JP2000093849A - 薄膜形成ノズル - Google Patents

薄膜形成ノズル

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JP2000093849A
JP2000093849A JP10267544A JP26754498A JP2000093849A JP 2000093849 A JP2000093849 A JP 2000093849A JP 10267544 A JP10267544 A JP 10267544A JP 26754498 A JP26754498 A JP 26754498A JP 2000093849 A JP2000093849 A JP 2000093849A
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JP
Japan
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liquid
thin film
film forming
pair
forming nozzle
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JP10267544A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takasugi
齋 高杉
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全く新規であって、膜厚を制御して所望の領
域に塗膜を形成する。 【解決手段】 所定の圧力で射出された液体を薄膜状に
基板上に薄膜を形成する薄膜形成ノズルにおいて、所定
の圧力に加圧された液体が供給される液溜り部2と、上
記液溜り部2に配設され、上記液溜り部2に供給された
液体を射出する一対の射出ノズル3a,3bとを備え、
これら一対の射出ノズル3a,3bから射出された液体
を互いに衝突させることによって、射出された液体を薄
膜状に延伸させ、基板上に薄膜を形成することを特徴と
する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリント
基板上に形成する保護膜として液体状の樹脂を薄膜状に
形成する際に用いられる薄膜形成ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、プリント基板に対して
は、実装された集積回路等を保護する保護層を形成する
際や防錆剤等を塗布する際に、当該プリント基板上にワ
ニスを薄膜状に形成するマスキング処理が施される。こ
のマスキング処理は、例えば、ワニスを所定の膜厚とな
るように噴霧したり、刷毛等により塗布することにより
行われていた。
【0003】このようにマスキング処理によれば、プリ
ント基板上に、集積回路等を保護する保護層や防錆剤等
を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、上述したように、液体状のワニスを噴霧することに
より塗布する場合、当該ワニスを所望の領域のみに塗布
することが困難であった。すなわち、液体状のワニスを
噴霧するような場合には、塗布対象以外の領域に対して
も当該ワニスが塗布されてしまうようなことがあった。
【0005】また、例えば、上述したように、刷毛等で
液体状のワニスを塗布する場合には、ワニスの塗布厚を
制御することが困難であると同時に、生産性が悪いとい
った問題点があった。
【0006】このように、従来のマスキング処理では、
所望の領域に、所望の膜厚で液体状のワニスを生産性よ
く塗布することができないといった問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、膜厚を制御して所望の領域に塗膜
を形成することのできる全く新規な塗膜形成ノズルを提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決し
た本発明に係る薄膜形成ノズルは、所定の圧力で射出さ
れた液体を薄膜状に基板上に薄膜を形成する薄膜形成ノ
ズルにおいて、所定の圧力に加圧された液体が供給され
る液溜り部と、上記液溜り部に配設され、上記液溜り部
に供給された液体を射出する一対の射出ノズルとを備
え、これら一対の射出ノズルから射出された液体を互い
に衝突させることによって、射出された液体を薄膜状に
延伸させ、基板上に薄膜を形成することを特徴とするも
のである。
【0009】以上のように構成された本発明に係る薄膜
形成ノズルは、所定の圧力で液溜り部に供給された液体
を、一対の射出ノズルから射出させ、これら射出された
液体を互いに衝突させることによって、液体を薄膜状に
延伸させる。すなわち、この薄膜形成ノズルは、液体を
薄膜状にした状態で射出することができる。そして、こ
の薄膜形成ノズルは、薄膜状にした液体を基板上に形成
することにより、当該基板上に所定の厚みで薄膜を形成
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るの薄膜形成ノ
ズルの好ましい実施の形態について図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0011】本実施の形態に示す薄膜形成ノズルは、図
1に示すように、所定の圧力に加圧された液体の流入部
となる供給管1と、この供給管1を介して加圧された液
体が供給される液溜り部2と、この液溜り部2に供給さ
れた液体を射出する一対の射出ノズル3a,3bとを備
えている。また、この塗膜形成ノズルでは、略円筒状に
形成された筐体4内に上述した液溜り部2が形成される
とともに、この筐体4の一方の底面に一対のノズル3
a,3bが形成されている。
【0012】この一対の射出ノズル3a,3bは、例え
ば、円筒状に形成され、一方の端部が筐体4の底面にて
液溜り部2と接続されている。このとき、一対の射出ノ
ズル3a,3bは、一方の端部が所定の間隔をもって液
溜り部2に接続されるとともに、他方の端部が互いに近
接する位置に傾斜して配設されている。言い換えると、
この一対の射出ノズル3a,3bは、筐体4の底面の中
心に向かって傾斜している。
【0013】また、この薄膜形成ノズルは、液溜り部2
内部を上下方向に移動自在に配設されたニードル5を備
えている。このニードル5は、略円柱状に形成され、筐
体4内に填め込まれた環状のパッキン6で移動量を規制
された状態で配設されている。
【0014】一方、この薄膜形成ノズルでは、液溜り部
2内が所定の開口部7が形成された隔壁8によって上下
に仕切られている。そして、この開口部7の開口寸法
は、上述したニードル5よりも小径となっている。この
ため、この開口部7は、ニードル5が下方向に移動され
ると、当該ニードル5の先端部が係止されることとな
る。その結果、隔壁8は、閉塞されて液溜り部2を上下
に分離する。逆に、ニードル5が上方向に移動すると、
隔壁に形成された開口部7が解放され、液溜り部2が上
