようとした場合、専門の業者に依頼すると大変に高価な
金額となり、日曜大工的に行った場合は、壁面よりの雨
漏れなどの危険性を生ずる。さらに現在の出窓の景観を
壊してしまう恐れを有していた。

【０００６】さらに、昨今の需要者が要求する外観の多
様化を考えた時、雨戸の材質、形状等が選択できないと
いう状態は、早期に解決が望まれるものである。

【０００７】本発明は、このような課題を鑑みてなされ
たものであり、需要者の要求にあった外観を形成し、丈
夫で信頼できる雨戸を既存の住宅に安価で提供すること
を目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は既存の出窓と、レールを固定するための取
付金具（２）、レール（１）、コーナー押え金具（４）
で構成される。

【０００９】又、需要者の要望や既存品の形状、寸法に
合わせて各部品の寸法等を変更することができるように
する。

【００１０】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１において、既存の出
窓に取付金具（２）を複数個ビス等にて固定し、レール
（１）を取付金具（２）にビス又は溶接などで取付け固
定する。

【００１１】コーナー押え金具（４）は、キャッチクリ
ップなどでレール（１）に取付ける。通常、コーナー押
え金具（４）は取付けられた状態であるが、雨戸（３）
を出し入れする時は、取り外す。

【００１２】雨戸の種類、形状により、レールの寸法を
変更し、種々の物に対応できるようにする。

【００１３】通常雨戸を装着しない場合の、収納箱図６
を設置することもできる。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、以上説明したような、構造の
ため、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１５】取付金具を用いて、雨戸取付け枠を固定す
る方法であるために、従来では、取付ける事ができなか
った既存の出窓にも、雨戸を取り付けることができる。

【００１６】上述の理由により、台風などの災害が発生
する恐れのある場合でも、ガラスの破砕を心配する必要
が無く、安心感を得る事ができる。又、ガムテープなど
を貼り付ける必要も無くなるので美観を損なう事もな
い。

【００１７】又、既存の出窓の寸法を計測し、その出窓
に合った寸法、形状で製作するので、壁面よりの雨漏れ
などを起こす恐れもなく信頼できる施工ができる。

【００１８】さらに需要者の要求に応じて、雨戸取付枠
の寸法、形状を変化させる事ができ、又雨戸の種類を自
由に設定することができるので現在の景観以上の見栄え
を求めることも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明品を取り付けた出窓の斜視図である。

【図２】既存の出窓の斜視図である。

【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図４】取付金具の斜視図である。

【図５】図１のＢ−Ｂ断面拡大図である。

【図６】戸袋の斜視図である。

【符号の説明】

１ レール ２ 取付金具 ３ 雨戸 ４ コーナー押え金具

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 現存する住宅に、すでに組み込まれてい
   る出窓に雨戸取付用枠（１）（２）（４）を固定して成
   る、既存の出窓に、雨戸を取り付けるための枠組。
2. 【請求項２】 雨戸取付用枠のレール（１）の間隔を自
   由に設定できる、既存の出窓に、雨戸を取り付けるため
   の枠組。