JP2000094781A - 印刷装置及び記録用紙 - Google Patents

印刷装置及び記録用紙

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JP2000094781A
JP2000094781A JP10269089A JP26908998A JP2000094781A JP 2000094781 A JP2000094781 A JP 2000094781A JP 10269089 A JP10269089 A JP 10269089A JP 26908998 A JP26908998 A JP 26908998A JP 2000094781 A JP2000094781 A JP 2000094781A
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JP10269089A
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Inventor
Yuichi Kojima
裕一 小嶋
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送機構が簡略な小型化された印刷装置でも記
録用紙の全範囲かつ予め定められた印刷位置に正しく印
刷できる印刷装置及びその記録用紙を提供する。 【解決手段】カメラ一体プリンタ20は撮像レンズ2
4、ファインダ25、フラッシュ26、シャッタキー2
8、撮像保存済み画像の呼び出しキー29、プリントキ
ー31、電源キー33等が設けらたデジタルカメラ部2
1と、記録用紙30を手差で挿入し印刷後に排出するた
めの挿入排出口34を備えたプリンタ部22とを備え、
片手に乗る程度の大きさである。プリンタ部22内には
印字部の用紙搬送方向上流側にのみ搬送機構がある簡略
な構造の印刷装置が配設される。記録用紙30の裏面に
は、用紙挿入方向の情報、印字位置の情報、印字する画
像が正立か倒立かを示す情報が例えばバーコードで表記
されている。これにより、挿入方向を入れ換えることが
でき、本来は印刷出来なかった位置でも印字できるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手差で供給される
所定の記録用紙に印刷を行なう小型化かつ簡易化された
印刷装置及びその記録用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、印刷装置にて印刷を行う
に当たり、予め記録用紙の印刷面での印刷位置が特定の
位置に定められ、手差により印刷装置に給紙して印刷す
る記録用紙がある。このような記録用紙には、その印刷
面の裏面側に印刷装置への挿入方向を表わす矢印等のマ
ークが予め印刷されていた。
【0003】図12(a) は、そのような記録用紙を示し
ており、同図(b) は、そのような記録用紙に印刷を行う
ための小型印刷装置の主要部の構成を模式的に示す断面
図である。同図(a) に示すように、記録用紙1の印刷面
には、予め印刷されている背景2の中に、その中央より
も左に寄せた特定の位置に空白の印刷位置3が定められ
ており、この印刷位置3の中に例えば人物4などの画像
を印刷するようになっている。
【0004】ユーザは、記録用紙1を、同図(b) の破線
1′及び矢印Aで示すように、印刷装置5の用紙供給口
7に挿入する。一方、印刷装置5は、挿入された記録用
紙1を搬送ローラ対8から成る搬送機構により、用紙搬
送路中を印刷機構まで搬送しながらその搬送の過程で記
録用紙1の裏面のマーク等を反射型光学センサ9a及び
9bで検知して記録用紙1を位置決めする。
【0005】その後、それまで同図(c) の破線15′に
示す上方の非印字位置に待避していた印字ヘッド15
が、支持軸16を支点に矢印Dで示すように下方に回動
し、その発熱体部分が記録用紙1をプラテンローラ17
に押圧する。プラテンローラ17が図の矢印Eで示す時
計回り方向に回転すると共に、搬送ローラ対8がそれま
でとは反対方向に回転する。これにより記録用紙1が同
図(c) の矢印Fで示すように用紙供給口7方向へ搬送さ
れ、記録用紙1の同図(a) に示す印刷位置3が同図(c)
に示す印字ヘッド15とプラテンローラ17とが対向す
る印字部にきたとき、印字ヘッド15が印字を開始す
る。印刷の終了した記録用紙1は用紙供給口7からユー
ザにより引き抜かれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように用紙供給口7から挿入された記録用紙1は搬送
ローラ対8により図12(b) に実線で示す位置まで搬入
された後、逆方向に搬出されながら印字ヘッド15で印
刷を実行されるが、ここで、搬送ローラ対8(搬送手
段)と印字ヘッド15(印刷手段)との間の距離aは、
搬送ローラ対8が常に記録用紙1を挟持しているうえで
必要なものであり必然的に生ずる距離である。そして、
この距離aの部分は、搬送ローラ対8による記録用紙1
の挟持を維持するためにこれ以上印字部側へ搬入出来な
い部分である。つまり、印刷不可能な部分である。
【0007】なお、この場合、搬送方向に見て印字ヘッ
ド15の上流側と下流側の両方に搬送機構があれば、上
記のような印刷不可能な部分ができるようなことはない
が、小型化すればするほど搬送機構が簡略化する結果、
上記のようなことが生じてくる。
【0008】図13(a) は、図12(a) を再掲したも
の、図13(b),(c) は、特定される印刷位置3を、他の
位置に仮定して見た場合の記録面を示す図である。同図
(a) の印刷位置3を、同図(b) のように印刷位置3′に
しても支障は無いが、同図(c)の印刷位置3″のように
印刷面の右端にもってきたいと思っても、右端から距離
aまでは上述したように印刷が不可能な場所であり、同
図(c) に示す印刷希望位置3″はその半分の領域が、不
可能領域に入っていて、印刷不可能である。つまり、こ
のような印刷位置3″を記録用紙1に設定することはで
きない。
【0009】ところで、印刷対象とする記録用紙が比較
的大きければ、例えば図13(c) の記録用紙1が更に左
方に長いようであれば、同図(c) に示すような印字不可
能部分があっても、全体的にみると単なる余白として見
られて、それほどには目だたないかも知れないが、記録
用紙は大きなものばかりとは限らないから、いずれにし
ても、そのような印字不可能部分がないことが望ましい
といえる。
【0010】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
搬送機構が用紙搬送方向に見て印字ヘッドの一方の側に
のみ設けられ簡略・小型化された印刷装置のような場合
でも、記録用紙の全範囲に印刷が可能で、かつ定められ
た印刷位置に正しく印刷処理を実行することが可能な印
刷装置及びその記録用紙を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の印刷装
置及び記録用紙の構成を述べる。先ず、請求項1記載の
発明の印刷装置は、用紙供給口より挿入される記録用紙
を用紙搬送路中に設けられた搬送手段により搬送しつつ
印刷手段により印刷する印刷装置であって、上記記録用
紙には、上記印刷装置への挿入方向を示すマークと印刷
すべき画像の正立可否及び印字位置情報が付され、上記
印刷装置は、上記印刷すべき画像データを所定の格納順
序で格納する記憶手段と、該記憶手段に記憶された上記
画像データを上記格納順序と同一順序か逆順序のいずれ
かを、上記挿入された記録用紙の上記正立可否及び印字