下一体になる。
【0015】なお、この薄膜形成ノズルでは、図示しな
いが液体供給装置と液溜り部2とが供給管1を介して接
続されている。
【0016】以上のように構成された本実施の形態に示
す薄膜形成ノズルは、図示しない液体供給装置から所定
の圧力に加圧された液体が液溜り部2内に供給され、供
給された液体を一対の射出ノズル3a,3bから所定の
圧力で射出させる。このとき、薄膜形成ノズルでは、一
対の射出ノズル3a,3bが上述したように傾斜してい
るため、それぞれに射出ノズル3a,3bから射出され
た液体は、互いに衝突することになる。
【0017】その結果、この薄膜形成ノズルから射出さ
れる液体は、図2に示すように、薄膜状に延伸された状
態となる。そして、この薄膜形成ノズルは、このよう
に、延伸された状態の液体を被塗布基板上に塗布する。
【0018】また、この薄膜形成ノズルでは、ニードル
5を上方向に移動させることによって、液溜り部2の一
対の射出ノズル3a,3bが接続された部分に加圧され
た液体が供給され、その結果、これら一対の射出ノズル
3a,3bから液体が射出される。これに対して、この
薄膜形成ノズルでは、ニードル5を下方向に移動させる
ことによって、開口部7を閉塞し、液溜り部2の一対の
射出ノズル3a,3bが接続された部分に液体の供給が
停止される。その結果、この薄膜形成ノズルでは、一対
の射出ノズル3a,3bから液体が射出されず、被塗布
物への塗布を停止する。
【0019】このとき、薄膜形成ノズルは、液体に加え
る圧力や一対の射出ノズル3a,3bの断面形状を調節
することにより、液体の延伸状態を調節することができ
る。具体的には、一対の射出ノズル3a,3bから射出
される液体の圧力を高くすることによって、液体を薄く
延伸させることができる。その結果、この薄膜形成ノズ
ルでは、被塗布基板上に比較的薄い薄膜を形成すること
ができる。また、これに対して、一対の射出ノズル3
a,3bから射出される液体の圧力を低くすることによ
って、液体を厚く延伸させることができる。この場合、
薄膜形成ノズルは、比較的厚膜の薄膜を形成することが
できる。
【0020】一方、この薄膜形成ノズルでは、一対の射
出ノズルの3a,3bの断面形状を規定することによっ
て、射出された液体の延伸形状を規定することができ
る。具体的には、図3に示すような円形の開口を有する
一対の射出ノズル3a,3bでは、図4に示すように、
液体を比較的狭い範囲に延伸させることができ、また、
図5に示すような楕円形状の開口を有する一対の射出ノ
ズル3a,3bでは、図6に示すように、液体を比較的
広い範囲に延伸させることができる。
【0021】このように、この薄膜形成ノズルでは、一
対の射出ノズル3a,3bの断面形状を規定することに
よって、液体を所定の形状に延伸させることができる。
このため、この薄膜形成ノズルでは、被塗布基板上の所
望の領域のみに正確に液体を塗布することができる。
【0022】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る薄膜形成ノズルは、一対の射出ノズルから射出され
た液体を互いに衝突させることによって、射出された液
体を薄膜状に延伸させることができる。このため、この
薄膜形成ノズルは、所望の領域に、所望の膜厚で液体を
塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る薄膜形成ノズルの一構成例を示
す薄膜形成ノズルの要部断面図である。
【図2】 図1に示した薄膜形成ノズルから射出された
液体の延伸状態をしめす平面図である。
【図3】 一対の射出ノズルの断面形状を示す要部断面
図である。
【図4】 図3に示す一対の射出ノズルを有する薄膜形
成ノズルを用いた場合の液体の延伸状態を示す平面図で
ある。
【図5】 他の一対の射出ノズルの断面形状を示す要部
断面図である。
【図6】 図5をに示す一対の射出ノズルを有する薄膜
形成ノズルを用いた場合の液体の延伸状態を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 供給管 2 液溜り部 3 射出ノズル 4 筐体 5 ニードル 6 パッキン 7 開口部 8 隔壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の圧力で射出された液体を基板上に
    所定の厚みで塗布する薄膜形成ノズルにおいて、 所定の圧力に加圧された液体が供給される液溜り部と、 上記液溜り部に配設され、上記液溜り部に供給された液
    体を射出する一対の射出ノズルとを備え、 これら一対の射出ノズルから射出された液体を互いに衝
    突させることによって、射出された液体を薄膜状に延伸
    させ、基板上に薄膜を形成することを特徴とする薄膜形
    成ノズル。
  2. 【請求項2】 上記一対の射出ノズルは、液体を射出さ
    せる射出端が互いに所定の角度で対向するように配設さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の薄膜形成ノズル。
  3. 【請求項3】 上記一対の射出ノズルは、液体を射出さ
    せる射出端に向かって次第に近接するように傾斜された
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の薄膜形成
    ノズル
  4. 【請求項4】 上記液溜り部の内部に配設された射出制
    御手段を有し、 上記射出制御手段により上記一対の射出ノズルに対する
    液体の供給を制御することを特徴とする請求項1記載の
    薄膜形成ノズル。
  5. 【請求項5】 上記射出制御手段は、上記基溜まり部の
    内部を上下方向に移動自在に配設され、下方向に配置さ
    れたときに上記一対の射出ノズルへの供給路を閉塞させ
    るニードルであることを特徴とする請求項4記載の薄膜
    形成ノズル。
JP10267544A 1998-09-22 1998-09-22 薄膜形成ノズル Pending JP2000093849A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103506245A (zh) * 2012-06-26 2014-01-15 玛珂系统分析和开发有限公司 用于涂覆部件的方法和扇形射流喷嘴

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103506245A (zh) * 2012-06-26 2014-01-15 玛珂系统分析和开发有限公司 用于涂覆部件的方法和扇形射流喷嘴
JP2014028364A (ja) * 2012-06-26 2014-02-13 Marco Systemanalyse Und Entwicklung Gmbh コンポーネントの塗布方法及び装置

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