位置情報に基づいて決定し、この決定した順序で上記画
像を呼び出して上記印刷手段により印刷を行わせるべく
制御する印刷制御手段と、を備えて構成される。
【0012】次に、請求項2記載の発明の印刷装置は、
用紙供給口より挿入される記録用紙を用紙搬送路中に設
けられた搬送手段により搬送しつつ印刷手段により印刷
する印刷装置であって、上記記録用紙には、異なる挿入
方向に対応して印刷すべき画像の正立可否及び印字位置
情報が各々付され、上記印刷装置は、印刷すべき画像デ
ータを所定の格納順序で格納する記憶手段と、該記憶手
段に記憶された上記画像データを上記格納順序と同一順
序か逆順序のいずれかを、上記挿入された記録用紙の上
記正立可否及び印字位置情報に基づいて判別し、この判
別した順序で上記画像を呼び出して上記印刷手段により
印刷を行わせるべく制御する印刷制御手段と、を備えて
構成される。
【0013】そして、例えば請求項3記載のように、上
記記録用紙の正立可否及び印字位置情報を検知する検知
手段を備え、上記印刷制御手段は上記検知手段の検知結
果に基づいて上記画像データの呼び出し順序を判別する
ように構成される。
【0014】更に、請求項4記載の発明の記録用紙は、
印刷装置の用紙供給口より挿入されるべく提供され、上
記印刷装置の用紙搬送路中に設けられた搬送手段により
搬送されつつ印刷手段により印刷される記録用紙であっ
て、上記印刷装置への挿入方向を示すマークと、上記印
刷装置にて印刷されるべき位置が予め設定され且つ印刷
すべき画像の正立方向が予め定められている印刷領域
と、を少なくとも備え、挿入方向先端と該先端側の上記
印刷領域の端部との距離が、上記印刷装置の上記搬送手
段と上記印刷手段間の距離よりも小さく設定されて構成
される。
【0015】また、請求項5記載の発明の記録用紙は、
印刷装置の用紙供給口より挿入されるべく提供され、上
記印刷装置の用紙搬送路中に設けられた搬送手段により
搬送されつつ印刷手段により印刷される記録用紙であっ
て、上記印刷装置への挿入方向を示すマークと、上記印
刷装置にて印刷されるべき位置が予め設定され且つ印刷
すべき画像の正立方向が予め定められている印刷領域
と、を少なくとも備え、挿入方向後端と該後端側の上記
印刷領域の端部との距離が、上記印刷装置の上記搬送手
段と上記印刷手段間の距離よりも小さく設定されて構成
される。
【0016】上記マークは、例えば請求項6記載のよう
に、印刷すべき画像の正立可否及び印字位置情報と共
に、画像印刷面の裏面側に付されて構成される。また、
上記正立可否及び印字位置情報は、例えば請求項7記載
のように、バーコードから成る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の印刷装置及
び記録用紙の一実施形態に係わるカメラ一体プリンタの
外観構成を示す斜視図である。同図に示すカメラ一体プ
リンタ20は、デジタルカメラ部21とプリンタ部22
とを備え、ユーザが片手で容易に把持できる程度の小型
サイズの箱型に構成されている。
【0018】デジタルカメラ部21の正面23には、向
かって中央に撮像レンズ24、中央上部にファインダ2
5、中央上部右側にフラッシュ26が設けられる。ま
た、デジタルカメラ部21の上面27には、前記ファイ
ンダ25を通して捉えた被写体の静止画像を上記撮影レ
ンズ24を通して撮像するための指示操作を行なうシャ
ッタキー28、撮像保存済みの画像を順次呼び出して表
示させる際に操作される呼び出しキー29、撮像表示さ
れた被写体の画像あるいは上記呼び出しキー29により
呼び出されて表示された撮像保存済みの画像をプリンタ
部22において印刷させる際に操作されるプリントキー
31が設けられる。
【0019】また、デジタルカメラ部21の側面32に
は、電源キー33が設けられ、これと同一面となるプリ
ンタ部22の側面には、上記撮像した画像の印刷媒体と
なる記録用紙30を該プリンタ部22内へ手差で挿入
し、その印刷領域30aに対する撮影画像の印刷後に排
出するための記録用紙挿入・排出口34が設けられる。
【0020】さらに、図1では陰になって見えないが、
デジタルカメラ部21の裏面35には、上記シャッタキ
ー28の操作に伴ない撮像された画像や上記呼び出しキ
ー29の操作に伴ない呼び出された撮像保存済みの画像
が表示される液晶表示部36が設けられる。
【0021】図2(a),(b) は、上記カメラ一体プリンタ
のプリンタ部22の構成を示す断面図(装置底部から上
に見た図1のG矢視断面図)であり、同図(a) は記録紙
30の挿入初期状態を示す図、同図(b) は記録紙30に
対する印刷初期状態を示す図である。
【0022】同図(a),(b) において、プリンタ部22内
の用紙搬送路の端部には記録紙挿入・排出口34が設け
られ、用紙搬送路中には一対の搬送ローラ37、38等
からなる紙搬送機構及びプラテンローラ39やサーマル
ヘッド41等からなる印刷機構が設けられる。また、紙
搬送機構及び印刷機構の前後の用紙搬送路には用紙セン
サ(A)42、用紙センサ(B)43が設けられる。用
紙センサ(B)43は用紙ジャムセンサとして機能す
る。
【0023】上記の用紙センサ(A)42及び用紙セン
サ(B)43は、反射型の光センサからなり、用紙搬送
路中の記録紙30の制御情報表記面(裏面)における後
述するバーコード等を検出して紙搬送機構を正逆両方向
に回転駆動制御したり、プリンタ部22への記録紙30
の搬入と装填(位置決め)及び印刷と排出を判断・制御
するための検出信号を出力する。
【0024】そして、記録紙30のプリンタ部22にお
ける用紙搬送に伴ない、用紙センサ(A)42が該記録
紙30の後端検出マージンの通過を反射無し(黒)とし
て検知した時点において、用紙センサ(B)43が用紙
挿入方向マークの先端部を反射無し(黒)として検知す
ることにより、記録紙30が正規の挿入方向で挿入され
たことを検知する。また、これに続いて、その後端が用
紙センサ(A)42の位置を通過することにより、この
プリンタ部22の印刷機構に対する記録紙30の位置を
確実に検知する。このように、両センサは配置されてい
る。
【0025】上記紙搬送機構の一対の搬送ローラ37、
38は、後述する図3に示す搬送モータ(ステップモー
タ)を駆動源とし図示しない動力伝達機構を介して正逆
に回転駆動される駆動ローラ(搬送ローラ37)とこの
駆動ローラに従って回転する従動ローラ(搬送ローラ3
8)からなる。
【0026】これらの搬送ローラ37、38は、用紙セ
ンサ(A)42が記録紙30の先端を検知することに伴
ない開始される搬送モータの逆転駆動により、図2(a)
に示すように、夫々矢印i、j方向(用紙搬入方向)に
回転されて、記録紙挿入・排紙口34から矢印H方向に
手差しで挿入された記録紙30を挟持して、印刷機構ま
で搬入・装填する。
【0027】印刷機構のサーマルヘッド41は、記録紙
30の搬送方向と直交する方向にライン状に配列された
複数の発熱体44を備えており、ヘッドアーム45に支
持されて、プラテンローラ39に対向して配設されてい
る。ヘッドアーム45は上記搬送モータを駆動源とし図
示しないカムからなるヘッド移動機構によって、同図
(a),(b) の矢印M及び矢印Nで示すように、アーム軸4
6を中心にして上下に回動するように構成される。
【0028】上記のヘッド移動機構は、搬送モータが逆
転駆動する記録紙30の搬入時には、サーマルヘッド4
1をプラテンローラ39から離隔する方向、すなわち、
図2(a) に示す上位置へ回動させてその位置に保持し、
記録紙30の印刷開始基準位置への搬入、装填後には、
搬送モータが若干正転駆動されることにより、同図(b)
に示すように、サーマルヘッド41をプラテンローラ3
9に向けて回動させてこれに圧接させる。この状態は印
刷開始の待機状態である。
【0029】その後に印刷機構によって印刷が実行され
る際には、搬送モータの正転駆動により、上記ヘッド移
動機構がサーマルヘッド41をプラテンローラ39に圧
接した状態を維持すると共に、搬送ローラ37、38
が、図2(b) に示すように、矢印p及び矢印q方向に回
転されて記録紙30を矢印K方向に記録紙挿入・排出口
34に向けて搬送し、サーマルヘッド41が印字を実行
する。更に搬送ローラ37、38が回転を続けて、印刷
済みの記録紙30を記録紙挿入・排出口34から装置外
に排出する。
【0030】なお、上記の用紙搬送機構の動力伝達機構
は、記録紙30の搬入と装填が終わって搬送モータが逆
転から正転駆動に切り替わり、上記ヘッド移動機構によ
りサーマルヘッド41の印字位置への回動作動が行われ
る期間は、搬送ローラ37の駆動を行なわないように構
成されている。
【0031】図3は上記カメラ一体プリンタ20の電子
回路の構成を示すブロック図である。同図に示すデジタ
ルカメラ部21において、CCD48は、撮影レンズ2
4によって結像される画像をアナログ電気信号に変換し
出力する撮像素子(光電変換素子)であり、撮影レンズ
24と共に撮像手段を構成する。ドライバ49は、CC
D48を駆動する回路であり、タイミング・ジェネレー
タ51から出力されるタイミング信号に従ってCCD4
8を駆動する。
【0032】アナログ・デジタル変換回路53は、増幅
器52により増幅されたアナログ信号をデジタル信号に
変換する回路である。画像メモリ54は、アナログ・デ
ジタル変換回路53によって変換されたデジタル信号を
複数画面記憶するメモリである。
【0033】CPU55は、ROM56に記憶された制
御プログラムに基づいてデジタルカメラ部21及びプリ
ンタ部22を制御する。フラッシュ制御回路57は、光
量を調整してフラッシュ26を発光させる回路である。
ビデオ信号発生部58は、アナログ・デジタル変換回路
53又は画像メモリ54から出力されるデジタル画像信
号に同期信号等を付加してデジタルビデオ信号を生成す
る。VRAM59は、デジタルビデオ信号を記憶するメ
モリである。
【0034】デジタル・アナログ変換回路61は、ビデ
オ信号発生部58から出力されたデジタルビデオ信号を
アナログビデオ信号に変換し、液晶表示部36に出力す
る回路である。液晶表示部36は、デジタル・アナログ
変換回路61から増幅器62を介して供給されるアナロ
グビデオ信号に基づいて液晶を駆動し、撮影画像を表示
する。RAM34はCPU55による撮影、画像の記
憶、印刷の制御に応じて、各種のフラグや印刷データ等
を管理するためのメモリである。
【0035】更に、CPU55には、プリンタ部22が
接続される。プリンタ部22は、デジタルカメラ部21
の画像メモリ54に記憶された指定画像の画像データを
印刷する。
【0036】このプリンタ部22における、用紙センサ
(A)42、(B)43のそれぞれによる上述した記録
紙30の検出信号はCPU55に供給される。そして、
CPU55からの印刷データはヘッドドライバ64に転
送されてサーマルヘッド41が駆動され、また、CPU
55からのモータ制御信号はモータドライバ65に出力
されて、図2(a),(b) の各部を駆動する搬送モータ(ス
テップモータ)66が駆動される。
【0037】このカメラ一体プリンタ20では、シャッ
タキー28が操作されて被写体の撮影が指示されること
により、CCD48に撮像された1画面分の静止画像の
アナログ信号が出力され、アナログ・デジタル変換回路
53でデジタル信号に変換されて画像データとして画像
メモリ54に記憶される。
【0038】この被写体の撮影に伴ない画像メモリ54
へ記憶された静止画像データは、用紙センサ(A)42
及び用紙センサ(B)43による各検知信号の組み合わ
せに基づき、記録紙30がプリンタ部22における印刷
開始基準位置に装填されていることが検出されている状
態において、プリントキー31の操作に従い印刷データ
として生成され、用紙搬送機構及び印刷機構が制御され
て記録紙30の印刷領域30aに撮影画像が印刷され
る。
【0039】また、このカメラ一体プリンタ20では、
呼び出しキー29が操作されることにより、画像メモリ
54に記憶された撮影済みの各画像データが呼び出され
て液晶表示部36に表示される。そして、任意の撮影画
像が表示された状態でプリントキー31が操作されるこ
とにより、当該画像メモリ54から呼び出されて表示さ
れている画像データに基づいて印刷データが生成されプ
リンタ部22で記録紙30の印刷領域30aに画像が印
刷される。
【0040】図4(a) は、上記カメラ一体プリンタ20
で印刷媒体として使用される記録紙30の印刷面(表
面)を示す図であり、最終的に得たいものの例を示して
いる。また、同図(b) は、その裏面を示している。
【0041】同図(a) に示すように、記録紙30は、そ
の印刷面となる感熱紙を表面とし、この感熱紙の裏面に
接着層を形成して更に剥離紙を重ねた定型サイズの記録
用紙として構成されている。この記録紙30の印刷面に
おける所定サイズの印刷領域30aは、本例において
は、図13(a),(b) に示した左端側又は中央部ばかりで
なく、図13(c) に示した右端側にも予め定めることが
できる。
【0042】そして、この記録紙30の印刷領域10a
に対しては、その印刷領域10aの大きさに対応する大
きさで1枚の撮影画像67が印刷されるか、あるいは、
特には図示しないが、該印刷領域30aの例えば4分の
1である縮小印刷領域等に対応する大きさで1枚の撮影
画像が縮小されて印刷される。
【0043】そして、上記記録紙30の印刷面における
予め定められた印刷領域30a以外の領域には、図4
(a) に示すような絵や幾何学模様等、背景となる何らか
の模様68が予め描かれて構成される。
【0044】この記録紙30の裏面は、同図(b) に示す
ように、記録紙30の上記プリンタ部22に対する挿入
方向や、プリンタ部22の内部での該記録紙30の搬送
経路上での搬入、排出及び印刷位置等を制御するための
制御情報の表記面となっている。
【0045】この制御情報表記面の上下に2分割された
一方の表記領域には、当該記録紙30のプリンタ部22
への挿入方向を示す黒三角形の用紙挿入方向マーク71
が付され、また、他方の表記領域には、当該記録紙30
のプリンタ部22への挿入方向の先端から該記録紙30
の搬入、排出、印刷位置等の印刷すべき画像の上下左右
情報、換言すれば、印字すべき画像が正立であるか倒立
であるか、また、印字位置が左端か中央か右端である
か、と言った印字制御用のバーコード72が付されてい
る。
【0046】上記のバーコード72は、前述した記録紙
30のプリンタ部22への挿入方向の先端から、順番
に、先端非検出バー73、1ビットコードの幅に相当す
る先端検出マージン74、及び9ビットコードからなる
印刷制御情報コード75と残り挿入方向後端まで後端検
出マージン76からなる記録紙に対する正立か倒立画像
かの印字情報が設けられる。
【0047】プリンタ部22における上記記録紙30の
挿入時におけるエッジの検出は、上記の先端非検出バー
73の2本幅分(2ビット分)の黒地から先端検出マー
ジン74の1本幅分(1ビット分)の白地への切り変わ
りで検知される。
【0048】また、上記9ビットコードからなる印刷制
御情報コード75には、その1ビット目が、当該印刷制
御情報コード75の始まりを示すスタートコード、2ビ
ット目から4ビット目までの3ビットコードが、上記印
刷面(表面)における印刷領域が通常サイズの印刷領域
10aか又は縮小サイズの印刷領域30bかの印刷画面
サイズ、及び縮小印刷領域30bの場合には通常印刷領
域30aに対して上下左右のどこに位置するかを示す印
刷領域情報コードが表記される。
【0049】そして、5ビット目から6ビット目までの
2ビットコードが、上記印刷領域30a又は30bのあ
る位置を、記録紙30の挿入方向の後端を基準にして示
す印刷領域位置情報コード、7ビット目から9ビット目
までの3ビットコードが、印刷領域が2つ存在する場合
における2つ目の印刷領域30a又は30bに関する印
刷画面サイズ、及び縮小印刷領域30bの場合には通常
印刷領域30aに対して上下左右のどこに位置するかを
示す第2印刷領域情報コードとして割り当てられる。
【0050】図5(a) は、比較のため図4(a),(b) を再
掲したもの、図5(b) は、印刷面を正立で見たとき右端
に印刷領域がくるものを示している。同図(a) には印刷
領域30a−1、縮小印刷領域30b−1、同図(b) に
は印刷領域30a−3として示している。尚、同図には
中央に印刷領域30a−2がくるものの図示を省略して
いるが、印字面の中央に予め設定される印字領域30a
−2がくる場合には、印字領域30a−1の場合と同様
に距離aの制約を受けないので、印字領域30a−1の
場合と同様に印字処理を行うことができ、したがって、
印字領域30a−1の場合と同様に取り扱うことができ
る。
【0051】そして、同図(c) は、両端に印刷領域がく
るものを示しており、印刷領域30a−1、30a−3
を示している。この図5(c) の用紙挿入方向マーク71
−1、71−3及びバーコード72−1、72−3は、
それぞれ、印刷領域30a−1、30a−3に対応して
いる。これは、同図(c) のような場合には、正逆2回に
分けて記録用紙30をプリンタ部22に挿入することを
示している。
【0052】このように表記される記録紙30の制御情
報表記面におけるバーコード72(72−1、72−
3)は、図2(a),(b) に示したように、プリンタ部22
内部の用紙搬送路に沿って設けられた用紙センサ(A)
42と用紙センサ(3)43とにより検知される。
【0053】これら用紙センサ(A)42と用紙センサ
(B)43との配設位置は、その用紙搬送方向に、上記
記録紙30の後端から先端部までの長さに等しいか若干
長い距離L(以下、図2も参照)を置いて配置され、ま
た、その用紙搬送方向に直交する図4(a),(b) の上下方
向(用紙幅方向)に、記録紙30の制御情報表記面(裏
面)における上下2分割領域の中心間距離x(図4(b)
参照)を置いて配置されている。
【0054】図6(a) は前記カメラ一体プリンタ20の
電子回路におけるRAM63に設定されるデータメモリ
の構成を示す図であり、同図(b) は、その用紙検出フラ
グメモリ(B)におけるデータ記憶内容を示す図であ
る。
【0055】同図(a) に示すRAM63には、印刷デー
タメモリ63a、タイムカウンタメモリ63b、用紙有
無フラグメモリ63c、黒カウンタメモリ63d、白カ
ウンタメモリ63e、搬送ステップカウンタメモリ63
f、情報コード認識データメモリ63g、用紙検出フラ
グメモリ(A)63h、用紙検出フラグメモリ(B)6
3i、及びワークメモリ63jが設けられる。
【0056】印刷データメモリ63aには、画像メモリ
54に記憶保存された画像データに基づき生成された印
刷データが記憶される。タイムカウンタメモリ63bに
は、CPU55により発生されるクロック信号に基づい
たタイムカウントデータTが逐次カウントされて記憶さ
れる。
【0057】用紙有無フラグメモリ63cには、記録紙
30のプリンタ部3への挿入に伴ない用紙センサ(A)
42により記録紙30の先端検出マージン74が検知さ
れた後、タイムカウントデータTに基づき一定時間Td
の経過が判断された際に記録紙有りとして“1”、逆に
記録紙30が排出された際に記録紙30無しとして
“0”にセットされる用紙有無フラグFが記憶される。
【0058】黒カウンタメモリ63d及び白カウンタメ
モリ63eには、記録紙30のプリンタ部22における
搬入処理に伴ない、該記録紙30の裏面に設けた印刷情
報制御コード75が用紙センサ(A)42の位置を通過
する際に、搬送モータ66の1ステップずつの駆動に応
じた記録紙30の単位搬入毎に、該用紙センサ(A)4
2による印刷情報制御コード75の区間での検出結果
が、反射無し(黒)検出の場合には黒カウントデータB
cとして逐次カウントされて記憶され、反射有り(白)
検出の場合には白カウントデータWcとして逐次カウン
トされて記憶される。
【0059】搬送ステップカウンタメモリ63fには、
記録紙30のプリンタ部22における搬入処理に伴な
い、搬送モータ66に対する駆動ステップ数が、記録紙
30の搬送距離に相当する搬送ステップカウントデータ
Scとして逐次カウントされて記憶される。
【0060】情報コード認識データメモリ63gには、
記録紙30のプリンタ部22における搬入処理に伴な
い、搬送ステップカウンタメモリ63fにてカウントさ
れ記憶される搬送ステップカウントデータScが、記録
紙30における印刷情報制御コード75内の1ビットコ
ード当たりの幅に相当するステップ数に到達する毎に、
黒カウントデータBc又は白カウントデータWcの大き
い方が判断され、対応する1ビットコードの認識データ
として黒の場合には“0”、白の場合には“1”として
記憶される。
【0061】用紙検出フラグメモリ(A)63hには、
記録紙30のプリンタ部22における挿入、搬送処理に
伴なう用紙センサ(A)42による検出結果が、反射無
し(黒)の場合には“0”、反射有り(白)の場合には
“1”となる用紙検出フラグAとしてリアルタイムに書
き替えられて記憶される。
【0062】用紙検出フラグメモリ(B)63iには、
同図(b) に示すように、記録紙30のプリンタ部22に
おける搬入処理に伴ない、用紙センサ(A)42により
記録紙30の後端検出マージン76の通過が白“1”→
黒“0”の変化として検出された時点の用紙センサ
(B)43による第1検出結果B1と、この後さらに記
録紙30を用紙挿入方向マーク71の先端部と装填検出
マージンとの所定の設定距離で搬入し、用紙検出フラグ
Aが“0”のまま保持されている時点の用紙センサ
(B)43による第2検出結果B2とが、それぞれ反射
無し(黒)の場合には“0”、反射有り(白)の場合に
は“1”として記憶保持される。
【0063】ワークメモリ63jには、CPU55にお
ける撮影、画像記憶、画像呼び出し、画像印刷、及び記
録紙30の搬入,排出等の制御動作に伴ない、当該CP
U55にて回路各部との間で入出力される各種のデータ
が必要に応じて一時的に記憶される。
【0064】次に、上記構成によるカメラ一体プリンタ
20の動作について説明する。先ず、ファインダ25を
通して被写体が捕らえられ、シャッタキー28が操作さ
れると、撮影レンズ24を通してCCD48に撮像され
た静止画像の画像データは、アナログ・デジタル変換回
路53を介してデジタルデータに変換され、画像メモリ
54に記憶される。また、これと共に、撮影、記憶され
た被写体の静止画像が、液晶表示部36に表示される。
【0065】このようにして、被写体の撮影、記憶、及
び表示が行われた後、記録紙30の挿入により、搬入、
装填、及び画像の印刷が行われる。図7(a) は、そのよ
うなカメラ一体プリンタ20による記録紙30の挿入、
搬入、及び画像の印刷に伴なう全体処理を示すフローチ
ャートであり、同図(b) はその用紙挿入確認処理を示す
フローチャートである。
【0066】先ず、図7(a) において、イニシャライズ
処理Sでは、RAM63のタイムカウンタメモリ63b
に記憶されるタイムカウントデータT、用紙有無フラグ
メモリ63cに記憶される用紙有無フラグF、黒カウン
タメモリ63dに記憶される黒カウントデータBc、白
カウンタメモリ63eに記憶される白カウントデータW
c、搬送ステップカウンタメモリ63fに記憶される搬
送ステップカウントデータSc、情報コード認識データ
メモリ63gに記憶されるコード認識データ、用紙検出
フラグメモリ(A)63hに記憶される用紙検出フラグ
A、用紙検出フラグメモリ(B)63iに記憶される第
1検出結果B1及び第2検出結果B2が、それぞれ何れ
もクリアされて初期化される。
【0067】このイニシャライズ処理Sが成されると、
同図(b) に示す用紙挿入確認処理SAにより、プリンタ
部22に対し手差により記録紙30が安定して挿入され
たことが確認される。次に、詳しくは図8〜図10にて
後述する用紙搬入処理SBにより、記録紙30のプリン
タ部22への搬入に伴なう印刷制御情報コード75の認
識及び印刷開始基準位置への装填設定が行なわれ、次
に、印刷処理SCにより、記録紙30の印刷領域30a
(又は30b)に対する撮影された静止画像の印刷が行
なわれる。
【0068】図7(b) に示す上記の用紙挿入確認処理S
Aにおいて、まず、RAM63内のタイムカウンタメモ
リ63bに記憶されるタイムカウントデータTが“0”
クリアされ(ステップA1)、これと共に、用紙センサ
(A)42による検知信号が読み込まれ(ステップA
2)、当該用紙センサ(A)42の検出結果が反射あり
(白)“1”になったか否か判断される(ステップA
3)。
【0069】ここで、記録紙30がその用紙挿入方向マ
ーク71に従って記録紙挿入・排出口34より手差でプ
リンタ部22内に挿入され、該記録紙30の先端が搬送
ローラ37、38による用紙挟み込みの位置まで到達す
ることにより、ここから手前に距離D(図2(a) 参照)
を置いて配置した用紙センサ(A)42により、記録紙
30の先端より距離Dの位置に設けた先端検出マージン
74が反射あり(白)“1”として検出されると(ステ
ップA3がyes)、タイムカウントデータTのカウン
トアップが開始されると共に(ステップA4)、用紙セ
ンサ(A)42により記録紙30の先端検出マージン7
4が反射あり(白)“1”として検出されている状態
が、一定時間Tcの間連続したか否か判断され(ステッ
プA5)、一定時間Tcの間連続していなければ(ステ
ップA5がno)、上記のステップA2〜A5を繰り返
す。
【0070】つまり、記録紙30が手差によりプリンタ
部22に挿入されて、該記録紙30の先端が搬送ロ一ラ
37、38の位置に到達し、その手差挿入状態が安定し
たか否か判断されるもので、ここで、用紙センサ(A)
42により記録紙30の先端検出マージン74が反射あ
り(白)“1”として検出されている状態が、一定時間
Tcの間連続したと判断されると(ステップA5がye
s)、その手差挿入状態が安定したことになり、この場
合は、用紙挿入確認処理は終了され、次の用紙搬入処理
SB及び印刷処理SCに移行される。
【0071】上記の処理により、次の用紙搬入処理SB
において、搬送ローラ37及び38の駆動による記録紙
30の引き込み搬入が開始された際に、該記録紙30が
曲がったり振れたりしたままプリンタ部22内へ搬入さ
れてしまう不具合が防止される。
【0072】図8、図9及び図10は、上記の用紙搬入
処理SB及び印刷処理SCを示すフローチャート「その
1」、「その2」及び「その3」である。尚、この処理
は、上記の図7(b) における用紙挿入確認処理SAを終
了して、記録紙30の先端がプリンタ部22における搬
送ローラ37、38の位置まで安定した状態で挿入され
たことが確認されることにより開始される。
【0073】先ず、RAM63内の用紙有無フラグメモ
リ63cに記憶される用紙有無フラグFが記録紙30有
りを示す“1”にセットされ(ステップB1)、搬送モ
ータ66の1ステップずつの逆転駆動による搬送ローラ
37、38の矢印i,jで示す方向の回転により、記録
紙30の搬入が開始されると共に(ステップB2)、用
紙センサ(A)42からの検知信号が読み込まれ(ステ
ップB3)、その検出結果が反射無し(黒)“0”にな
ったか否か判断される(ステップB4)。
【0074】ここで、記録紙30の搬送ローラ37、3
8の回転による搬入に伴ない、用紙センサ(A)42に
より該記録紙30の印刷制御情報コード75におけるス
タートコードが、反射無し(黒)“0”として検出され
たと判断されると(ステップB4がyes)、RAM6
3内の黒カウンタメモリ63d及び白カウンタメモリ6
3eにそれぞれ記憶される黒カウントデータBc及び白
カウントデータWcが“0”クリアされ(ステップB
5)、さらに、搬送モータ66の1ステップずつの逆転
駆動による搬送ローラ37、38の矢印i,jで示す方
向の回転により、記録紙30の搬入が継続されると共に
(ステップB6)、用紙センサ(A)42からの検知信
号が読み込まれる(ステップB7)。
【0075】そして、搬送モータ66の1ステップずつ
の逆転駆動による記録紙30の単位搬入毎に、用紙セン
サ(A)42による検出結果が反射無し(黒)“0”か
又は反射有り(白)“1”かが判断される(ステップB
8)。
【0076】ここで該用紙センサ(A)42の位置を通
過する記録紙30の印刷制御情報コード75の区間の1
ステップ搬入毎の色が、黒“0”であると判断された場
合には(ステップB8がYes)、黒カウントデータB
cがカウントアップされ(ステップB9a)、また、白
“1”であると判断された場合には(ステップB8がN
o)、白カウントデータWcがカウントアップされる
(ステップB9b)。
【0077】このように、ステップB6〜B9a又はB
9bによる、記録紙30の単位搬入毎の用紙センサ
(A)42による印刷制御情報コード75の区間の黒か
白かの判断に応じた黒カウントデータBc又は白カウン
トデータWcのカウント処理が行われ、この処理がXス
テップの搬入まで繰り返される(ステップB10、及び
No)。
【0078】そして、その処理が、印刷制御情報コード
75中の1ビットコードの幅に相当するXステップの搬
入距離分行なわれたことが、RAM63内の搬送ステッ
プカウンタ35fでカウントされる搬送ステップカウン
トデータScに基づき判断されると(ステップB10が
Yes)、黒カウントデータ3cと白カウントデータW
cとが比較される(ステップB11)。
【0079】この比較で、黒カウントデータBcが大き
いと判断された場合には(ステップB11がYes)、
今回用紙センサ(A)42の位置を通過した記録紙30
における印刷制御情報コード75中の1ビットコードは
バー(黒)であると認識されてRAM63内の情報コー
ド認識データメモリ63gに“0”として記憶され(ス
テップB12a)、また、白カウントデータWcが大き
いと判断された場合には(ステップB11がNo)、印
刷制御情報コード75中の1ビットコードはスペース
(白)であると認識されてRAM63内の情報コード認
識データメモリ63gに“1”として記憶される(ステ
ップB12b)。
【0080】続いて、印刷制御情報コード75を構成す
る9ビットコード全てのコード認識が行なわれたか否か
が、情報コード認識データメモリ63gにおいて“1”
と“0”の組み合わせからなる9ビットの認識データが
記憶されたか否かに応じて判断される(ステップB1
3)。
【0081】ここで、記録紙30の印刷制御情報コード
75の区間が用紙センサ(A)42の位置を通過途中で
あり、印刷制御情報コード75を構成する9ビットコー
ド全てのコード認識が行なわれてないと判断された場合
には(ステップB13がNo)、再びステップB5の処
理に戻り、印刷制御情報コード75における次の1ビッ
トコードの認識,記憶処理が、ステップB5〜B13で
繰り返される。
【0082】そして、記録紙30の印刷制御情報コード
75の区間が用紙センサ(A)42の位置を通過し、情
報コード認識データメモリ63gにおいて“1”と
“0”の組み合わせからなる9ビットの認識データが記
憶されることで、印刷制御情報コード75を構成する9
ビットコード全てのコード認識が行なわれたと判断され
た場合には(ステップB13がYes)、さらに、搬送
モータ66の1ステップずつの逆転駆動による搬送ロー
ラ37、38の矢印i,jで示す方向の回転により、記
録紙30の搬入が継続されると共に(ステップB1
4)、用紙センサ(A)42からの検知信号が読み込ま
れ(ステップB15)、その検出結果が反射有り(白)
“1”になったか否か判断される(ステップB16)。
【0083】この判別で、記録紙30の搬送ローラ3
7、38の回転によるさらなる搬入に伴ない、用紙セン
サ(A)42により記録紙30の印刷制御情報コード7
5の次に設けられた後端検出マージン76が、反射有り
(白)“1”として検出されたと判断されると(ステッ
プB16がYes)、RAM63内の用紙検出フラグメ
モリ(B)63iに記憶される第1検出結果B1及び第
2検出結果B2が共にクリアされる(ステップB1
7)。
【0084】さらに、搬送モータ66の1ステップずつ
の逆転駆動による搬送ローラ37、38の矢印i,jで
示す方向の回転により、記録紙30の搬入が継続される
と共に(ステップB18)、用紙センサ(A)42から
の検知信号が読み込まれ(ステップB19)、その検出
結果が反射無し(黒)“0”になったか否か判断される
(ステップB20)。
【0085】そして、記録紙30の搬送ローラ37、3
8の回転によるさらなる搬入に伴ない、該記録紙30の
後端が用紙センサ(A)42の位置を通過することで、
この用紙センサ(A)42により記録紙30の後端通過
が反射無し(黒)“0”として検出されたと判断される
と(ステップB20がYes)、その時点で、用紙セン
サ(A)42から距離L(図2(a),(b) 参照)の位置に
配置した用紙センサ(B)43からの検知信号が読み込
まれ(ステップB21)、“0”(黒)又は“1”
(白)の第1検出結果B1としてRAM63内の用紙検
出フラグメモリ(B)63iに記憶保持される(ステッ
プB22)。
【0086】ここで、記録紙30の後端が用紙センサ
(A)42の位置を通過した時点では、この記録紙30
の後端から用紙挿入方向マーク71の先端部までの距離
Lに相当する距離Lを置いて配置した用紙センサ(B)
43の位置には、該記録紙30が正しい挿入方向に挿入
されていれば、必然的に用紙挿入方向マーク71の先端
部が来るので、この場合には、用紙センサ(B)43の
検出結果は反射無し(黒)“0”となり、これが用紙検
出フラグメモリ(B)63iの第1検出結果B1として
記憶保持される。
【0087】こうして、記録紙30の後端が用紙センサ
(A)42の位置を通過した後に、さらに、搬送モータ
66の1ステップずつの逆転駆動による搬送ローラ3
7、38の矢印i、jで示す方向の回転により、記録紙
30の搬入が継続され(ステップB23)、用紙センサ
(A)42に対する記録紙30の後端通過時点から後
に、用紙挿入方向マーク71の先端部と装填検出マージ
ンとの所定の設定距離に相当するステップy分の搬入が
行なわれたことが、RAM63内の搬送ステップカウン
タ35fでカウントされる搬送ステップカウントデータ
Scに基づき判断されると(ステップB24、及びYe
s)、その時点の用紙センサ(A)42の検知信号が読
み込まれると共に(ステップB25)、用紙センサ
(B)43からの検知信号が読み込まれる(ステップB
26)。
【0088】そして、用紙センサ(B)43による検出
結果が“0”(黒)又は“1”(白)の第2検出結果B
2としてRAM63内の用紙検出フラグメモリ(B)6
3iに記憶保持される(ステップB27)。そして、こ
れに続いて、用紙センサ(A)42による検出結果が反
射無し(黒)“0”であるか否か判断される(ステップ
B28)。
【0089】ここで、記録紙30の後端が用紙センサ
(A)42の位置を通過した後にさらに所定の設定距離
分の搬入が行なわれた時点では、この記録紙30の後端
から用紙挿入方向マーク71の先端部までの距離Lに相
当する距離Lを置いて配置した用紙センサ(B)43の
位置には、該記録紙30が正しい挿入方向に挿入されて
いれば、必然的に用紙挿入方向マーク71の先端部から
所定の設定距離の位置に設けた装填検出マージンが来る
ので、この場合には、用紙センサ(B)43の検出結果
は反射有り(白)“1”となり、これが用紙検出フラグ
メモリ(B)63iの第2検出結果B2として記憶保持
される。
【0090】そして、ステップB25にて読み込まれた
用紙センサ(A)42による検出結果が、該用紙センサ
(A)42の位置を記録紙30の後端が通過したままの
状態であることを示す反射無し(黒)“0”であると判
断されると(ステップB28、及びYes)、用紙検出
フラグメモリ(B)63iに対し、ステップB22にお
いて記録紙30の後端が用紙センサ(A)42の位置を
通過した時点で記憶保持された用紙センサ(B)43に
よる第1検出結果と、その後さらに記録紙30が所定の
設定距離分搬入された時点で、ステップB27において
記憶保持された同用紙センサ(B)43による第2検出
結果とが読み出され、第1検出結果が“0”(黒)で且
つ第2検出結果が“1”(白)であるか否か判断される
(ステップB29)。
【0091】つまり、記録紙30の後端が用紙センサ
(A)42の位置を通過した時点と、その後さらに所定
の設定距離分搬入された時点とにおいて、用紙センサ
(3)43の位置に対し、記録紙30における用紙挿入
方向マーク71の先端部と、そこから所定の設定距離に
設けられた装填検出マージンが来ることで、第1検出結
果“0”(黒)、第2検出結果“1”(白)として記憶
保持されているかが確認されるもので、ここで、第1検
出結果“0”(黒)、第2検出結果“1”(白)として
記憶保持されていると判断され、記録紙30が正規の挿
入方向でプリンタ部22内の所定の印刷開始基準位置ま
で確実に搬入されて装填されたことが確認されると(ス
テップB29がYes)、搬送モータ66の駆動が停止
されて記録紙30の搬送も停止される(ステップB3
0)。
【0092】そして、ここでプリントキー31が操作さ
れると(ステップC1)、RAM63内の情報コード認
識データメモリ63gに記憶された記録紙30の印刷制
御情報コード75に対応する9ビットの認識データに基
づき、現在プリンタ部22内に装填されている記録紙3
0の印刷領域30a(又は30b)に対応する印刷開始
位置及び印刷パターンが認識される(ステップC2)。
【0093】そして、その認識に基づいて画像を正立で
印字するのか倒立で印字するのかが判断され(ステップ
C3)、正立であれば(ステップC3がYes)、この
場合は、画像メモリ54に記憶されている撮影済みの被
写体の静止画像データを正方向に読みだし(ステップC
4a)、一方、倒立であれば(ステップC3がNo)、
その場合は、逆方向に読みだす(ステップC4b)。
【0094】図11(a),(b) は、画像メモリ54に記憶
されている撮影済みの被写体の静止画像データの例を模
式的に示す図であり、同図(a) は画像データを正方向に
読み出す場合の説明図であり、同図(b) は画像データを
逆方向に読み出す場合の説明図である。
【0095】画像データを正方向に読み出す場合には、
同図(a) に示すように、画像メモリ54の右上隅から下
へ縦1ラインを読み出し、次に隣の縦1ラインを上から
下へ読み出し、ということを繰り返し、順次左下隅まで
読み出していく。これによって、例えば図5(a) に示し
た正立背景の印字面の左端部に印字領域30a−1が予
め設定されている記録用紙30の印字領域30a−1
に、正立画像を印字することできる。
【0096】一方、画像データを逆方向に読み出す場合
には、同図(b) に示すように、画像メモリ54の左下隅
から上へ縦1ラインを読み出し、次に隣の縦1ラインを
下から上へ読み出し、ということを繰り返し、順次右上
隅まで読み出していく。これによって、例えば図5(b)
に示した正立背景の印字面の右端部に印字領域30a−
3が予め設定されている記録用紙30が、裏面の用紙挿
入方向マーク71(図5(b) 参照)の指示に従ってユー
ザにより正立背景が逆さになる形で記録紙挿入・排紙口
34に挿入されたとき、印字領域30a−3に倒立画像
を印字することができ、結果として、図5(b) に示した
ように、正立背景の右端部に予め設定されている印字領
域30a−3に正立画像を印字することができる。
【0097】再び、図10に戻り、画像メモリ54に記
憶されている撮影済みの被写体の静止画像データから上
記認識された印刷パターン(印刷制御情報)に応じた読
み出し順序で読み出され画像データに基づいて、印刷デ
ータが生成されて、RAM63内の印刷データメモリ6
3aに記憶される(ステップC2,C3)。
【0098】すると、搬送モータ37の正転駆動が開始
されることで、サーマルヘッド41が矢印Cで示すよう
にダウン移動して発熱体17aが記録紙30の表面に圧
接されると共に、該搬送モータ66の1ステップずつの
正転駆動に応じて、搬送ローラ37、38及びプラテン
ローラ39の矢印p及びq方向への回転が開始され、記
録紙30が矢印B方向へ搬送される(ステップC4)。
【0099】そして、ステップC2における情報コード
認識データに基づき認識された印刷開始位置まで記録紙
30が搬出されたこと、つまり、記録紙30の表面に設
けられた印刷領域30a(又は30b)の先頭位置が、
サーマルヘッド41の発熱体17aの位置まで来たこと
が判断されると(ステップC5)、さらに、搬送モータ
66による1ステップずつの正転駆動に伴なう記録紙3
0の搬出が行なわれるのに伴ない、RAM63内の印刷
データメモリ63aに生成記憶されている印刷データが
1ラインデータずつ読み出されてサーマルヘッド41か
ら記録紙30表面の印刷領域30a(又は30b)に対
して順次転写印刷される(ステップC6,C7)。
【0100】そして、記録紙30の搬出に伴なうその表
面の印刷領域30a(又は30b)に対する印刷データ
メモリ63aに記憶された全ての印刷データの1ライン
印刷が成されたと判断されると、搬送モータ66の正転
駆動がそのまま継続されて記録紙30が連続的に搬出さ
れプリンタ部22から排出される(ステップC8→C
9)。
【0101】そして、記録紙30が用紙センサ(A)4
2の位置を通過して記録紙挿入・排出口34から排出さ
れて取り出されると、RAM63内の用紙有無フラグメ
モリ63cに記憶される用紙有無フラグFが“0”にリ
セットされる(ステップCl0)。
【0102】これにより、記録紙30毎に予め定められ
た印刷領域30a(又は30b)に対して、その印刷位
置や印刷パターンを認識し、撮影された被写体の静止画
像を印刷データとして生成し印刷できるようになる。
【0103】したがって、上記構成のカメラ一体プリン
タによれば、撮影した被写体の静止画像をその場で記憶
保持し、様々な種類の記録紙30のその印刷領域30a
(又は30b)に対して容易に印刷できるだけでなく、
記録紙30のプリンタ部22に対する印刷開始基準位置
までの搬入、装填に際しては、用紙センサ(A)42の
位置を記録紙30の後端が通過して反射無しの黒“0”
として検出された時点における該用紙センサ(A)42
と距離Lを置いて配置した用紙センサ(B)43の第1
検出結果と、その後さらに記録紙30が所定の設定距離
分だけ搬入された時点における用紙センサ(B)43の
第2検出結果とを、RAM63内の用紙検出フラグメモ
リ(B)63iに記憶保持させ、そのそれぞれの検出結
果が、第1検出結果が黒“0”→第2検出結果が白
“1”として検出された場合には、用紙センサ(A)4
2に対する記録紙30の後端通過時点において、当該用
紙センサ(B)43の位置に記録紙30における用紙挿
入方向マーク71の先端部が来たこと、及びそこから所
定の設定距離の搬入時点において、同用紙センサ(B)
43の位置に記録紙30における装填検出マージンが来
たことが確認され、記録紙30が正規の挿入方向で挿入
されプリンタ部22内の所定の印刷開始基準位置まで確
実に搬入されて装填されたと判断されるので、記録紙3
0の種類に応じて予め定められた位置に設けられた印刷
領域30a(又は30b)に対して、その印字領域30
a(又は30b)の位置が記録紙30の印字面の左右・
中央のいずれに在っても、撮影記憶された被写体の静止
画像を、予め設定されている向き及び位置に正確に一致
させて印刷できるようになる。
【0104】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録用紙裏面に用紙挿入方向と印字画像の正立可
否及び印字位置情報を表記して、これを印刷装置で読み
込んで印字の制御を行うので、搬送機構が用紙搬送方向
に見て印字ヘッドの一方の側にのみ設けられ簡略・小型
化された印刷装置のような場合でも、記録用紙の全範囲
に印刷ができ且つ予め定められた印刷位置に正しく印刷
処理を実行することができる印刷装置及びその記録用紙
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置及び記録用紙の一実施形態に
係わるカメラ一体プリンタの外観構成を示す斜視図であ
る。
【図2】カメラ一体プリンタのプリンタ部の構成を示す
図1のG矢視断面図であり、(a) は記録紙の挿入初期状
態を示す図、(b) は記録紙に対する印刷初期状態を示す
図である。
【図3】カメラ一体プリンタの電子回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】(a) はカメラ一体プリンタで印刷媒体として使
用される記録紙の印刷面を示す図、(b) はその裏面を示
す図である。
【図5】(a) は図4(a),(b) を再掲した図、(b) は印刷
面を正立で見たとき右端に印刷領域がくるものを示す
図、(c) は両端に印刷領域がくるものを示す図である。
【図6】(a) はカメラ一体プリンタの電子回路のRAM
に設定されるデータメモリの構成を示す図、(b) はその
用紙検出フラグメモリのデータ記憶内容を示す図であ
る。
【図7】(a) はカメラ一体プリンタによる記録紙の挿
入、搬入及び画像の印刷に伴なう全体処理を示すフロー
チャート、(b) はその用紙挿入確認処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】全体処理のなかの用紙搬入処理と印刷処理を示
すフローチャート(その1)である。
【図9】全体処理のなかの用紙搬入処理と印刷処理を示
すフローチャート(その2)である。
【図10】全体処理のなかの用紙搬入処理と印刷処理を
示すフローチャート(その3)である。
【図11】画像メモリに記憶されている撮影済みの被写
体の静止画像データの例を模式的に示す図であり、(a)
は画像データを正方向に読み出す場合を示す図、(b) は
画像データを逆方向に読み出す場合を示す図である。
【図12】(a) は従来の記録用紙の印刷面を示す図、
(b) はその記録用紙に印刷を行うための小型印刷装置の
主要部の構成を模式的に示す断面図である。
【図13】(a) は図12(a) を再掲した図、(b),(c) は
印刷位置を他の位置に仮定して見た場合の記録面を示す
図である。
【符号の説明】
1 記録用紙 2、2′、2″ 背景 3、3′、3″ 印刷位置 4 人物の画像 5 印刷装置 7 用紙供給口 8 搬送ローラ対 9a、9b 反射型光学センサ 15 印字ヘッド 16 支持軸 17 プラテンローラ 20 カメラ一体プリンタ 21 デジタルカメラ部 22 プリンタ部 23 カメラ部正面 24 撮像レンズ 25 ファインダ 26 フラッシュ 27 カメラ部上面 28 シャッタキー 29 呼び出しキー 30 記録紙 30a、30a−1、30a−3 印刷領域 30b、30b−1 縮小印刷領域 31 プリントキー 32 カメラ部側面 33 電源キー 34 記録用紙挿入・排出口 35 カメラ部裏面 36 液晶表示部 37、38 搬送ローラ 39 プラテンローラ 41 サーマルヘッド 42 用紙センサ(A) 43 用紙センサ(B) 44 発熱体 45 ヘッドアーム 46 アーム軸 48 CCD 49 ドライバ 51 タイミング・ジェネレータ 52 増幅器 53 アナログ・デジタル変換回路 54 画像メモリ 55 CPU 56 ROM 57 フラッシュ制御回路 58 ビデオ信号発生部 59 VRAM 61 デジタル・アナログ変換回路 62 増幅器 63 RAM 64 ヘッドドライバ 65 モータドライバ 66 搬送モータ(ステップモータ) 67 撮影画像 68 背景模様 71(71−1、71−3) 用紙挿入方向マーク 72(72−1、72−3) バーコード 73 先端非検出バー 74 先端検出マージン 75 9ビット印刷制御情報コード 76 後端検出マージン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙供給口より挿入される記録用紙を用
    紙搬送路中に設けられた搬送手段により搬送しつつ印刷
    手段により印刷する印刷装置であって、 前記記録用紙には、 前記印刷装置への挿入方向を示すマークと印刷すべき画
    像の正立可否及び印字位置情報が付され、 前記印刷装置は、 前記印刷すべき画像データを所定の格納順序で格納する
    記憶手段と、 該記憶手段に記憶された前記画像データを前記格納順序
    と同一順序か逆順序のいずれかを、前記挿入された記録
    用紙の前記正立可否及び印字位置情報に基づいて決定
    し、この決定した順序で前記画像を呼び出して前記印刷
    手段により印刷を行わせるべく制御する印刷制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 用紙供給口より挿入される記録用紙を用
    紙搬送路中に設けられた搬送手段により搬送しつつ印刷
    手段により印刷する印刷装置であって、 前記記録用紙には、 異なる挿入方向に対応して印刷すべき画像の正立可否及
    び印字位置情報が各々付され、 前記印刷装置は、 印刷すべき画像データを所定の格納順序で格納する記憶
    手段と、 該記憶手段に記憶された前記画像データを前記格納順序
    と同一順序か逆順序のいずれかを、前記挿入された記録
    用紙の前記正立可否及び印字位置情報に基づいて判別
    し、この判別した順序で前記画像を呼び出して前記印刷
    手段により印刷を行わせるべく制御する印刷制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記記録用紙の正立可否及び印字位置情
    報を検知する検知手段を備え、前記印刷制御手段は前記
    検知手段の検知結果に基づいて前記画像データの呼び出
    し順序を判別することを特徴とする請求項1又は2記載
    の印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷装置の用紙供給口より挿入されるべ
    く提供され、前記印刷装置の用紙搬送路中に設けられた
    搬送手段により搬送されつつ印刷手段により印刷される
    記録用紙であって、 前記印刷装置への挿入方向を示すマークと、 前記印刷装置にて印刷されるべき位置が予め設定され且
    つ印刷すべき画像の正立方向が予め定められている印刷
    領域と、 を少なくとも備え、 挿入方向先端と該先端側の前記印刷領域の端部との距離
    が、前記印刷装置の前記搬送手段と前記印刷手段間の距
    離よりも小さく設定されていることを特徴とする記録用
    紙。
  5. 【請求項5】 印刷装置の用紙供給口より挿入されるべ
    く提供され、前記印刷装置の用紙搬送路中に設けられた
    搬送手段により搬送されつつ印刷手段により印刷される
    記録用紙であって、 前記印刷装置への挿入方向を示すマークと、 前記印刷装置にて印刷されるべき位置が予め設定され且
    つ印刷すべき画像の正立方向が予め定められている印刷
    領域と、 を少なくとも備え、 挿入方向後端と該後端側の前記印刷領域の端部との距離
    が、前記印刷装置の前記搬送手段と前記印刷手段間の距
    離よりも小さく設定されていることを特徴とする記録印
    紙。
  6. 【請求項6】 前記マークは、印刷すべき画像の正立可
    否及び印字位置情報と共に、画像印刷面の裏面側に付さ
    れることを特徴とする請求項4又は5記載の記録用紙。
  7. 【請求項7】 前記正立可否及び印字位置情報は、バー
    コードから成ることを特徴とする請求項4、5又は6記
    載の記録用紙。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002086826A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Canon Inc プリンタ用消耗材収納容器、該容器を用いるプリンタおよびデジタルカメラ
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JP2010069832A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Sinfonia Technology Co Ltd 熱転写プリンタの印刷位置合せ装置、及び熱転写プリンタ
JP2011215470A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Seiko Epson Corp 通信装置、送信機、受信機および画像形成装置
JP2017177345A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 富士ゼロックス株式会社 記録媒体及び画像形成装置

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